2012/7/13・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
昨日、3号機増設廃棄物地下貯蔵建屋に流入水確認、建屋内の廃スラッジ貯蔵タンク室と廃樹脂貯蔵タンク周辺に溜り水を確認。建屋全体の溜り水量は推定約155m3。空間線量0.01~0.06mSv/h、滞留水は3.8E+1Bq/cm3で地下水、雨水と同等評価。
2号機の代替温度計設置にむけたSLC配管調査の続報。本日10時の圧力からSLC配管が詰まっていると推定。工業用内視鏡を入れて確認できないか調査している段階。
昨日公開された3号機建屋オペブロの画像元、クローラクレーンで吊るした動画を公開。2時間30分のうちHP公開は2分のみ。残りは情報公開コーナーでのみ公開とのこと。
内部洗浄のため自己循環運転中に漏洩事故を起こしたアレバの続報。修理方針が決まった旨の報告。液位計(制御基盤)3箇所とスラッジ移送ポンプ1箇所の計4箇所修理、8月までに修理完了予定。
魚介類の核種分析報告。6月25日、27日採取分、2F敷地沖合2km地点と1F沖合3km。最高は2F敷地沖合2km地点採取アイナメ920Bq/kg。ゴミ分離が難しくプランクトン核種分析の為の採取は7月からしない報告ほか。
○プラント
- 福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 96.0KB)
- ★福島第一原子力発電所3号機 増設廃棄物地下貯蔵建屋において確認された溜まり水について(PDF 299KB)
- ★福島第一原子力発電所4号機塩分除去装置(モバイルRO)による原子炉ウェル側の塩分除去の開始について(PDF 17.0KB)
- ★福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器(RPV)底部温度代替温度計
- ★除染装置不具合箇所の修理工事について(PDF 28.9KB)
○動画・写真
- ★【動画】福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋オペレーティングフロア周辺状況調査結果
- ★【写真】福島第一原子力発電所3号機 増設廃棄物地下貯蔵建屋において確認された溜まり水について
- ★第3回 4号機原子炉建屋が傾いていないことの確認 (by 松本純一)
○柏崎刈羽 (本日のメイン)
- 柏崎刈羽原子力発電所における津波対策工事の現状 (H24年 6月末) ~ 「柏崎刈羽再稼働に向けたプロモーション映像 ~ サブタイトル 防潮堤は15m。ただの盛り土じゃないよ。セメント混ぜたので棒で突っついても大丈夫。頑丈です!」
- ★柏崎刈羽原子力原子力発電所における当社会長・社長訓示 ← 上記、柏崎刈羽PRビデオ紹介しといて、これはスルー
○環境モニタリング・サンプリング
- 環境モニタリング 海底土 (乾土まとめ)
- 福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)
- ★魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域
○報道(会見終了後)
- 東電、会議ビデオ公開は報道向け限定 放送用は映像加工 (魚拓)( ゚д゚)ポカーン
■福島第一の状況
○松本:
7月13日夕刻の会見を始める。
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機までCS系、給水系つかって注水冷却中。
[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。
[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却継続実施中。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機、3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は継続実施中。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]サリーでの運転を継続実施中。
[その他]一番下。昨日、13時30分頃、3号機の増設廃棄物地下貯蔵建屋において、流入水の有無を確認。建屋内の廃スラッジ貯蔵タンク室、それから廃樹脂貯蔵タンク周辺に水が溜まっていることを確認。
