2012年12月25日火曜日

東電会見 2012.12.25(火)17:30 ~ 第13回 中長期対策会議 運営会議。中期的安全確保の考え方に基づく施設運営計画の変更、及び補正。ほか。

東電会見 2012.12.25(火)17:30 ~ 第13回 中長期対策会議 運営会議。中期的安全確保の考え方に基づく施設運営計画の変更、及び補正。ほか。


【質疑】
  1. 朝日(中長期-ALPS HIC*)→
  2. 朝日(中長期-3DCAD*)→
  3. 木野(WHO提出報告書・作業員アンケート・福島労働局 報告)→
  4. 読売(5,6号機水漏れ*・中長期-TIP*・中長期-遠隔除染技術開発*)→
  5. 木野(福島労働局 報告・自主的避難の精神的損害請求書)

○福島第一プラント

○政府・東京電力中長期対策会議研究開発推進本部

○報告・指示

○その他



■福島第一の状況

○東電石橋:
原子力定例会見をはじめる。

○尾野:
よろしこ。福島第一の状況 http://j.mp/TpfwVQ

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水状況は安定。

[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
何れも特記はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送を実施中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送を実施している。6号機タービン建屋から仮設タンクへ15時まで移送。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。


■5・6号機低レベル滞留水タンク周辺における水漏れ

手元に★★「福島第一原子力発電所5・6号機低レベル滞留水タンク周辺における水漏れについて http://j.mp/TpeGsn 画像 http://j.mp/TpeKIz」という資料を配布した。本日、既に連絡しているところだが、

午前11時4分頃、5,6号機の低レベル滞留水タンクエリアで水漏れがあったということだ。状況としては下に書いてあるが、サンプリング配管より水が漏洩していることを確認。漏れた水の量は1m×1mの範囲で最大10L程度。

放射能量的には4.3E-3Bq/cm3なので、5,6号側の滞留水レベルということで濃いものではなかった。場所は下に現場の概要図が描いてある。

5,6号機側のタービンの水をゼオライトを通して処理した後、処理タンク水の方に貯めて、こちらをゼオライト キレート樹脂等というところを循環しながら綺麗にしていくということだ。

最終的にこの処理タンクからRO装置を通って山水、というの流れになる。丸印が付いているゼオライト キレート吸着塔の中で、PE管化工事ということで、

# 散水してる水が安全であると主張する東電を擁護するために、政府を代表して(したつもり)園田康博政務官が飲んだ水。飲んでからトリチウム入り指摘。ヽ(_ _ |||) 細野氏に仕えたけど今は無職の元ご祝儀 副大臣 (´・ω・)カワイソス

配管をPE菅に取り替えた部分の耐圧漏えい試験を行うということで、水漏れ試験を行ったということだ。

その際に写真があるが、まるで囲んであるという外バルブ(http://j.mp/TpeGsn)と書いてあるところだが、このバルブが完全に閉まっている状態ではなかったということで、

微開の状態であったということで、このバルブ自身は系統から水を抜く時に使うベントラインと呼ばれているラインだが、こちらが完全にしまったなかったということで出口側から出たということで、耐圧漏えい試験の最中だったので直ちに処置をしているというようなことだった。


■1F メガフロート港湾内移動画像

それから、本日の作業で★「福島第一原子力発電所 メガフロート港湾内移動画像 http://j.mp/TpcelB 」メガフロートの移送を昨日から行なっていたが、25日本日、予定通り港の北港の方に繋留を行った。


■1~4号機 中期的安全確保 施設運営計画に係る報告書の変更 / 補正

それから、手元に★「福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書の変更について http://j.mp/TpdZiA 」というペーパーと、

同じようなもので★「「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の補正について http://j.mp/TpdLIr」という2枚のプレスリリースが付いていると思う。

これはいずれの内容もPP資料後ろに施設計画にかかる変更、及び実施計画位かかる補正についてという資料があるので、こちらで説明をしたいと思う。PP資料のほうで何点か修正箇所がある。修正箇所は全部で高目的には4項目ほどある。

先ず福島第一の項目だが、PP資料1ページ下の段。乾式キャスク保管設備へのエリア放射線モニタの設置について、ということで、下に書いているが元々の計画の方、エリア放射線モニタを設置することになっていたが、その仕様が確定したということで、

その仕様を書き込むということで、下のモニター仕様表が関連箇所に入るということである。こ之変更については施設運営計画、実施計画、何れも関係箇所があるので、どちらにも反映する。2ページ、3ページ目。

乾式キャスクの借り保管設備の基礎、及びコンクリートモジュールの再評価、ということで、これは今年の9月頃に乾式貯蔵施設の解析の中で解析誤りがあったということで、関連評価を行い、

評価結果を提出することをしていたことは記憶していると思うが、それらの評価結果について施設運営計画、及び実施計画の方に反映する作業だ。ちょっと思い出しのためにどんな内容だったかということを下の段に書いてあるが、

キャスクモジュールの評価する時、基礎の掛かる力を考えるときに、ひとつのキャスクモジュールを本来、左右に分割し、力を評価し、集計するということをしていたが、裏面、4ページだが、

それが正しいやり方なんだが、4ページの右端にあるようにこの絵で言うと上下に二つに分割し、応力集計をしたということで、

上に乗っているモジュールの総重量は同じだから、結果に大きな影響は与えないが、力がかかる向きの分割の仕方を集計の中で誤っていたということがあった。

で、こちらの結果を計算に反映した上で、施設運営計画の実施計画に映っているが、解析例を5の方に書いているが、

こうした集約の方向を間違っていた結果として9月28日に申請しているスラブC,Dの評価結果は、正しくは右に書いてあるスラブC、Dの評価結果に置き換わるべきであるということである。

で、こちらの方は数字等を見ると項目が色々書いてあるが、判定基準のところは1より小さい印が付いている所、ここが、まあ、判定ということになるが、比べると分かると思うが、今回のほうが小さくなっているもの。

