2012年8月13日月曜日

平成24年8月13日(月) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~ 警報機月ポケット線量計(APD)不正使用に係る報告書、1~4号機「中期的安全確保の考え方」変更、報告提出、所見。

平成24年8月13日(月) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~

IWJ Independent Web Journal





○プレス



■福島第一の状況

○森山対策監:
プラント、作業状況。これまで何度か説明してきたが原子炉中水流量を今月午前中に変更している。手元のプラントパラメータの表で2号機、3号機だが、それぞれ0.5m3/hずつ流量を下げている。従って現在、1号機が5m3/h、2,3号機が7m3/hとなっている。

また、今後温度の上昇傾向等をよく監視をしていく必要があると考えている。保安規定上は、原子炉圧力容器底部温度を80℃としているが、管理上は65℃ぐらいで管理しているので、その温度の傾向をよく見ていく必要があろうかと思っている。

この注水流量に先立ち、先週末に代替温度計関連作業をしている。代替温度計を設置する予定の(SLC)配管が閉塞しており、これを改善できないかということで、高圧を掛けて改善できないかどうかを実施したが、結果的には改善できなかった状況にある。

今後の対応についてはこれから検討していく。水処理関係。サリーの修理、これは8月頭に圧力計(の根本)に滲みが生じたということで、これは腐蝕が原因出会ったということだが、この取り替え作業を終了した。8月11日に運転を再開している。

これに伴い、キュリオンを本日停止して待機するということで、以前と同様、サリーを中心に水処理を継続するということである。

その他作業、滞留水移送は2号機から3号機に滞留水を移送すると共に、3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に水を移送している。その他は、お盆期間中もあり、がれき撤去工事など主な作業はやっていない状況。

作業は以上。


■警報機月ポケット線量計(APD)の不正使用に係る報告書★★★

本日、2件、東電から福島第一に関連する報告書の提出があったので、簡単に説明する。先ず、警報機月ポケット線量計(APD)の不正使用に係る報告書だ。(http://j.mp/MVcEHm)

本日報告を受けたばかりなので、内容はこれから精査するが、どういう事が書いてあるかだけ簡単にポイントを説明する。これは東電の協力企業においてAPD、線量計に鉛カバーを装着したということがあったので、それに対する対応を指示していた。

後ろに東電からの報告書があるが、下にページすが振ってある。1ページのはじめに。この報告書の中身は3点あり、保安院からの指示に沿っているが、鉛カバーの線量低減効果の評価、2つ目が保安教育の徹底など再発防止策の策定、3つ目が不正を未然に防止するための仕組みということである。(http://j.mp/MVdmoa)

少し飛ばすが、5ページ目にどれぐらいの低減効果があったかが書かれている。5ページ目の表があるが、0.709 という数字があるが、おおよそ、来の実験などによると、3割程度提言していると。

… 3分30秒 通信ロスト …


■1~4号機「中期的安全確保の考え方」変更報告

★…中期的安全確保の考え方(http://j.mp/MV9pjl )、これは昨年10月からずっと東京電力から計画ができ次第報告を受けているが、今回の内容の変更は表紙の裏側、報告書の変更の届出について、という所に変更内容が書いてある。

2つあり、★雑固体廃棄物焼却設備の設置、がれきと一時保管エリアの追加、といことである。後ろにすこし資料があるが、雑固体廃棄物の焼却設備というのは、いわゆる防護服とか、ゴム手袋など、こういったものが焼却できない状況なので、こういった物を焼却する設備を設置する、その方針が書かれている

。廃棄物を現用すると。減らすということである。★それから瓦礫等の一時保管エリアの追加ということだが、正門脇にサービスホールがあり、今後、撤去して解体して入域管理、出入り管理の設備、施設を作るということだが、主にサービスホールの解体瓦礫、こういったものを保管するエリアを追加したいという、この2つの内容だ。今後、内容についてはよく確認していきたい。

★もう一つは福島第一というより、柏崎のほうが主だが、以前、非常ようかん聞く長兄の運転上の制限に関して、保安規定に違反する事案があり、これが根本分析を行なっていたが、その根本原因分析が、本日でてきたことと、

# 保安院が東京電力株式会社に指示していた根本原因分析に係る報告を受けました http://j.mp/MV9e7I ~資料タイトルに主語が抜けてるよ。これじゃわかんないよ。

それから保守管理の不備、これは設備機器の点検周期の問題だが、これについては最終報告ではないが、中間報告で出てきた。これはHPにもこれから、分かるようにするので、この内容についても厳正に確認していきたいと思っている。