こちらに関しては別の資料があるのでそちらで詳しく紹介する。
■3号機 増設廃棄物地下貯蔵建屋で溜り水確認(第一報)
3号機 増設廃棄物地下貯蔵建屋において確認された溜まり水について http://j.mp/NRTjbB」原子炉建屋ほぼ西側に3号機があり、増設廃棄物地下貯蔵建屋という事で、こちらは液体廃棄物処理施設で使った廃スラッジなどを貯蔵するタンクがここにある。
その中を点検すると、絵で示しているが、★溜り水の推進としては約1.35mの水が確認されており、建屋全体での滞留水の量としては約155m3と考えている。
★サンプリング結果としてはセシウム134と135の合計値で3.8E+1Bq/cm3だった。個別の情報を伝えるが、Cs-134 が 1.5E+1、Cs-137 が 2.3E+1 ということで、合計3.8E+1Bq/cm3という事で評価している。
濃度としては周りにある雨水、地下水の量とほぼ同等であるし、また、絵で描いているが、地上部を通じる配管貫通孔の所から、こういった水が流入したのではないかと推定している。裏面に写真が何枚かついている。
(写真 http://j.mp/NRTHqG)流入した後、白い後とか、液体がたれたような後、それから2枚目の⑤の写真を見ると、★一緒に入ってきた砂のようなものもあるので、こういった地下水、雨水の流入ではないかと考えている。
空間線量は 0.01~0.06mSv/h という状況。今後、こういった貫通孔での止水工事の可能性、それから建屋の配水等の可能性について検討していきたいと考えている。続いて別の資料の説明の説明をする。
■2号機圧力容器SLC配管健全性調査(続報)
★★昨日2号機圧力容器代替温度計の現場の配管健全性の確認を速報ベースで伝えているが、本日、圧力の状況等がわかったので連絡する。「2号機 原子炉圧力容器(RPV)底部温度代替温度計 設置のためのほう酸水注入系(SLC)差圧検出配管健全性確認結果 http://j.mp/NRTuDG」
昨日、伝えた通りこの配管の健全性を確認するため、配管の入口の所からポンプを使って水を注入している。本来であれば、配管の長さ、それから口径から求めている注入する体積が33リットルと見ており、当然、圧力容器側まできちんと開口していると仮定すると、33L分の水が入った上に、
その後も水が入り続ける状況を想定していたが、昨日の健全性確認の状況では15Lほどでほぼ、その後注入できないような状態になったということと、その後、水貼りを停止し、圧力の降下状況を見ている。
# さすが松本氏。ペヤングの説明はよくわからなかった。
本日、10時頃に確認した段階では、約100kPaということで、上に示している通り。まあ、端部が開放されている状態で、水頭、水の高さで測定されるはずの68kPaとか、56kPaという値ではなかったので、私どもとしては何らかの配管の詰まりがあるのではないかと考えている。
従って、この圧力そのものから、特段、何が言えるかってことに関しては、まあ、詰まっているだろうということが分かったので、今後、このつまりの状況については確認していきたいと思っている。
なお、確認方法については、現在検討中だが、代替温度計を挿入する準備を進めていたので、その方式を使い、★工業用内視鏡で中を見れないかどうかというところを現在調べている段階だ。
■3号機建屋 オペレーティングフロア周辺の瓦礫調査(続報)
★★続いて3号機関係で一昨日、オペブロの状況を観察し、その動画が編集できたのでご覧頂きたい。電子データ(http://j.mp/NRSTlz)で行っていると思うが、ファイルは4つあり、オペブロの東側の部分を撮った所、それから北西側、それから機器ハッチから下におろして4階と3階と計4つある。
先ずはじめに東側のところの映像から見るんだ。http://j.mp/NeTuB2(上映 18時7分~)右上の方にタービン建屋側からちょこっと海の方まで見える角度があるが、こちらが東側の映像になる。
クローラクレーンで吊っている状況なので、カメラの動きとしては、あまり定点をよく見えるという状況ではなかったようだ。見ていただいているのは側面、天井の梁等が、建屋の上部に折り重なっている状況だ。
