平成24年7月18日(水) 経産省 保安院 ブリーフィング 18時30分 ~
IWJ Independent Web Journal
2012/7/18 経済産業省原子力安全・保安院による「大飯・志賀原発 破砕帯調査」についての記者会見
○プレス
○関連
7月17日(火)第18回 地震・津波に関する意見聴取会 15:00~
関電(大飯)
北電(志賀)
■関電、北電、敷地内破砕帯 追加調査計画策定等の指示
○森山対策監:
それでは北陸電力、関電に敷地内破砕帯の追加調査計画策定等、指示したので説明申し上げる。手元に資料(http://j.mp/MHyoGW)を配っているが、先日来、各方面から指摘のある北陸電力 志賀原子力発電所と、
関電 大飯原子力発電所の敷地内の破砕帯について、昨日、保安院において専門家からの意見聴取(前 http://j.mp/MknoTo 後 http://j.mp/Mkns5z)を行った。志賀原子力発電所については、
志賀原子力発電所についてはS-1破砕帯は活動性のある断層ではないかという意見が多数で、追加調査が必要とされた。これを受け、北陸電力に対し、破砕帯の清浄を直接確認するための適切な場所の選定と、調査結果の策定。
2つ目に周辺の小規模な断層、これは例えば、福浦断層等があるが、活動性の有無を含め、破砕帯と周辺断層との関連性の調査計画の策定。それから活動年代を特定するための資料提示。これを1週間以内に行い、報告するよう、先ほど指示をした。
# 報告含めて1週間 ( ゚д゚)ポカーン
それからこれは保安院自ら行うことだが、★大臣から口頭から指示があり、このS-1破砕帯が耐震バックチェックの中で確認されていなかったことを踏まえ、なぜそのようになったのか、自ら要因を検証すると共に、他にも破砕帯も含めて、
耐震バックチェックにおいて確認されるべきものが確認されていないといったものがないかどうかということを調査するように大臣から保安院が指示を受けている。また、大飯発電所だが、大飯発電所のF-6破砕帯については、
★活断層であるという指摘はなく、活動性はないのではないかという意見が複数あったが、その活動性を完全に否定するためには、現状の資料では十分ではなく、現地での直接確認が必要といった意見が大勢だったと認識している。
これを受けて関電に対して念の為に現地での直接確認が可能となる調査計画を速やかに作知恵し、報告するように指示をした。原子力安全規制はここまでで十分というものではなく、安全神話に陥らないようにしなければならない。
# どの口がいうんでそ。この楽観神話論者め
安全性信頼性向上を絶え間なく追求し続ける姿勢が重要だと考えている。今後、両事業者から提出される調査計画の妥当性については、次回の意見聴取会で審議して頂きたいと考えているし、専門家による現地調査も含め、調査結果を厳格に確認していく。
# よういうわ。大飯原発再稼働する前から指摘されてんのに。その時は何と言ったのさ。再稼働さえすればこっちのもの。再稼働してから意見聴取会開くなや。
手元の指示文書は申し上げたとおりだが、1枚開いていただくと(http://j.mp/NN4noG)北陸電力に対する指示文書だが、先程も申し上げた3点である。その次のページが関電で、あ、先ほど、破砕帯の性状を直接確認するための、
適切な調査を選定した上で必要な調査を実施することに加え、破砕帯の長さを確認するための調査を実施することも考えている。昨日の意見聴取会でも、この延長線上の炉について説明した際に、その傾斜の問題、違うんではないかと、少し性状が違うんじゃないかという指摘もあったので、これを付け加えている。
私からの説明は以上だ。質問があればお願いする。(説明5分 会見は1時間)
■質疑
○共同しずめ:
直接確認するための適切な場所というのはトレンチ調査のことだな?
○森山対策監:
そこはどういう調査かわからない。調査はいろいろあるので。実際のものを見るような調査だから、それはこれから考えて頂くことになる。
○共同しずめ:
トレンチとか、自然の路頭とか、というイメージで良いか?
○森山対策監:
実際ものが見れるようなところだな。まあ、それはピットというような、少し小規模なものもあるし。そこはどういうものが適切かは事業者に先ず検討してもらった上で、意見聴取会で専門家の意見も聞きたいと思う。
○共同しずめ:
そもそもシームという言葉をww使ってるでんすけど。これも、
○森山対策監:
北陸電力ですねえ。
○共同しずめ:
そうですねえ。破砕帯ということで定義?
○森山対策監:
結構だ。
○共同しずめ:
これらは全て断層ということで良い?
○森山対策監:
なかなか言葉の定義は難しいが、そのように言っていただいても結構だ。ただ、破砕帯という場合は、いわゆる断層の場合はだな。断層活動、ズレというのが前提だが、
破砕帯の場合は、例えば岩盤が割れて、そこに何らかの熱的な作用が加わって、そういう破砕帯というか、いうものが、生じることもあるので。必ずしもすべての断層だとうことではないが。概ねそのように考えても結構だと思う。
○共同しずめ:★★
関電の方は速やかに、ということで期限を切っていないのはなぜなのか?
○森山対策監:
あの、いずれもだな。あの、次回の意見聴取会、これはまだ日程は調整中だが、月末に開催されると思っている。志賀原発についてはだな。
あの、ええ、大飯と同様、現地での直接確認が可能となる計画に加え、周辺の断層との関連性も見たいと思っているので、その意見聴取会の前にだな。保安院としても内容をよく確認しておきたいということなので。
意見聴取会の日程はまだ調整中だが、月末ということで考えているから。少し余裕を持たせて、それまでにはと。1週間ぐらいだな。ええ、25日か。ということで指示をした。当然、関西電力の方も、次回の意見聴取会では議論したいと考えている。
○共同しずめ:★★
関電も出来れば月末に間に合うようにと?
