2012年4月25日水曜日

平成24年4月25日(水) 経産省 保安院会見 ~ 「中部電力 南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高に係わる影響評価と対策」保安院評価 報告

平成24年4月25日(水) 経産省 保安院会見 16:00~

「中部電力 南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高に係わる影響評価と対策」保安院評価 報告






■南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高について」を踏まえた影響評価及び対策に係る報告(中部電力株式会社浜岡原子力発電所) http://bit.ly/I4vnOl

○保安院検査課 石垣:
南海トラフ巨大地震による震度分布・津波高について」を踏まえた中部電力浜岡原子力発電所における影響評価、及び対策に係る報告について確認を行いました、という資料について説明する。

今日配った資料のリリースの枠内を見るんだ。中央防災会議が南海トラフ巨大地震の震度分布と津波高を4月2日に公表され、浜岡原発前面海域で21mの津波が想定されるという結果だったが、それについて浜岡発電所の影響評価を行い結果かを報告するよう、また、必要に応じて対策を実施して下さいという指示を4月2日に行った。4月16日に中電から報告書を受理をしていた。

で、今般、今日説明するのは、浜岡発電所における影響評価について、私どもで中部電力の報告内容を確認したということだ。中身を紹介させて頂きたい。別紙でつけているが、(http://bit.ly/InbsKe)背景は今申し上げたとおりだ。

「2.中部電力の報告書について」というところだが、ここはちょっと説明を省略する。4ページ目の「3.当院の確認結果」を見るんだ。ここに特徴的なことを紹介したい。

先ず「(1)前提条件について」今回の影響評価と対策についての前提条件ということだが、今の浜岡発電所の状況は1,2号機は廃止措置中、3,4号機は止まっているが、それぞれ原子炉の中に燃料があったりなかったりという状態だが、

前提として、4号機は燃料を取り出してない、3号機と5号機は炉の中に燃料が入っている、として評価を行ったということだ。電源などを利用しないということだし、停止中の炉とか、使用済燃料プールを冷やすための資機材、

これらも今回の津波の高さが21mということで公表されているので、それ以上の高さにあるものということだが、24.5メートル以上に配備してあるポンプ、ホースを用いた対策をすると言うことが前提条件である。

これらについて「(2)対策で用いる資機材について」では、これらの資機材はきちんと点検されているという事だ。「(3)対策までの時間余裕について」だが、先ほど言ったように、浜岡原発の状況は止まっている状況だが、冷却とか注水ができない場合に、ほっといた時に燃料の熱で持って水が減るかどうか、という所をきちんとされているか、ということだ。

これについては、3ページ目の「表3」http://bit.ly/InbsKe 原子炉3号機、5号機は原子炉の中に燃料が入っているので。右側に使用済燃料プールだ。これらが津波21mきたとして、冷却注水ができない状態になった時に

残っている燃料の熱で持って、水が蒸発して燃料が露出するまでにどれぐらい時間がかかるか、という評価だ。一番厳しいのは5号機の原子炉で約6日後には水が蒸発して燃料が露出するという事になる。

他はここに記載の通り。3号機では10日、燃料プールだと一番厳しい3号機燃料プールが36日ということであるので、時間的な余裕が有るということだ。実際やることは「(4)対策について」に書いてある。

今申し上げた時間的な余裕の中で体制を整えて重機で瓦礫を撤去して仮設の動力ポンプを繋いで注水を行う、ということである。特徴的な事は5ページ目の3行目ぐらいから見て頂きたい。

今回使うポンプだが、必要な水量を供給する能力はある、ということである。同時に注水を行う場合においても、というところだが、1週間に合計21時間動かせば、原子炉と寝量プールの水位を維持できるポンプである事を確認している。

代替注水を行うためのライン構成だが一時的には1階グランドレベル以上にあるので、建屋の中の水が抜けた後、ということであれば手動で操作をするという対策を講じるということである。

次の「指揮所」というところだ、浜岡発電所の緊急時対策所が高さ21m以下であり、今回の津波の高さは21mは前面海域における高さなので、何処まで敷地内が浸水するか、という所の詳細評価はまだ出来ていないが、

使えなくなる可能性があるということなので、代替の指揮所については検討しているということだった。次は燃料だが、全部を動かすとしても7日間動かす分は所内にあるということだ。

水源も同じようなことであるが、最終的には河川、海水の利用という所まで想定をしているので、十分な水を供給することが出来るであろう、という評価である。

(5ページ)次の内規と訓練のところだが、代替注水作業の担当班ごと、ということで内規が出来ている、ということであるし、その下の訓練と言うところも担当班ごとに訓練をし、改善事項を抽出しているということであるが、

