2012年8月29日水曜日

東電会見 2012.8.29(水)18:00 ~ 1F4号機カバーリング工事従事作業員(日立GE三次下請け) 3mの高さから落下、左手首足首骨折 2ヶ月入院、職場復帰6ヶ月の重傷者発生。4号機使用済燃料プール新燃料 健全性調査ほか

東電会見 2012.8.29(水)18:00 ~

負傷者発生。会見同日10:26頃、4号機原子炉建屋のカバーリング工事従事の作業員1名(40代男性)3mの高さの架台から落下。左足首、左手首付近を骨折。2ヶ月入院、現場復帰に半年の診断。重傷。安全帯の有無は、かけ直しの際に落下。

詳細な時系列は毎度の口頭報告。所属は問われて回答。元請けは日立GEニュークリア。作業チームは、二次下請け1名(班長)、三次下請け3名、4次下請け4名の計8名。当該負傷者は三次下請けの1名。

4号機プール取り出し燃料健全性の続報。昨日実施の1体目の詳細な目視点検結果は拭き取れば取れる錆のようなもの確認。健全性問題ない認識。本日2体目の目視点検と清掃結果、1体目にあった小石等は確認できず、錆もなし。

2体目の目視点検は10時~15時、昨日と時間短く作業項目少ないのに計画線量は5倍の1mSv、最大被ばくは0.1mSv。月曜開始の一連の燃料集合体健全性確認は本日で終了。取り出しに影響ない結論。他、水曜日なので定例の水処理週報あり。

質疑は新燃料健全性、ビデオ会議映像 裁判所保管、APD不正・不携帯・紛失。負傷者(多重請負と偽装請負に関して)ほか

【質疑】
朝日(新燃料健全性*)→NHK(新燃料健全性*)→朝日(転落事故*・APD*)→朝日(転落事故*・APD*)→NHK(ビデオ会議)→朝日(転落事故*)
~ 一人あたりの質疑時間が長い… *は冒頭報告のあった事案に対して


○プラント

○報告・指示

○その他

○報道



■福島第一の状況

○松本:
8月29日夕刻の会見を始める。

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機ともCS系、給水系つかって注水冷却中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の表の通り。欄外。本日、2号機、3号機とも注水量の微調整をこなっている。

[使用済み燃料プール]
変化ない。1~4号機まで循環冷却継続実施中。プール水温は記載の表の通り。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機からプロセせう主建屋への移送は継続実施中。3号機については、プロセス主建屋への移送に変わりはないが、一時的に信頼性向上対策ということで、

ポリエチレン管の配管に切り替える作業を行なっているので、本日11時6分から12時52分の間を移送を一旦中断している。現在はプロセス主建屋への移送を継続実施中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリーでの高濃度汚染水の処理は継続実施中。本日、水曜日なので、後ほど水処理設備の稼働状況について報告させて頂きたい。

[その他]
その他作業状況は上から5つめのポツを見るんだ。本実、現在、止まっていた所内共通ディーゼル発電機B号機の試運転を本日午前中から実施している。11時34分に運転状態に問題ないことが確認できたので、

所内共通ディーゼル発電機B号機の運転確認を完了している。こちらは使用済燃料共用プールに設置していた、2号機のディーゼル発電機のB、4号機のディーゼル発電機のBをそれぞれ、今回、所内共通ディゼル発電機Bということで名称を変えて、

発電所のバックアップ電源として位置づけているものである。所内共通ディーゼル発電機の方は、今年3月末にインサービスされているが、その後、B号機を復旧していたという状況だ。本日、運転確認ができたので、これをもって、一応、所内共通ディーゼル発電機B号機としては運用可能という状況だ。


■負傷者 報告
それからその次のポツを見るんだ。本日、負傷者が1件発生しているので、連絡させていただく。★★4号機の原子炉建屋西側の地面のところで、原子炉建屋のカバーリング工事に従事していた協力作業員の方1名が、ガントリークレーンの受け架台から落下し、負傷した。


こちらの方は40歳代の男性であり、約3メートルの高さの架台から落下したそうだ。6号機の救急医療室に搬送し、医者の診断を受けた際に左の手、足の関節の骨折の疑いがあるということで、福島第一から急患車にてJビレッジに搬送し、12時11分にJビレッジから救急車でいわき市の福島労災病院に搬送させて頂いた。

福島労災病院の診断結果としては、左踵骨骨折、左の足首のところの骨折、それから左橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折、ほぼ、左手の手首のあたりと聞いているが、★★骨折により入院が2ヶ月必要と診断されている。

なお、入院は2ヶ月だが、★★職場に復帰するまでには半年ほど掛かるのではないかという見立てだった。本件に関しては引き続き落下原因について、詳細に調査を進めてまいりたいと思っている。

# 結構、重症。搬送させて頂きました。


■補機冷却海水ポンプ復旧

それから最後のポツだが、★本日、5号機の補機冷却海水ポンプの復旧が終わっている。13時には運転状態に異状がなかったということで、本格的な運用を開始した。


■窒素ガス供給装置常用A号機 インバータ取替え工事終了

★それから作業関係で1件連絡がある。窒素ガス1~3号機の格納容器と圧力容器に窒素ガスを封入していた素ガス供給装置の常用系のA号機だが、インバーターの取り替え工事等が本日終わり、試運転を行なっている。

試運転上、問題ないことが確認できたので、今後、このA号機の方もB号機と合わせて並列運転をすることにした。作業の状況については以上だ。


■4号機使用済燃料プール新燃料 健全性調査

★★それから本日実施している新燃料の点検状況について説明させていただく。「福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールから取り出した新燃料(未照射燃料)の健全性調査について http://j.mp/NBQHxq 」こちらPP資料を見るんだ。