○森山対策監:
それはそういうことだ。
○共同しずめ:
福浦断層等の活動性の有無も含めて、というのは、これは自動変異とか、副断層とか、連動とか、そういうことを考えている?
○森山対策監:
はい。それも昨日指摘があった。活断層ではないかもしれないが、自動的にというような指摘もあった。その場合にも、確か専門家の方から、福浦断層ということで伺っていたが、その場合は近くに断層というものを想定することがありえるので。
これまで福浦断層はバックチェックっでも活動性はないと見ているが、そういうった小規模断層も含めて、もう一度見直す必要があると思っている。
○共同しずめ:★★
今泉委員から、中位段丘面の高さの不連続という話が出ていたが、富来川南岸断層とか、そういうことも考えてという事ではないのか?
○森山対策監:
そこはまた、意見も聞きながらだが、この破砕帯の問題は解決するために必要なことはしっかり見ていく必要があると思う。
○共同しずめ:
わかりました。ありがとうございます。
○朝日小堀:
大飯は今日4号機が起動するが、その起動の作業には全く影響はしないという考えなのか?
○森山対策監:
はい。保安院としてはこれまでの考え方に変更はない。
○朝日小堀:
★★一応疑義があるというか、今の段階では十分な証拠は揃っていないから調査をするのに、再起動しない理由がちょっとわかりにくいが。
○森山対策監:
そこは昨日もだな。意見聴取会の専門家の意見もよく、私も出ていたので、覚えているが、先ず、活断層だという指摘はなかった。それから活動性は無いのではないかという意見が複数あった。
# いやいや、私も見てましたが、なんかもう、耳を澄ましている、アンテナ貼ってる所が私と全然が違うんですが。ちょ、ちがうでしょ、規制機関がその姿勢… ( ゚д゚)
○森山対策監:
その上で昨日までに配布された資料(http://j.mp/SHacJ0)、昨日の資料も、例えばトレンチについても過去の写真が必ずしも十分残っていない。スケッチも十分残っていない。そういう中で、現在の現状の資料では十分ではないと。
そういう認識だったと思っている。従って現地での直接確認が必要だという指摘だったと受け止めている。
○朝日小堀:
★★活動性という指摘はなかったが、今泉先生からトレンチの間で横ずれのようなものがあった可能性も否定出来ないんじゃないか、という意見はあったと思うが。
○森山対策監:
そういう、論理的にはそういうことも、横ずれの場合には全く否定できるわけではないということは、そら、おっしゃったが、これまでのだな。持ち合わせている提供できる材料では、そこは充分でないと。いう、ふう、な、認識だ。そのような指摘だったと認識している。
○朝日小堀:
再調査指示でスケジュールだが、先ず月末で、月末に開くかどうかわからないが、意見聴取会で、その計画について審議するということだが、
○朝日小堀:
再調査自体は何時頃までにという考えなのか?
○森山対策監:
まさにそのですな。歳調査計画を出していただくので、そこはすみやかにやる必要があると思っているが、どのような調査になるのかによっても時間は変わってくるので。そこは先ず調査計画をよく見ていきたいと思っている。
○朝日小池:
ちょっと細かい確認だが、今後の流れだが、計画が提出された後に、意見聴取会で厳正な審査がされて、そこで妥当とされたら、そこで追加調査を支持する形になるのか?
○森山対策監:
追加調査も指示している。今日でもう指示しているので。
○朝日小池:★★
今日は追加調査計画の策定の指示ではなくて、追加調査そのものの指示と考えていいのか?
○森山対策監:
はい。ここに書いてあるが、え、その、下記のですな。調査計画の策定、および資料の状況に関して報告することということだが、
# 一週間で計画と調査結果出せやと。まるで去年の冷温停止、事故収束宣言10日前の動きですな。
○森山対策監:
この内容を見ていただくと、場所を選定した上で必要な調査をすることと。実施することだが、その計画を志賀原発であれば25日までに出してくれと。そういうことだ。
○朝日小池:★★
ごめんなさい。細かいが、じゃあ、提出する前に各電力会社は、追加調査に入っちゃって構わないという??
○森山対策監:
それは何をもって追加調査というかわからないが、
○朝日小池:
はい。
○森山対策監:
もちろん、どういうとこところが調査しやすいかとか。そういうことは、調べられる、かも、しれない。
○朝日小池:
もう追加調査の指示ということでよろしいか?
