2012年4月7日土曜日

東電会見 2012.4.6(金)18:00~

■東電会見 2012.4.6(金)18:00~

福島第二関係で2件、1号機原子炉建屋6階オペブロで油が250L漏れる事故。質問する記者なし。3号機目視点検結果報告。窒素封入2時間40分停止事故により1号機の一部温度計が上昇している件。下がり傾向で過去と同じ挙動を示しているとのこと。

最高は54.4℃、最新値は6日 17時 51.5℃。以前の48℃程度まで下がると推定。保安院から罰則なしの厳重注意、頂きましたと松本氏。保安院さまと一生に細野大臣にごめんね。RO装置→濃縮貯水槽ライン漏洩から12トン漏洩の件。新たに示されたのは排水路の全β含む核種分析結果のみ。全β排水路漏洩箇所から近い順で 3.3E+4→5.6E+3→2.6E+1Bq/cm3→海ND 一桁ずつ低くなっていたとの事。

全量12トン海洋漏洩評価から、実は11トンはコンクリにヒビがあって染み込んだんじゃね、β線 排水路低いし取水口海水 NDだし。で、最終的に海洋漏洩は12トンから150ccと言う事に。評価中としながら報道を期待した報告。




○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機とも給水系、CS系つかって注水冷却中。[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。一昨日あった窒素ガス封入装置の停止に伴い、1号機の格納容器温度が一部上昇。

5日 午前2~5時 54.4℃を最高温度。その後低下傾向。最新値、本日6日 17時 51.5℃ このまま停止前のは48℃前後に戻るのではないかと推定。[使用済み燃料プール]1~4循環冷却継続。

4号機 13時14分~15時29分の間に一次系ポンプの吸い込みストレーナーのつまり。フラッシングのため一時冷却止めた。温度変化は殆どなし。先日、強風により使用済み燃料プール内にホコリやゴミが入ったためと思われる。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は本日9:43に一旦終了。10:08にプロセス主建屋へ移送先を切り替え。3号機は昨日14:54に一旦停止後、本日の輸送はない。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンで運転継続中。淡水化装置から濃縮貯槽ラインでの漏洩について説明したことを文書に載せているが、その後のサンプリングはPP資料。http://bit.ly/HiSV6K

東電 ★福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 24.7KB)http://bit.ly/HiSV6K

ページ1~7番は今朝、既にメールで連絡している。1枚目上。漏洩した水の素性は、淡水化装置を出た後の水なので セシウム137 10E+0Bq/cm3、全β 1.3E+5Bq/cm3 が検出。こちらは淡水化装置の濃縮塩水側なので予想通り。

漏洩した水について。排水路下流側の直下、一番近いところから順に並べているが、全β2番目 3.3E+4Bq/cm3、下流側堰②のところで 5.6E+3Bq/cm3、④番目、その下流で2.6E+1Bq/cm3。下流に流れるほど薄まる状況。

海に出た南放水口の値は5日サンプリングの段階では全ベータはNDだった。その先の拡散先 5~7番。請戸川沖合3km地点、福島第一沖合3km地点、福島第二敷地沖合3km地点、3箇所とも全ベーダ検出限界未満。

従って今回、漏洩量を今評価しているが、基本的には相当少なく、環境影響殆ど無かったと考えている。8番と9番がつぎのサンプリング。8番目が南放水口の所で、昨日夕方16時20分にサンプリングしたもの。

こちらは全βが10E-2Bq/cm3という事で、検出限界を僅かに上回る程度で見つかっている。ただ、隣の9番になるが、同じく本日午前8時25分にサンプリングした際には再び全βが検出限界未満という状況なので、

8番の昨日採取したものは検出限界付近の僅かなゆらぎを検出したものと考えている。引き続き放水口付近のサンプリングには継続的に監視していきたいと思っている。この件に関しては昨日、保安院さまから厳重注意文書を頂いている。資料として1枚配布した。

「福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における放射性物質を含む水の漏えいに関する厳重注意について」注意の内容はページ主と面した半分に文書そのものを記載 http://bit.ly/Hj1XAy

「3月26日にも配管の接続部から放射性物質を含む水が漏えい、さらに海洋に流出しており、放射性物質を含む水の海洋への流出が再発したことは、対応が不十分かつ迅速性が欠如していたと言わざるを得ず、極めて遺憾です」という事で頂いた。

それ以外の項目で5点ほど指示。1.配管接続部付近に滞留している放射性物質を含む水を速やかに回収すること。また、今回の漏えいについて、海洋への流出を含め、漏えい範囲及び漏えい量を確認し、放射性物質による周辺環境への影響評価を行うこと。

2.淡水化装置濃縮水貯槽等へ濃縮水を移送する配管のうち、接続部からの漏えいが生じた場合に、海洋へ流出するおそれのあるものを抽出し、その接続部の緊急点検を行うこと。緊急点検は、配管の施設状況及びこれまでの漏えい事象等を踏まえ、

漏えいが生じないことを確認するために十分な方法とすること。3.配管の接続部の外れが生じた原因分析を行い、再発防止対策を実施すること。4.現在、貴社が実施している淡水化装置濃縮水貯槽へ濃縮水を移送する配管を信頼性のある配管に交換する作業について、

