4号機使用済燃料プールから2体の新燃料取り出し報告。映像写真公開。1本目18日、2本目19日に終了。本日、共用プールへ。映像、写真公開。計画線量1mSv、最高被ばく線量は18日 0.62mSv 19日 0.37mSv。
取り出し作業でトラブル無し。昨日の会見で指摘のあった作業が停止した事実関係もなし。(1本目)18日 午前9:30~午後0:37 東電社員6名+協力企業作業員1班20名×4班構成で都合65名。
(2本目)19日 午前6:00~午後7:54 東電社員4名+協力企業作業員1班20名×3班構成 都合35名。冷凍機による原子炉注水バッファタンク冷却により、ゆるやかな温度上昇頭打ち。質疑は4号機プール燃料取り出しのみ。
○プラント
- 福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 85.4KB)
- ★福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールにおける新燃料の取り出し作業について(PDF 177KB)
- 【動画・写真】 福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プールにおける新燃料の取り出し作業について
○環境モニタリング・サンプリング
○その他
■福島第一の状況http://j.mp/MmAdML
○松本:
7月19日夕刻の会見を始める。福島第一の状況。
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機までCS系、給水系つかって注水冷却中。
[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の表の通り。★昨日から冷凍機を運転し、注水に使う水源のバッファタンクの水を冷却しているが、冷却状況としては、若干圧力容器下部温度としては上昇傾向が止まり、少し下がり気味になっている。
詳しい状況は既にHPでデータ公表すると共にグラフをつけているが、1~3号機とも温度としては頭打ちになった状況。
[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却を続けているが、欄外にある通り、本日10時47分~12時53分にかけて1号機の使用済燃料プール冷却を一時的に止めている。
こちらは先日6月20日発生した4号機の無低電源装置の故障により、4号機の循環冷却が一時停止したが、動画滝の無停電電源装置(UPS)を使用しているということで、改めて念のための点検を行ったものだ。2時間程度の点検だったが、プール水温の上昇としては27.5℃から28.0℃ということで0.5℃の上昇だった。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2,3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を継続実施中。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリーでの運転を継続中。
[その他]
その他作業状況。昨日伝えた通り、下から2番目、海底土の拡散防止を目的とした海底土被覆工事については、昨日7月18日をもって終了したということである。
プラントの状況等については以上だ。
■4号機使用済燃料プール 新燃料取り出し報告
○松本:
それでは、本日までに作業を終了した4号機の使用済燃料プールにおける新燃料取り出し作業において、作業の実施状況、実績等について連絡させていただく。
お手元にA4横(http://j.mp/MmA8bU)で写真が3枚と後ほど動画(http://j.mp/MmAHmd)を確認いただきたいと思うが、先ず7月18日に実施した作業状況が最初の6枚。
1枚目から見て時系列的には左上から横に動いていく順になる。使用済燃料をラフタークレーンで取り上げて、水をかけながら作業を進めている。1枚目裏面、上に2つ写真があるが、緑色のビニールテープ(http://j.mp/MmCzeN )で一応、養生をして、
その辺の状況がはっきり写っているのが本日19日の状況であり、こちらで説明するが、1枚目裏面左下(http://j.mp/MmDjjO)が本日の最初の所になる。