或いはやや大きくなっているものがあるが、大体ほぼ同じような値であるということである。これはある意味、基礎の上に乗っている総重量自身は変わらないで、

集計するときの分割の仕方の違いだけであるということで、大きな事になってない、ということである。

それからぁ、3点目である。一番最後のページだが、★★輸送貯蔵兼用キャスクの安全性ということであり、現状の実施計画には乾式の貯蔵キャスク20基が登録されている。

で、最終的には更に多くのキャスクを登録することになっているが、設計が取りまとまった輸送貯蔵兼用キャスク30基が追記されるということで、

占めて50基を記載する形になる。乾式キャスク、輸送貯蔵兼用キャスク、下の方に簡単にポンチ絵を書いているが、基本的な構造と一緒だが、上の方にスペックを書いてある。貯蔵できる燃料集合体の対数とスペックが異なっている。

4点目だが、下半分。★一時保管エリア9の設置、及び、一時保管エリアA1、A2の乖離遮蔽について、ということで、これ、がれき等の設置をするエリアということで、旧エリアを追加で新設する内容に記述。

それから元々あったA1、A2というエリアだが、そこにおいてあるものに仮遮蔽。これは土のうを上に載せる形になるが、仮遮蔽を行うということなので、そのことを施設運営計画に記述する内容だ。

PP資料の説明は以上であり、それに関連する施設運営計画、それから実施計画、当該箇所の変更を行うということになる。

ちなみに図書自身の変更はこれぐらいの物量になるが、手元にPDFの形で配っているところだ。

# どの資料を説明してるのかさっぱり分からん。HPにそのようなPP 資料は存在していない。中継で会見を見ている人はどうでもナッシングかよ。会見前に資料は出してよ。30分会見早めたのなら、資料も間に合わせるべきでしょうが。


■原子炉建屋の現状の耐震安全性および補強等に関する検討に係る報告

それからぁ、その次だがァ、やはりPPとプレス分があるがぁ、、プレス分でぇぇ ★★「当社福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性および補強等に関する検討に係る報告書の原子力規制委員会への提出について(その1)(追補版)(改訂2) http://j.mp/TpdAN9」というものである。

これは4号機の耐震評価について、提出している報告書の内容を解析を詳細にしたということであり、その結果を伝える内容となっている。PPの方で説明したいと思うが、PP裏表、原子炉建屋のFEM解析のメッシュをイメージしている。

原子炉建屋をこの様なメッシュに分割し、それぞれの温度や或いは応力であったりと、こういうものを評価していくということである。

ま、御存知の通り、メッシュを細かくしていけば行くほど、計算自身は精緻なものになっていく、ということだが、代わりに計算に要する時間は増えていく関係にある。

で、今般、これまで解析していたものよりもメッシュを細かくし、解析のメッシュ密度を高めることを行なっている。漫画で描いているが、壁部の要素を今切り出してくると、ここを厚さ方向に4分割していると言うものを10分割に分割数を増やしたということである。

で、裏面、それにより評価結果自身がどう変わるかということなんだが、分割数を増やしたので細かく見ていくと評価結果はより緻密になっていって、中間の値だな。

細かい分割であれば中間の値で入ってなかったようなところまで数値として出てくるということであり、評価結果の方自身が若干変更になっている。

で、緻密に見ていった関係で、改定前後で応力が一番たっている場所という所も変わっている。こういったようなところで評価結果が変わっているわけだが、

何処を見るかというと、訂正前というところで裕度と書いてある所が、ええ、基準値に対して発生した評価結果の割合を示している。これは1より小さければ良いということである。

で、改定後の方は、検定比ということで言葉をもう少し明確に書いてあるが、意味は同じである。これが1より小さければいいという内容である。

値的に見ていくと、殆ど新しい解析の方は検定比が小さくなっている、つまり、余裕があるということになるわけだが、若干増えているものもあるということだが、

何れにしても1より十分小さい中で、ほぼ同等の結果を得ているということである。こちらについては以上である。

# 3DCG制作していると物理演算を必要とする場合があるんだけど、ポリゴンメッシュが増えると計算に時間が掛かる半面、正確な動作結果が得られる。その経験に比べたら、この絵すごくメッシュが少ないんだけど。こっちはそれっぽく見せる世界だから単純な比較はできないけど。そんなものなのかな。


■政府・東京電力の中長期対策会議 運営会議 第13回 ★★★

それからぁ、手元にかなり厚い資料。政府・東京電力の中長期対策会議 運営会議 第13回が本日行われた。http://j.mp/AlbqNY その内容についてかいつまんで説明したいと思う。

中にはすでにこの会見等で説明している内容も含まれるので、そういったものについては説明を割愛させて頂く。


◎2号機TIP案内管の活用に向けた検討状況について

先ず、下の方にページが打ってあるのでそれで見て頂きたいが、★「2号機TIP案内管の活用に向けた検討状況について http://j.mp/ZxlKpA」ということである。

TIPの案内管の活用検討の経緯ということで、下の段に書いてあるが、2号機の場合でいうと原子炉圧力容器に付いている温度計が故障により数が減ってきていたこともあり、SLC配管から温度計を付けるというようなことを既に実施したわけだ。

で、その検討をしている際に、TIPというのは、これ炉内軽装を入れている配管なんだが、こちらから原子炉圧力容器の方にアクセス出来ないか、という検討も並行して行われていたので、こちらが今後、活用できるかどうか、

ということの確認を引き続きしているという事である。TIPの案内管は全部で4本あるので、これが使用出来る状況にあるというのであれば、今後の活用ということで、可能性が広がってくるということがある。

3ページ目、4ページ目。TIPのライン、これは原子炉の圧力容器から出ててきたところにボール弁という弁があり、ここで原子炉と縁を切っている訳だが、そのボール弁の外側に調査を子なうためのアセンブリを付けるような事を考えているということが

3,4ページ目に書かれている。具体的にどのように付けるか、付けたか、付けるか、ということだが、5ページを見るとTIPボール弁の外側でカットして、そこに新しい隔離弁ユニットを付けるということで、

TIPボール弁を開けた状態でも原子炉と隔離できて窒素を封入したり、あるいはドレンを取ったりする、といった操作ができるバルブユニットを取り付けることを行なっている。

それで、更にめくって参考17ページの上に9とあるが、このバルブユニットの公団の方に様々な機器の送り装置をつけることにより、

このTIP管を使用した調査が行えるようになるということである。最終的にこういった送り装置を付けて炉内の状況を確認する事に用いたいということである。

戻って5ページのところだが、バルブユニットの取り付け自身は今般、無事終了しているということだが、ただし、バルブユニットを付けただけで、このTIP案内管が使えるか、というと、まだそういう状況ではないので、

