2012年7月19日木曜日

平成24年7月19日(木) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~ 関電美浜2号炉 高経年化技術評価書の審査及び長期保守管理 保安規定変更認可

平成24年7月19日(木) 経産省 保安院 ブリーフィング 16時 ~

IWJ Independent Web Journal


○プレス



■福島第一の状況

○森山対策監:
私からは福島第一、大飯発電所の状況を簡単に説明し、今日は別途、関電美浜2号機の高経年化評価がおわり保安規定の変更したので、これについては担当の石垣室長から説明する。

福島第一だが、手元のプラントパラメータ見ると分かるように特に注水状況、水素濃度、使用済燃料プール温度等に大きな変更ない。昨日、原子炉注水、夏場対策ということで、原子炉注水、夏場対策温度下げたいこともあり、冷凍機、バッファタンクに冷凍機を昨日設置した。

注水の水温下げていくことになる。状況見ながらだが注水量変更も今後あり得る状況になる。もう一つ配っている資料で溜り水推移の表があるが、その中で2号機、3号機立坑の数字に※印がついており、少し変更している。

立坑の水位計の誤差が大きくなり、タービン建屋と比べるとわかるが、約100mm程、高めに出ており補正している。他の水位計で確認し、常設の水位計の補正しているので、これ自体は問題ないが、

3号機立坑の水位計は昨年末にも200mmほど補正している。この辺りの管理の仕方については、きめ細かに補正するのか、水位計そのものを見直すのか、この立坑の水位は水の管理の中でも大事な要素の一つなので、

きめ細かな対応を行うということで保安院からも指摘しているし、東電からも今後、対応をよく把握していきたいと思っている。水の移送は継続して行なっているタービン建屋から高温焼却炉建屋に対して、2号機、3号機とも移送を継続。

その中の作業だが、1号機の使用済燃料プールに関してだが、以前、4号機の使用済み燃料プールで無停電電源装置UPSの故障で一時、冷却が停止した事象があった。その水平展開というか、1号機にもUPSがあるので、本日、午前10時37分から12時53分まで、2時間強だが停止している。今は冷却を開始している。

以上が福島第一だ。


■大飯原発の状況

○森山対策監:
大飯発電所だが、昨日、21時に4号機を起動し、本日、6時に臨界に達している。まだタービンバランシングというタービンのバランスを取る作業が必要かどうか、という判断を明日、判断した上でバランシング調整を行うかどうかを決定するということである。

★何もなければ21日に並列、発電を始める事になるが、3号機の場合も少しバランシング調整が必要だったので、この辺は慎重に見ていきたいと思っている。福島第一、大飯については以上だ。美浜2号機の件について石垣の方から説明する。

# 20日にバランシング不要の判断出ています


■関電美浜2号炉 高経年化技術評価書の審査及び長期保守管理 保安規定変更認可

○保安院石垣:
(検査課工経年化)手元に関電美浜2号炉の高経年化の技術評価の審査、それから長期管理方針にかかる保安規定変更を認可した(http://j.mp/MtFdgK)という本日付けのリリース資料を配っている。


簡単に内容を紹介する。この下に経緯と書いてあるが、皆さん承知と思う、高経年化技術評価の30年後の高経年化技術評価の仕組みになるが、美浜2号炉が40年を来週7月25日に迎えるということであり、今から約1年前に申請書なり、技術評価書が出てきていたものだということである。

2番の審査結果の所に書いているが、技術的妥当性はJNESで確認をしていただき、専門家の先生にも意見を聞いて、都合7回だが意見を聞きながら審査進めてきた。

審査基準に適用すると判断されるということなんで、本日付けで保安規定の変更んかを行いましたということだ。保安規定変更ということは、高経年化に対応した特別なメンテナンス保全の計画、保全方針というものを保安規定に書いていただくことになるので、保安規定の変更ということになる。