できるだけ早期に実施すること。また、その他の濃縮水を移送する配管全てについても、早期に信頼性のある配管への交換を行うこと。5.濃縮水等の放射性物質を含む水を移送する配管から漏えいした場合であっても、海洋へ流出しないよう、

配管からの漏えいの早期検知、側溝への流れ込み防止等の対策を実施すること。という事で5点の指示を頂いた。こちらに関しては早急に対策を取りまとめ、原因調査、対策を取りまとめ、保安院さまに報告したいと思っている。

なお、現在、この漏洩量の評価に関しては作業を進めている所だが、私どもの途中経過を話すと、現場をよく確認している。昨日示した漏洩箇所の所は(http://bit.ly/HrKuUC)アスファルトで覆われていたが、現場をよく見ると

ここは元々重量物のコンテナを置くエリアであり、敷地の真ん中辺りに向かって傾斜がある。ようは速攻側が高く、敷地真ん中が低い状況になっている。従って洩れた水は真ん中に集まるだろうということと、コンクリートもよく見るとヒビ割れがかなりあり、

洩れた水が発生するとそのひび割れから地面に染み込んだ可能性が考えられている。敷地面積、傾斜の具合、ヒビ割れ状況を勘案すると底の部分に11m3は貯められるのではないかと評価している。

試しにペットボトルを水を組んで、水を流した結果、水が割れ目から中に染み込んでいることが確認されいている。一方、今回示しているように排水路の何箇所でサンプリングを行なっており、濃度の比からどれぐらいのものが流出して薄まっているのかという所を

★評価しつつある。ええ、大体の概算だが、洩れた水の量としては約750L程度ではないかと言うことで、現在詳細な評価を行なっている所だ。ポンプからの流出量70m3/h 10分間で12トン流出し、そのうち、11トン程度がアスファルトを通じて地面に。

★750L程度が側溝から排水路に出たのではないか、というのが現在の評価の状況になる。更にサンプリングの状況で堰が途中3箇所あるが、底に溜まっている水をサンプリングしていくと、徐々に10分の1程度ずつ薄まっていくことを勘案すると、

★実際に海に出た量としては、ええ、多くても150cc程度ではないか、という事で、今評価を進めている。まだ詳細に評価が固まっているわけではないので、週明けには皆様に資料を持って説明できるように準備をしていきたいと思っている。漏洩関係は以上。

# ホースがすっぽぬけて環境に洩れた水は 12トンから 0.75トンへ。海は150cc に。

[その他]昨日、3号機の原子炉建屋上部でのダストサンプリングとガスサンプリングシステムでのチャコール粒子状フィルターのサンプリングを実施している。1~3号機とも毎月、月初めに建屋の放出放射能量評価のため、

サンプリングを行なっており、月末までに評価をまとめたいと思っている。プラント関係は以上。

報告書の訂正資料配布「平成23年東北地方太平洋沖地震を踏まえた新耐震指針に照らした既設発電用原子炉施設等の耐震安全性の評価結果の報告に係る保安院における検討に際しての意見の追加への対応について(追加指示)」に基づく保安院への報告の訂正について

http://bit.ly/I3NQhj 昨年、年末12月27日に湯ノ岳断層の調査報告をした際に、報告書に一部誤りがあり本日訂正した。A3資料を見るんだ。http://bit.ly/HU5uGq 人工衛星からSAR、合成開口レーダーという所で、

地面を捉えた際に、地震の前後でどれぐらい地面がずれたか、変異があるかという事を計算機を使って評価をする手法だ。間違えた所は、このグラデーションを示しているが、訂正前が一番大きい所が0から-4.8mになっているが、正しくは0~-2.2m。

したがって中心部の所に数字が小さく写っているが、訂正前が -4.6 訂正後が-2.0と言うことになる。また、地形の変位量を白い点線で表しているが、この辺の形が、少し訂正前の訂正後で違うという状況だ。

誤った原因は、この衛星写真は3月3日に撮影したものと4月18日に撮影した2つの写真の変位量から合成して変位量を求めていく。途中3.11に地震が発生したので、

その影響を除く際に3月3日に撮影した映像を加工している。その何枚か撮影した加工した写真と

4月18日の写真を比べたために、こちらの方を誤った評価をしてしまったことになる。この評価そのものは特に大きさ、白い線の形は自身の評価には使っておらず、この写真で言いたかったことは、

湯ノ岳断層の所に明確なズレが確認されたということが写真上わかったという処である。この写真を使っている所が報告書で全部で5箇所ある。2枚目のオモテ面に別紙。

8月30日に出した報告書ではこの図面を使っている2-41ページから2-77ページまでの4箇所、それから②の12月27日に提出した報告書の29ページの所に同じ映像というか、この写真があるので、

これを訂正したという事である。現時点でその他、同様の間違いがないか、確認は社内的には終わっており、特に同じような間違いをしたところはない事になっている。

福島第二の状況。「福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月6日)」http://bit.ly/HVOqP1 伝えたい点は2つ。1枚目の下半分、本日午前9時28分頃、1号機の原子炉建屋 6階、通常 オペレーティングフロアと呼んでいるが、

