2012年11月22日木曜日

平成24年11月22日(木)第1回 東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 14時 ~

平成24年11月22日(木)第1回 東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 14時 ~

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議題
  1. 東通原子力発電所敷地内の追加地質調査について
  2. その他

【録画】第1回 東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合

主査:島崎委員 事務局担当:小林管理官 / 三田

大飯破砕帯調査の反省を踏まえ、事務局、島崎委員が事前に下見。有識者招いた調査前の事前会合。

○議事録 / まとめ

○会議資料
(参考資料)



○議事録(保管)
○島﨑委員長代理
定刻になりましたので、ただいまから東北東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合、事前会合を開催します。本日は、お忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございました。

まず、二つ申し上げたいと思います。一つは、一般の方が傍聴をされていらっしゃいます。あるいは、これ自体がネット中継されて一般の方が御覧になっています。また、後からも見ることができます。

ということで、一般の方が御覧になるということを想定していただきたい。ということは、地質学の専門用語はあまり使わずに、できれば避けていただいて、一般の方がわかりやすいような形で御意見をいただければと思います。

なかなか慣れないので難しい点もあるかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。2点目は、この会合で必要なのは科学的な判断です。それのみが重要です。再稼働だとか、エネルギーだとか、経済だとか、社会的な問題だとか、そういうことは一切考えずに、純粋に科学的な御判断を、科学的な御意見をお願いします。

調査の後で会合をまた開くことになりますけれども、そのときには理由を挙げた上で御判断を、わからないときはわからないで結構ですので、はっきりお示しいただきたいと思います。

皆様は科学者として、当然御判断には責任が生じることになります。万一、科学的でないような御判断をされた場合には糾弾されることになるかと思います。そういうことはないと思いますけれども、科学者として責任を持って御判断をいただきたい、科学的な御判断をいただきたいということです。

その判断を踏まえて、原子力規制委員会でいろいろな議論をして、さらに判断をしていくということになりますので、行政的な責任は、あくまで原子力規制委員会にあります。

皆様は当然、科学者としての御責任を果たしていただければと思います。ちょっと長くなりました。議事に入る前にメンバーを御紹介させていただきます。こちらから、粟田泰生産業技術総合研究所、活断層・地震研究センター主任研究員。

金田平太郎千葉大学大学院理学研究科准教授。熊木洋太専修大学文学部教授。佐藤比呂志東京大学地震研究所教授。これに私を加えた5名が有識者会合のメンバーとなります。

ここでは「さん」づけでお呼びいただければと思います。配付資料について、その確認を規制庁のほうからお願いいたします。

○小林管理官
それでは、配付資料の確認をさせていただきます。お手元に、まず一番上に座席表がございます。その次に、有識者名簿ということで、今御紹介いただきました5名の方の名簿がございます。

その次に議事次第がございまして、そこに配付資料一覧が書いてございますので、それに基づきまして確認させていただきます。まず、東通・現調1-1というのが、A3判で、写真集でございますけれども、御用意してございます。

それから、参考資料としまして、これは岩波の「科学」のほうからの抜粋でございまして、下北半島沖の大陸棚外縁断層についての資料でございます。それから、机上参考資料として3冊用意してございます。

一冊が、過去の審議資料としまして、敷地内の地質・地質構造関係の資料。それから、もう一冊が、敷地周辺の陸域・海域の活断層評価の過去の審議資料。それから、もう一つが、審査指針類関係の資料集でございます。

以上三つが机上資料として用意させていただいております。それから、マイクの使い方でございますけれども、机上のほうに一枚紙、小さな紙で書いてございますように、発言するときには「要求」ボタンを押していただきたいと思います。

そうしますと、このボタンが点灯しますので、これを確認の上、御発言いただきたいと思います。終了次第、「終了」ボタンを押していただければというふうに思います。私からは以上でございます。

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。資料に不備などがありましたならば、規制庁の職員のほうへお申しつけくださればと思います。それでは議事に入らせていただきます。東北電力東通原子力発電所の敷地内破砕帯について。

そういえば、このマイクは、かなり近づけないと音をよく拾わない。それから、横を向くと、多分あまりよく拾いませんので、その点よろしくお願いします。ごめんなさい。

過去の審議の経緯と、現在行われている追加調査の状況について、現調1-1と机上資料を使って、規制庁から説明をお願いいたします。

○御田企画調査官
地震・津波担当、御田と申します。よろしくお願いいたします。私のほうから、過去、東北電力東通原子力発電所でどういう審議があったのかということについて御説明させていただきたいと思います。

資料につきましては、この紙ファイル、先生方と色が同じかどうか、私はわからないのですが、机上参考資料で、過去の審議資料、敷地の地質・地質構造関係資料というのがございます。

それをお開きください。最初のページをめくっていただきますと、今まで、どういう審議を行ってきたかということで、合同Bサブグループ、それから地震・津波意見聴取会ということで、ここで言うと5回ほどございますけれども、今日は、まずこの③という資料を使って御説明させてください。

耳がついてございますけれども、三つ目の耳のところから始まります。23年11月8日の資料でございます。敷地の地質・地質構造ということで、1ページ目をおめくりいただきますと、三つ書いてございまして、地質・地質構造、それから第四系変状の特徴、審議で指摘された課題がお示ししてございます。

1ページめくっていただいて、4ページでございます。敷地の地質・地質構造ということで、どのような調査が行われたかということで、安全審査のときと、それからバックチェックのとき、それぞれ、ここにお示ししてございますような凡例の位置で、ボーリング調査、トレンチ調査を相当数行ってございます。

敷地の位置につきましては、この図面で言いますと左側、北側でございますけれども、北側の海沿いのところに発電所がございます。それから、1ページめくっていただいて6ページでございますけれども、敷地の地質構造ということで、敷地の地形区分図をお示ししてございまして、汀線側のほうに、海側のほうに砂丘がございまして、それから海成段丘が、ここにいろいろお示ししてございますけれども、山側のほうからM1、M1′、M2等の段丘堆積物が分布してございます。

7ページを御覧ください。地質層序でございます。敷地の地質層序につきましては、左側、第三系と書いてございますけれども、下位から、新第三紀中新世、猿ケ森層、泊層、それから蒲野沢層というのが分布してございまして、その上に第四系が載っているというような形でございます。

右側に、四系の地質層序表がついてございますけれども、下位から、M1面段丘堆積物、それからM1′ということでございます。ここにつきましては、右側にテフラを書いてございますけれども、M1′面は、同面を覆う堆積物の最下部に洞爺火山灰層を狭在しています。

さらに洞爺火山灰層との間を厚く堆積しているところがM1面というようなことで、層序が規定されているということでございます。ページをめくっていただきまして、9ページ、敷地の地質構造平面図というものをお示ししてございます。

ここで言いますと、緑色の泊層が広く分布してございまして、その中に、半地溝状の形で黄色の蒲野沢層というものが分布してございます。さらに、断層としては、主要断層としてF-1~F-10という断層が、ここにお示ししたように認められまして、走向が主にNNE-SSW~NE-SWの高角度をなす正断層ということで分布してございます。

めくっていただきまして、10ページでございますけれども、敷地の地質断面図(東西方向)でございますけれども、高角度の正断層ということが御確認できるかと思います。

めくっていただきまして、12ページでございます。12ページは、これは東京電力の敷地で、東北電力の敷地の北側にあるところでございますけれども、やはり同じように高角の正断層の断層があるとともに、右側に断面図もお示ししてございますけれども、正断層が同じような形で分布しているというのが御確認できます。

13ページが、東電と東北電力の敷地の連続した地質図でございますけれども、同じ断層が、会社によって断層面が変わってございますけれども、やはり主要な断層は連続して分布して、泊層が基本的に敷地全面に分布しているというようなところでございます。

それから、15ページを御覧ください。15ページが、敷地の反射法地震探査断面における深部の地質構造ということで、この15ページの図面で言うと、一番上の、北の上のほうに赤丸で「東通原子力発電所」というのをお示ししてございまして、そのさらに北側に測線が示されてございます。

これは東京電力の敷地内でございまして、東京電力が行った結果でございますけれども、その結果が、次のページ、16ページにお示ししてございます。反射法地震探査による深度断面とその解釈ということでございますけれども、右側のほうを見ていただきますと、反射法の結果をお示ししてございますけれども、深部に行くに従い、断層は非常に緩く傾斜していくということでございますので、地震を引き起こすような断層ではないというような評価をしてございます。

18ページが、この段階での事業者の結論ということでございますけれども、敷地の断層については、第四紀更新世後期以降の活動を示すものではないとございます。次に、第四系変状の特徴でございます。

20ページでございます。第四系の変状というのは何を言っているかというと、そこの主要断層、もしくは断層を被覆する四系に、変形や撓みが確認されるものがあり、それを「四系変状」というふうに称してございます。

20ページの図を見ていただきますと主要な断層をお示ししてございまして、その周りに、赤丸とか青丸というのがいろいろお示ししているかとございます。これは何を示しているかというと、この位置におきまして、事業者は、トレンチを、それぞれ断層を横断するような形で掘っております。

その断層のトレンチ法面に変状が認められないところが青丸、変状が認められているところが赤丸ということで、それぞれのトレンチ法面に、その断層が仮にあったとしても、変状があったり、変状がなかったり、このような形で変状が確認できているということをお示ししているものでございます。

21ページ。次に、その変状というものがどういうものなのかということを模式断面図でお示ししてございまして、ここは大きく分けて4種類の区別にしてございます。左上が段差、左下が撓み、右上が粘土注入、右下が小断裂というような形で、模式断面図をお示ししていますけれども、基盤が上側に上がったり、基盤がそのまま下側に下がったりして、上の四系に変化を与えているもの。

それから、全体的に盛り上がるような形で四系に撓みを与えているもの。それから、四系の中に粘土が注入されているもの。それから、四系中に小断裂が生じているもの。このようなものが種々確認されているということでございます。

