12月16日港湾内のメガフロート内の汚染水移送完了。12月24日までに作業船接岸に邪魔なメガフロートを港湾北側に移動完了させる予定。4足歩行ロボットトラブルで中断していた2号機ベント配管付近調査を明日より再開するとのこと。
多核種除去設備 HICの追加落下試験と漏洩時の対応報告。落下3タイプ(HICの遮蔽体一部に突起物が衝突・バランス崩して角を・逆さまに落下)試験結果。漏洩物なかったのは角から落下のみ。運用面を併せて今後も検討するとのこと。
原子炉施設保安規定の変更認可報告。所内共通ディーゼル発電機B系復旧に伴う運用規定の変更申請について、寄生庁から本日12月17日付けで認可された旨のの報告。内容については提出時に説明したので割愛すた。他。
【質疑】
- NHK(メガフロート移動*・HIC追加落下試験*)→
- ニコ(HIC追加落下試験*・政権交代対応)→
- 毎日(冷温停止状態から1年)→
- NHK(柏崎刈羽プール注水対策現況・柏崎5号ウォータロッド曲がり水平展開)→
- ファクタ(今後の注水量変化)
○プラント
○指示・報告
○柏崎刈羽
○その他
■福島第一の状況
○東電石橋:
原子力会見を始める。よろしこ。
○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/12jz5QP
[原子炉および格納容器の状況]
注水は1~3号とも安定。
[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
示した通りで特記はない。
[使用済み燃料プール]
1,2,4号循環冷却システム運転中。3号機は先般から案内の通り現在電源停止(工事)で停止中。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機はタービン建屋から3号機タービン建屋へ13時35分まで移送実施。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に13時43分まで移送実施。6号機タービン建屋から仮設タンクへ15時まで移送実施。
尚、下にポツ。★港湾内にあるメガフロートからの水の移送は先般来行なっていたが、昨日、12月16日16時55分に移送作業を終了。メガフロートの内容物の移送が終了したので、次は港湾の北側の方に移送予定。12月24日に移送を行う予定。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。
■作業報告
★作業関係の予定。明日、18日~19日にかけて所内共通メタクラの母線の停止作業がある。この関係で教養プール冷却が一時停止する予定。
★それから明日からロボットによる2号機のサプレッションチェンバーベント管近辺の調査、再開をする予定だ。
■多核種除去設備 HIC落下試験実施状況(追加試験結果)★★★
2点目「多核種除去設備 HIC落下試験実施状況について PDF http://j.mp/12jySgv 画像 http://j.mp/12jyWwW 」PP資料の3枚もの資料を用意した。
ALPS(多核種除去設備)の試運転に関係してALPSを運転した際に放射性物質を除去するフィルターに相当するもの、HICだが、こちらはカートリッジ式になっており汚れが溜まったら取り替えるということで、
取ったものは貯蔵設備の方に貯蔵する運用をする。12月3日(http://j.mp/12jAsiA / http://j.mp/Vvw0fz )の中長期会議で説明したが、1ページ目。落下試験を行なっている。
落下試験で補強リング付きのHIC について3メートル、4.5メートルの落下試験を行い、結果は2,3ページに。3m、4.5m何れも漏えいがないことを確認している。実際にハンドリングされる高さは4.5mだが、追加試験ということで、
通常の運用の高さ4.5メートルを超える6メートルの試験を行うということで、5ページ目に試験結果。6メートルから落下させたが、落下後も漏洩物がないということで以上がない事を確認している。
で、ここまでが先般、12月3日の中長期対策会議の状況報告(http://j.mp/12jAsiA)の中で説明した内容だ。7ページ以降(http://j.mp/12jySgv)が追加情報になるが、
更に過酷な状況で落下試験を行った場合にどうなるか確認を行った。それが7ページの追加試験(その2)である。
落下したHICの遮蔽体の一部にぶつかるということで、突起物に衝突するというケース。それからその後、突起物に衝突した関係で、体勢が乱れて斜めに落下して角が当たるケース。
それから漫画には書いてないが、ひっくり返って逆さまに落ちるケース。こういった3つのケースをについて落下実験を行った。
