2012年4月18日水曜日

東電会見 2012.4.17(火)18:00~

東電会見 2012.4.17(火)18:00~

けが人1名発生。http://bit.ly/ICTO4H 海底土被覆工事に従事していた協力作業員50代男性。船と岸壁の間に挟まれ救急車到着後、産業医と救急隊の判断でドクターヘリ。産業医だけでドクターヘリの判断できなかった疑問が…

命に別状ないとのことだが、付き添いから聞いた話という事で磐城共立病院の医者の話かどうかは不明。明日からTOPY工業のロボット サーベイランナーを2号機トーラス室に。上手く行けば漏洩箇所が確認できる可能性も。

2号機サブドレン水でセシウム134/137が上昇傾向。1~3号機の建屋上部の空気中、ガス管理システムの気体分析結果報告。3月の測定と大きな変動ないとのこと。これを元に放出放射能量評価。

プラント

モニタリング関連



○松本:
4月17日夕刻の会見を始める。http://bit.ly/J6asup[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系からの注水継続中。[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。1号機格納容器温度 最新データ本日16時 53.3℃まで下がった。1号機水素ガス濃度は A系 0.00% B系 0.03%。週末にかけて0.1%程度まで上昇していたが、現在は下がり傾向にある状況。

[使用済み燃料プール]1~4号機まで現在循環冷却を継続中。[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機は引き続き雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送を継続。3号機は本日8時44分にタービン建屋の水位調整のため一旦停止。6号機タービン建屋から屋外仮設タンクへの移送は本日10~16時の予定で実施。欄外。日曜日から2号機潤下水ポンプ突出弁ピットの水抜き作業を行なっているが、本日も8時32分~14時50分にかけて実施した。

予定通り水が抜けているので、準備が整えば、明日からこのピットはコンクリ詰めを行い、止水工事を行う予定。[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンとサリーでの運転を継続実施中。[その他]記載がないが、昨日話した4号機使用済燃料プール取り出し用のカバーの設置工事に関しては、本日、予定通り地盤改良工事から着手している。なお、昨日の会見で耐震強度についての質問があったが、(NHK花田記者宛)

いわゆる静的地震動1.5倍とSsの比較だが、評価する部位によって若干違うが、今回のカバーを立てている地面から直上1階の部分では1.5倍のところで大体300ガル、基準値振動でふった場合には500ガルという比較になっている。

続いてモニタリングの状況について。資料が何点かあるので、号機毎に説明させて頂く。「1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果

現在1号機は原子炉建屋カバーがあるので、このカバーの内面で空気中のダストがどれぐらい放射性物質を含んでいるか、と言うことを検出したもの。

これとペア資料が色が付いたA4横資料。「福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について  」粒子状のフィルタとチャコールフィルタで主要3核種を測定したものだが、

この結果を用いて月末には原子炉建屋から1号機から放出されているか評価していきたい。同じようなデータが2号機、3号機についてある。2号機は1枚もの資料。

2号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結 」2号機に関しては建屋が健全な状況でブローアウトパネルが開いているので、そこでのダスト分析結果になる。

ペアになるのが「福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について http://bit.ly/IWwFMm 」格納容器ガス管理システムの方は4月3日に採取した分と4月13日に採取した分がある。

こちらを使用して評価していきたいと思っている。なお、2号機、3号機に関しては4月3日にも建屋のサンプリングを行なっていたが、例の低気圧通過に伴う強風が吹いた関係でうまく取れなかったので、13日に併せて建屋のサンプリングを再度行ったもの。

同じ資料が3号機分についてある。「3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果 」 3号機は建屋上部が壊れている状況なので、

こちらはクローラクレーンからサンプリング装置を何箇所かに降ろしてサンプリングをしている。これとペアになるのが「3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について

いずれも2号機、3号機も同じく建屋からの放出放射能量評価の評価に今後使って行きたいと思っている。測定結果を見る限り、1号機、2号機、3号機とも前回、3月の測定と大きな変動はない状況。

海水のサンプリング結果が1枚出ている。淡水化装置から濃縮貯槽への移送ラインで漏洩が発生した件に鑑みて南放水口付近のサンプリング結果を毎日公表している。http://bit.ly/HJxtmJ

セシウム134/137、全βに関しては本日午前8時30分のサンプリング結果でも検出限界未満という状況。

明日の作業予定で1件連絡。「ロボット(サーベイランナー)の概要 」という資料がある。2号機格納容器底部、圧力抑制室、いわゆるトーラス室があるが、

そこの損傷状況をロボットを使って目視確認をするということで、明日、作業に着手する事を考えている。サーベーランナーについては1枚目の写真にあるようにTOPY工業が開発した有線式の小型ロボットであり、

カメラの他、今回は線量計、音を取るため、録音装置を付けて実際に入る予定。サーベーランナーの仕様は表の中に仕様表があるのでそちらを参照。行く場所は2枚目のロボットアクセス予定ルートを見るんだ。

左側が原子炉建屋1階、右側が原子炉建屋中地下1階になる。原子炉建屋の北東コーナーの二重扉から入り、先般、社員が三角コーナーにて扉が開くかどうかの確認をしているが、その階段を降りていき、中地下1階の三角コーナーに降りてくる。

