2012年11月13日火曜日

平成24年11月13日(月)14時00分 ~ 原子力規制委員会 定例ブリーフィング

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平成24年11月13日(月)14時00分 ~ 原子力規制委員会 定例ブリーフィング



○プレス

○関連(東電プレス)

○議事録 / まとめ



※次長ブリーフィングも議事録公開されます。

○保安院佐藤:
次長からお話がある。

○規正庁森本:
今日はこちらから4点報告。1点目。明日、第11回原子力期せ委員会を開催する。http://j.mp/Q9ITdt 朝10時30分からで議題は8本予定している。

議題1 大飯発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合について(現状報告)
これは現状報告。それから

議題2 敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合について
議題3 原子力災害事前対策の在り方等の進め方について

議題4 環境モニタリング解析の結果について
これは報告だ。

議題5 今後の学協会規格の活用と規格策定委員会への参画について
これは方向性の議論を頂くものだ。

議題6 独立行政法人日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター材料試験炉(JMTR)における非管理区域への放射性物質の漏えいについて
これは報告だ。

議題7 原子力規制委員会における政策評価及び独立行政法人の評価に関する制度について
議題8 外部有識者と原子力規制委員会との意見交換会について

という8本でございます。


2点目。★明日15日木曜日、午前6時から経産省別館3階ERC 緊急時対応センターにおいて、原子力規制委員会の防災訓練、固執等訓練を行う。詳細については後ほど発表したい。

3点目。★明日、長浜大臣が原子力規制庁のERCの視察を予定している。

点目。★木曜日11月15日 14時から「第1回緊急被ばく医療に関する検討チーム 第一回会合 http://j.mp/Q9J1cZ」を行う。


■柏崎刈羽原子力発電所構内車両ゲートにおける逮捕者の発生

以上が報告事項だが、その他、先ほど入った、というか、今日入った情報だが、柏崎刈羽原子力発電所で、今日の朝、作業員の1人がナイフを持っていたということで現行犯逮捕という情報がある。これについては警察で捜査中ということである。

以上だ。



■質疑

○北海道新聞 十亀:
明後日、緊急被ばく医療に関する検討チーム(http://j.mp/Q9KJv4)だが、先週の委員会でも案が出ていたが、ヨウ素剤投与判断基準のEAL,OIL の整備ということになっているかと思うが、これはヨウ素剤の投与の関係だけのEAL,OIL について話すのか、それとも全般の話も入っているのか教えて頂けるか?

○規正庁森本:
少し説明する。明日の議題3で「原子力災害事前対策の在り方等の進め方について」というのがある。

これは実は、先ほど質問のあった被ばく医療に関する検討チームとは、それとは別に、もう一つ、原子力災害事前対策というに関する検討チームを立ち上げる予定だ。

この2つが原子力災害対策指針で検討課題になったものをこなしていく検討会という形で立ち上げるものだ。役割分担だが、この明日議論いただくこの災害対策のあり方を検討チームの方でEALとOIL全判について議論頂く予定にしている。

15日にある被ばく医療に関する検討チームは主として安定ヨウ素剤の配賦基準やスクリーニングの技術的課題とか、そいうのをやるが、その時にOILやEALが関わってくるという関係だ。

○北海道新聞 十亀:
確認だが、明後日の緊急被ばく医療の方は、まさに医療に関する所の、それは昨年の原発事故で色々問題になったところがあったので、その基準をはっきりさせようと。

○規正庁森本:
はい。

○北海道新聞 十亀:
それを最終的には明日の議題3(原子力災害事前対策の在り方等の進め方)で話すチームに合体させる、そういうイメージか?

○規正庁森本:
そうですね。EAL,OILをまっすぐ議論するのは、明日の議論で出来るであろう検討チームでやるが、そのこちらの被ばく医療で検討したものは底にインプットされていく関係だ。

○北海道新聞 十亀:
わかりました。あとは地域防災計画のモデル的に選んでやる地域はいつ頃分かるのか?

○規正庁森本:
まだ作業中のようで、まだ具体的に決まってない。

○北海道新聞 十亀:
ありがとうございました。

○保安院佐藤:
ではつぎのかたいらっしゃますかぁああっ

○東京新聞加賀:
敦賀の破砕帯調査は明日、詳しい日程等が出ると思うが、他のサイトについてのスケジュール間を伺いたい。そろそろ東北は雪が降りだす時期だ。

○規正庁森本:
そうですな。

○東京新聞加賀:
だいたいどれぐらいまで全部終わらせる考えか?

