トラブル報告1件。RO淡水化装置から水漏れ。推計200L(10m×20m×1mm)水の素性はサリーを出た水でセシウム10E-1Bq/cm3程度、β核種 主成分はSr-89/90の10E+4Bq/cm3。淡水化処理は停止中に修正。
ステンレス配管割れから漏洩、当該箇所の写真あり。来週から四半期に一度の4号機建屋の健全性調査を行う旨の報告。前回5月に続き2回目。レーザー傾き、シュミットハンマーによるコンクリ強度調査ほか、前回同様の全4項目の確認。
8月14日に発生したタービン建屋地下の高濃度汚染水漏洩事故に対する保安院からの指示。経緯、要因分析、再発防止策検討、リスク評価の見直し等、提出期限は9月13日。この事故に鑑み建屋地下高濃度汚染水移送ラインP管化のスケジュール前倒し報告。
昨日のポケット線量計(PD)紛失の続報。結局PD見つからず、もう探さない旨の報告。聞き取り調査も新たに進展なし。拾った人が施設管理者に拾得物届出が、直接本人に返した説明に変わってた。でも事実修正の説明なし。
過去にAPDが紛失、戻ってこない事例ないが「ある」に修正、まとめて来週には発表。環境モニタリングで7月16日~7月31日までの確報版。主要三核種に特に変更ない旨の報告。質疑はRO淡水化装置からの漏洩、PD紛失がメイン。
★APD鉛カバー偽装に関する情報は時系列でこちらに整理。本日も続報あり。
【質疑】
回答佐藤(PD*)→NHK(RO*・新燃料調査・1号内視鏡)→時事(RO*・PD*)→朝日(RO*・PD*)→朝日(PD*)→読売(RO*・新燃料調査・1号内視鏡)→回答佐藤(PD*・APD)→朝日(RO*)→朝日(PD*) → 回答佐藤(ビデオ会議・賠償・線量計故障・木野氏出入禁)
○プラント
- 福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 81.1KB)
- ★淡水化装置(逆浸透膜式)3からの漏えいについて(PDF 83.9KB)
- ★【写真】 淡水化装置(逆浸透膜式)3からの漏えいについて
○報告・指示
- ★福島第一原子力発電所4号機タービン建屋内における滞留水移送ラインからの漏水に関わる指示文書の受領について
- (保安院)東京電力福島第一原子力発電所4号機タービン建屋内における滞留水移送ラインからの漏水に対して指示
○環境モニタリング・サンプリング
○その他
■福島第一の状況
○松本:
8月17日夕刻の会見を始める。
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機までCS系、給水系つかって注水冷却中。
[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の表の通り。
[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却継続実施中。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機、3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を継続実施中。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリーを用いて高濃度汚染水処理は継続実施中。
■RO淡水化装置から漏洩発生
欄外。★本日、逆浸透膜をつかった淡水化装置の施設で漏洩発生したので別の資料で説明する。PP資料2枚ものを見るんだ。http://j.mp/QIn7H6(写真:http://j.mp/QIne5E)発見したのは本日10時16分頃。
協力企業の作業員がパトロールのためハウス内に侵入した処床面い水たまりを発見。漏洩しているのは1A、1B、2A,2B と4系列あるが、その内の3系列目、逆浸透膜の3であり、こちらを10時17分に手動停止し、漏洩の停止を確認したのが10時22分。
推定漏えい量は0.2m3であり、200リットル。推定方法は2枚目表面を見るんだ。今回スキッド3、RO3のところで漏洩しており、大体、縦10m、横20m、深さ1mmの水があったということで、0.2m3 と評価。漏洩検知器が矢印のところ、
オレンジ色の四角で印が付いているが、漏洩検知器が動作する前にパトロールで漏洩を発見したことになる。表面線量率はγ線で0.1mSv/h、β線3mSv/h。漏洩した水は下に系統概略図。
★サリーを出た後の水であり、これから淡水化装置に入るブースターポンプの入口のところで漏洩している状況だ。具体的な漏洩箇所の写真が出ているが、エネルギー回収装置を出てブースターポンプに入っていくところ、
すこし黄色の配管に見えるが、そのところの配管と配管のジョイント部のところの構成部品が欠けており(http://j.mp/N4LYtW)そのところから漏洩した状況だ。
なお、漏洩した水はセシウム吸着装置を出た後の水なので、大体、セシウム134/137でいうと10E-1Bq/cm3程度の水だ。β核種についてはSr-89/90が主成分になるが、吸着装置を出た水ということになると10E+4Bq/cm3程度ではないかと思っている。
漏洩箇所の具体的な構造は1枚目下半分、ジョイント部の構造のところを見るんだ。鋼管の配管同士をこういったゴムリンクでカバーしてその上からジョイントハウジングという同じ金属の部品で押さえつけるような形で配管と配管を接続している構造になっている。
手すりの上に欠損部の写真(http://j.mp/N4MmZn)を左側の下側につけているが、少しこのジョイント部が割れており、この所から漏洩sた状況だ。この事象を受けて、保安院さまから口頭指示を頂いており、
原因の究明、それから再発防止対策を検討することと、これらに関しては今後、策定する信頼性向上計画の中に反映するようにという指示を頂いているところだ。
[その他]
その他の作業、現在進行中の作業で大きな変更はない。
■来週以降の作業
来週以降の連絡について2件連絡。★★1件目は原子炉建屋4号機の健全性の確認だが、こちらは四半期に一度原子炉建屋の健全性、傾いていないかということを調査する計画を以前説明しているが、5月に実施したので、今回8月、来週からこの点検を実施する。