そこにあるスタッドボルトテンショナーという装置がある。そこから油が床面に漏れているという事を発見。消防署に連絡をして現場確認を受けた上で危険物からの漏洩には該当しないという判断を頂いている。

洩れた油として約250Lで床面に32L、残り218Lはファンネルという液体廃棄物を受ける液体廃棄物を受ける升のような所に流れ込んだという状況だ。今後、この漏洩した油に関しては回収をする事で考えている。

なお、このスタッドボルトテンショナーというのは圧力容器の上蓋を取り外す際にボルトを緩める、あるいは絞めつける装置だ。2点目は裏面。昨日、3号機の格納容器内部の点検が終わったので連絡する。

2月14日から3号機格納容器の内部点検、目視点検を進めてきたが この結果、原子炉冷却材の漏洩、機器や配管等に大きな変形や損傷がない事を確認。一部、塗装の剥がれとか、表面のサビ等があったので、こちらは最終ページ裏面を見るんだ。

写真上、2つあり、3号機の格納容器内面にあるが、左上の写真にあるとおり、格納容器の側面にあたる所が、これぐらいの塗装の剥がれがある。右下の写真は原子炉再循環ポンプのBになる。

軸受を締め付けているスタッドボルトという比較的大きなボルトがあるが、そこが赤茶色に錆びていた状況だ。こちらは3月28日の撮影を見ると分るように、

既にボルトの手入れを行なっており、元の状態に戻したということである。3号機に関しては事故後の収束をする過程において、ドライウェルにスプレイをかけたことがある。その結果、高温多湿の環境にさらされた帰還があったので、その影響ではないかと考えている。

資料の説明については以上だ。既にHPに公表しているが、本日の環境モニタリングの状況については特に大きな変動なかった。私からは以上。

○NHK山崎:
原子炉の温度変化について詳しく教えてほしい。

○松本:
一昨日窒素ガスの封入装置が止まった関係で影響が出ている。これまでも昨年12月や2月にも窒素ガス封入装置が止まったり流量変化があったことがあるが、

1号機ドライウェルHVH空調機入口側の温度が窒素封入料に対する感受性が高く、何か変化があるど温度が上がって下がる事を繰り返ししている。2時間30分程窒素ガス封入が止まったので、4月4日15時頃から温度がすこしずつ上がり始めている。

それまでは48℃前後だったが、その後、始めて4月5日 午前2~5時の間が54.4℃で最高。その後、減少傾向に転じて本日17時の段階で51.5℃という状況。

○NHK山崎:
その他のごうきに問題は?

○松本:
2号機、3号機も同時に窒素封入が止まっているが、以前からあまり感受性が高くなく、この程度の窒素ガスの停止では殆ど動かない。1号機のドライウェル空調機の所が窒素ガス封入量に過敏に反応する状況。

○NHK山崎:
訂正のペーパー、衛星写真について。これは訂正したことにより何か評価に影響があるのか?

○松本:
特に変異が大きい-4.6が-2.0に変更になるとか、白いしましま等高線は評価には使っていない。http://bit.ly/HU5uGq この衛星写真で私どもが判断したのは、今回、井戸沢断層と湯ノ岳断層が、確か4月7日の余震で動いた事だったと思うが、その際に実際に現地調査もしたし、衛星写真で見ても、やはりこういった顕著にずれたという傾向がわかった、という傾向に使っている。

○NHK山崎:
この場合ずれた長さであったり、変化率にこの写真は使っていない?

○松本:
使ってない。ずれた事実関係をこの写真で確実に把握したということになる。

○NHK山崎:
長さについては別の調査で決定しているのか?

○松本:
湯ノ岳断層の長さについては現場調査で決めていた。確認させてほしい。この写真では判断してなかったと思う。

○NHK山崎:
この訂正前と訂正後、黒い線の引き方の問題かもしれないが、若干、周りと一緒に見えないところもあったりする。その断層の長さや形状が、ここから違うものが読み取れるのかな。と見えるが。その辺りはどうなのか?

○松本:
これの衛星写真から直接断層の長さや位置に関しては特に読み取っていないと聞いているので、ちょっと確認する。この訂正だが、2月上旬に一般の方から、この値が違うのではないかという指摘を受けて、私どもでこの写真、他にないか調べていたものである。

# 一般の人からの指摘

○朝日杉本:
1号機HVH感受性高い理由は何?

○松本:
2号機、3号機と比べてどうかという所が、まだはっきりわからない所ではあるが、位置的には吹き出し光の影響をよく受ける場所だ。以前示しているが、(お絵かき)

1号機の窒素ガス封入は格納容器フラスコ部分の底に近いところから入れている。水平方向を見るとちょうど真南から左によったところから中心部からずれたあたりを狙って入ってくる。今回感受性が高い温度計はこのところであり、まっすぐ注入するとか、

上に上がっていく際に風の流れを比較的受けやすい部位ではないかと思っている。従って1号機に関しては窒素ガスの流量が変わったり一時的に流量が零になっているすると一時的に上がって、流れが収まると下がる。1週間程度かけて変動している。

2号機、3号機でなぜこういうことが起こらないかというところまでは解明できていない。

○朝日杉本:
その理由だが1号機のほうが核のよう容器の底に落ちているということで、そもそも1号機のほうがサイズが小さいから、そこの影響も考えられるか?