○規正庁森本:
先ず、基本的には最初の破砕帯調査の時の六ケ所についての事業者のトレンチを掘るスケジュール、あるいは報告書の出るスケジュールを睨みながら進めようということで、作業を進めている。

従って六ケ所については、例えば年を超えて年度に係るものがあったかと思う。例えば敦賀についてはある程度のトレンチも掘れていることもあるし、それから全開の大飯発電所の現地調査の反省からすると、

少し、例えば規制庁の職員が事前に見て調べておくとか、言うことも大事だということで、現場の除う居雨の進み具合と前おだしで少し調べておく必要を踏まえて敦賀についてスタートするというものだ。

順次、進めていく。一つが終わって次のものということではなく、順次進めていく形で進める予定。

○共同さがや:
明日の議題1で「大飯発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合について(現状報告)」とあるが、どの程度の現状報告になるのか?この件について例えば島崎委員から報告があったのを受けて、他の委員からの意見を求めるのか、

いわば停止をして調査をするとか、しないとか、その点の議論まで行く可能性があるのか、うかがいたい。

○規正庁森本:
勿論、流れとしては島崎委員から有識者会合の検討状況、具体的に言うと、前回の議論のポイントと、それから追加調査の予定について報告がある、という形になろうかと思う。

それを受けて委員会でどう議論があるかというのは、今は勿論決まってはない。現状報告を受けてということであるので。

且つ、また、有識者会合については引き続き追加調査をやることからすると、いきなり委員会で議論することではないのかなぁと思うが、ちょっと私どもからは申し上げられないと思う。

○共同さがや:
基本的にはある程度結論めいたものが出てから、委員会がそれを委員会がそれを受ければと理解していいか?

○規正庁森本:
そのように理解している。

○共同さがや:
議題2「敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合について」だが、明日はメンバーの発表と日程の講評まで行くということで良いか?

○規正庁森本:
はい。そのように考えている。

○朝日 西川:
私の勘違いであれば申し訳ないが、全開の委員会で1Fの事故に関する住民の健康管理について、確か議題に上がっていて、確か次の委員会でそれを何かヒアリングするようなことが入っていたような気がするが、それは無くなったのか?

○規正庁森本:
★申し訳ない。実はその健康管理についてヒアリングをすることは予定していたが、議題から落としている。準備の都合もあり落としたという形だ。

具体的には規制委員会ヒアリングするとうことではなくて、やはり検討チームで議論して頂き、それを踏まえて規制委員会で議論して以降という判断があり、その検討チームについて、今検討しているところ、という状況。

○朝日 西川:
全開の委員会では検討チームを立ち上げるということは、なかったですよね?

○規正庁森本:
はい。

○朝日 西川:
じゃあ、新たに検討チームを設けて、そこで進めていくことにした、そういうことか?

○規正庁森本:
はい。正確に言うと、今正に作業しているところだが、健康管理のあり方について有識者から意見を聞く、そういう場として検討チームを造り、そのせいかも踏まえて規制委員会でも議論する流れになろうかと思う。

○共同しずめ:
明日の議題5「今後の学協会規格の活用と規格策定委員会への参画について」盲腸っと詳しく。

○規正庁森本:
はい。従来から、つまり保安院時代から進めてきたことだが、規制そのものはいわゆる性能評価というか、こういうふうにあるべきという性能で表示をして、

じゃあ、それをどう実現するか、どういう設計とか、施設で実現するかというのは、民間主導の創意工夫に委ねるという基本的な考え方が既に出されていて、そのいわば、民間で一生懸命実際の設計、そう言うものをやるというのは、この学協会規格で進めていたのだ。

で、これについて今度、規制員会がどのように関わるかということについて方向性を議論していただくというものだ。つまり、パフォーマンス。こうあるべきだ、というところは寄生員会が定める。

それについてどういう対策を取るか、具体的なところは民間の創意工夫に委ねるという基本的な大きな考え方があるが、じゃあ、この部分、下の部分だが、下の部分について、規制委員会としてどう関わるかについて、あのう、議論頂こうというものである。

○共同しずめ:
問題意識としては色々批判もあった部分ですよね。電気協会のなんとか技術とか、丸呑みして規制に使っていて、虜の議論をもって出来たところだと思うが、

○規正庁森本:
はい。

○共同しずめ:
そういう問題意識としては、そこらへん、規制として独自に何かやっていこうとか、そういう事なのか?

○規正庁森本:
問題意識は2つあり、今おっしゃった丸呑みというのに対してどういうポジションに経つかということが一つ。

○規正庁森本:
★★もう一つは同じテーブルに座ることが、いわば規制委員会の独自性と言うんですか?独自性を犯すのではないか、その辺のバランスをどう考えるのか、というのが大きな問題意識だ。

○共同しずめ:
明日はキックオフというか、そういう問題があるねという感じか?