そこから少し右下に降っていくが、そこからトーラス室、円筒の所に入っていく。この青い線がルートであり、圧力抑制室の上部にあるキャットウォークという作業用の通路がある。そこをだいたい半周する予定で、先ず下側の方、南側の方に降りていき、圧力抑制室のアクセスマンホールハッチまでいく。そこから折り返して、反時計回りに北側にあるアクセスマンホールハッチまでいく。

そこからまた引き返して元の扉のところに出てくる工程で現在考えている。現場の都合により、ルート等は若干変更になるかもしれないが、明日の予定はこういったところで、実際にロボットを使ってトーラス室の様子を撮影するとともに、音や線量がどうだったか確認したい。

場所的に漏洩箇所等がわかれば、こちらの方で見れるのではないかと思っているが、先ずは最初のトライということで、明日、予定している。

★★
福島第二のプラント状況のお知らせ。「http://bit.ly/ICTO4H 」本日、けが人が発生したので連絡する。丸印が書いてある下半分だが、本日、福島第二原子力発電所の物揚場、船が付いているところで、福島第一の海底土の覆土を行う工事に、副土曜の砂を作っている作業船があるが、その作業線と岸壁に体を挟まれて10時25分に要請。50代の男性。救急車が到着した後、救急車の判断により、ドクターヘリを要請。

10時50分に要請。ドクターヘリは11時15分に発電所に到着、11時41分にいわき市立総合磐城共立病院に到着。病院到着は12時3分頃。現在、この方は共立病院で治療中。まだ診断結果は出ていない。伺っている範囲では命には別状ないという状況。

本日も環境モニタリングの状況については既にHPで公表しているが、本日分の状況としては、いつものサンプリング結果の他に、海水のSr-89/90の分析結果、福島第一福島第二の発電所に降っている降下物のサンプリング結果を掲載。


★発電所の降下物に関してはこれまでの測定結果と大きな変動等はないが、海水中のSr-89/90の分析結果では今回の測定の中では「江名沖合3km上層」で0.017Bq/Lという濃度で見つかっている。 http://bit.ly/HPxvNw

告示濃度が30Bq/Lなので、量としては極微量だが、今回のストロンチウムの分析結果で見つかっている。この江名沖合3kmでのストロンチウムの結果は3回目なので、サンプリングの際のばらつきの範囲ではないかと考えている。

★本日の通常の分析結果の中でタービン建屋のサブドレンの分析結果も併せて公表させて頂いた。http://bit.ly/HPxNny 2号機のサブドレンのセシウム134/137の量が少しこれまでよりも増えてきているので様子を見ていきたい。

本日は念のため、サンプリングの予定はなかったが、もう一度2号機のサブドレン水をサンプリングしてより細かく測定したいと考えている。結果については明日にはお知らせできると思っている。本日、私からは以上だ。


■質疑

○読売佐藤A:
明日のトーラス室の調査で入れるのは何時で何時に終わる?時間的な見通しは?

○松本:
今のところ、時間等は決めていない。通常だと午前中のミーティングの後になるので、早くて10時頃、通常で11時前後ではないか。

○読売佐藤A:
http://bit.ly/J6a1Aq 1枚目の仕様の全長の所にフリッパー伸長時と書いてあるが、フリッパーとは何?

○松本:
写真で見ると車輪が上に上がっているが、これが全部の伸びると一番長くなる状況。

○読売佐藤A:
★キャットウォークと格納容器から圧力抑制室へのベント管の上限関係の位置関係がよくわからないが、キャットウォークを半周歩くことで2号機の場合、格納容器からドライウェルから圧力抑制室に繋がるベント管の根本が破損しているんじゃないか、という話があると思うが、例えば、キャットウォークを半周するとカメラの視界的にはそう言う部分は見えるものなのか?

○松本:
ベント管そのものはなかなか位置的には見にくいと思っている。(お絵かきタイム 00:16~)縦方向の絵が申し訳ないが、位置関係はこういう位置関係になっている。今、我々が考えているのは、格納容器の床面から60cmのいちに水位があると前回の内視鏡調査で判明しているが、これを図面に落としこみ検討していると、

ちょうど、このマンホールの蓋の所がだいたい位置的には一致してる。したがって今回、サブレッションチェンバー、圧力抑制室から漏洩が予想されているが、漏洩箇所の候補としては、こういったマンホールの蓋、フランジのところの今回熱録画上がったし、

温度が上がったが、そこのところの隙間から漏れているケースや、後はベント管のところの繋ぎ目、蛇腹のようになっているところがあるから、こういったところから水が漏洩しているケースが有るのではないかと思っている。要は圧力抑制室に何か亀裂があるとか、

大きな穴が開いていると言うよりも、こういったベローズ、マンホールといったつなぎ手といったところから漏れているのではないかと思っている。今回トライするのは半周の絵があるが、キャットウォークは丁度マンホールの周辺状に位置的にあるので、そこまでいける所までいってみて、周りの様子を見ようと思っている。

従って、このサブチャンをまたいだ向こう側にある、内側にあるベント管のラインについては見れる範囲ではみれるが、漏洩のあるなしというところまではなかなか難しいと思っている。

それから圧力抑制室を取り囲む原子炉建屋のほうが、現在この辺りまで水面があると思っているので、何か水がぽちゃぽちゃと落ちてくれば、水滴音というか、そういった漏洩音みたいなのも、運が良ければ拾えるのではないかと考えている。

○読売佐藤A:
キャットウォークは高さ、鉛直方向で言うと度の高さにあるものなのか?ちなみにこのロボットは防水で水中を走るというものではない?

