2012年4月17日火曜日

東電会見 2012.4.16(月)18:00~

■東電会見 2012.4.16(月)18:00~

事前メール報告のあった69H2温度上昇の件。電気抵抗が上昇したという事で監視対象から除外に。これで冷温停止状態の根拠である温度を示すHシリーズ残り1つに。下にある支持スカート部1つ併せて残り2つに。

窒素ガス供給停止に伴う1号機HVH温度は14日午前7時の57.4℃をピークに低下傾向に。最新値で本日15日の17時 53.7℃に。先週の金曜日にあった3号機使用済み燃料プールの映像公開。新たに得られた知見なく今後も瓦礫調査継続。

最近続いていた RO装置→濃縮貯水層漏洩(カナフレックスすっぽ抜け)と窒素ガス供給装置停止の原因と対策を一挙報告。他3/16に保安院さまから頂いた指示文書の回答報告(柏崎刈羽の保安規定違反-中央制御室非常用換気空調系)3件報告。

メインは4号機使用済燃料プール取り出しに向けたカバー計画概要と本工事について。質疑もこちらがメイン。他、4号機建屋上部の小型重機設置計画等、作業関連は4号機関連が中心。他、試料内容盛りだくさん。


指示文書 報告

モニタリング



○松本:
4月16日夕刻の会見をはじめる。福島第一の状況。http://bit.ly/JofHoZ [原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系つかって注水冷却中。[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。

2号機 14日の21時頃、圧力容器底部温度の関し温度計135度にある 69H2 の温度上昇率大きく、その後、抵抗測定を計った結果、値が増加していることから計器不良と判断。この計器については保安規定に定める圧力容器温度の監視対象から外し、

参考用に使用している状況。従って下部温度に関しては、現在、45.4℃の記載があるが、これは69H3 という270度方向に付いている温度計ということになる。1号機の格納容器温度について。窒素ガス供給装置が停止して以降、一旦上昇していたが、

14日土曜日の午前中から低下傾向に転じている。本日17時 53.7℃。最高温度は13日23時~14日午前7時にかけての57.4℃が最高温度だった。引き続き監視続けたいと思うが、窒素ガス供給装置が停止する前の50℃弱まで下がってくると考えている。

格納容器の水素ガス濃度だが、1号機についても先週末に0.1%程度まで上昇していたが、次第に下がってきている状況。引き続き様子を観察していきたいと思っている。[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却を続けている。

# 1号機は水素ガス濃度はずっと0%ですた。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]本日、2号機の移送先は14日に切り替えを行なっており、現在、雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を行なっている。3号機も雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を継続実施中。

6号機のタービン建屋から屋外仮設タンクへの移送は本日10~16時の間で実施した。以前、紹介した2号機循環水ポンプの突出弁ピットの溜り水の件。15日から2号機のタービン建屋への移送を行なっている。この間、水を抜きつつコンクリを注入し、

今後、水が溜まらないようにする措置を講じる予定。準備ができ次第おこなう予定だが、今週中にはコンクリートで埋める作業を行う予定。[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオン、サリーでの高濃度汚染水処理を続けている。

[その他]3号機 格納容器ガスサンプリング、原子炉建屋上部、機器ハッチ開口部でのダストサンプリングを行なっている。今後、評価結果を取り纏めて原子炉建屋からの放出放射能量評価に使いたいと思っている。発電所の状況については以上。

先週実施した3号機使用済燃料プールの水中カメラによる点検だが、動画に撮り纏まったので紹介する。電子データでも配布しているが全部で5本ある。http://bit.ly/J0zLhA (上映会 ニコ生時間 00:05~)

1本目だが、プールの比較的浅いところからプール内を見た様子。鉄骨が沈んでいるが、こちらに関しては屋根トラスの鉄骨ではないか推定。屋根の鉄骨が爆発で周囲の支えを失った結果、プールの上に落ちてきたのではないかと考えている。

がれきが積み重なっている状況で、まだ細かい状況まで正確に分かっていない。この辺は鉄骨、トーラスの他にコンクリートの背筋のようなものが映っている。こちらはさらにピット付近からさらに沈めたところであり、使用済燃料ラックを横から眺めている所。

下の方にしましまのものが写っているが、ここがラック。その上にコンクリ片が折り重なっているような所が見えている。時々、手前に引いた時に同様にラックの上にコンクリート片が落ちている所が見える。

映像では分かり難いが、この辺りにハンドルが見えているが、こちらが使用済燃料の燃料ハンドルということになる。(ニコ生00:08~)こちらは少し使用済燃料ラックを斜め上から見た所。ラックの上に少しコンクリ片が積み重なっている所が見える。

左端に少し空間があるが、これは使用済燃料が入っていない空のラックが見えている状況。今画面で言うと右上に少しがれきが乗っかっているが、これが燃料交換きではないかと見ている。燃料交換機の上に更に瓦礫、コンクリ片が載っている状況。

ラックの右側に斜めの筒があるが、これはラックを支えている筋交いのようなものであり、こちらは地震で壊れて斜めになっているものではなく、元々こういうラックの構造になっている。