○森山対策監:
結構だ。
○朝日小池:
わかりました。ありがとうございます。
○NHK岡田:★★
大飯に関してだが、期限が切られていない。で、念のための調査でという指示だが。要するに昨日、黒木審議官が話されていたが、直接、大飯の再稼働には影響はないという発言があった。
これについては先ず変わらないのかどうかということと、なぜ、そう言い切れるのか、根拠を教えて頂きたいと思う。
○森山対策監:
あのう、変わらないという私どもの考えは変わっていない。その、あの、理由はだな。ええ、まあ、これまでの判断そのものがですな。問題があったとは考えていないという事である。
# あの… 私の中では保安院の判断以前に、保安院の存在自身が極めて問題で、未だに欠陥だらけの法体系の中、微塵の反省もなく、未だに経産省として関わっていること自体が、極めて問題、事故リスクを高めているとしか思えないんですが… ((((;゚Д゚))))
それは昨日の意見聴取会を踏まえても同様である。昨日の意見聴取会でも、勿論専門家の意見を真摯に受け止めて、これからしっかりと調査をしていく姿勢は、全く変わりはないが、あの、先ず活断層だと。そういった指摘はなかった。
# 大飯再稼働前と言ってることとやってることと行動が違うんですけど。
それから、むしろ、活動性はないんじゃないかという指摘が、意見が複数あった。まあ、その上で、ただし、あの、昨日までにだな。提示された資料では、その活動性を完全に否定するためには、十分ではないと。現地での確認も必要だと。
まあ、そういった意見だったと。いうふうに思ってるので。ええ、今の段階で昨日の意見聴取会を踏まえても、特に、あの、考え方を変更するものではないと思う。
○NHK岡田:★★
あの、えっと、要するに100%ではないから、資料提出するようにという指示だと思うが。だとすると、やはり少しでも原発に影響があるというふうに、あってはいけないというか、そういふうなことで、まあ、潰していくための調査だとすればですね。
その考え方はちょっと納得行かないが。要するに原発の起動には影響がないとされる、もう少し直接的な根拠を頂きたいが。
# 納得も何も規制の立場なのに常に問題ない側を主張するスタンスが矛盾してるがな。去年の事故対応から何も変わっていないやりたい放題の経産省・保安院。規制機関として機能していない。単に規制機関がお墨付き与える事で国民安心、原発推進する組織。
○森山対策監:
それはあの、今回の指摘されている破砕帯において、昨日の意見聴取会においても、これが活動性があると。その可能性が十分高いといった指摘はない。
これは今回の件に限らないが、いろんな指摘には、誠実に、しっかりと真摯に受け止めていく必要があるから。それは他の発電所で耐震問題でなくても、いろんな問題があれば、その都度しっかり見ていくということで、そこは同じ考えだろうと思っている。
○福井テレビ 相模:★★
関西電力の指示だが、昨日の意見聴取会でも十分な資料が提示できないような状態だが、その電力会社が十分、積極的に調査に乗り出すとは思えないが。国が直接、調査に乗り出す考えはないのか?
○森山対策監:
そこは専門家による現地調査も当然考えていくから。そういう意味では、あの、国も現地に専門家とともに入っていくということになる。ただしあの、もちろん、あの、様々な工事を伴う作業になるから。
そこは事業者がしっかり対応する必要があるし、今回の指示もそうだが、先ず事業者の計画、調査そのものが適切かどうかは専門家の意見を踏まえてしっかりと検討したいと思っている。
○中日新聞 榊原:
今、大飯の話しがあったが、志賀にも同じように現地調査をする考えはあるのか?
○森山対策監:
そうです。それは専門家とともに現地調査は当然考えて行かなければいけないと考えている。
○中日新聞 榊原:
今回2つのケースについて再調査しじということだが、先ほどから話があるように多いの方では、昨日の委員会の中で活動性を認めるような見解はなかったということだが、
一方、志賀の方は活動性を指摘するような声があるような文言も、今日のペーパーの中に文言としてあるが、2つの事例を見た時にどちらが活断層があることの疑いが高いのか?
○森山対策監:
それはこれから調査しないといけないので。少なくとも専門家からは昨日の意見聴取会では、志賀については活動性の可能性があると。昨日の資料を見る限りそうだという指摘があった。そこは2つの活動性といっても、いわゆる活断層という見方と、起震断層、地震を起こすものではないが、付随的に動くような。
それも含めて活動性ということだと思うが、そういった指摘もあった。違いはだいぶある。今のまだ調査する段階でどちらがどうかということは言えないが、少なくとも志賀については活動性を指摘する意見が非常に多かったということである。
○NHKやまがた:
(カナダ)今の質問とも関連するが、志賀原発の方が厳しく調査するような表現になっており、これは保安院としても志賀原発の方が、活断層の可能性がより高いと見ているとも受け取れるが、それはないということか?
○森山対策監:
そこは専門家の指摘が、活動性があるんじゃないかという指摘があったという事で、そこは周辺の関連する断層も含めて、よく見ていく必要があるという認識だ。
○NHKやまがた:
福浦断層を調べるのは、福浦断層が自ら震源になって動くという事も含めて調査ということか?
○森山対策監:
それはだな。福浦断層はこれまでもバックチェックで一度議論している。その段階では問題ない判断をしているが、昨日、再度、この今回の破砕帯を見た上で、そう言うところも見るべきだという指摘があったので、もう一度しっかり見ていく必要があると考えている。
○NHKやまがた:
福浦断層に限らず、他の断層との関連という事は、例えばS-1以外にも他にも彼の周辺に亀裂があるが、それも全部含めてという事になるのか?S-8まであるが。
○森山対策監:
破砕帯と言うよりも、周辺に非常に近い所に、あの、断層があって、活断層とされていないものがあるので、福浦断層をその一つだが、そういった物もだな。合わせて見ていく必要がある。
それがなぜかというと、昨日の一つの指摘には、この破砕帯というものが、もし仮に滑走したとしたとすると、動かすだけの断層があるんでないか?という指摘だったと思うが。そう私は理解しているので。
従ってこれが起震断層なのか、あるいは付随的に動くものなのか、あるいはそもそも北陸電力の言うように、別途のものなのか、という事は見ていく必要があるので、関連の中で周辺の断層も見ていく必要があると思っている。
○NHKやまがた:★★
S-2からS-8については、専門家の中には、これも断層ではないかという指摘もあるようだが、今回の調査の対象は S-1のみという事か?
○森山対策監:
少なくともS-1については、昨日も指摘があったので、勿論これから波及的に他のものも見ていく必要があるかも知れないが、先ずは S-1 にずれたような、活動したような者が見えるという事なので、何かそのS-1について、しっかりと先ず確認する必要があると思う。
○NHKやまがた:
ありがとうございました。
○時事神田:★★★
先程から同じ質問になってしまうが、大飯の関係で活動性があるという積極的な意見がなかったという、再稼働に影響がないという判断の一つの論拠とされているが、そもそも、
これまでの保安院の耐震バックチェックを含めた調査に疑義ということで見直しの指示がなされる中で、やはり、再稼働を延期するとか、ある程度、調査が進展するまで待つという判断が出来ない理由というのは逆にあるのか?