新燃料の周りに4名の作業員がいて、右の方がホースの先から水をかけながら新燃料に付着しているプールの水、ゴミ等を落としている状況。左側に3人写っているが、新燃料を支えるもの、ウエスで表面を拭き取る者の役割分担で作業を行なっている。
それを継続しながら右側の写真、徐々に新燃料を持ち上げていった状況だ。(http://j.mp/MmD1K3)2枚目裏面左上(http://j.mp/MmD888)がほぼ持ち上がった状況で、
その右(http://j.mp/MmDQ5w)がビニールテープを巻くために新燃料を移動している様子、左下(http://j.mp/MmCzeN)が緑色のビニール袋に入れる形で養生しておいて、
さらにい右下(http://j.mp/MmCrvR)が全体をビニール袋で養生がし終わって横倒しになっている状況だ。こちらを輸送容器にいれて共用プールに運ぶという一連の作業を昨日と本日の作業をスライドショー的に示させていただいた。
作業実績について少し報告するが、★昨日、1体目の燃料取り出しに関しては、作業時間は午前9時30分から午後0時37分までだ。作業人数としては東電社員6名、協力企業作業員が1班あたり20名で4班で構成。
したがって都合、全体として作業したのは約65人だった。最大被ばく線量は東電社員で0.62mSvだ。★本日の作業だが、作業開始時間は午前6時調度から、午前7時54分までで、2体目の取り出しが終わっている。
この新燃料を輸送容器にいれているので、輸送容器を共用プールに収めた時間だが、午後4時1分から午後4時47分の間に位相が終わった。作業人数としては東電社員4名、協力企業作業員が20名×3班で待機。実際に作業に関わった人間は約35名という状況。
○松本:
★本日分における被ばくの最大値は 0.37mSvだった。作業実績については以上だが、本日撮影した動画(http://j.mp/MmAHmd)が用意できているので、そちらの説明をさせて頂く。
背中にタイベック名前が書いてあるのでぼかしを入れている。これは新燃料を吊り下げて、え、、えっと、ビニール袋の養生をしてるところだな。コレ ジュンバン チガウクネ? 先ず引き上げて水で洗っているところが、、コレカナ
先ほど写真で説明したが、少し揺れているが、右側の作業員がホースで水を新燃料にかけながら、表面に付着した使用済燃料の水、それからゴミ等を落としている状況だ。黄色いヘルメットをかぶっている方が表面の汚れを取っている状況で、上の方がクレーンを操作していることになる。
で、ほぼ、下のところが見えているが、上まで引き上げたことになる。で、こちらはそのまままっすぐ上に引き上げて、これからラフタークレーンが乗っている作業架台に向きを変える作業になる。
で、こちら手前の方から引き上げた後、今、ビニール袋の前に行って、これから横倒しにする手前のところの映像になる。少し核物質防護上、なかなか映せないところがあるので、断片的な映像になってしまっているが、この辺のところの事情については、少しご容赦いただきたい。
昨日、及び本日の新燃料取り出し作業については以上だ。
■環境モニタリング・サンプリング
○松本:
最後になるが南放水口での海水サンプリング結果は本日分。(http://j.mp/MmAcsb)セシウム134/137、全βに関しては検出限界未満という状況が続いている。私からは以上だ。
■質疑
○読売前村:
燃料をくるんだのは緑色のビニール袋でいいのか?
○松本:
そうだな。ビニールシートで養生した事になる。
○読売前村:
シートでくるんだ後専用の容器で?
○松本:
はい。輸送容器にいれて蓋をしたことになる。
○読売前村:
わかりました。作業としては予定通りだったというか、何らかの形でなにかネガティブなことがあったとか、なかったとかあるか?
○松本:
作業自身は時刻を少し話したが、特に不具合、作業の遅延等はなく、予定通りすすんでいる。昨日、何か中断があったのではないかということで質問があったが、再度確認したが、そのようなトラブル等で作業が遅れたことはないと聞いている。
○読売前村:
1本目を釣り上げてビニールシートで包んでというのがあったが、1本目も昨日のうちに包んで共用プールに送っているのか?
○松本:
違う。2本1体で輸送容器に詰めているので、共用プールに行ったのは2体とも本日になる。
○読売前村:
取り出した1本については、取り出してくるんで、何処に保管をしている?
○松本:
輸送容器の中に保管していた。
○読売前村:
ごめんなさい。聞き取れなかったが、2日間で合計するとこの作業に従事した人間の数は何人になるのか?