○規正庁森本:
大きな方向性について議論して頂きたいと考えている。

○共同しずめ:
ある程度方向性を出すということですね?

○規正庁森本:
はい。

○共同しずめ:
わかりました。

○毎日 西川:
拡散シミュレーションのやり直している分の進捗状況と公表の見通しと、新しく委員長指示でやっているオスカーをつかった新しいシミュレーションの進捗状況と公表の見通しを教えてほしい。

○規正庁森本:
大変申し訳無い。当初においては2週間ということなので、今週報告する予定だったが、その後にまたミスが生じたということで、先週報告した通り、徹底的な検証をさせている。少しまだ、見通しが立っていないので、もう少し待つんだ。

また、オスカーを使ったいわば、新しい形のシミュレーション、別のタイプのだが、についても今併せて検討しているので、今暫く待つんだ。

○新潟日報 前田:
柏崎刈羽原発のウォーターロッドの曲がりだが、規制委員長とかがしっかり調査するように支持されたと思うが、これは事業者に調査をさせて出させるだけなのか、それとも規制庁としてもなにか具体的に調査活動をしているのか、とか教えてほしい。

○規正庁森本:
あのう、今、現時点では事業者に実態を調査させているところだ。で、今後、期せ委員会としてその結果を踏まえどうするかは、これから議論頂こうと考えている。今のところ、まだ規制委員会自身が、ということろまで言ってない。

○新潟日報 前田:★★★
別件だが、先日、JNESをどう統合するか、という副大臣クラスの会議が開かれたが、で、事務レベル、ソースでやるということになったそうだが、こっちの規制庁としてはどなたが関わるのか?

後、JNESの統合については規制庁内部ではどんな話を今進めているのか教えてほしい。JNESではなくて、規制庁の内部ではどのような話を進めているのか?

○規正庁森本:★★★
先ず、JNESの統合につては、内閣官房におかれている原子力寄生組織と改革推進室というところが中心になってやるが、その実際の進め方については、規制委員会も一緒になって事務方を担おうとしている。

で、実際に事務レベルで検討するにあたってのメンバーについては後ほど報告したい。確か、私レベル、つまり次長以下レベルだったと思うが、入ってやっていく形かと思う。

で、規制委員会のJNESの統合についての基本的ポジションは、今現在は規制委員会とJNESがそれぞれ独立しているが、連携して作業をしているわけだが、それがより効率的になる、より規制を進めるにあたって効果的であるということが目的なので、その目的に装用にやる必要があるということを強く申し上げているところである。

○新潟日報 前田:
効果的な目的に沿うように申し上げている、というのは、具体的にどうあるべきだと?

○規正庁森本:★★★
ちょっと私見になるかもしれないが、結局今までの寄生というのが、国会事故調で規制の虜と言われていたと。つまり規制する側が、必ずしも実力がなくて規制をしていたことがあろうかと思う。そういう意味でJNESには非常に専門性のある方がいる。

では、その専門性のある方を規制の実際の実務の中に入って頂いて、それによっていわば独立性のある規制組織として、実力のある実体を作るということが目的かと考えている。

○NHK沓掛:
明日の予定でERCの訓練のことだが、なにか新しい要素はあるのか?また委員の方はなにか関係するのか?

○規正庁森本:
詳しくはまた後ほど発表するが、こういう訓練はもっと頻繁にやるべきだと考えており、委員の方にも勿論参集していただくし、規制庁の職員も併せて参集する。

固執訓練なので、ERCに朝の6時という時間帯だが、短時間で集合できるかどうか、あるいは、底での役割分担を十分認知して、スムーズに動けるかどうか、ということをチェックするものだ。

○NHK沓掛:★★
保安院の頃もそういう訓練が出ていたと思うが、内容的に変わらない?

○規正庁森本:
この規制委員会としては初めてなので、内容的には大きくは変わっていない。

○朝日小池:
先程も質問があったが、敦賀の破砕帯調査についてもう少し詳しく。もし日程や、言える範囲で結構なので教えてほしい。

○規正庁森本:
後ほど、委員会の場で詳しく発表がある予定だが、まあ、島崎委員が最初から言ってるように、一応、破砕帯ごとに16人の先生の中から選んで、確か4名だったと思うが、選んで、島崎委員とともにやっていただくということだ。

やり方としては事前会合をして、それから現地調査をやって、事後評価をやると。流れは大きく変わっていない。

ただ、事前会合をするにしても、現地調査をするにしても、その前に規制庁職員としてある程度情報をしっかり集めてやっていこうという、全開の反省を踏まえて進めるということが強い支持になっている。

○朝日小池:
例えば現地調査が1日足りなかったということで、2日とか、そういう事も現時点で検討されているということか?