今後、このTIP案内感が炉内まで無事に通じていて、途中で切れていたり、あるいは詰まっていたりして到達できないことはないか、あるいは狙ったように炉内に通じているかという調査を行い、炉内まで通じていることが確認できれば、利用可能であるという考えになっていくということである。

7ページ目にそのようなことが書いてあるが、弁ユニットの取付まで書いてあるが、今後、その確認をした上で、今後の予定というところだが、

TIP案内管の健全性、計測、破談の有無等を確認した上で、温度計の挿入も含めた炉ない状況の把握を目的としたTIP案内管の活用法について検討していくということである。

これが利用できるようになると、様々な可能性について検討の余地が出てくるということである。これが1点目である。


◎2号機S/Cへの窒素封入の実施について

それから18ページを開くんだ。★「2号機S/Cへの窒素封入の実施について http://j.mp/ZxlKpA」こちらは1号機でサプレッションチェンバーに窒素を封入していってサプレッションチェンバーの中に溜まっている

# 資料ページと一致しないのでご注意を。尾野氏が説明しているのは印刷物に通しで書かれたページ番号なのでPDFのページ数と一致しません。

水素やクリプトンを追い出す作業をやっているということは既に案内しているとおりだが、2号機についても程度の差はあるが、窒素封入によりサプレッションチェンバーから水素やクリプトンを追い出すトライをしましょうということである。

スケジュール的には下の方に書いてあるが、今年度一杯ぐらいにかけてサプレッションチェンバーへの窒素封入ラインを設置し、

年度が明けて4月以降、窒素を封入して追い出す操作にに入るということで、1号機からワンテンポ遅れだが、同じような作業を行いたい、という内容だ。


◎窒素ガス分離装置(C)の新設について

それから ★「窒素ガス分離装置(C)の新設について http://j.mp/ZxlKpA」窒素ガスの分離装置というのは、今、格納容器や炉内に窒素を入れている装置、供給している装置だが、2台あり、ま、2台運転をしているということである。

で、これを1台増やして3台にして3台中2台運転、1台予備、ということで信頼性を上げていくことを考えている、ということのないようだ。細かい内容は割愛する。


◎地下水バイパス実証試験について

★26ページ。「地下水バイパス実証試験について http://j.mp/ZxlKpA」地下水バイパスの実証試験については、先般説明した内容のとおりだ。


◎多核種除去設備 HIC落下時健全性評価の状況について★★★

★28ページ。「多核種除去設備 HIC落下時健全性評価の状況について http://j.mp/ZxlKpA」ということだが、これも先般説明した内容と同じなので、細かい内容は割愛するが、チョットめくって36ページ。

今後の予定のところだけ説明したい。HIC の補強材の改善を試みて、それにより落下時の衝撃荷重により絶えるようなものにしていくことを考えており、補強帯の改造検討を年内に行い、年明け上旬から中旬にかけて、

★★★補強したHICを用いて落下試験を行い、ま、それが良ければ説明の上、ホット試験のほうに入って行きたいと考えているところだ。いずれに下落下試験を実施した上で、その結果を踏まえて寄生庁に説明していくということである。


◎発電所敷地境界線量低減 12月時点の状況報告

39ページ★「発電所敷地境界線量低減 12月時点の状況報告 http://j.mp/ZxlKpA」ということで、敷地協会1mSv/y を守ることの見通しについての説明だが、これについては内容的に特に新しいところはないと思っている。


◎2号機原子炉建屋ブローアウトパネル開口部閉止について

それから4ページ★「2号機原子炉建屋ブローアウトパネル開口部閉止について http://j.mp/ZxlKpA」ということで、下の段の方に2号機のブローアウトパネルが外から見た時に壁面が開いているところを写真で示しているが、

ま、ここを閉じるための作業を行なっているところだ。裏面。現状の工事の進捗状況を写真で示している。ここを閉めるための架台を設置している。

架台は恒久的な架台になるが、一段目を12月13日、2段目を12月18日に取り付けた。完成した暁に空調が行われるダクトも併せて付いて行く、という状況だが、作業的には年度いっぱい掛かる見通し。


◎原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果

44ページ★「原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果 http://j.mp/ZxlKpA」これは毎月やっているが特記事項はない。

# 前回に引き続き、また省略。国費投入で生きてるブラック企業は、国民に対する説明責任をどう考えているのかね。


◎港湾内海水中の放射性物質濃度低減 調査結果及び今後の対応について

それからぁ、47ページ★「港湾内海水中の放射性物質濃度低減 調査結果及び今後の対応について http://j.mp/ZxlKpA」という資料だ。こちらは前回の中長期の時に説明したが、1号機から4号機手前の取水路の開渠付近において、

告示濃度まで十分に下がっていないセシウム濃度が確認されているから、より詳細な測定を行い、今後の検討の方向性を見定める、といった内容だ。裏面。4つほどの確認項目を実施ししている。

(1)はシルトフェンスの交換だが、これは既に前回説明しているので割愛する。
(2)のスクリーンポンプ室内の海水濃度。
それから取水路の開渠部分の海水濃度。地下水の濃度。こういった3つの測定を行い評価をすることになっている。

47ページ下に付近のマップが書かれているが、地下水の濃度については青い丸印で示したスクリーンポンプ質周りの4m版だな。

3箇所で地下水を採取して測定している。これについてはセシウム濃度は検出限界以下であった、ということである。それからスクリーンポンプ室内の濃度。

それから開渠部の濃度をこまめに測定するということを行なっている。で、これらの結果については、先ほど裏面で示した48ページに書いてあるが、スクリーンポンプ室内の濃度というのはスクリーンポンプが4箇所あるが、

どこもゆらぎの範囲内で、そう大きな違いがないということであり、何処か特定のスクリーンポンプ室内の濃度が高いという状況ではなかった。

それから(3)だが開渠の部分の濃度をこまめに取ってみたわけだが、この快挙の中の特定の部分で濃度が高いとか、濃度勾配が顕著にあるとか、こういった状況はないことがわかった。

