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外部有識者会合 > 敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合
○議題
- 敦賀原子力発電所敷地内破砕帯の追加調査について
【録画】敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 評価会合
主査:島崎委員 事務局担当:小林管理官
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原子力規制委員会:
島﨑 邦彦(原子力規制委員会委員長代理)
田中委員長
外部有識者:
鈴木 康弘 (名古屋大学減災連携研究センター教授)
堤 浩之 (京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻地球物理学教室准教授)
藤本光一郎 (東京学芸大学教育学部准教授)
宮内 崇裕 (千葉大学理学部地球表層科学領域教授)
事務局:
名雪審議官
小林安全規制管理官(地震・津波安全対策担当)
日本原電:
入谷 (他3名)
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前回(11月27日)の調査前 事前会合はこちら
○議事録 / まとめ
○会議資料
- 議事次第【PDF:47KB】
- 日本原子力発電(株)敦賀発電所 敷地内破砕帯の現地調査結果(概要)について(原子力規制委員会)【PDF:4.7MB】
- 敦賀発電所 敷地の地質・地質構造に関する調査(日本原子力発電(株))【PDF:98KB】
- 敦賀原発の破砕帯調査結果(鈴木康弘)【PDF:6.6MB】
- D-1トレンチで観察された堆積物を切る断層(D-0断層と仮称)に関する観察結果と解釈(堤浩之)【PDF:2.2MB】
- 敦賀原子力発電所 敷地内破砕帯について(藤本光一郎)【PDF:2.3MB】
- 浦底断層の全体像と付随する新期断層変位地形(宮内崇裕)【PDF:3.2MB】
○タイムライン
保安院小林:現地調査説明
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日本原電 入谷:活断層ではない主張
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宮内 崇裕:評価 14:43~
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堤 浩之:評価 15:00~
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藤本 光一郎:評価 15:14~
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鈴木 康弘:評価 15:27~
↓
島崎委員:総括 15:51~
■島崎委員:総括 15:51~
○島崎委員:
ありがとうございました。幾つか可能性のあるものが見つかったと私は見ましたが。十数万年ぐらい前まで変形があったことは間違い無いということは多分、みんさん共通していることと、それから横ずれではなかろうか、
ということも多分皆さん共通かと思う。結局はD-1との関係ということが一番問題というか、どれがD-1か、ということも問題なんだがw そういう意味で、もっと調査したほうがいいという意見も勿論おありだと思うが、
現在の段階ではD-1の延長部といいましょうか、D-1の先端部と言ったらいいのか、そういう物と見てもおかしくないという感じも受けたが。そもそも、この浦底断層は東傾斜であり、それに対して破砕帯はみんな西傾斜であり、
こういう関係になってるんですよね。具体的には。(手のゼスチャーカメラ映さず…orz)地図で描くと如何にも両方、マージしてあるように描いてあり、まあ、マージしてある7かもしれないけど、
必ずしも同じ方向のものが分かれていくというのではなく、こうなっているものがこう写るわけで、そんなことがるのかなぁ、と僕は思ってたんですけど。でも、行ってみて本当にあるので、ああ、あるんだな、ということがわかったわけですが、
これがそのままD-1なのかD-0なのか、D-1'なのか、しりませんが、そういった形で続いている可能性があるというような結論でしょうか。あまりきちんとした文章にはなっていないんですが。なにかご意見が更にあれば。
で、その横ずれは、横ずれと逆断層で、それで非常に近いということもあるし、浦底断層の活動にともなって活動したと考えられる。で、その時期は、遅くともといいましょうか、10数万年前頃。ということですね。
その位置としては、いわゆるD-1と呼ばれている破砕帯の位置とほぼ一致しているということと、それから細かいことだが、走行や傾きなんかも、例えば、いくつか、事業者から頂いている資料のD-1のデータがあるが、
その中で、例えば60ページ(http://j.mp/12gqJIT)の所に花崗斑岩と堆積層との間のところで、断層が伸びている方向が、だいたいほぼ南北、N1度Wになっているが、それから西傾斜で傾斜角が82度。
これはこれまでD-1でないかと言われているものにかなり近い伸びの方向と傾斜角になっている。それから先程、藤本さんにお願いしてみて頂いたボーリングコアのうち、83ページ(http://j.mp/12gqJIT)だが、
最もそうかもしれないと言われていた、割れ目の2番目というやつだが、これはN5E80W、西に80度傾斜だから、これも極めて近い。ですからこれといわゆる西ピットの基盤のところに出ている断層が繋がっている可能性が十分あると思う。
それから直接つなっていなくてもステップしていることもあるので、幾つかのD-1の走行傾斜、大体南北に80度ぐらいの傾斜で西に傾斜しているというのは、D-1の特徴なので、この特徴にはよく合っているのではないかと思うので、
D-1の延長、あるいは分岐、その辺はよくわからないが、その先端というか、そういったところが活断層として活動して、しかも浦底断層と同時にずれたと考えられるという用に思うが、そのようなまとめでよろしいでしょうか?