続きまして、23ページ。それぞれのトレンチでどのような形で断層の上の四系が確認できたかという図でございます。まず、変状なしの事例ということでございまして、このトレンチにつきましては、上のM1段丘堆積物に変状を与えていない。

そのままF-3断層を被覆しているという図でございます。続きまして、24ページ。これは逆に、スケッチだけでございますけれども、四系の変状に段差が生じている例ということで、基盤にもう段差が認められている。

また、その基盤の上に小断裂が延びていて、上の段丘堆積物に小断裂を示しているというものでございます。それから25ページが、撓みということで、下の基盤が全体的に盛り上がっている。

盛り上がったことに伴って、上の四系に撓みが見られているというようなトレンチ法面のスケッチでございます。それから、28ページでございます。これは、後ほど写真でも出てまいりますけれども、最近、バックチェックの後で掘ったトレンチでございますけれども、このトレンチのところを見ていただきますと、26ページで言うと上の図のAと書いてございますけれども、これが、F-9断層の真上にあるところの位置がAでございます。

そこを見ていただきますと、やはりF-9断層直上に撓みの形で上載層が撓んでいる。ただ、それ以外にも、Bと書いているところが二つありますけれども、ここには直接的な断層はないのですけれども、泊層上部の岩盤劣化部の直上が撓んでいるということで、断層とは直接関係ないけれども撓みがある事例があったということで、ここでお示ししてございます。

それから、同じくスケッチで27ページ。これが四系の中に粘土が注入されているようなスケッチ。それから、28ページは、四系の変状の小断裂の事例をお示ししてございます。

それから、29ページでございますけれども、では、この四系変状と岩盤劣化部はどんな関連になっているのかということでございます。まず、左上のところでございます。

左上については、主要な断層の劣化部の幅と変状の有無の関係。これは、真ん中にポンチ絵が描いてございますけれども、主要断層の劣化部の幅が、どういうところをはかっているかということでございます。

これを見ていただきますと、左側を見ていただきますと、主要断層の劣化部の幅が広くなれば広くなるほど、変状の箇所が多くなっていく。右側のほうがどんどん変状の箇所が大きくなっているということでございます。

次に、左下でございますけれども、これは主要断層ではない、小さな断層のほうでございます。ここについては幅があまりとれないものですから、そうではなくて岩盤のほうがどれだけ劣化しているのか。

厚さのほうを関数にして、どのぐらい厚くなると、その変状が確認できるかというのを示しているものでございますけれども、これも同じく、劣化部の厚さが、岩盤が厚くなれば厚くなるほど変状が多く確認できるということでございます。

右側の図を見ていただきますと、岩盤の劣化部の厚さと第四系変状の規模の大きさを見ていただきますと、劣化部が厚くなればなるほど変状も大きくなる。傾向として、四系変状は、岩盤の劣化部の幅、あるいは厚さの大きい箇所に対応して認められる傾向があるのではないかというような分析をしてございます。

続きまして、では、原子炉建屋設置位置はどうなのかということが30ページからでございますけれども、31ページに、原子炉建屋位置の状況ということで岩盤分類図をお示ししてございます。

見ていただきますとわかりますように、この建屋の直下にも、f-2という断層でございますけれども、小さな断層がございます。これは、先ほど来出てくる主要断層ではございません。

32ページでございます。32ページを見ていただきますと、このf-2という断層の上には第四系が分布してございましたが、これにつきましては変状がなかったということを確認してございます。

33ページでございます。f-2というのはどういうものかということで、これは岩盤検査のときかと思いますけれども、実際に新鮮な岩盤を出したところでございますけれども、f-2断層というのが建屋直下にはこういうような形で確認できているということでございます。

34ページでございます。現在の、この時点での変状のまとめということで、第四系の変状は新第三系中の断層との系統的な関連性がない。構造性の原因によって形成されたものではないと考えられるとしてございます。

35ページ。では、この変状というのは何でできたのかということでの要因分析を行ってまとめたものが35ページでございます。この資料につきましては、安全審査を行いました東京電力の東通のときの資料の取りまとめに使った資料を活用させていただいてございます。

このときの議論として、最も考えられる議論として言われたのが、ここで、A.岩盤劣化部の膨張・収縮ということでございます。形成機構というところでございますけれども、膨潤性粘土鉱物を多く含む岩盤劣化している箇所が、地下水位の上昇等によって湿潤して膨潤し、第四系中に粘土の圧入、小断裂等が生じたのではないか。

また、そのとき議論として出たのが、地震動による受動変位とも考えられるのではないか。いろいろこういうような要因分析を行った中で、一番可能性の高いのがAではないかというようなことで、要因分析の評価を行っていたものでございます。

37ページが、この前の時点での評価でございますけれども、第四系変状の特徴と成因に関する事業者のまとめということで、四系変状というのは、岩盤劣化部の一部が海水準変動と敷地内の地下水位の変化に伴って膨潤・収縮したものではないか。

変状が形成される要因としては、地震動がトリガーということも考えられるということでございまして、構造性の原因によるものではないというような評価をしてございました。

それで、審議の中でどんなような指摘をされたかというのが39ページ以降でございます。まず、40ページをお開きください。40ページを見ていただきますと、これもトレンチ法面ですけれども、典型的な活断層の特徴に類似の第四系変状ということで、Tr-20というトレンチの中で認められた小断層s-19という断層でございますけれども、基盤から、上に載っています第四系の堆積物に逆断層的な変位を与えているというのが、トレンチ法面で確認したものでございます。

41ページ、今度は下のほうを見ていただきますと、断層を伴わなくても泊層上部のところには撓みを伴うような膨潤というのが、この中では確認ができてございました。それから42ページでございます。

これも同じところのトレンチ法面でございますけれども、同じところというか、すみません、ここは、今の20のトレンチを新たに掘り直して深掘りしたのですけれども、それでも同じようなs-19断層というのが確認されまして、やはりM1段丘堆積物の中にずれが確認できている。

これについては、次の43ページなのですけれども、このトレンチの少し南側というのですか、そこにボーリングを掘りました。43ページにボーリングの位置が示してございますけれども、ここでボーリングを掘ったところ、現場観察記録ということで、どういうような形で岩盤が劣化しているかどうかということで劣化区分C~E、ここで言いますと、オレンジ色、それから紫色、それから黄色だと思いますけれども、この辺りの位置がずっと劣化しているということで、泊層が非常に劣化していたということで、この劣化したことによって体積膨張をしたのではないかということを要因として挙げてございます。

それから、44ページでございます。44ページは今申し上げました、ここは二つトレンチが並んでございますけれども、これは位置関係が、左側のF-9断層の位置関係と並んで見ていただくとわかりますように、Tr-20、Tr-21というのが南側。

その若干上、北側のほうにTr-20′-2というトレンチを掘って、それぞれF-9断層との関係を新しく確認したものでございます。この結果については、また後ほど御説明させていただきます。

その次は、この位置とは全く別の位置なのですけれども、s-14断層というのが確認されてございます。このs-14断層というのは、この図面で言うと、右上の図を見ていただきますと敷地の西側のほうの端にある小断層で、これは今申し上げた主要断層とは違って独立になっている小断層なのですけれども、これがやはりトレンチの中で確認されてございまして、このs-14断層につきましてもトレンチスケッチがございますけれども、s-14断層を境にして、ここの洞爺火山灰層を切っているというようなものが、法面での確認ができてございます。

46ページでございますけれども、これについてはどういう確認をしたかということでございますけれども、連続性につきましては、ボーリングを掘りましてs-14断層というのが深部には延びていかないということを確認してございます。

ここでの結論というか、事業者の評価といたしましては、s-19に代表される第四系は、新第三系表層付近の風化による岩盤劣化部の厚い堆積層が分布すること、断層に関係なく分布するものがあることから、岩盤劣化部が吸水、割れ目、変形等により体積膨張により発生したとしてございますけれども、典型的な活断層の特徴を有する事例は、吸水膨張だけでは説明できないという指摘を受けてございます。

それから、48でございます。F-9断層の変形の形成回数がどうなのかという御指摘を受けてございます。49ページでございます。49ページに、先ほどのTr-20′-2というところのF-9断層の上のトレンチ法面について、四系の状況をお示ししてございます。

F-9断層の上に、やはり撓みが認められます。次の51ページを御覧ください。これは、まさに御指摘だったのですけれども、51ページを見ていただきますと、F-9断層直上のM1面段丘堆積物の下部の砂層(M1a)、オレンジ色っぽい砂層ですけれどもこの中の葉理の傾斜は、これを被覆して覆う中部の砂層(M1b)、黄色の砂層でございますけれども、この黄色の砂層に比べて傾斜が急であるという御指摘を受けてございます。

これは少なくとも2回変状があったことを示すのではないかということなのですが、1回だと言っている指摘とちょっと違うのではないかというような御指摘だったかと思います。

事業者としては、これは堆積構造によるものだというような見解を示してございました。それから、地形と断層との関係ということで、52ページでございます。52ページに、敷地近傍の地形面区分と旧汀線高度分布。

それから、53ページに、それぞれの段丘面高度をどのぐらいとして考えているかということで、それぞれの段丘面の高度分布をお示ししてございます。54ページなのですけれども、M1面と言われているところとM1′面の境界には、段丘面に比較してやや急な傾斜面が認められるということで、数字で言うと、上のほうで言うと500とか600ぐらいのところの傾斜でございますけれども、M1とM1′というところに傾斜が認められるということと、それから、55ページ、先ほどのF-9とF-3断層、これは敷地の南端のほうですけれども、F-9については、F-9断層の東側についてはわずかな高まり。