# 全くずら。指摘無視して再稼働しちゃってから意見聴取。
というのは、この前、敦賀の^ボーリングで配管を傷つけたというのがあったが、そういった稼働している状況と、層でない状況では、調査そのものに関しても色々不備が出てくる可能性があると思うが。
その点、何を考慮して大飯の再稼働を延期、もしくは一時延期できないという理由があるのか?
○森山対策監:
敦賀で調査をしていて配管を傷つける事故があったが、勿論こういう事はしっかりと出ないようにしないといけない。これは別にどこでも同じ事だ。普通に発電所が動いているときで同じ事だ。
で、先程も申し上げたように、これは、仮に今回に限らず、運転している場合であっても、様々な指摘、知見があれば、その都度しっかり見ていくことが、先ず基本だと思っている。
したがって、それは今回の大飯においても同じであり、これまでも現地調査をやったり、今までの調査資料の中でも、必ずしも問題があるという事ではないが、ただし、これまで残っている資料を集めてみてもだな。
もう既にトレンチそのものはないし、そう言ったことが見ることが出来れば一番いいが、そういうなかで今現状の資料を見ただけでは不十分という指摘なので。それに対してはしっかりと対応していく必要があるということである。
○時事神田:★★
資料の中でそれぞれ若干違うが。志賀の方は活動年代を特定する資料を出せというのがあって、大飯の方には特段念弾についての資料提示の指示がない。この違いは何なのか?
○森山対策監:
これは昨日、志賀については年代に関する情報が少ないという指摘があったので、そこは入れたということだ。
○時事神田:
大飯については年代は、後期更新世以降はなくていいという判断は出来ていると?
○森山対策監:
その城西地層についてはわかっていると考えているが、まさに、その、今回の破砕帯の性状を直接的に見るということが大事だろうと考えている。勿論その中で、年代については更に確認していく必要があれば、確認していく。
○時事神田:
指示文書では特に明示されてないが、当然、活動年代についても含めて調査対象、検証対象になっているということか?
○森山対策監:
そうなるな。実際に路頭、路頭かどうかわからないが、見ればどういった時代のものか見る必要はある。
○共同通信 竹岡:★★
志賀原発については、このS-1破砕帯が活断層ではないと確認されるまでは再稼働はしないのか?
○森山対策監:
まあ、そもそも、まだストレステストがあるので、ストレステストとバックチェックというか、耐震問題は別ではあるが、★★やはり、この問題が出るまでは最終的な結論は難しいと考えている。
○共同通信 竹岡:
活断層か否かという確認が取れないと、再稼働の判断は難しい?
○森山対策監:
ストレステストの前提として、地震動評価が必要だから。これはこれからになるが、基準値振動に大きく影響する可能性もある。こちらは建屋直下であるから、そこは指針上もだな。そういうところには作らないことになっているので。そういった一つの前提だろうと思う。
勿論並行してストレステストの評価そのものは、これは大事なことだからやっていくが、やはり、ある程度、★★今回の件の結論が出るまでは最終的なストレステストを含めて結論出すのは難しいと思っている。
○共同通信 竹岡:
わかりました。確認だが大臣の方からバックチェックで見確認があったことについて、検証不良ということだが、志賀のS-1破砕帯であってそこに大飯のF-6は含まれないのか?
○森山対策監:
あのう、ええ、あのう、大臣から保安院に対する指示のことか?★★これは、あの、耐震、私自身がですな。担当課長として当時見ていたが、耐震バックチェックについては、中間報告、最終報告を行った。で、中間報告で、勿論最初から入れていないものもある。
で、その中で活断層に関するものというのは、基本的には中間報告でもそれなりに見ていく必要があったと思っているが、その中で、この点を十分取り上げていなかったという点がある。
そこについては、勿論、私もその中の担当の一人であったので、ええ、なぜ、この分を取り上げていないのかということについての指示だと受け止めている。
○共同通信 竹岡:
逆に言うと大飯についてはF-6については、当時、十分取り上げられていたという認識だな?
○森山対策監:
はい。大飯というか、若狭湾については、これは若干、耐震バックチェックをするタイミング。時間的な前後があり、志賀のほうが評価が終わるのが早かった。大飯はその後になり、まあ、敦賀とか、"もんじゅ"とか。
そもそも破砕帯が活断層に近いところがあったということもあって、若狭湾は、割と共通的にみたというのがあった。
○共同通信 竹岡:
最後に現地調査で確認だが、志賀のほうが25日までに計画を出して、月末の意見聴取会までに現地調査をすると?
○森山対策監:
そうではなくて現地調査は保安院として、専門家も含めて現地調査するのはその後になる。あまり月末まで時間はないが、月末の意見聴取会で、この計画が妥当かどうか、先ず調査計画の審議を頂くつもりである。
# さっき、それまでに調査結果出せと言わなかった??
★先ほど話しがあったのは、そのプロセスの中で、事業者自らが見て廻ることは、そりゃあるでしょうと。で、何処までが事業者の現地調査かはわからないが、事業者が何処が調査しやすいかということを探す。
★そういう意味での現地を見られたことはあるかもしれないが、保安院としては7月末に考えているが、意見聴取会を踏まえた後の対応になる。
○エネルギーと環境 清水:
2点ある。ひとつは原子力安全審査の時の活断層の定義、運用、これが、今、志賀とか大飯に対応するのは変わったのか?これが1点。
大飯、志賀以外の他社のバックチェックが問題だということを先ほど言われているので、他原発への水平展開、この辺はどのようにお考えなのか?