昨日は新燃料1体目のチャンネルボックスを取り外した後、オペレーティングフロアの脇に引き上げて、詳細な目視点検、それからタイロッドの連結ボルトの分離等を実施しているが、その後の詳細点検の状況について連絡する。

上の①http://j.mp/RlY0KO と②http://j.mp/RlY50Nだが、燃料棒の周囲というか、表面に左側にある通り、薄く黄色く写っている錆のようなものが付着していた。こちらに関してはプール内に存在している、

まっ、鉄さびが付着したのではないかと考えており、②http://j.mp/RlY50N の通り、布で拭き取ると拭き取れた状況だ。従って燃料棒地震がなにか腐食しているものではないと判断している。

それから本日の作業状況だが、こちらに関しては、下の所に③http://j.mp/RlYh0e ということで、こちらは分解点検は、分解点検というか、タイロッドの取り外しは行わないので、チャンネルボックスを取り外した後、外観点検と清掃が目的だ。

燃料の点検架台に立てかけた状態の作業になるので、こういった写真になっているが、外観上、何か変形、それから損傷等についてはみられていない。

また、昨日は①体目の燃料集合体の中から小石等が見つかっているが、★現在、確認されている限り、2体目の中にはそういった小石等は見つかっていないと確認が終わっている。洗浄等が終わったら、再度チャンネルボックスを組み立て、プールに保管しなおす状況だ。

なお、★本日の作業実績としては10時~15時まで実施しており、当社社員が7名。協力企業の方8名が1班となっており、3反体制で実施したが、延べ人数としては約30人だった。本日の被ばく線量は最大で0.1mSvと言う状況だ。


■水処理システム稼働状況(週報)

続いて先ほど申し上げた水処理設備の稼働状況について本日、報告書を提出したので連絡する。

★福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第62報)http://j.mp/NBRezx である。

2枚目裏面に今週の実績だ。建屋内の高濃度汚染水の貯蔵量。1~4号機の合計値 約7万9900m3となっている。集中廃棄物建屋側は約1万8370m3が溜まっている
。8/21~28(今週)までの処理量は 約6610m3。

# (先週報告)1~4号機の合計値 約8万1000m3。集中廃棄物建屋側は約1万8770m3、8/15~21の処理量は約6620m3。

サリーの稼働率は78.7%。今週のハイベッセルの発生量は2本発生、現在、トータルで436本が保管中。処理水貯蔵状況はタイトル直下にある表を見るんだ。

# (先週報告)サリーの稼働率は78.8%ですた。ハイベッセルの発生量は0本、434本が保管中。

濃縮受けタンクに16万7,572m3、淡水受けタンクに2万1,356m3、濃縮廃液貯槽 5605m3という状況だ。今週も原子炉の注水は処理水3,192m3 全量を処理水でまかなっている。次のページが来週以降の予定だ。

# (先週報告)処理水貯蔵状況、濃縮受けタンクに16万4,459m3、淡水受けタンクに2万1,345m3、濃縮廃液貯槽 5605m3。

来週も引き続きサリーによる高濃度汚染水の処理を継続する予定であり、稼働率は75%で運用する予定。信頼性向上対策ということで、備考欄に書いているが、2号機から直接プロセス主建屋に送っているが、ポリエチレン化等の作業が終われば、2号機から3号機のタービン建屋の方に移送を再開する。

こちらは9月1日の予定としている。2枚目のポツだが、3号機から移送に関しても現在、プロセス主建屋に直接移送しているが、こちらの4号機からのポリエチレン化の工事が終わると、4号機建屋の方からプロセス主建屋の方に移送を切り替える。

こちらに関しては明日、8月30日の予定と考えている。最終ページに今後の★11月下旬頃までの予定だが、上の2つが2号機と3号機のタービン建屋の推移になる。

引き続きこちらに関しては引き続きOP3000mmのところでコントロールすべく、移送を行なっていくが、先ほど申し上げたような2号機からは3号機のタービン建屋への移送。

それから3号機については4号機タービン建屋からの吸い上げという形で、少し水の流れが変わるので、その辺の所を反映している。

従って、タイトルの所、1/2号機連通とか3/4号機連通といった形で少し手直ししている。(http://j.mp/Rm15KG)一番下のところ、濃縮塩水タンク容量と貯蔵量だが、こちらに関しては、まだ先日、公表させて頂いたタンクの増設計画に関しては反映していない。

増設工事が進んだ後、実際にインサービスできる時期のめどが立ったら、このタンク容量の折れ線グラフに反映したいと思っている。週報の状況については以上だ。


■福島第一 保安規定変更申請

それから本日、保安院さまの方に、福島第一の保安規定の変更申請を行ったので連絡する。http://j.mp/NBQIl2 申請の内容については2枚目以降(http://j.mp/Rm1DA8) 変更前、変更後、という形で記載しているが、

主な変更点は2枚目の裏面から3枚目のところにある5,6号機の放射線のモニタの台数について、これまで使えたなかったものがあるので、その運用について明確化した状況だ。なお、本日、保安院さまに申請を行い、今後、保安院さまの審査を受ける状況だ。

# 事故によりルール違反が見つかったから事故前のルールを変更しますという申請。


■敷地内の破砕帯検討を踏まえた対応に関する指示(指示)

最後になるが、本日、保安院さまから指示文書を一見受領したので、こちらも連絡させていただく。手元資料タイトル「原子力施設敷地内の破砕帯に係る検討を踏まえた対応に関する指示文書の受領について http://j.mp/NBQSsM」ということで、こちらに関しては敷地内の破砕帯の調査に関する検討に踏まえた対応を