■大飯発電所の状況

★大飯発電所だが、3号機、4号機は定格出力一定運転を継続。4号機だが、順調に行くと16日木曜日だが、定期検査の最終的検査である総合負荷性の検査、これを16日に行う予定になっている。私からの説明は以上だ。



■質疑

○朝日ただ:
APDの問題だが、今後の対応は受領して、その後どのような対応になるか教えてほしい。

○森山対策監:
先ず、この内容をよく確認する。この報告書だけではわからないところもあるから。具体的にこの対策で十分対応がとれているのかどうかと。ということと、確認した上で。必要であればさらに指示ということもあり得る。そこはよく報告書を精査した上で検討する。

○朝日ただ:
この前の検査の速報でも指摘されていたが、こういうチェック体制が十分でなかったということがあると思うが、事故後、1年も経って、結局、作業員の方の放射線管理に不備があったと。

厚労省の所轄かも知れないが、保安院としてその辺りはどう受け止めるのか。これまでの作業の安全確認とか、徹底について、保安院として不十分な点があったのか、なかったのか。今後どう改善していくのか、というあたりも教えてほしい。

○森山対策監:
はい。放射線管理は大変重要な問題ですからっ。やはり、まっ、あの、意図的にしろ、うっかりにしろ、十分な線量管理がなされていないということは、これは重要な問題だと考えている。

それで、今回のケースは2つあり、ひとつは不正の問題。これはあの、今日出てきた内容をしっかり見ていく。共通する部分が一部あるが、★★福島第一については、うっかりミスというか、、と、いう問題がある。

昨年の事故後、まあ、その、ええ、その線量計、ええ、あの、ま、なんといいますか、放射線従事者の登録が不十分だったとか、ま、いろんな問題があって、対応をとってきたが、

# うっかりだけじゃないでそ!東電社員は意図的じゃないか。APD鉛偽装を皮切りにボロボロ。運用そのものの問題、管理体制、監督責任。事故収束宣言後、1F安定化以降の話で、事故直後の混乱を引き合いに出して誤魔化すのはやめて頂きたい。

基本的には線量計をしっかりつけて、評価をする。あるいは個人を確認する、ということになっているが、通常の発電所と違い、ええ、なかなか、確認する場所、といいますか、ここはない、というところもある。

従ってまだまだ足りていないと考えている。あの、保安検査で、あのっ、内容もですね。これから良く内容を検討して、どういう対策がありうるのか、そこは精査していくが、何れにしても、しっかりとした体制を取る必要があるし、

先程もちょっと申し上げたが、やはり、入域管理、こういうことを、今後、入域管理のための施設も作られるという計画もあるが、こういったことを早く整備をしてっ、うっかりミスも含めてしっかりした管理ができることが大事だとおもっている。

# 保安院、うっかり認定。東電報告丸呑み保安院。ちなみに東電が出した報告書も、何次下請けか、何処に所属している作業員かも把握しないまま、元請け会社(東電子会社)報告丸呑みで保安院提出。責任所在は何処にもない。

○朝日ただ:
あの、聞きたかったのはそういう体制ができない事が1年近く放置され、結果としてうっかりミスと称するものが3件ぐらいあったり、鉛カバーのこういう不正があったということで、保安院として東電にも責任はあるんでしょうけど、

# 東電社員のケースは遅刻したので重要免震棟へよる時間惜しんで意図的にAPD受け取らず。うっかりじゃなくて確信犯。しかも東電社員が確信犯。現場に20分も下請け作業員待たせて。東電と同じうっかりで済ます保安院。(;゚Д゚)アカンヤロ

保安院としてちゃんと見てきたのか?そういう危機感みたいなものはないか?数ヶ月の混乱期だったらわかるが、収束宣言を12月出していこう、ぼろぼろ出てきて、今回も調べたら問題がありましたとわかりましたと。

# 東電社員の件は把握していながら保安院にも厚労省にも報告してなかったし… ( ゚д゚)

○朝日ただ:
中々一般の人からすると何やってんだという話になると思うんですけど。

# 何やってんだというか、なめとんか、という話。放射線防護、作業員守る事をなおざりに原発再稼働に向けて頑張る保安院に乾杯。

○森山対策監:
はい。あのう、勿論保安院としてそういったことが防げない状況だった事は、これは重要な問題として受け止めないといけない。ただ、昨年来、この被曝管理については、数次にわたって指示をしてきている。