○松本:
サイズが小さいことは当然影響としてあるかと思う。フラスコの体積がそのものが違うので。後、指摘の通りペデスタルの中に溶融寝料が落ちているので、そこから排熱というか、水が蒸発する中で伝っている熱が、ペデスタルとドライウェル側の煙突みたいなところから流れているような相乗効果ではないかと思っている。

○朝日杉本:
窒素封入がもっと長期間止まるとさらに温度が上昇することは考えうるか?

○松本:
そうだな。窒素ガスの流入が長期間止まれば、永遠に上がり続けるよりもある一定の所まで上がってそこで静帝するのではないかと思っているが、どの温度で静帝するかまでの見通しは立っていない。熱源としては100w程度ではないかと見ているので、

限りなく上昇していくことはないだろうと見ている。寧ろ、温度がついてくると逆に滞留で全体が動き始めるので、寧ろそちらのほうが拡散というか、均一化しやすい状況にはなると思う。

○おしどり:
漏洩水のサンプリング結果について。以前質問していたストロンチウムがまだ出ていない水で、おそらく以前と同じ同程度の濃度であれば、ストロンチウムが10E+5ベクレル程度含まれているという水か? 3日に右大腿部を12針怪我をされた作業員の方についてだが、その後、詳細な傷口モニタリングの情報はあるか?

○松本:
ストロンチウムの分析そのものは1ヶ月程度かかるので、まだ出ていない。ただ、水の素性ははっきりしており、いわゆる淡水化装置を出た処理後の水。したがって私どもがこれまで持っているデータからすると全βが10E+5Bq/cm3程度在るのであれば、ほぼ、この主力はSr-89/90 だろうと思っている。

6cmほど太ももを切った方だが、当時のバックグラウンドが確か800cpm程度だったと思うが、そちらの方でバックグラウンドレベルという判断をしている。

○おしどり:
3日の会見で質問した時は、5.6号機の緊急医療室で身体スクリーニングをされたので、★バックグラウンドは3000とおっしゃっていた。それが800になったのか?

○松本:
多分、随分環境が改善されているので、現時点のバックグラウンドは800程度、830程度だったが、ちょっと確認する。800程度だ。

○おしどり:
ちなみにこの件は電離則44条の焦燥部が汚染されたものになるが、これは労基署に上げているか?

○松本:
労基署には連絡はいれている。

○おしどり:
わかりました。バックグラウンドの確認をよろしくお願いします。ありがとうございます。

○松本:
いえ、バックグラウンドは800。

○おしどり:
3000ではなく800?

○松本:
800。二桁目は確認させてくれ。

○フリー木野:
★昨日の汚染水の漏洩だが手順の中で確認したい。流量が50から70m3/hに増えた後に、一回止まって、その後、手動で再起動していると思うが、その時点で運転員の方は70m3/hに流量が増加した事は気付いていたのか?

○松本:
ハイ。気がついている。

○フリー木野:
★気がついていて動かしたと言うことになると、運転員の人は70に急に増えた理由はあまり考えてなかったということなのか?

○松本:
70に急に増えたので、何か以上があるのではないかということで、3回ほど寸動という形で一時的に起動して、★やはり70m3/hでると言うことで、これは間違いないと判断した。

○フリー木野:
異常があった際に寸動をするのか、それとも停止させたまま確認に廻るのか、その辺の決まりはなかったのか?

○松本:
なかった。従って少し、そういった所の、いわゆる対応の仕方については、少し、不十分な点があったと思っている。

○フリー木野:
以上があった際の対応というのは何処まで決まっているのか?

○松本:
どこまでというか全ての事を網羅することはできないので、

# 少し ( ゚д゚)ポカーン すべてを網羅って、ものすごい根本的な事象でしょう、これ、、

○松本:
例えば警報が発生した場合の処置、という形では決まっている。

○フリー木野:
今回は警報が発生しなかったので、寸動3回ということか?

○松本:
発生しなかったというか、タンクのレベル低で自動停止したということなので、その前に70m3/hに急上昇したことについてどういうふうに対応したらいいのか、という所を現場で判断したものと思う。

○フリー木野:
流量が増えたり減ったりした際の手順が全く決まってなかったというのが、ちょっとわからないが。これは運転は東芝の協力会社になるのか?

○松本:
違う。私どもの協力会社だ。

○フリー木野:
運転員の方は東電社員の方ではなく、協力会社か?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
その辺の運転手順は汚染水の関係は東電でまとめているということか?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
東電の保安規定にある汚染水の担当部署ということになるのか?

○松本:
ハイソウデス。いわゆる運転マニュアルとか、設備管理をやっている。

○フリー木野:
今回のことは流量をチェックしている以上は、流量が減ったり増えたり、可能性として当然作業の中で出てくると思うが、その辺がその後の作業が決まっていなかったというのが、ちょっと理解ができないが。そういったものは、現場ではかなりたくさん在るということなのか?