続いて北西になる。http://j.mp/NeTelp 北西側で奥のほう、右手の方に主排気筒が見えているが、これは1,2号機の主排気筒になる。それでこちらも東側と同様に5階フロアの壁、柱、梁、それからトーラス上の骨組みが崩れ落ちている状況になる。
で、続いて同じくクローラクレーンを4階フロアの所に降ろしていった状況だ。http://j.mp/NeUmFL こちらは写真で見た通り、正面に映っているのはMGセットであり、可変周波数電源装置という日本名がある。それの発電機の所が映っている。
それから真ん中に垂れ下がっているようなものがあるが、これはケーブルトレイであり、いわゆるケーブルをトレイという長い板のようなものに置いていて、V時の何というか支柱で天井から支えているものが、そのまま、ドンと下に落ちているというか、
ぶら下がっている状況だ。続いて3階をお願いする。http://j.mp/NeVwRx 3階も4階と同様に、爆発に伴い、がれき等が、この機器ハッチからハッチ周辺の床面の所にかなり散らばっている状況である。
同じくケーブルトレーとか、付属のダクトといったものが天井からぶら下がっている状況になる。本日、用意したのは以上、4本のデータだが、★★全編は全部で2時間30分程度ある。クローラクレーンでつって非常にゆらゆらしている映像なので、
# 4本の公開映像はそれぞれ30秒程度。全部で2分程度。分割してYouTubeしなさいな。
この部分を中心に編集させていただいた。全編は準備ができ次第、DVDに加工し、当社の情報公開コーナーの方に据え付けておきたいと考えている。
★続いて3号機関係でもう一点。こちらは以前、相当古い話になるが、昨年の8月に3号機のコントロール建屋、いわゆる中央制御室がある建屋の地下一階に、起動用変圧器をダクトから水が流入していることが確認されているが、
こちらは時間がかかったが止水工事の準備が出来たので、週明けの7月19日からコントロール建屋を起動用変圧器からくるダクトの止水工事を実施する。大体8月一杯まで掛かると思っているので、これが出来るとコントロール建屋の止水工事が完了することになる。
3号機関係については以上だ。
■4号機原子炉ウェル側の塩分除去開始
続いて4号機の話をする。★「4号機塩分除去装置(モバイルRO)による原子炉ウェル側の塩分除去の開始について http://j.mp/NRTuDG」ということで見るんだ。
4号機については、いわゆるRO膜による塩分除去を一旦終わらせた後、イオン交換装置により、更に塩分濃度を下げる作業を行なっていたが、使用済燃料プールと原子炉ウェルの間に水が行き来するということで、
イオン交換装置による塩分除去を一旦中断し、臨時で持ってきているモバイルRO、トラックの荷台にRO膜装置を乗せた装置を使って塩分除去をおこなってきた。
ただ、原子炉ウェル側の塩分濃度を下げないと、水が行き来することもあり、この度、この図であるようにモバイルROの出口の所に、使用済燃料プールと原子炉ウェルの切り替えヘッダという配管を分岐するような装置をこのたび使い、使用済燃料プール側と原子炉ウェル側を交互に塩分除去をしていき、全体として塩素濃度を下げていきたいと考えている。
こちらに関しては、交互運転ということと、もうひとつは原子炉ウェル側の配管を見れば、逆止弁をサイフォンブレーク弁をつけており、万一、モバイルROの出口側で配管は段があったような場合でも、ウェルの水がサイフォン効果で流出し続けない、というような対応を取って行きたいと思っている。
なお、この同じ逆止弁等については、こちら、使用済燃料プールの方にも当然ついており、この絵では省略しているが、使用済燃料プール側のプール水の流出対策という意味では対応している状況だ。
現在、塩素イオン濃度が450ppm程度あるので、こちらの方をイオン交換で使う100ppmまで下げていきたいと思っている。
■アレバ除染装置の修理方針決定
続いてもう一つの資料を見るんだ。★★「除染装置不具合箇所の修理工事について http://j.mp/NRTDHg 」アレバ除染装置の不具合箇所の工事についてということで、A4一枚物になる。
こちらに関しては以前、6月初めに除染装置の不具合、循環運転をしていたが、こちら、廃液受けタンク、それから廃液貯槽タンクの水位計が壊れている件で、この廃液貯留タンクから水が溢れてしまったという不具合がある。
その後、このアレバ除染装置に関しては、運用を停止しており、修理方法を検討していたが、この度、段取りが出来たので、この水位計の修理、併せてこれまで不具合があると確認されている、
