2012年4月17日火曜日

平成24年4月16日(月) 経産省 保安院 定例ブリーフィング~「南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高について」 中部電力から本日報告あり、他、東電 保安規定違反報告聴取の結果

平成24年4月16日(月)16時15分 ~ 経産省 保安院 定例ブリーフィング(1時間1分)

3月31日の中央防災会議で示された浜岡原発前面海域の津波試算が福島事故を前提した津波高 18m を 3m を上まった事に関して、保安院が4月4日に対して中部電力に影響評価に出した指示文書の報告が本日、経産省・保安院に提出。

今回のブリーフィングは中部電力が提出した報告文書が中心に。指示文書を出した経緯説明は、4月4日の保安院ブリーフィング参照(南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高の影響評価及び対策の報告を指示)







○森山対策監:
本日は福島第一以外で2種類報告がある。中部電力からの報告と東電柏崎5号機の報告だ。福島第一プラント状況から説明する。先週末からのトラブル関係。窒素供給装置の件。4/13午前1時4分頃、圧縮機故障警報がでて窒素供給装置が停止した。

これについては同日午前3時46分に窒素供給を再開。この窒素供給装置に関してはこれまで数回、特に最近、続けて停止してる。3/12、4/4、4/7、今回の4/13。特に気象条件が悪く目詰り等があったが、今回は必ずしも原因ははっきりしていない。

電気系、フィルター目詰りの可能性があり、当面の対応として電気系については圧縮機のモーターはインバータで制御しているので、インバータを取り替えて調査したり、やはり目詰りということもあるので、点検計画というものをもう少ししっかり検討する、といったことを中心に検討を進めている。窒素封入は以上。4月14日に2号機の温度計が上昇したということだ。

2号機圧力容器底部を測定している温度計の一つが20時に53.8℃だったものが、21時に59.9℃と言う事で6℃程度上昇。その後、直流抵抗を測定した結果、異常ではないかという判断に。

現在、この温度計を監視対象外ということで監視用計器から除外した。その他、温度計、ガス管理システム等については異常無いという事で、全体としての冷却には異常ないと考えている。

# 冷温停止のとする根拠が、残り僅かに。(2つ?)強調するのは冷温停止状態。

この温度計の問題は大変重要な問題と認識しており、保安院からこれまでも指示をしており、東電において代替温度計を7月中までには設置する方向で順次作業を進めている。温度計については毎月、信頼性を評価して保安院に報告してもらう対応も取っている。

先般、この温度計や窒素問題も含め、中長期的な信頼性向上と言うことで今、検討を求めている。5月11日までには検討結果が出てくるということなので、その中長期的な対応の中でもしっかり見ていきたいと思う。

その他の状況だが、1号機は特に異常はない。2号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送している。トレンチで水たまりが見つかった件。以前、何度も報告しているが、昨日から2号機の循環水ピットの水をタービン建屋に移送する作業を開始している。

これは以前、移送した所、再度、水がまた溜まってしまったということで検討した結果、地下水であろうと言うことで判断しており、まだ保安院としての正式な評価は今取りまとめている所だが、トレンチの水をできるだけ早く移送するということが大事なので、昨日からタービン建屋に移送をしている。その後、モルタル充填をしてピットそのものを水がたまらないようにすると言うことである。

3号機についても今後、移送を検討しているが、水を抜いた後、水の漏れ込みが早いということもあるので、どういう形で止水をするか、と言うことを今検討している状況である。

3号機についてはタービン建屋の水を高温焼却炉建屋に移送を継続している状況。その他、パラメータ。原子炉注水状況は特に変わりない。本日11時現在、1号機 給水系 4.8、CS系 1.7m3/h、2号機 給水系 2.7 CS系 6m3/h、3号機 給水系1.8、CS系 5.2m3/h。格納容器水素濃度 1号機で先週、少し水素濃度が上がった。12日には0.1%まで上がっていたが、その後、低下している。

本日 A系 0.02%、B系 0.04%。一時的に水素濃度が上昇した原因は分かっていない。2号機 A系 0.2%、B系 0.19%。3号機 A系 0.21%、B系 0.19%。使用済燃料プール水温1~4号機順に 16℃ 17℃ 16.9℃ 25℃。福島第一関係は以上。

その他2つの報告。柏崎5号機について。本日報告があったばかりなので、これからしっかりと確認をしていくが、経緯を申し上げる。3月2日に元々報告を受けていた件だ。柏崎5号機は定期検査中だが、定期検査中に燃料?作業を行うわけだが、


使用済燃料の作業を行う際には中央制御室の非常用の空調系2系列動作可能であることが求められているが、これが1系列が停止していた。すぐに動作できない状況であったとうことで保安規定順守に反するということで原因と対策を求めていた。

本日、原因と対策が出てきて、手元に概要があるが、今後、この内容については確認をしていくが、この概要の2ポツにあるが、直接的な原因としては保全部門、当直長含めて認識を誤認していたと。

ダンパーというが、非常時に外部と遮断する装置が2台ないと行けないことに対して、誤認をしていたといったことが、色々言われている。それに対する対策、その手順などの対策を取るということだが、これについては、本日提出されたばかりなので内容をよく確認していく。

もう一つは★中部電力からの報告。本件については4月2日に中央防災会議が公表した津波の高さに対する影響と言うことを評価するように指示をしていた。


これも本日頂いたばかりなので、これから内容をよく精査していくが、1枚めくると概要があり、この中部電力浜岡原子力発電所については、21m、現在、中央防災会議で21mという津波だという評価だが、これに対しては高所、高い所に配備している資機材だけが使用可能だという前提で評価が行われているということである。