これはラックが建てに並んでいるが、それを斜めの筋交いのようなもので支えるという事で溶接しているものであり、これは壊れて斜めになっているというわけではない。次。この辺りは燃料交換機のガーターの上に積もっている瓦礫を映した所。次。

これは金曜日に見せた写真(http://bit.ly/HwCn7J)の燃料交換機のレールを走るところの拡大図になる。コの字型になるが、この下にレールが載る、というのが通常の状態になる。次おねがい。

これは燃料交換機を少し斜め上から見たようなところ。現在の段階ではどういう形で燃料交換機が変形しているのかとか、何処に荷重がかかっているのか、という所はまだはっきり分かっていない。

今後、この映像、追加調査等をしながら、実際に燃料交換機の状況を確認していきたいと考えている。本日準備した動画は以上。まだ次回の水中カメラによる点検の具体的な日程は固まっていないが、こういったクローラクレーンで水中カメラを下ろし、

燃料交換機や水中の状態が把握できる事がわかったので、次回、計画を立てて、今後、更に調べていきたいと考えている。

「福島第一原子力発電所4号機燃料取り出し用カバー計画概要と本工事の着手について http://bit.ly/J0Nm8D」という試料の説明。4号機の燃料取り出し用のカバーについては、先月、施設運営計画(その2)の改訂版を公表した際に、

計画の概要については示しているが、いよいよ、建屋物の本体工事に着手することになったので、改めて連絡する。プレス分の下半分に取り出し用カバーのイメージ図を立体的に描いた。原子炉建屋に対して逆L字型にこういった鉄骨構造と、

後、少し薄く灰色で塗っているが、カバーを付けて、この中で使用済燃料をキャスクに詰め込む作業を行うことを考えている。ピンク色の線で描いている所が燃料用取り出し用カバーということになる。

2枚目裏面のページ2 http://bit.ly/J0Oppc 高さ方向で53m、南北方向で69m、東西方向で約31mの大きさがある。下の図2で説明するが、赤い線で囲ってある所がカバーを実際に取り付けて放射性物質の大気への放出を抑制する構造に。

この黄色い部分は建屋の右側、南側にある改良地盤のところで全て支える構造になっており、黄色い鉄骨、カバー本体に関しては原子炉建屋にもたれかからない構造になっている。また、新しく燃料取り替え機を設置するが、それを支えるために、

建屋側には青い線で囲んだ、これもL字型になっているが、燃料取扱機支持用架構というものを設置する予定。このカバーを設置した後は図1で示す絵にあるとおり、ここには換気空調系を専用で設置し、このカバーの中で発生した放射性物質等については、

この換気空調系で引っ張って、監視をするという構造にしている。それから併せて紹介するが、1ページ目カバー計画 概要図。http://bit.ly/HGIOnC ピンク色のところで囲っている右側になるが、

その右側にも雨水侵入ということで、こちらについては簡易的な屋根を取り付けることで現在計画を進めている。4号機原子炉建屋は現在むき出しの状態なので、雨が降った場合には5階から建物の中に侵入し、

最終的には原子炉建屋地下1階に集まってくる構造になっている。原子炉建屋地下1階には高濃度汚染水があるので、汚染水をこれ以上増やさないということで、ここにも薄い対策をきちんとして、雨水が入ってこないようにしたいと考えている。

建屋カバーの計画概要は以上。併せて4号機関係のPP資料を見るんだ。「福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋上部への瓦礫撤去用有人重機の設置について」http://bit.ly/JoeVbn

現在、4号機5階のオペレーティングフロアでがれき撤去を行なっているが、今回、このオペブロに小型重機を乗せて、そこで更に瓦礫撤去を行なっていく事を考えている。1枚目の真ん中に地盤面に設置する重機ということで、

現在は地面から約40m上の建屋の梁や壁を切って取り出している状況だが、今後はオペブロの上に小型重機を乗せて、ピンク色の点線で囲っている範囲の重機(瓦礫)をオペブロ上でも撤去していこうということで考えている。

# 重機を撤去してどうすんねん。

従って重機が乗る予定である原子炉ウェルのところには、青い四角いところがあるが、ここには養生して重機が載せられるようにしたいと思っている。裏面を見るんだ。左の写真2枚は南西面と南面から3月20日に撮った4号機の状況。

その右側に破砕機①と破砕機②がある。こういった重機を原子炉建屋5階のオペレーティングフロアに乗せて破砕瓦礫の撤去を実施していく。4号機の原子炉建屋の状況については以上。

淡水化装置から濃縮貯槽ラインで水が洩れた件でサンプリングを続けているが、昨日(http://bit.ly/JogmH2)と本日(http://bit.ly/Jog5nk)の分析結果が出ているので、併せて確認してくれ。

ガンマ核種 セシウム134/137、それから前ベータの値に関しては検出限界見未満という状況。配布している資料で3つある。これまで福島第一では水処理設備からの漏洩、窒素ガス供給装置の停止、4号機使用済み燃料プールの循環冷却の漏洩があった。

