2012年11月29日木曜日

東電会見 2012.11.29(木)17:30 ~ 福島第一4号機原子炉建屋健全性調査結果(3回目)。柏崎刈羽ウォータロッド変形 指示文書。ほか

東電会見 2012.11.29(木)17:30 ~

3ヶ月に一度の光学機器、非破壊検査による4号機建屋健全性評価結果(3回目)。従来同様の水位測定による水平調査の結果、傾きなく健全性に問題ない旨の報告。続く

レーザー測定による傾き、シュミットハンマーによる壁面非破壊検査も前回と誤差範囲。1回目調査との比較なし。1回目と2回目も誤差範囲なので、1回目と3回目も誤差範囲説明。

柏崎刈羽ウォータロッド曲がり調査の追加指示。作業履歴から変形の可能性のある燃料の点検、結果報告を1月7日まで。あすから2回目の報道陣向けテレビ会議映像公開。ほか。

○プラント

○報告・指示

○その他



■福島第一の状況

○東電かみじま:
これから会見をはじめる。

○尾野:
よろしこ。福島第一の状況

[原子炉および格納容器の状況]
 1~3号機注水は示したとおりで安定して注水。

[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項ない。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
何れも安定しているが、1点。1号機のA系だが、現在、電源停止作業をしているので、A系の水素濃度のデータは結束。B系で0.07%ということなので、格納容器内の雰囲気としては十分低いことが分かる。

[使用済み燃料プール]
2,3,4号機まで循環冷却システム運転中。1号機については先般から案内のとおり電源停止のために停止中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。4号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に10時5分まで移送実施当状況だった。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在サリー運転中。


■1F 4号機原子炉建屋の健全性確認のための定期点検結果(第3回目)

★★★2点目。「福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋の健全性確認のための定期点検結果(第3回目)について(PDF) http://j.mp/UtycC2 (画像) http://j.mp/UtyecZ 」という資料を配った。

4号機の建屋点検は四半期に一回行なっており、これが3回目。点検目的は過去2回ほど行なっているが、3回目。同じだがプール等の水位測定、外壁面の測定。壁面等の目視点検、あるいはコンクリートの強度確認ということで、

建屋が健全であることを確認していくということである。結果だが、建屋の傾きはプールの水位測定で確認するが、結果は下半分4ページ。これまでと同様に水平面、プールの壁面、あるいはウェルの液面は水辺麺だから、

★水平面に対してオペフロの面が水平であることを確認している。次のページ。http://j.mp/UtycC2 4号機外壁面、事故当時の影響で膨らみが出ている部分があるので、そういったところの状況を確認しているが、

前回測定の時から誤差範囲で一致しているということで特に変動ない。3枚目。壁面の目視点検の結果だが、主要な耐震壁について目視点検を行い、これまでの点家で確認されているのと同様に新たなひび割れや、

鉄筋腐食のある可能性があるひび割れは確認されていないということで、★状態としては特に変わってないことを確認している。一番最後のページの表、コンクリートの強度確認だが、シュミットハンマーによる確認を行なっている。

下の方にデータが示されているが、★今回の測定結果もこれまでの測定結果とい有意な差異は無いということである。まとめだが、建屋は全体として水平を保っていうということ。

それからコンクリート強度も十分に確保されているということ。全体の確認としては前回1回目、2回目の確認と変化がないということである。

# 1F4号機原子炉建屋健全性調査1回目 5/25 http://j.mp/MMvSDi 2回目 8/30 http://j.mp/QW9MLi 3回目 11/29 http://j.mp/UtycC2(今回)~ 3ヶ月に一度の光学機器、非破壊検査。


■柏崎刈羽5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに関する原子力規制委員会の指示

3点目。★「柏崎刈羽原子力発電所5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりに関する原子力規制委員会からの指示文書受領について http://j.mp/Tv2iEg」昨日の夕方遅くに規制委員会から新たな指示文書を頂いてたので、

そちらの紹介をしたい。プレス分の上半分は既にお知らせした通り。その下の中ほどだが、曲がりの原因究明を私どもとして行なっていて、これまでその状況について規制委員会に報告しているが、それを踏まえた形で追加の指示を頂いたことがある。

指示の内容だが2枚目の表側。米印の5、※5指示文書と書いてある所だが、集合体のウォーターロッドについて福島第一パラグラフの一番後ろ。本自称の原因としては燃料集合体の装着に起因する可能性が高いため、

以下のとおり対応することを求めるということである。これまでの点検結果、中間報告をしていることを踏まえた上で、チャンネルボックスの着脱時の影響であろうということの可能性が高いという判断だ。

従って「記」とかいてあるところが指示文書の内容だが、まあ、そういった履歴のある燃料の数とか、所在場所を記載して提出しててくれ。それから、今言ったような経歴のある燃料について十分な統計上のサンプル点検を行い、その結果を報告しいてくれ、

といのが2点目。この二つが年明けの1月7日までに報告して下さいというのが2点目だ。この二つが年明けの1月7日までに報告してくれという内容になっている。3点目。炉内にそういった履歴の燃料がある場合は、起動前に確認して下さいということだ。

4点目は異状があれば速やかに連絡という事であり、まあ、このような指示を頂いたという事なので、的確に対応して参りたいと思っている。私からは以上だ。

○東電かみじま:
それでは質問を受けたい。よろしこ。



■質疑

○NHK横川:
4号機建屋の健全性の件だが、6ページ目の傾向だが、赤いラインは元々の動いている真上から見たズレの量だと思うが、前回との比較は括弧内のプラス、マイナス、だよね。

○尾野:
はい。

○NHK横川:★★
前々回との比較で見た場合の変化量も大きな物はないのか?