これを本日付けで認可した。ということである。次のページだが、今回の技術評価、ちょうど40年超えるという事でいろいろ関心あるとお思うが、30年、ちょうど40年ということだが、その地点から向こう10年間の保全方針を保安規定に定めるということである。

で、保安規定の変更認可ということで今回認可するわけだが、これが直ちに今後の運転再開とか、向こう10年間の運転延長とか、ということを認める、直ちにそうなることではありませんとうことだ。

10年の保全方針の変更に係る保安規定の変更認可ということになる。もう一点、新しい寄生庁、寄生委員会が出来上がった後になるが、運転年数40年で制限する法案が成立している。

# 10年間の運転延長認めるための保安規定変更認可という事でそ。

○保安院石垣:
★制度の適用はまだだが。で、この40年制限の制度を新しい制度運用が始まれば、ということだが、今回の評価結果にかかわらず、40年超、あるいは既に40年を超えたものという形になり、新しい制度の適用を受けることになろうかと思っている。

後ろには審査結果の中身とか、意見を聞いた専門家の先生の名前とか、意見聴取会の実績とか、っちゅうかたちでつけている。それから実際に審査の過程で、いろんな指摘事項とか、それに対する回答とかあったので、これも参考としてつけている。資料説明は簡単だが以上だ。


■ストレステスト意見聴取会のおしらせ

○森山対策監:
もう一点だけお知らせだ。★来週月曜日に午前中にストレステストの意見聴取会を予定している。

お知らせしている議題では、個別号機に関する一字評価について、その他、★★ということにしているが、その他の議題の中だが、二次評価に関する、これまで参照事項ということで議論してきた。

それに対して事業者から意見を求めようと思っており、事業者に出席してもらって、二次評価における参照事項の意見を聞くことを予定している。

私からの説明は以上だ。質問があればお願いする。



■質疑

○東京新聞 鷲野:
今の二次評価の意見だが、事業者何事業者ぐらいが来てどのぐらいの時間をかけて?

○森山対策監:
そこはだな。何事業者が来るのかわからないが、一応、声はこちらからかけている。どれぐらい来るかはわからない。

○朝日小池:
今のストレステストの意見聴取会だが、個別号機の方だが、この間止まりの現地調査が終わって、月曜日に例えば、保安院としての審査書案が出てくるとかあるのか?

○森山対策監:
今のところその予定はない。ちなみに月曜日は調整中だが、志賀の論点整理の議論を少ししようと思っているが、現地調査についてそこで報告することはない。

○朝日小池:
今の志賀の件だが、志賀の件は現地の破砕帯調査指示が出ているが、この間のストレステストの意見聴取会では月内にストレステストの現地調査もする方向の話もしていたが、それも予定通り行われる?

○森山対策監:
今のところその予定だ。これは並行して行うということで。勿論、昨日も申し上げたように、その破砕帯の問題があるから、取りまとめるのはなかなか難しい。保安院が存続する間はなかなか難しいとは思っているが、それは並行してできる作業はやっていくということである。

○NHK沓掛:
今の志賀の活断層の件だが、見落としていた件について、今後、保安院内部調査を進めろという指示だが、具体的にどのように進めて行かれるか決まっている部分はあるか?

○森山対策監:
これは基本的にバックチェックの際にだな。まあ、バックチェックそのものは活断層評価、地震動評価ということを先ずやってきたわけだが、今回の点がもし活断層のようなものであれば、地震動評価に影響するから、そこは見ておかなければいけなかったと思っている。

どのように調査するかということについては、今内部で検討しているが、基本的には担当者、私も含めてだが、からのヒアリングというか、ええ、聴取、それからいろんな資料の確認。これもサイトに寄ってすこしずつ意見聴取会の時期が、

意見聴取というか、バックチェックで実際に議論下敷きが違っており、志賀は比較的早いタイミングでまとまったと。それから、破砕帯の議論はかなり行われた。若狭湾についてはH22年までかかっているので、

そういうタイミングの影響もあるかもしれないし、そこは過去のバックチェックの実際の議論、それから当時の担当者からの聞き取りになるんではないかと思っている。

○NHK沓掛:
当時の意見聴取会というのがどのような形で行われていたのか、詳しく存じてないが、基本的に専門家の先生を入れて保安院の主導で進めていった形か?