少し資料として取り纏めて説明したいと思っている。★水処理設備の配管の漏洩だが、こちらについては再発防止対策の所を重点的に説明させて頂く。「水処理設備の配管漏えいについて http://bit.ly/JogG8s 」

スライド5を見るんだ。漏洩拡大防止ということで、現在、一般用の排水路に関しては左下の写真にあるとおり、堰を一部作って大量の漏洩があった場合は、ここで食い止めるということを行なっている。

また、右上の今回漏洩した後だが、こういった装置が設置をしている場所のU字溝のところには排水路の出口に土のうを積んで、直接出ていかないような対応を取っている。6ページから具体的な対応状況。

今回問題になったカナフレックスの繋ぎ手の部分について。こちらについてはポリエチレン管の交換を順次進めており、今回漏洩が発生した場所については4月18日までには全てP管への交換が終わる予定。

ポリエチレン管については8ページを見るんだ。ポリエチレン管にも継手はあるが、ポリエチレン管の継手は、このようなポリエチレン管同士の継手という、少し外周の大きな筒で包み込み、加熱施工で溶かして接着させる構造になっている。

金属で言うと溶接に近い会場なので、カナフレックスが外れたというような漏洩の仕方は起こらないのではないかと考えている。今回カナフレックスの継手の構造は9ページにあるが、そういった継手が抜けるということがあったので、

現在10ページにあるような使用中のカナフレックスのホースに関しては、こういった抜け防止金具の設置を続けている。このフランジ継手の右と左に緑色で示したような金具を取り付け、それを番線で引っ張り合う構造にしている。

従ってホースが左側、右側に抜けようとする力をこの金具と番線で受け止めるということで考えている。11~12ページに関しては、以前紹介したが、依然としてカナフッレクスが残っている箇所についても周辺に土のうを積んで、

一般排水路等に流れ込まないような措置を講じている状況だ。★続いて「窒素ガス分離装置(PSA)の停止について(PDF 324KB) http://bit.ly/Joh86L 」という事で2枚の資料。

3月12日以降、これまで4回程、窒素ガス供給装置については停止トラブルが発生している。1ページを見るんだ。3月12日と4月4日の関係に関しては、ほぼダストフィルターの目詰りと原因としては考えているが、4月7日と13日については、

ダストフィルターの目詰りの他、電気的な要因等について調査を進めている状況である。全体のシステムを2ページのところで記載。今回、故障があったのは赤字の点線で書いてあるPSA3とPSA4になる。

バックアップとしてあるその下のPSA5と言うことで高台窒素ガス分離装置というものがあり、この3代が基本的には窒素ガスを格納容器、圧力容器に注入する設備ではあるが、その他、窒素ガスを供給する設備という事では、

その上、幕式窒素分離装置A,B,C という装置があるが、こちらは容量が少し小さいものの、初めて1号機に窒素ガスを封入した時の設備であり、まだ、共用可能ということだ。一番下に共用化ということで欄外にあるが、

処理水のバッファタンクにバブリング用の窒素ガス分離装置が、こちらも60Nm3/hという装置を設置しているので、こちらを分岐して格納容器の方へ送り込むことも可能だ。そういった設備が3ページに有るような所に置いてあるので、

引き続き、停止があっても2時間程度で窒素ガスの封入は再開できると考えている。

★3件目だが「福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プール代替冷却システムの停止について http://bit.ly/JofwKf 」使用済燃料プールの循環冷却が停止した件については、差流量を検出するラインにエア噛み等があり、

指示値が変動したためと推定しているが、併せてこの際に漏洩が2件発生している。2ページ目スライド2。システムが停止した際に、以前、ヒドラジンの注入ポンプが動いていたために、少しずらして書いてあるが、緑色の配管部、

弁③と弁④ラインが、このヒドラジンの注入ポンプで少し加圧状態になったということになる。その際にシュラインのフランジ部の所、それからヒドラジンを注入するラインの逆止弁の所が圧力がかかったために漏洩が発生したと考えている。

写真としては2ページ目に小さい写真。こういったところからフランジ、左側がフランジで右側が逆止弁になる。継手のところから滴下したという状況。トラブルの説明については以上だ。

★本日、保安院さまのほうに報告書1件を提出したので紹介させて頂く。「柏崎刈羽原子力発電所5号機における保安規定違反の調査結果に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について http://bit.ly/HKgqpE」

柏崎5号機だが3月16日に保安規定違反ということで、保安院さまからご指示を頂きまして、その原因究明、再発防止対策を求められていたもののご回答、と言うことになる。調査内容については、添付しているA3版の横の資料を見るんだ。

事象の概要については左側に書いてあるが、いわゆる5号機の中央制御室の換気空調系というものが、下の所に系統概略図としてあるが、そこの所に赤いクモじるしが付いている所が当該のダンパーということで、

トラブル発生時の間に関しては、原子炉のオペブロで使用済燃料、制御棒の移動作業、それから使用済燃料の外観点検という作業を行なっていたので、この中央制御室の非常用換気空調系は機能を維持することが要求されていたが、

