2012年11月5日月曜日

平成24年11月5日(月)17時30分 ~ 消防車による原子炉注水訓練実施(報告は明日)。明日より2号機圧力容器底部の新設温度計運用。3号機使用済み燃料プール冷却停止10日まで。ほか

平成24年11月5日(月)17時30分 ~

明日以降、新設した2号機圧力容器底部の温度計を監視用の温度計として運用との事。3号機プール冷却を10日まで停止させ、水の濁りが軽減するか検証し濁り除去対策考えるヒントに。温度上昇は現在の16.5→36℃強へ上昇見込み。

本日、消防車を使った注水訓練を予定通り行った旨の報告。詳細は写真交えて明日報告。1F,2F取水口付近の海水NDが続いているので2L採取から20L採取濃縮測定に方法変えるのでHP報告遅れるとの事。ほか。宿題4件解答あり。

冒頭の宿題回答(回答佐藤 / 朝日ただ / 木野 / 朝日青木)の4件。→ ▲

【質疑】
  1. 東京新聞(消防車注水訓練*・ビデオ会議公開)→
  2. FACTA(放水口ND*・港湾内魚介類・所長会見)→
  3. 朝日(3号機プール透明度*)→
  4. 読売(注水量低下*)→
  5. 朝日(ケーブル切断・3.24被ばく1名認識・手当ピンハネ東電認識)

○プラント

○その他

○報道



■福島第一の状況

○東電竹本:
本日の説明を始める。本日、説明に先立ち一点連絡。先週より広報の高橋さまが本会見に同席させて頂いている。遅くなったが本日紹介させて頂く。

○東電高橋:
挨拶が遅れて失礼した。広報部の高橋だ。よろしこ。

○東電竹本:
どうぞ宜しくお願いする。






○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/QhoKSz

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機 所定流量安定して注水できている。調整は小まめに行っているので若干回数が多くなっているが、本日は特に調整していない。

[圧力容器下部温度]
ご覧の通り。特記事項とくにないが、先日、代替温度計を2号機に設置し1ヶ月ほど様子を見たところ、使用に耐えうるだろうと申し上げたが、★準備が整ったので明日以降、格納容器側、原子炉圧力容器側の代替温度計を使用に。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
示した通り。特記事故はない。関連して1点。1F1号機のサブレッションチェンバーに残留している水素等を追い出すという事で、サブレッションチェンバーに窒素注入を連続して1ヶ月ほど実施すると言っているが、それをしている。

これまで1m3/h程度いれていたが、水素の追い出し等も予定通り進んでいるので、★明日以降、3m3/h程度増加して引き続き注入を行う予定。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。4号機についてだが、先般、1号で冷凍装置の方、不凍液を入れるという事で、一時的に停止して不凍液を入れる作業をするといったが、4号機についても必要だと言っていたが、本日、午後からその作業に入っている。

それからあ、3号機だが、瓦礫撤去をするに辺り、★プールの中の透明度、これがあまり高くない状況で作業しにくいという事でプールの冷却循環で細かいゴミが舞い上がっているところもあるので、

循環を一旦止めて水を静かにした場合に上部の透明度が上がってくるかどうか、という事を確認するようなことを考えている。

明日、★3号機の循環を止めて11月10日まで様子を見るという事で、1日2回ぐらいカメラをいれて透明度が変化するかどうか、という事を確認する予定にしている。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
1号機タービン建屋から2号機タービン建屋に本日午後13時58分まで位相を実施。2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送実施中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。福島第一の状況については以上だ。1,2点お知らせだ。事故が起こって以降、1FプラントデータについてはHPに公表しているが、発災以降、随時データの確認、収集を行っており、必要に応じてデータの改訂、追加等をしている。

★★★この度、発災直後の3月中のプラントデータについて整理が出来たのでHPの所定のデータのところに追加したいという事で、その準備を整えましたので行います。

# 「その準備を整えましたので行います。 」~ 準備が整ったのか、これから整えるのか、どっちやねん。

これ、ちょっとややこしい話しなんだが、福島第一、第二の放水口の部分で、海水のサンプリングをしている。

で、福島第一については来た放水口、南放水口、福島第二については、北放水口と朝見川の北側で水を採取して分析をしているが、このところ、ずっとNDが続いているということで、検出限界未満の状況が続いいている。