~ 15秒~
あの、ご意見行って下さい。僕が勝手にまとめちゃうと不味いので。はい。
○鈴木先生:
私、先ほどはっきり申し上げたので、他の方のご意見も伺ったほうがいいのかなと思うが、やはり、この破砕帯、H3-a の方もそうだが、
かなり資料を見ていると何本もあって、そういう物が帯状になっている、そういう傾向を持っているので、D-1というのも必ずしも1枚である保障はなく、私がD-1とかD-1'と申し上げた、そういうふうに何枚かあって、そのうち、何枚か市場なたらしいものの活動履歴が非常に重要なのかな、とおもう。
○島崎委員:
はい。ありがとうございます。多分、堤さんも同じ意見かなと思ったが。
○堤先生:
はい。まとめていただいたものと同じ意見です。観察事項で今まで見られているので、唯一もうちょっと見たいなと思うのは、やはり、西側ピットに出ている断層が基盤の上面だけが出ていて、基盤の中での構造というのが今のところ見られていないという。
その部分はもう少し深いところで事業者が言われるD-1破砕帯との関係がどうかとか、その部分の情報は欠けているが、今まで得られているデータの解釈は私は同じ解釈です。
○島崎委員:
はい。ありがとうございます。宮内さんよろしいか?もう一つD-0を考えられたというところが、、
○宮内先生:
海成層の龍騎が説明できるかなと。これは別の調査をすればまた分かることかと思うが。
○島崎委員:
はい。藤本さんは如何か?
○藤本先生:
そうですね。基本的には同じだと思う。さっき、堤さんが仰ったようにもう少し深いところで西側ピットのはしたいとD-1、それから花崗岩期の関係が明らかになれば、もう間違い無いと思うが、その所は確定、100%か、と言われるとちょっと、
○藤本先生:
少し疑問が残ると。
○島崎委員:
はい。ありがとうございます。一応、非常に不十分なまとめ方で、文章んあってなくて非常に申し訳ないが、一応、現在のところの判断というところになるかと思うが。委員長、なにかコメントありましたら。まだ、こんなんじゃな足りないとかですね。w
○田中委員長:
えっと、ありがとございました。委員の先生方の意見は、大体、先ほど、島崎委員がまとめたということで理解させて頂きます。
それで、なかなか、今日、聞いた限りにおいては、これからきちっとまとめて頂きたいと思うが、今のままで再稼働、ということでの安全審査はとても出来ないなと。いう、ふうに、わたしは印象ですが、判断しました。ただ、これは委員会で皆さんからの報告を得た上で決めたいと思うので。
個人の今日、聞かせて頂いた感想としてお取り頂ければと思う。事業者の方も、そういう点で十分に自分たちも納得行くように調査を続けるなら、続けて頂きたいと思うし。よろしくお願いする。どうもありがとうございます。
○島崎委員:
どうもありがとうございました。事務局、文章の形でまとめる必要があるかと思うが。どうしたら良いか?もう一回集まる、あるいはだいたい文章、先程、まあ、私が口頭で申し上げたので、それを皆さんとメールのやりとりをして、
文章を修正する、そういう手続きを踏んでもよろしいか?○保安院小林:
結構かと思う。はい。事業者も一言、二言、ww どうぞ。
○日本原電入谷:
一言、二言だけにする。ちょっと認識が違っているといけないので、確認というか、させて頂きたいが、本日の先生方の意見や趣旨は理解したつもりだ。
ポイントとしては今、我々がD-1といっているものの近くにそういったせん断面があって、それについてもう少し連続性とか、施設の関係、そういったものをきっちり抑える地層があると。
そのため、我々事業者としては、関連した情報を速やかに取得して示していくというふうに、ええ、我々は追加調査を実施していくと。しっかりしてやっていくというふうに理解した。そういった理解で、間違いないでしょうか?