点検の項目は前回と同様、原子炉ウェルと使用済燃料プールの床面からの水位を測ること。それから光学装置を用いて外壁面の垂直度の確認、それから目視点検でヒビの有無の確認。それからシュミットハンマーによるコンクリ強度の確認ということで、4項目を従来通り実施する。
測定する場所、方法については基本的に5月で同じだが、今回は6月に実施した追加分も併せてその後の状況もフォローしたいと思っている。
★★もう一件は5号機の圧力抑制室の中にあるECCSの吸い込み配管、通称ストレーナーというゴミ取りの網があるので、そこが詰まっていないかどうか、点検、手入れ工事を来週から9月いっぱいまで欠けて実施する。
5号機のECCSの入口ストレーナーは全部で4箇所あり、こちらを1ヶ月ぐらい欠けて順次実施していく。一つづつはそれぞれ2日程度で終わるが、準備等があるのでで約1ヶ月程度の工程を引いている。
プラント状況は以上だ。
■1F4号機タービン建屋内における滞留水移送ラインからの漏水に関わる指示文書
★それから、本日、保安院さまから今週火曜日に発生した4号機のタービン建屋内で滞留水(高濃度汚染水)が漏洩した件に関して連絡させて頂く。
# 水処理するときは「高濃度汚染水」と言い、漏洩したときは「滞留水」と言う。
「1F4号機タービン建屋内における滞留水移送ラインからの漏水に関わる指示文書の受領について http://j.mp/QIln0C」こちらは保安院さまから4つのご指示を頂いている。下半分になるが、
一つ目は今回の漏洩に関してこれまでの経緯、背景を含めた要因分析、原因分析を行い再発を防止を検討、策定すること。★2番めが機器、施設の配置が相互に影響するリスクが発言した場合の今回の事象を踏まえ、
安全確保、信頼性向上の観点からリスク評価を再度見直し、必要な対策について、信頼性向上実施計画に反映の上、同計画を提出すること、となっている。この1番と2番に関しては、来月9月13日までに報告を求められている。
★3つめだが、4号機の移送ラインにおける高レベル移送ラインに用いるポリエチレン化については9月中旬を予定していたが、こちらに関しては前倒しして実施する事と、加えて1号機からの移送ラインのポリエチレン管化の計画の明確化が必要な箇所について、
再度検討し、信頼性向上、実施計画の上に反映しなさい、というご指示がございます。★4番目だが、同じく汚染水の移送ラインに関して漏洩検知器の設置など、漏洩を装置に検知するための対策、それから重要電源の移設など、重要機器への影響を排除するための対策。
それから作業環境に影響が及ぶことが内容、漏洩範囲を限定化する対策等の計画を策定しなさいということで、こちらは3番目と4番目のご指示に関してましては、今月、8月27日までに報告するようにというご指示を頂いております。
私どもとしてはこの期日に間に合わせるべく、きちんと計画、対策を講じていきたいと思っている。昨日発生した個人線量計の紛失に関して、訂正と補足をさせて頂く。
■訂正・回答★★
先ず、個人線量計に関しては、APDというアラーム機能が付いているものと、PDというアラーム機能がないものと私は説明したが、少し誤りがある。APDと通称呼んでいるのは、アラーム機能があり、設定値が任意に変えられる装置である。
この設定値と、後、途中経過というか、5分の1ずつ毎に呼び警報がなるという、20%、40%、60%、80%、というかたちで警報がなるものAPDといっている。PDに関しては、昨日、私は警報機能がないといったが、1点だけの警報設定が出来ている。
こちらは計画線量1mSvに対して、0.8ミリシーベルトの1点での警報機能をもっている昨日であり、こちらを今回、発電所の方で併用している状況だ。台数に関して質問があったが、Jビレッジの方にPDが約1500台、免震重要棟にAPDが約2000台現在運用中。
■昨日16日 ポケット線量計(PD)紛失作業員(続報)★★
それからPDを紛失した経緯だが、本日までに今回なくした人、それから一緒にたらいていた人、紛失物として本人に届けた人、という3人の者がいたが、それぞれの聞き取りの調査結果から申し上げると、
一緒に働いていた方は、なくした人と2人でタイベックを脱いで、汚染サーベーをするところまでは一緒に帰ってきているが、その後、PDをなくした方は、その方と別れてトイレに行っている。
従って同業者の方はなくされた方よりも先行して別の棟にある休憩所の方まで行かれた状況だ。その後、なくされた方は下着を取り開けるために着替え場所に行き、下着を交換して、その際に装備品一式、個人線量計、クイックセルバッジ、作業員証を仮置きしたまま、休憩所の方に行かれた状況だ。
★こちらを拾った方の聞き取り調査だが、着替え場所の所に作業員証とクイックセルバッジが残っていたということで、名前も書いてあったのでで、そちらをもって本人に渡したということで、置いた場所に関しては既に個人線量計はなかった状況だ。
# 拾った人が本人に直接渡した?企業棟の管理者に手渡したということではない?
あったということだそうだ。従って、聞き取り調査等に関しては終わっているが、★★PD,個人線量計の行方については、まっ、わからないという状況が続いている。
昨日も再度、私どもが休憩所を探したが、見つかっていないので、今後に関してはもう探さないことにしたいと考えている。それから、、えっと、そうだな。以上だ。
■環境モニタリング・サンプリング
本日、環境モニタリングの状況については既にHPで公表しているが、7月16日~7月31日までの確報版が出ている。(http://j.mp/S32cV9)今回、7月16日から31日の間に関しては、主要三核種の変更はない。また、その他のガンマ核種に関しても検出はなかったということである。
本日、私からは以上だ。(15分)
■質疑
○回答佐藤:
今のポケット線量計を紛失された方の移動経路でトイレに行ったということだが、トイレに行った際にはポケット線量計はあったかどうかの確認は出来ているのか?
○松本:
ハイ、クビからぶら下げていたそうだ。
○回答佐藤:
出た時にはあったかどうかは?
○松本:
ハイ。w トイレから出て下着を脱ぐ際にクビにかけていたので取った、ということになっている。
○回答佐藤:
トイレで落としたことはない、それは確認済みでいいか?
○松本:
ハイ。
○回答佐藤:
トイレの形はどういったトイレに?
○松本:
それは和式か洋式か、ということか?