○森山対策監:
先ず活断層の定義が変わったのかということだが、これは耐震指針が新しくなり、先ず年代が変わっている。これは旧指針では5万年前、
○エネルギーと環境 清水:
いや、今回ので変わったのかということだ。
○森山対策監:
今回は変わっていない。ただ、まあ、バックチェックの中でも、いろんな新しい知見を元に見ていくので、あるいは昨年の地震を踏まえて正断層計を もっと見るべきだという指摘もありますから、
そう意味で知見が深まれば、また新しい知見が出てくる、そういった意味で飲み方が変わってくる。水平展開だが、敷地周辺の時は相当程度やっていると思っているが、今回、破砕帯の問題で歯科についてはできていなかったと。
ただし、破砕帯は、今、全国の発電所について順次やっているから。まあ、そう入っても他に何かバックチェックとしてチェックすべきものがないかどうか。
中間報告でやっていなかったものに関しては津波の問題。これも入っている。それから周辺の斜面とか、地盤の安定性とかもやっているし。
この破砕帯の問題もだな。改めて全体を見直しているが、そういうことも含めてどっかに漏れがないかどうか、もう一度よく見ていく必要がある。そういうことである。
○エネルギーと環境 清水:★★
だから志賀についてはバックチェックから漏れていた可能性が高いということですよね。そうすると他の地点の中間報告があったとはいえ、バックチェックは全部終わってないわけですから。言わば、各バックチェックを再度吟味する必要性としてでてくるんじゃないのかなあ。
○森山対策監:
あの、そ、それはあの、これまでやるべきことでですね。やっていないところがあるかどうかをよく調べるようにと。ということなので。まさに全体を調べることになる。
○エネルギーと環境 清水:
それはもう指示を出したということか?各社に。
○森山対策監:
あの、それはあの、保安院としてですね。
○エネルギーと環境 清水:
ふん。
○森山対策監:
当然バックチェックで見るべき項目はありますから、その中でまだ対象にしていないものがないかどうか。当時は志賀については、敷地内の破砕帯については十分重点を置いて見ていないということがあったので、何かそういうものがないかどうかをよく見ていこうと。そういう大臣の指示と認識している。
○エネルギーと環境 清水:
他社についても今おっしゃたようなことでやるわけですね?保安院として。
○森山対策監:
そうです… はい…
# なに、この声からにじみ出る(´・ω・`)感は。力のない返事。
○産経大谷:
保安院の審査検証についてどういう形で行なって、何時までにどういう結果を出すのか、チョットわからないので教えて欲しい。
○森山対策監:
★それは保安院内で基本的には担当者からの聞き取りが中心になると思う。それから当然、どういうふうにバックチェックで審査をしてきたか、文書も残っているし。わたしも、当然…あの、、担当の一人でありましたから。そういったものからのですね。聞き取り、それから文書による確認、こういったものではないかと思っている。
○産経大谷:
その結果は、何時、どうやって発表するのか?
○森山対策監:
それはどれぐらい掛かるかわからないが、あまり長くかけてもいけない。数週間ぐらいは掛かるだろうと思っている。
○産経大谷:
もう一点確認。これは今回の志賀に関してだけか?それとも過去、バックチェックで見た全てを見なおしていくということか?作業自体は。
○森山対策監:
この志賀のバックチェックですな。見落としというか、あの、まあ、あの、本来であれば行うべきだったと、え、え、今から思えば、思われるが。
なぜ、このS-1破砕帯についてバックチェックの中で確認されないままになっていたのか、というところをよく見ていく。まあ、その結果、水平展開することがあればやるし、まあ、あの、これにかぎらず、他になにか抜けてるところはないかって所は、あらためて見直す。
# 現実問題として直ちに水平展開すべき問題ですが。本当に規制機関でつか??安全を真剣に、第一に考えているとはとても思えない…
○産経大谷:
わかりました。ありがとうございました。
○中日新聞 榊原:
先ほど志賀の方で、今回の件で結論が出るまではストレステストを含めて再稼働の関係で結論出すのは難しいというような話があったが、
昨日の会合で話があったのは、1号機の直下に走っているS-1断層ということだったが、そのストレステストなり再稼働なりに影響があるのは1号機だけなのか、2号機含めてになるのか。どちらか?
○森山対策監:
★それは共通の問題だと考えており、敷地の中に仮に、活断層があるかどうかによってだいぶ地震動の影響が変わってくるから。
そこはストレステストの結果も今回の指摘を踏まえた調査、結果が出るまでは確定しないだろうと認識している。
○中日新聞 榊原:★
確認だが、今回のS-1断層は活断層かどうか結論が出るまでは、1号機、2号機、共にストレステスト、再稼働については結論を出すのが難しいということで宜しいか?
○森山対策監:
勿論これから専門家の意見も聞かないといけないし。今、現時点での保安院の認識を言えば、そこはなかなか結論出すのは難しいだろうと思っている。
○中日新聞 榊原:
今の関連だが、2号機のストレステストがまもなく終了しそうだという話があったと思うが、今月中にも現地調査を行うという話もあったと思うが。そのストレステストに付随する現地調査というのは予定通り行うのか、延期されるのか?