そもそも線量計が足りなかった、そこから始まり、あの、確認、登録というか、こういうことをしっかりやる、あるいは出入り管理をしっかりやる、こういったことを積み重ねてきている。

それから昨年のステップ2終了を受けて、保安規定の見直しということも順次やってきており、従って、対策そのものは進めてきているが、まだ、抜けというか、ただ、うっかりというか、つけ忘れについては、ガラスバッジという他の方法もあるから。

そこは実質的な問題がない対応がとれていると思うが。しかし、この線量計は大変重要な、放射線管理上の手段だから。そういったものがないように、保安院としてもしっかり考えて行かないといけないと思っているし、そうい観点から今回の保安検査も行ったと。

このうっかりミスが出る前から検討していた。たまたま、同じタイミングにぶつかったので、放射線管理をしっかりと保安検査の中でも見たということである。

○産経蕎麦谷:
確認をしたい。今、断層の全プラントの調査をしていると思うが。そのなかで結果として出てきた時にどう判断するかというのを★念のため確認しておきたい。現地調査をやっているところで、★★それ自身が活断層となった場合は、基本的にはそのプラントは動かせない認識でいいのかということ。

○森山対策監:
あの、それはまさにあの、主要な設備の、まっ、ちょっかというか、あるという前提?

○産経蕎麦谷:
そうです。

○森山対策監:
ですねっ。それは何度か申し上げているが、今の耐震指針では、そういったものより、原子炉建屋などが想定されていないと。いうことである。

○産経蕎麦谷:
それは副断層とか、3つぐらいカテゴリ分けしていたが、そういったものも同じという?

○森山対策監:
3つのカテゴリは、まさに活断層そのものかどうか、ということがひとつ。それから副断層は動くかどうかですね。この評価が必要だ。それから弱層。弱面というか。

これは地震が起きた時に弱いところで何かずれるかどうか。これは従来から支持地盤の安定性ということで見てきているから。当然そういった評価をしなければいけないと思っている。

○産経蕎麦谷:
その評価の結果、動くなり、弱いとなった場合はどうなる?

○森山対策監:
そこはどういった評価になるかわからないが、評価によるので。今の段階で、これといったことは言えないが、何れにしても施設に影響があること。直上にですな。

主要な施設があって、そこに耐震安全上、重要な施設があり、それの影響があるということであれば、今の耐震指針では、想定、念頭に置いてない、ということではないかと思う。

○森山対策監:
具体的なことは予断を持って判断するわけには行かないので、申し上げないが、今申し上げたとおりだと思う。

# 明言避けた…

○フリー木野:
先ほどのAPDの不正使用でうっかりというのが出ていると思うが。これは今回のこういった不正使用が明らかになっても保安院としてはうっかりであるという認識はそのままなのか?

○森山対策監:
あの、まあ、事案として、ま、これは、あの、まさに不正だが、少なくとも他にいくつかあった点については、例えば急いでいたので、付けないで入ってしまったとか、それをうっかりというかはともかくですな。

# 問題の本質はそこではないし。

あの、少し性格が違うと思っている。ただ、大事なことは、ええ、通常の発電所であれば、あのう、管理区域に入る際に線量計をきちっと確認して入るので。ええ、そこで見落とすことはないが、

現在の福島第一では、敷地ほぼ全体が管理対象区域になっているとことで、そのなかで作業する限りにおいては、必ずですな。何かそういった確認項は完璧に行われていたかといえば、そうではないというところで、付けないでも入れる環境にあったと。

これは事実である。従って、それは今回の保安検査でも確認してきているが、当然、防止をとる対策ということは必要であろうと考えている。

# 線量をたくさん浴びる1Fでこそ厳格な管理体制が必要なのに。今の1Fで働きたかったら、下げるなり工夫しろと、これまでどおり暗黙の了解でやってきたと思われても仕方ない。被曝労働弱者。いざとなれば登録抹消。労働確保は直接関わらず、切るときは御自ら。お手軽ですな。

○フリー木野:
確認だが、要するにこれまで出てきたうっかりと東電が説明していたのは、その説明をそのまま受け入れる、そういうことですよね。そうすると。

○森山対策監:
今、そのように説明を受けているが、対策としてはだな。やはり二通りあると思う。対策としていずれも、勿論、意図的なことも未然に防止しなければいけないし、安易に付けずに入れるような状態も改善しないといけない、ということだと思っている。

○フリー木野:
いや、あの、要するに東電の説明するうっかりが、本当にうっかりかどうか、というのをどう考えるかで、対応は変わってくるのではないかと思うが。その辺はあまり変わらないのか?