○回答佐藤:
建物に建てつけてあるものなのか、工事現場によくあるような、
○松本:
建物に建てつけてあるものだ。
○回答佐藤:
わかりました。以上です。
○NHK花田:
先ず水漏れの関係で伺いたい。この写真のジョイントの欠損部が出ているが、確認だが、黄色に見える部分の欠損部というのは、他の部分からここに落ちてきたもの、という形なのか?
○松本:
こちらはだな。多分写真を取るために手すりに上において写真をとったものだ。
○NHK花田:
http://j.mp/QIn7H6 ではこの上のジョイント部という写真があり、(ポンチ絵タイム http://j.mp/N4LYtW)
○松本:
1枚目の裏面の表側の下の写真を簡略に描いたが、この部分がジョイント部であり、水が上から左のほうに流れている。で、欠けたのは下の方に斜視があるこの下側の部分が欠けている状況だそうだ。
あと写真上、ここに黄色い配管のようなものが見えるが、これは配管ではなく、エルボー、L字型のものを支える鋼材なので、こちらは配管ではない。
○NHK花田:
欠けているのはゴムリングじゃなくて金属自体という理解でいいか?
# 黄色い部分は配管ではない
○松本:
ハイソウデス。
○NHK花田:
材質は分かるか?
○松本:
ステンレスだ。
○NHK花田:
なかなかステンレスだと上部だと思うが、結構大きく欠けているという気がするが、原因は今のところどういったことが考えられるのか?
○松本:
詳細に這われた歯面を見てみないとわからないが、形状から見て鋳物のように見えるので、鋳物だと鋳込んだ際に欠陥が発生し、また、これ、あの、両脇からボルトでぎゅっと締め付けているので、そういったところで力が課題にかかったりすると、
長期的にヒビというか血管が辛苦して破れることは予想としては考えられるが、こういったところは実際の歯面を見て、披露なのか、あるいは機械的な力が働いてわれているのかっ、っていうのは見る必要がある。
○NHK花田:
再発防止や口頭指示が出たということだが、水平展開で他の箇所、同じような構造のところはあると思うが、そういったところの検証というか、確認はどのようにするのか?
○松本:
こちらに関しては同一の箇所が何箇所か他にもある。同様にすぐ点検をしていきたいと思っている。
○NHK花田:
別件で。先日、4号機のプールから使用前燃料を取り出した時、8月下旬から実際の腐蝕がないかとか、調査を行なっていく計画だったと思うが。スケジュールは?
○松本:
具体的な日取り等はまだ確定していない。8月の最後の週には出来るのではないかと思っている。
○NHK花田:
後、1号機の格納容器の内視鏡調査の計画も以前遭ったと思うが、記憶だと9月と認識していたが、そちらの時期で具体的なものは出てきているか?
○松本:
そちらもまだ、具体的にはまだ。何月何日に着手するかについて確定したものはない。こちらも使用前燃料の共用プールでの調査を踏まえて事前に伝えられると思う。
○時事松田:
割れたところの続きだが、こういう割れの他のところの健全性を調べるのは大変な作業ではないかと思うが。
○松本:
あのう、まずは目視で見るのと、すこし、打診というか、触ってみて分かるのではないかと思っている。指摘の通り、内部で欠陥が進行している場合は、なかなか見つかりにくいと思うが、その辺は実際に破面を見て、どういった割れた方なのか確認をしてから対応する必要があるとは思っている。
○時事松田:
何か物を運ぶときにぶつけたとか、そういうことは?
○松本:
作った時にか?
○時事松田:
いや、作った時とか、
○松本:
そういう意味では、ここの箇所は既に長い間運用しているので、この場所でなにか大掛かりな工事をしたということはこのところ無い。
○時事松田:
わかりました。さっきのPDの件だが、これは要するに素人考えではすり替え的なことに悪用されるおそれがあるのではないか、という気がしないでもない。これが出てきた時に、機械的に表示とかするんじゃなくて、機械的にこれが紛失したPDだと確かめる手段はあるのか?
○松本:
貸出記録があるので、そちらでなんというか、この人がそもそも持ちだしたPDかどうか、というのは確認することが出来る。
○時事松田:
個体を確認する方法だが、マシンとして確認する手段があるのか、それとも単に表側の番号とかシールとか、
○松本:
PDに全部番号を打っている。こちらを読み取れば確認することが出来る。
○時事松田:
それは単なる表面の表示か?
# 機械固有のシリアルナンバーがあって、それを機械的に識別できる管理が出来るのか?しているのか?ということ。
○松本:
表示とだな。すいません。表示しているかどうかは分からないが、バーコードで読む歳、必ず読み取るので、そちらで確実にチェックできる。質問はPD一体一体に番号が付いているか?表面で読めるか?
○時事松田:
表示だと表示を変えることができる。
○松本:
それは表示というか、内部に番号を持っているので、そちらは読み取り装置を欠けた際に、このPDの番号は、という形で出てくる。
○時事松田:
シリアルナンバー的なもの?
○松本:
あ、そうだす。
○時事松田:
じゃあ、改ざんできないという考えて良いか?
○松本:
そうだな。改ざんは出来ないが、まっ、何処に放置されているかにもよるので。その後、紛失後、別の場所に行ってその場所でずっと、まあ、置かれてたとすれば、その場所の線量を線量計として浴びている事になる。
○時事松田:
あの、その、誰かが見つけた人が、要するに自分の本来の作業現場よりも拾ったヤツのほうが線量が低い場合は、コレを使おう、みたいなね。そういうことが言的に出来ないかどうか、その確認。
# その場所の線量を線量計として浴びている事になる? 拾った時には相当になってるだろうということが言いたい?
○松本:
あっ、そういう意味では、先ずその方が、自分が持ちだしたAPDなりPDに関しては借りた人と貸し出したものが記録として残るので。別のものをもって帰って来た時には違いますということになる。
○時事松田:
わかりました。
○朝日ただ:
漏洩の関係でちょっと確認だが、200L程度の漏洩は今まで何回か起きているのか?ままあるような感じなのか?