○松本:
水中は無理。

○読売佐藤A:
そうすると一応キャットウォークの所に水がなければ、キャットウォークに沿って行って、結果とすると圧力抑制室、サブチャンを収めている原子炉建屋のヘナの中の水面は見えるかもしれない?

○松本:
覗き込めば見えるかもしれないが、そこまでは明日の段階では言ってみないとわからない状況。前回、圧力抑制室の三角コーナーにいって人が扉を開けて中をのぞき込んでいるが、少なくともキャットウォークまで水がある状況ではなかったので、明日はこのルートで、サーベーランナーが活動できるのではないかと思っている。

○読売佐藤A:
前回、圧力抑制室に入る部屋の扉を開けた時の線量は勝ってたか?

○松本:
はい。この入口のところで100~130mSv/h程度だったので、内部にいくともう少し高い線量ではないかと思う。

○読売佐藤A:
このロボットの耐放射線能力は?

○松本:
耐放射線性は確認する。

○テレ朝 清水:
今日の話とは違う話だが、福島県の木材組合が樹皮(バーク)の受け入れを火力発電所でしてくれないかという話しがったと思う。それは現時点では受け入れられないと回答されたと聞いてる。その理由が出てくる灰の処理見通しが立っていないからだと聞いてる。その事実関係は間違いないか?

○松本:
ハイソウデス。火力発電所でも燃料によってバークを燃やせる火力と燃やせない火力があるが、候補としては石炭を燃やす火力発電所であれば、そう言った木くず、バークを混焼する事は技術的には可能だが、今まで、石炭を燃やした後の出てくる灰に関しては、コンクリに混ぜるとか、そう言ったリサイクルを行っている。

従って今回、灰に木くずを燃やした灰、いわゆる放射性物質が含まれることになると、その灰を引き受ける処理業者が受け入れ難しいと聞いているので、そういう意味では、火力発電所でこのバークを燃やすと火力発電所が運営できなくなる。

○テレ朝 清水:
その灰もコンクリートに混ぜれば流通は可能だと聞いているが、そういった業者も今のところ見つからないと?

○松本:
今のところ法の基準である8000Bq/kg 基準以下であれば、使用可能と伺っているが、なかなか、その基準を下回った場合でも、なかなか、受け入れ先の方の理解を今は得られていない状況だ。

○テレ朝 清水:
去年の秋ぐらいから話し合いを続けてこられているということだが、福島県の木材業者としては、バークが溜まっていく一方で困っている。感情的には元はと言えば、原発事故でそうなってしまったんじゃないかと。なんとか前向きに考えていくれないかという思いを強く持っているが。その辺りについてはどう思われるか?

# いや、そもそも無主物ですから。東電に責任はありません。

○松本:
ハイ。指摘の通り、今回の森林、バーク云々、放射性物質による汚染も、まあ、今回、私どもの発電所が事故によるものなので、事故の当事者としては様々な面で協力したいとは思っているが、やはり前提として国が現在定めている特措法という枠組みがあるので、その中で出来る限りのことで実行していきたいと思っている。

その中でも8,000Bq/cm3という基準が示されているので、こういった基準を理解して頂きつつ、理解してもらえればそういった処理は可能だろうと思っている。

○テレ朝 清水:
福島県の組合からは専用の焼却炉みたいなものを作ってくれないかとか、例えば、今、置き場に困っているが、仮置き場として東電の敷地を提供してくれないかとか、そういった話をしたと聞いているが、何か打開策はないんすかね?

# 国の基準が8000Bq/kgだから自分たちで処理が可能だろうと。ちなみに広域処理は福島県の廃棄物は含まれません。国がそう決めたんだから、自分たちで埋立処分せぇやということデスカ?

○松本:
敷地の中居に置く、色々な所に仮置き場を置くことも考えているが、なかなか私どもの発電所の敷地も、今後の廃炉に向けた作業に使用する予定とか、様々な面があるので、一概に、なかなかそのまま持ってくるということも難しいと思っている。移動そのものも、なかなか、通過する自治体の了解もあるので、それを動かすこと自身も理解頂くことは難しいと思っている。

○テレ朝 清水:
焼却炉は如何か?

○松本:
焼却炉も大型の焼却炉を作るとなると、それなりに期間もかかるので、今すぐ何とかして欲しいという要望には難しいと思っている。

○テレ朝 清水:
先程おっしゃた放射線汚染物質の特措法だが、

# 時間が掛かるから拒否って。何も、焼却施設を魔法のように一瞬で、今すぐだせや、なんて無理難題行ってるわけじゃないのに。無理難題言ってる困ったちゃんみたいに扱う東電。単にお金かかるだけだから、責任取りたくないだけ。

○テレ朝 清水:
その趣旨に反する当声が、現場からではなく、林野庁や資源エネルギー庁からも出てきているが、その辺りについてはどう思われるか?