先般、測定時間を増やすということで、もう少し、要は測定限界を小さなところまで計れるようにしようということで、やっていたわけだが、

それでも測定限界に届かないので、実際にどれぐらい小さかを見るために、ええ、時間を長くする方法ではちょっと難しいなあ。

ということで、★★今まで、2Lのサンプルを取って測定にかけていたわけだが、20Lのサンプルをとって濃縮して測定する方法に切り替えようと思っている。

そうすることで測定限界をより細かいところまで様子を見ることが出来る所を目指しているが、結果として資料調整に時間が掛かるようになるので、

これまでの公表タイミングより、やや、時間菅価格、測定に要する時間がやや増える状況になってくるが、まあ、その様なことで確認をしていきたい。

★先日、金曜日に1Fで非常時の場合の消防車を用いた注水訓練を本日行うという事で案内していたが、予定通り訓練は実施した。

★本日、行った訓練で言うと非常の場合に消防車を用いて、水源から水を取って炉に入れる事になるが、実際の炉に入れるわけにはいかないので、ホースを引いて、元の水源に戻していくルールで試験を行っている。

このような事を本日行っている。様子等については、写真など明日には紹介できるのではないかと思っている。


■宿題解答

幾つか頂いている質問で本日答えられる質問について答える。

http://j.mp/QhpVkR(回答佐藤氏宛)
私の前任の松本さまがタスクフォースの業務を行っているが、これは専任か、兼任かという事だが兼任で業務だ。ただし、現時点の業務で言うとタスクフォースの業務が9割方という事であった。


http://j.mp/Qhqco5(朝日ただ記者宛)
2点目。1Fの電源ケーブルを誤って切ってしまったということで金曜日に報告している11月2日(http://j.mp/Qhq0Fi)の事案だが、作業体制が動であったかという質問を受けている。

★★当該工事だが、元請け、一次、二次と、こういう構成になっており、元請けの担当者は2名。一次下請けが1名。二次下請けが9名だ。当日の工事現場には一次下請けの班長以下、2次下請けの9名、ということで10名で行っている。

で、当日の作業で言うと、エフレックス菅の中に新たなケーブルを引くという事で、ケーブルを引くための準備作業を行っていたり、あるいはエフレックス菅の切断をして入り口を作る様な作業を行っていたところである。エフレックス菅の切断は1名。

ケーブルの状況は6名。その他周辺の監視であったり、機材の運搬等等、行っていて総勢10名の業務であったという事である。


http://j.mp/QhqLy1(木野氏宛)
それから放射線管理要因という事で、当社、或は企業が何人ぐらいいるか?ということだが、当社、1Fの放射線管理要員という事で言うと、

いわゆる保安班に所属するものという事で、社員で合計60名いる状況。企業側は契約の形態により異なるので一概には言えない、という事になる。


http://j.mp/RDwbjV / http://j.mp/RDws6z ★★★
もう一点だが、以前、福島第一で従事者登録をしている人のうち、現在解除されている方の人数は何名か、というような質問があった。

話しの文脈としては、ようは1F で働いていたが、今、仕事をしていない方、雇用のない方、と言う文脈の議論の中で、従事者登録の解除の人数が分らないかという質問だった。

その折に申し上げたことだが、従事者登録は解除しても、他の当社の他の発電所で働いていたり、あるいは他の発電所で働いたりということで、従事者登録の解除、すなわちその企業からの解雇とは関係がありませんよぉ、ということで申し上げたが、一応、人数を教えてください、ということでしたので、確認をした。

# 事実上の解雇。質問者がいないところで、ごく稀な事例や可能性を引き合いに取り上げて、あたかも多重下請け被ばく労働弱者の雇用が守られているようなオブラートに包んで、というより歪曲して質問紹介。で回答する。素晴らしいな。

★★★ええ、8月末の時点で福島第一原子力発電所に発災以降、放射線(作業)従事者登録をした累計人数は2万3700人だ。

で、その23,700人のうち、これは8月時点で登録された累計数だが、8月より前の時点で、つまり7月までの時点で従事者登録が解除されている、人、というのは、ええ、15,700人という事になる。

従って逆算すると、約8,000人の人が8月時点で現在登録中ということになる。現在、福島第一作業員の実際の入構数の実績規模で言うと、5,500人から6,000人ということなので、8,000人のうち数に入っているということだ。