8ページに3つの落下ケースを示している。それぞれ底部の斜め落下の場合は結果として漏えいがなかったということで、8ページに写真(http://j.mp/UsTzAS / http://j.mp/UsTDR3)を示しているが、斜め角隅があたったところが凹んでいるが、内容には影響なかった。
それから逆さ落下、9ページの上の段だが、 逆さ落下の場合には損傷が生じたと。それから角のある特記箇所。こちらにぶつかった場合はどうかというと、こちらも損傷があったことがわかっている。
こうした落下試験結果も踏まえ、安全な運用方法について確認、検討した上で使用に入って行きたいと考えているところだ。これが2点目。
■福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可
3点目。★「当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可について http://j.mp/12jyPkN」これ、中身改めて説明することはしないが、表紙一番上。1
0月23日お知らせ済みということで、ディーゼル発電機に関係する記載箇所の変更ということで、幾つかの記載の変更について10月23日に寄生庁に申請をしたということを報告した。
今回の報告はその申請内容が認可されたということであり、12月17日に認可いただいたので、ええ、その旨を連絡するということである。従って10月23日(http://j.mp/UsV3v4)に当方から説明した内容がそのまま了解された趣旨である。説明は割愛する。
私からは以上である。(8分)
■質疑
○NHK横川:
メガフロートだが24日に場所の輸送を始め、終了予定は何日ぐらい?その日のうちに移送場所への移動は終了するのか?
○尾野:
25日に本停留をするということになるので、作業的には一両日掛かるという感じだ。
○NHK横川:
元々港湾の船の出入りができるようにするためという目的があったと思うが、仮に上手くいって25日にメガフロートが動かせて、そこにスペースが出来た場合、底をどういったスケジュールで船とか入ってくる形になるのか?
○尾野:
次にそこに船が入る具体的なスケジュールは承知していないが、今現在、船着場のところにメガフロートがあるという状態になる。
なので、4号機の、あ、失礼。2号機の、あれだな。原子炉建屋のブローアウトパネルの下が開いているが、あそこを閉じるための足場をたちあげていく鋼材の搬入であったりとか、
あるいは4号機から燃料を取り出していくための必要なキャスクや機材の搬入であったり、船を寄りつけないといけない作業をする際に邪魔になるので。
そういう意味でどかす。場所を移動するということなので、空いたら船の輸送プランはあろうかと思うが、それに従い、必要な機材、大型機材の搬入作業を順次進めていきたい、ということになる。
○NHK横川:
わかりました。多核種除去設備の落下テストの追加関係で確認したい。斜めとか、下に色々なものがあった場合にどうなんの、という場合に安全性の確認の上で重要だと思うが、★★★今後の対応のところで、http://j.mp/12jySgv
結果を踏まえて安全な運用方法を検討するとあるが、これはこれ以上の装置というか、例えば補強リングを、前回は普通に落としてみたら割れちゃったので補強リングをやりました、
というある意味装置の改良だったと思うが、今回のテスト結果を踏まえて、装置そのものの改良よりも運用面での改良を検討されているのか、その辺はどのように?
○尾野:★★★
こちらについては、先ず、今回で追加でやった試験はある意味、非常に過酷な条件下での試験と思っている。
で、機材そのものがこういった落下に耐えられるように補強を変えていく考え方も勿論あるし、こういう落ち方をしないような運用上の工夫をしていくやり方もあるので、その両面で検討しているところだ。
○NHK横川:★★★
運用面の方法を検討するとあるが、装置の強化の方向性も一応探る、両面でやるということだな?
○尾野:
えっとお。ま、そうだな。どこまで運用という議論はあるが、例えば釣り方の装置を若干改良してより信頼性、落ち難い吊り方にする、これも運用だが、吊具の一部を変える必要があるだろうし、
そういった運用的なことであったり、あるいは、おっこった場合に、強度の高い補強材に変えるやり方もあるし、どちらも機材という考えもあるが、ま、運用的な面もあるので。
今回の結果をよく咀嚼した上手、どういうやり方がいいのかとか、そういう事を考えて、比較的簡単に変えられるようなもの、方法があれば、勿論それがいいし、
長期的なことを考えて、こういうやり方がいいね、ということもあるかもしれないし。まっ、いずれにせよ、それは当方で考えて対応をとっていくということである。
○NHK横川:★★★
これは実際に運ぶときになって、ある意味どんなに対策をとっても最終的にこういう予想しない形での落下は万が一あり得る中で、漏れることを前提とした周辺の、実際に動かすときの運用の仕方も含めて今は検討されているのか?
