2012年11月12日月曜日

東電会見 2012.11.12(月)17:30 ~ 1,2号機タービン建屋地下溜り水分析結果。サーベーマップ公開。ほか

東電会見 2012.11.12(月)17:30 ~

3日ほと冷却停止して 昨日16時33分に冷却再開した3号機使用済み燃料プールの二次系冷却棟の部分で水の滴下トラブル。冷却のためにラジエターにかける濾過水であり大したトラブルでない認識と報告。

サンプリング関係。 1,2号機地下たまり水分析結果。セシウム134/137それぞれ 1号機 1.6E+03 / 2.8E+03、2号機 2.0E+04 / 3.5E+04Bq/cm3 低下傾向認識。他、1F最新のサーベマップ公開。

明日から3号機前のシルトフェンス交換作業を1週間ぐらい掛けて行うとのこと。交換理由は汚れたため。外側に設置後、内側の汚れたシルトフェンスを除去する作業手順。冒頭、木野氏、フリー村上氏宛の2件の宿題回答あり。

【質疑】
  1. ニコ(サーベマップ*)→
  2. 読売(シルトフェンス交換*)→
  3. 共同(シルトフェンス交換*)→
  4. 村上(3号機プール冷却水漏れ*・2号機格納容器圧力)

○プラント

○環境モニタリング・サンプリング

○柏崎刈羽



福島第一の状況

○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/Seam9a

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機、多少の調整をしているが、安定して注水中。

[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
示した通り。特記はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで冷却システム運転中。下に二つ特記事項。前回の会見の途中、★★16時33分に3号のプールで視認性の作業が終了し、運転を開始したが、11時過ぎにパトロールへ言った人間が二次系冷却棟の部分で水の滴下を確認している。

滴下しているのが濾過水という事で汚染の恐れない水だった。当該場所の措置を行う対応をしている。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機から3号機タービン建屋へ現在移送中。3号機タービン建屋からプロセス主建屋へ移送中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。


■福島第一タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(1,2号機側)

★「福島第一タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果 http://j.mp/UxzNbZ」今月の結果。ご覧の通りだが、1号機で10E-3Bq/cm3 オーダーのセシウム。2号機 10E-4Bq/cm3 オーダー。継続的に徐々に低下している状況にある。

http://j.mp/SeaEwK(木野氏宛)
3点目★★手元に福島第一のサーベーマップ10月22日時点の物を配っている。(http://j.mp/Sea7uI) サーベーマップの最新版はないかという話しがあったので付けさせて頂いた。


■作業予定

ええ、それから作業関係の案内。明日13日、1号機から4号機の取水設備に作業船が入る関係で、入り口のシルトフェンスの開閉を一時的に行う。

大その後、1週間ぐらいのイメージかと思うが、3号機のシルトフェンスの交換作業をするという事で、★★★汚れの進んだ3号機のシルトフェンス交換作業を行うということで考えている。

交換にあたり、新しいシルトフェンスを外側に貼って内側にある古い物を取るやり方で作業をする予定。


■宿題回答

★それから、昨日質問を頂いた質問の中で、答えの用意が出来た物を解答する。

http://j.mp/SebCJd(フリー村上氏宛)
使用済み燃料プールについて金曜日に話した際に、3号機使用済み燃料プール周りの雰囲気染量についてデータがないかという質問を頂いたが、鉄骨落下以降、プール周辺での作業はしていないので、

○尾野:
プール周辺のデータは現状無いという事だった。また作業を始めれば、随時状況が分ってくると思う。私からは以上。(5分)



■質疑

○ニコニコ七尾:
サーベーマップについてだが、最新情報が10月22日にの測定値で3号機の横の辺だが、そもそもサーベーマップ作成の方針について確認したい。場所によってはかな理数科別前の測定値も並んでいるが、こういった想定のそもそもの方針についてもう一度確認させて欲しい。

○尾野:
えっとぉ。サーベーマップ自身は作業であったり、何らかの測定器械があり、最新の情報が得られているような場合にはそちらに置き換えていくような形で更新している。

従って付近での最新情報棟がないような場所の場合は基本的に至近のデータが踏襲されることになる。全体として敷地全体の動きで言うと新たな汚染放出がない状態だと、基本的には基本的に啓示的には減っていく側になるので、至近の情報を随時更新していくと。

一方、サーベーのためだけに人を動かすのも、これもまた被ばくという事にもなってくるので、出来るだけ効率的に情報を更新していく形でやっている。

○ニコニコ七尾:
基本方針は分りました。その一方で、作業の進捗により、かなり低下するケースも多々あると思うが、現状で緑色(http://j.mp/Sea7uI)が目に付くが、

基本的にこの現状は数値で表示されているのはこうした数字であろうという前提でいいのか、それともやはり調査をしてみないとどれだけ変動したか分らないと、そう考えた方がいいのか?

○尾野:
大体今出ている数字は、現状と大きな乖離はないと思っている。

○ニコニコ七尾:
わかりました。

○読売前村:
明日、作業船が入港するので、1~3号機のシルトフェンスを一時的に解放するというのは、時間的にどれぐらいの間解放しているものか?