今後もしていくようにという事で、まっ、私どもとしては先般公表したように柏崎刈羽原子力発電所では、ええ、まあ、敷地内、周辺のボーリング調査を行うことにさせて頂いているが、引き続き、知見の拡充、それから情報収集に努めたいと思っている。

# この人達(東電・保安院)の知見収集って、情報になるべく早く先回りして、不都合な結果が出る可能性を潰す理由を考えるための時間を 少しでも多く得るために一生懸命やってるとしか思えない。

こちらに関しては、以前、平成21年5月8日付けに、まっ、同様な継続的な知見拡充、情報収集の指示が出ており、それと合わせて対応させて頂きたいと思っている。配布させて頂いている資料の説明は以上だ。


■宿題回答(APD偽装・未着用・紛失関連)

http://j.mp/Rm3zbS
それから昨日の会見で質問頂いた件で何件か回答する。★★ニコ動画から質問のあった、昨日説明して訂正したAPDの未装着事案のうち、2-6のほうで、何故、合流できなかったのか、という質問があったが、

こちらに関しては、まっ、バーコードを持っていたいわゆる相手方の作業員がこの作業員と合流することを忘れて、そのままJビレッジの方に戻ってしまって退行してしまったということから、この作業員の方は3時間ほど、★免震重要棟の休憩室で待っていたという状況だった。

http://j.mp/Rm4fOC
それから、★★★APDの不正使用、それから未装着、紛失に関するアンケート等についての回答率の質問があった。 本日、安推協(安全推進連絡協議会)に加盟している全て、29社の元請け企業の確認が取れて、昨日は1割程度がまだ確認が取れていないと申し上げたが、残りの企業の確認もとれている。

★★★結果としては各元請け企業が班長に配布した全てのアンケートにつては、回収できたと考えている。

本日、私からは以上だ。(16分)



■質疑

○朝日杉本:
4号機プールの件で2点伺う。被ばく線量だが、1mSvと伺ったが、前日は確か0.2mSvが最大だったと思うが、これが今回高かった理由を教えていただきたいのと、計画線量を超えたことになるのかどうか教えてほしい。

○松本:
失礼した。本日の被ばく線量は0.1mSvだ。従って計画線量に対して約半分という状況だ。失礼した。

# いや、朝日杉本記者の聞き間違いだし。

○朝日杉本:
わかりました。あとは新燃料の錆の件だが、この錆は結局、今後の燃料取り出しに影響を与えるものかどうか。例えばボルトやナットの所に錆が付着していれば、今後取り出しに影響するかどうか、見解を教えてほしい。

○松本:
アノウ、こちらに関しては、今回、燃料を、あ、先ず最小に申し上げると、この錆の付着がどの段階で付いたかは、まだはっきりしたことはわかっていない。

4号機の使用済燃料プールから取り出す際に取り出したものなのか、共用プールに移送したあと、許容プールに移動した際についたのかっ、てなところについては、まだはっきりしたことはわかっていないが、

何れにしても燃料棒本体が腐食してこうなったと言うよりも、そういったプール内の移動の際にプール内で浮遊している細かい金属粉のようなものがくっついたのではないかと思っている。従って、こちら、材質としてはジルカロイなので、

これが何か腐蝕をさらに進展させるというか、促進させることはなかろうと思っている。従って今後、来年12月に新燃料、それから使用済燃料の取り出しを予定しているが、とくに大きな支障はないと思っている。

○朝日杉本:
念のため確認だが、何処で付着したかは4号機のプールの中とは限らないということか?先ほど、4号機の中に入っている金属から付着したのではないかという話をされていたが。

○松本:
4号機使用済燃料プールの中にも、いわゆるクラッドはあるし、共用プールの中にも使用済燃料が多数保管されているので、クラッドは若干ある。従ってどちらが付いたのか、というところの確定はできてない状況だ。

○朝日杉本:
ただ、共用プールには瓦礫とか鉄筋のようなものは入っていたりしないわけだよな。

○松本:
ハイ。あのう、今回見つかったのは、こういった布で拭き取る程度の細かい金属粉であり、いわゆる瓦礫のようなコンクリートの破片とか、砂のようなものではなかったので、

やはり金属製のクラッド、もともと使用済燃料の表面にかなり付着しているものが、プール内、あるいは共用プール内にある程度浮遊していたものではないかと思っている。

○朝日杉本:
念のためもう一度確認するが、この錆が取り出しに影響することはないと確認はとれているということか?今おっしゃったのは、あくまでそうであろうという見立てなのか?

○松本:
えっと、現在のところ後者、、である。今後、あの、こういったところがほんとになんというか、問題なかっ、てなところについては、あのう、昨日分析用に取り出したものも含めて、きちんと評価したいと思っている。

# こんなんばっかり。どんな報告でも問題ない、が大前提。

○松本:
あっ、失礼した。今日の被ばく線量は 0.1mSvと申し上げたが、今日の計画線量は1ミリシーベルトである。

# 昨日は0.2mSvが計画線量だったのに、今日は5倍の1mSvが計画線量でつか。そこに疑問はないのでつか。昨日は0.2mSvが計画線量で最大被ばく線量も0.2mSv。

○NHK花田:
同じく4号機プールの新燃料について。この錆が見つかった範囲だが、1点目の燃料棒で指し示すのは難しいと思うが、どれぐらいの面積で見つかったのか?

○松本:
今回はだな。昨日、小石が見つかった第七スペーサーの上部のところで見つかっている。その他のところでは見つかっていない。

○NHK花田:
それほど広くはないと考えて良いのか?