この赤くお示ししているところでございます。赤く囲んでいるところです。それから、F-3、F-9断層間には緩やかなくぼ地。ここは青く示しているところでございます。

それから、一番左側の上のほうでございますけれども、F-3断層は周辺よりやや急な東傾斜の斜面が判読される。これは、何でこういうものになったのか分析しなさいというような御指摘をいただいているものでございます。

このような御指摘をいただいた上で、事業者が回答した結果というのが、もう一つ、お手元にございます四つ目の耳がついている資料をお開きいただきたいのですけれども、これは24年5月14日の資料でございます。

このような指摘を受けて、事業者が考察した中身が次の中身でございます。いろいろなことを言われているので、言われたことだけに絞らせていただきますが、まず、ページで申し上げますと9ページ。

小断層s-19の第四系変状の成因・形成メカニズムということでございます。先ほどもございましたように、s-19というのは、第四系に逆断層的に変位を与えている。

それを確認するために何をしたかということでございますけれども、まず、11ページでございますけれども、11ページを見ていただきますと、この法面の裏側からボーリングを掘って、小断層が継続しているかどうか。

それから、トレンチの中で、この小断層というのがどういう形で延びているのかというような確認も行ってございますが、ボーリングでも、それからトレンチの中でも、それぞれ、ここで認められるs-19という断層につきましては消滅しているということで、連続性のあるようなものではないというような評価をしてございます。

それから、19ページでございます。s-14の第四系の変状ということでございます。これも先ほどと同じなのですが、これを見ていただきますと、s-14につきましては、先ほどもボーリングによって深さ方向に破砕部がないことを確認したと申し上げましたが、今回は、さらにそれよりも多く、たくさんボーリングを掘りまして延長がどうなっているかというような確認を行った結果でございます。

いずれにしろ、その深部方向については、西側のほうにはある程度以上は延長しないということを確認したということでございます。22ページに、それぞれのボーリング位置、確認されている断層の位置をお示ししてございますけれども、深さ方向に延長するようなものではないということでございます。

それから23ページ、F-3断層及びF-9断層付近の地形ということでございます。24ページに、先ほどのF-3とF-9断層のDEMと、それから、それぞれの0.5mの等高線図ということで、1~9、九つの等高線図を示しまして、どういうような地形になっているのかというのをお示ししてございます。

24ページを見ていただきますと書いてございますけれども、2の測線と3の測線ではF-9断層東側にドーム状の高まり。それから、F-3、F-9断層付近には緩やかな高地というのがあるということでございます。

この構造がどうなっているのかということで、トレンチを掘った結果というのが25ページにお示ししてございます。これは、F-3断層を横断するような形で掘ったトレンチでございますけれども、このトレンチを見ていただきますと、F-3断層の上部の段丘堆積物の上には四系の変状はなかったというものでございます。

続きまして、26ページでございます。今度は、F-9断層東側の高まりが、何で高まっているのだということで、これはトレンチを行った調査の結果でございます。このF-9断層の東側の高まっているところを見ますと、F-9断層があって、その東側というのは泊層です。

泊層の劣化部があって、このスケッチを見ても一目なのですが、高まっている。これは劣化部が膨潤して、このような形になっている。対して、このF-9断層の西側、こちら側は蒲野沢層です。

蒲野沢層はそういう劣化もしてございませんので、膨潤もしていない。これは今の現地形ですので、この膨潤した分を差し引くというか、膨潤前の原地形に戻したのが、この26ページの下の図でございます。

これを見ていただきますと、もともと蒲野沢層のほうが少しへこんでいて、もともと泊層のほうがちょっと高いというか、そのままの地形だったと。その上に堆積物が載ると、蒲野沢層のほうに多く段丘堆積物が載っているような形の状況のところで、地下水位の上昇があって泊層が膨潤して、今みたいな現地形になったのではないかというような評価をしてございます。

27ページが、今言った話と全く同じなのですけれども、一番下の断面を見ていただきますと、F-9断層のあるところの東側の泊層のところが厚く膨れていて、左側の蒲野沢層の位置のところについては、蒲野沢層があって、その上に段丘堆積物が厚く堆積しているというような状況がボーリングで確認できてございます。

それから、F-3断層西側のところで、傾斜地形が何で認められているのかということで、ここで3、2、1という測線をお示ししてございますけれども、ここでピンク色になっているのがM1、オレンジ色がM1′という段丘面でございますけれども、この間で傾斜があるということでございます。

ボーリングした結果というのが、30ページにお示ししてございます。30ページよりも、31ページを御覧ください。31ページを見ていただきますと、先ほど申し上げましたようにM1の上のほうに厚くローム層とか粘土層が堆積しており、M1′のほうにはあまり分布していないということで、こういうような形状になっているというような評価を行ってございました。

続きまして、F-9断層における四系の変形形成のイベント回数ということでございます。33ページが、先ほど御説明させていただいたように、ここで書いていますM1bのところでは葉理が急傾斜している。

その上のほうがきつくないというような図でございます。何でそうなったのかということでございます。34ページでございますけれども、これは同じF-9のトレンチの中で、どういうようなところがあるかということで、いろいろ調べたところ、これ以外のところでも、このスケッチでお示ししてございますけれども、非常に葉理が急傾斜というところがたくさん認められるということでございますので、これは初生的な堆積環境でも、こういうような形状があってもおかしくはないのではないかというのが一つの回答でございます。

あともう一つは、35ページでございます。変状が2回ある可能性ということでございますけれども、左側のほうを見ていただきたいのですけれども、左側は、まず5eのときの海進に伴って、どういうふうになっていくかということで、1、2、3と書いてございますけれども、どんどん5eのときに海進が進んで、上の海進が進むと、最終的に最初のイベントのときに、このF-3の上が膨潤して、こういうように一回膨らむ。

次に、右側のほうですけれども、5eからどんどん水が海退していくと、その膨潤が残ったままで、次の今度5cのときの、また海進があれば、その上を被覆したものを、さらに膨潤させるので、こういうような二つのイベントが起こってもおかしくないのではないかというようなことを、可能性としては考えられるというようなことを評価してございます。

ただ、一般的には、今まで認められているところでは、複数のイベントがあるというようなものはなかったというものでございます。あとは、ここの解析の話はあれなので、飛ばさせていただきます。

一番最後、五つ目の耳でございます。要するに、このような状況の中で、先生方から御指摘を受けて追加調査が必要だということで、今回の追加調査に至ったわけですけれども、そのとき受けた追加調査の指摘というのが24年7月3日でございますけれども、一番最後の五つ目の資料でございますけれども、先生方から受けた御指摘ということで、以下のような御指摘があったということでございます。

まず最初に、F-3断層近傍の斜面地形のデータが不足しているというところで、M1とM1′があって、そこの斜面地形が認められるのですけれども、そこはボーリングでしかやってございません。

それだけではわからないので、そこについてもトレンチをするようにということで、斜面地形があるところについてはトレンチを行って、下がどうなっているか確認する。それから、s-19断層につきましてもボーリングだけでは足りないので、物理探査や、それからトレンチ調査を行う。

それから、s-14についても同じです。トレンチ調査や物理探査を行う。というようなことを意見聴取会の先生方から御指摘を受け、事業者は調査を行い、その内容について、今後、先生方に現地で御確認していただくというようなことで進めていきたいというふうに考えてございます。

説明は以上でございます。

○島﨑委員長代理
ありがとうございます。かなり長い期間ごしょごしょやっている状況はおわかりいただいたと思うのですけれども、何か今までの経緯について御質問がありましたら。あるいは、何か御意見はございますか。

粟田さん、どうぞ。

○粟田委員
今御説明いただいた平成23年11月と、それから平成24年5月の資料、それぞれの関係について確認したいのですが。平成23年11月の段階で、ここの破砕帯の評価は、仮の結論というか、例えば、可能性の指摘と、まとめられているわけですね。

その結論は、端的に言えばどういうことになってくるのでしょうか。23年11月の結論は。それに対して何が問題になっていて24年5月の議論がなされたかという、そこを確認したいのですが。

○御田企画調査官
基本的に、23年11月8日のときについても、逆に言うと、23年11月8日よりも以前なのですけれども、もともと、ここについては、四系変状というものについては、成因については粘土鉱物が岩盤劣化部もしくは破砕帯に入っていて、それが、地下水位が上昇することによって膨潤・収縮して、結果的に上載層に変位を及ぼしているのだというのが、東北のときの安全審査の評価もそうでしたし、バックチェックのときもそうだったのですが、私たちが意見聴取会の中で、現地調査に行ったときに、膨潤性鉱物が膨潤して四系に変状を与えたという今の状況証拠だけでは専門家に説明性が足りない。

要するに、活断層だとは思わない。構造性の断層だとは思わないけれども、この膨潤している結果というのが、膨潤性鉱物だけの膨らみの説明を傍証するためには今だけの説明資料では足りないのだというのが、この23年11月8日以前から私たちは言われておりました。

そういうことを言われていたので、今回の東北地方太平洋沖地震の地形を踏まえて、耐震バックチェックを再開するというタイミングになったときに、以前からそういうことを先生方から言われていたのがずっと宿題になっていたので、私たちは、その宿題もあわせてちゃんと回答するようにということを事業者に指示したのが、23年11月8日です。

そういう意味で言うと、その説明性の向上というのは、この5月14日でも足りていません。結果的に言うと、先生方が満足していただけるような回答になっていなかったので、また新たに追加調査を、今現在も実施しているということでございます。

○島﨑委員長代理
粟田さん、よろしいですか。

○粟田委員
そうしますと、もう一段階、遡らせていただきたいのですけれども。安全審査とバックチェックそれぞれにおいて、一応結論が出たわけですよね。特に安全審査においては。

そのときはどういうふうな結論になっていたのでしょうか。つまり、現在までの到達地点というのを確認しておきたいのです。

○御田企画調査官
東京電力の東通原子力発電所のときについては、基本的な成因としては幾つかあるけれども、粘土鉱物が岩盤劣化部にあって、それが、地下水位が上昇することに伴って膨潤すると説明するのが一番高い。