○森山対策監:
ですから、そのなかに仮に意図的なものがあったとすると、当然、抜き打ち的なものとか。あるいは線量計、これが十分かどうかわからないが、教育とか、あの、線量の事後的な評価により、何かそういった不正があったかどうか、

ということが書かれており、それが、あの、ええ、こういった、あの、不正行為の未然防止に何処まで有効かということ、そういう観点からしっかり見ていきたいと思っている。

○フリー木野:
わかりました。保安院としては今回の不正に関しては東電に対しては何らかの処置はないのか?★★東電には責任がないので基本的には元請けということになるのか?

○森山対策監:
そこはだな。あの、保安院は、原子炉等規制法に基づいて、保安規定上、どういった問題があるかという観点で見ている。当然、そう出会ってもこういった問題は防止しないといけないから。当然改善策は必要だ。

その上で保安規定上、何らかの問題がなかったどうかも含めて、そこは慎重に見ていく必要がある。保安規定上の問題といっても、まあ、いろんな問題があるので。そこはあの、この保安検査の結果をですね。もう一度よく精査をして、少し時間が掛かるが。保安規定上の瑕疵がなかったかどうかよく見ていきたいと考えている。

○フリー木野:
わかりました。その関連だが、今回の鉛の遮蔽で3割減というのがある。この時に精度X線はどれぐらいになるか検証したりするものなのか?

○森山対策監:
★今の話しでは何処までやっているかは、 少なくとも実施にγ線の透過率、実験してやっているとか、γ線もセシウム134/137でエネルギーが違うから。現時点と実際には去年の話だから、そういったことも補正していることは書いているが、★何処までこの中で評価しているかは、そこまで聞いてない。

○フリー木野:
はあん。わかりました。単純にγ線は経るとは思うが、その時のγ線でもβ線でもいいが、要するにそれを無理やりそ言うところで止めたことによる余計な被ばく、★別のX線の被ばくがどれぐらいあるかとか、健康管理の上で影響があると考えているのか、無いと考えているのか、その辺を教えてくれるか?

○森山対策監:
おっしゃってることが、γ線が止まるときに二次的に、★つまりX線、他のものが出るということだろうが、ちょっと、そこまで、どの程度、これが、出ているのか、検討したかも含めて確認していないから。今、お答えはできない。

○フリー木野:
確認をお願いできるか?

○森山対策監:
★影響度合いも含めてですか?

○フリー木野:
はい。

○森山対策監:
はい。わかりました。

○時事松田:
先ほど、最終的に入域管理の問題といったが、作業は向こう何年も何年も続く訳で、そうすると仮設のゲートみたいなものを、関所的なものというか、要するに完全にそこを通らずに迂回できないというふうには出来ないと思うが、それに近いようなゲートを何箇所か設けるみたいな、そういう見通しはないのか?

○森山対策監:
先ほどの中期的安全確保の考え方で、がれきの場所の話をしたが、それは今、敷地、サービスホール、まあPR館みたいなところだが、

○時事松田:
そういった所を取り壊し、そこに入域管理のための施設を作ると聞いている。そういったところで確認がされるんだろうと思う。詳細までは聞いてないが。大体いつ頃に付く話し?

○森山対策監:
今年度末竣工の計画だということだ。

○時事松田:
わかりました。有難うございました。

○朝日ただ:★★
この前の金曜日の検査の関係をもう一度確認したい。東電が協力企業から放射線管理の計画を出してもらってないところがあるというところが確認されたという話だったが、アレは何件ぐらいでどの程度悪質なのか、という辺りを教えてもらいたい。

# 放射線管理計画(http://j.mp/OnPv6r)。なにそれ。金曜日にそんな話しあったっけ、と思ったら保安院緊急会見ひらいての忘れてた orz http://togetter.com/li/353789

○森山対策監:★★
あのう、そもそもだな。東京電力がこの仕様書というものを出していなかったと。これは基本的に更新で毎年、その仕様書というものを協力企業に出して、というか、更新をして、それにも続いて協力企業から放射線管理の計画書が出てくる。

と、まあこういう仕組みだ。ところが昨年度は、、サクネンドカ? え? サクネンドハ ヤッテナインデス ヨネ? 昨年度はそもそも東電が、自身がその行為をやってなかったということで、結果として昨年度は事業者側も徹底できていない。

今年に入って、やっぱり、やはり、それをしっかり見る必要があると。基本的には毎年あまり変わらないものだから。そういったところがあったようではあるが、今年に入ってその計画書というものが出てきていて、現在は7割ぐらいが出てきていると聞いている。あの、今年ですね。

○朝日ただ:
あの、今の説明で分かる人は殆どいないと思うんでw

○森山対策監:
(´・ω・`)ハイ… 

○朝日ただ:★★
もうちょっと整理して、要は法律でこういうものを出さないといけないと決まっておりますが、そのうち、こういう事情で期限まで出せなかったものは幾つかあり、現時点で出せているものは何割です、と分かりやすく説明しなおしてもらえないか?