万一、冷却機能が喪失して、注水できないといった場合に、表に書かれているが、燃料上部が露出するまでに5号機で一番時間的に短いのが5号機で6日間となっている。ここに達するまでに緊急安全対策で配備した可搬式の動力ポンプで、これで代替注水冷却を行うという事である。

使用済燃料プールも同様だ。そのような報告であり、これも本日、先程受け取ったばかりなので、内容を厳格に確認していく。なお、浜岡原子力発電所の津波については、この緊急安全対策問題だけでなく、そもそもの津波評価というのがある。

これについては別途意見聴取会を開催しているので、また、意見聴取会を開いて引き続き、といいますか、しっかりと検討していきたいと考えている。私からの説明は以上だ。質問があればよろしくお願いする。


■質疑

○毎日岡田:
浜岡の提出された報告書について。保安院として評価はどのような体制で評価していくのか?

○森山対策監:
体制といいますか、これまで緊急安全対策を検討してきたチームで、当然確認をしていく。

○毎日岡田:
外部から専門家を招いて、意見聴取会とか、そういったことはしない?

○森山対策監:
今のところ、そこまで予定していないが、内容的に必要であれば専門家の意見を聞くことはあるかもしれない。これまで緊急安全対策で確認して来ていることに対して、今回の事象に対してどうかということなので、先ずは保安院の方でできるだけ早く、速やかに角煮をしていきたいと考えている。

○毎日岡田:
だいたい確認にどれぐらいかかりそうか?

○森山対策監:
今日、頂いたばかりなのでわからない。

○毎日岡田:
今月中には終わりそうか?

○森山対策監:
なんとも申し上げられない。

○共同岡坂:
今現在ある情報は敷地前面で21mという単純な数字しかなくて、今後、10kmメッシュの数値を得て、更に評価をしていくというふうに中部電力は言っているが、保安院としては今回の評価と今後、どういうふうな評価を求めていくスケジュール感なのか?

○森山対策監:
現在、意見聴取会で津波の問題も検討することにしている。中央防災会議知恵の検討状況も踏まえながらということだが、当然、中央防災会議から今回の評価データなどもできるだけ入手しながら、それから、昨年の地震津波の教訓、知見もあるので、

そこは保安院としても、専門家の意見も聞きながら、どういうふうな津波というものを浜岡原子力発電所において想定すべきなのか、といったことも含めて検討していきたいと思う。

○共同岡坂:
対策の中で一番関心が高いのは防潮堤だと思うが、これに関しては保安院都市でどういう認識なのか?つまり今回の評価やこれから先の評価によってさらに積み増しをする必要があるのか無いのか、ということだが。

○森山対策監:
ま、あの、安全委員会でですね。耐震、津波の指針の見直し案が示されている。その中では浸水しない敷地高まで浸水しないことを基本とする、たしかそういった表現だったと考えている。

従って、今後、あの、その、指針をどういう風に規制に取り入れていくかという事は、勿論あるが、当然、あの、津波が侵入しないとうことが、ですね。確認出来れば、その指針の条件をクリアしている、ということであるが、

あの、指針そのものがですね。あの、同等の、あるいはそれ以上の対応が取られれば、必ずしも、ひとつひとつの指針の文言に、なんと言いますか、変わらないということも、あるので、それ以外の対策を取られるかどうかは、それは事業者の考え方だ。

# つまり、指針に従わなくても、保安院が同等判断すれば、必ずしも指針道理ではなくてもいいのだと言うことを強調したい保安院。

当然、浸水しないような、観点からすると、その、今の高さ、防潮堤ですね。足りないと。12mを前提すれば、そういう事になる。

○共同岡坂:
確認だが、今回の指示は今、停止した状態で1年経過した状態での崩壊熱を前提したのものということでいいか?運転中の想定を含めてた指示ではなかったということですか?

○森山対策監:
開くかでも緊急安全対策といいますか、今の状態に対する状況ですね。はい。

○共同岡坂:
わかりました。ありがとうございます。

○朝日小池:
今の質問に関連するが、例えば、仮に中部電力が今作っている18メートルの防潮壁を3m積み増そうとしたときに、そう言ったことは技術的に可能だったりするのか?過去にそう言う事例はこちらで把握されているか?

○森山対策監:
あのう、そこはまだ、あのう、保安院として評価はして、おりません。あの、現在、あの、検討されているものがですね。どの程度の強度なのか、というものも必ずしもまだ把握していないが、いずれにしても先ずは、保安院として、そもそも21mはですね。

十分なのかどうかと。特に昨年の津波の教訓は様々な歩調のものが重なったとかですね。あるので、そこはしっかり見ていく必要がある。その上でのこととなると思う。

# 防潮堤の話をするよりも、先に津波評価が妥当かどうかを考える必要があると。安全側にたってと口癖の保安院ですが、追い詰められると毎回、そもそもその前提は正しいのか、とう話に軌道修正。

○朝日小池:
21mで十分と?今聴き取れなかったが。

○森山対策監:
はい。21mというのではですね。現時点での中央防災会議での評価結果であり、これから更に中央防災会議の方でもですね。メッシュを小さくして評価をすると。

そうすると当然高さが変わってくることはあり得る訳です。それから保安院としても昨年の津波の知見等ことも踏まえながら、どういうふうな津波高さを考えるべきかと。これは耐震指針、今現在、天引きなども見直されているところではあるが、

あのう、保安院としても同評価すべきかということに対して、意見聴取会で検討して頂きたいと考えている。従って当然変わりうるということだ。

○朝日小池:
21m以上になる可能性も否定出来ない?