○松本:
そうだな。この9×9燃料の表面しか見えないので、内側の燃料棒がどうくっついているかというところまでは確認できてないが、表面で見る限りは、この第七スペーサーの少し上のところがこういうふうに帯状というか、少し黄ばんだ状況になっていたとうことで、他はなかったということだ。

○NHK花田:
4面あるが、その一面で問考えていいのか?

○松本:
1面なのか、4面ともなのか、ちょっと確認させてくれ。

○NHK花田:
わかりました。先ほどの話で、この錆の元々のものだが、使用済み燃料で発生した錆が、鉄くずみたいなものが、プール中に浮遊して、それが付着した可能性が高いという見立てか?

○松本:
使用済燃料から発生したというより、原子炉内に燃料が装荷されて1年運転したあと、まっ、長い燃料だと何サイクルか入っているが、その間に給水系から持ち込まれるとか、原子炉間を循環するラインから配管内の鉄錆とか、

○松本:
そういった不純物がぐるぐる循環している。ま、それが燃料集合体の中を通過する際に表面にくっついていく。従ってこの新燃料はこういう銀色だが、実際に使用済み燃料プールに取り出す際にはほぼ真っ茶色の状況で取り出されてくる。

そういった貴族制のクラッドが多数付着している状況なので、プール内、それから共用プールにはそういった剥がれ落ちているものがあろうかと思っている。

○NHK花田:
後、2体目に錆がなかったという話で良いか?

○松本:
2体目?!2体目はですな。こちらは立てかけた状態で上から見ている状況なので、外観上問題なかったことは分かったが、昨日のように床面に取り上げて接近して目視で見ているわけはないので、そこまでの状況はわかっていない。

○NHK花田:
わかりました。後、今日で調査が終わったわけだが、総括して他の1,533体、新燃料、朱墨ともにある訳だが、今後、健全性という点ではどのように反映させるのか?

○松本:
ハイ。今回、1体目、2体目、については、今後、詳細な評価をしていきたいと思っているが、今の段階では特に来年12月に予定している使用済燃料の取り出しに向けて、何か大きな支障になるような問題があったということは確認されなかったと思っている。

○NHK花田:
他の燃料1,533体も、これは損傷とか変形も、今回の調査結果を模ってそれはないだろうといった推定もまた成り立つということなのか?

○松本:
ハイ。基本的にはそもそも使用済燃料プールには海水を注水したが、水質の分析結果とか、放射能脳の分析結果から見ても、現時点で何か損傷があるとか、腐蝕が進んでいる状況ではないので、ええ、来年1年半後の取り出しに向けて、何か支障がある状況ではなないとおもっている。

むしろ今後、プール内のがれき撤去とか、まあ、結構映像上は降り積もったように見える。そういったものの掃除というか、そちらのほうが、少し架台ではないかと思っている。

○NHK花田:
最後に、今回小石が見つかったというので、★★今回取り出すのは順調に行くと思うが、それが内部まで入っていたことを考えると、

チャンネルボックスの外側に入って噛みこむケースとか、そういった心配があるかなあと思うが。そういった取り出し方の手順、そういった検討、課題はどのように考えているのか?

○松本:
ハイ。昨日伝えたように、燃料集合体内部に入った場合は、こちらは逆に取り出しにあたっては基本的に問題なかろうと思っている。

ただ、質問にあった通り、燃料集合体の外側のチャンネルボックスと、プール内のラックの隙間に細かい砂とか、がれきが噛みこんで、取れなくなるケースは考えられると思っている。

したがって取り出す際にはトルクというか、荷重を見ながら引っかかっているのか、素直に取り出せるのかっ、手な管理をしていきたいと思っているが、

その荷重の設定をどうするかとか、あるいは万一噛みこんで動かなくなった場合には、どういう形で取り出すか、今後、1年半後に向けて検討したいと思っている。

○NHK花田:
先日の話でクレーンでの水中作業で線両面やそういったものが課題にあるという話をされていたと思うが、それと合わせて損傷、腐蝕というよりも、順調に取り出せるかが、一番の今後の検討課題になると考えて良いか?

○松本:
そうですな。腐蝕が原因となって、例えばハンドルのところがつかめないとか、引き上げると思ったら、集合体とハンドルが取れてしまう事のリスクはかなり低減、というか、殆ど無いのではないかと思っている。

むしろ、小石等が内部で見つかったことから、先ほど質問にあった通り、w 引っかかって取れないんじゃないか、ってなことは、あのう、まっ、取り出しに向けての検討課題だと思う。

○朝日青木:
先ほど報告して頂いた、労災について、事故について教えて頂きたい。作業状況で、このかたは命綱を付けずに作業していたということになるのか?

○松本:
えっと、命綱というか、安全帯だが。こちらについては安全帯のかけ直しをしていた時に、あのう、落下したと聞いている。

# それはまた間の悪い時に落下したんだね。

○朝日青木:
かけ直し作業中に落下したと。

○松本:
アノウ、、いわゆるこの人は、あのう、原子炉建屋の西側の地面で、ええ、今月、オペブロから下ろすガントリークレーンという大型の重機がある。

それを下ろすための地面で受けるガダイを作っていた作業員だ。高さが約3mぐらいの架台を作っていたが、それを作るためのローリングタワーという作業用の、まあ、なんというか、

自動的に人が乗って上下するような作業架台があるが、それから受け台に移ろうとして安全帯をかけ直す際に、まあ、誤って落ちた状況だ。

なぜ、誤って落ちたかっ、てなところについては、現在、まあ、ローリングタワーを動かしていた人と、実際に本日怪我をされた方が、どういうコミュニケーションをやっていたのかについては、ちょっと詳しく調べている所だ。