なお、15,700人、従事者登録が解除されているということだが、こちらの方々のうち、ええ、今後、福島第一の業務に戻ってくるのも十分にいると。いうふうに考えている。人数について問い合わせがあったので回答させて頂いた。


私からは以上である。(15分)



■質疑

○東京新聞かたやま:
(消防車1F炉注水)訓練が今日やった段階でどのような課題が出てきたか?どういう難しい問題があったか?もう一つはビデオ公開の話があったと思うが現時点でどういうことになっているか教えてほしい。

○尾野:
先ず訓練について説明させて頂きたい。本日行った訓練等言うのは、事故時の対応で主要な項目になる消防車による注水ということを実行するということで、消防車の注水が具体的に準備ができて注水が出来るところまでチームが動けるか、

ということを見ていくわけだが、ええ、まあ、ほぼ問題なく、ええ、作業が出来たということである。とはいっても今回の訓練等を踏まえた上で次の訓練に役立てていくということで対応したいと思っている。

★★今回の参加者や約20名ということなので、1回、2回と2セット訓練したが、こうしたことを積み重ねることでいざというときにそれぞれの人が自分の動きを承知して動けると思っている。繰り返しが大事だと思っている。

○東京新聞かたやま:
何台の消防車によって何号機の近くでやったとか、もう少し具体的に教えてくれ。

○尾野:
消防車は一台であり、福島第一の1号から3号機の注水設備の復旧訓練ということなので、1~4号側で実行している。また、資料等、明日入手できるので。細かい所は説明したいと思う。

○東電竹本:
映像の公開予定だが、2階に分けさせて頂くということで説明している。第一弾として11月今月中ということで公開させて頂けるよう、(隠蔽)準備を鋭意進めているところだ。

○尾野:
場所だが水処理建屋の側を使っているな。

○東京新聞かたやま:
映像の公開で半ばという話があったと思うが。時期的に後半になってくるのか、12月に近いほうなのか。それとももうすぐということなのか?あと公開の携帯も教えてほしい。

○東電竹本:
公開の形態については、前回と同様と思うが、公開時期については11月中にぜひ公開したいということで準備を進めており、詳細な時期等については、実際に公開できる1週間程度前には案内したいと思っている。

○東京新聞かたやま:
来週はないということで良いか?

○東電竹本:
現状、我々は1週間前にはと思っているので、そういう事になると思う。

○東京新聞かたやま:
公開時間、例えば、前回、16時までという時間があったと思うが、時間とか振ったものが用意されるとか、その辺はどうなっているか?

○東電竹本:
そのあたりの詳細についても時期が決まった時にしっかり説明させていただくので、しばらく待つんだ。その他質問はどうか?

○ファクタ宮嶋:
先程、4つの放水口はみんなNDということで、今現在、放水口から出ている水の量とか、それは閉じたサイトの中のそとの水ですかねえ。 地下水とか、雨水とか、生活排水とか。どんな水を主に放水口から出しているのか?

私、勉強不足でわかんないが。NDというのはかなり低い。もう一つ先週あった例の物揚場の辺りから上がった魚を含めてかなり汚染されていたという事実があったが、結局、港湾内の状況というのをサイトから出ているよりも、

発災後、いろんな破片が飛んだりして港湾内のホットスポットみたいなものがあるという認識なのかを2つ目に聞きたい。

3つ目は広報の方に聞く。新聞報道にもあるが、中期経営計画は今週中に発表するのか?それとも来週?新聞だと来週みたいな感じになっているが。それを聞きたい。

○尾野:
先ず、技術的な話から。通常、放水口と私どもが言っているのは、港の中の水をくみ上げて、プラント、設備冷却に必要な海水系の冷却を取って、出すときには港の外に出すところが放水口だ。

通常、プラントが運転されている時には復水器の冷却などがあるので、取水している水は非常に多いことになるが、今プラントは止まっているし、

1号機から4号機側は、通常の冷却設備が使えていないので、まあ、そういう意味では、取水、放水は殆ど無い状態ということだ。一方、5,6号機側のほうだと構内のプラント内の冷却装置は使用できているので、まあ、若干量だが、港の内側から取水して、堤防の外側にだすようなラインが生きている。

そういう意味から言うと、放水口の部分は港の中と外が繋がっている部分ということになるが、そういう観点では見てはいるが、流量そのものは大きい状態ではないというのが一つだ。