○松本:
アノウ、、この漏洩というか、淡水化装置自身で漏洩が発生したのは何回かある。私が記憶している中では2,3回はこの場所での漏洩はあったし、その後、まあ、信頼性向上対策ということで、漏洩検知設備とか、堰を作った経緯がある。件数そのものは確認するが、何件かはある。
○朝日ただ:
このジョイント部が一部欠損する事も過去にあった?はじめて?
○松本:
ジョイント部が欠 損したことはないが、ここのゴムのところが固閉めというか、偏って、底から水が漏れたことはあった。
○朝日ただ:
こういうステンレスが割れるというのは、普通、なかなか考え難いことで、ちゃんと規定通りの圧力で止めていて、大きな振動とかもあるようなところじゃないから。結構見た感じ、一部じゃなくて、かなり大きく欠損しているように見える。
本来欠損してはならない部品だから、納入時に問題があったのか、締め方が規定を超えて強すぎたのか、何らかの問題がないとこういうことは起こり得ないという気もするが。原因究明をこれからするということだろうが、こういうことが今までにも起きているのか、起こりえるのか。
後、同じ箇所が何箇所って、それが全部、だし心して検査するのか、非破壊検査するのか、どのように深刻に受け止めているか教えてほしい。
○松本:
指摘の通り、何らかの問題がない限りは破損というか欠けたりしないので、元々製造時に欠陥があったのか、あるいは締めすぎたのかという問題だろうとおもう。建設当時には締め付けトルクというの確認もしているので、
こういったところにミスがなかったのか、とか、あるいは破面を見て欠陥がそもそもあったのかということは調査する必要があると思っている。同様の箇所についてはまだ数の確認ができていないので、順次点検を進めていきたいと思っている。
ただ、淡水化装置については漏洩があったこと自身については重大に受け止めているが、まあ、昨年から漏洩が度々発生することもあり、漏洩があっても大丈夫なように漏洩検知器をつけて早期発見とか、建物の周囲というか内部に堰設けて、万一漏洩しても建物の外に出て行かないというような対策を講じているところだ。
○朝日ただ:
ジョイント部は点検対象になるところは数十箇所あるものか?それともこういう同じようなジョイント部であれば、淡水化装置に限らないと思うが。水処理系で数百カ所に及ぶようなものなのか?
○松本:
まあ、数百カ所もないと思うが、数十箇所のオーダーではあると思う。
○朝日ただ:
それについては結構、早急に調査するという感じでいいか?
○松本:
ハイ。順次点検をしていく。
○朝日ただ:
なるほど。わかりました。あとAPDの県警に映るが、PDという事だが、幅広い意味で考えると、東電としてはPDという言い方をするが、APDのおおまかな一種と考えていいわけか?アラーム機能はあるわけですよね?
○松本:
ソウデス。要は高線量作業にも対応できるように、線量の設定装置を可変にして、且つ、途中経過を分かるようにしたものをAPD,それから低線量作業用ということで、1mSvに設定してあり、元から動かせないものをPDといっている。
# 1mSvで固定なの?設定で変更できないのかな。
○朝日ただ:
じゃあ、広い意味で一般用語としてAPDという使い方も間違いではない訳だな?昨日、紛失したものは。
○松本:
かまいません。
○朝日ただ:
はい。無くなった状況を今日伺うと、誰かが意図的に盗るか、
# APDでさんざん報道しちゃったし、
○朝日ただ:
若しくは着けていた作業員が、本当はもって帰ってきてないんだけど、あったと主張しているか、どっちかしか考えにくい状況だと思う。おいてあったところで、置き忘れてるよということであれば。その人が盗ったことは考え難いだろうし、
物自体はその場から、何処かに映っていいって別の場所で発見されたのじゃないとしたら。そうすると本人が嘘を付いているかどうかわからないが、本当につけて作業したのかどうか、というのもあやふやになってくるし、、
また、つけて作業したとしても誰か意図的に取ったら持って出られるようなものかどうか。単なる置忘れとは処理しきれないように思うがどのように考えているか?
○松本:
ハイ。今回、このPDの紛失に関しては直接携わった方は二人いる。なくした方本人と、まあ、置き忘れたものを人って持ってきた方、の2人だが。その方それぞれ、あのう、まっ、下着を着替えるときに脱いだ、ということをと、まあ、そこからPDなしで作業員証とクイックセルバッジを拾って持っていった、
ということを話しているので、私どもとしてはコレ以上、まっ、嘘を付いているのかっ、てなところまで調べる事は今のところ考えていない。ただ、PDを貸し出した記録があるし、出口での全数チェックをした後、現場に出て行っているので、、持って行ってないことをはないだろうとは思っている。
○朝日ただ:
昨日も伺ったが、過去、こういうなくした事例、紛失したのか盗られたのかよくわからないにしても、開始出しの記録はあるが、戻ってきていない事は、本当に他に一件もないのか?
○松本:★★★
あのう、その件は他に調査しているが、何件かあるようなので、少し記録を確認してデータとしてまとめたいと思っている。
○朝日ただ:
何件かあるというのは、何か発表したりしているのか?結構こういうのは、バッジでわかればいいか、という概念もあると思うが。
役所的な発想からすると、放射線管理上では由々しき問題じゃないかという指摘もあると思う。貸し出したものが戻ってこないということは。その辺り、過去何巡検もあるとは思えないが、どんな状況なのか?
# 昨日の説明では、バッジで積算線量管理やってない、APDのみの企業がかなりあるんだけど…
○松本:
あのう、まあ、私も昨日、記憶としてはないといった通り、私が昨年、この会見を担当しているが、自分から説明したことはないので、公表した事例はないと思う。ただ、記録として残っている箇所があるようなので、その辺を少しデータとしてまとめたいと思っている。
○朝日ただ:
何時ぐらいに発表になりそうか?
○松本:★★
少なくとも来週中には発表する。
○朝日ただ:
わかりました。
○朝日青木:
今の話だが、本来、APDの置き忘れ事案、紛失事案について、これはそちらとしては公表対象になっていないということでいいか?