○規正庁森本:
はい。そのとおりだ。

○朝日小池:
4人の外部専門家に関しては、大飯とは4人全員入れ替わる形になるのか?

○規正庁森本:★★
はい。今伺っているところでは、重ならないような形で選ばれているときいている。

# これは当初から言われていたことで委員選定方針に変更ない。

○読売いなむら:
(初)2点ある。拡散シミュレーションの関係で、川内原発と玄海原発の九電のミス、2原発の新しい拡散予測図と、それ以外の14サイトの総点検結果の2点は同時に発表されるのか、それとも川内と玄海の2原発の新しい予測図を先に先行して発表するのか。その辺の発表のタイミングについて伺いたい。

○規正庁森本:
作業中だが、全体を総点検させているので、基本的には同じタイミングで発表させて頂きたいと考えている。

○読売いなむら:
緊急被ばく医療の検討チームの初会合だが、ここである程度のたたき台は示されるのか?

○規正庁森本:
15日の段階でですか?ちょっとそこは具体的な所は承知していない。

○NHK岡田:
委員の方の要人との接触とか、そういうので分っている範囲で。

○規正庁森本:
今のところは予定がない。

○共同通信 竹岡:
明日の議題8「外部有識者と原子力規制委員会との意見交換会について」の中身をもう少し。

○規正庁森本:★★★
前に委員長の方から、まあ、ええ、批判的な専門家も含めた外部の有識者から意見を聞く場を設けたいという話しがあった。

○規正庁森本:
それを受けて意見交換をして頂くという物だ。

○共同通信 竹岡:
明日、実際に外部の有識者が出席されるのか?

○規正庁森本:
あ、ではなくて、そういうのをやりますという事を発表する物だ。あの、メンバーも含めて。

# 事故調の委員長とかいってたあれ。

○共同通信 竹岡:
これはテーマを限った上で意見を聞くのか?それとも一般的に?

○規正庁森本:
基本的な考え方は委員長が最初に話されたときに出ているが、規制委員会として安全規制であるとか、あるいは地震、津波の問題で有るとか、あるいは防災対策指針であるとか、検討を進めている。

そういったこと。更に言えば規制委員会の透明性であるとか、そういう運営の問題。それらのものについて幅広く意見を頂こうという物だ。特にテーマを絞らないが、

規制委員会の方からは、今までの取り組みというのを示して、それに足してどうかという事を議論頂きたいという形で進めたいという事だ。

○共同通信 竹岡:
確認だが、明日は一回目の会合、日程とメンバーが出てくる?

○規正庁森本:
その予定だ。

○読売船越:
大飯の破砕帯の件だが、感電との追加掘削の調整が今どういう感じで進んでいるのか?

○規正庁森本:
この間の有識者会合での議論を踏まえて、今、事務的に調整をしているところだ。

○読売船越:
明日、何時やりそうだとか、そういう話は出たりとかあるのか?

○規正庁森本:
うーん。そこはまだ進行中だ。

○読売船越:
わかった。敦賀の現地調査だが、大飯の次に二番目に敦賀が選ばれたのか?次に敦賀が選ばれた理由は?

○規正庁森本:
元々当所、大飯、東通り、敦賀、と考えていたが、敦賀については一言で言うとトレンチの準備が少し整ってきたという事と、これから冬場に入るので雪も降るだろうという事も考えて少し選考させた、という事だ。

○読売船越:
冬場って東通りの方もあれだよね。

○規正庁森本:
そうですな。勿論それで決めたわけではなく、どちらかというとトレンチの準備状況で決めたという物だ。

○読売船越:
そうすると更に先の話をすると、次は東通りという感じ?

○規正庁森本:
今のところはその様になろうかと思う。後は進捗状況次第と思う。

○電気新聞 山田:
東通りの次はどこを予定されているのか?

○規正庁森本:
後ですか?

○電気新聞 山田:
はい。

○規正庁森本:
今、私の手元にないが、当所の事業者の、いわゆる工事進捗状況、報告のタイミングをにらんで予定を立てており、

○規正庁森本:
ちょっとその先のところは今のところ未定。

○保安院佐藤:
他にいるか?内容ならこれで会見を終る。



~ 終了 14時29分 (29分)


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