○松本:
ハイ。勿論、私もも協力したいことは山々だが、先ずは、そういった火力発電所を持っている地元の了解や、後は灰の処理の面があるので、今の段階では非常に難しいと思っている。こういった要望があることは充分分かっているので、リサイクル業者等への理解を説明みたいなものは引き続き実施していきたいと思っている。

# 法を盾にリサイクル業者に責任なすりつけ。

○テレ朝 清水:
話し合いを始めてから半年ぐらい経過しているが、結構な時間だ。今後、この話し合いが進んでいく、簡単に言うとバークが上手く処理されていくことが地元の一番の願いだが、これが進む可能性があるのか?

○松本:
今のところ、私どもの火力発電所で燃やす選択肢は自浄に難しいと思っているので、引き続きリサイクル業者とよく話し合いを持ちたいと思っている。

○テレ朝 清水:
例えば地元で自分たちで何とかして処理しました。で、そのぶんの金銭的な面で何か、こう、東電さんから補助するなり、そういった請求を地元がするなり、と言うことは可能なのか?

○松本:
どういった保証、賠償のし方をするかについては、様々な方法があると思うが、基本的な考え方としては、今回の事故に起因する処理費用というか、賠償のことであって、因果関係が相当、認められるということであれば、勿論手続きに従ってそういった金額の支払は可能だと思う。

○NHK花田:
2号機のトーラス調査の関係で何点か。目的だが、現場確認、初めて行うというところがあると思うが、廃炉に向けて損傷箇所の特定、これを進める上での先ず第一弾の調査ということが目的と捉えて良いか?

○松本:
そうだな。廃止措置に向けた取り組みのうちの最初のステップになろうかと思っている。まあ、最初のステップといっても何段階かあるが、基本的には格納容器の止水工事が前提となるので、その意味では格納容器の、圧力抑制室の漏洩箇所を今後何とかして特定していきたいと思っている。

その第一歩と考えている。明日一日で全て把握出来る訳でではないので、明日、半周するが、そこで見れる範囲で見てくる事になる。

○NHK花田:
取り敢えず明日、初めて入ってどの辺まで確認出来れば、取り敢えず、第一弾、明日入った目標というか、目的は達成されたという認識をされるのか?

○松本:
一つはこのサーベーランナーを使って、この圧力抑制室というか、トーラス質を物理的にというか、確認出来る手段として、それが確認できるということが先ず第一弾としてあろうかと思う。その他、今回、圧力抑制室の上部を見て回るので、基本的には損傷や変形がないか併せて見てきたい。

あわよくば、漏洩箇所等が、今回見るマンホールからは流水音のようなものが聞けるとことがあれば、今後、更に役に立つデータ、情報ではないかと思っている。

○NHK花田:
アクセスのホールハッチというのはどういったものか?後、有線だと思うが、持っていくのと操作というのはどういうふうに行うのか確認したい。

○松本:
アクセスマンホールというのは通常、ボルトで締めているが、定期検査等で、圧力抑制室の内部を点検する際にこのマンホールを開けて、人が入って内面の、例えば塗装の状況を確認するとか、蒸気の吹き出し高があるので、そういった物理的な配管類の点検等をする穴というか、マンホールがある。

従って通常はボルトで閉められているので、当時の運転状況からすると閉まっていたと言うことになる。こちらに関してはロボットはこの原子炉建屋の少し北側にある廃棄物処理建屋の制御室から有線で遠隔操作をして、ここのトーラス室まで入ってくる。

○NHK花田:
作業員はリアクターには入らないで、ということか?

○松本:
ただですな。サーベーランナー自身もどこまで持っていくかについては、ちょっと確認する。人で持っていくか、という質問だよな?ちょっと確認させてくれ。最初から自分で走らせていくのか、二重扉まで持ってきて、そこからは自走させるということだそうだ。

○NHK花田:
わかった。圧力抑制室だが、今、内部の水だが、どれぐらい入っているか、推定はあるのか?

○松本:
内部の水は圧力抑制室そのものの水位測定は内視鏡以降やっていないので、ほぼ60cmのところで推移しているのではないかと思っている。

○NHK花田:
キャットウォークのOPとベント管のドライウェル側に付いている所とサブチェン側に付いている所、下端の一番下のところのOPはわかるか?

○松本:
キャットウォークはOP6m20cmぐらい。ベント管の所は確認する。

○NHK花田:
別件で2号の格納容器の圧力だが、先日上がり傾向という話があったと思うが、その後、要因はわかったのか?

○松本:
暫く上昇を続けていたが、ここ1日、2日は御覧の数字の通り、29.6KPa程度で推移しているので上がり傾向としては収まっているのではないかと思っている。原因としてはまだはっきりしたことは分かっていない。動き始めたのが内視鏡を入れる際に圧力を下げて窒素ガス供給を格納容器皮を留めて、それを再開してから上がり始めているので、そういった所から状況を見ていきたいと思っている。

○フリー木野:
★2Fの負傷だが、警察の現場検証は入っているのか?

○松本:
警察の現場検証が入ったかどうかは確認する。

○フリー木野:
記載で続報となっているが、福島の現場では午前中の会見で出ていたということか?