# み、見苦しい… ( ゚д゚)ポカーン
○島崎委員:
はい。私どもは今あるすべてのデータで総合的な判断をこの時点でさせて頂いた。よろしければ事務局から事務連絡をお願いする。
○保安院小林:
先程、島崎委員から案内の通り、もう一度、明日、会議を予定していたが、大体、方向性が提示されたということで、これを文書化し、皆様方にメールベースで。もちろん、公開させていただくが、提示させて頂ければと思う。
ということで、今日の資料は置いたままで結構。持ち帰っても結構なので。私どもから郵送させていただく。また、後で見解案についてはメールベースで皆様方にお知らせしたい。事務局からは以上である。
○島崎委員:
ありがとうございました。以上を持って敦賀発電所破砕帯調査に関する有識者会合 評価会合を閉会する。どうもありがとうございました。
■臨時記者会見 敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 評価会合
○保安院佐藤:
只今より、敦賀発電所敷地内破砕帯調査に関する有識者会合の後の記者会見ということでございます。それでは質問のある方は挙手をして頂き、マイクが届いてから所属と名前を仰ってから質問をお願いしたい。時間の関係もあるので、あまり時間が取れないことはご容赦願いたい。それでは質問のある方。
○NHK岡田:
先ず、島崎委員に伺いたい。今日の評価会合の結果を改めて伺いたい。活断層判断をしたということ。後、それの根拠となる部分についてお答え頂きたい。
○島崎委員:
話はその幾つかに分けて質問されるということか?要するに活断層ということだけということか?
○NHK岡田:
今日の評価会合の結果と、その結果に至った根拠を教えてください。
○島崎委員:
詳しい表現ぶりは、これからメール等で考えるので、ややニュアンス的なものに関しては必ずしも正確ではないところもあることをご承知おき頂きたいと思うが、
いわゆるD-1トレンチと呼ばれている所を掘削したところの中で西のピットと呼ばれている所に現れた断層のズレ、これが恐らく基盤と言われる花崗岩まで達していて、その次代としては10数万年前と考えられると皆さん考えられているということで活断層としていって差し支えない。
それから、ズレは横ズレと逆断層、縦ズレがあって、おそらく浦底断層とよく似た動き。しかも非常に近い所なので、浦底断層の動きにより一緒に動いた。そういう活動であろうということです。
そしてその位置はD-1と呼ばれている破砕帯に非常に近いと言いましょうか、D-1をどのように解釈するかによるんですが、あるいは分岐の一部なのか、本体なのか、その辺は色々解釈がわかれると思うが、D-1破砕帯である可能性がある。ということです。
○NHK岡田:
これはもちろん委員会での判断になると思うが、事実上、これで原子炉直下に活断層が走っていることになるかと思うが、これについて規制委員会というか、島崎委員として、今後の手続きというか、運転再開できなくなると思うが。そのあたりの見解を教えてほしい。
○島崎委員:
これは委員長も言われたとおりであり、現状では、そういったことに至る前の段階であると。そういうところには至らないところの段階であると。そういうふうに言われましたし、私も同じように思っております。
○共同しずめ:
概ね2点お願いする。先ず、藤本先生は確か100%ではないかとおっしゃっていたと思うが、どういうところがまだ100%に足りないとお考えか?
○藤本先生:
はい。浦底、あの、西側ピットのところの破砕帯が、ピットの底では活断層を切っているが、それよりしたのところで、まだどの程度の規模の破砕帯の規模が続くのかわかりません。
それで、西側ピットのそこの所も、地震性滑りが起こったがどうか、調べてみれば分かると思うが、浅い所なので。或いは柔らかい堆積層の中だと、あまりそういう物が明瞭に残らないかもしれない。
そういう意味でもう少し深いところで、そこは確実にその地震性の滑りを起こしたかどうか、そういう事がわかれば、もう100%だと思う。その辺のデータを我々は持っていないと。
○共同しずめ:
定性的にはそこに活断層があるということは言えるんだけども、定量的にどれだけの規模のものがあるか言えない、というような理解でよいか?