4点目として地下水の濃度だが、地下水の方もセシウム濃度もNDであったということである。で、そういったことを踏まえ、調査結果に書いてあるが、

要は開渠部分の濃度の下がり方というのが、ある意味囲まれた水の部分ということでおそいということなんだろうが、おそい、ということがあるが、

どこからか供給されている、と、いうような、状況を、示すデータは、ナ なかったと。今回得られてないとうことである。

従って溜り水をどう処置していくかということがポイントになるということで、2の今後の対応ということであるが、

# 供給されているって… ( ゚д゚)ポカーン どこかから高濃度汚染水が漏れている兆候は、といえよ。なんだよ。その供給って。何の話をしているのかと思ったよ。東電辞書を作らないと検索もできない。海洋と繋がっているのに一定濃度で安定。汚染水漏えいは完全に止まった事になってるし…

現在、ゼオライトを使用した海水の循環冷却、あ、失礼。循環型の浄化型の浄化、等を行なっているが、これが十分なキャパや効果を発揮していないということなので、こうした場所における濃度低減のための方法ということについては、

今後、社内外の研究機関等の協力を得て、もう少し効果的な方法がないかどうか、ということについて指導を仰いでいきたいと考えているところである。こちらについては以上だ。


◎3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事

それから55ページ。★「3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 http://j.mp/ZxlKpA」これは先般案内した通り、再開できるということだ。


◎4号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事

★「4号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 http://j.mp/ZxlKpA」4号機はオペブロの作業は12月19日の段階で終了しているので、これからはカバーの建て方工事に入って行く事になっている。


◎3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事水没した鉄骨がれき撤去について

それから、57ページ、★「3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事水没した鉄骨がれき撤去について http://j.mp/ZxlKpA」水没したがれきの撤去については、今ほど言った通り、先般説明した内容なので割愛する。

# 水没じゃねぇだろ。瓦礫鉄骨を不注意で落下させたんでしょうが。事故でしょうが。何水没と一言で済ませてんのさ。


◎2号機原子炉建屋オペレーティングフロアのガンマカメラによる調査について★★

60ページ。ここから先は幾つかの新しい試みについて説明したいと思う。「2号機原子炉建屋オペレーティングフロアのガンマカメラによる調査について http://j.mp/ZxlKpA」ということである。

年明け1月8日から実施しようということだが、日本原子力研究開発機構がγ線を捉えて写真のように映すガンマカメラというのも野を開発している。γ-eyeⅡ というものだ。こちらを使用して2号機のブローアウトパネルの開口部の外に、

ちょうど今、架台を建てかけているので、この課題の上にガンマカメラを設置し、ガンマカメラによりオペブロの線源分布の撮影を行なってみるというトライアルである。

ま、実際に現地でどの程度の写真が取れるか、測定ができるかということは、やった上でわかってくるところではあるが、状況が確認できれば今後の作業に多いに役立つということである。こういった試みを年明け、1月8日に実施する内容。


◎福島第一原子力発電所使用済燃料共用プールにおける使用済燃料外観点検および燃料ラック点検について★★

64ページだが★★「福島第一原子力発電所使用済燃料共用プールにおける使用済燃料外観点検および燃料ラック点検について http://j.mp/ZxlKpA」の話だが、これは先般、説明したとおりだ。


◎レーザスキャン技術を活用した3DCAD化の検証★★

68ページ。これも新しい試みであり★★★「レーザスキャン技術を活用した3DCAD化の検証 http://j.mp/ZxlKpA」という内容だ。これはどういう内容かというと、レーザーを周辺に沢山発生する装置があり、

ある方向に飛ばしたレーザーがどれだけ飛んだところで跳ね返ってくるかというようなことを確認して行くと言うことで、ある一点のセンサーから見た立体的な空間認識というのがレーザー測定されると。

それを複数の場所で行うことにより、空間を立体的に認識するというような技術だ。68ページに漫画的に描いてあるが、レーザースキャンデータでイメージ画像を作ってそれを複数の角度から撮ることで、3DのCADイメージのコンピュータ画像が得られるような技術である。

実際の現場は爆発等の影響で本来、元々の状態と異なっているものもあるので、こうした3D化で実測が出来る事が検証できれば、今後の作業で非常に役立つということで、そういうことが可能かどうかを検証するのが目的である。

★★★作業的にはスキャンデータの取得自身は12月26日、明日、スキャン自身は行うが、その後、コンピュータ内での分析作業などを行なっていく、というような内容になる。

★★★撮影自身はバックポットの上にレーザースキャン装置を取り付けることにより、2号機の建屋内の一部をレーザースキャンするということで実施したいと思っている。


◎研究開発プロジェクト「建屋内遠隔除染技術の開発」における2F実証試験の実施について★★

71ページだが★★「研究開発プロジェクト「建屋内遠隔除染技術の開発」における2F実証試験の実施について http://j.mp/ZxlKpA」ということで、

開発作業は鋭意進めているが、現場における走行実証ということで、福島第二を用いて走行実証試験を行なっていく事を考えている。

72ページ上の段に説明が書いてあるが、高圧水除染装置、あるいはブラスト除染装置。ドライアイスブラスト装置ということで3種類ほどの装置があるが、それぞれについて福島第二で実証試験を行なっていくということで、

これは除染能力を確認する目的ではなく、原子炉建屋という限られた空間の中で指示命令通り、確実に動くであるかどうかとか、走行確認が中心になってくるが、そうした確認を行なっていく。

ちなみに参考までに73ページに高圧除染装置のポンチ絵と写真、それから74ページの上が、ドライアイスブラスト装置の例だ。そのようなものを示した。



◎2号機ベント管下部周辺調査の途中経過及び今後の予定について★★

75ページ★★★「2号機ベント管下部周辺調査の途中経過及び今後の予定について http://j.mp/ZxlKpA」こちらは4足歩行ロボットによる2号機ベント管周辺操作の調査の件だが、こちらについては既に説明している内容なので割愛する。

# またトラブって回収しました程度の報告は、説明したうちに入らんでしょうが。割愛するなよ。で、資料見たらバランス崩した理由、資料に間抜けな説明あり。モックアップはウソ。東芝の4足ロボット様が、階段を登りやすいように鉄板の鉄製の敷物を敷くそうな。人間が。(・ω・ )ナニソレ


◎北側敷地境界線量の年間1mSv未満達成に向けた低減対策★★

81ページ。★★★「北側敷地境界線量の年間1mSv未満達成に向けた低減対策 http://j.mp/ZxlKpA」ということだが、これは先程、施設運営計画で説明した内容とかぶるので割愛する。

資料は体部で駆け足になったが施設運営計画のポイント、あ、失礼。中長期多作会議 運営会議 第13回の内容については以上だ。わたしからは以上だ。

○東電石橋:
それでは質問を受ける。(37分)



■質疑

○朝日こつぼ:
HICの件で教えてほしい。17日に落として一部壊れてしまうということは示したと思うが(http://j.mp/12jySgv)今回の中長期対策会議で新しいのは、じゃあ、何をしたらいいのかという部部分が明らかになったという理解でいいか?