○松本:★★★
少なくとも線量の評価という意味では、同業者で代替できる場合は、それに置き換えるということをやっているので、今から考えれば、公表事案かどうかというところについては、すこし判断が難しかったことではなかったと思っている。
# 普段からアバウトな線量管理をサラリと暴露する松本氏。
○朝日青木:
今後同じような事例があったら公表対象になるのか?
○松本:
まあ、今回の件を踏まえるとすみやかに公表したいと考えている。
○朝日青木:
そちらとして何を公表する、しないについて、若干曖昧なところが多いと思うが、このAPDの取り扱いについて、これだけ問題になっているんだから、この点については公表するということを何処かの時点で明確に言って頂ければと思うが。
○松本:★★★
ハイ。公表の仕方は考えたいと思うが。少なくとも今の質問については、公表することで考えたいと思う。
○朝日青木:
今の私の質問は、何を公表する、公表市内について、曖昧になっている部分が多すぎるので、
○松本:
少なくとも今回のAPDの部分については、どういう事案について発表する、発表しない、ということを明示化して頂きたいということなんだが。あのう、APDの紛失とか、未着用、それから7月に問題があった鉛カバー不正といった、
正しく線量計としてはかれていないケースに関しては、まあ、公表したいということで考えたいと思うが、場合によっては単なるAPDの故障だったとか、あるいは置いてあったが直ぐ見つけましたっ、というケースだとか、それは少しケースバイケースで判断したい。
# 正しく線量がはかれていないケースは問題視。APDなくしたり不携帯は他にもっている人がいるから一緒に作業した人の値を使うアバウト管理。ないと言いながら実際には相当数事例があり日常茶飯事の可能性。線量管理いい加減、発表は意図的に不正をしたケースに限りたい東電。
○朝日青木:
実際の線量は正しく計れなかった場合については、公表して頂くということか?
○松本:
少なくとも線量計の目的から考えて、そういうケースに該当する場合は、公表することで考えたい。
○朝日青木:
前回答えて頂いた事案で恐縮だが、免震棟とJビレッジをチェックポイントを通らずに現場に入るケースがあるかないかについて、無いという認識か?
○松本:
ハイ。まっ、色々現場の状況も再度確認させてみるが、いわゆる何というか、ええ、まあ、今回現場の出口でAPD全数チェックをやるが、そこを通らないで、外に出るケースはないと考えている。
○朝日青木:
それは何時の時点からのカウントか?
○松本:★★
少なくとも8月10日に全数チェックを始めて以降はないと思っている。
○朝日青木:
免震棟は全員通る義務になっていないと聞いている。Jビレッジは全員通る義務になっているのか?
○松本:
ハイ。Jビレッジで装備品を貸与というか、カバーオールとか、全面マスク等を用意しているので、そこで受け取って出ていく状況になる。
○朝日青木:
Jビレッジから出る時は、全員がチェックされるのか?その輻輳によってチェックされる人、チェックされない人がいるということか?
○松本:
ハイ。白タイベックを着れる方は現場に出る方なので、そこでAPDを持っていることが必須になる。
○松本:
ただ、免震重要棟に行くだけとか、休憩所に行くだけ、という線量計をつける必要がない方は、青タイベックということで識別している。
○朝日青木:
今の話を整理すると、白いタイベックを着ている人はJビレッジから出るときに全員必ずチェックをする、青いタイベックを着ている人はチェックしないという認識で良いか?
○松本:
ハイ。ケッコウデス。
○朝日青木:
白タイベックを着ている人は必ず全員チェックしているというのは間違いないのか?
○松本:
ハイ。あのう、白タイベックを来たものと、青いタイベックを着ているものと区別をしている。ただ、考えようによっては、白タイベックを自分で用意して全面マスクを着用して、まあ、自分の自宅、あるいは作業現場から1Fに出発する方に関しては、そこまでは私どもとしてはチェックできかねる状況だ。
○朝日青木:
それだとJビレッジを通らないんじゃないか?
○松本:
ハイ。ですから、自分で白タイベックを自前で用意して、全面マスクも用意して、現場にく方がほんとうにいるかというところは、まあ、私どもとしてはないと思っている。
○寺澤:
よろしいか?
○朝日青木:
現在の認識では全員がチェックを受けているという認識に変わりないということで良いか?
○松本:
ハイ。変わらない。
○朝日青木:★★
今の装備品の話だが、メガネをしている方について、どうしても全面マスクの隙間から漏れて、中が曇ってしまう、という話をいろいろ話を複数聞いている。そこで東電としてシールピースという、メガネとの隙間を埋める装備品を1月ぐらいから貸与が始まったと聞いている。
その対象が東電社員だけで下請けの方に入ってないんじゃないかという指摘がある。これについて、そういう実態があるかどうか、ちょっと調べておいて頂きたい。
○松本:
ハイ。確認する。
○朝日青木:
よろしくお願いする。
○読売前村:
水漏れの件だが、サリーから出たもので淡水化装置の配管と水漏れのあった箇所といっていいか?
○松本:
そうだな。淡水化装置を処理した水ではなくて、入ってくる水だ。
○読売前村:
すると淡水化装置にまだ入っていない水ということか?
○松本:
それでけっこうだ。
○読売前村:
わかりました。傾向としては4系統あるうちのひとつから水漏れが起きたということでいいか?
○松本:
そうだなあ。ハイ。それで結構だ。まっ、4系統といっても、実際には先ず3系統ある。ここにあるように、1A,1Bというのと、2と3という系列としては先ず3系列ある。
で、今回漏れたのは、この3系列であり、その3系列目を少し分解すると、1枚目の裏面(http://j.mp/QIn7H6)逆浸透膜の要素としては4本ある状況。その内の一箇所から漏れた。同じ物が4セット、スキッドという形であることになる。
○読売前村:
すると3系列あるうちの一つで水漏れが起きて、そのひとつの系統の中にさらに4分割されているということだな?
○松本:
ハイソウデス。
○読売前村:
わかりました。すると残り2系統は通常通り運用しているということで良いか?