○松本:
ハイ。あると思います。

○松本:
少し説明させて頂くが、あらゆるケースを想定してマニュアルが出来ているという訳ではない。基本的には基本的な運転手順とか、こういった警報がなった場合にはこういう対応を取るということが、基本的なケースとして決まっている。

# 運転マニュアルと事故時対応の手引きをごっちゃにする松本氏。

○松本:
従ってそれ以外、流量が増えた場合、あるいは減った場合というところで1つず潰し込んでいってないのは、まだ、運用開始して半年程度、という所である。従って今後、運転経験を積みながらマニュアル類、手順書類をより良くしていくというのが通常の仕方だ。

# ナンデ事故が絶えないのか、この説明でよくわかった。事故が起きてから対応する経験をつまないと対応できないと。それって防止する努力、観点がゼロじゃないか。ありえない… ( ゚д゚)ポカーン 未知のトラブルなんて防げっこない。想定外。

○フリー木野:
通常の仕方というのは分かるんですけど。流量をチェックしているのはわかるが、流量をチェックしている以上、流量が増えたり減ったりは日常的に起こる話で、それがどういう影響によるものかは当然最初に考えているものだと思ったが、

特に汚染水の処理施設に関しては流量がどうなるかということでバッチ処理していれば前後の関係もあるのでチェックしているとお思うが。なかったのか?

○松本:
ハイソウデス。通常だと50m3/hで運転していたので、特段こういった事象がなかったので、これまで検討が不足していたと思っている。

○フリー木野:
これまでは流量が増えたり減ったりという事象はなかったということか?

○松本:
こういった形ではなかったと思う。考えられるとすれば先週3月26日に同じような事象が発生した際は、運転員が見つけたと言うより現場のパトロールで見つけたので、そういった運転記録のデータ等を反映しておけばよかったということはあろうかと思う。

○フリー木野:
廃炉が決まっている原子炉、定検中の原子炉、事故で止まっている原子炉、会計上の扱いの差は?

○松本:
廃炉が決まっている1~4号炉は資産価値ゼロで処理している。

○フリー木野:
その他の定検中と事故で止まっているものは扱い上は一緒?

○松本:
一緒。

○フリー木野:
供給計画で1Fが廃炉だが、5,6号機はそのまま残っているが、この辺は資産価値、会計上の関係に影響は?

○松本:
今のところ廃炉にするかどうか未定なので通常の停止中と同じ扱いにしている。

○フリー木野:
http://bit.ly/HwNtuB 先週の供給計画で廃炉が決まったもので資産価値ゼロは昨年度末で資産価値ゼロということになるのか?

○松本:
22年度の決算でそう言う処理を行った。

○フリー木野:
わかりました。ありがとうございます。

○共同佐分利:
今日、午前中に細野大臣が汚染水漏れの関係で担当者に直接注意を呼びかけたいと言っていたが、今日、そのような対応があったのかどうか確認したい。

○松本:
細野大臣の所に私ども、それから保安院さまもお伺いし、昨日の事故、事象の説明と、

○松本:
昨日、口頭で説明した再発防止対策ということでポリエチレン管の取替を進めること、排水路を暗渠にしていく、タンクエリアの周りのU字溝の出口を土のうで塞ぐ対策を今考えていて、至急計画として取りまとめるということをお話させて頂いた。

○NHK山崎:
これまでの発表で今日新しく出たのは、全ベータの数字が確定した所、という事?

○松本:
排水路中の全βだ。

○NHK山崎:
後変更点は?洩れた量がトン数はまだ確定しないか?

○松本:
http://bit.ly/HiSV6K 新しい情報では本日、配った1~7番までが昨日分の朝の段階で測定した分。排水路中の全ベータと海から少し離れた所、3km地点の測定分だ。8と9が昨日の夕方から本日朝にかけて実施た海の分の測定結果。

若干8番(南放水口付近)で検出限界値を少し上回っているが、ゆらぎの範囲ではないかと考えている。漏洩量評価だが、現在少し評価を進めている所。運転時間とポンプの運転量、流量から12トン。昨日の段階で現場見るかぎりほとんど地面に残ってなかったので。

★12m3 がほぼ排水路に流れて海に出たのではないかと言うことで話しているが、海に出た濃度が検出限界未満だったことから評価を見なおしている。海に出た量がそもそも12m3なのか、今実験棟含めて現場の調査を進めているが、

この漏洩箇所エリアは少なくとも敷地の真ん中が低くなっており、U字溝のほうが高くなっている。従って水が洩れたとすると敷地の中に集まってくる性格がある。元々重いコンテナを置くエリアであり、

地面が少し沈んでいると推定している。地面をよく見るとアスファルトの中にひび割れがかなりあり、水が漏れてくるとすれば、そのひび割れから地面に入っていただろうと考えている。試しに水を流してみたらヒビ割れから地面に吸い込まれていったので、

# 是非、その映像を見せて欲しい。周辺の映像を見せて欲しい。というか、説明する気があるなら、ちゃんと見せて頂きたい。こんな説明じゃわからない。東電の説明をハイそうですかと聞くしか無い現状。

水が出たとすれば、アスファルトの上に残ってなくても地面の中に吸い込まれのではないかと思っている。アスファルト面の陥没の度合いから見ると、やはり、11m3ぐらいは貯められそうだということがわかったので、