いずれにしろ、この認められている膨潤というのは、構造性のものではない。結果として構造性のものではないということが、一番の論点になったのではないかと思います。

○粟田委員
資料をまだきちんと確認できていないのですけれども、たしか、安全審査でバックチェック当時の結論としましては、「膨潤による可能性が考えられる」というような表現だったのですけれども、それはあくまでも「可能性が考えられる」というシナリオということでよろしいでしょうか。

つまり、その可能性が非常に高いとか、それで間違いないとか、そういうものでなくて、単に「可能性が考えられる」というふうな提案があったということですね。

○御田企画調査官
間違いないというような言い方はしていないです。

○粟田委員
ええ。ですから、評価としては、可能性が考えられると。

○御田企画調査官
すみません。語尾が不適切になってしまうかもしれませんけれども、趣旨としては、可能性が高いという趣旨。

○粟田委員
「高い」ですね。

○御田企画調査官
ええ。

○粟田委員
それから、もう一点。「構造性ではない」という、その構造性の定義は。

○御田企画調査官
繰り返し活動した形跡はない。

○粟田委員
繰り返し活動しなければ、構造性ではないという判断ですね。

○御田企画調査官
すみません。言い方が不適切かもしれませんが、東京電力の東通のときに、やったときには、この主要活断層については、いろいろとボーリングとかも行いまして、地下深部のところのボーリングのコアを見ると、活断層のコアを見ると固結しています。

その中には、セピオライト岩脈が介在していて、それが切れているような状況にもなっていないので、少なくとも後期更新世に動いたようなものでもないし、地表で認められるこの変状というのも繰り返し、要するに累積性が認められないということもございましたので、その累積性がないということでは、活断層ではないのではないか。

それから、先ほども言いましたように、この変状というのがもし活断層だとすると、一つの断層の中で、一部であって一部でなくて、一部であって一部でないなんていうような分布の仕方は恐らくしないだろう。

分布形状から見ても、活断層のような痕跡は認められないというようなことだったかと思います。

○粟田委員
多分、地震動を考えたときに、大きな地震動を起こすようなものが、今調査した範囲で見えていないということはわかるのですけれども、分布範囲が短いから、一回きりしか動いていないからというだけで、審査指針から照らし合わせると、活断層、つまり、規模を問題にしなければ、それはある種の断層だというふうになりませんでしょうか。

○御田企画調査官
議論としてあったのは……。

○粟田委員
つまり、そこまできちんと定義した上で、例えば活断層ではない、構造性でないというふうに判断されたのか。あるいは、そこまでは、当時は議論されてなかったのかという確認ですが。

○小林管理官
管理官の小林でございます。実は、東北東通のこの敷地内の断層については、耐震バックチェック、これは御存じのとおり18年9月から始まっているのですけれども、延々と今、まさにその成因について議論して、結果的に、3.11を挟んで結論が出なかったということでございまして、まさに今、御田のほうから申し上げましたように、成因として地震動もあれば膨潤もあるのではないかということで、結果的に結論が出ずに、私どもの評価ができなかったという状況でございます。

「私ども」ではなく、旧保安院の評価ができなかったという状況でございます。今回改めて、こういった形で規制委員会のほうでチェックしようということになっておりますので。

ですから、結論が出なかったというのは真実でございます。

○島﨑委員長代理
粟田さん、よろしいですか。

○粟田委員
はい。

○島﨑委員長代理
ほかに何か御質問。あるいは御意見でも結構ですけれども。どうぞ。

○金田委員
金田と申します。よろしくお願いします。膨潤のお話が出たので、ちょっとその点についてお聞きしたいのですけれども。1点は、海水準変動とリンクをして膨潤が起きたというお話でしたけれども、それは、海面が上がると陸上のほうも地下水位が上がるだろうと。

そうすると、水を含んだ粘土鉱物が膨張するだろうと、そういう理解で、まずよろしいですか。

○御田企画調査官
結構です。地下水位が上がるというふうに考えていました。

○金田委員
先ほど、複数回あるかどうかというお話があって、複数回かもしれない。複数回であっても、ステージの5eのときに海面が上がってきて、そのときに膨張する。一回海面が下がるけれども、また5cのときに海面が上がってきて、また膨張するというお話でしたけれども、そうすると、今は海面は相対的に高い、ステージの1、高い地形ですけれども、そのときに膨張が起きていないことに対する説明というのは何かあるのですか。

○御田企画調査官
すみません。今、私はできないのですけれども、これは、もともとどういう話でこういう話になったかというと、先ほど、私が粟田先生に言ったように、これは活断層ではないので、累積性がないのだと。

膨潤を見ると、累積性がないから活断層ではないのだ、みたいな説明を過去はやっていたことがございました。そうしたときに、現地調査で先生方が見ていったときに、先ほどのトレンチ法面を先生方が見たときに、「これは累積性があるふうに見えないのですか」という御指摘を受けました、あの法面を見て。

そうすると、今までの説明とは少し違いますねと。ということで、では、この累積性というのはどういうことで考えられるのですかというのが、そのときの先生の御指摘でした。

その御指摘の回答として、今日、さっき、つけましたけれども、堆積環境で一部葉理が非常に傾斜を持つ可能性もあるのではないかというのが一つと、もう一つは、今おっしゃったようなことでも、今までは、その累積性がない、ないとか言っていたけれども、変状でも、累積性というか、ああいうようなものが結果として認められても説明はできるのではないかという説明資料として、こういう説明をさせていただきました。

今の先生がおっしゃられた質問に対して、どう考えるのかということについては、すみません、議論していなかったので私は答えられないです。

○島﨑委員長代理
過去の経緯について御質問をいただくとよろしいと思うのですけれども、それからどう考えるかというのは、むしろこの場の議論ですので。むしろ、この場に意見を出していただきたいと思います。

事務局は、過去の経緯については御説明しますけれども、今どう判断するかは、まさにこの委員会での議論ですので。私の申し上げたいことをわかっていただけましたか。ありがとうございます。

ほかに何か御質問、御意見がありましたら。どうぞ。

○金田委員
そうすると、確認ですが、今、海水準が上がっているのだけれども膨潤が起きていないということに対する説明は、過去にはなかったということですね。

○御田企画調査官
そうです。

○金田委員
もう一つ、膨潤に関連してお伺いしたのですが、御説明にはなかったと思うのですが、膨潤のモデリングみたいなことをやっているような、あまりにページ数が多くて、どこにあったか思い出せないのですが、展開図みたいなものを出して、モデリングをしているようなものがあったのですが。

要するに、気になるのは、膨潤でこれだけのずれの量が説明できるのか。数十cmに及ぶような。その点について、それは何かモデリングみたいな図があったので、解析をされていると思うので、その点について御説明いただけるとありがたいのですが。

○御田企画調査官
四つ目、5月14日の資料でございます。5月14日の資料の17ページでございます。これはまさに、もともとこういうようなひび割れがあって、劣化度についても、ボーリング調査結果に基づいて劣化度を与えて、こういうような形での、これは非線形の弾性解析ということでございますけれども、事業者が解析を行いました。

解析を行った結果というのが18ページにお示ししてございますけれども、いろいろな境界条件を与えれば、こういうような結果を与えることができるということでございますけれども、これは結果的に設定するときの境界条件をどうするかとか、解析の手法もいろいろあって、これはあまりその中では議論ができなかったのですけれども、事業者としては、こういうひずみというのですかね、こういうような形での膨張によって、こういうような変位を解析的に評価することもできると。

再現することができるというような結果を、意見聴取会の場では説明しておりました。

○金田委員
境界条件もそうですが、パラメーターを、多分、何か適当な数字を、それが一番重要だと思うのですが、それは例えば、私は、モデリングについてはよくわからないですが、何かこれだけの水があればこれだけ膨張するという、何か実測の値があって、その実測の値みたいなものをパラメーターとして入れ込んで、これだと30cmぐらいの鉛直変位が出るというのが再現できているという考えでいいのですかね。

○御田企画調査官
すみません。今、私が、それを正確に御説明できないので、条件等につきましては、もし可能であれば、次回、調べてまいりますので、その際に御報告させていただくということでよろしいでしょうか。

○島﨑委員長代理
ほかに御質問ありますか。どうぞ。

○佐藤委員
主要な断層の条線の方向という図面がありますけれども、この断層群は、もともと正断層でできていると思いますので、古い時代の。だから、条線をはかると、その正断層が出てしまうというのは、すごく理解しやすいのですね。

それで、問題は、この幾つかの断面をお見受けすると、どうしても横ずれの方向の変形がないと説明しにくいのではないかというふうに思うのです。それで、逆断層にしろ、横ずれにしろ、その量というのは非常に小さいので、しかも、そこのときに動いた断層粘土というのは非常に限られますので、主要な断層の条線の方向というのが、必ずしも、一番問題にしている若い時代の変位を表していない可能性があると思うのですね。

それで、こういうデータというのを、断層粘土が、そう言ってはいけないのかもしれないけれども、この破砕帯の、破砕帯もいけないですかね。要するに、この粘土のどの辺でおとりになったのかというようなデータというのはあるのですかね。

○御田企画調査官
今どこかと言われると、あれですけれども、データはあります。先生がおっしゃっているのは、意見聴取会の指摘事項のところの回答、5月14日のやつを御覧になっていますでしょうか。

○佐藤委員
今見ているのは、5月14日ですね。

○御田企画調査官
5月14日で。

○佐藤委員
14日の8ページの図ですかね。

○御田企画調査官
そうですね。まさに敷地の断層が横ずれ断層である可能性があるのではないか、これも指摘を受けていたことがあって、それについての回答ということで、条線方向をお示ししている。

○佐藤委員
あるいは、そのときの議論の、もう既に指摘を受けて、お答えなさっているのであれば、それを否定するといいますか、横ずれ断層ではないのだというのが、もし指摘できるような情報があれば教えていただきたいですけれども。