○朝日青木:
本日の事故発生時刻、それからERにいってJビレッジから搬送するまでの時系列について、時間を教えて下さい。

○松本:★★
エット、本日は、このかたを含めて9時30分頃から、この仕事がはじまっている。約1時間後の10時26分に負傷したという連絡を受けている。

その後、10時45分には、ええ、5,6号機の救急医療室に搬送し、医者の診断を受けている。その際にヒダリ手足の関節の骨折の疑いがあるということであったので、11時18分には救急車の要請をした。

それから11時30分にJビレッジのほうに、ついたのか?… ちょっとJビレッジに付いた時刻は確認する。Jビレッジについて、診断、治療を実施した後、12時11分に救急車でJビレッジを出発したということだ。

最終的にこの診断、左踵骨骨折、左撓骨遠位端骨折という診断結果が出たのは、13時50分頃と聞いている。

# ほんと、まじ紙に出してくれないかな。一体誰のおこした事故の後始末で、負傷したたと思ってるんだろ。広報でちゃんと説明すべき事柄は隠すばっかり。当たり前になってる。

○朝日青木:
12時11分と先ほどおっしゃった時間はJビレッジから、

○松本:
救急車で出発した時間だ。

○朝日青木:
Jビレッジに着いた時間は今確認して頂けるか?

○松本:
ハイ。確認する。

○朝日青木:
会見中に確認できるよね?

○松本:
多分出来ると思う。

○朝日青木:★★★
わかりました。この方の雇用形態だが、何次下請けになるんですかね。

○松本:★★★
元請けは、日立GEニュークリアである。それから、この人の所属は、ええ、三次下請けにあたる方だ。

○朝日青木:
三次の会社員なのか、経営者なのか。とちらか抑えているか?

○松本:
従業員なのか社長なのかについては確認していない。三次の会社に所属している方だ。

○朝日青木:
体調不良とか、特になかったということで良いか?

○松本:
ハイ。作業前の体調確認等については問題なかったと聞いている。

○朝日青木:
わかりました。これまで投げた質問で帰ってきてないものを幾つかお願いしたい。APDの数の管理について4月いっぴ以降、何時無くなったか、総い管理をしているのかという質問をした。こちらについては、

○松本:
あの、基本的には1,2単位での貸し出しと返却の数の管理はしていない。当時は、日中、まあ、基本的には朝貸し出して夕方戻ってくるケースが多い状況ではあったが、夜中でも現場に行く人間等がいたので、何時の時点で締めてなにかやっている状況ではなった。

○朝日青木:
つまりAPDの数の変遷について押さえていないということですかね?

○松本:
ハイソウデス。

○朝日青木:
月単位とか、例えばいっぴとかで、そういう節目節目で抑えている数があると思うが。

○松本:
月単位でどれぐらい正確に押さえているかどうかは確認するが、アノウ、こちらに関しては、何台、あのう、お、お、お、おっ、えっと、まあ、Jビレッジを含めて配備していたかについては、あの、私どもの社内事故調の報告書の方には、あの、記載させて頂いている。

# お、お、お、お、  ?(・ω・ )ナニソレ 備品管理もろくすっぽできない会社、という認識で良いでつか? 一般常識の会話が成立しない。もしかして広報は社内から面汚しとか、呼ばれてね?

○朝日青木:
それは、

○松本:
節目節目ではない。何台ぐらいがJビレッジ、それから1Fに配備していたかという状況であり、日々ですな。この紛失があった、あるいはあったので、1個補充した、という記録は残っていない。

# もう既にそういう時期じゃないでしょうが。いつまでも事故直後の話を引っ張りだして、現状を誤魔化すのは いい加減やめなはれ。ブースカはん。

○朝日青木:
えっと、日々ということではなくて、

○松本:
日々というか、月単位でも、

○朝日青木:
東電さんとして、どういう感情をしていたんですか?!という質問をさせて頂いているから。節目節目で何月何日にはいくつ、何月何日にはいくつ、とやっていたのか、

○朝日青木:
という管理体制について伺っている。

○松本:
えっと、少なくとも4月の段階では、そこまできちっとした厳密な管理はできていなかった。順次、まあ、メーカー、あるいは私どもの発電所から支援物資という形で受け入れていたので、トータル何台あって、何台が未確認、あるいは紛失になっているというじょうきょうの確認はできてなかった。

○朝日青木:
この間まとめた6月下旬までの間は、ずっとAPDはいくつあるか把握してなかったということなのか?

# なんか、東電に支援を申し出た方々に申し訳ない。ゴメンな。こんな支援物資も大切に管理できないクソ会社で。

○松本:
おおよその数は確認しているが、質問にある通り、例えば4月末で何台使用可能で、何台紛失しているという状況まではデータとして持っていない。

○朝日青木:
おおよその数でいいので、節目節目でいくつだったのかというのは分かるわけですよね?

○松本:
おおよその数で言うと、、ちょっと、手元の方には4月1日時点のデータしか無いので、少し、あの、5月1日とか、6月1日でいくつあったのか、という質問だと思うので、ちょっと確認する。

○朝日青木:
お願いする。後、装着忘れの分で、東電社員の30代の方のかり忘れについて(http://j.mp/NKfoco No.2-1)東電の下請けじゃなくて、東電社員の30代でかり忘れというのは、なかなかない状況かと思うので、詳しく教えて欲しいということを申し上げていたと思うが。

# 未装着・紛失事例 → http://j.mp/NKfoco 東電社員は番号 2-1 と 2-2 が該当。東電自ら意図的にAPD装着せずトンデモ事例(2-2)。昨日の会見で間違い修正報告しながら、指摘された所属に関しては別途、口頭で説明。東電の隠蔽体質がよく分かるでしょ。

○松本:
んん?? ~15秒~ えっと、2-1デスカ?