○尾野:
そうだな。おっしゃるとおりで、ま、いろんな対策をとっても、最終的にある不幸な状況で漏れましたと。いった時に、回収するための段取りや方法みたいなことが確立していないと困るから、そういったような対策だな。
そういう事も併せて検討している。トータルに考えて作業そのものを手の内に置いた状態で実施できるようにすることが大事だと思っているので、そいうことを考えるということである。
○NHK横川:
ありがとうございます。
○ニコニコ七尾:
今の落下試験の細かいところだが、http://j.mp/12jySgv 3ページ目と6ページ目の筐体のデザインというか、模様が違ったりしているのは、これはどういう意味があるのか?たまたま筐体の表面の、
○尾野:
あ、、はい。これは試験をやるときの目印を付けていたという。
○ニコニコ七尾:
目印?
○尾野:
升目のことを言ってるんですよね?
○ニコニコ七尾:
これはどういう目印?どういう意味の矢印なのか?
○尾野:
おっしゃっているのは、例えば2ページとか3ページの茶色の筐体に書いてある?
○ニコニコ七尾:
はいはい。それもそうだし、
○尾野:
それから黄色と黒の丸印、バツ印?
○ニコニコ七尾:
はいはい。
○尾野:
これは特にどうということはないが、マス目を引いているのは歪んだ格好が見やすいようにとうことだ。
○ニコニコ七尾:
はぁはぁ、なるほどなるほど。
○尾野:
それからよく重心マークみたいなものにも使うが、丸いバツ印。色の塗り分けている。これは落下試験とか衝撃試験の時になんというんすか。
落ちてくるものの動きがわかりやすくなるように印を付けるというようなことがあるので、ま、そういった、あの、単なる作業のための目印だ。
# 球体や円筒形は回転しているかわかりにくいし、映像分析の際に必要なマーカー、ということなのかな。車の衝突実験でよく見るマーク。
○ニコニコ七尾:
ナルホド。わかりました。それと話が変わるが、昨日、政権交代が起こったわけだが、自民党の公約を見ると東電福島第一原発の廃炉に向けた取り組みは、単に事業者に任せるのではなく、国が指導的な役割をはたすことによりより早く、安全着実にすすめるという公約がある。
これですね。当然政権が変わったということで、民主党政権時と関わり方が変わってくるということだと思うが、この廃炉に向けて国が主導的な役割をはたすというのは、東電としてはどういった形の理解を現状しているというのはあるか?
○尾野:
個別の中身についてまだ我々が論評できるほどわかっているかというと、そういう事ではないと思うが、
我々としては福島の1~4についてロードマップを出来るだけ早期に実現していくことのために全力をく尽くしていくことに関しては、今までもこれからも変わらないと思っている。
# 変わるのは原子力改革監視委員会とタスクフォースの政治との距離でしょうな。委員会は万歳三唱したのかな。石破、10年かけてベストミックス議論とほざいてたし。金づる東電に愛娘。原発やめる気ゼロ。ムラの象徴。
○毎日中西:
既に出ていると失礼だが、冷温停止状態1年についてのコメントと、今後の課題みたいな公式的な見解を頂ければと思ってるが。
○尾野:
ええ、冷温停止1年ということで、特別コメントは発表していないが、前回の中長期対策会議の折に、この1年間、冷温停止以降、1年間様々取り組んできたことについて整理して、報告の中でまとめている。
# 冷温停止なのね…
それから、今後の活動の大きな目で見た時の取りまとめのような冊子も併せてとり纏めて出しておられ、おりますので。
まっ、そうしたものを見るとある一定の進歩はしているが、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあって、尚、いっそう力を入れて進めて行かなければいけないことは明らかなので、ま、あの、細かくはご覧頂ければ有難く思う。
○NHK鈴木:
先週の監視委員会の際に配られたことの資料(http://j.mp/UXcQNB)のことで伺っても良いか?