一連の横断的な作業について統一的な手順書であったり、統一的な全体を通した訓練であったり、ということがなされていないという所があるので、そこは今後の改善事項と思っている。

★最期の6ページ目のまとめ「(5)当院の評価」という所に書いてあるが、関係者へのヒアリング、それから現場確認を3日間おこなったが、以下を確認したということである。

一つは特徴的なこととして申し上げたが、注水冷却ができないとしても、一番厳しい5号機で約6日間、燃料が露出するまで時間的な余裕があるということである。

それから原子炉と燃料プールへの注水作業だが、24.5メートルに保管されている資機材を用いて、電源がなくても注水が出来るということである。3詰めは先ほど申し上げた、

週に全体あったとしても、1週間当たり合計約21時間程度の運転によって、原子炉及びSFPの水位を維持でき、燃料損傷を防ぐことができる。と言う事である。一方、というところで書いてあるが、中央防災会議の件東海地震も現在、検討が継続されている。

更に細かいメッシュでのデータも今後公表されると聞いているので、このような新しい情報を踏まえた詳細な評価を中部電力が行うとともに、必要に応じて対策を講じることが必要であろうと思っている。今後、そういう事を検討して頂く際には、今回の報告の確認過程で以下の点も含めて、ということだが、先ほど紹介した緊急対策書の指揮所が使用できない場合の代替措置については、

きちんと予めあきらかにすることが必要ではないかという事。もう一点は一連の作業の確実性を高めるためということだが、体制確認と実行を確保するための総合訓練という事も、

今後の検討の中で中部電力において検討することが必要であろうということが、当院の評価である。最期に「4.今後の当院の対応」http://bit.ly/InbsKe というところだが、中央防災会議での詳細なデータを踏まえて、

中部電力において更に詳細な評価が行われるということなので、これについては、今後も厳格に確認をしていくということであるし、必要があれば、ちょっと評価の中身はこれからだが、

必要に応じて私どもとしても適切な対応を取る、と言う事で今後対応していきたと思っているところだ。私からのプレス発表の説明は以上だ。



■質疑

○共同岡坂:
と言うことは2点ほどの更に必要な事項があると説明されたが、基本的に現状で21m出来ても燃料損傷を防ぐ、つまり、安全であることの確認は出来たという理解でいいか?

○保安院石垣:
はい。ただ、申し上げたように21メートル自体が検討過程の途上の数字というか、これからも詳細なもっと細かいメッシュでの数字が公表されるという事なので、引き続き詳細な評価はまだ続いていくという事である。

○共同岡坂:
詳細メッシュで更に具体的にやるという事だが、今、21メートルまでは水没するという、どちらかと言えばかなり保守的。だから今後、詳細に出ても安全だという結論が覆るような形での評価にはならないというイメージで宜しいか?

○保安院石垣:
あ、のう、そこはなんていうんでしょう、、中央防災会議の数字がどういう数字がでてくる事によると思う。私がここで予断を持って、そうお答えすることは適当ではないかと思う。今現在、我々がやられている状況、21メートルで前面海域で。

その数字だけということなので、21m以下のものはみんな水没して使えないと。そう言う前提状況をおいたとしても、今の冷温停止している状態は維持できるということは、今回、確認したということである。

○共同岡坂:
★この緊急時対策所の代替措置と、総合訓練、これについては何時まで、どういう形で実施を求めていくのか?

○保安院石垣:
これについては、今回具体的にいつまでということではない。★緊急対策指揮所、訓練ということも今回、最低6日間時間的な余裕が有るということであれば、なんとか対応できるんだろうなぁ、というイメージで捉えているが、より、今後の実効性を高めるためには、

★そこら辺当たりを予め決めておく、訓練しておくことも大事だろうということである。具体的にいつまでということでは、今回、(中電に)指示はしていない。

○朝日小池:
細かいことだが、緊急時対策書が21m以下とあるが、具体的にはどれぐらいの場所にあったのか?

○保安院石垣:
今、彼らが持っている指揮所は重要免震棟の2階だが、このレベルで言うと10か11mぐらい。10±いくつかのオーダーだ。

○朝日小池:
訓練についてだが、一連の作業にかかる総合訓練は具体的にどんなイメージの訓練か?