○森山対策監:
否定出来ない。今の段階では。

○朝日小池:
今後、そうした津波高さが出て、中長期的な防潮壁が出来た時に、その強度に関しても、当然保安院の方で確認していくことで宜しいか?

○森山対策監:
あの、これまでも意見聴取会でも波力の問題については検討してきているので、それは何らかの確認は必要だと考える。

○朝日小池:
わかりました。ありがとうございます。

○毎日岡田:
この内閣府の検討会で、今回は50mメッシュの推計だが、その50mメッシュのデータに基づいて津波の高さをシミュレーションされるのか?

○森山対策監:
それは、あの、先ずですね。保安院としてどういう手法でこの津波を評価するかということを先ず検討しないといけない。そのひとつの材料として、当然中央防災会議の結果ということは重要だが、これまでも原子力安全基盤機構でもですね。

津波のシミュレーションをしてきているので、そこはよく、専門家の意見を聞きながら、先ず検討したいと考え散る。

○毎日岡田:
50mメッシュのデータを下に津波の高さをシミュレーションさせるのか、今後出る10mメッシュの評価データに基づいてシミュレーションを整理するのか、そこはまだ、これから意見聴取会で検討するということか?

○森山対策監:
当然シミュレーションのですね。妥当性を見ていく必要がある。これまでも津波評価を幾つかやってきているが、

# 保安院が出来てから、これまでの保安院の行動から、また何らかの根回して、防潮堤で津波が防げない結論が出る前に潰すんだろう。こういう組織ですから。

○森山対策監:
あの、どの程度のメッシュまでやるべきかは、まさに専門家の意見を聞きながらであるが、前面海域の海底地形とか、それは詳細に、なんと言いますか、ああ、考慮した形での評価になるだろうと思う。

○毎日岡田:
確認だが、何れにしても50mにしろ10mメッシュにしろ、シミュレーションは支持をするのか?

○森山対策監:
そもそも耐震といいますか、バックチェックの中で津波の評価をすることになっているので、それはシミュレーションするのは当然。元々求めているとお考え下さい。

○毎日岡田:
そうすると今回出してきた報告書について、保安院として妥当性を判断して、その後にそう言う詳細の津波シミュレーションを事業者に出してもらう、という順番になるのか?

○森山対策監:
あのう、今回の、本日の報告は、あくまでも現在状態、プラントのですね。状態に対してどうかと。まさに緊急安全対策で取ってきたようなことの妥当性といいますか、現在の状況で両方冷却できるかどうか、そういったことを取り敢えず21mを前提に行ったということです。

それと並行して津波の評価ということを進めていると。検討をしているということでございます。それは、なんと言いますか、意見聴取会で保安院としてどういう評価をするか検討する必要がある。そういう意味で必要な物は求めていくと。

○毎日岡田:
強打された報告書について妥当性は、津波評価と別に妥当性を判断するということでいいか?

○森山対策監:
今、21mという、まあ、資産といいますか、評価が出ているわけなので、それにたいしてどうかということをですね。検討したと言うことであり、それに対する保安院の確認はこれから。

できるだけ早くしていきたいと思っているが、これとは別に、そもそも津波の傘とどう考えるのか、といった、いわゆるバックチェックといいますか、作業は並行してやっていく必要があると考えている。

○毎日岡田:
★最期に。今回は停止した状態での影響評価だが、動いていた場合の影響評価というのは、これはどの段階で考えるのか?

○森山対策監:
度の段階という意味は?

○毎日岡田:
今回、停止しているので最短で6日程度の余裕があると思うが、動いていると余裕はかなり厳しくなると思うが、その辺の指示というのは、今後される方針ではないのか?

○森山対策監:
あのう、先ずですね。耐震バックチェックの基本は、そこまで行かない状態。すなわち、津波が来ても大きな地震が来ても。安全上、重要な施設に影響がないというところを見る必要があるので、

今、やっている作業は施設に対する安全上の影響がないかどうか作業をしている。これまでも津波については中部電力から報告があったが、確か10m低かったとおもう。8mぐらいでしょうか。

そういう事を前提にやってきているが、当然、その高さが変わってくるので、対策そのものも変わると。その上で、大差うが十分かどうかを確認していくということになる。

# 昨年の耐震バックチェックで津波が来ても地震が来ても全交流電源喪失に至らないように、電源車とか、海水汲み上げるポンプとかホースとか、水素が建屋に充満しないように建物壊す重機とか用意したから日本の原発は安全、再起動だという主張。ストレステストはそもそもおまけなので、矛盾はいいんだと。

○朝日井上:
中部電力の報告に関してだが、基本的にはこれは昨年の緊急安全対策において実施した物で、こういう対応になるという事で、ある意味では当たり前のような気もするが、そもそも保安院の指示と保安院の報告というのはかみ合ってるのか?求めているものが来ているのか?