その工程の調整、それから作業許可を出したために、この、MCR通常時外気取り入れダンパーB系の点検を誤って実施してしまい、この照射済みの燃料を取り扱っている期間、この非常用換気空調系の弁が閉まらない状態が一時的に発生した状況だ。

原因、対策についてはページ右側。聞取り調査等を行った結果、2つの主な要因、というか誤認があった。2段落目の真ん中にあるが、以下の状況を確認したというところで、先ず、作業計画を立てた保全部門だが、

この通常時外気取り入れダクトに直列に配列される2つの弁のうち、2弁のうち、1弁が動作可能であれば、MCR非常用換気空調系の機能は確保されているということで、誤認したこと、それから当直、作業の許可を出す当直の方だが、

こちらも保安規定第五十七条で要求されるダンパーではないという誤認があったことから、作業の計画する側、それから作業を許可を出す側で、この件に関しては作業を実施しても問題無いという判断を誤ってしたものと考えている。

こういったことの基本的な原因として、最終行にあるとおり五十七条の要求事項が正しく理解されていなかったということに行き着くということになる。従って直接原因を踏まえた対策ということで、その下になるが、(1)と(2)。

保安規定の条文の解釈や運用上の留意事項をまとめた保安規定運用ガイドにおいて、解釈に迷う条文等を関係者感で共有し、最低な手助けとなるように記載内容の充実を図るという事と、もうひとつは保安規定におけるLCO、運転上の制限の逸脱だが、

それに関連する機器の名称を調べることが出来るよう、平成17年11月にこういった検索資料というものがあるが、そこにMCR通常時が生き取り入れダンパーの記載がなかったということで、誤認したということもわかったので、

その資料御改定することで考えている。また、そのA3資料裏面になるが、実際にそういった誤認が起こった背景と言う事で、少し調査を進めているが、背後要因等については、やはりこういったガイドや検査資料があるが、そういったものが作りっぱなしというか、

一旦作って安心してしまって、その後、必要な改善、それから充実ということが行われなかったと言う事と、まあ、そういった取り組みを組織的に出来てなかったと考えている。従ってこういった背後要因についても5番にあるが、

このようなガイド整備、保安規定の確認、審査、といった取り組みをより組織的に実施していきたいと考えている。更にこういったことが安全分館照らしてどうか、というところで、右半分になるが根本原因と根本原因を踏まえた再発防止対策ということで、

やはりそういったガイドの整備に対して(1)(2)で書いている通り、業務実施方法の標準化、あるいは改善点が不十分であった、それから問いかける姿勢が不十分であったと考えている。

これらに対しても引き続きこの品質向上の改善の中で取り組んで参りたいと思っている。なお、この調査結果については、本日、保安院さまに提出させて頂きまして、今後、保安院さまの方で審査が行われるということになる。プラント状況、報告書提出説明は以上だ。

★サンプリング等の結果については、本日も予定通り公表しているが、その中で3月16日~3月31日までの期間の確報版がとり纏まったのでHPに公表している。これまで実施していた速報版であるヨウ素131、セシウム134/137に関しては、

値の変更はみられていない。「当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の確報版について http://bit.ly/HKou4X 」速報版のまま確定ということになる。主要3核種以外のガンマ核種が検出されたところについては、

こちらも併せてHPに公表している。主要3核種以外で検出されたものとしては、3月26日の南放水口で、コバルト60、アンチモン125が検出されている。それから取水口の中の海水だが、

3月16日~19日、21日~23日、3月25日、26日、28日、29日に2号機のシルトフェンスの内側でマンガン54が見つかっている。それから3月16日の1号機タービン建屋サブドレンで銀110M、

3月21日のいわき市北部沖合3kmの海底土からマンガン54、それからロボットで採取した3月21日の2号機の原子炉建屋1階のTIP室での空気のダストだが、こちらで銀110Mとアンチモン125が見つかっている状況だ。

これらについてはこれまでも見つかった核種であるが、コバルト60、マンガン54というものに関しては、腐蝕精製物として放射化したものと考えている。少し長くなったが、本日私からは以上だ。


■質疑

○朝日こん:
3号機使用済み燃料プールの動画だが、熱交換器ははっきりわからなかったが、結局何処に乗っているというか、安定しているのは何処に乗って安定していると考えられるのか?

○松本:
3号機の燃料交換機については、まだ実態としては判明していない。現在は写真、動画で見られた範囲がわかった程度であり、実際にどう変形しているかとか、どこに荷重がかかっているか、というところまではわかっていないので、今後、映像の解析、追加調査のやり方等踏まえて検討したい。

ただ、現時点では、使用済燃料プールの水質と分析結果、それからいわゆる使用済燃料プールの壁面等に傷がついていて、そこから何か水が漏れている兆候はみられていない。

○朝日こん:
まだはっきり分かっていないということが多いと思うが、全体で35トンの重さということなんだが、それが安定するとなると、かなりしっかりとした所で何か安定があるのかなと思うが。例えば燃料ラックの上の部分に載っていた場合、いわゆる燃料に傷を付けず、燃料に直接当たらないで固定されるということもあるか?