○尾野:
はい。そういうことだ。落下試験の結果、非常に過酷な落とし方をすると、例えば逆さまに落としたとすると壊れてしまうことはわかったので、そうすると逆さまに落とした場合というのは、今作っている補強が聞かない形になっているから、

逆さに落としても補強が聞くような補強改造をしてみようではないかと。いうことをやった上で、確認をして見る流れで考えている。

御存知の通り、多核種除去設備ALPSの本来の機能の確認運転、こちらに入っていくということは、これはこれで非常に対峙なことなので、

そちらの方を進めていくためには、先ず、この落下試験の結果を踏まえた上で、ええ、補強等の改造等によりハンドリングとしての安全性を先ず確保していくと。

運用としての安全を先ず確保していく事をした上で、説明していくことが必要と思っているので。これはできるだけ早急な対応をとって次のステップに進んでいけることが大事だと思っている。

で、またもう一方で、なんというンスかね。補強という形ではなく、まあ、そもそももう少し全体としてハンドリングの裕度があるような造りが別途出来れば、

これはこれでより作業裕度が増えるわけなので、そういう事が出来ないかということの二本立てで考えて以降ということで示している。

でぇ。勿論、二本立ての二本目は非常に時間がかかる内容になるから、先ずは補強というで十分あ運用が確保できるところを目指して検討をすすめるというような状況だ。

○朝日こつぼ:
先に細かい確認だが、その2点目というのは、先ず補強したHICで動かし始め、その上でシステムの信頼度を上げるために、のちのちそういったものに交換していくとを想定しているということか?

えっと、そうですな。私どもとしては、いま、そのような考えでステップを踏んでいきたいと思っているところだ。

○朝日こつぼ:
わかりました。それで今回、HICの強度が確認できない限りは、先ずALPSを動かす、試験運転することも出来ない状況に今あるわけだよね。

○尾野:
えっと、先ず、寄生庁から示された宿題に我々として答えないといけないから、それを答えた上で、これならいいですよとか、ここんとこもう少し工夫して下さい、というやり取りが発生するので、ま、その上で、ということになる。

○朝日こつぼ:
じゃあ、今回のこの中長期対策会議で示された目標というか、ハードル、宿題をこなした上で動かすということで良いか?

○尾野:
えっと。そうだな。中長期対策会議で宿題を示されたと言うよりは、中長期対策会議には寄生庁はメンバーとしては入っていないので。

# ムラ限定な。

ええ、まっ、中長期対策会議で、こういう対応で進めていくという考えで検討をしたと。それを具体的に実施した上で寄生庁に説明し、寄生庁は寄生庁で独立して判断していくので、その判断を受けてALPSの試運転に入っていくようなプロセスを進めたい、と我々としては考えている。

○朝日こつぼ:
できるだけ早急にという話があったかと思うが、その補強強化。これを何時ぐらいまでにやって、その上での確認試験をやって、HOT試験ですか。なんでしたっけ。実際に中に、なんでしたっけ。

○朝日こつぼ:
汚染水を入れてやって見るんでしたっけ?

○尾野:
そうだな。

○朝日こつぼ:
それをやってというスケジュール感。これがどうなりそうかという事と、確認で1点だが、そもそもALPSを何時までに動かしたいという意向だったのかもう一回教えて頂けるか?

○尾野:
これはもう、取らぬ狸の皮算用に既になっているが、今年の9月頃から動かしたいと思っていた。ただし、ご存知のような経緯、経過で現在至っている。

それからぁ、36ページ上の段に、http://j.mp/ZxlKpA 補強体の改造とその確認ということであれば、先ずはこれぐらいで初期の結果が得られるのではないかというような線図を引かせて頂いた。

これ、あの、逆さまに落とした状況で、補強が効きにくい形でいったものが、破損していたので、そういった場合でも補強が聴きやすい状況。

逆に斜めに落としたものは大丈夫だったということなので、補強が一定の効果を上げているということは、これは分かっているので、同じような効果が逆さまに落とした時も得られるように造りを工夫するということだが、

それ自身はそう大きな改造無くできそうだ、ということなので、改造した補強隊による落下試験の方を出来れば1月中に実施して、そのデータを踏まえて次のセッションに入っていく、と考えているところだ。

○朝日こつぼ:
ちょっと技術的な問題かもしれないが、すごく狭い、10cmの角棒でしたっけ。その上にも落としたりもされてましたよね。

こういうところに落とした時ってすごいプレッシャーば掛かるんじゃないかというのは、容易に想像できるが、それでも壊れないようにするのに、例えばどういった方法があるのか教えて頂けるか?

○尾野:
これは今回落下試験をした結果、それぞれの落下モードで、どういうところに無理な力がかかって破損が起こったかということがある程度わかってきた。

そうした場所に無理な力がかからないようにする工夫が出来ればいいわけなので、補強体だとか、作りを層いう形で工夫していくことを考えている。でぇ、ちょっと細かい話になるが、14ページに漫画を示しているが、http://j.mp/ZxlKpA

HICの本体を見ていくと、元々のハンドリングのために胴体部に溝が掘ってあるような場所があり、こうしたところに、そっから破損が起こっていることもわかってきたので、そうしたところが逆に補強体から浮いた形になっていて弱い。

なのでそういうところが補強体とのせり方々の場所と同じようになるように充填剤を入れるとか、こういったようなことにより力のかかり方が全体に均一化する、というような事ができる。こうした様なことも含めて考えていくということである。

まあ、落下試験を行った結果を見ていくと、ええ、まっ、こういうところが、落とし方をした時に、こういう所に無理な力が掛かっているとかまあ、ある意味試験的に分かるので、そこのところをまあできるだけ強くするってんですかね。

# 日本語で話してほしい。

そんなようなことを考えている。

○朝日こつぼ:
十分対応可能と現時点で考えているということか?