○森山対策監:★★★
法律では決まっておりません。 ホアンキテイデキマッテル? 法令とかだな。保安規定では決まっていない。東京電力が協力企業に対して行なっている契約行為の中で、請負契約の中で、その放射線管理仕様書と言うものを示している。

これは基本的に東電は、毎年、更新という形で確認をしている。ところが、昨年度は東京電力が放射線管理の仕様書というものを出していないと。いうことであった。で、今年度に入って、従って、協力企業からも計画書が出てきていないが、

★★今年度に入ってその計画書の提出を促して現在は、数字はあれだが、7割ぐらいが出てきている。3割ぐらいがまだ出てきていないという状況にある。というふうに聞いている。

○朝日ただ:★★★
要は法律で決まってないのに出さないといけないものというのは、どういったたぐいのものなのか?

○森山対策監:
それは、あの、当然請負を依頼するときに、放射線管理は航してくださいという、あの、仕様書ですね。

# 東電→エネシス→ビルドアップ(一次)まるなげ→二次下請け→書面請負契約なし→三次下請け→ 以下不明(5名の鉛偽装の所属も不明)

★★★作業を依頼する際に、単なる作業ではなくて、方しゃん線管理をしっかりしてくださいということを依頼するわけです。で、それに対して、自分たちはこういうふうに管理しますということが出てくると。ですから契約の行為の中の一環ということである。

○朝日ただ:
結構重要じゃないんですか。

○森山対策監:
その民民契約としては重要だな。

○朝日ただ:
そうですよね。それが要は事故の関係で去年出てきてなかったということか?

○森山対策監:★★
そういうふうに聞いいている。

○朝日ただ:★★
それで本来ならそれは契約の大尾にちゃんとせにゃいかんのが、全然出来てなかったと。事故のドタバタがあったんでと。で、どういう指導をしているのか?本来なら何時までに100%目指せとか、その辺り、東電は問題を放置していたわけですが。

ちょっと今、普通見ている人、読者からするとちゃんと放射線管理をきちっとしなさいという契約書もずっと取らないまま、ズルズルズルやってまだ7割しか取ってないと言ったら、ちょっと驚くと思うんですけど。どういう理解をしたらいいのか?

○森山対策監:
あのっ、それはだな。保安院としては今回の保安検査の中で、そこが確認、わかったわけだが。従ってどの程度、そこに問題といいますかっ、

# (;゚Д゚) 法令違反じゃないのな。契約については法的に何もないんだ。事業者任せ。民民契約の問題。事業者は事業者で下請け丸投げやりたい放題。驚くって、そりゃそうだけど、、核物質防護の観点からも それってどうなの??

○森山対策監:★★
本質的な問題があるかどうかは、よく、これから、今、あの、確認をしている所だ。基本的には協力企業の継続的契約だから。放射線管理、線量管理、ってものも継続的に行われているが、

それは毎年更新をする、そういう行為がなかったということであり、それは当然、そういう行為がなかったことは事実ですから。そこは、保安院として、今、保安規定上も含めてどういう位置づけになるのかっ、てことを今、精査している状況だ。

○朝日ただ:★★
いや、毎年って事故だから毎年と違う状況だから、ちゃんとこういうのをやってくれというのは、新たに事故後、普通は厳しいものを協力企業に計画書を出してもらい、キチッとやらなかったらいけないというものをやってなかった、そいうい理解でいいか?

# 法律がないこと自体に驚き ( ゚д゚)

○森山対策監:★★
事故後、特に厳しいと言うよりも、これは当然やるべきことだから、それが何というか、継続的に毎年更新されていくべきものが出されていなかったということだ。

○朝日ただ:
で、保安院としてはその辺り調べるということですか?