○森山対策監:
特にそこは延期は考えていない。ストレステストはストレステストでいろんな重要な評価をしないといけない。例えば津波がきた場合だな。
特に今回の場合は津波を中心に現地を見ることが多いと思うが、そういうところは、当然大事な所だから。あくまでもストレステストは安全確認、安全対策としてやっているから、それは並行して進めていくことになる。
○中日新聞 榊原:
ありがとうございます。
○共同しずめ:
大臣指示についてもうちょっと教えて欲しい。バックチェックの中でS-1断層が発見されなかったことを問題視しているということか?昨日の意見聴取会はバックチェックだっと思うが。ちょっと意味が。
○森山対策監:
バックチェックの中でだな。実はバックチェックというのは活断層の評価をするというのが先ず第一だ。
で、その中で今回、この破砕帯が活動性が在るのではないかという指摘があるようなものだったわけだから。当然、バックチェックも本来は見ておくべきだったんだろうと。
○共同しずめ:
今やっているのがバックチェックなんじゃ、
○森山対策監:
バックチェックではあるが、中間報告で、基本的には中間報告で基準値振動まで見ているから。そこはそれに影響するようなものは見ておくべきだったと思っている。
もう少し補足すると、当時バックチェックをやる際に、重点的に見るべきポイントということを各発電所で見ているのと、この志賀については、
その前に能登半島地震があったので、改訂活断層とか、色々指摘のあった陸側の邑知潟(おうちがた)断層、そう言うところを中心に焦点を絞りながらやったが、その際に、この敷地内の破砕帯は対象に上がっていなかったことは事実としてある。
その辺はすこし、当時の調べ方が足りなかったのかも知れない。その辺、もう少しよく調べたいと思う。
○共同しずめ:
すいません。細かいことだが、地盤の安定性は見ているよね?
○森山対策監:
まあ、見てはいるが、そこは、なんというか、強度というか、例えば、あの、まあ、海の断層、活断層が動いたときの地震の揺れに対する強さの点から見ているのであって、これ自体が活動するかどうかと言う点で見ているわけではない。
○共同しずめ:
地盤の弱面とか、そう言う意味で?
○森山対策監:
そう言う意味だ。
○共同しずめ:
ただ、S-1については、触れているという事だな?
○森山対策監:
そこは触れていたと思う。S-1というか、今、手元にないが、
○共同しずめ:
事業者のシームについては、地盤の強度、安定線の観点からは見ているという事だな?
○森山対策監:
見ている。
○共同しずめ:
見たけれども、変異という観点では見なかった。
○森山対策監:
そうです。
○共同しずめ:
ということ。
○森山対策監:
はい。
○共同しずめ:
それは審査の手引きの中で変異を生じる、活断層の路頭の上にSクラスの物を建てるなと書いてあるが。その時点ではまだそう言う方針は出ていなかった?どうだったのか?
○森山対策監:
それはあの、そう言う方針がなかったわけではなくてだな。ここはもう少しよく調べないといけない。調べるようにという指示を頂いているから。今、あまり私だけの、
○共同しずめ:
ただ、(森山対策監は)当時の担当課長だったから、細かいことまではアレだが、★断層なり破砕帯なりについて、変異という物も含めれば活断層だというふうに審査の手引きには書いてありますよね。どのように扱うべきと。という事は認識しておられた?
○森山対策監:
そもそも基本的にはそういう物だと認識しているが、あの、先程申し上げたように、あの、これは、私の今の記憶だが、あの、心を、バックチェックを進めるに当たって、全国の発電所をもう一度安全審査と同じような、全部位置からではなくて、一回、審査はやっているから。
重点的にだな。基準値震動に影響を与えるだろうと思うところ。あるいは、活断層ではないかも知れないが、そう言う指摘のあるところ。と言うところを中心に行ったというふうに認識している。それぞれのサイト毎に。ええ、従って基本的に敷地周辺のところが多かったと思っている。
○共同しずめ:★★
断層の変異に注目して調べろというサイトはなかったんですね?あったんですか?
○森山対策監:
シィー えっと、あの、えっとですね。若狭湾は、ですね。★★調査の中で、例えば、あの、ええ、敦賀については断層の近くに破砕帯があって、そこは非常に近いという事で関連性はバックチェックの専門家の中で議論があった。それから、 “もんじゅ” もだな。これも破砕帯があるが、
白木丹生(しらきにゅう)断層というのが、元々、破砕帯だといっていたものが、実は断層だったという事もあったり、非常に近いという事もあって、破砕帯の議論はした。従って若狭湾については、比較的破砕帯が多いという事で、
あの、横並びというか、大飯も高浜も美浜も含めて、一通りはバックチェックでやっているが、あまりバックチェックでは、敷地内の破砕帯については検討はして、 今の中間報告段階では、していなかった。
○共同しずめ:
最終報告では入る予定だったのか?その志賀のことでいいが。
○森山対策監:
そこは最終報告に至っていないので、あまり仮定の議論は出来ないが、見落としがないかどうかは、それはしっかり見ていく必要があると思っている。
○共同しずめ:
あまり考えていなかったという事で?当時は。
○森山対策監:
一番最初はですね。当時は、どこに重点を置くかと言うときに、重点の置き方として、周辺の基準地震動で大きな影響を与えるところから入ってという事である。
○森山対策監:
そこはもう少し詳しく調べる必要がある。
○共同しずめ:★★
バックチェックの検証をするのはいいが、1号炉、2号炉の設置許可時の検証はしないのか?
○森山対策監:
そこは、勿論、どういう審査をしたかというのは、もちろん、大飯でも調査というか、昨日(7月17日)の意見聴取会でも出しましたから。どう行った調査だったかという事は見た上で、その上でバックチェックに繋がっていくので。
それはあの、当時の何を確認したかという事は見ていくが、今回のなんと言うか、対象にしなかったという事が、むしろ問題だと考えておりますので。そこの部分を良くチェックしたいと考えている。
○共同しずめ:
大臣支持には含まれていないが、その設置許可時の検証も、保安院としてはすると言う?
○森山対策監:
検証ではなくてですね。当然、過去の資料は見ないと、どういうところで過去の資料の延長線上でバックチェックがありますから。
○共同しずめ:
じゃあ、それも含めてするという事で。
○森山対策監:
検証という事ではない。あくまでも、その、今回のバックチェックの時に、本来対象とすべきだっただろうと。今から思えばだな。というところがはいっていない、ということで、そこはよく見ていこうと思う。
# そもそも建ててはいけないところに原発をいくつも建ててしまった立地指針から歪んでいる現実。国会事故調での指摘。ちゃぶ台をひっくり返すことになりかねない立地審査指針に関しては触れたくない分かり易い森山対策監。
○共同しずめ:
森山さん、よく分らないんですけど。設置許可時の審査が妥当だったかどうかの検証はするのか、しないのか?