○御田企画調査官
次回でよろしゅうございますでしょうか。申し訳ございません。

○佐藤委員
はい。

○島﨑委員長代理
事務局に過去の詳しい経緯を質問しても、多分答えるのが。

○佐藤委員
だめですか。ごめんなさい。

○島﨑委員長代理
もちろん、調べてきて、この次にお話しするということはあり得ますけれども、むしろ、このデータを見て、私はこう判断をするとか、こうではないかと思うとか、そういう御意見を言っていただいたほうが、むしろこの場では役に立つと思います。

○佐藤委員
はい。そうであれば、全体の印象ですけれども、広い破砕帯のどの辺でおとりになったかというのはわからないので、この断層条線のデータそのものだけでは、新規の横ずれの動きを否定するデータにはならないのではないかというふうな印象を受けます。

それを何で申し上げているかというと、やっぱり膨潤という、非常に聞き慣れない説明なのですね。仮にそれをお認めしてしまいますと、世界中の断層を発掘して、そこから読み取るというときに、通常そういう理由を主にしているという例は、ちょっと聞いたことがないものですから。

そうしますと、私が見る限り、横ずれを少し伴っていて、それによって断層の、圧力で盛り上がって花びら状の構図をつくるというような、横ずれに特徴的なものもあるし、それから、何ページでしたかね。

ページがこれで消えていて。「変状の考えられる成因とその検討」という図面なのですけれども、それを見ますと、Aとして書いてあって、「岩盤劣化部の膨張・収縮」というふうになっている図面です。

それで、正断層的に変位しているように書かれているやつのほうには粘土が入っていなくて、粘土が出てきているというふうに書かれているのは、やっぱり上側に盛り上がりがある部分が多いものですから、そうすると、横ずれに伴って、断層粘土が引きずられて上に上がってくるというのは非常によくある状況なものですから、そういう可能性がまず考えられるべきだろうと思うのですね。

それを、仮に断層条線で否定されるとしたら、どの部分でそういう断層条線のデータをおとりになっているのかというのが、ちゃんと示される必要があるかなと思います。

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。ほかによろしいですか。どうぞ。○熊木委員 23年11月8日のところの何枚かめくったところに地形区分図がありますね。ほかのところにも同じものがあるのですけれども。

これで、段丘面と扇状地というのを分けて、違う色を塗っていますが、特に水色の扇状地というのが一番時代的に新しい。扇状地の時代というのはどんなふうにして決めたかというのは、何か今まで説明がありましたか。

○御田企画調査官
申し訳ございません。私、承知していないです。○熊木委員 多分、ピンク系の段丘面は、火山灰との関係を恐らく調べているのだと思うのですが、特に水色のものは、この図を見るとピンクの上にかぶさってきている。

新しい土地だから。だけれども、そうすると、その下にピンクが少しはみ出て見えるところがあってもいいというのが、そういうふうに見えないので、今回の問題と関わりがあるかどうか、まだよくわからないのですが、何となく、この地形区分図は、私の目から見ると少し問題がありそうだなという気がしています。

それから、また別の問題ですが、私は、鉱物学的なことはよくわからないのですけれども、膨潤の問題ですけれども、一旦膨潤したものが、例えば地下水位が下がると、また元に戻るというようなことがあるのですか。

それとも、そこで一回変質してしまったら、それは、もう水分が減っても変質した状態はもとには戻らないというものなのか。そういった説明は今まで何かございましたでしょうか。

○御田企画調査官
ここで言っている膨潤性鉱物というのは、モンモリロナイトというものを、一番それが膨潤するということで議論していたかと思うのですけれども、一度、膨潤性鉱物が普通の状況にあって、一回、地下水位で――ちょっと不正確かもしれませんけれども、一層、二層、三層という層転換があったかと思うのですけれども、一度層転換をして、次にもう一回地下水位が上がって湿潤すると、そのモンモリロナイトという膨潤性鉱物が非常に大きく膨れ上がるということで、一回、層転換というのが介在しないと、ただ単に湿潤しただけでは膨潤しないというような説明を受けていたと思います。

○島﨑委員長代理
多分、質問は、もとへ戻るかという質問だったと思うのですが。特に御存知なければ、また先へ進ませていただきます。ほかにありますか。どうぞ。

○粟田委員
このサイトは非常にデータが多くて、なおかつ、佐藤さんがおっしゃったように、多分我々はあまりなじみがない、非常に世界的に見てもまれな膨潤ということが多数見つかったという珍しいサイトなのですね。

そういう意味で、データについて、どこまでわかっていて、何がわかっていないかということを整理していかないと、なかなか前に進まないのではないかという気がするのです。

私なりの解釈を述べてみたいのですけれども、三つ目の平成23年11月の資料に沿って見たいのですけれども、まず、これのページで行きますと、9ページに、サイトの四紀層を剥ぎ取った地質、断層を含めたものがありまして、問題はここで、このサイトにこれだけ断層があるというのですが、この断層の調査精度はどの程度なのか。

つまり、これ以外に断層があるのか、ないのか。まず、そこが一つ重要だと思うのですね。こういった断層に沿って調査してきたら、四紀層の変形がこうだったというのが最後の結論になるのですけれども、つまり、それで四紀層の変形の調査が十分できているかということを確認する必要があると思うのです。

それから、次、21ページ。ここでは、たくさんの四紀層の中に変状が見られる。20ページに、変状があったところを赤、ないところを青で表示されているのですけれども、あくまでも基盤側に断層が確認されたところでしかやっていないわけですよね。

ですから、この絵がどの程度ここのサイトをカバーしているかという検討がまた必要ですよね。例えば、F-9に沿って、上の図の中間、建屋から、先ほどたくさん説明をいただきましたトレンチの20。

これの中間付近では、トレンチを掘った結果、断層が動いていなかったということなのですけれども、例えば、それに並行しているfjという、少し西側に並行した派生断層があります。

これに沿った調査がほとんどなくて、わずかに調査されているTr-25、縦軸でいきますと5′と6′の断面の中間なのですけれども、ここで見ると、fjに近いところに四紀層の変状というのが入っている。

というわけで、確かにこの部分では、F-9という三紀層で確認した主要な断層に沿っている変状はないのだけれども、それに並行している地質断層、fjに沿ってはあまり調査もされていないし、わずかやった2地点ぐらいのところでは、何らかの変状がつかまっているということで、四紀層の小さな変状を追うのに十分な量と精度のデータがあったかという、それは確認する必要があると思います。

それから、その下の概念図を見ますと、ここで、膨潤で説明するときに一つ大きなハードルがあると思うのです。例えば、段差R型、N型、逆断層型、正断層型という意味なのでしょうけれども、それから撓みの中で非対称とある。

つまり、片方側が上下に、上に上がっているような構造があります。しかし、小断裂でも、R型、N型というのがある。つまり、通常あるような断層粘土だけが膨潤してしみ出すだけではなくて、その片側の岩盤がかなり広い範囲にわたって隆起している、沈降しているという、漫画が示されていますし、実際トレンチでもそういう結果になっていますね。

そういった、数十cmなり、1m、2mといった上下変位が、どの程度の範囲に広がっているのか。多分、これによって、ここの断裂がどの程度の長さを持つのか、規模を持つのかとなってくるのですけれども。

そういったデータが、今お見せいただいた過去の資料ではなかなか見つからないという難しさがございます。ですから、先ほど金田さんもおっしゃいましたように、膨潤の場合には体積バランスという考えがどうしても必要になるのですけれども、そういったときに、果たしてどれだけの堆積変化が構造的に生じているか。

それをきちんと見積もった上で、それが膨潤で説明できるのかどうかという検証が不可欠ですね。それを、これまで十分に検証したような痕跡がありませんので、その辺のデータはしっかり見るべきだと思います。

それから、重要な点のもう一つは、それぞれ敷地内にたくさんあります、こういった四紀層の変状の活動時期について、非常に詳しい調査がされておりまして、その結果が、同じ資料の36ページ、37ページに取りまとめられております。

例えば、37ページですと、掘った全てのトレンチで見つかった四紀層の変状について、テフラ層を、上のローム層のどこまで変形を及ぼしているか。それをキーにして、それぞれの変状がいつ活動したのかということが書かれている。

それと、段丘面の地形解析によって旧汀線面の位置を推定しまして、赤、紫、緑で示している。この関係を見ると、赤の5eの旧汀線のそばに、例えば5eの直後にだけ動いたものがある。

紫の旧汀線の海側のところに沿って5bのほうに動いたものがある。それから、そのほかで見ますと、例えばL1面としている旧汀線の海側でもって、ステージ4に動いている。

つまり、これは多分、中を読んでいきますと、単なる地下水位が高かったことによる膨潤だけではなくて、海水がかぶったことによって、上の堆積物に浮力が生じて上載圧が減っている。

その上載圧というのが、さっき言いましたモンモリロナイトの膨潤にすごく影響するというふうなことを示しているということで、つまり、単に地下水を含むだけではなくて、海水準、つまり、何らかの上載圧をなくすような効果がない限り、こういうふうな変形は起こらないということをここで示しているわけですね。

問題は、私がひっかかるのは、基盤側の中でははっきりした断層があるのですけれども、実はトレンチで見ますように、それが上の段丘堆積物の中でだんだん発散していって、変形がブロードになっていって、見づらくなってくる。

さらに上のローム層に入っていきますと、ローム層の中というのはほとんど堆積構造が見えませんので、なかなか変形の有無が判断しづらいというところがある。そういうことを考えると、果たしてきちんと断層が動いた時期、つまり、いついつより古いというふうなデータがきちんと得られているか。

そのためには相当数の、ここで示されているトレンチの結果をきちんとチェックしないと難しいと思うのですね。仮にローム層の中で、例えば、非常に懐疑的な目で見ますと、そのローム層の中で変形が拡散して、地層がなくなっている。