# 不具合があった、じゃなくて漏洩事故があった。
この2段目、アクチフロートと申しているこのフローの中の攪拌機、それからスラッジ移送ポンプ、ディスクフィルターの液位計、ここの修理も併せて実施したいと思っている。
この修理に関しては、都合、8月中旬までを考えており、被ばくの観点に留意しながら作業進めていきたいと思っている。
■魚介類サンプリング
★魚介類の核種分析の結果の資料があるので見るんだ。(http://j.mp/NRYc4A)平成24年6月25日と27日に採取した福島第二敷地沖合2km地点と請戸川沖合の3km地点での最終結果になる。
2枚目が福島第一敷地沖合3km地点の計3箇所ということになる。最高のセシウム濃度としては、1枚目の一番上、★2F敷地沖合2km地点で捕れたアイナメであり、Cs-134が380、Cs-137が540、合計 920Bq/kgと言う状況だ。
なお、この25日、27日のサンプリングで、いわゆる魚介類のサンプリングの一周目が全部終わっている。今後、この福島第一サイクルでとれたデータをひと通り纏めて、マップのような形でまとめたいと思っている。
以前示した通り、7月も継続的にサンプリングを実施することになっており、こちらの方も適宜データができ次第公表させていただければと思っている。3月の段階でこの魚介類のサンプリングを実施する際に、
★★プランクトンのサンプリングも実施すると言っていたが、プランクトンのサンプリングとその測定については、プランクトンと他の混濁物と言っているが、ゴミのようなものの分離が非常に難しく、上手く測れなかったということがある。
★★従って7月以降、このプランクトンのサンプリングについては中止するということで考えている。福島第一の状況については以上だ。
■柏崎刈羽原発 再稼働に向けたプロモーションビデオのご紹介
柏崎で昨日、定例の記者会見があり、その際に津波対策の進捗状況について、皆さま、新潟のマスゴミの皆さまには、公表しているが、併せてこちらの会見でも紹介させていただければと思うので、すこし時間を頂きたい。では、柏崎の状況をお願いする。
# サブタイトル「防潮堤は15m。ただの盛り土じゃないよ。セメント混ぜたので、人が棒で突っついてもビクともしません。頑丈です!」
「柏崎刈羽原子力発電所における津波対策工事の現状 (H24年 6月末) http://j.mp/Mp2652 」こちらは津波対策で取水口前面に、深さ15mの棒状亭を作る所とか、貯淡水を2万トン貯める貯水槽等を今現在工事中であるので、そちらの進捗状況になる。コレ、コエガアルヨネ!
# 3号機建屋 破損状況を示す深刻な映像が2時間30分のうちたった2分さらりと流して、こちらは11分。3DCGつかいーの、女性のナレーションいれーのPRビデオ。制作費いくらで電気料金に反映されてるのか色々考えたらムカツイたのでスルーしまふ。
以上が紹介用のビデオ。少し補足させていただく。海岸べりに設置している高さ15mの防潮堤、それから5,7号機側の土、コンクリートの防潮堤になる。こちらの完成予定は平成25年度のだいち四半期頃と考えている。
# 遮水壁工事の進捗状況もそれぐらい分かりやすく情報公開しろ。これ何の会見だよ。
建屋ごとに作っている防潮壁に関しては、H24年度いっぱい中には、各全号機設置が完了する。出てきていた水源、貯水槽だが、こちらはH24年度の下半期の中頃には完成するという事で、現在、作業を進めている状況だ。
■環境モニタリング・サンプリング
最後になるが、南放水口での海水のサンプリング結果(http://j.mp/NRTweM)が出ているが、本日の測定結果はセシウム134/137、全βに関しては検出限界未満という状況だ。
環境モニタリングの状況については、すでにHPで公表しているが、本日分の公表データの中に、海底土の5月分の乾土の測定結果を公表した。(http://j.mp/NRSrDX)これは4月から乾燥機が運用できるようになり、
その結果、4月分以降の海底土については文科省とのデータの整合性を取らせるということで、乾燥土、乾土の測定に切り替えたということでまとめて本日5月分のデータを公表したものだ。
少し長くなったが、本日、私からは以上だ。(31分)
■質疑
○寺澤:
はいっ!皆さまから質問をお受けしたい。質問のある方は挙手にて社名と名前を言っていただければと思う。いかがでしょうか!