○松本:
★トータル約100人になる。
○読売前村:
わかりました。ありがとうございます。
○ニコニコ七尾:
今、とった写真を見せていただき、これは大変な作業だと思ったが、今回は未使用燃料だが、こういう感じだと、使用済燃料でもおおかた同様の工程作業で行けるのかという質問だ。
○松本:
今回は新年量だったので、放射線の殆ど影響のないレベルなので、実際に来年12月に行われる使用済燃料を取り扱う場合には、これとは全く、あの、吊り上げて陽気にレル作業そのものは同じだが、手順とか、かかる時間は全然違ってくる。
先ず、容器に詰めること自身が気中ではできないので、水中にキャスクという輸送容器を運び、水中で容器の中に使用済燃料を何十体かいれて、それで蓋をして、まあ、放射線の遮蔽が出来た状況でキャスクを吊り上げ床に下ろす作業工程になる。
○ニコニコ七尾:
発熱量と放射線量だが、この未使用燃料と使用済燃料の比較についてだが、大方どれだけ違うものなのか?発熱量、放射線量は。
○松本:
そういう意味では新燃料の場合は、発熱量も放射線量も殆ど無い。無視できるレベルで人が触っても大丈夫なレベルだし、まあ、空間線量を上げるような状況にもならない。
ただ、新燃料になると燃料から炉から取り出されてどれだけ立っているかによるが、少なくとも線量についてはこういった素手で触るとか、人が近くに立つだけで相当な被ばく線量になる。
○松本:
通常だとむき出しの場合で 数線Sv/hぐらいになると思う。
○ニコニコ七尾:
クレーンで吊り上げる作業は同じだという話だったが、最後の所で作業中に万が一、燃料が転がってしまった場合は大丈夫なのか?よく最近それが危険だと言われるが。
○松本:
あのう、ひとつは今回の釣り用の治具にしろ、使用済燃料を今後使う燃料交換機にしろ、一旦その吊具、つかむ道具、そちらの方はある意味外れないような構造にしている。
電源が無くなったり、捜査ができなくなった場合は安全側に取っ手を外すとか、そういう行為ができないようなブロックが掛かるようなものになっている。★したがって吊ったものを落とすことはないと思っている。
○ニコニコ七尾:
ただ吊ったものが外れなくても、何か下げる段階で急降下したりすすることはあり得ると思うが、そういったセーフティーも大丈夫なのか?
○松本:
ハイ。元々使用済燃料を入れたキャスクを今回だとオペブロに吊り上げて下ろすクレーンが、燃料建屋カバーと同時に建設して運用するが、基本的にはスピードのなんというか、コントロールというかそういうところのブレーキはきちんと付けたものが入る予定だ。
○ニコニコ七尾:
それは東電が使用した機材ではなくて新機材ということになるのか?
○松本:
仕組みそのものはこれまでも天井クレーンでやっていたので、仕組みそのものは同じだが、今回、4号機につけるのは新しく作るものになる。
○ニコニコ七尾:
わかりました。
○NHK花田:
今回はひとつ、注目する点としてがれきが産卵している中での取り出しというのがあったと思うが、今回、クレーンで吊り上げるときに燃料のかみこみとか、吊り上げ時の問題点はなかったのか?
○松本:
ハイ。水中カメラで確認しながら燃料を特定して吊り上げているが、特段、落ちているがれきとか、何というか、砂というか、コンクリのかけらのようなもので吊り上げ作業が阻害されたことはなかった。
○NHK花田:
来年も同じくクレーンで燃料交換機だがクレーンで吊り上げる点は変わらないと思うが、まだ、これから分析すると思うが、今回の吊り上げで廃炉の知見になるようなものはなにか得られたか?
○松本:
まだ正式に共用プール内で点検を行なっているわけではないが、現地でこの取り上げ作業、取り出し作業、見た範囲での点検結果でいうと特段変形とか、目的としている腐蝕のようなものは認められなかったという事は聞いている。
○NHK花田:
今回、19日の写真1枚目で線量も計っているんですよね?この燃料の。
○松本:
ハイ。
○NHK花田:
この線量はいくつだったかは入っているか?