○尾野:
えっとおぉ、まぁ、絶対とうことをこの時点で言うことはおかしいと思っているが、ええぇぇ、今、考えているような状況では、ええぇ、改善、改善、改造は出来るだろうということで考えているが、

何れにしても改造した結果を踏まえ、どのぐらい強度や運用の自由度が上がったか、ということなどで判断していくと。それからまあ、一点だけで判断していくというよりは、あのう、ハンドリング全体ですな。

落としちゃった場合の処置だとかあ。或いはそもそも落とさないための工夫であるとか、層いう全体としての工夫もあわせて必要だと思うので。そういう総合的な考えも併せてとっていく必要があると考えている。

○時事中村:
レーザースキャン技術を活用した3D化ですかね。これはゆくゆくは溶け落ちた燃料の場所なんかもある程度分かるようなことが期待できるのか、それともそういう事とは全く別の話なのか?

# 炉内は無理でしょ。サーフェイスをスキャンする技術なのに。

○尾野:
この技術が、まあ、今回、実際に発電所の建屋の中で思ったように活用可能か、という懸賞のために試しにやってみるということなので。

ええぇ、ま、いきなり炉内までどうかというところではないと思っているが。ただ、こういったレーザースキャンによって三次元的なイメージをコンピュータの中に取り込んでいく方法自身は既にある程度確立した技術だ。

なので、まずは建屋の中ではあるが、建屋の中の三次元的な状況というのをCADなり、何なりにコンピュータの中に取り込んで3次元イメージを作ることが出来るようになれば、発電所の中の人がなかなか入りにくい所、こういったところの計測をさせていく事は非常に役に立ってくると思う。

# 建物は図面があるんだから正確に3次元データを作ることは出来るよね。寧ろ散乱した瓦礫の分布状況を把握してコンピュータ内で事前の解体シミュレーションに生かせるかどうか、がポイントじゃないのかな。γカメラの話もあったし。

で、その上でこの装置自身が炉内に入れられるかどうか、というほど小さくはないが、今、炉内にアクセスできるのは細い管を通じて入れられるような、そういうところに限られるので。難しいとは思うが。

ええ、まっ、こういった技術は将来いろんな可能性持っている技術だという意味では、非常に重要な技術の一つだと思っている。

○時事中村:
燃料の場所を特定するのであれば、先程、話しがあったγカメラとかのほうが寧ろ特定しやすいということになるのか?

# レーザースキャンで3次元データ化して、γカメラで撮影した画像を3Dデータにマッピングする。(かどうかしらんけど)今までの単純な平面線量マップからコンピュータ内で立体的な3Dバーチャル空間の線量マップを作ることも出来るのな。

○尾野:
そうだな。燃料と何を見るかという事になると思うが。線量から放射線を出すので、放射線という形で見ていくのであれば、γ線であったり、あるいはそうだな。γ線が一番いいかもしれないが、その他の、非常に燃料は重たいものだから、

様々な研究的にこういう方法があるとか、そういったようなことはいくつか提案されているが、そういった透過性の強い放射線を用いた評価だとか、そういったことがひとつの可能性としてはあるしぃ、それからぁ、後視覚的にどういうふうにあるかっ、てのも、

これもまた実際に作業をする上で大事な情報なので。何れも大事だと思うが、ただ、一足飛びに底まで掴める状況になっているかというと、なっていないが、

先ずは、原子炉建屋の中でもこういった、ようは、実用に供するレベルで実行できるところまでいけば、あのう、その技術はいろんなところで、あのう、応用や役立ち方は広がってくると思う。

○時事中村:
ありがとうございまぁーす。

○フリー木野:
▼以前の話だが、WHOに報告した報告書(http://t.co/SNDvK37t)の関係で教えて頂きたい。甲状腺の等価線量の分布の測定が今年の2月5日までに測定したものとなっている。具体的にはどういう測定をされたのか?

要するに今年になって甲状腺をやっても基本的には出ないと思うが。どういう即手をしてどういう評価方法をしたのか分かっているか?

○尾野:
ちょっと以前のことで今手元にないので、▼また後日確認して話したいと思う。

○フリー木野:
お願いする。▼それからここの報告書に出ている計った甲状腺の人数だが、多分全部で400、500ぐらいか。これはどういう方を測定されたのか?それと測定された時期がいつ頃だったのか。

○尾野:
じゃあ、それも併せて。

○フリー木野:
お願いする。

▼これを測定したのは、全員やったのか、なにかスクリーニングをしてやったのか。ここに初期スクリーニングで20mSvを超えたものを対象としてJAEAで測定していると書いてあるが、一方で上の方にJAEAと放医研で測定したとも書いてある。どちらがどういうふうにやったかもお願いできるか?

○尾野:
えっと、ま、3点というか、2点ですかね。測定に関する詳細確認ということだと思うので。

○フリー木野:
はい。要するにここにある甲状腺分布の詳細の確認だ。▼それから今のWHOので各種別事故線量の分布の表がある。それともうひとつ、、あ、ですな。実効線量への寄与割合という表がある。この見方をどういう意味の説明の意味の数字が書いてあるのか、それも説明頂けると。

○尾野:
わかりました。じゃあ合わせて。

○フリー木野:
▼あと細かいが、先日の作業員のアンケート(http://j.mp/RAOMB1)の件で、僕がいない間に回答を頂いていたらあれだが、下請けの数の回答別、下請けの間に入っている実数はわかったか?

○尾野:
ちょっとまつんだ。えっと、あれだな。▲元請け、、じゃないや。下請けの自分が何次ですかという回答をした人の中で自由記載で描かれた人の人数だな?

○フリー木野:
はい。

○尾野:
▲えっとだな。1711名だ。

○フリー木野:
そうすると、その1171人の方のそれぞれの数、何次受けの実数は出ているんだよね?