港の中の状況ということで言うと、これまで港の中の泥の成分とか、そういったようなことは、調べたりも、あったかと思うが、ええ、まあ、金曜日に案内したとおりで、

ちょっと、お魚との関係がどうであるか、というところは、もう少し専門家の意見を聞いて確認しないとわからないかなあ、と思っているが、

ご存知のとおりなので、港内の土壌であるとか、物であるとかは、発災直後の影響を受けた状況が、まあ、あのう、時間のとともに緩和しているとしても、それなりに、他のところよりあるだろうとは思っている。

○東電竹本:
中期経営方針だが、現在詰めている所なのでまとまり次第お知らせしたいと思っているので、どうぞよろしこ。

○ファクタ宮嶋:
中期経営計画は非常に関心があるが、この間もお願いしたが、11月のビデオ公開と併せて、一つ年内のけじめとして、発災当時の現場の副所長、ユニット所長含めた。

これ、検討して頂くと仰ってましたねえ?記者会見。これ、中期経営計画で下河邊さんに聞きたいと思っておりましてね。やって頂けるのかどうか。ただ、そういうつまんない議論したくないんで、

皆さん、ずっと検討しているわけですから、是非、中期経営計画までにこういう記者会見を含めてやって頂けるのかどうか、是非そういうのを詰めて頂きたい。

ずっと検討してるだけというのはわかってんだけど、吉田さんはもうでられないとはっきりおっしゃったんだから。じゃあ、何が出来るのか、という事について、下河邊さんに聞かずとも皆さんの世界で結論を出して欲しいんですけどね。

○東電竹本:
従来より頂いている話しであることは認識している。まあ、事故直後に働いていた方に関しては、多くが今も同じ発電所で働いているという状況にあると思うが。

個人の特定というところもある。家族のこともあるので、私どもとしては現時点において、こういった場で会見をすることは考えていない。そこはこれにて答えとさせて頂きたい。

○ファクタ宮嶋:
別にしたくないと言ってほしいわけで、個人の問題ではなくて、ナンバーワンの所長さんが、病気で出てこれないから、それに変わるナンバー2の方に出てきて欲しいと。

それは、福良さんと吉田さんであると。一体何のプライバシーなのかしら?それ。どんな組織だって責任というのは伴うものですからね。

責任があるわけですから、ナンバーワンが病気で出てこれなくて、なぜナンバー2が出てこないのかについてね。今のは説明になってないんじゃないですか?!そこでおっしゃってるプライバシーって一体なんですか?!

○東電竹本:
ええ、繰り返しになるが、現時点において、我々こういった会見の場で出す事は考えてない。ので、ええ、理解頂きたい。意見として承る。

# 回答拒否

○ファクタ宮嶋:★★★
いや、やっぱりね、大事な事は説明責任なんですよね。吉田さんが出てこれない理由は、例えば訴訟されているとか、何か積極的な理由があるわけでね。一般的に概括的にプライバシーと言われたって、

そんなこと説明にもならないわけですよ!この間も出てましたけど、現実でそこで仕事をされている方達が、どういう状況で一生懸命やっていたことを聞きたいわけですから。それを何でナンバー2の人に弁護士同席でも何でも記者会見できないのか。

積極的な理由を教えて下さいよ!プライバシーとか何とかって、それ何ですか?名前も職名も分っているし、その立場もあるわけですよぉ。現実的に民事、刑事の訴訟うけているとは私聞いてませんからね。一番上の人が受けてるわけでしょ?!

何で現場の人の話しを聞かせないのか?私、中期計画でもなんでもガンガン聞きたいですけどねぇ!下河邊さんにねえ。そういう答弁で本当に世の中通ると思っているんですかぁ?!

○東電竹本:
ええ。繰り返すが理由としては本人、家族も含めて影響があると考えているので、ええ、公の場で会見することは考えていない。宜しくお願いする。

○ファクタ宮嶋:
じゃあ!現場にいた人の事については、東電は永久に誰にも取材させないという事なんだな?記者会見もしない事を機関決定したんですね?それでいいんですねぇ?!

# (´◉◞⊖◟◉`) 未来永劫な。

○東電竹本:
現時点いおいて公の場で会見を行う予定はない。

○ファクタ宮嶋:
もっかい伺うが、それ、どういう理由があるのかねぇ!今度の記者会見までに、是非、最初に会社としてねえ。下河邊さんに見解を教えて下さいよ。どういう理由で記者会見が全く出来ないのかねぇ。その理由をやっぱり教えて下さいよぉ!