○尾野:
分かる範囲の中で。
○NHK鈴木:
すいませんww
○尾野:
出来ればそちらの当該のところで聞いていただくことがいいかと思うが。
# 詳細な分析専門のNHK鈴木記者。久々。
○NHK鈴木:
じゃあ、わかればで結構だが、各種の事故調提言の中で、御社が今、取り組まれている状況の説明がある中、使用済燃料プールの止水対策ということで既存系統活用とか、消防車の配備、専用注水配管、設置等、今、実施中となっているが、現状、2F、柏崎の使用済燃料プールへの注水の対策の状況は、今どうなっているか?
○尾野:
現状で言うと、先ず柏崎刈羽については、1Fの教訓の反映ということで、消防車の手配であったり、代替の注水手段の準備等々の作業、それから電源強化など、あるいは水源確保のための水源地の整備など、様々、実行しているところである。
で、福島第一、福島第二については、事故後の状況の安定化ということころが、先ず最初にあるハードルなので、現在で言えは、要は冷温停止状態を安定して行うために必要な、
要は電源が仮設になっているような所をできるだけ信頼性の高い電源に変えていくだとか、こういった冷温停止に必要な設備の復旧、メンテナンス、と言う所を順次やっているわけだ。
そうしたことを今進めているところである。まあ、ある意味、そうしたところが先ず先になってくるというところかと思う。ただしぃ、福島側についても、万が一の場合の電源の多様化であったり、つまり高台に電源があったり、消防車が用意できているとか、
こういった1Fで苦労した事々に対する対応というのは取るように準備しており、ま、一応、緊急時安全対策という形で項目を上げて実施しているが、それらについてはひと通りやってあるということだ。
○NHK鈴木:
もし分かればで結構だが、既存のプールへの注水ラインは当然存在すると思うが、専用注水配管の設置等と書かれているが、これは工事とかは今後、どういう形で?既設の炉には、例えば柏崎だと1~7号機全て専用注水ラインを、これ、多分外部からという理解をしているが、付けられる予定とか、その辺は何か?
○尾野:
順次付けていくということで、柏崎などは既に、チョット今、わたし正確に把握していないが、実行する方法で検討に入っているし、一部プラン化がなされていると。
○NHK鈴木:
なるほど。では今、検討というか、実施に向けての、
○尾野:
プールへの専用ラインというのは、ものとしてはあまり難しいものではなく、要は配管がプールまで届いている、
シンプルな配管がひとつ、そこに外部からの注水からの水源が繋げられる、ということが確保できれば出来る事なので、そうしたものを設置するということで準備している。
大体、サギョウテキニハ… ちょっと、スケジュールはあれだが、ま、あの、そういったことの動きは既に具体的にプラン化されているところだ。
○NHK鈴木:★★★
すいません。では、プール絡みで御社は12月12日に公表された柏崎5号機のウォーターロッド曲がりのことだが、
これ、他の号機に関しての水平展開の調査の予定は、今、5号機で曲がりが発見された件で、他の号機では調査する予定はあるか?
○尾野:
現在、調査計画については所管箇所で検討中だ。で、確か年明け1月7日だったと思うが、今後の調査であったり、あるいは我々の活動予定について回答しなければならない時期が指示されている。
なので、その折に、まっ、支持を頂いている内容は確か、今、いっていただいたような原因だとか、ええ、評価をするために必要な確認をしてくださいということと、
それからプラントを運転する前には炉内に入っていて、類似の経歴を持っている燃料については運転前に確認しておいてくれという、大きく二つの指示だったと思うが。それに対する回答を出す必要がある。その折に示せるんじゃないかと思っている。
○NHK鈴木:
では、まだ水平展開で他の号機のプールをされるとか、そういう事はまだ具体的には決まっていないという理解でいいか?