# 当事者による調査。

○森山対策監:
そうです。今の意見聴取会と全く同じで、公開の場でバックチェックの最初の段階から全て専門家の意見を聞きながら進めている。

○NHK沓掛:
じゃあ、今回精査される資料というのは、公の場所で出てきた資料を精査することになるのか?

○森山対策監:
そこも必要だと思っている。他方で、敷地内の問題は当所、あまり対象にしてなかったが、特に若狭湾の関係では、浦底断層。敦賀のだな。

直ぐ側にもあるといったことから、ひかくてき若狭湾関係は、その議論をしていた。★むしろ、その他はあまりやっていなかったといったほうがいいかもしれないが。

その辺りが上手くフィードバックできていなかった事も含めて見るためにも、少し時系列的に真偽の状況は確認する必要はあるだろうと思っている。

○NHK沓掛:
意見聴取会の場合は、最終的な報告書や決定は、保安院で責任をもってという形になると思うが、例えば内部の検討内容とか、内部で使った資料、そういうものも対象になるのか?

○森山対策監:
基本的には保安院で使っている資料は全て公開しながら、そこは保安院が説明したり、事業者が説明したりするが、それを元に報告書もだな。あの段階から公開しながらやっているので。

ええ、まあ、私自身、あまり正直申し上げてそれほど認識もなかったところは、まあ、問題ではあるかもしれないが、昨日も言ったがバックチェックをするにあたって、主要な論点と。

# みすみす見過ごした張本人に調べよとする支持する経産大臣。もういやだ。当事者の調査報告… orz

ということをですね。議論のポイントということを保安院から示した。その中には、あの、この志賀については、能登半島地震があったものだから、改訂活断層とか、あるいはいろいろ議論があった大近田?断層とか、

# 自分たちで自分たちの検証調査をやる前から言い訳はじめる当時の担当者。森山対策監。( ゚д゚)ポカーン

○森山対策監:
そういうところを中心にやったと。いうふうには記憶しているが、あの、そこも含めてもう一度、確認を整理する必要があると思っている。

○NHK沓掛:
ありがとうございます。

○読売安田:
これまで保安院が断層調査指示を出したり、調査の必要アリとの見解を示したサイトがいくつかあるが、その中で大飯については念のためという発言が昨日なされて、志賀については、意見聴取会でも活断層の疑いが強い、あ、あるという発言があって、質とレベルが違うように思うが。その辺りを分かりやすく、森山さん解説してただけないでしょうか。

○森山対策監:
先ず、大飯発電所はだな。ええ。これまでいろいろな資料を提出しているが、現在ある資料だけでですな。判断するには足りないと。

# 保安院を擁護する読売さま

で、例えばトレンチ、当所、安全審査ではトレンチ調査も行なっているが、トレンチそのものはないし、写真も部分的にしか残っていないと。スケッチも必ずしも原図というか、ないと。専門家が見るわけにも行かない。そういう状況だ。

そういった状況を踏まえた上での発言だったと思っているので。したがって過去に行った審査に変わるようなものとして、ええ、その、正常を直接見れるところ、そういうふうに理解している。

専門家の意見もこの破砕帯を活断層だという指摘はなかったし、むしろ侵食ではないかという意見が複数あったので、そこはよく情報をさらに集積していくことが大事だと。そういう認識だ。

それから志賀については、バックチェックでやってなかった問題もあるが、そのS-1シームと言っているが、S-1破砕帯については、現時点で昨日配った資料(http://j.mp/MHyoGW)の範囲だが、専門家の目から見ると活動性があるんでないかと。