~ シーン 11秒 ~
質問は宜しいでしょうか?
~ シ~ン 5秒 ~
○寺澤:
新ためて伺うが…
○ニコニコ七尾:
プランクトンの検査を中止するという話だったが、詳しく教えて欲しい。分離が難しいということだが、確認だが、今まで分離しない値で検査はされてきたということか?
○松本:
分離をしないまま、分離をしないというか、分離が難しかったので、その状態で計ったところ、10~700Bq/kgという非常にばらついたデータになってしまったので、
原因を調べると、やはり混濁物というか、ゴミ等をも一緒に測ってしまうことがわかったので、まあ、データとしてはあまり十分に計れなかったと考えている。
○ニコニコ七尾:
今の説明だと、毎回、そういった混濁物が入っていても、値が検査レベルの変動ではないという理解でいいか?
○松本:
そうだな。いわゆる直接、もう少しなんと言うか、よろ専門的な機関等できちんと分析すれば、分離できるのかもしれないが、時間も掛かるということで、現時点では、少し、まあ、難しいと判断したものだ。
○ニコニコ七尾:
わかりました。今、専門機関が詳細にやればという話しだったが、この認識としてはプランクトンの検査は、特に重要視していないということになるか?重視していない言い方は変だな。その辺はどうか?
○松本:
魚介類の食物連鎖の最初の何というか、食物になるので、重要度が単に低いというわけではないが、今のところ、それを食べた結果に体内に蓄積する魚介類の方の検査の方で 十分ではないかと思っている。
○ニコニコ七尾:
わかりました。
○日テレ: 名乗らず。あの寺澤氏に注意もされない特別待遇
日本テレビだ。先ほど見せていただいた3号機のクレーンからの映像の件だが、ポイントとして、例えば広い絵があったと思うが、あそこから見いだせる今まで出てないような状況、説明頂けるものはございますか?
○松本:
そういう意味では申し訳ないが、あまりこの映像でなにか新しい新事実がわかったということは今のところない。むしろ、この映像をよく見てというか、今後、我々、あの、柱とか、がれきを解体撤去していきたいと思っているので、
どの位置にどういう形で瓦礫が、なんというか、梁だとか鉄筋だとか、組み合わさっているので、これはこういうふうに切って取り外していく、まあ、作業の手順の方を今後、あの映像を用いてだな。少し検討していきたいと思っている。
従って、撮影上、不十分な点があれば、再度カメラを降ろして、がれきの様子を見ていくことになる。3号機は4号機と違ってクローラクレーンで遠隔で切っていけないので、今後、原子炉建屋の周りに構台というオペブロにほぼ等しい高さの、いわゆる作業場を作る。
★建屋の周りにすこし広めの足場を作り、そこに重機を載せて、重機から鉄筋とかコンクリート柱を切っていく作業をしていくので、そういった作業の段取りを今後考えていきたいと思っている。
○日テレ: 名乗らず。あの寺澤氏に注意もされない特別待遇
今後、DVDで公開するといったが、今の4シーンが一番見やすく分かりやすい捉え方でいいか?