○松本:
ここはちょっと、今動いているかどうかは確認する。淡水化装置はだな。この絵で言うとSPT(B)というサプレッションサージタンクの水位を見ながら、完結運転をしているので、連続運転をしているわけではない。
少し水が溜まったら動かすという状況だ。比較的、現在は3系列目が処理量としては大きいので、3を中心に使っていたので。まあ、今回、ここの水がどんどん溜まってくれば、2,もしくは1A,1Bを動かすことはある。
○読売前村:
今のところとしては、3系列目が水漏れしたことにより、直接的な影響が出ているわけではない?
○松本:
はい。処理自体は一時的に止めているが、残りの1系列、2系列が、3系列目も他の3つのスキッドは漏れてないので、先ほど質問があった点検が終わり次第動かすことは可能だ。
○読売前村:
わかりました。細かいことだが、状況のところの②の淡水化装置3を終了停止し、というのは、終了停止させたのは東電社員ということか?
○松本:
こちらは協力企業の作業員だ。これは水処理設備を一括してプロセス主建屋の南側で集中制御室をもっているので、そこで止めている。
○読売前村:
別件だが、新燃料の先ほど質問があったと思うが、8月最終週にもという話があった。これは実際に調査結果によっては今後の作業に影響が出そうなものは、今のところわかっていることがあったりするのか?
○松本:★
今回はいわゆるタイロッドという、いわゆる燃料集合体と上のハンドルをボルト締めしているわけだが、★そこに腐蝕があるかないかというところが、今回調べる大きな目的になっている。
水質上問題ないものと判断しているが、もし、こういうところに腐蝕があって、今後、来年12月に使用済燃料をひきあげる際に、もしこういったボルトの締結部に、★腐食等があって、ひきあげる際に不安があるようだと、今後の工程に大きな影響があると思っている。
○読売前村:
~ キキトレズ ~ 調査も最終週にということか?
○松本:
ハイ。先ずは目視点検をして、そういった腐蝕の有無を確認したいと思っている。
○読売前村:
1号機の格納容器の話についてもだが、これも月としては具体的に日付けは決まっていないという話だったが、例えば8月中とか、9月中とか、ざっくりしたものは何かあるか?
○松本:
当所の予定は確か9月上旬だったと思うので。まあ、まもなくより詳細な話はできると思う。失礼した。淡水化処理について今全部止まっている。
○回答佐藤:★★★
ポケット線量計のことについて。ポケット線量計を紛失した人に関してだが、何時から働き始めているかということと、累積の被ばく線量はどれぐらいか公表されているか?
○松本:
いつから働いていたかどうか、経験年数デスカ?
○回答佐藤:
いえ。この一連のというか。
○松本:
昨年3月からだから、事故後、働いている。
○回答佐藤:
事故直後からずっと?
○松本:
ハイ。
○回答佐藤:
今年度の累積線量はどれぐらいか?
○松本:
約30mSvだ。。
# 累積線量 30mSv 即答
○松本:
あっ、今年というか、あのう、今回の事故後での累積線量ということでは30mSvだ。
○回答佐藤:
今年度ということでは?
○松本:
底では切っていないので、ちょっと確認させてくれ。
○回答佐藤:
昨年度がわかれば今年度はそれを引けばということで、
○松本:
ソウデス。
○回答佐藤:
昨年度はどれぐらいか?
○松本:
トータルで今30mSvと確認している。
○回答佐藤:
昨年度は?
○松本:
ですから確認しないとわからない。
○回答佐藤:
なるほど。わかりました。了解です。ポケット線量計の配備の個数が、APDが免震棟に約2000台で、JビレッジにPDが1500という事だった、これは配備の個体の入れ替えはよくあるものなのか?
○松本:
ハイ。点検等で不良品になったら交換をしている。従って予備品という形ではもっとある。
○回答佐藤:
そうするとその予備品含めて、幾つ壊れて幾つ出してきた、といったような推移が、例えば月末締めで今月どれぐらいだったかという感じで数字がわかれば。それは出るか?
○松本:
あの、多分月単位ではそういう集計はしていないと思うので。どういう出し方が出来るかどうかは確認させてくれ。
○回答佐藤:
わかりました。感覚的には1ヶ月ぐらいでどれぐらい壊れた新しく出してくるものなのか?
○松本:
現場とかに持って行ってぶつけたとか、落としたみたいな話があると、まっ、脱いだ時にポンとあたってしまったというケースがあるので。そういう意味では少なからずあろうかと思うが。何個あるかということについてはちょとわからない。
○回答佐藤:
例えば1500と2000で3500だが、一ヶ月で100台、200台壊れるような感じなのかとか、
○松本:
私の経験から、そういう感じではないと思う。
○回答佐藤:
わかりました。以上です。
○朝日こん:
淡水化装置からの水漏れの件だが、これは外部には全く漏洩は特に?200リットルはある程度の量だと思うが。なかったという理解でいいか?
○松本:
ハイ。http://j.mp/QIn7H6 示している2ページ目のオモテ面の図の範囲に留まっており、この建屋の周囲には堰がある状況だ。
○朝日こん:
建屋の床に、これは場所は1階ということだが、
○松本:
これは平屋なので、1階の床面だ。
○朝日こん:
1階の床面に広がったという事だが、黒と青のシマシマのようなものが、いわゆる水の広がりというわけではないよな?
○松本:
2枚目のオモテ面の床面にハッチングをしてあるところが、漏洩した範囲を概略図視したものだ。
○朝日こん:
あっ、そゆことか。かなり30メートルぐらいにわたって広がっているイメージか?
○松本:
そうだな。これでいうと縦が10m、横が20m、という広さになっている。ただ、実際の面積は、少しこういったスキッドが立ち上がっている部分があるので、若干、その部分は小さいとは思う。
# 厚さ1mm評価だけど、2mmとしたら倍になるわけで。相当アバウト。
○朝日こん:
濃度的には10E-1Bq/cm3レベルということだが、実際に濃度測定はまだしていないということ?