○朝日青木:
そうです。

○松本:
こちらについては、あのう… まだ詳しい状況という形では、まだデータとしては入っていないが、基本的には、かり忘れということしか今の段階ではわかっていない。

# 所属を書かないので松本氏も直ぐに答えられず、理解しておらず… orz 昨日の会見もそうだけど、知らない人が知らない人に回答するわけわかめの状況。これが東電の現場作業員の被ばく管理の現状。毎度の東電、元請け、多重下請けの伝言ゲーム。

○朝日青木:
それを確認しますと。前に伺った時におっしゃっていただいたが。今後確認して頂けるということでいいのか?

○松本:
アノウ、まあ、確認できる範囲で確認したいと思うが、アノウ、今の段階で聞き取りを行なってもだな。どれぐらい正確なデータとして分かるかどうかは、ちょっと私としても、今、答えづらいので。もう一度確認させてくれ。

# 元請けに聞かないとわかんないから時間が掛かるんだよ、といいながら、東電社員のAPD未実装についても、何時までたってもわからない。調べる気すら無い。

○朝日青木:
あの、普通の会社だと備品をなくすと、何か一筆書いたりするが。御社の社員の話ですから。何も残ってないということは、無いと思う。何でそうなったのかというのと、今後、どう対策するという者が残っていると思うので、それを確認していただきたいが。

# もはや意味不明。

○松本:
あの、かり忘れなので、何かを無くしたわけではないから。あの、まあ、きちんと借りて、ちゃんと装着するようにっ、という注意はあったかと思うが。何か、始末書をとったことはなかった。

# APD不携帯は始末書を書くような問題じゃないんだね。よくわかりました。

○朝日青木:
御社の社員が、APDを付けずに現場に入っても始末書も何も書かないんですか?

○松本:
その時点では始末書等は取っていない。その2件目の、ええ、福島第二から福島第一の方に仕事に行った事案についても、特に始末書等は取っていない。上司から注意をした次第だ。

# 調べもせず即答する松本氏。やっぱり、事故に関わらずそういうものらしいい。よくわかりました。

○朝日青木:
30代のその方は注意もなかったのか?

○松本:
注意はあったと思うが。ちょっと確認する。

○朝日青木:
後は回答が分かってからまた。

○朝日ただ:
今日の転落事故の関係で確認したい。この三次下請けの人はどういうチームで働いていて、健康管理とか安全確認は誰が管理していたのか?

○松本:
先ずこの方と一緒に働いていた方は全部で8人いる。で、監督が元請けの管理員という形で1名いたので、まあ、監督者を含めると9名、ということになる。

それから基本的には班長が1名いるので、この方が現場の管理をしていたと思っている。ちょっと具体的に何をどういう風にやっていたかについては、まだ、事故というか、怪我の発生状況について確認しているところだ。

○朝日ただ:
班長は三次下請けの人か?つまり、

○松本:
質問という意味では少し回答させて頂くが、全部で、ええ、8名いて二次の方が1名、こちらが班長だ。それから三次の方が3名いて、こちらに今回怪我をした方がいる。それから、4次が4名。都合、全部で、8名、という状況だ。

# 「質問という意味では少し回答させて頂くが、」(・ω・ )ナニソレ

○朝日ただ:
これは二次、三次、四次と多重構造になっていて、この班長は二次の人が指揮命令をしているということだが、これはいわゆる偽装請負だと思うが。そのあたり、確認はどうされるか?雇用形態についてちゃんと確認されたほうがいいと思うが。

# 班長って今日のけが人チームの話だったのね。昨日の所属変更の件かと思った。

○松本:
今のところ、元請けの日立GEニュークリアの方からは、契約上の問題はなかったと聞いているが。

○松本:
再度、確認したいと思う。

○朝日ただ:
契約上の問題でなくても、度々いっているのであれだが、松本さんも、もう勉強されているからわかっていると思うが、要は請負だと二次の班長が三次、四次下請けの人に指導とか、安全確認していいんですか?、

# http://j.mp/Q1pqsm これ、先日の班長の所属修正の話しじゃなくて、本日のけが人所属の話でした。m(_ _)m 同じ会社に責任者(指示者)がいるかいないかの話し。つまり労働者派遣法に抵触している恐れ。よく人材派遣で問題になるアレだよね。

といったら良くないという回答が出てくる筈だが、契約関係じゃなくて、当時、誰が指導をして、どう起きたか、そこの問題なんですね。紙の問題じゃなくして。いわゆる実際に、今日事故が起きた時に誰が責任者で、三次、四次を指揮していたか。

○朝日ただ:
班長さんは二次の人ですよね。本来、三次の人が怪我したんだったら、

○松本:
ブー 

○朝日ただ:
本来、三次の人にも班長さんがいないといけないし、四次請負の人にも班長がいないといけない。こういう東電は元請け会社として、

○朝日ただ:
こんな多重構造で、指揮命令をこの班長、いわゆる二次の人がその下の指揮命令をしていいと。そういう考えで発注しているのか?