そのために何か見づらくなっている。それを、それ以前に変形した、つまり、時代の若い方を押さえるキーとして使っていないか。そうだとすると、当然、こういった、非常にきれいな色分けができるわけですよね。

あまりにもこの色分けがきれい過ぎて、実は、そういうことが本当にあるのか。あるとすると、また、非常に科学的にも重要な発見だと思うのですけれども。そういった理屈からしますと、例えば完新世、今まさに海面が高くて、例えば海面下がたぷたぷに水に浸かっている。

しかも、その海域は今、海の底にありますので、この理屈から言いますと上載圧が低いということで、同じようなことが現在の沿岸近くの海域で起こっている可能性があるということで、そういうことが予見されます。

もし、そういうことがきちんと確認できるのであれば、このシナリオは信頼性が増すのですが、もし、そうでなければ矛盾してくるわけです。ですから、そういうチェックはぜひとも必要だと思います。

最後に、地形調査の件ですが、ここでは、細かいDEMに加えて、例えば0.5mのコンターマップを使い、それから地形の定量的な解析をされているということなのですけれども、一つ危惧しているのは、数十cmだとか1~2mという基盤上面での変位、その上に活動後のロームがかぶっているような状態、それぞれの状況で変動地形が確認できない、認識できないというだけで、活断層でないというのは、かなり拙速ではないかという気がするのです。

やはり、DEMにしろ、現在ロームに覆われているということを考えますと、変動地形だけを頼りにして、この上下変位数十cmとか1~2mというものの有無を考えるというのは無理があるので、あまり頼りにならないと思うのですね。

なおかつ、例えば55ページの空中写真、つまり、F-3断層とF-9断層と、その地形面との関係について説明している書面を見ますと、一貫してF-3断層とF-9断層、つまり、地溝帯、落ち込みをつくっている両側の断層、それに挟まれた地域に、地形的にも緩やかな凹地が見えると書かれている。

だけれども、この凹地については何の説明もないわけですね。とすると、この凹地こそが、数十cm、1m、2mといった小さい変形を示している地形的証拠だということも考えられるので、この凹地が何かということ、これの広がり、それから、それについてきちんとチェックする必要があると思います。

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。ほかにも、あるいは御意見があるかと思いますけれども、よろしければ、先へ進んでもよろしいでしょうか。(はい)

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。続きまして、破砕帯の連動について。参考資料と机上資料を使って、規制庁のほうから説明をお願いします。

○小林管理官
その前に、1-1の写真のほうを。

○島﨑委員長代理
失礼しました。

○小林管理官
先ほどとあわせて説明すればよかったのですけれども、これを簡単に御紹介させていただきます。よろしいですか。1-1の資料、このA3判の資料でございます。これを御覧いただきたいと思います。

管理官の小林でございます。よろしくお願いします。先ほど御田のほうから説明した過去の審議資料を少しスライドで映しながら、この写真を見ていただければと思います。

この写真については、つい先日、うちの担当官が現地に赴きまして撮影したものでございまして、最新のものとなってございます。1枚おめくりいただきたいと思いますけれども、ここには敷地内の全体調査位置図がございます。

ここにございますように、敷地全体のうちの、今回追加調査をやっている部分が、特に南部の部分でございます。北部については従来からいろいろ調査していたのですけれども、今回、今、粟田先生から御指摘があったように、F-3とF-9の間のくぼ地と、あと、周りの高まり、こういったものを調べるべきだということで、特に南部を中心にトレンチ調査を実施したものでございます。

図にございますように、F-3断層は、これはポンチ絵でございますので途中で途切れてございますけれども、ずっと敷地の北のほうまで延びておりまして、原子炉建屋近くまで延びているのが実情でございます。

今回、こういった水色の部分についてトレンチ調査を行ってございまして、既設の部分についてもあわせて写真を撮影してございます。1枚めくっていただきますと、これがTr-29トレンチということで、これについてはs-14破砕帯、断層というのがございまして、これについては、今までの経緯の審議資料の中に入ってございますけれども、ここでもトレンチ調査をやった結果、このs-14の断層については、この付近でボーリング調査をやってございます。

その図がその次のページです。これでございます。こういうふうな形で、s-14を追いかけるように、こういう斜めボーリングをやって、結果、出てこないということで、このs-14については、それほど深くまでは行っていないのではないかというふうな結果を、事業者から報告を受けてございます。

もとに戻りまして、現調1-1の資料でございますけれども、この写真では、ここのところは埋め戻し土でございますので、わかりづろうございますけれども、この部分でs-14が見られるということでございます。

次のページをお願いします。これは先ほどのトレンチの反対側でございまして、言ってみれば、ここのところで若干撓んでいるのが見えると思いますけれども、その次のページで、ここのところでs-14の小断層が見られます。

特に、この日、撮影したときが雨天だったものですから、本来はこの床盤のところをあらわにして撮影すべきだったのですけれども、水浸しなものですから撮影できなかったということで、今回の現調で天候がよければ、この下盤のところも見ていただくということになると思います。

こちらが先ほどの反対側の南面の部分でございます。次のページをお願いします。これはs-14の拡大図でございます。泊層と蒲野沢の間にあるものでございまして、この部分についてs-14が見られるということで、ボーリング調査の結果によると、それほど深くまでは潜り込んでいないというのは以前の調査で確認してございます。

もう一枚が、Tr-29の一番端の部分でございます。この部分は、若干こういうふうに撓んでおりますけれども、こういったものが見られる。その次のページをお願いします。

これは、Tr-28の北面でございます。これについては、先ほどの延長の長いF-3断層というのが見られます。左側が泊層で、右側の白い部分、これが蒲野沢層部分でございます。

この間にF-3断層が見られるということで、この部分に上の上載層を変位させているような断層が見られるというのが見られます。次のページをお願いします。これは、同じ南面の部分でございまして、逆になって、こちらが蒲野沢、こちらが泊層でございます。

この間に、こういうふうな形で、先入観を与えるとまずいのですけれども、熱水変質みたいな、こういう侵入しているような形状が見られるということでございます。次のページをお願いします。

これはTr-28トレンチのずっと延長でございます。その次のページも見ていただいて、若干水場がありますけれども、こういったへこみもありますけれども、多分水の流れのところだと思いますけれども、この辺もよく見ていただきたいと思います。

次のページでございます。これが、同じTr-28トレンチの南面の部分でございます。その次が、Tr-20-2と20-3のトレンチでございまして、これについてはF-9断層が見えます。

こちらの部分は既往のトレンチでございますので、このF-9断層、これについてのスケッチが、これです。これがこの部分のスケッチ。先ほどの13ページのところのスケッチでございまして、これは旧来からあるところでございまして、こういった形で上載層のこの部分が変位しているというのがよくおわかりかと思います。

その次が南面の部分、反対側です。15ページに、同じように先ほどのF-9断層が、このような形で上載層を変位させているというのがおわかりかと思います。その次のページ、これはずっとこの20-2のトレンチを追いかけたものでございまして、南面をずっと追いかけていったものが、この辺はずっと平たんになっております。

その次のページも同じです。次に、18ページです。これがs-19の断層でございまして、これは顕著な、こういった形で、上の上載層、これはM1を盛り上がらせている、典型的な逆断層に見えるようなものでございます。

これについては、このように、上のM1ですけれども、こういった形で逆断層に見えるような破砕帯でございます。その次のページ、19ページをお願いします。これは、今の21-1のs-19の破砕帯の反対側の面でございます。

北面のほうでございますけれども、これについては、こういった撓みが見えるということでございます。あと、戻りますけれども、こちらが泊層、こちらも泊層でございます。

これを、以前の意見聴取会の先生方に見ていただいたところ、同じ岩質なのに、なぜこういったものが生じるかという疑問を呈しました。私どももこれは説明できず、やはり膨潤だけでこれを説明するのは非常に難しいのではないかというような先生方からのコメントがございました。

以上が、現地の、今の状況でございます。これらについて、12月中旬に現地調査で見ていただこうというふうに考えてございます。私からは以上でございます。

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。今のもので何か御質問ありますか。よろしいですか。それでは、連動のほうの御説明をお願いします。

○小林管理官
続けて、連動のほうでございまして、机上の資料の過去の審議資料の「敷地周辺陸域及び海域の活断層評価関係資料」というのがございます。それともう一つ、参考でお配りした、池田先生の下北半島沖の大陸棚外縁断層、これをあわせて見ていただきたいと思います。

まず、過去の審議資料のほうでございますけれども、これを逐一説明すると非常に時間がかかりますので、今回、特に敷地内の断層についていろいろ審議していただくのがこの会合のミッションでございますけれども、ただ、周辺の活断層で課題となっている大陸棚外縁断層について、簡単に御紹介したいと思います。

インデックスの二つ目の資料を見ていただきたいと思います。21年9月11日の資料でございます。この中で、23ページを御覧いただきたいと思います。23ページは、測線図が書いてあって非常に見づろうございますけれども、左側に下北半島が見えると思いますけれども、これに沿うように日本の活断層等でこういった形で大陸棚外縁断層が引かれているということでございます。

次のページ以降は、これは事業者が行った海上音波探査の結果、こういったものをつけてございますけれども、後ほど池田先生のほうの資料でそこは御説明させていただきます。

それで、池田先生のほうの資料を見ていただきたいと思いますけれども、A4判の資料でございます。前半の部分は飛ばしまして、1枚おめくりいただきますと、0645ページでございます。

ここに図がございますように、先ほどの図と同じように、図1のように海底地形図がございますけれども、下北半島沖にこういった形で大陸棚外縁断層が存在しているのではないかということと、それから、図2を見ますと、これは重力異常図でございますけれども、この大陸棚外縁断層から陸域にかけて重力の急変帯が続いているというのが見えております。