# 普通、事故対応で被ばく線量が増えることがわかりきってるのであれば、通常より管理が徹底してしかりなのに、事故収束、安定宣言以降も報道され問題が表面化するまでほったらかし。ちょうどやってたとこなんだと言ってもな。保安院再稼働忙しく放射線防護ほったらかし。( ゚д゚)ポカーン

○森山対策監:★★
はい。今回の保安検査でそこがわかったということなので、そこが保安規定上の問題も含めて、調べたいと思っている。

○朝日ただ:★★
あと一点。今、厚労省は厚労省の方で、データをチェックしておかしいものがあれば、8月末まで報告せよと出しているが(http://j.mp/NtezrX)厚労省とのデータのやり取りとか、その辺りの協力関係はどうなっているのか?

厚労省の方は、正直、保安院のほうが何やってんのかわかんない、保安院の方も厚労省のほうがどうやっているかわかんない、非常に縦割りになっていて、弊害が多いと思うが。その辺り、お互いに情報の共有、対応はどうするのか?

○森山対策監:
基本的には担当レベルで厚労省とは連絡をとって進めている。★★どこまでそれぞれ上がってやっているかわからないが。担当レベルでは連絡を取っている。

○朝日さとう:
(初)先ほどの放射線管理計画書のところだが、2011年度は、協力企業から東電に提出がゼロだったという理解でよろしいか?

○森山対策監:
ゼロです。はい。

○朝日さとう:
これは法令に基づくものではないんだと。保安規定に基づくものでもないと。

# 協力企業=下請け企業 元請け企業=東電子会社(下請けカウントしない)一次下請けは元請けの下からで、東電は一切関与しない。保安院も法律も。ひゃっほーい!

○森山対策監:
直接的にですね。そうです。

○朝日さとう:
例えば実用炉規則の作業手順諸島の中に含まれるものでもないのか?

○森山対策監:
それもない。実用炉規則では、先ず線量限度を超えないようにするといったこととか、保安規定でも当然、放射線管理について、エット、ドコダッタカナ、ジギョウシャニタイシテ ちょっと保安規定確認します。

~ 40秒の間 ~ 

保安規定でも、、あの、ま、出入り管理に関することとか、個人線量計の着用に関することとか、その順守事項を、まっ、決める、ということはあるが、今の(放射線管理)仕様書とか、そういった規程まではない。

○朝日さとう:
保安規定よりも一段低いというか、細かい作業手順書等の中にも含まれていないということでよろしいですね?

○森山対策監:
ちょっと、あの、何階層までもあるので、一般的に手順書がだな。どっかに書かれているかどうかは、そこはちょっと今わからない。ワカル? ドッカ カカレテル?

○保安院:★★
あのですな。今の、我々の方で保安検査で確認している状況としては、放射線管理仕様書というものと、いわゆるそれに基づいて企業側が出してくるですな。計画書というものは、あくまで民民契約上の中での取り決めであり、我が方の保安規定等ではですね。別途ですね。

○森山対策監:
今回の事故も含めて、放射線防護教育や、線量計の着用というのは、それで求めている状況だ。ですので、まあ、下部マニュアルにおいてはそのような細かい手順は別途設けられている状況だ。

○保安院:
ですが、今回、保安検査位において指摘すべきところとしてはですな。いわゆる仕様書というものの取り交わしが上手く出来てなかったというのが確認されたので、その事実を淡々と報告をしているというところである。

# 淡々と報告したのであって、今後の指導等は法律ないから知らないよ。まっ、保安規定のどっかに書いてあるかもしらんから、今、ちょっと調べてるとこだよ。被ばく管理、疎いのは東電だけではなく保安院も。この子してこの親あり。

○森山対策監:
その、いろんな階層が、マニュアル類や保安規定の下にありまして、まあ、非常に下の方に行けば、あるかもしれない。今ちょっとそこまで確認してないが、事実としては、そういう民間レベルでの契約行為の中でのやり取りがなされていない部分があったということである。

従って、ま、保安規定上の問題、何処までどうかというのは、いろんなケースで問題があるが、その保安規定、それからそのマニュアル。直接的な一次マニュアルですな。更に下に、更に詳細なマニュアルがあるので。まっ、そこら辺をもう一度よく、全体の構造、コレをよく確認をしたいと思っている。

○朝日さとう:
もしかすると民民の契約レベルのものでもない可能性もあるという意味か?