こういった指摘なので、そこはだいぶ指摘の内容が違うと思っている。他にもあるが、例えば敦賀も同様にこれは活動性があるんではないかと。

まあ、活動性といっても2種類あり、それ自身が地震を起こすものと、他の断層の動きに合わせて結果的に動いていしまうようなものもあるが。併せて活動性があるのではないかというのは、敦賀も同じだった。

したがって敦賀と同じように受け止めており、そこはしっかりと活動性についてはもう一度、先日の意見聴取会の意見があったから。そういうことも踏まえてみていく必要があると思っている。

○読売安田:
東通りはどの様の考えているか?

○森山対策監:
東通りはだな。これは継続して今行なっている。これもそれ自身が起震断層そうだということはないと概ね議論の大勢はそうだが、せいいん?がまだよくわからないということもあるので。そこは引き続き継続してみていく必要があると思っている。

○読売安田:
国耐震指針では、重要な施設の直下に活断層の存在は想定していない、そういう記述になっていて、指針の適用範囲では、仮にそういったものがあったとしても、ええ、十分な安全対策が施されれば、排除されるものではないという書き方がされてある。

これはちょっっとなかなか読みづらいが、仮に活断層が直下にあって、ええ、あったとして、十分な安全対策というのはどういったものが考えられるのかというのが1点と、それでも安全対策を施す余地がないとした場合に、

# 活断層直情でもOKにはならんのかと耐震指針の解釈はないかと読売さま。

○読売安田:
設置許可が取り消される可能性もあるのか?

○森山対策監:★★
あの、現在はだな。あの、まあ、少なくとも法的には直ちに許可の取消ということには、そういった、あの、規定がありませんので。ええ、これをこもってそのようにはならないと思う。

# 直下に活断層になっても許可取り消し、つまり、廃炉にはならんと保安院。ひゃっほーい。もう、ほんと、マジいい加減にしてほしい。ネットに垂れ流してる自覚なし。

それで指針のあの、解釈だが、これはあの、最近のあの、指針のあの、手引きでかっ?のなかでそういう表現が使われているが、あのう、先ず、あのう、活断層が直下というか、重要な施設に直接ですねっ、路頭しているところがある場合は、

★★そういうことは想定していないということで、あの、実際に審査する側からすればだな。もし、そうであったとすると、今の知見からして、なかなか評価が難しい。現実的にはだな。と感じている。勿論、何か新しい技術があって、ええ、まあ、

# 活断層直上は想定していないと書いてあるが、直上にあっても許可取り消すとは書いていない! 審査する側からすれば評価は現実的には難しいんだ。つまり、活断層が直下にあったとしても判断は難しく、廃炉にならんのだと主張する保安院。開いた口がふさがらない ( ゚д゚)ポカーン

★★免震はなかなか、でも、難しいと思うが、コレを十分吸収できるようなものが、もし、あるんであれば、指針全体がですねっ。そういう新しい技術、知見を入れながら、評価をしていくという。そういった体系になっているので。

# もう、免震で吸収して動かす方法を模索する森山対策監。マジ、経産省・保安院は全員、刑務所にぶち込んでほしい… orz  この人らの知見って、都合の悪い知見を徹底的に無視できる知見だけが新たな治験。判断するのは俺達だ。

★★まあ、そこはまったく閉ざしているわけじゃないと思うが。今、現時点で、あの、その、それに変わるような、何か、技術があるのかと。あるいは、審査するがわからしてだな。審査できるかと言われれば、それは。なかなか難しいだろうという認識だ。

# もうわけわかめ。

○読売安田:
今の話はぁ、やっぱ活断層が直下にあればぁ、安全対策というのはぁ、ない、ということですよね。通常。

○森山対策監:
そこはあの、いや、あの、否定するわけではないが、今後だな。まあ、今は少なくとも我々は、そういうことはどういうものかわからないということだ。

○読売安田:
すいません。もう一点。まあ、指針ではなくて、今度は寄生庁として炉規法上では災害対策上、なんでしたっけ、ええ、その、予防、十分じゃない施設については、ええ、条件を満たさない、設置許可の条件を満たさないという規定があるが、その観点からすれば、ええ、設置許可が取り消されることはありえないのか?