○尾野:
それでパーセンテージを説明したので、

○フリー木野:
パーセンテージではなくて実数で教えていただけないか?

○尾野:
実数でか?

○フリー木野:
はい。

○尾野:
★★★えっと、1社目と書いている人が546名。2社目が434名。3社目が420名。4社目がが248名。5社目が51名。6社目が9名。7社目が1名。8社目が1名。9社目が0名。10社目が1名。で。足して1711名だ。

○フリー木野:
10社目というのは、元請けではなく、元請けの一次受けだよね?

○尾野:
そうだ。

○フリー木野:
はい。わかりました。これもその時に質問が出ていたあれだが、アンケートの中で管理委員と作業員と分けているのは、これ、なんだったのか?

○尾野:
えっと、管理員と作業員で分けていたのは、主に現場の管理的な業務を自分が行なっているか、作業を中心に行なっているかということだが、実質的にはその違いを意識した答えにはなってないと思っている。あまり明確な区分けという事ではないということである。

○フリー木野:
そうすると質問の意図は何を確認されようとしたのか?

○尾野:
えっと、主に管理的な業務を行なっている人と、指示を受けて作業している人の差というのを、ええ、階層的に見分けられるかということを意図していたようだが、

実際に答えている方々、あるいは質問を受けた側のほうが、あまり、ええ、その意図を組んでいる様子ではないので、あまり意味のない結果だと思っている。

○フリー木野:
わかりました。これもその時に質問が出ていたが、アンケートは元請け通して配布しているので、そうすると下請けの数がわかるのではないかという話があったと思うが。これは?

○尾野:
確認したが具体的に何社、どれだけに配ったかということは、ええ、明確には分からなかった。

○フリー木野:
そうすると元請けも実際に自社でどれぐらいの数の下請けの数を使っているか分からないということか?

○尾野:
ここの元請けが個別に要は、下請けとして請負契約を結んでいる会社というのは、その、個別にカウントしていけば勿論わかる訳だが、

あのう、、なんというんすかね。複数の元請けで見ていったときに調査の期間も幅もあるし、それぞれの業務によってはA社の元請けのもとで、業務の発注を受けていて、関連する期間の別のタイミングでB社から違う仕事を受けている、ということもあるので。

そうしたラップを除外した形で明確に数をカウントしていくのは、現実には難しかったということで、そういうお願いもしていなかった状況なので、終わったあとからカウントすることは実際にはできなかったということだ。

○フリー木野:
今回、その状況を調べる上で、そういう意味では非常に下請けの数がいくつあるかを描くにするいい機会だったと思うが、コレをもう一回されるということはないのか?

○尾野:
えっとぉ、今のところぉ、特に具体的な検討はしていない。先ずは現状調査をした結果を踏まえ、ある一定の数が出てきているので、コレを踏まえた対応をとっていく事を優先したいと思っている。

○フリー木野:
わかりました。もう一つ確認だが、そのあと、12月14日に厚労省に報告をした、なんでしたっけ。(http://j.mp/UXdta2)長い名前の。

多分、作業の適正化に関する報告書だと思うが、その時に内容が2点あり、一つが労基法15条の労働条件の明示に関してと、もう一点が、恐らく偽装請負の関係で適正を測りなさいよ、という2点だったと思うが、これ、最初に説明を頂いた時に最初の労基法の明示しか説明を頂いてなくて、

★★★2点あるというのは14日になって初めて分かったが、どういう指示書が着ていたのか、原物を配布していただけないか?それと福島労働局に出した報告書も、ああいったパワーポイントの資料ではなく、報告書を配布して頂くことはできないのか?

○尾野:
ご意見として承る。

○フリー木野:
出来ない理由は特に無いと思うが。その辺は如何か?要するにプライバシーでもないし、社内文書でもないと思うので。出来ればきちんとわかりやすい形で配布していただけるとありがたいが。

○尾野:
えっと、まっ、ご意見として承りたい。

○フリー木野:
もし出来ないとしたら、理由の説明もお願いする。

○読売前村:
5,6号機の低レベルの汚染水、滞留水が漏れたところだが(http://j.mp/TpeGsn)漏れた箇所は処理水のタンクとしたに書いてある現場概要図というところだが、ゼオライトとキレートの樹脂塔というのがあると思うが、ここの処理水タンクからゼオライトの方肉途中にある配管、ということでいいか?

○尾野:
えっとお、これは途中の配管と言うよりはゼオライト・キレート樹脂塔と四角でひとつの言葉で書いてあるが、これの中に様々な配管がつながってひとつの設備を構成しているわけで、その中の配管の一部の取替を行なって、その耐圧試験の歳、ということだ。

○読売前村:
基本的に漏れ口はサンプリング配管と呼ばれるところでいいか?

○尾野:
えっと、これは配管の水を抜くための、ま、ベント用のバルブだな。ようは配管を修理したり点検したりする時に、水を抜くために、水抜き用の枝管がついており、その枝管だ。

○読売前村:
そうすると要はゼオライトキレート樹脂塔と呼ばれれているところに張り巡らせている配管の中の一部で、水抜き用の配管から、実はそれが絞られていなくて、底から漏れたと、しうことでいい?

○尾野:
はい。

# 水漏れの原因は蛇口の締め忘れ?

○読売前村:
わかりました。それから中長期のことで幾つかある。2号機でSLC配管で代替温度計設置を成功したと思うが、TIP配管でもその後も作業を続けるというのは。

これとしてはTIP配管から、具体的に温度計は多分入れるんだろうが、他に入れて炉ない状況を把握するものとしては、例えばどういうものを入れるのか?