○松本:
空間線量の上昇分としてはなかったとは聞いているが、オペブロだと0.2~0.8mSv/hが、大体オペブロの空間線量になる。場所によって少し違う。3号機の方からの直接線がよく当たる所は線量が高い状況だ。
○NHK花田:
バックグラウンドと同じかそれ以下ということか?
○松本:
ソウデス。
○NHK花田:
わかりました。19日の一枚目の写真(http://j.mp/MmDjjO)だが、4人の作業員が燃料棒の周りにいる写真。手前側は燃料プールになってんのか?位置はどちらに?
○松本:
1枚目の裏面左下の写真で報告すると、白いカバーというか、ビニールシートになっているところが使用済燃料プールだ。以前、がれき撤去用の構台を一時設置していたが、この構台に関しては新燃料取り出しのために一時的に取り外して地面に置いている。
したがって今後、この作業が終わったら今後、防護構台を持ってくることになる。方角という意味ではこの人がいるほうが北側。プール側が南側ということになる。
○NHK花田:
要はラフタークレーンもプールの北側にある?
○松本:
ハイ。プールの北側にいる。
○NHK花田:
燃料を覆っている緑色のシートは何のために撒いているのか?
○松本:
まあ、むき出しのまま輸送容器の中に入れると傷がついたりするので、養生のためにビニールシートで一応、覆ったということだ。
○NHK花田:
被ばくの計画線量は、1日目、2日目、それぞれいくつで考えていたか?
○松本:
計画占領は確認させて欲しい。
○NHK花田:
わかりました。特段、吊り上げ含めて作業員の体調とか怪我とか含めて、トラブルは全体の作業工程でなかったという理解でいいか?
○松本:
ハイ。なかった。
○NHK花田:
わかった。
○朝日こん:
4号機の燃料の関係だが今回、先ほどの質問であったが、共用プールに運ばれた燃料に変形は腐蝕は見つからなかったということだが、それはまだ正式な調査をしているわけではないということだったが、その可能性が高いということか?
○松本:
ハイ。なんとういうか、昨日も質問あったが、もともと、新燃料は黒いチャンネルボックスに覆われており、元々の色に近いものである。写真とか、動画の映像だとほぼ真っ黒に見えているような写真になっているが、
実際は黒光りというか、テカっているようなシロモノであり、ウエスで拭いたところ、ほぼ新品同様という状況だと報告を受けている。後、今回、少し、来月点検を開始するが、いわゆる新燃料構造物のボルトの腐蝕とか、緩みがないかっ、ってなところを
○松本:
少し触っているが、その辺のところについてはほぼ問題ないという見立てをしている。
○朝日こん:
新燃料の構造物? それは新燃料の覆いとかそういうことか?
○松本:
いわゆる今後、使用済燃料を吊り上げるために必要な構造物の点検をしたいと思っており、本日、新燃料というか、燃料集合体の模型をもってきているので、少し、その辺で説明させていただければと思う。
★後ほど、近くに見ていただければわかるが、これが短冊の、本来は4メートルほどあるが、模型なので、真ん中を切って短くしてハンドリングしやすくしている。
これはキューキューという燃料で燃料棒が9本×9本、で、真ん中にウォーターロッドという燃料が入っていないところが9本分あるが、それで、実際のこの9本の束をこの上部帯プレートというハンドルがついているこの金具で束ねている状況になる。
束ねているタイプレートには8本燃料棒がこういったボルトで固定されており、荷重というか、構造物を支える構造になっている。
従って、今後、私どもとしてはこういうボルトが締結されているところが腐食してないかとか、緩んでないかということを確認すれば、今後、使用済燃料を順次引き上げていくが、上に乗っているがれきとか、砂、小石のようなものが綺麗にとれれば、このまま引き上げても基本的には出来るだろうと思っている。
○朝日こん:
いわゆるボルトのようなもので見た限りだと、そういうものは、故障というか破損等は見つかって、
○松本:
そうだな。基本的には8月下旬から実際にチャンネルボックスを外して、中を見ていくが、今、外観見る範囲では特に、まっ、変形とか、腐蝕とか、あるいはボルトの緩みというのは見つかっていない状況だ。
○朝日こん:
ありがとうございます。
○松本:
NHKの質問だが、★昨日、本日の計画線量は1mSvで作業していた。
○共同にい:
4号機の燃料の扱いだが、昨日の分は昨日のうちに容器に入れて4号機のオペブロにおいていたということだが、容器が日本はいることも伺っていたが、
素人から見てたとえ2本入り容器ということで作業の効率のことがあったかもしれないが、ウランが入っている新燃料なので、そういった外部に晒すのではなく、昨日の内に共用プールに入れるという考えはなかったのか?