○森山対策監:
いやっ。基本的にはなんというか、あの、元々いろんなことはですな。法律の規程を満足するために、ま、いろんな、あの、契約なりいろんなことが来なわれるが、

従ってそこが、法律、法令、まあ、と、それから保安規定、というのが規制対象としてあって、ま、その中に様々なマニュアルが引用されているが、保安規定に引用されているマニュアル以外に、まっ、細かい手順書というのは、あるわけです。

実際にはですね!膨大な文書体系がありますからっ。そのなかの何処に位置づけられるか、と言うことは見ていく必要があると思う。まっ、そのなかで保安規定の順守という観点からどっかに問題がなかったかどうかはですな、これはよく、慎重に見ないといけないと思っている。

# もう、どこが保安なんだか。そもそも保安になってない… orz 事故が起こるべくして起こったという事がよくわかりまつね。反省なく再稼働に一生懸命の保安院。国会事故調 報告書、なんですか?それ、の世界。

○朝日さとう:
2011年度の保安検査の中では、仕様書であるとか、放射線管理計画書がどうなっているのか、ということを確認することにはなっていなかったのか?

# 東電にどういった指導、処分ができるどうかは複雑なマニュアルを慎重に見て検討するって… なんだそれ… orz 話しについていけない…

○森山対策監:
2011年度は、今年の2月までやっておりません。事故後はじめて行ったのは、今年の2月だ。保安規定そのものが昨年の暮に見直しがされ、2月の時点では主要な設備、まっ、冷却設備を中心に確認しており、

# 今年の2月、はじめてネットメディアに現場公開。それは保安院の1Fでの保安検査アピールのため。1Fの狭い部屋で東電社員と保安院が向かい合って話している所を、ここを撮影してくださいと。

その後、放射線管理に関する保安規定の整備がなされたので、改めてこの7月から保安検査を実施したと。で、7月から実施した保安検査のテーマの一つが、この放射線防護であったと。いうことである。

○読売高田:★★
あの、先ほどの産経さんの質問に対する森山さんの答えの中で、原発の主要施設の直下というか、直情の設備に影響があるということは、耐震指針で念頭に置いてない、という説明までしかされてなくて、こういう事態になったらそこの原発はどうなるんだ、ということについて答えがないんですけど。

○森山対策監:★★
あの、、これだな。私もここで何回か申し上げているが、現実には評価ができない状態になる、とっ、考えられる。

まあ、耐震指針ではそういった、あれは、解説だったか詳細は忘れたが、活断層が地表に出ていて、その上に建屋、施設を設置するということは、まあ、そういったことは考えられていないというところまでしかなかったと思うが、

勿論、指針では様々な代替措置により、ええ、同等の安全レベルが確保できればいい、というのもある。まあ、しかしながら、現在の技術レベルからして、例えば活断層があったと言う時に、それがあったとしても評価できるような、何が技術的な手段があるか?といわれたら、今は見当たらない、ということだ。

○読売高田:★★
そうすると評価できない以上、動かせないということになるのか?

○森山対策監:★★
そういうふうに考えている。

○読売高田:
わかりました。先日示された直下に主断層があるというのと、副断層がある、2番めのやつと、あともう一つの弱面の話なんだが。3番目の弱面の話は、活断層ではないと判断するという意味合いになるのか?

○森山対策監:
主断層でも副断層でもないけれども、

○読売高田:
1,2でもない場合。

○森山対策監:
ええ、何かその、割れ目があって、まあ、弱い割れ目ですから、若干弱い部分、あの、強度的にですな。弱い部分があって。まっ、それが地震の際にそこから何かずれるようなことがあるかもしれないと。そういう評価である。

○読売高田:
何らかの近傍の活断層でなくて、何かの地震においてそれが影響してズレが生じる、ということ?

# 耐震指針がまずくなると主断層、副断層、弱面、新解釈で原発の生き残り模索?

○森山対策監:
えっと、そうですね。まあ、いわゆる地震時にですなっ、

○読売高田:
はい。

○森山対策監:
ええ、まあ、地震動によって、当然岩盤も揺れますので。それによって弱いところから何かヒビが入らないか、といったことだ。それは地盤の安定解析、あるいは支持性能ということで、これは従来から見てきている。それは評価しなければいけない。

○読売高田:
はい。ありがとうございます。

○フリー木野:
さっきの東電の管理計画書だが、2011年はそういう2月に初めてやっていたが、それより前というのは、その内容の確認というのはしてたのか?

○森山対策監:
それは… えっと、保安院としてですか?

○フリー木野:
はい。

# 事故時のプラント対応は仕方ないとしても、放射線防護の観点まで一緒にほったらかしというのが、ちょっと普通の感覚じゃ考えられないよね。

○森山対策監:
保安院としてはそういった(放射線防護)仕様書のところまでは見ていない。仕様書というものが、どういう事だったか、ということは、今回の保安検査でわかった。

○フリー木野:
ああ、仕様書の存在も確認はされてなかった?