○松本:
見やすいというか、昨日紹介した典型的なポイントを今日編集させていただいた。後は、まあ、原子炉建屋のペレーティングフロアという意味では、ほぼ、ああいうがれきが全面的に映っているのは半分ぐらいある。
で、4階、3階については、なかなかコントロールが効かないので、カメラがくるくる回りながらその辺の破損したダクトとか、ケーブルトレイが落ちてぶら下がっている状況が見えているということである。
○日テレ:
あと、もういっこ。昨日、テレビ会議公開の件だが、あれから1日経った。具体的にどれぐらいのものを出す、出さない、と言うある程度の指針みたいなものが、今日の段階で何かあれば。
○松本:
★そういう意味では申し訳ないが、今のところまだ、範囲とか、方法、それからモザイクを入れるとか、そういった具体的なやり方までについては、まだ決まったものはない。日テレ:ありがとうございます。
先ほど質問のあった3号機のがれきの映像で一つ訂正がある。昨日の会見で3号機を見たのが初めてかっ、3階、4階のフロアを撮影したのは初めてかっ、と言う質問がどなたからかあったが、以前、昨年10月にハッチ内の空気のダストをサンプリングした際に、
ダストサンプラーと一緒にカメラを吊り下げて、その様子を写真で写したことは以前あるが、今回のようにがれきを中心に建屋の中の様子を見たのは初めてとうことだ。初めてかっ?ってなことに関しては10月22日に一度写真がある。
○朝日杉本:★★
テレビ会議だが、大体いつ頃、公表の具体的なものが決まるかとうのは分かるか?
○松本:
そちらに関しては、まだ、社内で十分検討している段階であり、見通し等についても、まだはっきりと決まっていない。
# 東電、会議ビデオ公開は報道向け限定 放送用は映像加工 http://j.mp/NGLpDi
○朝日杉本:
わかりました。後プランクトンのところで質問だが、プランクトンを食べた魚の検査だけでは十分ではないかということだったが、プランクトンの濃度がわかれば、今後、魚のセシウム濃度が、今後、上がるのか下がるのか、それともまだ維持されるのか、指標にはなるとおもうが。これはもう検査を中止したということが変更されることはないのか?
○松本:
★そういう意味では、今後、魚介類の状況のサンプリング結果を踏まえながら、再検討するケースはあろうかと思う。
一昨日、魚介類のまとめのグラフのついた資料(http://j.mp/MjLjnC )を見ていただいたと思うが、アレで分かる通り、主要な4つの魚に関しては、比較的20km圏内が高い状況になっているが、
時間を経るに従ってすこしずつ下がってきている状況にある。従ってもう少しデータを取ってその下がり方を、まあ、今回、近似値でグラフ化すると、大体、今回、魚に取り込まれている放射能の、いわゆる生物的半現金近いようなものが計算評価できるのではないかと思っている。
○朝日杉本:
そうですね。要するに生物学的半減域とですね。ただ、新たにまたプランクトンを取り込むのであれば、更にまた、値が上昇する可能性もあるので、プランクトンの検査はある程度必要なのかなと思うが。それはまた、中止をしたということは決定したということでいいのか?
○松本:
★そうだな。7月以降、私どもとしては、捕らないと考えており、将来、また再会することはありうると思う。
○NHK後藤:
昨日の4号機の資料済み燃料プールの燃料取り出しだが、天候が悪い場合は取り出し作業は行わないということだったが、判断として天候が悪いというのはどの程度のものか?
後、保安院の会見で、当然核物質防護上の観点から公開できないということで、東電さんのほうで作業に支障のない範囲での映像等の撮影を検討している旨の話があった。その辺、交換ということでどういうことを考えているか?
○松本:
天候に関しては最終的には現場の判断になろうかと思っている。いわゆるプール脇の水面上から吊具をおろし、新燃料を取り出す状況になるので、
まあ、豪雨とか強い風が吹いていると、当然、そういった作業機器は使えないので、少し作業の延期等はあろうかと思うが、小雨程度でやるのかっ、てなところは、やはり現地で判断してもらうしか無いと思っている。
2番めの質問に関しては核物質防護上の観点から、日程等についてはご容赦願いたいと思うが、出来る範囲で核物質上、問題ない範囲で非常に関心が強いと思っているので、そういう意味では写真等の準備は出来るだけしたいとは思っている。
○ニコニコ七尾:
★テレビ会議映像の件に関して。本日、枝野大臣が会見で今回、公開を決めたことに関して、「編集改ざんがないことの担保、あるいは編集改ざんのないことの確認が取れる形でやって頂きたい」と述べたが、この点、公開にあたって配慮される考えか?