○東電竹本:
はいっ、理由については先程行ったとおりだ。

○東電竹本:
ええ、現時点において先程の理由において会見を開く予定はない。宜しくお願いする。その他、質問ある方は?

○朝日小池:
先程の3号機プールの瓦礫撤去の件で、10日まで循環冷却を止めて透明度の向上を見るという事だったが、冷却を止めることでのプールノン度の上昇はどのぐらいになると見ているのか?

○尾野:
現在、今日の資料もそうだが、プールの温度は3号機16.5℃だから、まあ、17℃を切っているぐらいの状況だ。で、10日まで止めて、

これ、まあ、正賞保守的な評価だが、まあ、36℃強ぐらいまでと見込んでいるので、65℃ぐらいまで問題ない管理規則なので。まあ、十分低い値中でコントロール出来る見通しを見ている。

○朝日小池:
仮にこれで透明度が上がった場合、下にたまったものやゴミ、浮遊していたものを今後取り出す計画は既にあるのか?

○尾野:
えっとお、これから瓦礫を取っていくに際して、特に水に落ちているものをどう扱うかを考えたときに、ええ、水中の中の透明度が高い方が、色々作業計画も仕事もやり易くなるので、ええ、まあ、実際、循環している状態、まあ、細かいなんというんすかね。

ほこり成分というか、小さな粒子成分が巻き上がっている状態と、循環を止めてそういった物が落ち着いてきた状態と、ええ、透明度がどれぐらい変わるかはやってみないと分らない所があるし、止めてもあまり変化がないという事では、

こういう方法はあまり意味がないという事になると思うし、止めて実際に透明度が上がっているという事であれば、その上がり方の程度により、色々方策の検討資料が出てくるので、先ずは調査という事なので、やった結果、その後のことは考えて行くということだ。

○読売前村:
注水量低下の件で。原因はまえも何か同じようなことがあり、流量を一時的に多くして、吹き飛ばしたというのがあったと思うが、それ以降は全くこういう事はなくて安定していたと行っていい状況だったのか?

○尾野:
まあ、だいぶ以前になるが、大きく落ちて、ええ、要は規定で要求されている流量が、満たせないような、状況が、表れて、まあ、大きく流量を増やして対応したことがあったが、

その後、当時、その問題はPE管化した際のゴミが、ええ、流量調整弁の狭い隙間のところに詰まっていて、流量調整が適切に行えていなかったことが要員であるだろうと考えており、まあ、ゴミを流す捜査であるとか、或はバッファタンクの冷却側にフィルターが付いているので。

そういった物を取っていくという事で、状況を見ていったところ、改善出来たというようなところである。ただ、改善していると行っても、適時流量調整をしているので。まあ、これまでも日に1,2度調整することは、ええ、無かったわけではないので。

# その明確な理由もはっきりしてない。分らんことだらけのプラント。事故収束。

ええ、今回、複数のプラントで同時にやっているのでちょっと目立っているが、狙った所定流量をキープしながらコントロールしていることにおいては、今のところ特に支障はないという事である。

ただ、こういった調整はある意味手間は手間だ。周辺の状況を中止しながらパラメータを見ているところだ。

○読売前村:
また下がってきていることの原因としては何か考えられることはあるか?

○尾野:
今の辞典で何かこれというふうに言うものはないが、元々通常の状態でも徐々に下がって言うところをコントロールしながら、

ええ、上げ側の調整が比較的多いので、そういう意味では、まだ事象が起きているとか、と言うところの段階ではないと思っている。継続監視という事ではないか。

○読売前村:
▼1号機から3号機まで必要量としては1号機は3.8m3/hで、2号機、3号機が5.4m3/hでよいか?

○尾野:
ちょっと正確に数字はあれだが、確かそれぐらいだったと思う。ちょっと確認させてくれ。

○朝日ただ:★★★
▼ケーブル切断の件で。元請けがあり一次下請け、二次下請けがあったという事だが、各社とも1社ずつか?元請け、一次下請けは当然1社だと思うが、二次下請けも9人いるのは、全部同じ会社か?

○尾野:
この9名は同じ会社であるか、ということか?