○尾野:
一部、類似燃料の数を確保して、統計的な信頼度を上げていくために、同じユナ経歴の燃料の調査をする必要があるから、他の号機の点検なども出来るところからスタートしているが、そうしたことも含めて全体を通して、
★★★どういう範囲を見ていれば統計的に物が言えるのか、というか、そういう事を考えた上で、最終的に見る範囲を決める必要があるので、そういったような範囲については、最終的に7日までに確定して報告する事になると思うが。
○NHK鈴木:
わかりました。ありがとうございます。
○ファクタ宮嶋:
冷温停止状態から1年だということで伺いたいが、いわゆる1,2,3号機、今、毎時大体5トンぐらい入ってんですよねぇ?年間で何トン入ったかわからないが、これが段々、温度が下がってきてるわけだけど、
来年の今ぐらい、要するに今年1年と来年1年だと注水量はどんな関係で減っていくというか、ある段階から急速に減っていくものなのか、あんまり減らないものなのか。
使用済みの方は抜き出したら、また別なんだろうが、この水の量はここ数年ぐらいでどれぐらい減っていくか、予測みたいなものは出てましたっけ?
○尾野:
えっと、予測は多分先の予測はこうなりますというのはしていないと思うが、注水量自身はおっしゃるとおり、時間が立つに従って燃料の発熱量自身が減ってくるから、減っていくものだ。
ちょっと漫画を書くと、燃料の発熱量は運転している時に、例えばここで運転中で会ったら、運転中を100とすると止めた瞬間で、、
7ぐらいなんすよ。それでえ、指数関数的にどんどんどんどん減ってくるので。ま、1日、2日経つと1%とか、1週間ぐらい経つと0.5%とか、ちょっと今、数字は正確な数字じゃないが、ま、そんな勢いで減っていく。
その後、どんどんどんどん減っていくので、ある意味1年も立ってくると相当減ってくる状況だ。で、現状で言うと元々初期の発災した後で注水システムができてきた頃というのは、1日20トンとかそれぐらい出ていたわけだが、
今は5トンは余裕を持っていれている量だが、ま、5トンも入れていれば十分というぐらいのところだ。発熱量自身は、もう、0.0何%とか、十分小さくなっているわけだが。
一方で一回減ってしまうと、そこからさらに減っていくというのは、小さいものが更に小さくなるということで、水の量にするとそんなには効いてこないということである。
ですから、今の状態から1年後の間で、勿論、発熱量は減っていくが、それが水の量に多少は勿論、効いてくるわけだが、劇的に減っていくことではないと考えている。
で、あの、、季節的な、その、注水される水の温度の冷たい、温かい、の関係だとか、そういうのも注水量が上下するので、ま、こっから先というのは、時間をかけながら徐々に必要量が減っていくんだが、
ま、そんなに、あのう、1年、2年という単位で劇的に減っていくというようなことではなくなってきていると考えている。ただですな。おっしゃっているのは、恐らく、あの、滞留水との関係とかで注水とのバランスが気になるということもひとつあるかと思うが、
原子炉に注水している水そのものは、ある意味、滞留水を淡水化して浄化したものをろに注入して、それがタービン建屋の地下に回ってきて、それをまた汲み上げているので、右のポケットから左のポケットに入れ替えているようなことなので、
全体の滞留水に量を増やしたり、減らしているという関係にはない。ですから、そういう意味では注水量が減っていくこと自身が滞留水の量の関係で、何か影響を与えることはない。
ただ、大きな目でいけば、ロードマップにも出ているとおりだが、原子炉に注水した水がタービン建屋に入って回ってくるような、
大きなループ出回っているものを、例えば原子炉建屋とタービン建屋の間の円が切れれば、原子炉建屋の中で完結して循環が出来るようになると、
タービン建屋の中の水は、いずれ抜いて空にすることが出来る。そうするとタービン建屋の方に入ってくる地下水の目止めなんかも出来るようになってくる、というようなことになるので、だんだんループを小さくしていって、
冷却のために必要なループを小さくしていくことは、あのう、滞留水の増加、ってなものを抑えていったり、滞留水そのものを減らしていくことのために重要なステップになるので、
ええ、ロードマップの中でもそういう事を実現するために必要な技術的な確認事項を一個一個、潰して言ってる最中である。
ま、そんな関係である。
○東電石橋:
他によろしいか?それでは本日の会見はこれで終了。
~ 終了 18時3分(33分)