○松本:
ハイ。勿論、当然配慮したいと思うし、例えば、先ほど、モザイクという話をしたが、そういったある意味、人為的に手を入れた所は、勿論、話させていただいた上で公開することになる。
○ニコニコ七尾:
ありがとうございます。木野さんの件に関して宜しいか。
○寺澤:
はい。
○ニコニコ七尾:★★
同じく枝野大臣の会見だが、フリーランスの上出さんから木野さんの県に関して質問が出た。この質疑は確認されていないですよね?まだ。
○寺澤:
確認しておりません!
○ニコニコ七尾:★★
はい。そうしましたらちょっと説明させていただく。すいません。先ず、大臣発言として何点か重要な点があり、「一つの原則として電力会社は公益性が高い企業なので、政府機関に準じた透明性の確保が求めらている」と。
先ずこの点指摘があった。その後ですね。ルール違反があったら出入り禁止が言えるのか言えないのか、ということと、「同じようなルール違反があった場合でも公平性という観点で、特定の人だけ狙い撃ちするのは許されない」という発言があった。
これについて見解をお願いする。これはもう、全てこの通りです。出入り禁止ということだけ保管させて頂いているが、他は全て大臣発言です。
○寺澤:★★
あのう…いずれにしましても、大臣発言でございますから、、シィー ご意見をですね…、真摯に承らせて頂きたいと思っております。
ただ、あの、最後のところで、ええ、公平性というところで、特定の方、という言い方がありますけども、決してそういう趣旨で私どもはやっているわけではございません。
○ニコニコ七尾:
★★最後にですが、大臣はこうも発言されておりまして、「新しい執行部においてはビデオの公開についてもそうだが、適正にやっていただけると思っているが、念のため調べてみたい」ここまで発言されている。
# 寺澤:((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
○ニコニコ七尾:★★
大臣が調査されるという点についてはどう考えるかということだが、昨日ですね。寺澤さんが出席されていなかったので、念のため申し上げると、福田部長が出入り禁止の判断に関与されていないという点からも、
聞くまでもないが、今回、出入り禁止の判断について、これは新会長、新社長はご存じないわけですよね?
○寺澤:
報告はさせていただいております。
○ニコニコ七尾:★★
なるほど。報告はしている。わかりました。これでですね。特に新会長や新社長からは、それについて何もコメント等はないということか?
○寺澤:
特段の指示、コメントはない。(ブスッ)
○ニコニコ七尾:
最後に念のため調べてみたいというこの大臣発言についてはどういう見解か?
# どういう報告をしたかですだよ。
○寺澤:
★★はい。政府機関の方からそういう紹介があれば、私どもとしては、ええ、的確に、事実を説明申し上げたい、と思っておりますっ、、。
○ニコニコ七尾:
わかりました。
○寺澤:
よろしでしょうか?ハイッ、よろしいでご、宜しいでしょうか?はいっ
# 声が震えてますけど。動揺してるのか噛みまくる寺澤氏。福田部長は知らない。広報の中にも派閥があるのかね。誰が見たって恣意的。国営新生東電を貶めたとして、関わった連中は全員クビ。今後も必ず同じ事をするのでクビ。もうクビ。クビ。クビ。退職金ねぇよ。
○寺澤:
RO装置のRO方式だが、6月23日に発生したRO2-4の高圧水ポンプのグランドリーク水受けポリタンクから溢れた事象だが、本日、グランド部の修理、部品の交換が終了した。また、試運転を実施して運転に問題がないことを確認しており、
本日、インサービスをしている。追加の作業関係については以上だ。それでは本日の夕刻会見を終了する。
~ 終了 18時46分