○保安院石垣:
そうだな。今、彼が持っているマニュアルや行った訓練というのは、ポンプを持ちだして繋いで水を注入する部隊であるとか、ホイルローダーで瓦礫を片付ける部隊であるとか、それぞれのパートごとにやっている。

燃料プール毎に冷やす部隊、それぞれやっているので、周辺の流れの中でということであれば、先にどっちを先に冷やす、あるいは瓦礫撤去が終わってから冷やす部隊は直ちに出動せよ、という全体のコーディネイトまで想定すると、全体を通した訓練をやっておいたほうが、いいんではないか、というのが、私どものイメージだ。

○読売高田:
緊急安全対策を指示した段階の事で恐縮だが、浜岡の場合は、基本的に浜岡原発にいる職員、作業員で全て対応できる前提のもとに、これらの対応(対策)が出来ているのか?

○保安院石垣:
今回のものではなくて緊急安全対策?

○読売高田:
これの前提となる緊急安全対策で、そう言う辺りは見ているのか?

○保安院石垣:
人為的には、浜岡の霊だったかどうか、定かではないが、必要な作業順位と夜間であっても何人いるとか、近場の社員寮から何時間以内に人が来るとか、と言うことは、1年ぐらい前の緊急安全対策をやっている時は、体制の確認はしている。

○読売高田:
★浜岡がある静岡県というのは、東海地震を襲った場合、交通網とかあらゆるものが結構ダメージを受ける想定がされているが、中部電力が外からの支援を前提としているのであれば、その辺りがどういう評価になっているのかを知りたかったんだが。

○保安院石垣:
先ほど答えたやつぐらいのレベルだ。夜間には何人ひとがいる、発電所近隣の社宅ですかね。徒歩で何分かかるか訓練したとか、そこに何人いるからどういう体制が組めるというようなところで、明らかに外部に頼る、という所は、想定していなかったと思うけどね。

○読売高田:
ありがとうございます。

○産経蕎麦谷:
指揮所の代替措置と言うことだが、具体的に場所は何となくわかったが、中にはどういう設備とか、そういう物は特に指定する物ではないのか?

○保安院石垣:
今回の対策だけで申し上げれば、それほど、ちょっと言い方が悪いかも知れないが、それほど難しいことをする物ではないので。ポンプをつないで水を入れるっちゅうことなので、連絡作業指揮の指示連絡がきちんと出来るという事ぐらいがあれば、と言うことだと思う。

ただ、今の彼等の大体措置検討の中には、高い場所にあるところの建屋を使うという事もあるし、本当に津波の想定如何によるが、建物が本当に使えないという事であれば、

○保安院石垣:
敷地の一番上の所にテントを置いて野外の指揮所にするっちゅうぐらいの最後の砦って言ったらおかしいが。ww そういったことが、代替措置について検討というかっこで、検討が進んでいるというところまでは確認できているが、

# ( ゚д゚) なに笑っとん。意味が分からん、、

そう言う意味では時間的な余裕の中で決めていけば、というのはが今回の中の評価だと思うが。そこについては、予め決めとくほうが、越したことはないし、用意しておくべきであろうということでの、私どもの指摘というか、まあ、今後の要改善事項かなぁ、というふうに思う。

# 要改善事項って、話し聞く限り、全然 「要改善」じゃないんですが。

○読売高田:
今回のは、原子炉が停止している状態を想定した上での評価ということだったと思うが、稼働するかどうかわからないが、当然、原発なんで稼働した時どうなのか、というのは関心が高い部分だし、あれだと思うが、その辺は求めて行かないのか?

# 停止要請が出た浜岡の評価は、他の原発と違って、現在の運転停止状態を前提に評価されています。

○保安院石垣:
それは今回、特に何時までにと言う事でこちらから期限を切って検討せよということではない。しておりません。冒頭申し上げたように、これからも21mなのか、もっと細かいメッシュで切った時にどういう数字が出てくるか、というところもあるだろうし、

もうちょっと先、動いた時については、また改めて別途検討が必要だということは、勿論そうだが、今、私どもとして想定して、検討指示するというところまでには至っていないという扱いかなぁと思っている。

○読売高田:
動かす前にはやる?

○保安院石垣:
もちろんこういう評価も必要だし、当然、津波、地震については波源モデルをどうするか、と言う事で地震津波の意見聴取会の方で、そもそも検討が進んでバックチェックの一環として、昨年来検討が進んでいるということなので、

そうした経過であるとか、それから、本当に稼働だ、起動だ、と言うことになってくれば、ストレステストの一次テストとか、色んなプロセスがあるから。それはまだちょっと先の話だと思っている。

○読売高田:
ありがとうございます。

○テレ朝松井:
先程おっしゃったテントを置いて野外の指揮者にでも覚悟をという話がちょっと良くわからなかったが、これはあくまでも大事故に至る前のことであるという認識で話をなさっているわけですよね?