○松本:
福島第二では今回、午前中に公表した。

○フリー木野:
福島の事務所での会見で?

○松本:
福島事務所というか、福島の県政記者クラブに公表したと思っている。

○フリー木野:
ドクターヘリの要請基準はあるのか?

○松本:
特に要請基準はないが、救急車を要請して救急隊の判断でドクターヘリを要請したようだ。(#後で産業医と救急隊で決めたと修正あり)

○フリー木野:
負傷の状況は?

○松本:
船と岸壁の間に挟まって旨が締め付けられたと聞いている。

○フリー木野:
負傷の程度は?

○松本:
今のところ診断結果は出ていない。

○フリー木野:
午前中の怪我だが、もう6時間経過している。出ていると思うが。

○松本:
まだ病院から診断結果を聞いていない状況だ。

○フリー木野:
東電から確認はしてないのか?

○松本:
ハイ。マダシテイナイ。

○フリー木野:
なぜしていないのか?

○松本:
病院から診断結果を出るのが普通だと思っている。

○フリー木野:
協力会社はどちらの会社か?

○松本:
海底土の被覆工事なので、福島第一港湾内海底土被覆工事JVというジョイントベンチャーが組んでいるが、?建設さんとかが入っている。

○フリー木野:
何処の請負の方か分からないということか?

○松本:
元請け企業としては、そのJVという事になる。

○フリー木野:
★JVのなかの具体的に何処かというのはないのか?

○松本:
今のところ判明してない。警察の現場確認は終わっているようだ。

○フリー木野:
これ事故なのか?どういう状況だったのか?

○松本:
★現在確認されている所によると、その作業用の台船を岸壁につなぎとめているロープを外そうと誤って船と眼柄の間に挟まれたと聞いている。

○フリー木野:
過失か?事故か?

○松本:
まだわからない。

○フリー木野:
わかれば公表をお願いする。

○フリー木野:
先ほどの火力発電所でバークを燃やす件だが、以前から同じ事をずっと伺っていて、全くその結果が出ていない。先程、金銭で処理する場合、相当因果関係があれば手続きに従ってという話があったが、以前、ゴルフ場の除染は無主物ということで、東電は拒絶している。これはバークに付いている放射性物質と、ゴルフ場の放射性物質は状況が違うのか?

○松本:
アノウ、いわゆるゴルフ場の件に関しては裁判中なので個別の事案については答えられない。賠償に関しての基本的な考えを述べせて頂いたと思っており、事故との因果関係が認められるものについては、それを賠償、保証していくことになる。

# 別にゴルフ場のこと聞いてないのに。樹皮チップとどう違うか聞いているのにね。

○フリー木野:
今回、裁判を起こされた場合はまた無主物という主張になるのか?

○松本:
今のところ、まだ裁判になっていないので、仮定の質問には答える事はできない。

○フリー木野:
裁判前に東電から進んで賠償を処理していくことは考えられるか?

○松本:
アノウ、手続きに従って検討していきたいと思っている。

○フリー木野:
手続きというのは?

○松本:
いわゆる賠償の手続きに従って対応させて頂ければと思っている。

○フリー木野:
その辺は先方と話し合いは進んでいるのか?

○松本:
今のところ、バークの火力発電所の燃やせないかということについて、現地と相談させて頂いている所だ。

○フリー木野:
燃やすか燃やさないかで金銭的に賠償という形で処理ができるかどうか、と言うことに関して具体的な話は進んでいるのか?

○松本:
個別に相談している内容についてはお応えできない。

○寺澤:
宜しいか?

○フリー木野:
後一点。今、後ろのホワイトボードに書いてある絵だが、私達がいつもそれをメモして書いておけばいいが、それは、我々も出来ていない。いつも同じような絵を書かれて、同じような数値を入れている。なにか紙にして後ろに張っておくと一回一回書かないで済むと思うので、そういったことをお願いできないか?

○松本:
ケントウサセテイタダク。

○フリー木野:
お願いする。

# よく使う無地のポンチ絵数種類をメモ用紙として入り口に置いとく、ぐらいの配慮あっていいよね。

○ニコニコ七尾:
サーベーランナーの件について。本来のスペックでは無線にも対応していたと思うが、今回、敢えて有線を選んだのか、それとも納品形態が有線?

○松本:
今回は確実に動かしたいと思っているので、有線での操作になっている。ただ線量が高いところにあるので、万一トーラス室で立ち往生すると人での回収は難しいと思っている。積んでいる無線による回収ができるように、これまで持っているクインス2と無線の交信ができるような措置を講じているので、

先ず、現場で立ち往生した場合にはそういった救出方法を考えている。従って今回のエントリーに関しては有線で行う。

○ニコニコ七尾:
先ほどの説明で二重扉まで人が持ってきて、廃棄物処理建屋からコントロールされるということだが、400mで操作者は動かなくて、そこの建屋から全部、

○松本:
そうです。原子炉建屋のすぐ北にあるので、距離としては100mも離れていないところからの操作になる。

○ニコニコ七尾:
わかりました。ありがとうございます。

○時事神田:
サーベーランナーの原発内の使用は初めて?