12m3洩れたといったが、11m3あるいは相当量はアスファルトん染み込んだのではないかな?と思っている。まあ、トン単位で排水口に出たと仮定すると、やはり、もっと放射性物質の前βの濃度としては高いはずだろうと思っている。

http://bit.ly/HiSV6K 2点目は今回サンプリングを排水路の中で、2番、3番、4番やっているが堰毎に濃度が薄くなっている。能動から見ると1m3というよりも多くても750リットル程度ではないかと思っている。

更にそれが薄まって海まで行くので、海に最終的に漏れた量としては、150cm3程度、と今見ている。ただ、良く評価を際計算をやりたいと思っているので、その辺は週明けにでもきちんとした資料で説明したいと思っている。

# 12m3 から 150cc へ。途中評価を披露する松本氏。報道よろしく頼むよ。150cc と言えば、1合にも満たない。12トンからかつて無い下方修正。分析も全て自分たちが。いくらでも隠せるし、ごまかせる。で、常識が通用しない企業体質。

○NHK山崎:
昨日も会見で質問出ていたが、ホースが外れる原因はまだよく分らない?

○松本:
今回すぽっと抜けているので、すねた状態で向上に搬出する計画をしている。現地でというより、実験室、調査が出来るところに持ち込んで調べる計画を進めている。

○NHK山崎:
同じ事で理由で漏れる事は防がないといけないことは現場はわかっていると思うが、ずっと同じ理由で続いていることだよな。

○松本:
ホースがすぽっと抜けるのは都合、2回目。どういう理由かも含めて少し検討したい。直接左右に大きくひっぱららればぬける事は理屈上分るが、自然に置いていて、なぜ、そうぬけるのかよく調べる必要があると思っている。

○NHK山崎:
これは事前にこの手のタイプのホースでは継ぎ目が抜けてしまうことは検討の中で出なかったのか?

# ポンプで押し出す以上、少なくと50から70m3/hに上がるのなら、差分20の圧がかかってる。締めが甘いとすっぽ抜けるのは当たり前だと思うけど。距離が長くなればなるほど押し出すモーターにも力がいるのに。謎?

○松本:
左右に引っぱられて抜けることは知見として当然知っていたが、そういう風なホースを引き回すときに、例えばつなぎ目をまたいで両側にぶら下げて左右に引っぱるような置き方をしないとか、ちゃんと地面にほぼ水平に並べていくことは配置上、考えていたが、置いてあるところが突然すぽっと抜ける事に関しては十分に検討できていなかった。

# ホースの中に水が流れるにも、ホース側面を流れる方向に押す抵抗、摩擦があるよね。距離が長ければ、それだけ水を送るモーターに力はいるし、接続カ所の弱いところやポンプに近い所は、普通に考えたらすっぽ抜けるよね?あれ?私が変?

○NHK山崎:
それは、このメーカーの納入の際に、過去、原発以外で使ったところでそう言うようなトラブルはあったのかどうかは?

○松本:
そう言った値減があるかどうかについては聞いていないが、少し調べたいと思っている。他の、あの、産業なんというか産業とかで使ったという所であるかって所だな。以前はピンホールがチガヤで穴が開くこともあったので、少しそう言った知見が他産業であるか調べて見る。

○NHK山崎:
解決方法としては違う素材の物に変えていくということで、解決させる、という方針で良いか?

○松本:
このカナフレックスに関してはポリエチレン管に引き替えることで今作業を進めている。今回問題になった淡水化装置から濃縮水貯槽へ移送する配管に関しては、明日中にほぼポリエチレン管に終わる予定だ。従ってもう少しその他の範囲の工事を着実に進めていこうと思っている。

○NHK山崎:
それは2~3週間はかかるということ?

○松本:
そうですな。

○NHK山崎:
それでこの問題は解決出来る?

○松本:
いわゆるかなフレックスがタケノコの継手のところからスポット抜ける事象自身は、そういうものを使わないということで、取り除けると思っている。今、かなフレックスとタケノコの継手の所が、まだ2,000箇所以上あるので、水平展開をというか、

○松本:
優先順位と工事をすすめるかについては計画をたててやっていきたい。

○NHK山崎:
この手の漏れを繰り返していると、また発電所に対する信頼、安全性の疑いがどんどん高まってしまって、結局現場の足をひっぱることになると思うが。次に出る製品の隠れた短所というか、そういったものは調べているか?