○藤本先生:
そういう事でいいと思います。浅いところで、堆積層の中で消えていますけども、それほど規模が大きくなければ地表、あれでも十分地表近くまで来ているわけですけど、地表面に完全に抜けるという、どこかの層との間で活断層がきちっと切れる関係ではないことも十分考えられると思うので、そういう理解でいいと思います。
○共同しずめ:
もう一つは島崎先生に。お話を伺っていると必要な情報として最低限集まっていると聞こえるんですね。で、今後、原電は追加調査するという意思表明をしましたが、まだ、判断する上で足りない情報というのはあるんでしょうか?それとも、それはすでにあるということでいいんでしょうか。
○島崎委員:
今日は、今までに集まっているデータを総合的に判断して、ひとつの判断を下したということだと思います。
○共同しずめ:
つまり、何時までに追加調査をして欲しいとか、ということは原電に対しては求めないわけですね?
○島崎委員:
はい。特に今日は求めておりません。
○共同しずめ:
わかりました。ありがとうございます。
○保安院佐藤:
次の方いらっしゃいますかぁー はぁい!じゃあ、船越さん。
○読売船越:
島崎先生に伺いたい。今の根拠の中で、時代としては10数万年前までと考えられると言ったが、この10数万という数字が出てきた根拠を教えてほしい。
○島崎委員:
これま寧ろ専門家の方にお答えいただいたほうがいいと思うので。堤さんよろしいですか?
○堤先生:
えっと、D-1 トレンチのところに5層という層があり、そこにKTZという9万5000年ぐらい前に振った火山灰が入っています。それで断層はそれよりも下位2~3mのところまで断層の先端が伸びていまして、それは3層と呼ばれる地層です。
その3層と5層の関係は不整合、ちょっと堆積が連続でないような環境を示すところもあるが、大きな時代の堆積の間隙があるようには見えないので、ちょっとザクッとした言い方だが、それで10数万年ぐらい前の堆積物であろうという判断をしています。
○読売船越:
そうすると、それはKTZがあって、そこからあとは長さの関係で相対的に見える、そういう理解か?
○堤先生:
えっと、そういう定量的なものじゃなくって、後はですね。もう一つは下位の地層、2層だとか1層、より基盤に近い方は風化をしていまして、かなり中に含まれているれきが腐っているというか、風化をしています。
それに対して3層はそれほど風化も進んでいなくて、新鮮な様相を呈しているので、祖ほど服るはないであろうということで10数万年、まぁKTZが振った以前、それほど古い時代では、遡らないだろうと判断しました。
○読売船越:
ワカリマシタ 最後1点。そすると、これまでの耐震基準だと、あ、島崎先生にだが、これまでの基準だと12~13万年以降という話だったが、それには拘らずに、10数万年の細かい数字は分からないが、今まで行っていた40万年以内に入るので、これは活断層だ、層いう判断でいいか?
○島崎委員:
はい。そのように考えて頂いて結構です。
○毎日岡田:
島崎先生に伺いたい。西側ピットで見つかったズレは、今おっしゃった年代などの理由で活断層とみなせて、それのD-1、いわゆる2号機直下を走る破砕帯との連続性について、どういう根拠で判断されたのか、教えてほしい。もう一度。
○島崎委員:
D-1はいろんな場所でD-1ではないか、というものがボーリングによって調べられている。で、およそ断層に伸びる方向が南北で西に80度ぐらいで傾斜しているというのが、一般的な傾向です。
それで今回の西のピットの基盤の所を走る断層、傾斜はほとんどそれと同じですし、それからその下にあると思われるボーリングの中の割れ目ですね。
これは一番良く見て頂いた藤本さんが、これではなかろうかと言われているものが、ほぼ同じ南北に伸びて80度西に傾斜していて、位置としても西ピットへ出てくるような割れ目だと考えて良い位置にある。
で、そもそも西ピットの位置がD-1と呼ばれる破砕帯の絵院長に非常に近い、事業者さんがD-1の破砕帯と呼ばれているものから水平距離で8メートルぐらいのところにあるので、
そもそもD-1破砕帯地震が、全て連続した一つの破砕帯なのか、途中で我々はステップと呼ぶが、横に飛んで間があくような形で続いていく、そういうことは断層、破砕帯にはよくありますので、そういったもの。
或いは途中で多少曲がったりすることもあります。そういう事を総合的に判断すると、D-1の延長、あるいはD-1と考えても良い、少なくとも可能性があるというふうに判断できます。
○毎日岡田:
一応確認ですが、その延長部の活断層とみなされているということは、直下の破砕帯も活断層とみなせるということでいいんですよね。
○島崎委員:
はい。層いう可能性が考えられます。
○保安院佐藤:
はい。じゃあ次の方。はぁい!じゃあ!!