その次の0646を見ていただきたいと思いますけれども、ここでは、図4にございますように、東北日本の古地理とテクトニクスと書いてございますように、大陸棚外縁断層がここには書いてございませんけれども、ここに続くと書いてありますけれども、その南部の部分を追跡していくと脊梁山脈の東縁部でございますけれども、ここにアクティブな逆断層に連続していく。

これは折爪断層とか、そういうところです。そういったところに連続していくというのではないかというものでございます。文献の中では、特に、下北半島については、いわゆる引張場のときの正断層が逆断層として動くようになったものもかなりあるのではないかというようなことが書かれてございます。

それから、次の0647を飛ばしまして、0648ページでございます。ここでは事業者が行った海上音波探査の結果が記してございます。ここにございます、上に、池田先生による解説をつけてございますけれども、主断層、それから、この厚い地層の下に伏在しているという場合には特に見つけるのが難しいのではないかと。

断層そのものがよく見えなくても、活動度が高くて、かなりの量のすべりが累積していれば、必ず上の部分、表層の部分に、新しい地層に変形を起こすのではないかということで、この大陸棚外縁断層については、そういう傾向が見られるというふうなことで書かれてございます。

簡単に御紹介させていただきましたけれども、私どもとしては、この有識者会合のミッションはあくまでも敷地内破砕帯の活動性についての議論でございますけれども、敷地近傍のこのようなケースについても、いずれ何らかの形で、原子力規制委員会で検討することが必要ではないかというふうに考えてございます。

私からの説明は以上でございます。

○島﨑委員長代理
ありがとうございます。何か御質問、ただいまの御説明でありましたら、お願いします。どうぞ。

○佐藤委員
コメントなのですけれども、全体に、このセッティングと、この会議そのものが、地表近傍の活断層の評価ということで、申し上げるべきかどうかというのはあるのですけれども、物理探査の今までのデータを見ましても、ちょっと古いのと、それから、速度構造がきちんと描かれていない。

それから、浅い部分も深い部分もあまり、処理とデータ取得のほうで多少の問題があるのかと思うのですけれども、よく描き出されていなくて、池田先生が御指摘になっているような点も含めて、一体どういう構造を、ですから、主要な構造を規制している断層というのが大規模な断層になって、それが一番、共振動を引き起こす断層としては一番大きい影響を及ぼすと思うのですけれども、それと、今問題にしております小さい断層との関係というのが、あまり把握できていないのですね。

それで、幾つか照会していただいたボーリング結果と、それからトレンチの結果も含めますと、非常に典型的な逆断層型というふうにされているものも、要するに地下まで延びないですよね。

つまり、本のページみたいになって、こんなふうに変形しているところの途中がすっと切れて、それでその下が、多分、そんなに延びないのだろうと思います。ただ、そういう断層があって、しかも若い地層まで影響を及ぼしているらしいということは、非常に確からしいことですので、それがどういう、全体としての震源断層から、そういう小規模な断層に至る関係にあるのかというのを理解しておくことは、いろんな、共振動も含めた、どういう地震が起きるのか、それから、そのときに地表近傍でどういう変位が予見されるかとか、あるいは、どういう振動が発生するかということの非常に基本的なことだと思うので、そこの部分の調査がまだ足りないのではないかという印象を持ちました。

以上、コメントです。

○島﨑委員長代理
大変重要なコメントをありがとうございます。すぐにはできないとは思いますけれども、この地域は非常に重要な地域ですので、基本的な構造を理解しておくということは、現在の我々のミッションだけではなくて、非常に重要なことだと思いますので。

佐藤さんは、幸いその道の専門家ですから、こんなことをやればかなりわかるよというような、調査計画と言うと言い過ぎかもしれませんけれども、何かそんなことを、もしお時間があったらつくっていただいて、いずれにせよ、どういう形になるかわかりませんけれども、それこそ海陸横断的なことを一度やって、はっきり理解するというのは、それなりに規制委員会としても大変ありがたい、重要な御指摘だと思いますので、具体的にどう進めるかは別にしても、こんなことをやればかなりわかるのではないかというようなことを、ぜひ御提案いただければと思います。

よろしくお願いします。ほかに何か御質問ありますでしょうか。(なし)

○島﨑委員長代理
ありがとうございます。では、あと、指針について、規制庁のほうから説明をお願いします。

○小林管理官
管理官の小林でございます。指針関係資料集というのがございます。それを見ていただきたいと思います。もう一つの分冊で、これを簡単に関係部分だけ御説明させていただきます。

1枚めくっていただきますと、耐震設計審査指針、平成18年9月19日というものがございます。これの中で、特に今回のミッションの中で重要な部分について御説明しますと、2ページ目の上から3行目でございます。

地盤についての支持性能については、指針の中では、こういう地表だけで、「建物・構築物は、十分な支持性能を持つ地盤に設置されなければならない」というようなことで記載してございます。

それから、次の4ページ目を見ていただきますと、ここでは活断層の性質について、耐震設計上考慮する活断層とはどういうものかというものを規定してございます。これが5ポツの(2)の②でございます。

ここでⅰ)にございますように、「耐震設計上考慮する活断層としては、後期更新世以降の活動が否定できないものとする」というふうに規定してございます。ⅱ)では、こういった性状を明らかにするために、地形学・地質学・地球物理学的手法を総合した十分な活断層調査を行うこと、というふうに規定してございます。

今申し上げました地盤について、それから活断層について、この指針の中ではこのくらいの記述でございますけれども、具体的にもう少し、指針の下の規定でございます安全審査の手引きというのがございます。

これが二つ目のタブにつけてございます。二つ目のタブに、「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引き」というのがございます。平成22年12月20日の原子力安全委員会了承でございます。

この中で規定しておるところが、まず9ページ目でございます。1.3で、耐震設計上考慮する活断層の認定ということで、活断層の認定についてのチェック事項といいますか、こういったものをまとめてございます。

ポイントといいますと、例えば(1)にございますように、耐震設計上考慮する活断層の認定については、そういった調査結果の精度、こういったものの信頼性等を考慮して安全側の判断を行うことということで、いずれかの調査手法によって、耐震設計上考慮する活断層が存在する可能性が推定される場合には、他の手法の調査結果も考慮して、安全側の判断を行うこと、というふうに書いてございます。

それから、(2)にございますように、後期更新世以降の累積的な地殻変動が否定できず、適切な近く変動モデルによっても、断層運動が原因であることが否定できない場合には、これらの原因となる耐震設計上考慮する活断層を適切に想定すること、というふうに手引きでは記載してございます。

それから、地盤についてでございますけれども、それが19ページでございます。19ページに、Ⅴ.のところで、建物・構築物の地盤の支持性能の評価というのをまとめてございます。

ここに書いてございますように、4行目辺りから、ただし書きがございます。「耐震設計上考慮する活断層の露頭が確認された場合、その直上に耐震設計上の重要度分類Sクラスの建物・構築物を設置することは想定していないことから、本章に規定する事項については適用しない」と記載してございます。

解説の中では、上記ただし書きについては、耐震設計上の重要度分類Sクラスの建物・構築物の真下に耐震設計上考慮する活断層の露頭が確認される場合には、その活断層の将来の活動によって地盤の支持性能に重大な影響を与えるような断層変位が地表にも生じる可能性を否定できないことから、そのような場所においては設置は想定していないという趣旨でございます。

なお、地震を発生させ得る断層、これは主断層と言いますけれども、これと構造的に関係する副断層についても、上記ただし書きを適用するということで、同じように扱うというふうにまとめてございます。

簡単でございますけれども、この指針と手引きの御紹介でございます。

○島﨑委員長代理
ありがとうございます。何か御質問はありますでしょうか。よろしいですか。どうぞ。

○粟田委員
非常に重要な書類だというふうに拝見させていただいたのですけれども、我々は、あくまでも発電用原子炉、これの安全を確保するという目的のために科学的な議論をするわけです。

御存じのように、活断層の評価の場合に、多分いろんな信頼度、不確かさがありますので、それによってメンバーの判断が分かれると思います。そのときに、例えば、どういう信頼度、あるいはどういう定義が、その判断基準になるかと、そういうことを、もし我々がわかっていれば、その判断基準を超えるか超えないかという、そこに焦点を絞って議論できるということで、非常に物事をスムーズに進めることができると思うのです。

そういう観点から確認したいのですが、今ここにいただいた机上参考資料、これの規定は、我々の会合でも有効であるというふうに考えてよろしいですね。もちろん、これからいろんなもの、指針なり規定が見直しされると思いますけれども、当然、見直しされるまでは、これを有効と考えて議論すると。

○島﨑委員長代理
現在は、これが有効でございます。ただ、改訂しようとしておりますので、その改訂のことも頭に入れて、総合的に判断するということにはなっております。ですから、この規定を、もう絶対変えない、これで行くのだというほどにしっかりしていると考えずに、変え得るということはあるのだというのを頭に入れてくださいということです。

わかりづらい説明かもしれませんけれども、よろしいでしょうか、粟田さん。

○粟田委員
はい。それで、規定の読み方について、これは事務局にお聞きするのが一番だと思うのですが、確認したいのですが。まず、資料1番の新耐震設計指針と言われているもの、これの4ページ。

一番大事な、耐震設計上考慮する活断層ということなのですけれども、これを読みますと、まず、耐震設計上考慮する活断層としては。つまり、活断層以外のものは考慮しないということですよね、端的には。

活断層とした場合に、過去の地質時代に繰り返し活動している。そういった証拠から、将来にわたっても活動する可能性があると認められるもの、これを活断層と言います。

そういったものの中でも、後期更新世以降、最近10万年かに1回動いたもの、これはリスクの上から、頻度の上から鑑みて、考慮するという。そういう文章だというふうに読めばよろしいですか。