○保安院石垣:
勿論そうだ。

# うん。笑いながら、全然意味がわからなかった。

○テレ朝松井:
それだけの設定だけでいいのか、という質問だが、福島の例を見るまでもなく、そんなのは100も招致だと思うが。

○保安院石垣:
はい。

○テレ朝松井:
屋外のテントというその感覚がちょっと良くわからないが。

○保安院石垣:
そういう意味では、代替措置のいろんな検討中のバリエーションの一つとして紹介したということである。えっと、私どもはそれでいいとか、悪いとか、言っているのではなくて、きちんと予めいろんなバリエーションがある中で、

優先順位を決めて何が使えるんだったらこう使う、その次の段階として次の想定した場所が使えないのであれば、これを使う、その時の体制をどうするということについて、予めきちんと決めておいたら如何か、という問題意識だ。

○テレ朝松井:
今日は保安院としては受領しました、聞きましたよという内容であって、最終決定かどうか、というわけではないということ?今の話だと。

○保安院石垣:
そうです。

○テレ朝松井:
平時ならまだしも、国民の意識がこれだけある中で、屋外にテントなどと言う言葉が出てくる自体が、ちょっと感覚がよくわからないが。それはそういうものなのか?

○保安院石垣:
本当に建屋が水との関係でどうなるかによるんだと思う。建屋が水に使って使えないということがあった時に、それでもなお、意識連絡を中枢として活動できる場所が無くなるということ、が、どうかという所だと思いますんで。w

# 対策でそういったことは起こらないという前提だから。前提だから。

色んな想定をしてバリエーションを考えて検討しておくということは、それ自体は必要なことだと思うが。

○東京新聞かたやま:
18mの棒は壁を作っていると思うが、これがない状態でも今現状来ても大丈夫という評価を出されたということになると思うが、その点の関連と今後についてもう少し詳しく教えてほしい。

○保安院石垣:
はい。今回の前提条件、あるいは使う資機材というところで紹介したが、今回のものは、21m以下にあるものは、使うことは期待しないという前提なので。と言うことは、砂丘だとか、今建設中の棒は壁であるとか、

そういった物も考えないで21mズボッと水に水没してしまう前提で一旦考えたということだ。それには勿論、詳細な浸水シミュレーション、敷地内の高さと水の量と津波の勢い、いろんなことを考慮したシミュレーションをしないと正確な所は分からない。

# 津波が衝突する力は一切評価しない。漂流物も。ただ水位が上昇して水没するという前提の津波評価。日本一の防潮堤が決壊したのに。意見聴取会で少数の利益相反にない委員に指摘されても、遡上に上がらず保安院の責任で安全結論。

★これから評価していくことになると思うが、今回は、ものすごく保守的に21mという高さの情報だけで、それよりも、まあ、深い所、それ以下の所にある昨日は期待しないという前提で評価しました、というこのが今回の評価である。

# ものすごく保守的に

その先についてだが、21mの数字地震がまだ検討途中のこれから変更がありうるものだと理解しているので、詳細なメッシュで出てきた時、また検討が進んだ時、詳細な情報が得られるようになった時、

その都度、評価の方は見なおして、私どもとして確認をしていくことになろうかと思う。ただ、そこの、具体的な、今後のスケジュール感なり日程なり時間的な所なり、というところについては、今現在、もう仕上げられる情報は私どもは持ち合わせていないので、

情報が出てきた時点でまた評価をしていきたい。確認をしていきたいと思っているということである。

○東京新聞かたやま:
そうすると、今おっしゃったように21mという高さだけを考慮されていて、津波の勢いや水の量、そういうものはこれから検討ということは、今回の検討の中には、勢いとか量は全く入ってないと考えていいのか?

○保安院石垣:
はい。今回の評価に入れていない。

# 時間かかるので。

○東京新聞かたやま:
21mという高さだけ?そうすると21mだけではなくて、24.5mでしたっけ。微妙に余裕があると思うが、この高さの評価はどうしてこの24.5mにした?

○保安院石垣:
24.5mというのは、今、資機材を置いてある場所だ。それが21メートルよりも高い所にあるので、この資機材は使える!という評価をしているということだ。

# 押し寄せる21mの津波。衝突するエネルギーは一切考慮しない。下から徐々に水位が上がってきて水没するかしないかという評価。21mの津波に対し 24.5m にある機材は全て使えるという保安院の妥当評価。今のストレステスト一次評価も全く同じ。鵜呑みにする政治家。

○保安院石垣:
21mの津波が来た時に、高さの応じてだんだん遡上するとか、あるいは力がかかるという所については、今回評価していない。21mでスパっと切ってあると言う事だ。

# 今回は、って、再稼動条件のストレステスト一次評価もそうでしょが。ナニイッテンノ。

○東京新聞かたやま:
★津波が来た時というのは、水の量も勢いも大きく影響してくると思うし、建物にあたった時に波がもっと高くなる事も、障害物のない所に21mが来るわけではないと思うので、その時の影響というのも必ず必要になってくると思うが、高さだけで妥当と評価されたことについては、想定として甘いのではないかという感想があるがどうか?