○松本:
初めて。3月上旬にTOPY社から貸与してもらい、私のどもの方で練習をして明日が最初の活動になる。

○時事神田:
今回クインス2を使わず、サーベーランナーを投入したのは、これはやはり、キャットウォークの大きさとの兼ね合いか?

○松本:
そうだな。キャットウォークの大きさ、今回搭載しているカメラや線量計、それから音響というか、レコーダーを積んで動かしたいと思っているので、サーベーランナーが適当と判断している。

○時事神田:
作業員は別の建屋から操作するということだが計画線量は?

○松本:
サーベーランナーの計画線量は隣の部屋にいいるので、当社社員6名が作業にあたる予定だが、計画線量は2.5~6mSvと見ている。

○時事神田:
仮に途中で物理的な障害等で立ち往生した場合は、これはクインスとの無線交信と言っていたが、救出方法としてはどういうことを考えているか?

○松本:
基本的には先ず線量を測定していくので、立ち往生して有線での操作が効かなくなった場合には止まっている場所と線量を確認した上で人がいけるかどうかという判断を最初にする。入り口で100~130mSv/hという線量があるので、今の段階では中に入るのは難しいと思っている。

○松本:
従って救出の奉納としてはクインス2を無線交信できるようにしているので、それを投入して回収できるかどうか、というところを見ることになる。ただ、キャタピラとか機械的に何かに挟まってしまった場合は、制御系での救出は難しいと思っている。なるべく無理させないようにカメラで監視しながらキャットウォークを進ませる予定だ。

○時事神田:
サブチェンの向こうのベント管側は今回見れないということだが、何か点検時等のために向こう側に渡るルートは予めあるのか?

○松本:
ここはだな。新しいプラントだと補修用の通路は確保してあるが、福島第一のプラントではキャットウォークが内側と外側で二重になっているが、そこをまたいでいくような所は人が跨げるが、ロボットが通行できる通路は今のところない。

○時事神田:
福島第二の負傷の関連だが、救急隊員がドクターヘリの要請をしたということだが、物理的に症状の訴えがあって判断が変わった?

○松本:
胸がいたいという症状、訴えがあったので、少し用心してドクターヘリを読んだのではないかと思っている。

○時事神田:
命に別状ないという判断は、どこからどういう情報で聞いたのか?

○松本:
今のところ正式な判断結果は出ていないが、治療に付き添っているものから命に別状ないと聞いている。

# 医者の確認ではないのか。

○時事神田:
そうすると正式な診断結果が出てなくても、怪我の部位とか、状況は多少は分かるのではないかと思うが。

○松本:
その辺りはまだ聞いていない。

○テレ朝 清水:
先ほどのバークの質問の続きだが、どうもすっきりしない部分があるので質問する。先ほどの回答で、ネン商売が出ることにより流れが滞るという話がでた。混ぜ方によって、僅かな混ぜ方だと、8000Bq/kgは大幅に下回ると思う。

いろんな燃焼施設は下回った8,000Bq/kg以下の基準以下で抑えようとしている。抑えた数値で何とか皆さんやっち得ると思うが、それで東電だけ、それができないというのはどうなのかという思いがあるが如何か?

# 関東市民記者クラブ佐藤さんと全く同じ質問。松本氏の回答の違いに注目。質問する相手によって回答量がぜんぜん違う。

○松本:
要は石炭とバークの混ぜる割合を変えて、まあ、バークの量を小さくすれば、いわゆる放射性物質の濃度としては確かに小さくなります。

○テレ朝 清水:
そうですねぇ。

○松本:
今のところ、8000Bq/kgという基準があるにも関わらず、

○松本:
まだ放射性物質が含まれているということで、受け入れが難しいというふうにリサイクル業者から伺っている。今のところ、基準がどいうこうと言うよりも、まだそこのところが十分頂けていないと思っている。

○テレ朝 清水:
なるほど。そういう状況は恐らく、日本全国、いろんなところで起きている。例えば柏の問題もそうだし。例えば東電が率先してやられたらいいと思うが。率先して、処理がうまくいかないから、という今の話だが。皆さん困っているところですよね。

○松本:
仰っているのは率先して灰を処理するということか?

○テレ朝 清水:
そうですね。受け入れるといいますか。受け入れるじゃないな。それが、受け入れ先がないからできませんというのではなくて、受け入れ先を何とか、見つけると努力というか、

○松本:
それは今のところは、リサイクル業者を幾つかあたっており、そういった灰が受け入れられるかどうか、という所を協力できないか、ということで相談させて頂いている所だ。

# このテレ朝記者も全国のがれき処理の事情とごっちゃに。

○テレ朝 清水:
うーん。その話し相手とは如何なのか?

○松本:
今のところはまだいい返事は得られていない状況だ。

○テレ朝 清水:
それは数字の問題ではないのか?

○松本:
そうだな。やはり、放射性物質を含むということになると、リサクル業者が作る製品に対して、それが販売上、どういう影響があるかという所が課題になるのではないかと思っているので、少し、まあ、そういった所を私どもとしてきちんと説明させて頂きたいと思っている。

○テレ朝 清水:
例えばセメントにすると考えた場合は、100Bq/kgという基準がある。それ以下に抑えれば流通は出来るわけですよね。それ以下に抑えるようには何とかできないものか?