○松本:
アノウ、★★私どもとしては以前から申し上げている通り、元請け企業、それから、その他の契約に携わる方に対しては、法令の順守を引き続きお願いしているところだ。

今回の事故の際に、どういった管理体制だったのかについては、現在、元請けを通じて調べている所だ。

# 人材派遣会社で横行しているこの手の違法労働。当然、ナンバーワン・ブラック、東電でもデフォルト。まあ、そのために元請けに原発被ばく労働を丸投げしてるんだし。東電には法的に責任ない毎度の主張。聞き飽きたわ。言うのも疲れたけど何度も言う。

○朝日ただ:★★★
そこをちゃんと調べて下さい。元請けとして調べる気がないんだったら、調べる気はないと、うちも書くし、労働局に東電はそういう対応をしていると。ちゃんと僕も通報しますからいいですが、

# そおれ、通報だぁ! ツウホウ (∩´∀`)∩ ワッショイ ワッショイ ~ ブタ箱へ。でも、そうならない法体系。(´・ω・`)

普通に考えれば、こういう請負体制がいいか悪いかは、東電の法務部門なり、発注部門の人が見ればすぐに分かる話でしょ?どう考えても二次の人が班長で、三次、四次の(下請け)会社が存在して、しかも二次、四次の会社って一社ずつなのか?

# あれ?人数足りんので1人だけ急遽、別の班から補充したら、班長のAPDまとめ借りから漏れた話しあったけど。あの所属企業の内訳ってどうなってるんだろ。 http://j.mp/NKfoco 通し番号 2-7 今年8/3日発生の件。で、2-7 の所属は、元請けは東京エネシス、所属は三次下請け http://j.mp/Q1r90V (口頭説明)これって、どうみても、HPで元請け、多重下請けに関する情報公開を東電が隠蔽しているようにしか見えないんですけど。

○朝日ただ:★★★
多分違うんじゃないのか?

○松本:
四次の会社の人は、えっと、こちらは二社が入っているようだ。

○朝日ただ:
そうですね。で、都合、全部で会社が1,2,3,4,元受け入れたら5社の人が混在して働いて、で、二次の人が指揮命令か、安全管理をしてこういう事故が起きているわけですから、とても適正な右傾おい耐性が取られているとは思えないが。その辺り、きちっと元請けとして調べる気はないか?

# 元請けの会社の人が下請けの会社の人に直接、現場で指示する事はできません。違法です。8名のチームに東電含めたら5社が関係してる。すっげーな。ここまで来るとワロスの世界でつな。東電はじめ、関電、全国の原発労働はみんなこう。朝日以外のメディアはこれまで通りシカトですか?

○松本:
私はどもとしては、あの、まっ、印象としては複雑な契約形態という印象は受けるが、元請け企業を通じて、まあ、請負体制、契約関係、それから安全管理体制に問題はなかったかってな事については調べていく。

# 結果、「問題なかった」=「法的責任は東電にない」と置き換えておk。

○朝日ただ:
確認だが、この前も骨折事故が起きていたと思う。先週も。足首の事故で。ちょっと事故が相次いでいる印象があるが、こういう2ヶ月、ある種、一定期間事故が起きた場合、労働局、労基署への報告義務が生じるが、

これまで月ベースでいいので、後日でいいが、何件、こういう労災事故が起きていて、いわゆる報告が必要な労働災害が起きて、今、累計で何件になっているのか?このあたり、統計的に直ぐ出るものはあるか?今月入ってから何件とか。

○松本:
んー、今のところは時に月別で何券あるというデータについては持ち合わせていないが、ちょっと確認してみる。

○朝日ただ:
つまり、これは報告しないといけない事案なんで、元請けさんはちゃんとデータを取っているし、発注元としても当然、どのくらい報告に必要な事案があるか、把握すべき事案だと思うので。今まで、分かる範囲で結構なので、時間がかかってもいいが、去年の事故以降、問題以降、こういう労基署にちゃんと届けないといけない事項が何件あって、

死亡事故以外のものは、このあいだ発表したような事件だと思うが、こういう災害が起きた件数がどのぐらいあるのか?最近増えているのかどうか、ちょっと調べて貰えないか?というのは、この前も起きて、今日も起きて続いている印象がある。

で、発注元として、ちゃんと労働安全対策を取りなさいというのが使命だと思うが。これだけ事故が続くと、なかなかどの位徹底されているのか、疑問点も湧いてくるので。そのあたり、今現状、どう安全対策を取っていると思っているか?

○松本:
先ず最初の質問だが、まあ、私どもが自ら労働基準監督署に伝えている奴については、確認が、まっ、件数ベースで出来ると思うが、労災申請がどう行われているかについては、私どもも把握できてない場所があるので、そちらについてはわからない。

○朝日ただ:
はい。

○松本:
それから2番めの質問だが、やはり、起きた事件、事故が起きた際には、こういった、ああ。まあ、ええ、原因究明をした後、再発防止対策をきちんと作って書く元請け企業等を通じて、周知徹底していきたいということが基本だ。

○朝日ただ:
労災申請じゃなしに、要は労働局に事故があった時に届出というのは法律上義務がある。それで29社 安推協(安全推進連絡協議会)があるわけだから、当然、こういう労基署に届け出ないといけない事故があった場合は、元請け把握しているし、

東電としても把握していると思うが、そのあたり、過去何件あったかちゃんと調べて回答してくださいと言ってるわけです。というのは、ちゃんと過去、労働災害があった場合、きちっと報告しているか、件数はどれぐらい合っているか、

そういうものはきちっと把握して情報公開すべきだと思いますから。そこは確認してもらえませんか?調べれば分かることです。

○松本:
ハイ。私どもとして、ええ、まっ、数値、あるいは企業に問い合わせて確認したいと思う。

○朝日ただ:★★★
最後。昨日、請負体制の関係で、各社の方と協議の場(http://j.mp/TuFUbc)を持っていると思うが、その内容とか、結果、どういう水平展開をしていくかという辺りを、どのような話だったのか、確認させてほしい。

○松本:
アノウ、昨日は基本的に東京エネシスで発生した、まっ、職業安定法の違反の疑いがある件とか、建設業法の疑いのある件について、事例の紹介と、まっ、東京エネシスが、再発防止対策として実施する、

ええ、まあ、雇用計画に関する書面の確認等を、やるということで、各元請け企業を通じて情報共有を図った次第だ。

○朝日ただ:
エネシスがやるような雇用確認の書類を各社取ってくださいとか、水平展開をどうするかというのは、検討はどうなったか?