○保安院石垣:
あのう、うんと、申し上げたかったのは、今、21m以外の情報は中央防災会議でも出ていない。まだ検討中だ、と言う事で聞いている。今ある時点でも情報で評価する、という制約条件は勿論あるが、その制約の中での条件での評価、と言うことを今回したということであるし、ご質問のあった実際の浸水が今後、あの、有りうるのか、と言うことについての、

# ね。あほでしょ。保安院。意見聴取会でさんざん無視してきた指摘。

○保安院石垣:
あのう、シミュレーションあり、検討する材料が出てきたら、またすぐ、それは検討に入っていくということだと、理解しています。

○朝日小池:
今の更に細かいメッシュで細かい数字が出てきた時に、改めて検討する、というのは、今回やったのはあくまでも緊急安全対策の延長上にあるという認識で、再稼働云々の話ではないと捉えているが、再稼動を判断するのは、また別の段階で、細かい数字が出てきたら今回と同じような緊急安全対策の延長上ということで改めて評価し直すという意味なのか?

○保安院石垣:
私どもはそう理解している。21mという前提が変わったらまたすぐに評価するということだと思う。

# 評価のやり方自体がおかしいという話にはならない。

○東京新聞かたやま:
改めて再稼動までにどういう条件が出てくるか、どういうことを検討して再稼動を最終的に検討することになるか、流れを教えてほしい。

○保安院石垣:
はい、えっと、あのう、これはなかなか、あの、ええ、実際に今、その、話題になっている大飯発電所の再起動のプロセス、を、少しイメージしていただけると、、あの、お分かりになるかもしれないが、あのう、、、なかなか、

今現在、これをやったら再起動だというプロセスを私どもが、きちんと思い描くのは、現実的にはなかなか難しいのかなあ、という風には思う。予め、浜岡に1年前に停止要請をした時は、防潮堤の中長期対策ができてそれが確認できたら、

と言う事で停止要請がなされているが、それ以降、ストレステストであるとか、色んなプロセスが加わっているので、あのう、そういった意味で、今、直ちにこれがクリアできたら再起動というプロセスはこれだ、と言うことを今ここで申し上げるのは、ちょっと難しいかなぁ、とは思う。

○東京新聞かたやま:
全部ではなくても、仰ったストレステストとか、防潮堤の検討とか、現在分かっているところで教えて頂けないか?それが全てだということでもなくていい。

○保安院石垣:
そういう意味では 先ほど申し上げた中長期対策がきちんとなされているというのが、元々の停止要請の時から言われていることだ。それ以降、入ったものに関しては、ストレステストをきちんと行う。

今回の大飯の例で言えば、関係大臣での確認プロセスとか、地元プロセスとか、いろんなことが追加的に、実際に判断の材料として使われているという所もありますんで、あのう、何が、これが全てというのは、なかなか言えないし、

# 安全委員会、IAEAの指摘すら無視。この保安院評価と大臣と地元が再稼動のプロセス。そこに安全性という視点は皆無。

あのう、これまで行われているものはそういうものだ、今申し上げたことだということは紹介できるが、それで全部だ、あるいはそれ以外ないとも言えないし。それのうちの、なんというんでしょ。ええ、このプロセスということを予め、なかなかいうのは、今は難しいのかなあ、というには思う。

○東京新聞かたやま:
その防波壁に関しての今後の検討はどうされていくか教えてほしい。21mに対して(建設中の防波壁は)18mと低いので、勿論変わってくる可能性あると思うが、今後、どういう形で検討されていくか、と言うことを教えてほしい。

○保安院石垣:
先ずは中部電力の評価次第だと思う。何時までにということを私どもからは指示はしていないと先ほど言ったが、最新の情報を得て、彼らなりに評価をして、と言うことになろうかと思う。中部電力の考え方がわかった段階で、私どもとしてはそれについてどう評価するか、という作業に入ってくるんだろうと。そう言う順番になろうかと思う。

# 事業者の評価次第だ。

○保安院石垣:
他によろしゅうござるか。以上だ。

# 朝日小堀記者 帰ってきてほしい (´:ω;`)




~ ぶら下がり 16時33分 (33分)

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