○松本:
技術上はできると思うがそうやって製造されたセメントが実際に販売として出来るかどうか、というのが、今のところリサイクル業者が私どもの灰を受け入れてくれることが難しいと言ってる理由ではないかと思っているが、少しそういった所も放射性物質の性質とか、説明をきちんとしていきたいと思っている。

○テレ朝 清水:
うーん。そうですよね。仰る通り、それのある意味、ちゃんと基準があって、それを下回っているのに受け入れてもらえないというのは、ある意味風評被害の面があるわけだから、しっかり説明して受け入れ先を探されたほうがいいのではないかと思うが。

○松本:
はい。そういった活動を今森林組合が困っている事は私どもは重々承知しているので、灰の受け入れ先、技術的にどういった燃やし方がいいのかも含めて検討させて頂ければと思っている。

○テレ朝 清水:
かなり積極的に探しているイメージか?

# いえ。言ってみただけ。

○松本:
どれぐらい熱心かは、それは、判断はあろうかと思うが、私どもとしては燃やせるものは燃やしたいと思っているので、こういった技術的な方法とか、あるいはバーク受け入れに関する地元との相談もさせて頂ければと思っている。

○ニコニコ七尾:
サーベーランナーの件で。自走が困難になった時にクインスで救出ということだったが、具体的にどういう行為をして救出、例えばで結構だが、サーベーランナーがさその先いけなくなったらアタックして方向変えたりとか、どいういう感じの…

○松本:
基本的には物理的に何かにひかかった場合の救出は難しいが、例えば有線で操縦していて制御信号が例えばケーブルが断線するとか、制御信号のとおりに動いてくれない場合には、無線で制御信号を送りなおして救出する方法はあると思う。

○ニコニコ七尾:
よくわからない。無線で救出信号?

○松本:
用は物理的何か引っかかっている状況だと無線だろうが有線だろうが救出は難しいと思うが、ロボットを操作している制御信号が何か異常になって、有線では動かない状況になった場合は制御信号を有線から無線に切り替えることで助けだす可能性があるのではないかということになる。

○ニコニコ七尾:
切り替えるのがクインスなのか?

○松本:
クインスで無線の操縦が可能になっている。そこで動くかどうか確認できる。

○ニコニコ七尾:
クインスが具体的にサーベーランナーに対してどういう形?スイッチ押すとかそういうことか?

○松本:
無線で制御信号切り替えることになろうかと思う。

○ニコニコ七尾:
なるほどなるほど。具体的にはそういった形で物理的にどうのこうのという訳ではない?

○松本:
はい。

○ニコニコ七尾:
わかりました。

○フリー木野:
先ほどの火力のバークの廃だが、以前確認をお願いしていたが、燃やした後の灰の放射性物質の濃度が実際にどれぐらいになるのか、数値は確認できているか?

○松本:
先ほど申し上げたとおり、燃やす比率によって色々出来るということで、私どもとしては基準が8000Bq/kgなので、そちらもできるし、交渉割合を減らせれば値として小さくなることが確認できる。

○フリー木野:
実際に何処まで小さく出来るかと言うことは確認されているか?

○松本:
交渉割合を石炭1000kgに対して限りなく小さくしていけば、限りなく小さく放射性物質は避けられる。ただしそうなるとバークの燃やす量の処分料が時間が掛かることになるので、そういったことは現実的でもないかな、とは思っている。

○フリー木野:
実際にこのぐらいの濃度にするには、これぐらいの割合にする必要があり、それだとどれぐらいの時間がかかるという実際の試算はされているのか?

○松本:
今のところはまだしていない。バークの燃焼に関しては今後、割合等を詰める必要があると思っている。

○フリー木野:
半年話し合いをしていて、その割合の資産をしていないのがよくわからないが。具体的には検討はされていないのか?

○松本:
基本的には現在何が行き詰まっているかというと放射性物質の量というより、放射性物質が含まれている灰を引き取ってくれない、ということが、今行き詰まっている理由であり、その面をきちんと私どもは(リサイクル業者に)説明していきたいと思っている。

○フリー木野:
もともとクリアランスレベルを達成できるのであれば、従来処分していたわけで、それが急にクリアランスレベル以下にしても全く引き取ってもらえないというのがよくわからないが。

○松本:
従来は放射性物質を含む灰はなかったので、今回、はじめてということになる。

○フリー木野:
従来もクリアランスレベル以下のものであれば、コンクリートに混ぜて引き取ってもらっていたという話が先程あった。

○松本:
ん?

○フリー木野:
そういう事ではない?従来、燃やしたもので、クリアランスレベル以下のものであれば、

# 言ったのはテレ朝記者。セメントにリサイクルとした場合、クリアランスレベルは100Bq/kg以下。

○松本:
いえ、そういう事はない。

○フリー木野:
では従来は灰は全部埋立処分?

○松本:
埋め立てたり、セメントに混ぜたり、アスファルトに混ぜたりで活用している。

○フリー木野:
今回はそのような活用はできないのか?

○松本:
できるが、従ってリサイクルする企業が、放射性物質を復配に関しては難しいということで、話を頂いている。

○フリー木野:
話が元に戻ってしまったみたいだが、リサイクルの業者は従来もクリアランスレベル以下のものであれば引き取っていた訳ですよね?