○尾野:
船が来る時間なので、明確に何時から何時という事ではないが…まあ、港がこんな感じにありまして、1,2,3,4が並んでいるところに、

ここが取水口だと、取水口の手前にもう一つ堤防があり、ここにシルトフェンスが張ってあり、それぞれの取水口に対してシルトフェンスが張っているというのは、こんな作りになっている。

でぇ、船が入る度にここの部分を一時的に上げて、中に船を入れて閉じるという事をする。で、船が入るための開け閉めの時間は大体1時間ぐらいのイメージだ。

○読売前村:
1時間の間で、どれぐらいの量が海に放出するとか、そういう程の物ではそもそもない感じか?

○尾野:
そうですねっ。それほどの物ではないと思っている。

○読売前村:
それは内側の方にシルトフェンスが各号季語との取水口に張ってあるので、そこである程度防げるんじゃないかという事でいいか?

○尾野:
そうだ。

○読売前村:
わかりました。ありがとうございます。

○共同いけがみ:
作業船はそもそも何の作業をする船か?シルトフェンスをあけた後とあける前で、放射性物質の濃度を調べるとか、そういう計画はないのか?

○尾野:
えっとお、先ず作業の目的だが、3号機シルトフェンスが汚れてきているので、それを取り替えたいという事だ。でぇ、新たに入った船で3号機の外側にシルトフェンスと新しいシルトフェンスを張って、古いシルトフェンスを撤去するような作業を行う。

これが作業の目的だ。でえ、ええ、出入りに関しては通常サンプリングに加え、開閉後にサンプリングの追加をしようと思っている。

○共同いけがみ:
開閉後に調べるという事は、あけて占めた後に調べるという事?

○尾野:
そうだ。

○共同いけがみ:
で、その皆野との仲の濃度が高くなっているか、低くなっているか、対象資料は何かあるんだろうな?それ。

○尾野:
通常、元々定期的に諮っているから。

○共同いけがみ:
それと比較すると?

○尾野:
はい。

○共同いけがみ:
それは公表対象になるか?

○尾野:
している。

○フリー村上:
3号機の11月9日の濾過水の滴下の件だが、散水用の水が目詰まりしていたことからと注記してあるが、同一時点で同一事例は過去に報告はあるか?

○尾野:
えっと、これはですな。どういう物かというと、よくビルの屋上などに空調用の冷却と言うがあるのを見たことがあると思う。筒の中に上からラジエターが並んでおり、上から水を入れて下からファンで風を送ってラジエターを冷やすという、あれと全く同じ構造の物だ。

上から水を落とすので、落とした水がパンチングプレートの中を通りながらラジエターの所に落ちてくるが、そのパンチングプレートの所の穴に目詰まりがあり、

水が溢れたような状況だが、特に類似事例はないが、現象としてはあまり深刻なものではないので、その場で直ぐ処置が出来ている。

○フリー村上:
2号機の格納容器の圧力だが、やっぱりこれは1号機と3号機を比べると変動幅が非常に大きいように、いつも、まあ、異常値ではないという事は従来から尾野さんのほうでおっしゃっているが、

その時に、前に外気圧との影響もこういった所で格納容器の圧力に影響するというような話しだったが、2号機の場合は建屋の健全性は一番保たれているわけだよね。

1号機から4号機の中で。そういった意味で、むしろ外気圧の影響は受け難いんじゃないかという期がするが、この辺はどうか?

○尾野:
えっとお、先ず建屋自身が1号、2号、3号で状況が違うというのはおっしゃるとおりだが、どの号機も大物搬入口は解放しているので、まあ、言ってみれば空気の機密という意味で言うと、建屋自身の機密の程度はそんなに差がないと思っている。

でえ、まあ、これ、数字としてみると、あのう、まあ、ある程度の数字で見えているが、単位がKPaオーダーなので、まあ、そういう意味から言うと、あまり大きな、そもそもがあまり大きな値ではないので。その中での動きというようなことである。

まあ、そういう意味で、あのう… 特に2号機だけどうこうというふうに着目してみるという所まで特徴があるとは思っておらない、ということだ。

○フリー村上:
この辺の数字の変動は格納容器の損傷状況とはリンクしてないのか?

○尾野:
えっとお、格納容器の損傷状況というか、ある意味、格納容器の機密性の程度という事の影響というのは、ある程度はあるとは思っているが、ただし、どの格納容器もあのう、、なんていうんすかね。

窒素を供給していくと、ある程度、格納容器側が正圧になる状況が維持出来ているので、そういうところからするとぉ、、なんてんですかね… スカスカとうことは決して無くって、ある程度の機密性のある状態というのが、それぞれ維持出来ている状態ということかと思う。

ですので、窒素の供給であるだとか、あるいは大気圧、要は外側の天候によって大気圧のバランスなどによって変わりうる範囲の中ぐらいで動いているという事なので、特に特徴があるとは思っていない。

○フリー村上:
わかりました。ありがとうございます。

○東電司会:
他ないか?以上で本日の会見は終らせていただきまっす。



~ 終了 17時46分(16分)

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