○松本:
いや、まあ、あの、使用済燃料プールの中に落ちている状況から見ると、やはり燃料ラック、使用済燃料はラックから少しハンドル部分が突き出しているの出、そのハンドル部分に載っているというか、荷重がかかっているケースはあろうかと思う。

その他、傷というか、割れてはいないと思うが壁面等に何かもたれているということはあろうかと思うが、今のところははっきりしたところまではわかっていない。

○朝日こん:
何かのバランスの関係で下にあると思われる使用済燃料なり、新しい燃料に荷重がかかって、それで燃料が損傷して、その先、危険なことが起こる可能性はあるのか?

○松本:
ハイ。完全に否定できるわけではないが、ハンドルそのものに35トンが集中してかかるということもないし、比較的広い範囲に落ちていると思っているので、そういう意味では一点に集中してなにか壊すということはなかろうと思っている。

○朝日こん:
危険性は完全に否定出来ないといったが、今すぐに荷重を確認するとか、使用済燃料の損傷につながるようなことにならないような応急措置をするような予定はあるのか?

○松本:
今のところ、この点についてなにか対策を講じるのは現場の状況を見て非常に難しいと思っている。従って先ず定期的に実施している水質分析や 後、ライナードレンというが、壁面から漏れてくる水がないか、確認を継続して実施していきたいと思っている。

実際にもう少しカメラ等で内部の方を点検するのと併せて3号機も建屋上部の瓦礫撤去がまもなく進み始めるので、

○松本:
そういった所の工事と併せて撤去計画を作る必要があろうかと思っている。

○朝日こん:
今日の画像からだが、やはり横から見ても荷重や何処に安定性というか、熱交換器が乗っているかという部分ははっきりわからなかった?

○松本:
興味た画像の限りでは、どこに果汁がかかっているかというところまでは見えていない。

○朝日こん:
前の写真でも示して頂いたが、透明度だが下に行って暗いというのは光が入っていないからということか?

○松本:
そう言う理解をしている。3号機は瓦礫に覆われているところが多いので、光としてはあまり入りにくい状況だ。従って今回の調査に関しては、前回は昨年の5月8日だが、あまり、濁りというか透明度の面で何か差があったという状況ではなかった。

○朝日こん:
カメラの前にライトを付けて照らしながら下がっていたというわけではないのか?

○松本:
今回はライトは付いていると思うが。

○朝日こん:
それでも深く7mほど下に行くとかなり暗い状況?

○松本:
そうだな。先に距離があるのでそういった面で問題というか、届かない面があろうかと思っている。要は瓦礫に覆われているので、クレーンから吊るす所が1、2箇所しかない。従って4号機のようにある程度自由に泳げればいろんな場所が見られるが、

○松本:
★吊るした箇所でできるだけ首を振るなり、水深を調整するなり、あるいはズームするしかないので、なかなか思うような所に行きにくい。1件作業の状況で連絡をする。

4月12日に2号機原子炉建屋1階の床の貫通部からトーラス室に内視鏡を入れるということでラバーブーツん点検をしていたが、その際にも貫通部に詰め物があり、内視鏡が入れ難いという事がわかった。

本日、再度詰め物の撤去が出来るかどうか、確認、現場調査を行ったが、やはり固い詰め物があるようであり、単純には行かないと言うことが分かっている。

従って、今回、内視鏡のラバーブーツの詰め物を取り外して内視鏡を入れることに関しては、なかなか難しいと言う事で貫通させるにはどうしたらいいのか、方法から再検討させて頂きたいと考えている。

○フリー木野:
先ほどの動画について。全部で5つあるが、無編集のものは全部で何分ぐらいあるか?

○松本:
この倍ぐらいの約7分ちょっとあると思う。

○フリー木野:
無編集でそれを出して頂けないのか?

○松本:
映像としてはほとんど同じ状況がずっと続いていたのでカットさせて頂いた。画像については準備するように指示をしたいと思う。

○フリー木野:
下のほうが暗いという説明が先ほどあったが、どれぐらい暗いのか様子がちょっとわからないので全部見せて頂ければと思うが。

○松本:
ハイ。準備させる。

○フリー木野:
先ほどの漏えい対策のカナフレックスの水処理設備の配管漏洩だが、(http://bit.ly/JogG8s)4の漏洩箇所の状況のところでいくつか写っている写真は、全部、先日、最期に洩れた時の継手のところか?

○松本:
上の2つが排水路を跨ぐところの3月26日の際の漏洩箇所で、下の2つが矢印でつないでいるが、こちらが4月5日の漏洩時の写真だ。

○フリー木野:
4月5日の写真の右側は何を写しているのか?

○松本:
こちらはまだビニール袋を剥いでいない。少し外れているところの様子を見たという所だ。右手と左手の親指が写っているが、その中に銀色のものがるが、これが接続金具だ。

○フリー木野:
これはここだけ写して何かわかったのか?