○森山対策監:
それは、ちょっとどこまで現場でだな。確認をしているか、ま、従来から保安検査等はやっているので、ある程度は現場で把握しているとは思うが、どこまで、その段階で把握していたかは、今、分からない。なお、実際にはですな。

○森山対策監:
ええっと、そういった観点から今指摘があったような仕様書レベルでの確認を何か保安院として計画的に行ったか、というと、そういうことは昨年はなかったということだ。

○フリー木野:
要するに今までもやってなかったということですね?

○森山対策監:
今までというか、昨年は、あの、この仕様書についての確認はおこなっていない。

○フリー木野:
事故怡然もやってない?

○森山対策監:
そこはあの、保安検査で被ばく管理は見ていますから。そこは、あの、ちょ、福島第一がどこまで、どういう事を見たかは、 今直ぐに答えられないが、当然、保安、あの、ええ、放射線管理が適切に行われているかどうかってことは、保安検査のテーマですから。そこは確認をしている。

○フリー木野:
管理計画書は確認していないってことですよね。

○森山対策監:
えっと、あの、何と言いますか、保安検査は基本的には事業者がその保安規定に基づいて、どういう保安活動を行なっているか見ていく訳でして。

当然そのなかには、あの、例えば、電力会社が協力会社の、ええ、線量、何というか、あの、おお、放射線防護、対策をどうしているかとか、監査をしたりしているので。

そういう意味で広い意味では見ているが、ちょ、具体的にだな。この仕様書が提出されているかどうか、ってことを見ているかどうかは、直ぐには、ちょっとわからない。

# 協力会社=下請け に脳内で置き換えて下さい。

○フリー木野:
わかったら確認お願いする。それから作業員のこれから被ばくが増えていき、

○フリー木野:
どう確保するか、というのを昨年、養成をするという話をしていたと思うが。その後、どういう状況になっているかというは把握されているか?

○森山対策監:
質問の趣旨が今ひとつ…、要請という意味は?

○フリー木野:
技術レベルの高い人間を養成して、ふくいちに入れていくと。その際に人数とあまり正確に教えて頂けてなかったように思うが。その後どうなったか。

○森山対策監:
あの、基本的にでだな。事業者、協力会社の人材の確保、資源エネルギー庁を中心にやっているので今直ぐには、必ずしも把握していない。あの、様々な教育訓練が行われていると思っている。保安院としては、まさに被ばく管理、が、きちっと行われるかどうか、ってことが大事ですから、

○森山対策監:
そうい観点から見ております。

○フリー木野:
これから先、どれぐらいの期間?例えば5年、10年で被ばく線量がこれぐらいになって、これぐらいの作業員の数が必要だという数字は、相変わらず試算はされてないのか?

○森山対策監:
ええっと… 今時点で、ちょと、 アルカナ?  あの、えっと保安院としてはない。★★資源エネルギー庁の方で主としてやっているから、そちらは把握している可能性は十分ある。

○フリー木野:
わかりました。

○東京新聞 加藤:
仕様書だが、要するに民民ということは、極論しちゃえば、これは作ろうが作らなくても、それは相対で決められるという理解でいいか?

○森山対策監:
あの、、それ自体そうなる。はい。

○東京新聞 加藤:
それと今回のAPDの鉛カバーとか、つけ忘れとか、これは仕様書がどうこうと言うよりも法令の問題だと理解してるんだが、そういう理解でいいか?

○森山対策監:
えっと、この不正使用がですか?

○東京新聞 加藤:
はい。

○森山対策監:
それはそうです。それは炉規制法と言うよりも、労働安全法の問題です。直接的には。

○東京新聞 加藤:
あと、仕様書があった場合、何がどういうふうに改善されると保安院は考えているのか?

○森山対策監:
少なくとも放射線管理については、それがどの程度、効果があるかということはこれから見る必要がある。なぜかというと、基本的に毎年行なっているのを更新という性格があったから。です。

で、しかしながら、やはり放射線管理についての十分な注意ということを払うという意味で、やはり、あの、そういった仕様書を示して、計画書を出す、こういうのは大事だろうと思っている。形骸化すれば、それは問題であるが。

○東京新聞 加藤:
こういうことが起きるにあたって仕様書があったら防げたとか、そういうものではないですね?

○森山対策監:
あの、まっ、今回のケースがですな。仕様書がどの程度影響してたかっ、ということは、特に不正使用については確認していない。

○東京新聞 加藤:
わかりました。ありがとうございます。

○森山対策監:
他によろしいか?なければこれで終わる。



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