○産経蕎麦谷:
ちょっと教えて欲しいが、浦底がぁ、繰り返し動いて最近だと4000年前でしたっけ、そういう1000年単位の動きだが、今回のが10数万年、というちょっと時代には大きなズレがあると思うが。まぁ、必ずしも動くものではないのかもしれないが、その辺の解釈をちょっと教えていただけるか?
○島崎委員:
基本的に毎回浦底と一緒に動くものではないと思う。何回かに一回、お付き合いをしているということですね。それから我々が今、手にしているデータは非常に限られておりまして、
地表に一番近い所に付きまして、今、KTZの2~3mしたということですが、あの膨大なトレンチは全部土をとってしまったわけですね。ですから、我々が見ることが出来ない方向が、実は沢山あるわけです。
で、そういう事も考えあわせて、我々が今、KTZの下に3メートルと言っているのは、ある意味一点を見ているわけになるので、例えばその延長がどうなっていたか、実際、今、空気中になっているわけですね。
そこはどういう形だったかは実際わからないわけで、そういう身では非常に限られたデータということも十分考慮する必要があると思います。
○産経蕎麦谷:
あと、まぁ、それから、原電の方は追加調査もしたいし、或いは今回見つかった断層部分の年代調査をしているということを聞いているが、例えばそれを待ってからも結論は出せるかな、と思うが、それを待たずに今、結論を出してしまうことなノ?
○島崎委員:
今の時点で結論が出せた。こういうことです。
○朝日小池:★★★
島崎先生に。今日、鈴木先生が最後に少し触れていましたが、今回の調査では1号機の下に伸びるD-5やD-6については、見ることが出来なかったが、今回、D-1が動く可能性が非常に高いというか、活断層であるとみなせるという結論で、2号機についてはある程度の方向性が見えたのですが、
1号機の下にあるD-5、D-6 については、今後も調査を続ける形なんでしょうか?それともD-1が動くかもしれないということで、近くにあるD-5、D-6も動くことが合理的に考えられるという事になるのか?そのあたりをよろしくお願いする。
○島崎委員:★★★
我々が調査をするのではなく、原電が調査をするという事で、今後も継続するということであれば、それはそれで結構なことだと思っている。
○朝日小池:
今後続く、今竪穴を掘っていましたが、D-5、D-6 も直接調査をすることが出来るとなれば、その時にはD-5、D-6についても皆さん5名の有識者会合が改めて調査する形になるのか?
○島崎委員:
あの、何時なのかわからないので、なんとも申し上げ用がないところがあるが、必要があれば、我々調査することはやぶさかではない。
# なんか、原電はおとなしくしていたほうが、2号機だけで済む? 直近に活断層影響も含めて先は長い…
○日経かわい:
浦底断層そのものの危険性についても、今回、意見がていたと思うが、島崎先生は浦底断層についてどう判断されているか教えてほしい。
○島崎委員:
そもそも敷地内に活断層があるということがわかっていたら、普通はそこには作らないと思います。
○日経かわい:
えっと、今回どのように活断層があることを判断、その判断の中に浦底断層の活断層の一系の活断層という話があったが、その辺の話を考慮に入れているのか教えてほしい。
○島崎委員:
そうですね。皆さんの判断には一分考慮に入っていることがあると思う。私はそれを考えなくても、という気はしますが、同時に活動したという意味では、やはり非常に大きな断層が横にあり、
しかも非常に近くにあってということを考えると、それにともなって近くにある破砕帯が活動したというのは、非常にありうることなので、そういう意味では、判断のどこかに入っているのかなと思っている。はい。
○日経かわい:
最後の3,4号機の増設計画を日本原電は提出しているが、この立地審査についてはどうされる考えか?