○森山対策監:
まあ、緊急安全対策と耐震バックチェック、これは元々、二つ別々にやっておりましたので、保安院から求めた4月2日ですか。求めた内容はこの緊急安全対策に対する、今準備している緊急安全対策に対してどうなのか、

と言う観点からの検討を求めたという事である。一応、今は、中部電力の、これはこれから確認するが、24メートルですか。高台、高所にあるので、それは21メートルよりは高いと言ったことが、確か、書かれていたと思う。妥当かどうかはよく見ていく。

○朝日井上:
耐震指針案では、敷地内を浸水させないという事が原則になっているが、中部電力としては、基本的に浸水しても、その後の追加的な対策によって防げるという立場であるが、そこもかみ合ってないように思えるが。そこの認識は如何か?

○森山対策監:
そこはですね。先程言いました繰り返しになるが、当然、あの、耐震指針、今、海底の案だが、浸水しないことが来穂と書かれている。従って審査する側からすると、浸水しないという事が説明できれば、それでこの条件はクリアする。

ただ、こういった指針類は一般のそうだが、この、あの、これと同等以上の対策が取られるかどうかと。そういった場合には、必ずしも、なんと言いますか、ここの指針で書かれているものの対応でも構わないというのが、

基本的な考え方、整理であるので、もし、中文電力から申請しても全く問題ない、そう言う対策が取られることがあって、それが、あの、妥当性が確認出来れば、それはそれで否定する物ではない。

ただ、勿論、あの、指針に書かれている申請しない事がが基本だと書かれている訳なので、当然、それが先ずクリアできるかどうか、の審査の上でのポイントになると思っている。

# 常に例外があり得ることを強調する保安院。必ずしも指針に沿う必要がないことを繰り返し強調する日本の規制機関・保安院。

○NHK岡田:
浜岡について。事故から13ヶ月経過して、4月2日に保安院から指示が出て、実際評価をして追加対策が必要ならばするように、と言う文面だったかと思うが、今やまさに事業者の自助努力というか、自主的な努力が必要だという中で、

与えられた物に対する解答しか出てきていないというか、そういったふうに見受けられるが、例えば、電力会社が踏み込んで、この場合だと中部電力だと思うが、踏み込んで例えそれ以上の津波が来ても、こう、こう、こうだ、というのが出てきていない。追加の対策が出てきていないと思うが。そこについては保安院としてはどういう見解をお持ちか。

# 自浄能力のない人たちの自助努力。

○森山対策監:
今回求めたのは中央防災会議が発表された今の状況に対する直接的な異教徒いう事であり、勿論、この対策が既に取られている対策で十分かどうかは、これから中身を核にしていく。その結果として更に対応を求めることはあると思う。

で、それ以外に、まあ、今後ですね。そもそも津波対策をどうするのかという事は、当然事業者としても考えておられると思うし、保安院としても先程から申し上げているように、専門家の意見を聞きながら、大変重要なテーマなので、しっかり検討していきたいと考えている。

○NHK岡田:
例えば、今日提出があったばかりで評価をしていくことになると思うが、例えば、代替注水の作業目安時間が2時間とか、ポンプを動かす細かい作業が書いてあるが、そこにはどれだけの人員を出すとか、ぱっと見た感じ入っていなかったり、その辺、実際に本当に胎動できるのか、

数字だけを並べているだけじゃないかという感じがするが、これから見るという事であると思うが、そのあたり、もう少し中部電力として内容を踏み込んでいても良いかなと思うが。その辺りどういう見解を持っているか?

もう少し実際的な物をもっと具体的なシミュレーションがあっても良いかと思うが。その辺りはどうか?

# 書面のやり取りで、ハイ、終わり。ネット全盛期のこのご時世、透明性を持って国民に情報を公開する気など更々ない電力会社。テレビ、新聞、宣伝一生懸命。

○森山対策監:
これまでの緊急安全対策でも実際に実行可能かどうかという事を見てきているので、当然、今回の状態、すなわち21メートルまでの物は一切使えないという前提で、ええ、この限られた時間で対応が取れるかどうか、と言うことは良く確認していく。どういった根拠でもって出来ると言っているか、そこはしっかり見ていく必要亜あると思う。

○産経おおや:
今回の中電の評価は、要するに動いていない停止中の状態の評価だが、この評価だと稼働は勿論、現状ではできない訳ですね?

○森山対策監:
元々、停止を要請したときに、中期的な対策を確認した上でというふうに、確かなっていたと思う。

○産経おおや:
そうすると中期的な対策に稼働にまでどんな評価必要と考えているのか?それじゃだめなんですね?取り敢えず。

○森山対策監:
えっと、そうですね。昨年の5月に大臣から中部電力に要請しているのは、津波に対する防護対策の確実な実施と、それまでの運転停止ということで、ええ、そういったものの確認をするまで、運転停止を求めるということだから、今回は、あの、そういった範囲はまだ入っていないと。当然、そう考えている。

○産経大谷:
今後、中長期的な対策が出来ているということを考えるにあたっての、現状では、まだ中部電力は8mを想定して、15mまで絶えられるとしているが、現状の棒は壁を上げるとか、そういったさらなる追加対策は必要になってくるのか?

○森山対策監:
それは先程う申し上げたように、津波の高さを動見るかが、先ず、第一だが、当然、今の21mという前提で、仮にお答えすれば、それは15mより高いわけだから、直ちに今の安全委員会の改定案、指針の改定案は、そこだけ見れば満足していないわけです。

従って、あの、それでも、十分、その、安全上、重要な設備に盈虚がないことが、当然、あの、ええ、確認できれば、それは否定しないが、従って、今の段階で、なんと言いますか、あの、防潮堤を高くすべきかどうかと、言うことを保安院から、まだ申し上げる段階にないと考えている。

○産経大谷:
保安院のスタンスとしては指針をとれば、敷地内の浸水は認めないというイメージでいいか?