つまり、まず活断層があること。繰り返し活動するものであることが本質であって、その中で、活動間隔の短いもの、最近動いたものを考慮するという意味にとらえたのですけれども。

○小林管理官
解釈はそれでいいと思います。

○粟田委員
この中では、「活動が否定できないもの」というのがあって、ここは非常に難しいのですけれども、何をもって否定できないかと判断する基準なのですけれども、これを、手引きのほう、二つ目の資料、「安全審査の手引き」の9ページを見ますと、「活断層の認定」、1.3というのがございまして、例えば、(1)の第2段落、「活断層が存在する可能性が推定される」。

つまり、可能性が高いとか推定というのではなくて、可能性が推定される。そのレベルであっても、安全側の判断を行うというのが基本と考えてよろしいでしょうか。

○小林管理官
この文章どおりでございまして、可能性が推定される場合には、いろんな手法ですね、こういったものも考慮して安全側の判断を行いなさいよということでございます。

○粟田委員
そうしますと、指針にありました後期更新世以降の活動が否定できないというのは、その否定できる、できないというのは、活動の可能性が推定される、そのレベルでもない。

それよりもっと信頼度が低いというときには否定されるけれども、もし可能性か推定された場合には、否定されていないというふうな判断でよろしいでしょうか。

○小林管理官
言葉の細かいところまではちょっと詰めていないのですけれども、私どもとしては、今、粟田先生がおっしゃったような形で、言ってみれば、可能性が推定の範囲だけであれば、これはもう評価して、安全側の判断をしていくというふうな解釈でいいと思います。

○島﨑委員長代理
よろしいですか。ほかには何かございますでしょうか。皆さんも既に御存じかもしれませんけれども、基準地震動のもととなっている活断層が何かというのを御紹介いただけますか。

○小林管理官
基準地震動。すみません。

○島﨑委員長代理
東通の基準地震動は何で決まっているかということ。皆さんも御存じかもしれませんけれども、一応念のために。

○小林管理官
この資料の中で、周辺の陸域・海域の活断層評価という、この机上資料があるのですけれども、それを御覧になっていただきますと、内陸地殼内の地震といいますか、それとしては、横浜断層。

これは、当初活動性がないという判断だったのですけれども、東京電力の東通発電所の審査のときに大規模なトレンチ調査をやって、やはり活動性があるのではないかというような評価になりまして、これを考慮した基準地震動が定まっております。

基準地震動のスペクトルは、ここにありますね。

○島﨑委員長代理
横浜断層は、その資料の、例えば3ページのところに書いてありますね。

○小林管理官
そうですね。この最初のタブの3ページ辺りに、横浜断層。日活等では確実度Ⅱの4㎞となっていますけれども、トータル的に20㎞近くまで。今、距離の長さについては、この資料を用意していなかったのですけれども、最終的には、この横浜断層と、それから敷地東方沖断層、これを少し延長したような形で、等価震源距離が21㎞、断層が14.5kmで、これが検討用地震として最終的に、この同じ資料の、申し訳ありません。

古いので、基準地震動のあれが、横浜断層だとか震源を特定せず、それから、敷地東方沖の断層を考慮してどのようになったかというのは、今日の資料の中にはついてございませんので、改めてまた。

申し訳ございません。準備が足りませんで。

○島﨑委員長代理
余計なことを聞きまして。

○小林管理官
申し訳ありません。

○島﨑委員長代理
ポイントとしては、これよりも近いとか、あるいは大きいだとか、そういうのは非常に重要なので、ぜひ、御意見等々があったら御指摘いただきたいということを申し上げたかっただけなのですが。

○小林管理官
すみません。ありました。二つ目のタブの21年9月11日の資料の後に、パワーポイントの資料で、合同B18-3-2というので、21年9月11日の資料がございます。

このときに、その活断層評価の3ページ目に、新指針における評価ということで、敷地東方沖と、それから恵山沖、それから出戸西方、上原子、折爪、横浜断層、こういったものを考慮して基準地震動を策定しているということでございます。

スペクトルについては、この資料に出てございませんけれども、こういった活断層を考慮して基準地震動をつくっているということでございます。申し訳ありません。

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。その裏のところに多少地図がありますので、見ていただければわかるかと思いますけれども、これに並ぶようなものがもしあれば当然精査が必要だと思いますので、御意見をいただければと思います。

一応、資料の説明は以上かと思いますが、何か全体に御質問、御意見等ございましたら。あるいは、先ほどの佐藤さんみたいに、こういう調査が必要ではないかということでも構いません。

どうぞ。

○粟田委員
先ほど、論点の整理のところでも発言させていただいたのですけれども、仮に、「活断層」という呼び方をしようが、膨潤による膨らみとしようが、地盤が変形するというリスクにとっては共通なわけですよね。

そうしますと、問題としましては、それがどの程度の広がりがあるのかということと、それから、それが繰り返すかどうかという。つまり、繰り返すものであれば、地盤の変形にとっては活断層と同じようなリスクとして扱う必要があるわけです。

もう一つは、やはり規模の問題ですね。それを検証するデータがもしあれば整理いただくとありがたいのですが。特に、繰り返しについては、先ほど申しましたように、トレンチごとに活動時期が非常に細かく識別されているようですけれども、それのもとになる詳細なデータ、それを御用意いただきたい。

それがないと、あのデータについての評価は難しいと思うのですね。それをぜひお願いしたいと思います。

○島﨑委員長代理
トレンチごとに、いつそれが起きたか、ずれが起きたかということを示すデータのもとですね。

○粟田委員
つまり、詳細なスケッチと年代、根拠、それから……。

○島﨑委員長代理
詳細なスケッチ等を、そのスケッチに、もし入れられれば試料の年代が入っているとさらによい。

○粟田委員
ええ。もし検討されておりましたら、その変形の有無。つまり、ある層準以上は変形ないとしたことの定量的なデータ。例えば、高度差がどの程度以下、だからそれは変形がない、したがって、差があるとみたという、そういった具体的な、定量的な、比較できる、客観的に判断できる根拠がもしありましたらお願いしたいと思います。

○島﨑委員長代理
青と赤のマップがありましたよね。変状あり、なしという。あれの1点1点の細かいデータが欲しいというようなことですか。簡単に言うと。

○御田企画調査官
変状あり、変状なしという、先ほどの。

○粟田委員
まず、変状ありの部分ですね。ない部分については、多分、ないという以上の検討ができると思いますので、ある部分について、本当に活動時期の若いほうの年代がきちんと押さえられるかどうか。

そこはぜひ確認したいと思いますので、お願いいたします。

○御田企画調査官
先ほどお見せした資料は、東通の安全審査のときの資料のトレンチがほとんどで、バックチェックをやったときには、あまり効多くはありません。それで、安全審査のときのトレンチのどのぐらいのスケッチが残っているのか、それはまだ確認できていないので、もし確認できるようであれば、そのトレンチの、先生がおっしゃったような情報についてもまとめさせていただきたいと思います。

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。ほかに何か御意見、御質問。どうぞ。

○金田委員
先ほど、今なぜ膨潤が起きていないかという質問をさせていただいたのですが、考えていたのは、二つぐらい説明があるかなというので、一つは、今、もちろん隆起していますので、段丘化をしていますので、それで膨潤は起きていないのだろうというのが一つの説明。

その場合は、膨潤を起こしている地層というのは第三紀の地層ですので、それ以前、ステージ5e以前はもっと低いところにあったということになりますので、その時代に膨潤を起こさずに、なぜ5eのときだけ膨潤を起こしたのかというのに対する説明が必要であろうと思います。

それから、もう一つの説明については、もう一つの説明というのは、先ほど熊木さんからありましたけれども、膨潤というのは、要するに一回起きてしまうと、もう起きないのだと。

先ほど層転移というお話がありましたけれども、私は粘土鉱物には全然詳しくないのでわかりませんが、一回起きたらもう起きないという、もしそうであるならば、これも先ほどの話と少し関係しますが、本当に繰り返し起きているのか、起きていないのかというのが、現場観察でのポイントになるのかなというふうに思いました。

コメントです。

○島﨑委員長代理
ありがとうございました。ほかに何か。調査に行くに当たって、こういうところがどうだとか、ああだとか、何かありましたら。どうぞ。

○金田委員
もう一つ、お願いというか、お聞きしたいのは、資料の中にDEMを使った鳥瞰図みたいな、数値地形データを使ったものがありましたけれども、あのデータというのはどういうデータなのか。

要するに、古い地形図から図化してつくったものなのか。最近、飛行機を飛ばして、航空レーザー測量をしてつくったものなのかというのは、わかりますか。というのは、もしそのデータがいただけるのであれば自分で見てみたい。

空中写真もいいのですけれども、もし、もうちょっと細かいもの、数値データがあるといろいろ料理できますので、という御質問とお願いです。

○御田企画調査官
あそこの回答については、実は、前の意見聴取会のときの先生の御指摘を受けて、あの図面をつくっています。ただ、そのもとになった図面が、指摘を受けてから飛行機を飛ばしたのか、その前からあった飛行機のデータを使ったのかは承知していないのですけれども、あれを図化したのは、まさに先生から御指摘を受けて、ああいう図面を作成しています。

それは提供することは可能かと思います。事業者に確認させていただきます。

○島﨑委員長代理
よろしくお願いいたします。ほかに。よろしいですか。それでは、4時になりましたので、ほかに議事がないようですので、これで終了したいと思います。最後に、原子力規制庁のほうから、今後の予定等の事務連絡をお願いいたします。

○小林管理官
本日の資料は机の上に置いたままで結構でございます。私どもから郵送させていただきます。それから、現地調査のほうでございますけれども、御案内のとおり、12月13日、14日の2日間にわたって行わせていただきます。

詳細については、追ってまた御連絡させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。私からは以上でございます。

○島﨑委員長代理
どうもありがとうございました。以上をもちまして、東北東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合、事前会合を閉会いたします。以上

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