○松本:
写したというか外れているということがわかったという写真だ。

○フリー木野:
状況はよくわからない?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
これ以外に写真はないのか?

○松本:
何枚か在ると思うが、現在、確認中だ。

○フリー木野:
もう2週間ぐらい立っているので、そろそろ確認が終わってもいいかなと思うが。

○松本:
ハイ。報告書等の取りまとめもあるので、そちらと併せて準備したいと思っている。

○フリー木野:
これも先日からお願いしているが、例えば、今日出して頂いた4号機のカバーできちんと来年度ぐらいまでの作業計画がバーチャートで出ていたりするが、このように今後の汚染水の処理計画というのを出して頂けないか?これはまだ決まっていないのか?

○松本:
イエ。汚染水の処理計画や水処理の設備設置状況計画等については、毎月月末のいわゆる運営会議に使っている資料に工程表があり、毎月進捗調教、今後の計画についてはバーチャートで公表させて頂いている。

○フリー木野:
今年の秋以降にどうなるか、要するに今のタンクをそのまま設置し続けるのか、あるいは他の方法を取るのか、また、タンクに貯めた汚染水を今後、どのぐらいの期間保管するのかということがまだ出ていないと思うが。

○松本:
まだ未定なので、あの、実際には検討中だが、まだこの中には表現されていない。

○フリー木野:
これはいつ頃までに決めれば、東電は間に合うと考えているのか?

○松本:
何が間に合うと言うことか?

○フリー木野:
要するにそのままの状態でタンクがいっぱいになってしまう前に、他の計画が取れるのであれば、いつ頃までに別の何かの手段を作ると、現状のタンク容量が秋ぐらいまでだと思うが、それを超えると去年の12月みたいに海洋投棄という話が出てくると思うが。それをせずに回避する方法が先ずあるのかどうか。

○松本:
いろんな条件はあると思うが、タンクの増設のリードタイムや、我々が今計画している多核種除去設備の設置工事の進捗状況、あるいは試運転を開始して所定の性能が発揮できるかどうか、というような所を勘案しながら計画を立てる必要があると思っている。

○フリー木野:
その辺が仮にだが、上手く行かなかった場合に最終的、基本的には海洋投棄というのが、今でも代替手段の前提になっているのか?

○松本:
今のところは全く未定だ。

○フリー木野:
未定というのはやるかやらないかはどれぐらい?判断はまだされてない?

○松本:
まだ判断していないし、まだ、出来る見通しもないので、引き続き昨年の年末に約束して頂いた3つの取り組みをきちんとやって行きたいと思っている。

○フリー木野:
その辺は国の方にはどのように報告されているのか?

○松本:
施設運営計画(その3)で示している3つの取組みとか、水処理設備の設備の稼働状況、それから設置工事の進捗状況等については、毎月の運営会議等できちんと説明させて頂いている所だ。

○フリー木野:
毎月の運営会議以外に、今、エネ庁の方に事故対策室があると思うが、それとの定期的な会合は持たれているのか?

○松本:
適宜、事務局ベースでは説明、報告はしている。

○フリー木野:
どれぐらいの頻度で?

○松本:
最低1週間に一回以上行っていると思うが、具体的な取り組みについては不定期な報告等もあり得る。

○フリー木野:
そこでされている会合で出てきた内容に関しては、こちらでは説明頂けないのか?

○松本:
私どもで取り纏めて、その都度説明させて頂いているが。少なくとも毎月1回、運営会議で承認頂いている案件についてはきちんと説明させて頂いている所だ。

○NHK花田:
2号機の温度計について。H3しか今なくなったと思うが、これはジャンクションのスカート近くにある温度計はどれぐらい残っていたのか確認したい。いつも底部の方、たとえ温度計がなくなっても総合的に判断するという話を普段されていると思うが、総合的な判断をもう一度具体的にどうやるのか改めて伺えるか?

○松本:
今回、故障と判断したのが 69H2 というのがあり、この真下にあるのが支持スカートジャンクション部の所で、こちらもF2がある。こちらに関しては、使用しているのは、順番に言うと底部のところの温度はH1が先月というか、2月に故障したもので2が今回の故障。従って3が残っている、使用可能な状況だ。

その下にある指示スカート部のジャンクション部の温度だが、★これは同じくFのシリーズに関しては1が故障と判断しており、参考値扱い。2が関し用に使用。3が故障と判断している。従って圧力容器底部の所でHシリーズで1個、その下にある指示スカート部ジャンクション上部で3つあり、

○松本:
★これもその内の1つで監視している状態になっている。

○NHK花田:
この頻度で行くと夏までに全部底部の御時計が故障することも現実的にないという状況ではないと思うが。これはどういうふうにその場合、温度を評価するのか?そのシミュレーションみたいな、それでどれぐらいきちんとした精度で測れるという、評価とかシミュレーションは行なっているのか?