○松本:
確かに指摘の通り、作業を毎日、2日にわたってその都度運びこむ選択肢は確かにあると思うが、私どもも4号機のオペブロの輸送容器に保管して、その分、警備というか管理はしていたので、何か盗まれるとか、そういったことはないようにはしていた。作業の効率とか、被ばく線量の問題もあるので、その辺は注意しながら作業した次第だ。
○共同にい:
それに関連して平時というかリアクタービルが健全な場合は、オペブロとか、燃料を移す場合は、IAEAに関連しての監視カメラとかの封印があり、厳重に管理していると思うが、
今回、こういう作業環境での作業になっているが、昨日、今日の作業にIAEAとか、例えば核物質管理センターの立ち合いとかあったのか?
○松本:
勿論こういった作業をするという事については連絡しているが、IAEAとか防護センターがどういう、ぞれぞれ査察というか、管理をしているかは私どもからはお答え出来かねる。
○共同にい:
具体的な作業だが、出した新燃料は、基本的に目し点検になるのか、分解して壊れていないので破断面はないと思うが、具体的な調査手法を教えて頂きたいが。
○松本:
あのう、基本的には目視点検だ。現在、共用プールに運び込んで、点検を開始するのは来月下旬だが、それまでの間は、プールの中に沈めて管理している。
その後、検査が大が出来てくるので、準備が出てきてくれば、一度、引き上げ、まあ、こういった状況でだな。中を見ていく事になる。基本的には目視点検と点検容量は確認するが、ボルトのトルクのような者を確認する手はずになっている。
○共同にい:
なってくると2体の調査の日程、時間はどれぐらい駆るのか?そんなに時間が掛からないと素人目の感想を持つが。
○松本:
1ヶ月も2ヶ月も掛かる代物ではないので、検査過大の準備が出来たら速やかに開始し、早めには結論は出ると思う。
○共同にい:
4号機プールの透明度が少し落ちている話しが少し前にあったが、現状はどうか?
○松本:
透明度の件に関しては見る時間とか、その時のおひさまの状況等、用は光の差し込み具合で、カメラの写り具合が違うようだ。透明度が落ちているかどうかについては、まだはっきりとしてどこまで落ちているかは、はっきり認識している訳ではないが、
来年12月に実際の使用済み燃料を取り出す際にはハンドルとか、部材がはっきり見える必要がある。水面から見える必要があるので、★上から7メートルの透明度が必要だと思っている。従って建屋の建て方の作業に行くが水処理、浄化作業についての検討が平行して行われる。
○共同にい:
写真の説明。2枚目の写真右下が一丸分かり易いが、ピンク色の長細い棒、カメラさんの集音マイクみたいなやつ。(http://j.mp/MmD1K3)
これって染量を量っているのか?この棒はなんだ?燃料棒から左下、ピンク色の長い棒を持っている。作業員が持っているよな。
○松本:
この左上の写真か?