○島崎委員:
それについてはまだ検討してない。
○福井テレビ 相模:
★★★島崎委員長代理に伺いたい。これまで事業者は数ヶ月係って結論が出ていないにもかかわらず、こちらの規制委員会の調査では2日で結論が出たということで、この差が出てくるのはどういうことなのか、ということと、数ヶ月係って結論を出せない事業者の調査に対する意見があれば伺わせてほしい。
# 動かすための結論に必要な物証だけを探してるんだから時間かかるわな。結論ありきの事業者、福島事故に何も学んでいないことを自ら証明する電力事業者。福島を超える取り返しの付かない原発事故が確約されたも同じ事に日本人はいい加減気づくべき。日本に住めなくなる、どれだけの損害が生じると思ってるのか。
○島崎委員:
やはり事業者さんはですね。非常に微妙な立場に、調査をされている方地震が、層いう立場に置かれているんではないかと私は思う。
○福井テレビ 相模:
微妙な立場ということ?もう少し具体的にお願いします。
○島崎委員:
基本的には活断層でないことを証明するために調査を進められているわけですから、その証明ができない限りは、ある意味、調査を続けなければいけない立場になるわけで、それは我々の立場とぜんぜん違う立場になる。
# その調査の過程でこれは活断層だという明確な物証を掴んでいてもですか。これまでも隠そうとしたのではないかと疑われる事があったでしょう。あの原発事故を経験しても尚、その姿勢で取り組んでいるとしたら、、絶対に許せない。
○保安院佐藤:
時間の関係で後一人!はいはい!じゃあ、読売の高田さん。
# 規制委員会の山場。主要メディアのための臨時会見。
○読売高田:
島崎委員長代理と鈴木先生に伺いたい。先ず、島崎先生には今回の調査は多いに比べて早く結論が出たような印象があるが、これは浦底という大きな活断層があったがゆえに早く答えが出たのか、それとも単に原電のデータが高んでに比べて揃っていたから出せたのか、それについて教えてくれないか?
○島崎委員:
原電さんの調査は、非常に多岐にわたって、且つ詳細にされていた。その事に関しては、我々も多分一致して、きちんと調査されている認識があります。
それがある意味、勿論、多いと比較ができないので、ものも違うし、調査手法も違うので、ちょっと比較はできないが、今回の結論がもし、皆さんが早いと言われるのがあれば、私は早いとは思いませんよ。はい。w
私、個人的にはですね。データが揃っていれば皆さん意見が一致するはずなのので、きちっとしたデータがあれば判断が早いと私は思っているので、決してその、2日間の調査で簡単に結論出したのかな、と思われるのは心外だと思います。
きちんとした調査がされていて、きちんとしたデータがあれば、日にちはある意味関係ない。皆さんが一致した結論になるというのが私の思いです。で、お答えとしては、大飯と比べる点はのけておいて頂ければ、事業者さんの調査が行き届いていたということに尽きると思う。
○読売高田:
では、大飯との比較ではなくてですね。今後の東通りや、志賀、"もんじゅ"、美浜、など、まだ調査すべきことが引かているが、これらにくらべて原電は浦底があるから調べ安かったのか、それともそうい事はやはり関係ないのか。
○島崎委員:
基本的には関係ないと。浦底も重要な一部でありますが、基本的にはそれだけではないと思います。地域によってもちろん全て状況は違いますので。どれだけデータが揃っているので、私は一番重要な点だと思う。
○読売高田:
わかりました。ありがとうございます。で、鈴木先生にだが、評価会合の中で過去、昭和55年辺りの資料で、その資料の説明の中で追加調査をしていながら設置許可が出たことについて残念だという発言があった。あの辺り、安全審査に甘さがあったのではないかとか、そういった印象も受けたが、如何か。
○鈴木先生:
私が申し上げたのは、昭和55年8月の資料に、非常に浦底断層が活断層であることを思わせる資料が出ているにも関わらず、その1ヶ月の9月には設置許可が降りた、ということから、十分、そのことが反映できなかったのではないかという思いを持ちました。
ただし、そこは色々と検証しなくてはいけないというふうに思っておりまして、例えば、活断層の基準も当時は5万年という基準でしたから、その時の尺度に合わせれば、まあ、活断層じゃないというふうに言えた、言えると判断されたのかもしれないし、
そもそも、その資料が審査という過程の中で、どの程度反映されたのか、というところには、私も推測しているだけなので、実際の所はよくわかりません。
ただし、本当に1か月後には許可が降りてしまっていて、来のスケッチを見ていたら、やはり活断層だと私どもは思うのに、それがそうならなかった、という事について、当時の審査の仕方がどうだったのかという事については検証されるべきことだなと思っている。
○読売高田:
ありがとうございます。
○保安院佐藤:
はい!以上で会見を終わりたいと思います。
イッテンダケ イッテンダケ
○共同しずめ:(?名乗らず)
今おっしゃったいヶ月後にというのは、一次審査が終わったあれではないかと思うが。82年頃に設置許可が降りているのではないかと思うが。
○鈴木先生:
一次審査。
○共同しずめ:
一次審査ですか。やはり。あっ、わかりました。
○鈴木先生:
正確にわかっておりません。
○保安院佐藤:
はいっ!以上で会見終わり。どうもありがとうございました。