○松本:
具体的にどういったところを調査しているか確認するが、ポリエチレン管自身にどういったリスクがあるか確認してみる。

# そういう事は選定する前に済ませておくものだと思うけど。とういうか調べて選定するものだと思うけど。事故直後じゃなく時間にゆとりはあるのに。

そうはいっても、どういうハカンにしてもリスクがあるのは多少なりとも在ると思うが、結局、そういった配管類の信頼そのものをすこしずつ上げていくことと、洩れたことを仮定しても環境に出さない2本立ての対応で考えている。

その一つが排水路の暗渠にしてしまい、ようは上から溢れてきたとしても排水路に流れ込まないようにする事で考えているのと、もう一つはタンクエリアの周辺に建設途中の堰があるので、2ヶ月の間に全てのタンクエリアに堰を作ってタンク粗漏れても堰の中に留める事で考えている。

○読売なかじま:
策ほどのサンプリング結果の所で8番の南放水口でβが出ていて、これは揺らぎだという話しだが、根拠を教えて欲しい。

○松本:
先ず、まあ、このシートには着いていないが、http://bit.ly/HiSV6K 昨日測定した事故直後の5日の8時過ぎにとった同じ場所のサンプリング結果は前βがNDだった。NDのレベルは1.8E-2Bq/cm3レベルだ。その日の夕方に撮ったものが、この8番であり、2.4E-2Bq/cm3。

今朝、8時25分にとったものが逆に検出限界未満という状態になったので、まあ、サンプリングする都度、水を取っているが、とり方や採取場所が若干違うので、まあ、検出限界の多少、上下するような所を取っているのではないかと思っている。検出限界未満となっているが、実際には1.8E-2Bq/cm3を少し下回る数値で推移していると思っている。

○読売なかじま:
今回のような漏洩がない場合でも、これぐらいの値が出ている?

○松本:
はい。今はこの排水路は土のうで流れないようになっているので、漏洩そのものは継続していないし、土のうもまだあるので、漏洩が継続していると言うことではない。

○朝日杉本:
先ほど、かなフレックス継手が2000ヶ所と言っていたが、概ねどのあたりにまだ残っているといえるのか?

○松本:
循環注水冷却の配管ルートにほぼ全域にある。数として多いのはタンクエリアだ。あそこはホースを引き回してるだけでなく、タンク間をつなぐようなところも全部このカナフレックスで繋いであるので、継手としてはその部分に集中してあろうかと思う。

○朝日杉本:
要するに高濃度の放射性物質を含んでいる水が流れているところでもかなフレックスがまだ残っているということでいいか?

○松本:
そのとおりだ。タンクエリアはセシウムは10E+0Bq/cm3レベルで落ちているが、β核種はそれなりにある。

# それなり 10E+5Bq/cm3レベルがそれなり。

タービン建屋から廃棄物処理建屋に引っ張っている所も、かなフレックスとこの継手なので、高濃度の所もそもそもこういった所になる。従って一部、4号機タービン建屋から廃棄物処理建屋にでる所はかなフレックスからポリエチレン管に変えたが、建屋内部はかなフレックスのままだ。

○朝日杉本:
これは何時までに全部交換し終えるのか?2,3週間でこれは含まれるのか?

○松本:
含まれない。2、3週間でやろうと思っているのは、高濃度処理をした水をタンクエリアに押し込むところまでのエリアを今考えている。今回、この継手からの漏洩がこういう所に多く発生、2回発生しているが、そこを重点的にやっている。タンクエリアからバッファタンク間、廃棄物処理建屋から淡水化装置も今後計画を作って実施していきたいと思っている。

○朝日杉本:
2000ヶ所となると結構大変だと思うが。見通しは?

○松本:
前世数をやるかどうかは、検討中。ようはタンクエリアの中で堰の中に入ってしまうような類のものについては、漏洩があっても堰で食い止められるだろうと思っているので、やはり優先順位的には外を走っているようなルートを最初にやろうと思っている。

○朝日杉本:
細野大臣に対策として地面に土嚢を積む、という話しがあったが、これはだいぶ前から対策としてあげられていたと思うが、今回のようにまだ出来ていないところはかなり沢山あるのか?

○松本:
土嚢を積むといったのは、(お絵かき)今回、タンクエリアの前に雨水を流すU字溝がある。このU字溝の周りに雨水が入ってくると、最終的に排水路から水を流していくので、こういったU字溝から排水路に流れるところには土嚢を積んで、ダイレクトに出ていかないようにしようという事が、追加の対策になるし、先程NHKの質問にあった、排水路そのものを暗渠にしてしまい、上から入ったとしても入らないようにしようということになる。

以前示した土嚢といっているのは、こういったタンクエリアの周辺には今後、コンクリで堰を作っていくが間に合わないところは先行して土嚢を積んで、堰の変わりにすることを徐々にやっているところだ。

○フリー木野:
U字溝から排水溝に直接流れないように間を塞ぐという事なのか?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
そのU字溝はタンクエリアを設置した後に作ったのか?

○松本:
元々あったU字溝だ。

○フリー木野:
U字溝は周りの水をちゃんと排水路に流して敷地が水浸しにならないようにしていると思うが、

○松本:
あ、そういう事で今回土嚢を積むので、U字溝に雨水が溜まるので、排水するポンプを付ける予定だ。従って確認しながら雨水を排水していくことにするので、

○松本:
ダイレクトに排水路に水が流れていかないようにしたという事になる。

○フリー木野:
カナフレックスの放射線劣化や分解のテストはメーカーに確認した結果はあるか?

○松本:
確認中だ。

○フリー木野:
ホースは平らの所に置いてある話しがあったが、基本的にはホースは置いて敷設したままで特に固定はしていない?