○森山対策監:
あの、指針の趣旨はそうだと思う。ただ、これからですね。この指針、安全委員会の見直し案ということですので、実際に規制に取り入れていく際に、あの、更に、あの、いろんな形で、なんと言いますか、ブラッシュアップといいますか、

それは必要だと思いますけども、今の自身の案は、あの、まさに浸水しないことが原則だということで、それを採用するとすれば、浸水しないとうことが確認出来れば、それはそれでクリアできると。そうでない場合には、それに変わるだけの十分な対策が必要だとうことではないかと思う。

○産経大谷:
保安院さまがが緊急安全対策で想定した時は、福島第一並みの15mで、今回、保安院の想定15mを超えたということに関しては、保安院さまは他の原発への影響はどう考えているのか?

○森山対策監:
それは津波に、その時、その時の知見で持ってすみやかに対応すると言うことであはないかと思う。今回、南海トラフの巨大地震によるものということで、影響がありうるのは、あの、浜岡、それから伊方であったが、伊方の場合は従来のものを超えていないということである。

従って、これ以外の発電所について今段階で影響があるとは考えていないが、当然、最新の知見で持って常に見なおしていくと、言うことではないかと考えている。

○朝日小池:
1点確認だが、先程、同等以上の対策と仰ったが、指針の関係で。指針には基本的には浸水しないこととあり、それは浸水した上で同等以上の対策がありうるのか?という点を確認したい。

○森山対策監:
それはですね。ちょっと、今、指針を持っていないが、一般的にそう言う表現はある。あの、なんと言いますか、いろんな考え方があるが、例えば、新しい技術が出てきて、対応可能な場合にそれを採用するかどうかという時に、あの、今書かれているものではなくてもいいと、そう言うケースがありますので、なんと言いますか、指針に、ここに書かれていることではなくて、多分、全文かなんかに書かれているとこで、同等以上のもの、同等以上の表現だったかどうか、正確ではないが、そういった規定はある。

○東京新聞 大村:
先ほど、堤防の強度がどうなんですか、という話で、波力は検討対象にしていくと。現時点でいわゆる原発の堤防強度というのは、何か決まっているものがあるのか?何かの基準によって決まっているものがあるのか?

# ストレステストの意見聴取会では津波が構造物に衝突する衝撃も考慮されていません。漂流物が衝突する影響も。地震により防潮壁が損傷を受け、防潮堤としての機能を維持出来なくなる可能性も全く考慮していません。ただ「水位が上昇するだけで水没しません、安全が確認されました」という、国民を舐めているとしか言いようが無い、有り得ない安全結論。その答えを出したのが、経産省・保安院が招いた利益相反学者による意見聴取会での結論。それをそのまま安全根拠にしている政府。枝野。結局、最後は経済衰退に訴える。安全性は何ら確認されていない。最初からそうして脱原発のビジョンと道筋を示す努力を下上で、理解を求める努力をすべきだったのに、彼等がしてきた事と言えば…事故直後から犯罪じみた行為の繰り返し。

○森山対策監:
今は、えっと、原子力のですね。なんといいますか、耐震の、評価の耐震にはなっていなかったと思うが。実際にはですね。ですから今後の課題だと考えている。同意見るかですね。

この、特に浸水しないというような事を明確に打ち出させれた場合に、あの、指針はそうなっているわけだから。それをどういう風に担保するかという時の考え方として、在るのではないか、と申し上げた。具体的な基準がるわけではない。

○東京新聞 大村:
それは、例えば先日の大飯原発もそうだが、大飯の堤防も基本的には基準があって決めているものではないということでいいか?

○森山対策監:
あの、今は、あの、原子力の基準、一般的にはですね。防潮堤といいますか、そういった基準は当然クリアしているが、原子力の中で、あの、施設としてですね。求めては、今まではきていない。

○東京新聞 大村:
確か、地震、津波の意見聴取会の時に、今後、静水圧の3倍程度の圧力を耐えうるような堤防にすべきというような話があったかと思うが、それはまた反映されていく形になっていいのか?

○森山対策監:
今確か、静水圧の3倍ですかね。で、もってみれば保守的だと。何と言いますか、構造物によってすこしずつ違うが、あの、ええ、現状、建屋とか、色々なものが違うが、あの、取り敢えず、それは一つ、重要な点だと思います。今は静水圧の3倍で波力を評価するということで、意見聴取会で確認してきた。

○東京新聞 大村:
★現状の浜岡で作っている18mの堤防は、静水圧の3倍であるとか、波力に対する計算について、そういうものについて、現状、保安院で何か確認されているところはあるのか?

○森山対策監:
まだ確認していない。

# 出来てから確認するのかよ ( ゚д゚)ポカーン

○東京新聞 大村:
今後、確認する?

○森山対策監:
それは見ていく必要あると思う。

○読売高田:
先日、土曜日に大臣が福井に行ったが、福井で西川知事に対して、自身の関係で平成23年度以降に、若狭湾周辺の活断層は、残り3つも終了できるよう努力したいと言うことと、後、日本海沿岸の海溝型地震について、半年前倒しにすると。平成23年度中に結論をうると言っているが、これは保安院の所掌の関係か?それとも文科省の関係なのか?