# 設置許可取り消し、廃炉シナリオが気になって気になって仕方がない読売さま。

○森山対策監:
そこはまだ、よく、あの、整理しているわけではないが、今、必ずしも、そういうバックフィットというか、規定もないし、今後、あの、この問題は、もう少し、そもそもだな。審査、評価に時間がかかると思うが、あの、その上で、ええ新しい、規制体系のもとで、

ええ、バックフィットということも取り入れられるので、まあ、新しい寄生庁のもとで、寄生委員会のもとで判断されると考えている。何れにしてもこれから調査を行う段階だから、予断を持って答えることは差し控えたい。

# 予断を持って廃炉にはならんと余談で答える森山対策監。落ちるところまで落ちていく保安院。もう、本当に底なし。規制が堂々と再稼働推進。安全評価。

○東京新聞 鷲野:
今の志賀で確認だが、一番最初の立地審査の時にだな。S-1断層の評価はこれまでどうなってきたのか?

○森山対策監:
シィー あのう、ええ、むしろ一番最初の審査の時に、あの、トレンチも掘って、ここは活断層ではないという判断を当時はしている。

○東京新聞 鷲野:
それは公開ではなくて、専門家とかも見ているということか?

○森山対策監:
専門家にも見てもらっている。

○東京新聞 鷲野:
そこから今になって形が変わるというのは、知見が変わったということになるのか?それとも評価の仕方が当時はおかしかったことになるのか?

○森山対策監:
あの、それはだな。これからにまさに調査をしてみないと。そもそも活断層であると断定されたわけではないから。そこはもう少し調査する必要が先ずある。

それから耐震バックチェックを今ずっとしてきているが、過去の審査と比べて、活断層でなかったものが活断層として認定されたり、あるいは活断層の長さが大きく変わったことはある。それは知見が変わったり、あるいは評価の考え方を、

少し新しい考え方を取り入れられたということで、あるいは、勿論いろんな専門家の目で見て、もう一度みなしていくこともあるが、そういった知見の進展というか、あるいは、調査手法の高度化、まっ、様々な要因があるが、

○森山対策監:
あのう、まあ、現実にバックチェックそのものがこれまでの活断層見直しを行なってきた経過がある。

○東京新聞 鷲野:
当時の一番最初の審査としては、あれは海か何かが削れているということなのか?もともと海流かなんかで。そこになんか土砂が積もっているという評価なのか?

○森山対策監:
神触だと聞いているが、まあ、いわゆる活動性があるものではないと言うことで。

○東京新聞 鷲野:
評価だったと?

○森山対策監:
はい。

○朝日小池:
7月3日の時に美浜とか"もんじゅ"も敷地内の破砕帯については、十分調べていく必要があるという話があった。これについては事業者にはまだ、改めて調べるような指示とか、保安院としてされているのか?

○森山対策監:
まだそこまで入ってない。まだ議論がまだ継続しているが、先日の泊もそうだが、もう少し事業者の方からデータを出して頂いて、その上で専門家の意見を聞きながら、勿論必要であれば、また、あの、その、現地調査ということもあり得るが、そこはまだこれからだ。

○フリー木野:
チョット考え方を整理したいが、現地調査をして確実に結論が出るまでは、稼働中の大飯もそうだが、止めることはないという、そういう判断になるのか?通常であれば、普通に考えると、可能性を100%消せない以上は、

安全が確保できない考え方になって、そうすると稼働もどうかというふうに考えられるが、保安院としてはそうではなくて、可能性があっても確実でない限りは多いのかどうはそのまま継続になる、そういうことになるのか?