○松本:
基本的にはまだ、元請け企業内部で更に検討が進められると聞いている。

○朝日ただ:
結果、どうなったかというのは、後日でいいので頂けないか?要するに検討します、検討頂きますだけだと、結果がどうなったか、全く我々わかんないので。

つまり、受け入れの適正化に向けて、東電は発注元として、どのような体制を依頼して、結果遠ような水平展開になったのかというのは、ちゃんと教えて頂けないか?

○松本:
ハイ。各社がどう取り組むかについては、少し時間がかかるかもしれないが、確認したいと思う。

○朝日ただ:
お願いする。

○NHK花田:★★★
テレビ会議の関係で。今日、株主代表訴訟の原告団の裁判所との話し合いがあり、その結論が出た形になっていると思うが、それについて説明、どのような形になったのか、改めて説明いただきたいのと、

# NHK 東電TV会議映像 裁判所が保管へ http://j.mp/TuIbD6 魚(http://j.mp/TuIoGz)

○NHK花田:
後、それについて今回の取り扱いについてどのように考えられているかというのを伺わせてほしい。

○松本:★★★
ハイ。本日、まあ、私どもと原告の方、それと裁判所等で、今後の、まっ、裁判の進め方についての打ち合わせが行われているが、今回、原告の方がなんというか、提出しているテレビ会議システムの証拠保全の申し立てに関しては取り下げたと聞いている。

○NHK花田:
その取り下げたという形で、ただ、コピー、複製の方は裁判所の方に提出するとか、そういった話が出ていると思うが、その期間とか、どういった内容なのか、伺わせてもらえるか?

○松本:
ハイ。合意した内容については、先ず、私どもがこのテレビ会議システムの録画した映像については、ハードディスク、それからDVDに保管しているが、これを廃棄したり、消去したりしないことを約束している。

これは、まっ、以前、会見で申し上げたとおりだ。それから、原告の方から、今後、訴訟の中で証拠調べが必要と考えたときは、その都度、当該の部分の写しの提出を求めることとし、

東電としてはその対応を検討した上で、その部分の写しを提出するということを伝えている。それから、東電はこのテレビ会議の情報を全てそのまま、複写というか、コピーしてDVD、またはブルーレイディスクで裁判所に提出し、裁判所が保管するということだ。

で、4点目としては、あの、原告の方が証拠として、ええ、裁判所が保管しているDVD等の証拠調べをするように求められた場合には、ええ、その、同一性というか、元々もっている部分と、裁判所が持っているもので、同一性を確認することができるが、

それ以外に、このDVD等を証拠調べすることを求めたり、閲覧当者?、っていうんすかね。求めたりしないということが合意している内容だ。で、この4点の合意内容のもとで、原告から証拠保全の申し立てを取り下げることが決まったようだ。

○NHK花田:
わかりました。今回の合意内容、今説明頂いた内容だと思うが、これは期間はどのような期間、裁判所のコピーを提出したのか?

○松本:
何時コピーを提出するかについては、ちょっと確認したいと思うが、

○NHK花田:
すいません、いや、提出期間。

○松本:
あっ、★★★提出した期間は、原告との協議の上、3月11日の最初18時27分ごろから、3月31日の7時25分頃までの記録だ。

○NHK花田:
今、報道関係者に閲覧している範囲よりも長い範囲になっていると思うが、★そういったより長い範囲を裁判所に提出した点と、あと、今回の合意内容についてどのように考えているのか、改めて伺わせてもらえるか?

○松本:
ハイ。提出した範囲については、こちらは裁判所さまを始め、原告との協議なので、★私どもとしては協議した結論に従い、きちんと提出させて頂いた。

それから、現在、皆様に公開というか、閲覧用として提供しているのは、3月15日の24時までという形になっているので、今後、その、なんというか、★★公開範囲の拡大等については、★現在検討中だ。

○NHK花田:
後、これまで原告の方に裁判所とかに出すのも、かなり身長な姿勢を示されていたと思うが、今回、こういった合意に至ったのはどのような点があったからなのか?

○松本:
★アノウ、まあ、今回合意に至ったというのは、基本的には原告、それから裁判所さまと、まっ、協議させて頂いた結果であるが、裁判の円滑な進行を進めるため、というのが、まあ、一番大きな理由だ。

○朝日青木:
★★先ほどのJビレッジでの時間はわかったか?

○松本:
Jビレッジに到着したのは12時4分だ。従って先ほど申し上げた11時30分が、ええ、5,6号機の救急医療室を出発した時刻、Jビレッジに着いたのが12時4分だ。

○朝日青木:
★★ERについたのが、10時45分、で、ERを出たのが10時30分、

○松本:
11時30分だな。

○朝日青木:
45分間あるわけだよな。

○松本:
この間に、まあ、医者の診断と、後、痛み止めの投薬、それから熱中症予防だと思うが、★★OS-1の投与等が行われたと聞いている。

○朝日青木:
この間、スタッフ不足でERからJビレッジに行くのが遅れたような話はないですかねえ。

○松本:
今のところ、何か原因があって出発が遅れたという話は聞いていない。

○朝日青木:
調べていただくことは出来るか?

○松本:
遅れたかどうかということであれば、ちょっと確認する。

○朝日青木:
お願いする。

○寺澤:
以上で本日の会見を終了する。



~ 終了 18時53分

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