○松本:
ハイ。固定してないが、場所によってはU字溝、コンクリの入れ物の中に入れたり、ホースとホースをバラバラにならないように縛ったりはしている。紫外線対策という事で、黒いシートで上を覆っている状況になる。必ずしも全部が全部水平な場所ではなく、坂道のような所で下っているような所とか登りはある。

○フリー木野:
機能も聞いたが水を流したり停止したりする際の脈動の影響は受けるという事か?

○松本:
脈動の影響は受ける可能性はあるが、大きな力は地面で逃げているのではないかと思う。

○フリー木野:
地面で逃げるというのは?

○松本:
地面の上に置いてあるから、揺れたとしてもその力は地面にかかっていくという意味だ。

○フリー木野:
脈動しているときに引っぱる方に力がかかるというのはわかるが、左右には動く訳で、引っぱり方向にかけなくても外れる物は外れると思うが、可能性はなくはない?

○松本:
あると思う。振動で少しずつゆるんでいくとか、カナフレックスという素材で拾うが考えられるかどうかわからないが、宏宇のようなケースで割れることはあろうかと思う。ただ、すっぽ抜けることがあり得るのかよく調べたい。

○フリー木野:
写真だが、継ぎ目にビニールがかかった物しかなかったが、それ以外の物は?

○松本:
ありません!(即答)あのまま工場に運び出す。

○フリー木野:
あのままというのは、カナフレックスを切ってそのまま持ってく?

○松本:
そうです。

○松本:
ですから、今後、ビニールを外して写真を撮れるとは思うが、今の段階では撮れていない。

○フリー木野:
あのビニールの中は水が溜まっていたのか?http://bit.ly/HP9Yht それとも膨らんだ様に見えていたのは何?

○松本:
水は溜まっていたようだが、水でぱんぱんでふくれた、ということではないようだ。

○フリー木野:
総合事業計画の提出時期はまだ未定?

○松本:
まだ未定。

○フリー木野:
作業状況、見通しもない?

○松本:
今、機構とよく相談しながら取り纏め行っている段階。正式な提出時期は未定。

○フリー木野:
今月中とか、そう言う見通しも見えない?

○松本:
ハイソウデス。

○松本:
ホースの耐放射性だが物性に影響在るところは10E+5Gyになる。中に入っている放射線の量から考えると11.4年程度の耐放射線性能はある。

○フリー木野:
10万Gy は律ではなくて総量が?

○松本:
積算になる。

○フリー木野:
放射線の種類はガンマ線?

○松本:
基本的にはガンマ線。

○フリー木野:
γ線、α線、全部あわせて10万Gy?特定の線種でそうなるのか?

○松本:
全部あわせて10E+5Gyだと思うが、β、αになると殆ど飛程が無いのでガンマで考えて大丈夫だと思う。

○おしどり:
怪我をされた作業員の件で。これは病院で特別に傷口モニタやスミア資料で測定はされていないのか?

○松本:
してない。

○おしどり:
怪我をした場合、皮下組織から、勿論ご存知だと思うが、浸透して体液によって吸収されるので、特別な除染やモニタリングを通常されるが、5,6号機の身体スクリーニングのみで傷口のモニタリングはされていないのか?

○松本:
身体モニタリングと傷口の所もサーベイメーターをあたりまして、バックグランドレベルということで汚染はないものと判断してる。バックグラウンドレベルは820cpmだ。

○おしどり:
2日前に私が聞いた時は、バックグラウンドは3000cpmといったが、それは勘違い?

○松本:
3000は以前、免震重要棟でのバックグラウンドがそれぐらいあったので、その程度ではないかと推定していたが、今は随分綺麗になっているようであり、820cpmまで下がっている。

○おしどり:
820まで下がってきたことを確認されたのは何時の日付けか?

○松本:
バックグラウンドを確認した日ですか?確認させてくれ。

○おしどり:
3000の根拠となったのは日付けは?

○松本:
そうだな。去年の秋頃はたしかそれぐらいだったと思う。820だとサーベイメーターからの詳細な換算係数はわからないが、大体退出レベル如何に丁度なるので、3000だと高すぎると思ったが、帯出レベルのみの測定でモニタリングはされていないと。

○おしどり:
これは以前から福島第一で怪我をされた場合の傷口モニタリングも詳細に撮っていないということになるのか?今回にかぎらず。

○松本:
そうですな。いわゆる体内、身体汚染があるかないかというサーベーでそこでバックグランドレベルという判断が出たら、傷口を直接スミアを取ることは多分、行わないと思う。ちょっと確認する。

○おしどり:
お願いする。いろいろな病院の放射線災害対策マニュアルを見ても、放射性物質が付着してる可能性がある場合は、傷口モニタやスミア資料を取ることになっているので、東電で福島第一で怪我が発生した場合、そこに搬送された病院で、どのようなマニュアルで傷口をモニタリングしているのか?もしくはどのようなマニュアルがあるのか教えて頂けるとありがたい。お願いする。

○松本:
ハイ。

○栗田:
3号機使用済み燃料プール冷却の塩分除去装置の確認運転で通水試験を実施したが明日も再度、通水試験を実施し、運転状況を書くにして除去次第でインサービスに移行する予定。1号機タービン建屋地下から2号機タービン建屋地下への移送実施予定。6号機タービン建屋から仮設タンクへ、明日も移送予定あり。

~ 終了 19時8分

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