○森山対策監:
元々、あの、確か、えっと、福井県からのですね。地震に関するご要望は、要請は文科省に大してだったと理解しております。

○読売高田:
それと保安院の方で、そう言ったことについて、意見聴取会なり、なんなりをやって、その活断層評価をする文脈ではないという事か?

○森山対策監:
保安院は保安院として、今、活断層評価をずっとやっておりますので、この若狭湾といいますか、福井県の発電所に関しては連動の問題をどうするかという点、いくつかを当然、前提として評価しているところがあるが、まだ確定していないこともある。それから、連動を考えた場合の地震動の評価、これもこれからなので、それは引き続きやっていく。

○読売高田:
拘るようで恐縮だが、大臣の発言の次期を切ったような明示の仕方については、これはあくまで保安院の業務とは関係ないのか?

○森山対策監:
あの、えっと、海溝型の話ですかね?確か文科省でそういった調査をしているような、そういうような話ではないかと思うが。

○読売高田:
わかりました。ありがとうございます。

○フリー木野:
先日、朝日新聞の方で保安院から原災本部の関係のめめもが情報開示で出てきたという記事があったが、今、現在本部の議事録自体は公開されているが、そうすると公開された議事録以外に、保安院の方でメモなりというものが、かなりあるように思うが、その辺の整理はどうなっているのか?

○森山対策監:
当然、保安院の中になんといいますか、行政文書として残っているものは、なんと言いますか、あの、ええ、強要したものといいますかね。あの、

○朝日こん:
人のメモではなくて、そういうものはあると思うが。まあ、そういったものを元にですね。あるいは個人のメモを含めてですけど、あの、整理したのが、あの、議事録というか、議事概要だと言うことでございます。

○フリー木野:
そういう意味では、今、公開されている議事概要以外に、通常メモがあるということは、他にも色々抜けているものがあると思うが、その辺の整理はどうなっているのか?

○森山対策監:
何が抜けていると言う事ですが、あのう、議事概要を纏めていくが、一応、意思決定の決定がわかるという、班員でしっかりと纏められたと理解している。

○フリー木野:
今回のものが議事概要が抜けていたというのは、どういう理由なのか?

○森山対策監:
ちょうっとすいません。私も詳細は分からないが、あの、意思決定の過程がわかるようなものとして、あの、議事概要が作られていると言うことである。

○フリー木野:
お願いだが、朝日さんの記事に出ているので確認頂ければと思うが、議事概要の中に出ていないメモ等が存在するというのは、要するに議事概要に入れるか入れないかの判断というのをどの辺でやっているのか。後日で結構なので、教えて頂ければと思うが。

「東電弱める発言は控えて」 財務相時に野田氏が発言
http://www.asahi.com/politics/update/0415/TKY201204140586.html

○森山対策監:
それは意思決定の過程が、わかるかどうかということで、整理をして、それぞれ、その、主催者に確認をしていて頂いたということでございます。

○フリー木野:
ただ、その行政文書として残っている以上は、それは開示して出した以上が、それも何らかの形で、何らかの意思決定に関わりがあるという判断になると思うが、なので、その他の議事概要に出ていないメモ類というのの整理をお願いして、公開まで含めてお願いできないということなんだが。

○森山対策監:
それはそれぞれですね。この議事概要を作っていく過程において、色んなメモ類、も、あったと思うが、そういったものを元に、意思決定の過程というものが分るような形で整理をして、それで大臣も含めて確認をとった上で、あの、公表したとうことでございます。

# 事故以降、記者からの採算の指摘にも関わらず議事録とろうとしなかった対策本部を統括していた保安院。細野大臣(当時、総理補佐官)も同様に議事録を残すような趣旨のものではないと、下っ端発言。録音が一切残っていない。録音するなと指示があったとしか思えない。誰が見ても政府、国の証拠隠滅。国会事故調もこれでは検証できないと驚きを隠せない。

○フリー木野:
いや、ですから、残りの部分の整理をどうなっているのかということの確認と、それの公開をお願いしたいと。

○森山対策監:
これの部分は、私が知っている範囲では、必ずしもですね。体系的に整理されているとは承知していないが。

○フリー木野:
うう、わかりました。あとですね。福島第一の汚染水の関係だが、これは一応、秋口ぐらいまでは、濃縮塩水の関係でタンクがまだ保持できるぐらいの量を用意するとしているということだが、それ以降のことに関して、東電側が全く出していないが、

これは以前に中長期対策の関係で、その先のことも計画して出すように、ということがあったと思うが、保安院としてこの辺はどのように認識しているか。要するに今の状態だと秋に一杯になり、海洋投棄が前提になると思うが。その辺はどのように考えているか?

○森山対策監:
秋口よりもう少しはですね。確か、可能性といいますか、計画、検討はされていたと思います。タンクの何といいますか、リプレイス、少し大きいものに変えるとか、あるいはプール式のようなものをですね。

こういうものも踏まえて検討されると、されていると承知している。で、あの、保安院としましては、可能な限りタンクを増やして頂くか、あるいはそれ以外のものも、勿論、妥当性が、安全性上問題がなければ、当然確認しながらということになるが、まさに、今、東京電力において、且つ、中長期対策として取り組んでいるということでございます。

○フリー木野:
ですので、秋以降のことがまったく、今の段階だと要するに何も見えていないと思うが、この辺は保安院としてはどのように考えているのか。具体的な計画というのがでなくてもいいのかどうか。

○森山対策監:
それは当然、中長期的対策という事で保安院だけでなく、東京電力、資源エネルギー庁を含めてですね。今取り組んでいるわけでして、あの、当然、保安院としては、対策をしっかり作ってもらうと言うことに尽きると思います。

当然、可能な限りのタンク容量を増やす、それから、地下水が入ってきているわけだが、そういった対策もサブドレンを何処まで下げていくかということも含めて検討が必要かと思う。

○フリー木野:
ですので、その辺の具体的な計画というのは、何時までに我々に公表されるとか、そういったものは全く今ないが、それは不要ということなのか?