# 当初、冷温停止状態の根拠としていた圧力容器底部温度計(Hシリーズ)はとうとう残り一つに。その下の離れた所にある支持スカートジャンクション部(Fシリーズ)も残り一つ。世界が笑った利益相反学者による科学的な冷温停止状態、事故収束確認手段が…。


○松本:
ハイ。シミュレーションを行なっているわけではないが、御存知の通り、格納容器の他の点の温度や 圧力容器の少し上にあるノズル温度等がまだあるので、少し、そういった所も併せて総合的に評価する必要があろうかと思っている。

2号機に関しては先月末に格納容器内を直接 内視鏡で見て、格納容器のそこに60cm程水が溜まっていて、その水温が50℃弱であることがはっきり分かっているので、そういう意味では格納容器全体が冷却されていることは言えるのではないかと思っている。

それから一時的に高温の状態、冷却不足が発生して、高温の蒸気が発生したと仮定すると、圧力容器の上部の温度も上がってくるだろうし、現在、格納容器ガス管理システムで引っ張っている気体の中にセシウム等が含まれている量が多くなる徴候が現れるのではないかと考えている。

それからこの低部ヘッドの3箇所と支持スカート部の3箇所に関しては、残っているH3,F2に関しては、これまで比較的、他の4点に比べると安定した推移をしている。

他の4点が壊れるべくして壊れたというふうにはなかなか言いがたいところがあるが、かなり以前からふらつきが多い計器だったので、最終的に故障に至ったんだろうと判断しているが、今回の残っているH3、F2に関しては、これまでも比較的安定的に推移していたので、まあ、ある日、突然壊れてしまうリスクはないとも言えないが、他の計器に比べれば安定していると見ている。

# 他の温度計よりも安定していると言いながらメインの監視対象には使わない。温度計がおかしくなる度に同じような説明を繰り返す。で、今回、突然壊れた69H2。┐(´д`)┌

○NHK花田:
おっしゃるように例えば水温とか、そういった放射性物質の濃度から推測していくこともひとつの手だと思うが、やはり、下部温度は冷温停止状態の根拠になっている主要なものなので、関連性からきちんと評価できるような手法を壊れる前に確立するのもすごく重要ではないかと思うが、そういったことを行う検討はされないのか?

○松本:
もう一つは先日示した代替温度計の挿入計画をきちんとす進めることが一つだろうと思っている。今のところ、まだ具体的にどのジェットポンプ、あるいはSLCの注水ラインのどちらから、どういう形で入れるか、具体的な工事計画は立っていないが、7月には入れたいということで作業を進めていきたいと思っている。

もう一点は前回のH1の時に示したとおり、温度としては直接わからないが、ジェットポンプと再循環ポンプの吸い込み圧のところの圧力差で、いわゆるシュラウドと圧力容器の間にあるアニュラス部の水位がわかるので、

そこにある程度水が溜まっていることがわかれば、圧力容器の底部が沸騰状態にあるということは、類推できると思っている。

○NHK花田:
ジェットポンプとかの大体調査だが、そちらの進行状況はどうなっているのか?

○松本:
そうだな。今、優先順位1番と2番のジェットポンプのB系とSLCの注入ラインをどちらがいいか、比較検討している段階であり、まもなくどちらで行くかというところの計画を、先ず保安院さまに説明したいと思っている。

○NHK花田:
4号機のカバーについて。1号機のカバーを取り付けた時は、大型のクレーンを使って釘を使わないような工事を行なっていたと思うが、今回は概略はわかるが、どういった工事手法を使って行なっていくのか、工事の具体的な進め方を伺えるか?

○松本:
工法としては基本的に同じような工法ではないかと思うが、具体的にどういうふうに鉄骨の建て方をするのか確認させてくれ。基本的にはなんというか、現場以外の小名浜港や物揚場付近で組み立てた後、クレーンで吊り込んで現地で組み立てていく工法になる。

# 以前は模型まで作って説明したのにねぇ。

○NHK花田:
地盤工事を明日から行うということだと思うが、設置完了時期は25年度の福島第二四半期を当たりを目標にしていると考えていいか?

○松本:
ハイ。いわゆる大体の目標は来年25年度の12月には最初の使用済燃料の取り出しを計画しているので、25年度の秋ごろには建屋、燃料取扱装置が現場に来て組み上がる状況を考えている。

○NHK花田:
保安院の技術的知見の意見聴取会で、この前、4号機のカバーが審議されていたような記憶があるが、その時、耐震性の話が出えていたと思うが、これは地震荷重建築基準法の地震力1.5倍ということは、最終的にこれで行くということで保安院と話が付いているとうことで良いか?

○松本:
燃料取り扱い装置と言う事での耐震B、クラスの設計と言うことになる。(http://bit.ly/J0Oppc)1ページ目にSs基準値振動で、なんといいますか、建屋とか使用済燃料プール、ラックには快適な影響を与えない、要は崩れて原子炉建屋にのしかかるとか、★あるいは釣っているキャスクが基準値振動Ssでおっことすことがないような設計はする事になっている。

○NHK花田:
★基準値振動 Ssと検知基準法の1.5倍の比較がこれを見る限り分からないが、要は建築基準法の地震力の1.5倍まではカバーは破損しないで、基準値振動Ssレベル…

○松本:
破損しないで機能を維持できると考えている。

○NHK花田:
なるほど。Ssのレベルになったら、これは崩れる可能性もあるということか?