○尾野:
前回と前々回の間もそんなに差がなかったのでぇ。まあ、あの気温であるとか、そう言った事で配筋の傍聴などで多少変わったりするわけだが、まあ、そういう範囲の中にある。

# 常に一回目との比較はいるよね。というかそっちの方にウェイト置くべきだよね。前回直近の調査と誤差範囲と言われても。

後、下の方から光学機器で遠くで計っているので、ミリ単位の測定で言えばそれなりの誤差はあるから、誤差範囲内で特に変わりないという事だ。

○NHK横川:
わかりました。逆に熱膨張の可能性がある場合、8月と11月の平均気温差で5~9ミリぐらいあると、逆に言うともうちょっとあってもいいと思うが。それは物理的にそういう事が起こるのであれば膨らむわけだから、もうちょっと全体的に熱膨張、縮むんでしたっけ?

○尾野:
差組むなるわけだから。

○NHK横川:
縮むわけですよね。何か全体的にそういう事が物理的な事として考慮されるのであれば、そういう傾向があってもいいのかなと思うが。その辺りはどうなのか?

# 気温差の変化を含めると不安になる人が出るといけないので、公表する値は東電側で調整しときました。

○尾野:
えっと、こちらの方藻配筋状況だとか、あるいは元々コンクリート自身は大きな変化はしないから、あの、密着しているところはあまり動かないし、隙間がある所は影響は出ると言うこと何で、まあ、あの、なんてんすかね。

あり得るということと、起こってしかるべし、と言うところまでの強烈な、あの、なんてんすか。印眼関係というんすかね。相関が明確に検証されているレベルではない。

○NHK横川:
いずれにせよ、全て誤差の範囲内で殆ど動き内と言うことで宜しい?

○尾野:
ええ。そうですな。あの、この中で言うと、大事なのは建物の水平製がちゃんと保たれている。要は躯体として傾いてないことが一番大事であり、そういう意味から言うと、プールの水平面というのは水平だから、それとオペフロの関係で四隅で見ていった時に、水平ですね。

ってことが、まあ、確認できていることが、ある意味、一番、ダイレクトなもんである。で、壁の方は躯体にあのような状態で張り付いている形になっているから、そういう意味では壁の方から建屋の傾きを判断していくのは現実には難しいし、

あまり意味のある状況ではないので。どちらかと言うと①のデータで見ていくのがポイントだと思う。(http://j.mp/UtycC2 スライド3)

○NHK横川:
わかりました。以前も聞いた記憶があるが、建物が全体としてシフトしちゃった場合、プールの水平名は変化ないんじゃないという気がしちゃうが、そこは考慮しないくていいのか?

○尾野:
仰ってるのは、建物が、こういうふうに傾いたんだったら、あの、差が出てわかるけどぉ、こういうふうにだったら、あの、水平のままだろうか、こういうことか?

あの、そういう意味から言うと、建物のマットというのが、要は基礎だな。原子炉建屋の基礎自体が非常に厚い基礎になっており、

でえ、 柱の構造自身も、ええ、非常に剛な造りになっている。ですから、こういう動きをするというよりは、サイコロみたいに全体が一体に動く構造物なので、そのようなことはないと考えている。

# 平行四辺形上に傾いた場合は上面は常に水平が保たれるから、建屋が傾いても、東電が主張する水位測定方法じゃわからないんじゃないのか、という質問。確認する口下手の尾野氏のゼスチャーがステキ。

○NHK横川:
ありがとうございます。

○東電かみじま:
その他、質問ある方は? 明日の作業予定、並びに一点ずつ、私の方から連絡して終わりにする。ポンプの切り替え作業が明日、予定されている。11月28、29日、昨日、本日に実施した所内共通メタクラ1Bの改造工事の対応のために、

11月27日に1~3号機の常用高台給水ポンプからタービン建屋内の炉注水ポンプ(常用)ということで切り替えていたが、当該の改造工事が終了したので、明日から常用高台炉注水ポンプに戻す予定がある。

これに伴い注水量の目標量だが、タービン建屋内の炉注水ポンプ、これの運転時には5.0m3/hだったが、常用高台ポンプ運転時には4.5m3/hと元の形に戻るので連絡させていただく。

★★★もう一件、明日の連絡。これまで説明していたが、明日14時からテレビ会議映像の公開をさせて頂く。(http://j.mp/RW4jrC)場所としてこの建物1階の103会議室。こちらを用意している。

★★★この部屋の撮影を希望の方がいたら、14時から閲覧が始まるので、その少し前、13時30分過ぎぐらいに集まれば、中に人がいない上京ではあるが、撮影は可能なのでよろしこお願いする。

★★★特段、申し込みの必要な無いので、少し早めに来てもらえれば撮影をお願いしたいと思うので、希望の方は来てくれ。

# テレビ会議映像、公開を要求する側も明らかに後退している。完全に東電ペースで押し切られてる。既存メディアで最初の報じるのは何処でしょうね。

私からの連絡は以上だ。本日の会見は以上で終了。



~ 終了 17時46分(16分)

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