# 都合の悪い問題は先送り。報道で表面化することを後送り、後送り、ステップ1終了した頃からずっと指摘されていることでしょが。

○森山対策監:
いえ、それは決してそうではなくて、当然検討されているので、しかるべきタイミングで、あの、公表されていく。まあ、全体としては中長期計画の中で、あの、公表されていくものと考ええている。

○フリー木野:
それはいつ頃か?

○森山対策監:
今の段階では申し上げられない。

○フリー木野:
いつ頃になるといえるのか?

○森山対策監:
当然、十分、次の、これまでもそうだが、次の、あの、ステップ、が、しっかりとですね。時間的に余裕を持って進めていくことだと考えている。

○フリー木野:
ですので、それはいつ頃だとタイムリミットを考えているのか、というのがちょっと分からないが。

○森山対策監:
ここで明確にタイムリミットを申し上げられる段階に至っていない。

○フリー木野:
中長期対策でその辺は議論されているのか?

○森山対策監:
当然、いろんな議論がされていると思う。

○フリー木野:
実際にそれは議論されているのか?タイムリミットは?

○森山対策監:
タイムリミットというか、計画ですね。例えばタンクにしても今の角型のものから丸型のものというか。プール式の、あの、確か、タンク、貯水をつけるとかですね。そういう事をひとつひとつ、

# 質問に答える気ゼロ。

○フリー木野:
それはわかるが、要するに今は永遠に貯めるみたいな話にですよね。その先が見えないということは。その先、海洋と帰するのか、それともタンクを永遠に作っていくのか、敷地を永遠に拡大して、永遠に処理していくのか、あるいは他の手があるのか。

その辺はど云々スケジュールで何をどう、検討しているのか、全く見えないが。その辺、どういうふうに指示なり、なんなりというのがされているのか?あるいは中長期対策会議で、その辺が議論になっているのかどうかも、我々には見えないが。その辺はどういうふうになっているのか?

○森山対策監:
中長期会議については月に1回会見をやっているので、そういった場でも聞いて頂ければと思うが、保安院としては、基本的には安全上、問題がないという形で対応して頂くということだから、当然、タンクを継続的に作っていくことも、それは方法としては有り得なくはないと考えている。

○フリー木野:
わかんないんですけど。わかりました。

○NHK岡田:
確認だが、咲穂dの浜岡の話だが、要するに3月31日の中央防災会議での最大の津波の高さが21mだということになって、要するに緊急安全対策が取られていて、稼働していない今の浜岡原発で津波が来た場合、どうなるかについての、中部電力の影響評価を評価するということですよね?

○森山対策監:
そうです。

○NHK岡田:
中央防災会議での詳細なデータが10mメッシュでしたっけ。それが出るまでは中部電力の評価以外で、何かチュブ電力に求めていく湖東事はしないのか?

○森山対策監:
そこはまだわからない。保安院としては少なくとも次の中央防災会議が出ても出なくても、津波の問題については検討していく。あの、池聴取会でも4月以降も開催するので、そういうところで津波の対策、評価を行いますから。その中で必要な対応を求めていく。

○NHK岡田:
そうすると例えば、今の発言を言い換えると、求める場合にはそういう地震、津波の意見聴取会が行われて、これ以上に対策が必要だとか、そういった検討、結果というか、そういった違憲が出た場合に、求める可能性があるということか?

○森山対策監:
あの、そもそもですね。まだ、浜岡の、あの、津波の高さについて、評価を今、しつつある所なので、ええ、その、評価そのものをですね。行う必要があるということになる。

○NHK岡田:
中央防災会議の結論をまたずして、地震、津波の意見聴取会で先に対策を打つような、そういった話が出たら、それに応じて求めていくということなのか?

○森山対策監:
対策と言うよりも、その、津波の評価ですね。あの、それは、そう簡単に数字として出るようなものではないので。ただ、津波の評価はできるだけ速くやる必要があるから、中央防災会議の次の評価が出るのをまたずに、当然意見聴取会で検討していきたいと考えている。

○NHK岡田:
どれぐらいスパンかはさすがに分からない?

○森山対策監:
わからない。

○NHK岡田:
わかりやした!

○フリー木野:
今の津波のチギの対策だが、狩りの話、中央防災対策会議よりも低い数字が出てきたら、どっちとどう選択するのか?

○森山対策監:
あの、今までのですね。耐震評価の考え方は様々な知見を踏まえて、不確かさを考慮して行うということなので、あの、何か、中央防災会議への評価がよくわからないが、非常に過大な評価だということがあれば、別だが、

当然、これまでも浜岡の地震なり、津波の評価は中央防災会議の評価を元に、どちらかと言うと、更に不確かさを考慮して求めているので、今の段階でどういう評価になるか申し上げられるわけではないが、もし、そうでないという意見が出た場合は、

これは公開の場でやっているが、しっかりと専門家の意見を踏まえながら判断していくことになると思う。中央防災会議そのものも専門家の意見として出てきてるわけなので、様々な専門家の意見を踏まえて、しっかりと、その、過小評価にならないようにしていくと言うことだと思う。

# 昨年の冷温停止状態の判断基準を決める議論の祭、保安院は東電の評価は保守的だと過小修正して冷温停止状態の定義に収まるように丸め込んだ規制機関。年内事故収束も結論ありき、原発再稼動、現状復帰も結論ありき。20mSv/y妥当も最初から結論ありきの低線量被曝WG。

○フリー木野:
今の段階でどちらをどういう風に優先的に採用していくかというのは、決まりはないわけか?