○尾野:
例えばだな。温度計を入れるということ一つをとっても、これに仮にTIP配管が健全で仲間で入っていった場合、といことなんだが、

(ポンチ絵タイム)えっと、原子炉があって炉心がある。これ、燃料が本来会った場所ということだが、TIP配管というのは、格納容器の外からずっと通ってきて炉の下から、大体炉心があるところまで入ってるんすよ。

で、つまり、炉内のかなり中のほうまで入っている配管だ。で、こういう配管だと、例えば同じ温度計を入れることにしても。ろの下部の辺りに入れて温度を計ることも出来れば、炉の中ほどまで入れて計ることも出来る、という可能性があるので、

この配管が使えた場合に、例えばただ単に温度計で計る、という一次をとっても、情報を取る工夫というのが広がると思っている。ま、そういう意味で、ただ、炉に近いところまで行っていれば、この配管自体が壊れてしまっていて、

それで此処の部分の作業はしたが、これから調べて言ったら仲間で到達してない可能性もこれから、残念でした、ということもあるかもしれないが。仮に使える配管というのが、ここまで使えるぞ、というのがわかってくると、

これはこれで可能性が増えるということだ。ま、そんなようなことがある。何が入れられるかにもよるが、今、この配管の中の状況を確認するためのファイバーカメラだな。を、★作れないか、というようなことをやっている。

で、そうしたもので中を見ていく、ま、この場合は管の中しか見えないわけだが、というようなことも、ま、状況確認のために出来るかもしれない。ということで、あの、ま、まずはこの配管が、使える配管が何本あるか。

どういう状態であるか、ということによって、その先の話は変わって来るが、使えるものがあるということであればあ、そこにい、入れうるセンサーですな。配管の直径は6mmぐらいなんで大きな物入れられないが、

えええぇぇ、検討によっては、あのう、情報の、とり方の工夫ができそうであろう、ということで期待しているということだ。

○読売前村:
前回、そのTIP配管を使ってやろうとした時に、多分水筒圧の関係である程度までは行くんだけど、みたいなことがあったんでしたっけ?なんかそこで断念したということは、その、そもそもTIP配管自体が全滅している、というわけでは全然ない?

○尾野:
まだそこが確定したという事ではないので、ま、今回、あの、ようはTIP配管のこれから本格的な調査ということになるが、

それを行うための前段階に必要なバルブユニットも付けることも出来たし、こういったようなものもSLCの配管の方で実際に温度計を付けるために行なってきた、こと、なども含めた上で、

こういうバルブユニットをつけようということになるわけなので、まあ、あのう、使えると決まったわけではないから、あまり過剰な期待をいだいていただいても困るわけだが、

この中の何本かが使えることが分かればそれをどう利用するか、というのが、次に考えられるということです。

○読売前村:
ちなみにこのTIP配管は全部でざっくり何本ぐらいあるのか?

○尾野:
TIP配管は、あのう、、まっ、プラントのタイプによって違うが、この場合で言うと。元から送り込んで炉内に行くパスとしては4つだ。

それでえ、16ページ下(http://j.mp/ZxlKpA)のところに、本当はTIP配管は送り込んでいった所の炉内のいろんな場所に入れられるように、切り替えて入っていく先が変わるが、

その装置自身は、今、多分壊れていると思うので、ある一つのTIP配管はひとつの行き先にしか行かないことになるが、

恐らく、16ページに示しているABCDの4箇所に繋がる配管があるだろうと。で、この配管が実際に使えるかどうかはこれから調べることになる。

○読売前村:
わかりました。あと細かい話で、建屋内の遠隔除染技術の開発で2Fで実証試験をやる話だが、大きく分けるとその3つの遠隔除染装置ロボットがあると思うが、201212251805 これは3つとも全て製作済みで、全て2Fに搬入とかされていたりするのか?

○尾野:
えっとお、これは物としてはもう出来ていると思う。でえ、向上での能力試験も一方ではしないといけないしい、2Fへの搬入が完了しているかどうかは、私は今押さえいていないが、

1月、年が明けたら中旬から高圧水除染装置などの要は実証試験が始まるので、ええ、そういうところから言えば、ほぼほぼ、動いてるんじゃないのか。

ま、3ページの上の絵で見ると、向上試験を含む装置の制作は1月いっぱいまで線表を非いいてるので。物によっては作業中のものもあろうかと思う。

# 知らなくても憶測で回答してしまう東電スポークスマン。まるで他人ごと。

○東電石橋:
他に質問あるか?

○尾野:
あ、ごめんなさい。わたし、先ほど説明の中で説明を間違えたようだ。サンプリング配管ですな?と聞かれて、いえいえ、ドレン配管だと答えたが、水抜きの配管だと答えているがぁ、ええ、サンプリング用の配管だった。

○フリー木野:
先ほどの12月14日に福島労働局に報告した報告書(http://j.mp/UXdta2)の内容でちょっと確認が出来ればと思うが。【2.所属事業場の確認に係る取組内容】(2)の中で放射線作業員の申請、公布時の確認の最初のところで、

▼構内従事者、それから構内の入構発行申請書の申請書の所属企業名が、今はきちんと所属企業を書くようになっていると思うが、それ以前が三次受けまでの企業名を記載していたという表記があり、

で、それ以降の場合はカッコ書きで記載するように、というのがあるが、三次受けまでを元々記載していたというのは、どういう意味でそういう事になっていたのか?

○尾野:
以前の書き方のフォーマットの話し方だとお思うが、詳細は確認したほうがいいと思うが、以前のフォーマットの中で、欄はあっても所属企業を書く記載欄はなかったので、そういう言ういう意味から所属企業まで書かれることはなかったということで、

そこを直したということだ。三次下請けまで書いていたということは特に、あの、、枠がどうであったかということについては、この場では承知してない。

○フリー木野:
確認だが、所属企業名を書く欄はなかったのではなくて、▼三次下請けまでは書く欄があったわけだよね?

これ、どういうあれなのか?三次受けまで破格が、それ以降は書かないということは、三次下請けまでが正式な入構書が発行されていたという事になるのかなと思うが。その辺はどいうあれなのか?

○尾野:
▼その辺は確認させてくれ。

○フリー木野:
わかりました。これはお願いする。先日伺っていた自主的避難の精神的損害の請求書だが、これは配布いただけないのか?

○東電石橋:
先週渡してないか?まだ渡してないか?

○フリー木野:
はい。

○東電石橋:
わかった。ではあとで渡す。

○フリー木野:
はい。あの、ま、いいや。わかりました。

○東電石橋:
明日の作業について1点連絡。福島第一1号機だが、★原子炉格納容器内の水素濃度が0.1%を下回り安定してきたので、窒素封入を明日一旦停止する。12月7日から連続して窒素封入していたが、明日一旦停止をする予定。以上で終了する。



~ 終了 18時44分(1時間14分)

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