# 国民が知りたいのは安全かどうかという事であって、あんた方がどのような手順で問題を見逃したか、と言う点ではないのだよ。それはまた別に責任問題として追及される問題であって、直ちに危険が及ぶ断層、再稼働の問題とは問題の本質が違うのだよ。お願いだから会話をしようよ。
○森山対策監:
★★★そこはそう言う予定は今ない。当時は当時で、
○共同しずめ:
しない!
○森山対策監:
はい。
○共同しずめ:
わかりました。
# 当時は当時でやっているんだから必要ない。廃炉に及ぶ可能性が高い立地指針にはついては一切触れない。言ってる事は、大飯再稼働まえの破砕帯確認と同じだ。言いたくないけど。本当にカス組織。事故を起こした張本人。何の反省もない。
○北海道新聞 十亀:
確認がある。先程の大飯原発の関係 で、再稼働の作業に派影響しないと採算おっしゃったかと思うが。これは保安院が単独で判断したのか、例えば、昨日の意見聴取会後に保安院が検討して大臣にそこは確認したのか?そこはどうなっているのか?
○森山対策監:
大臣にも報告している。保安院として判断して大臣にも。昨日、黒木からも、あのう、ええ、意見聴取会のことでその様な発言はあったが大臣には報告している。
○北海道新聞 十亀:
それは誰が、何時そこで大臣に説明して、大臣からはどういう発言があったのか?
○森山対策監:
今朝、委員長から。時間までは覚えていないが、報告をして、その際に大臣にはむしろ、このS-1破砕帯について、ご指示があった状況だ。
○北海道新聞 十亀:★★
大飯については再稼働についてはそのまま問題ないという話しは、今日はしたのか?
○北海道新聞 十亀:
大臣に新たに。
○森山対策監:
その様な話しもしている。
○北海道新聞 十亀:
それに対して大臣からどういう話しがあったのか?
○森山対策監:
今申し上げた通りだ。特に、あの、まあ、昨日のだな。
○北海道新聞 十亀:
はい。
○森山対策監:
昨日(7月17日)の意見聴取会。の内容から、その、再稼働の問題には影響するもんではないと。そう言う認識だったと聞いている。
○北海道新聞 十亀:
その様に大臣も容認したと?どういったは別かも知れないが、保安院がそう説明したら、枝野大臣はそれに異論はなかった。そう言う意味だな?
○森山対策監:
はい。正確な言葉までは、
○北海道新聞 十亀:
はい。わかりました。ありがとうございました。
○読売 大山:
大飯原発としか原発の認識の違いだが、この指示文書を見ると意見聴取会の専門家の意見をそのまま書いているような、そう言う状況だが、これは保安院も同じ認識という事で宜しいか?
○森山対策監:
保安院は専門家の意見を踏まえながら対応するので、そこは専門家の意見を重く受け止め、ええ、それをしっかり解決すべく調査を進めていくという事である。
○読売 大山:
二つについて破砕帯の認識の重要さが、二つの原発の間で異なるが、その認識の差は保安院にもあるのか?
○森山対策監:
保安院も基本的に同様。同じ認識である。同じ認識というのは、やはり、それは差があると。要するに専門家の指摘の通りに違いはあると考えている。
○読売 大山:
破砕帯の調べるポイントだが、大飯の場合、正常を直接確認するための場所を選定した上でと。後、ポイントになるのが破砕帯の長さぐらいしか具体的なポイントがないが。これは何か他に具体的な保安院として調べる。見るポイントは何か想定されているのか?
○森山対策監:
これ以外にですか?これは意見聴取会があって今日の指示ですから。これからまた意見聴取会の中で色んな指摘があるかも知れない。それは当然追加的な物は否定しないが、昨日の意見聴取会で、やはり現場というのが今見れない。
且つ、それに対する写真とか、スケッチが判断するに十分な物がないという事なので、その正常が分るような所を直接分るような所を直接調査するような判断をしたという事である。
○読売 大山:
改めて、その中でも破砕帯の長さに触れている部分について、少し説明頂けるか?
○森山対策監:
長さはだな。実はバックチェックの際に、この破砕帯の延長線上にある路頭を見ている。で、そこを見た上でバックチェックでは、この問題がない判断をしているが、その路頭、ええ、1の路頭、海側に、なんというか、岩礁、岩があってだな。
そこには影響はないという事で、破砕帯の長さという物を一応見ているが、昨日の指摘で、この路頭の破砕帯の傾斜がちょっと違うんじゃないかという指摘があったので、本当に F-6 破砕帯を見ているのかどうかということも含めてだな。
そうすると長さも変わってくるので。また色々評価が変わってくる可能性は否定できないから。そこはしっかり抑えていく必要があると。そう言う認識だ。
○読売 大山:
わかりました。ありがとうございます。
○読売高田:★★
両施設を調査して、保安院としてはどこまで見れば、例えば白だとか、黒だとか、判断出来ると考えているか?昨日の意見聴取会でも、委員の方からそう言った意見があった旨を記憶しているが。実際、どこまでやれば白だとかいえるのか?
○森山対策監:
そこは昨日の意見聴取会でも、どういうふうに判断するのかという事は勿論、保安院に投げかけられた宿題だと思っている。
従って保安院で引き続き平行して検討しなければいけないし。それは専門家にも良く意見を聞きながら、基本的には専門家の意見も踏まえて、活動性があるのかどうか、これまで判断してきているから、そこは専門家の意見も聞くが、今回の指示と並行して作業を進めたいと思っている。
○読売高田:★★
それは保安院としての組織が残っているうちに答えを出されると言うことか?