# クリアランスレベルはそもそも原発を廃炉にする際に出る廃棄物に対する考え方だから、通常、一般の焼却施設から出る焼却灰から放射性物質が検出されるという事はない、という事かな。これまで原発を廃炉にした時ってリサイクル業者はどうしてたのかな。

○松本:
あの、放射性物質を含まない灰になる。今までは純水に石炭を燃やした灰なので、今回のように放射性物質を含むバークを混焼させた灰については今回はじめて。

○フリー木野:
100Bq/kgいかでも無理という話なのか?

○松本:
今のところはそのように伺っている。

○フリー木野:
それを東電の敷地の中で埋立処分というのも難しい?

○松本:
あの、埋立処分は私どもの敷地といっても様々な許可がいるし、勝手に廃棄物として埋め立てる訳にはいかないので、それなりの行政上の手続きは必要になる。

○フリー木野:
そういった手続きは進めているのか?

○松本:
今のところ、敷地内で埋め立てる予定はない。

○寺澤:
はい!宜しいでしょうかっ!

○フリー木野:
ちょっと1点だけ。サブドレンの数値が今日上がったということだが、HPを探していて見つからなかったが、今どのぐらいになっているか?

○松本:
http://bit.ly/HPxNny 2号機のサブドレンは本日の値としては、セシウム134が 1.6E-00Bq/cm3、セシウム137 が2.5E+00Bq/cm3になる。

○東京新聞 みやお:
石炭を燃やした灰にもある程度の放射性物質が入っているかと思うが、全くゼロということはないと思うが。

○松本:
はい。自然界に含む石炭としての放射性物質は含まれている。

○東京新聞 みやお:
極微量ということか?

○松本:
やはり一般に自然界に元々ある量に関しては、これまでの企業も別に金しているわけではなくて、今回、事故で発生したセシウム等を含むバークが入ってくると、それが石炭の灰に混ざることになる。

○東京新聞 みやお:
鉱物とか掘り出したものは地上にあるものより放射性物質が多いのではないかと思うが。

○松本:
はい。御存知の通り花崗岩とか比較的多く放射性物質を多く含んでいるが、当然、石炭にも一般的に含まれている部分の放射性物質はある。

○東京新聞 みやお:
~ マイク ツカエヨ キキトレズ ~

○松本:
今までアスファルト、セメント、色んな花崗岩での生産財があるが、そういったものに関しては、自然にそもそもある分に関しては流通上問題になっているケースは聞いたことがない。

○寺澤:
明日の作業予定を申し上げて本日の夕刻の会見を終了する。明日、滞留水移送関係。6号機 10時~16時タービン建屋から仮設タンクへの移送を行う。タービン建屋からプロセス主建屋への輸送を実施予定。福島第一構内における除染技術の実証試験だが、実証試験は4月17日までとお知らせしたが、天候の影響により、作業期間を延長。最短では4月18日まで。あくまで天候次第。2号機循環水ポンプ突出弁ピットの止水作業。明日、コンクリート打設を開始予定。

○松本:
サーベーランナーの件で補足させていただく。読売質問の耐放射線性能は仕様としては決められていない。一般的な部品等で構成されているので、この程度の運用では問題無いだろうと判断。何処まで線量を浴びると動かなくなるかは確認してない。

ニコニコ質問にあったサーベーランナーに関しては、元々無線使用で物が出来ているが、今回、格納容器の中に入るということで、有線での使用に変更して、今回有線からまずは操作してみるということだ。

福島第二の怪我の件だが、ドクターヘリの要請については救急隊の判断と申し上げたが、救急隊と福島第二にいる産業医が相談してドクターヘリを読んだということだ。失礼した。

○寺澤:
では以上で。はい。では簡潔にお願いする。

○フリー木野:
なんどもすまそ。産業医の相談ということは、産業医の方が見ているわけで、診断というのはないのか?

○松本:
ハイ。ナイ。

○フリー木野:
よくわからないが。そういうふうに東電ではいつも作業されているのか?

○松本:
診断結果を出すのは共立病院の医者ということになる。

○フリー木野:
産業医の見立てはないのか?

○松本:
見立てということではないが、救急隊と相談してドクターヘリを読んだという方がいいだろうということになる。

○フリー木野:
ある程度怪我の程度は分かっていると思うが。

○松本:
怪我の程度といっても、胸がいたいという自覚症状と意識はあったと聞いているが、その辺でドクターヘリを読んだほうがいいだろうと判断した次第。

○フリー木野:
軽く胸が痛いだけでドクターヘリを呼ぶことはないと思うので、その辺をきちんと診断されていると思うが。

○松本:
診断というか、医者が判断してドクターヘリを呼んだ。

○フリー木野:
情報が上がってきてないということか?

○松本:
詳しくは医者に聞きたいと思っているが、今のところ分かっている情報は以上だ。

○フリー木野:
6時間経過しても東電はこちらから現場に確認していないということですね。

○松本:
ハイ。基本的には共立病院で診断されることになっている。

○寺澤:
以上で本日の会見は終了。




~ 終了 19時2分 (1時間2分)

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