○朝日ただ:
そうです。

○尾野:
すいません。ちょっと今手元で分らない。

○朝日ただ:
確認して下さい。なぜ聞くかというと、多重請負構造になっているから、複数あったり指揮命令が誰がしていたのか?混在していた場合、偽装請負の可能性が高いので、その辺りを確認したいと思っている。

あと、このケーブルを切断するときの指揮命令は、誰が指示をして作業をしていたのか?東電社員は関与していたのか?その辺りはどうなっているか?

○尾野:
当該作業は班長以下、つまり一次下請け以下で現場作業をしている。

○朝日ただ:
元請け会社は居なかったのか?

○尾野:
元請けは現場にいない。班長以下で作業をしている。

○朝日ただ:
ちょっとにわかには重要な電源ケーブルを間違えて切るという、どうしたらそんなミスが起きうるのかよく分らないが。現状、どのように考えているか?

○尾野:
先ずだな。大事なケーブル、要は生きている側のケーブルを、ええ、の、エフレックス菅を切る作業をしてしまったというのは、ある意味大きな、ええ、失敗部分という事なので、

どうしてそういう事になっているのかというのは、ちょっとよく調べておかなければいけないと思うが、事実関係としては当日の作業の中で、様々な、先程も行ったとおり、

その場でやる作業があり、ええ、カットの作業をした方は、なかなかベテランの方のようだが、カット作業そのものは、その方が1人でしていたので。

まあ、そういう事も含めて、もう少し全体の状況がどうだったのか、どういう指示だったのかという事も含めて確認していかないといけないかなあと考えているところだ。

○朝日ただ:
元請けはどこの会社になるのか?

○尾野:★★
関電工だ。

○朝日ただ:
そこはまだはっきりと明確に分かんないわけだが、

○尾野:
素人だと切る場合は東電の人なり、何らか、これ切っていいかなり、ちゃんと見分けしていると思うんで。今回、大事に至らなかったが、これは原発では起きてはいけない事故だと思うので、間違ったケーブルを切るというのは。

○朝日ただ:
原因究明を何時までにやると忌め度は何かあるか?

○尾野:
えっとお、先ずは、こういった失敗は原子力発電所に限らず、活線の誤作業なので、ある意味危険が伴う。だからどこの現場であってもいけない作業だ。

そういう意味でちゃんと格にしなければならないと思っている所なので、いつまでというところはあれだが、まあ、しっかり調べていかねばという事で社内では考えている。

# 下手したら多重下請け作業員の死亡事故に繋がる事故なのか。プラントだけでなく作業者安全のリスク評価はどうなってんのか。東電の監督はどうなっているのか。丸投げ、人事感丸出し。

○朝日ただ:
先週の金曜日にも尋ねた件だが、去年の大量被ばくの問題で地下に降りていった人が、1人、短時間であるけどいたという事で、彼の件で分れば教えて欲しい。

確かにその人は、被ばくした量は他3名の170~180mSvの人に対して 50いくつだから、相対的には低いが、当然、APDの設定が20mSvとしたら地下に降りるときには警報が鳴っていると思う。

警報が鳴っているにも関わらず、下に降りて作業してくれと言うのは、一体誰が指示したのか?関電工の社員が指示したと我々は取材で受け止めているが、その辺りの事実関係はどうなっているか?

当所、東電は警報音を無視して作業したのは3人だという事だったが、結果的に警報音を無視して作業したのは1人増えて4人になるという事になると思うので、その辺りの事実関係の把握に対して遅れはなかったのか?

○朝日ただ:
その辺りの見解を教えて欲しい。

○尾野:
3月の、まあ、700とか、あ、170とか、180mSv が3名いたという事があったおりに、ええ、記者会見の中でえ、他の作業車の千両は動であったかという事についての話しをしていて、そのおりに、ええ、

1人は50幾つかと。二方は10台、だったかな。そういうようなことで話しをしているので。その警報設定、20mSv毎に出ると言うものを超えているという事は、承知している。

それからあ、ええ、当時積もってったアラームが、80を超えるとええ、アラームが鳴って、作業中止のアラームが鳴ると言うことだったかと思うが、

ちょっとその辺り、正確に確認しておく必要があろうかと思っているが、何れにしても50という状況であれば、あのう、20毎のアラームは、なっている、と、いう事だと思うのでぇ、