○松本:
シタッ? はい。えっと、分析結果は出ているので連絡させていただく。Cs-134が4.2E+0Bq/cm3、Cs-137が7.2E+0Bq/cm3、ヨウ素131はND、★★アンチモン125が見つかっており、これが2.9E+1Bq/cm3。全βが7.1E+4Bq/cm3だ。
それから配った試料の表面線量率 γ0.1、β3といったが、再度、この水をサンプリングしたら、γが0.028mSv/h、βが5mSv/h という状況だった。
○朝日こん:
となるとセシウムだと10E+0 ぐらいということで。そんなに低い値でもないというか。今までの汚染水のレベル的にいうと、そこまで、こう…
○松本:
いわゆるタービン建屋に溜まっている高濃度汚染水は現在10E+4~10E+5Bq/cm3あるので、セシウム吸着装置サリーを通して、1万分1程度にはなっている水だ。ただ、10E+0 オーダーはどちらかと言うと、通常の発電所では、
○松本:
まあ、比べると、濃い水、ということではある。
○朝日こん:
アンチモンはどういう形で出てきたのか?
○松本:
これはこれまでも滞留水の中には含まれている核種だ。今回、ゲルマを通した後、分析器に引っかかった状況だ。
○朝日こん:
わかりました。質問にも出ているが、この金属部分、ステンレスが欠損するようなことは、これまでは一応なかった?金属部分が直接欠損する形ははじめてという理解でいいか?
○松本:
そうだな。ゴムのところから、まあ、漏れた事例は過去に一件、私は記憶しているが。特に金属が駈けるというか、割れるということははじめてだ。
○朝日こん:
今回、検知が見つける前にパトロールで確認できたということだが、これは検知が、パトロールに行かなくても検知器では直ぐにでも見つかる状況ではあったのか?
○松本:
そういう意味では、まあ、毎日1階パトロールしているので、まあ、見つける、見つける、見つけられた状況だ。
# 「見つける、見つける、見つけられた状況だ」
このままたまり続けてだな。検知器に引っかかればパトロールをまたずに見つかった状況ではある。この検知器は床面から水の溜まった深さ、ようは、針のようなものがあり、そこに水が触ると導通して警報を発生するタイプなので、★ある程度、深さがないと見つからないものである。
○朝日こん:
わかりました。頂いた資料の1ページ目(http://j.mp/QIn7H6)黄色い接続部分は、これは同じものなのか?
○松本:
この絵で言うと、ええ、上から左に言っている所が同じ部材だ。このジョイント部のところでつないであるが、同じ部材だ。この黄色いペンキが塗ってあるやつは、L字型の配管を支えるための別の部材だ。
○朝日こん:
その直ぐ下にあるジョイント部の構造の説明部分の具体的に欠けているジョイント部の所というのは、シルバーのように見えるが、これは上のものと場所が違うということか?
○松本:
同じものだ。
○朝日こん:
同じものか?
○松本:
多分光線の当たり方というか、写真のとり方の違いではないかと思う。
○朝日こん:
わかりました。実際に作業員が要って確認できるような表面線量的にはそういうことは出来るレベルではあるのか?
○松本:
そうだなあ。空間線量という意味ではちょっと確認するが。★この見つけた方自身の本日の被ばく線量は0.07mSvだったので、近づけないような箇所ではない。
○朝日こん:
わかりました。ありがとうございます。
○朝日青木:
一つ確認させて欲しい。過去のクイックセルバッジとAPDの値を比較するという対象時期についてだが、何時からの分ということで比較対照するということになっていたか?
○松本:★★★
えっとコチラは厚生労働省からの指示があり、昨年の、えっと、よいしょっと。昨年の… よいしょ。11月1日だ。から、今年の6月いっぱいだ。
○朝日青木:★★★
すいません。過去に何度も線量偽装が行われていたことを私達も報じているが。昨年11月1日以降で、そちらで十分と考えているのか、それとも線量が激しかった爆発直後からの文をやらなきゃいけないと考えているのか、どちらか?
○松本:
アノウ、先ずは、アノウ、厚生労働省からの指示があった所を早急に実施して確認したいと思っている。
○松本:★★★
その結果を踏まえ、過去に遡るかどうかは考えたい。
○朝日青木:
線量が高い時のほうが偽装はされやすいとは考えないのか?
○松本:
アノウ、動機としては考えられるとは思うが、現時点では先ずは指示を先行してやりたいと思っている。
# 厚労省、国の指示がない限り調査する理由は何処にもないという一貫した姿勢の東電。で一貫しない回答。一貫する所がイカれてる。国も長年黙認して原子力政策推進してきた共犯者。メディアが根性見せるしかないのさ。ビデオ会議といい、なめられっぱなし。甘んじてるメディアとそうでないメディア。
○朝日青木:
じゃあ、その結果がどうだったら一番ひどかった時期のことをやるのか?
○松本:
アノ、今のところはまだそこまでのところの検討はできていない。
○朝日青木:
結果をみてまえの一番ひどかった時期をやるかどうか検討するということであれば、結果がどうだったらやるということになるのか?
○松本:
アノ、結果がどうかは今わからないので結果を見てから判断したいと思っている。
○寺澤:
はいっ!!よろしいでしょうかっ! ではどうぞっ
# 強制終了
○回答佐藤:
テレビ会議の試聴に関してだが、パソコンを持ち込んでメモを盗ることが可能だと、これは寺澤さんに聞いたほうがいいのか?
○松本:
ドチラでもケッコウダ。
○回答佐藤:
パソコンを持ち込んでメモを盗ることが可能だということと、東電が文字起こしたものが補助資料として備え付けがある。この東京電力が文字起こしした補助資料をパソコンで全部書き写すことは可能、という事で良いか?
○松本:
ハイ。カノウデス。
○回答佐藤:
そうすると、それは手間なのでスキャナー持ち込ませて貰えないか?
○寺澤:
それは断らさせて頂きたい。
○回答佐藤:
全部書き写すのは良くて、全部スキャナーで取るのはダメ。その違いは何なのか?