○森山対策監:
どちらをというわけではなくて、色々な知見を考慮して過小評価にならないようにしっかりと考慮して保守的に見ていくということだと考えている。

○フリー木野:
いや、保守的に見れば普通は津波は高い方に自然に行くと思うが。要するに今はどちらを優先するという手順としての決まりということで宜しいか?

○森山対策監:
そう言う手順があるわけではない。ないが、科学的な知見を踏まえて、その中で、あの、色々なですね。保守性というものを見て、不確かさを見て評価をするということになります。

○読売高田:
先ほどの答えの中で、内閣府の検討会の次の評価が出るのをまたずに対応したいというのは、次の評価というのは、10mメッシュということ?

○森山対策監:
そうだ。まだまだ検討が続いているという理解だ。

○読売高田:
待たずに対応したいというのは、何を?

○森山対策監:
あっあの、検討したいということです。

○読売高田:
検討したい?

○森山対策監:
はい、あの、え、中央防災会議で今回は出されて、更に10mメッシュが出されるが、当然、あの、保安院としましても、あの、そういった様々な知見を踏まえながら、津波の評価をしてきているので、意見聴取会もまた開催して、その中で、あの、津波の評価については検討をすすめる、そういう趣旨でございます。

○読売高田:
それは浜岡についての意味合い?

○森山対策監:
浜岡だけではありません。

○読売高田:
従来から方針として示されている海溝型地震でマグニチュード9クラスですか。それのことを仰っている?

○森山対策監:
そうです。津波の評価もまだ纏めておいないので、そういったことも含めてということです。

○読売高田:
わかりました。

○毎日岡田:
今の関連だが、10mメッシュの評価が出る前に、待たずに進めるというのは、今回の50mメッシュで評価にあたって、前提となるパラメータが公表されているが、それに基づいて、まあ、中部電力がシミュレーションは今やっていると先ほど言っていたが、それについて評価を意見聴取会でやると言うことではないのか?

○森山対策監:
えっとですね。当然それは、あの、非常に重要な、あの、評価だと思う。で、あの、ま、そもそも津波の評価をですね。この耐震、特に原子力発電所の、に、対する、安全の評価として、どうするのかと、いうところの検討をする必要がある。

その中でも一つのシミュレーションとして中央防災会議の評価はあると思うが、それであの、十分かどうかということも含めてですね。検討しなければいけないと思っている。これは従来からの考え方と一緒である。

○毎日岡田:
意見聴取会は、代替早ければいつ頃開く予定か?

○森山対策監:
次の会は、まだ日程はセットされていないが、これは津波だけではない。地震の方もあるが、来週以降、あの、調整して入れていくことになると思う。今、専門家の方の意見、日程調整をしている状況だ。

○毎日岡田:
細かくて恐縮だが、それも今月中には出来れば入れるように調整していると?

○森山対策監:
あの、えっと、意見聴取会の日程はそうだ。ただし、あの、当然、あの、検討そのものはですね。これは1階で出来るようなものではないから。それは連休後も含めて継続してやっていくことになると思う。

○毎日岡田:
その次に開く意見聴取会で、浜岡の件も議論される予定なのか?

○森山対策監:
それは、意見聴取会は、あの、活断層の問題と津波の問題を両方やっているので、それは、あの、順番はまだ分からないが、あの、連動の問題、あの、残っている過大をですね。意見聴取会で進めていくことになる。まだ順番や決まっていない。

○毎日岡田:
検討そのもが連休後とはどういう意味か?

○森山対策監:
あの、えっとですね。あの、まあ、意見聴取会はですね。あのう、特に津波なり地震の問題は、あの、非常に、なんと言いますか、検討に時間を要する問題でもありますので、もし、来週からまた、あの、始めてもですね。あの、継続してやる必要があるだろうということで申し上げた。

○朝日井上:
現在、中部電力でやっている会見で、棒は壁の嵩上げを検討する表明をされたようだが、改めて技術的に積み増すということが可能であるのか、それとも、それがどのような効果をもたらすのかについて教えてほしい。

# 積み増しって、普通に考えたら基礎から見直す必要があるはずだけど。そのまま単純に積み上げたって逆に構造物としての耐震性に疑問が生じる。とにかく再稼動だ、見切り発作で防潮堤。巨額の投資を無題にしないために電力会社が押し切るのは目に見えてる。とにかく動かすことしか頭にない行き当たりばったりの見切り発車。浜岡は活断層のほうがやばいのに。

○森山対策監:
今、中部電力でそいう言うことをおっしゃっているのであれば、それは可能だということで仰っていると思います。保安院の方で、まだ、あの、内容を確認したわけではない。で、あの、意味合いというのは、先程から申し上げているように、ええ、今の自身の見直し案というのが、浸水をしないことを基本とするということなので、そういったことに対応されようとされているのかなあ、と思うが、そこはよく確認してみないとわからない。

# 電力事業者を擁護することしか頭にない、いちいち癇に障る森山対策監の発言。




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