○森山対策監:
そこは専門家の意見も必要だから、どこまで出来るかわからないが、可能な限り、保安院として検討して参りたいと思う。
勿論、その上でとりまとめた物は、あの、新しい寄生組織にしっかり引き継いでいくと!いう考え方だと思う。
○読売高田:★★
先程来、再三、いろんな方が聞いているが、バックチェックについては見直すが、見直すというか検証するが、過去の安全審査、設置許可段階の安全審査は検証なさらないとおっしゃったが、なぜ、なさらなのですか?
○森山対策監:
★★そこは、あの、こんかいですな。対象にしているのは、まさに、バックチェックで本来見て、数年前に議論しても良かったこと。
がっ、出来ていなかったと。バックチェックでもう一度ですね。全ての発電所について、それまでの審査に関わらず、全部見直しているわけです。その意味でバックチェックで、これはここに限らず見ていくべきところは、出来ていたのではないかと。
という事なので、その部分についてなぜそうなったか、ということをしっかり見ていくという事である。
# もうだめぽ。経産大臣にさえ言われたことを極力部分解釈する組織。本質には一切踏み込まない。寝た子を起こすな規制機関。
○読売高田:
ただ、昨日の話しを委員の話を聞いている限りは設置許可段階でなぜ見過ごしたという事に力点があったやに聞こえたが。バックチェックを見るのであれば、設置許可段階まで調べてもいいのではないか?
○森山対策監:
それはバックチェックプロセスそのものがっ、設置許可が動であれ、見直していくというプロセスだ。これまでも活断層の評価は沢山書いてきた!
従って、それは、当時は当時なりの意見でもってやってきているが、やはり新しい目で、新しい知見でもって見なすことが、バックチェックの本来の主旨ですから。それは、過去に専門家によって、その時はその時なりに現地を見て把握してきているが、
その上で活断層の評価が変わったことはいくつもある。それと私は同じだと考えている。
# スタートは関係ないと。変わるのは当たり前でそのためにこれまでもバックチェックをしてきたんだと。今回はその漏れのバックチェックに漏れがあった可能性があるという話しに過ぎないのだと。国会事故調の指摘、真摯に受け止めているとは到底思えない…
○NHK岡田:
確認の確認で恐縮だが、これは、大飯にしても志賀にしても、これは専門家の委員が、直接、現地調査に立ち会うという事でいいか?
○森山対策監:
そういう事を今考えている。まだ具体的なところまでは行ってないが★専門家にも是非見て頂きたいと思っている。
○NHK岡田:
これは、専門家は必ず見に行くというわけではないのか?
○森山対策監:
先ず、今日は事業者に対する指示であり、これまでも基本的には専門家に現場を見る。まさに写真とか、図面では残っている物では分りにくいという事だった物だから。
○森山対策監:
そこは、★専門家に是非お願いしたいと思っている。
○NHK岡田:
わかりやした。後、破砕帯の現地調査の指示というのは、これは今日併せて3つでいいか?4つ?東通りは入らない?現地調査指示というのは。
○森山対策監:
東通りも入っている。
○NHK岡田:
ということは4つとということでいいね?
○森山対策監:
はい。
○NHK岡田:
わかりやした。
○福井テレビ 相模:
調査の結果活断層であるという判断になった場合は、どういう流れになっていくのか?
○森山対策監:
それはあの、その影響をしっかり見ていく事になる。あの、まあ、その、場所によってだな。変わってくるが、その結果を踏まえてその影響を評価していくことになる。
# 「その影響をしっかり見ていく事になる」経済への影響をなっ。これは経産省・資源エネ庁からの伝統であ~る。
○福井テレビ 相模:
評価というのは意見聴取会での評価?
○森山対策監:
★★当然、あの、意見聴取会では専門家の意見は聞くが、当然、事業者自らもだな。その断層による、これまでも活断層でないといった物が変わったところはいくらもある。その時にはそれによる影響という物をしっかり見ていく事になる。
# 専門家より事業者判断だ。
○福井テレビ 相模:
その間、大飯原発の場合は、再稼働は止まるのか?
○森山対策監:
★★今は活動性があるとは、まだ考えていないので。
○福井テレビ 相模:
活断層だったという判断があった場合、
○森山対策監:
それはその段階での影響評価になる。他にないか。
○東京新聞 鷲野:★★
調査の内容の確認だが、調査計画を出した後に現地調査をするときの主体は誰になるのか?保安院になるのか?事業者になるのか?
○森山対策監:
事業者は当然、自ら調査しないといけないから。それは自分でトレンチなのか、ピットなのかわからないが、自分でボーリングとか、調査をする。その上で保安院として専門家に協力頂きながら、ええ、保安院として、、専門家にも協力頂きながら、、現地を見ると、、いう事になります。
# 事業者が都合のいい場所を選んで専門家に見せて評価させる。
○東京新聞 鷲野:
わかりました。わかりました。もう一つは先程の志賀の場合、仮にこれが破砕帯が活断層と確認された場合というのは、どこまで行政指導というのが可能になるのか?
# わかりません。あくまで電力事業者が主体。専門家に見てもらうも、うさんくさく思える。
○森山対策監:
あのう、少なくとも今はだな。ストレステストという事を通じて行政指導しているわけだが、先程申し上げたようにストレステストの結果も、あの、今回の調査結果が固まらないと、確定しないという事ですから。
あの、まあ、そういう事になる。で、当然あの、9月からは新しい寄生組織が出来るので。その場合にはそちらで判断頂く事になる。
何か無いか?宜しいか。ではこれで終る。
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