○松本:
壊れるかもしれないが、その際に建屋に寄りかかるとか、つってるキャスクを落とすことがないようにするということになる。

○NHK花田:
1.5倍のガルとSsのガルはわかるか?

○松本:
確認する。

○ファクタ宮嶋:
この4号機のカバー設置工事だが、これの元請けは多分、鹿島とかスパーゼネコンだと思うが、発注額は大体どれぐらいのコストを見積もっているのか?可能であれば概数を。もう一点は今年ではなく来年、燃料取扱の設置工事が書いてあるが、

模擬の絵も書いてあるが、これは新しくそれのための、なにか新しいものを設計して作るようなものになるのか、これ自体はまだどういう、まだ燃料が溶けているかもしれない、わからないと思うが。これの基本設計は全く出来てないと思うが。

この施設自体も有人なのか、無人なのか、無人でやらざる追えないものなのか、その辺は間だわからないと思うが、どのような装置を考えているのか聞きたい。

○松本:
はい。具体的な契約金額につきましては申し訳ございませんが、回答は控えさせて頂きますけれども、どの企業さんが工事をやるのかにつきましては、日立ニュークリアさんと、いわゆるカバーそのものを作るゼネコンさんは竹中工務店他、

# ナニこの丁寧な受け答え。前から気になってるんだけど、どうも松本氏は宮嶋さんが生理的に苦手のよう。普段は相手方のある事だから公開はできないの一言で一蹴なのに。ファクタ宮嶋記者が質問する時は気に留めておこう。厳しいオトンにでも似てるんでそか。

○松本:
JVを構成して工事実施致します。それから機器の設計の状況だが、現在、このカバー鉄骨とか、いわゆる構造物の設計と制作を順次進めている段階。ここに載っている2ページ目の絵で言うと、http://bit.ly/J0Oppc

燃料取扱機については、今まである燃料取り扱いきをほぼ踏襲するような形で設計を進めて使用したいと思っている。なにか特別の燃料交換機と言うよりも今ある技術を応用する形になる。ただし、瓦礫等が沈んでいる状況なので、

燃料支持をするマニュピレーターというか、手を伸ばしている先に様々なアタッチメントを付けて、何かそういった作業をできるようにするという条件はあろうかと思う。それから有人化無人化という話だが、基本的には有人になる。

4号機は比較的線量が少ないので、燃料取り替え機、それからこの絵で言うとクレーン操作に関しては有人で今考えている。全自動で行えれば良いわけだが、イレギュラーなことが発生することもあると、人が付いている設計ではないかと思っている。

○ファクタ宮嶋:
★発注額はしょうがないと思うが、これは一応、私、わすれちゃったが、燃料と取り出して何処に持っていくのか、まだ決まってないんですよね。

○松本:
はい。使用済燃料は今現在、4号機の西側にある使用済燃料共用プールがある。そこの燃料を大体半分ぐらいキャスクに詰めて敷地内に保管する。その空いたスペースに4号機から使用済燃料を取り出して、そこのプールに保管する計画だ。

○ファクタ宮嶋:
4号機は世界的に注目されている作業だと思うが、これを最終的に何年かごに取り出して終わるのは何時ぐらいかでているか?全くわからないですよね。それは。

○松本:
はい。今のところ、25年の年末に最初の一体目を取り出すことで計画をしているが、1500体ちょっとの燃料を全部取り出すのが何時になるのかという時期については、まだ見通しておりません。

○ファクタ宮嶋:
そのためのコストというのは、大体どれぐらい?1000億とか2000億とか。そう言うオーダーで分かっていることはないか?無制限にかかるわけではないと思うが、大体どれぐらいのコストでこれは安心を確保できるとお考えか?

○松本:
具体的な金額はなかなか申し上げられないが、燃料取り出し等、必要な金額の手当については、既に四半期決算の中で手当は行なっている。★4号機については最終的に使用済燃料を全部取り出すことは見通せているので、その費用については見積済みでございます。

○寺澤:
明日の作業予定。原子炉格納容器ガス管理システム関連。明日、2号機でPCVガスサンプリングを実施する予定。ガスバイアル瓶による未臨海の確認だ。滞留水移送関係。2号機は本日同様、循環水の突出弁ピットから2号機タービン建屋への移送を実施する予定。

3号機。高温焼却炉建屋ヘの移送を明日停止する予定。6号機タービン建屋から屋外仮設タンクへの移送は明日も実施する予定。水処理関係。キュリオンHベッセル2塔を交換し、サリーはベッセル交換予定ない。以上で本日の会見を終了する。

○東電:
最期に申し上げたキュリオンのHベッセル2塔交換、明日予定というところだが、本日交換を実施しているのがHベッセル2塔だ。明日はベッセルの交換予定はない。以上だ。



~ 終了 19時6分

東電サイトを検索

政府・東電 統合会見議事録から検索

規制庁・経産省・文科省から検索