○森山対策監:
大飯についてはだな。これまでの安全審査、バックチェックも含めて、ええ、その後期更新世、新しい地層に変異、変形を与えているものではない判断をしており、それ自体を変えているわけではない。

専門家の意見もこれが活断層だとか、可能性があるとか、あるいは、という指摘ではなく、むしろ意見としては神触ではないかという意見が多かったということ。しかしながら今残っている、現在、提示できる資料、

これでは100%否定するには必ずしも十分ではないといった指摘があるから。そこはデータの拡充というか、引き続き行う必要がある。特に性状を見るような所を直接探していく必要がある。まあ、そういうことである。

○フリー木野:
まさに100%否定するには十分ではないという指摘があるという事を謙虚に考えれば、100%そこに活断層が無いとも言い切れないわけで、可能性がある以上は、安全確保の予防の観点から言えば、結論が出るまでは一旦留め置く、

# 謙虚さゼロ。規制機関なのに針の触れる方向が常に事業者より… orz

○フリー木野:
そういう考え方もできると思うが。予防策捕らずに現状の稼働を継続させていくその辺の考え方というのは、どういう事になるのか?

○森山対策監:
先ずだな、これまで安全審査とか、バックチェックも含めて、特に安全審査の場合には、トレンチも掘りですな。底を専門家も見てと。

バックチェックでも他のところも路頭を見ているが、ただ、残念ながら、現時点においては十分なデータが残っていないというところがひとつの問題としてあると考えている。

# 議事録取れやと指摘されても取らない保安院が一体なにいってんだろ。

したがって先日の意見聴取会でももう少し、原図がないのかとか。判断する材料が当時の審査の時であれば、もっと豊富にあったものが、今はないという、そういった、チョット時間の経過もあって、提示できる材料が充分でないものだから。

# 机上審査で済まそうとするその姿勢が、先ず有り得ないから。

そこはトレンチを同じ所を掘るのは難しいから。難しいかもしれないが、何か、別の場所も含めて直接見るところを探していくということだ。

○フリー木野:★★
提示できる量が充分でないというのは、これは事業者が資料を紛失したというか、事業者の責任であり、それにより安全性が増すわけではないので、普通に予防策を考えるのであれば、繰り返しになるが、

国会の事故調、いろんな事故調で指摘されているように、予防ということを考えるのであれば、十分に安全が確保した上で動かすのが筋ではないかと。それが福島の教訓だったのではないかと思えるが。その辺は如何か?

○森山対策監:
そこはですな。

○フリー木野:
要するに起こらないことを前提にして、また稼働させている。十分なデータがない中で、「でもここでは地震は起きませんよ」というような考え方をされているように思えるが。

○森山対策監:
十分な情報がないという意味は、過去とっていた、過去を確認したデータが今現存しないので!それだけ見たのでは十分、100%は判断できない、そういった指摘だから、そこはこれまで審査などを通じて、ええ、現場も見ですな。

# 安全なんだ。安全を再確認するための資料が足りないだけなんだ。何時もこのパターン。安全なのに更に万全を期すために、国民のためにやってるのだ。

当時の審査もし、あるいはバックチェックも確認をし、そういった経緯の中で、今まで紙ベースで提示できるものが限られてる、そこに問題が在るわけであるから。そこは、だいぶ、あの、実際に活断層かどうか、という指摘ではないと思っている。

# いやいや、そこが問題じゃないって。もっとプロセスの話をしようよ。大局で物事を考えようよ。

それから、やはりあの、これにかぎらずですな。いろんなところでいろんな指摘があればだな。それに対して真摯に受け止めて、ええ、どういった指摘でもだな。しっかりと見ていく、この姿勢には変わりはない。

# 話をそらす森山対策監。言ってることとやってることが矛盾してる保安院。( ゚д゚)

○森山対策監:
他にないか?なければこれで終わらせて頂く。



~ 終了 16時34分

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