○寺澤:
違いは… そう言われると、確かになかなか難しいところがあるかもしれないが、パソコンで皆さん、おうちになっているので。宜しくお願いしたい。
○回答佐藤:
スキャナーを持ち込ませない理由を後日でいいので整理して回答お願いする。
# 皆さんがパソコンで打ってるから勝手なこと言うなやと。国費投入されても、どこまでも身勝手な東電さまが決めたルールに従う日本のメディア。何時まで続くのか、この異常事態。
○寺澤:
ハイ。
○回答佐藤:
テレビ会議のことで。プライバシーを保護した人数が、今公開されている150時間の分でいいが、プライバシー保護処理をした人数が何人になっているか、これは栗田さんにお願いしているが、なにかわかったか?
○松本:
特に人数は数えてない。
○回答佐藤:
数えられないのか?
○松本:
イエ。数えてなかったということだ。
○回答佐藤:
何人の人のプライバシーを保護しないといけないから、現状の公開方法になっているのかという重要な問題なので、人数確認をお願いする。
○松本:
繰り返しになるが、役員や私どもの報告書で使命を明らかにしたもの以外の者が、私どもとしては保護する必要があると考えているので、その者たちが、まっ、保護する対象と考えている。人数はそれぞれ数えてはいない。
○回答佐藤:
人数を数えて頂けないか?
○寺澤:
数えるつもりもありませんっ!!
○松本:
数えるつもりもないので。ご容赦下さい。
○回答佐藤:
わかりました…。補足だが、加増得ようと思ったら数えられるということでいいか?
○松本:
当然、複数、ピー音を数えてくれと言われれば数えられるが、それが重複しているのかどうかというところかは、
○回答佐藤:
要するに東電側でこの発言は誰の発言なのでプライバシー保護した、という誰の、名前の個数というか、名前を特定できるかどうか。全員分、名前を特定できる?
○松本:
名前が発言されているところは、プライバシーの保護の観点でピー音を入れているので。ピー音の本数を数えてくれというのは、物理的に可能だ。
○回答佐藤:
それは処理した数じゃないか。
○松本:
ハイ。
○回答佐藤:
名前の人数。頭数というか。個人の人数では何人か?
○松本:
従ってそれをもう一度聞き直すとか、そういうことをやれば物理的に可能だが、現時点で流行る予定はない。
○回答佐藤:
よろしくお願いする。これは確認お願いする。要望続ける。
○寺澤:
あの、要望続けて頂いても結構だが、私どもとしては数をつもりはない。
○回答佐藤:
わかりました。ではあと3つ。
○寺澤:
それから先程のスキャナーの件だが、基本的にはスキャナー機能はコピー機能と同じなので。コピーそのものは基本的に断っているので、スキャナーについても断るということだ。
○回答佐藤:
手で書き写すコピーはOKということだな。
○寺澤:
特段、そこのところは私どもとしてはOKと言うかですねっ!
# では、手で書き写すのはOKでコピーはダメなのか説明してもらいますか。期限内で状況把握されたら困るから。当所、公開は5日に限定、記者1名に限定した呆れた東電。最近、東京新聞記者をめっきり見かけなくなったけど、リソースをビデオ会議に割いてるのかな。
○寺澤:
皆さんで文字起こしているということだ。
○松本:
書き写しているのか、要点だけを拾っているのか、それは私ども区別できなので。まあ、要点だけを拾っている方もいると思っている。
○回答佐藤:
ただ時間の無駄、労力の無駄なので、スキャナーを持ち込ま
○寺澤:
お断りしたいと思う!!お断りをしたいと思いますっ!!次の質問をどうぞっ!
○回答佐藤:
わかりました… 今年の8月10日に原子力損害賠償の請求と支払の実績ということで、
# 強制終了
○回答佐藤:
おおまかな集計が公表されている。個人で請求の受付件数が17万6000件だとか、そういった大きな集計結果だが、この集計の項目ごとというか、原因毎にもう少し細かい内訳はあるか?
○松本:
アノウ、それぞれ、アノウ、分析等はしていない。合計額で伝えてさせてもらっている。アノウ、集計の仕方が回答佐藤さんの質問の趣旨がよくわからない。なんとも言えないが。何か項目別に分けているわけではない。
○回答佐藤:
例えば避難費用とか帰宅費用とか、後、生命身体的損害とか、精神的損害という形で項目立てがあると思うが。
○松本:
あっ、個人単位の支払額を集計したものが公表させて頂いているが。個人ごとの中身を、例えばAさんの分、Bさんの分、Cさんの分、ぜーんぶたして、例えば身体的損害という事で集計していることはない。
○回答佐藤:
すいません。それは集計はあることはあるのか?
○松本:
いや、多分無いと思う。
○回答佐藤:
これは確認お願いする。
○松本:
ハイワカリマシタ。
○寺澤:
よろしいでしょうか!
○回答佐藤:
後2つある。
○寺澤:
簡潔にお願いします!
○回答佐藤:
シンプルなので大丈夫だ。6月下旬に1号機のトーラス室調査中に線量計が壊れたケースがあったが、なぜ線量計が壊れたか、原因の調査、確定はできたか?
○松本:
ファイ。以前公表させて頂いた。線量計を下ろす際に荷重が余分にかかって、そこが割れて水が入ったためと考えている。
○回答佐藤:
線量計のメーカーも同じ見解ということで?
○松本:
線量計を確認して水が入ったことを確認している。
○回答佐藤:
東電の見解?
○松本:
ハイソウデス。
○回答佐藤:
メーカーは何か、
○松本:
いや、割れて水が入っていることがあったので、そう判断している。
○回答佐藤:
木野さんの出入り禁止の解除についてだが、何かしら検討はすすんでいるか?
○松本:
今のところ、解除する見通しに関しては未定だ。
○回答佐藤:
わかりました。ありがとうございます。
○寺澤:
以上で会見は終了させていただく。
~ 終了 19時3分