○共同にい:
19日で言うと2枚目と思うが。
○松本:
はあ はあ はあ。線量計だと思うので確認する。
○ファクタ宮嶋:
使用済みは来年末だよね?
○松本:
12月の予定だ。
○ファクタ宮嶋:
私がわからないのは、水中にキャスクをアレして、そこに何本か詰めてという事で、1本300kgぐらいですかあ?すると何本ぐらいを一つのキャスクに入れるう?
様な、キャスク自体は、ある程度設計されていて、すると結局、仮に5本ずつ入るとすると、1.5トンぐらいのを、1500本だと、300回やるとか、そう言うイメージで、使用済みの、というのは、それはこれからもっかい設計するのか?
○松本:
★イエ。キャスクの設計は既に終っており、現在、製造と調達作業に入っている。順次、製造が完了すればサイトに持ち込む予定だ。キャスクの中には38から50数体まで、サイズに夜が詰めていく予定だ。
○ファクタ宮嶋:
50本詰めるという事は、20トン?ぐらいになっちゃうのかなあ。
○松本:
そうだな。1体300kgで、50本だと15トンにキャスク本体が何トンというオーダー、えっと、収用するのは種類があるが、37体から69体入るようなキャスクを使っていく。
キャスクそのものの重さも100トンから120トン程度ある。これに50体程度入れて15トンプラスして運び出す作業になる。
○ファクタ宮嶋:
するとこれから、上にかなり大きなクレーンとか、もっと凄い者を作らないとできない訳だよな?
○松本:
ハイソウデス。
○ファクタ宮嶋:
それで時間が掛かるという事なのか?全体の。
○松本:
これだけの重量物を、まあ、操作する事と、今回はだな。原子炉建屋が今、こういうふうにあって、プールがあるが、そう言った構造物をつり上げて地面に下ろすために、
○松本:
現在、こういった建屋カバーを作っている。で、この建屋カバーの原子炉建屋に荷重がかからないように独立して杭を打ち、自分の自重はここで支える構造になって、まあ、個々にクレーンを設置してだな。
「キャスクをつり上げて持ち上げて地面の下ろす作業をしているので、現在、建屋カバーの基礎工事をうっているが、杭を打つにしても地面そのものが柔らかいと刺さらないので、コンクリートを水に溶かしたようなものを地面にうって、
地盤改良から始めた上で、基礎工事を今やっている。従ってこの建屋カバーが出来るのが、来年の秋頃と考えている。
○ファクタ宮嶋:
私が思っていたよりなかなか凄い技術かなと思うが、キャスクとか、そういうのはどんな会社がキャスクを作ったりしてるのか。
それは企業秘密ではなかったらどんなところが作っているのか?普通のIHIとかそう言うところが作ってる?
○松本:
神戸製鋼とか、日立造船、海外メーカーでもこういったキャスクの製造経験はある。
○ファクタ宮嶋:
キャスクの39から60で、何種類かあるという事か?大きさも含めて。
○松本:
大きさと体数含めて4種類用意したいとおもっている。あのう、こちらは調達上の関係もあるし、同じ製品を複数用意するよりも、種類が少し違うが早く手に入ることも含めて、考えている。
○ファクタ宮嶋:
まあ、コストのことはあまりわからないが、一応、そう言う作業にどれぐらいの予算でやると、今のところ積算されているのか?4号機だけでも数百億ですか?
○松本:
具体的に何億掛かるというところまで答えられないが、いわゆる23年度決算、それから総合特別事業計画での見込額の中にはこういったキャスクとか取り出し費用とか、含まれている。
○北海道新聞 須藤:
先ず、今回、取り出しに携わった作業員の方の経験習熟度というか、詰まり、これまでまでも相当長い年数、原子力施設での作業経験のある方々を揃えたといううことなのかという事が一つ。
後、この写真では東電社員の方は映っているのか?詰まりどの程度、近傍で東電社員の方が作業されたのか?