そのこと自信は、まあ、当時、ええ、50いくつという事で報告しているので。まあ、そういう物だという事は、特に我々としては、もとよりそうだろうと思っていると、言うことかと思っている。で、ええ、当日の、ええ、指揮命令であったりぃ、

どういうふうに動いて行ったかという事については、我々としていましょう値している事は、既に報告、発表しているところの内容なので、まあ、今後の、ええ、どこまで確認が出来るとか、そういったようなところによってくるが。

○尾野:
その内容によって説明できる部分は説明するという状況になってくるかと思う。

○朝日ただ:
別に隠していた訳じゃないという事だろうが、当日、会見での説明では警報音を無視して地下におり手作業したのは3人だという説明だったと思う。

50mSvを浴びている人がいると言ったが、★★★当日の状況をきちっと把握を十分仕切れていなかったのじゃないかと思うが。そこはどうなのか?

指揮命令の、一義的には関電工がやるべき話しかも知れないが、東電として厚労省からも指導を受けて、ちゃんと解答をしている事案なのに、ちゃんと地下に警報音を無視してもう1人降りていたと言うのをきちっと十分把握できてなかったんじゃないのか?

○尾野:
えっとお、まあ、そういう意味から言うと、ええ、私どもがその場の状況尾どこまでつぶさに把握できていたかという事に関しては、

ええ、まあ、いろいろと、あろうかと思う。ただ、あのう、先ず、当時のことをもう一回思い出すと、ええ、まあ、2人の方が結果的に病院に行って調べて貰って違ったが、β染裂傷の疑いがあり、ということで、緊急の搬送が必要だという事になったと。いうことが一つ。

それからあ、一緒に作業していたもう1人が100mSvを超えて、170という非常に高い線量にいっていたと。いうことが一つ。

という事とでえ、3人についてどうであるかとか、こういう、ええ、3人の状況はどうであるかということは一義的に着目されてえ、対応してきたわけだ。

でえ、6名の方が同時に作業していることは勿論承知していたが、残り3名がどう動いているかという事の詳細な事と言うよりは、どちらかというと6名全員のサーベーを行って、うち、2人の方に極めて高い汚染があると、いうことがわかり、この汚染のある2人に対して、

ええ、しっかりした除線とか、医療的措置が必要だという事になるので。発電所にいる医者の方に除線や指導をお伺いして。

で、その結果を2人には、緊急の搬送が必要だという事になったという経緯なので、6人全員を見た上で2人の汚染がひどいという事で見ている。

つまり、人の動きから判断したのではなく、汚染測定の結果で判断しているという事なので。まあ、そういう意味で、なかなか動き事態を細かくつかむというのは、ああいう中で難しさはあったのかと思うが。

ええ、2人を送ったという事はそういうことだし、また、あのう、線量測定結果を踏まえて、2人に加えてもう1人医療機関に行って頂いているという事だ。

当時はそこのところが着目であったという事かと思っているので、まあ、そういう意味ではぁ、当時の事は、そういうふうに理解頂ければと思う。

○朝日ただ:★★★
今、東電が色々工事を出すときに作業員の方向けに例えば放射線の線量が高い所には、危険手当とか、ある種、賃金に対して加算するものも元請けに発注段階で高めの賃金設定をしている事例があると思うが、それがきちっと末端の作業員まで届いているか?途中で中抜き(ピンハネ)されていないか、というような懸念があると思う。

東電として作業員への賃金がちゃんと元請け側から末端まできちっと支払われてるかどうかと言うのを何らか担保するなり、確認なりしているようなこと、懸念等はないか?

○尾野:
えっとお、、ちょっと難しい話しかと思うが。あの、私どもの方は、やって頂く作業に応じて必要な積算をしているという事だから、まあ、必要な手当があればその分の見込みはいれているという事になる。

で、請け負った側の中で個別の契約の中でどういう契約的な扱いがなされて、いるか、と言うところに関しては、★★★ええ、必ずしも私どもで把握しきれることではない。あまり歯切れのいい答えではないが、その様な状況だ。

○東電竹本:
他に質問は?よろしければ、

○尾野:
▲あ、すいません。先程の必要流量、注水量の質問があったが、これは月ごとに計算しているが、えっと、11月時点で1号機については3.2m3/h、2号機、3号機については4.4m3/hになる。

○東電竹本:
最後に明日の作業予定だ。特段お知らせする内容はない。これをもって説明を終了する。



~ 終了 18時16分(46分)

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