○松本:
★★作業員経験そのものは、いわゆるこれまで燃料交換作業に携わったものが、実際、今日の作業に携わっていることは殆ど無いと思う。
通常だと、こういったクレーンで直接つり上げることではなくて、いわゆる使用済み燃料プールの上をいわゆる走行台車の形で、用はコンピュータ制御の元、番地を決めて取り出す事を2,3人がかりでやっているのが普通なので、
今回のように特別、技量という意味ではクレーンの操作とか、水中カメラの操作とか、そう言った事の技量は求めているが、通常の年両国間をしている技量とは少し違う技量という形になる。
それから東電社員だが、これはタイベックを来ているので、東電社員と協力企業の作業員の見分けが付かないが、東電社員もこの中に映っている。協力企業だけでやっている訳ではない。
○毎日じんぼ:
取り出した2本の燃料の状態だが、非常に細かいが、大きな損傷とか腐食がない問うことだが、元々新品の燃料の状態に近いというか、そう言った状況だったかどうか。
○松本:
ある言い見た感じで申し訳ないが、直接私どもがこの取り上げた燃料を見たところでは、まあ、黒いという話しがあったが、まあ、新燃料と同様、黒光りしている状況であり、何かさびているとか、腐食している後があるとか、へこんでいる、まがっている物は見つかっていない状況だ。
ただ、最終的にはきちんと、まあ、共用プールの上に出して詳細に、今、各面をずっと見ていく事はある。
○ニコニコ七尾:★★
この頂いた写真だが、先程動画を見たときに背のところをぼかしていた。この写真については、背中の名前等、それについて修正はしているのか?これ。
○松本:
あの、基本的には映ってないような者を選んだ、明らかに読める者はなかったと思うが。
# 動画が名前がわかるからボカシた説明して、静止画は思いっきり背中の氏名が映ってる ww
○ニコニコ七尾:
要するに修正されている部分があるのかどうか。
○松本:
いや、写真に付いてはないな。
# すんげー撮影されたものの処理に関与してるブースカ氏。
○ニコニコ七尾:
わかりました。後、一点。昨日もちょっと確認させて頂きたいが、今回、核物質防護上で公表できないといろいろある。それは承知している。
で、改めて伺いたいのは、核物質防護上の理由で公表できない、あるいは公表するといった線引きに関して、ある程度明快な基準があるのかどうか。それを確認させて欲しい。
○松本:
あのう、基本的な考え方はだな。テロ行為、テロ対策が行われる事を排除することが目的なので、例えば、こういった燃料が通常の状態と異なる状況になる日時とか、あるいは、攻撃を受けやすい、予定しやすい状況とか、あるいは具体的にどんな作業をやるのかっ、ってなところとか。
後、警備の状況みたいな事については、核物質防護上、お答え出来ない範囲になる。また、どんな道具を使うとか、そんなところも併せて非公表になる。
○ニコニコ七尾:
一番始めに言った日時という問題で、例えば今日、動画を公開した。つまり、共用プールにきちんと保管出来た状況では、後から動画等で、こうした形で公表はするという事だよね?
○松本:
過去というか、今は安全な状況になっているので、過去、こんな事がありましたという事で、伝えさせて頂いている。
○ニコニコ七尾:
出来るだけお願いする。ありがとうございます。
○松本:
写真の件だが。
○ニコニコ七尾:
はいはい。
○松本:
加工していない化等はなしだがトリミングはしてる。
○ニコニコ七尾:
わかりました。ありがとうございます。
○東電:
作業の関係で1点連絡。本日、窒素封入について分離装置Bを空気圧縮機のフィルター清掃のため停止をしている。停止が11時15分。今現在、分離装置2台で平行して運転しているが、もう一台は運転を継続してる状況だ。
その後、フィルターの清掃が11時41分に完了して装置を起動。同51分に送気を開始している。以上で本日の説明を終了する。
~ 終了 18時48分