IWJ Independent Web Journal
○プレス
- ★★★東京電力株式会社福島第一原子力発電所に対する保安検査結果について報告書を取りまとめました
- ★★日本原子力発電株式会社東海発電所における配管等に係る総点検結果の最終報告書を受領しました ~ここ数日、駆け込み評価、報告、認可ラッシュですな。
- ★東京電力株式会社から福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性等に関する報告書の追補版を受領しました
- ★発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)一次評価に係る報告書が提出されました(関西電力株式会社美浜発電所1、2号機)
- ★独立行政法人日本原子力研究開発機構新型転換炉原型炉施設原子炉施設の保安規定の変更の認可について
- ★日本原燃株式会社濃縮・埋設事業所廃棄物埋設施設の保安規定の変更の認可について
■福島第一の状況 ~ 炉心注水量低下 LCO逸脱発生(第一報)
○森山対策監:
★★先ほど入ってきた情報だが、福島第一で保安規定を逸脱する運転制限逸脱事象が発生している。注水量が必要流量を少し下回った状況であるということだ。この件については今わかっている範囲で説明する。
必要な注水量と現在の中水流量の数字を申し上げる。1号機の必要注水量4.3m3/hに対し、15時7分現在4m3/hに低下。2号機 必要注水量6.1m3/h 15時で5.5m3/hに低下。
3号機 必要流量6.1m3/h 15時5分 5.6m3/hに低下。手元にプラントパラメータの表があるが、今日の11時現在では、それぞれ1号機が4.9m3/h、2号機、3号機が7m3/hとなっている。
現在、1号機は約5m3/hで調整し、2、3号機は7m3/hで調整し、時々下がったりするが、という数字で調整しているが、3時の断面で少し注水流量、これは崩壊熱を元に東電で評価しているが、その数字を下回る状況が確認されたということだ。
東電ではこの流量調整の準備作業に入っていると聞いている。手元にプラントパラメータの温度数字があるが、現場の保安検査管が検査した所、特に、温度そのものに上昇といった問題はみられないということであった。
それからポンプ、今、注水は通常3台ポンプがあるが、2台で通常運転している。2台とも運転そのものは継続しており特に止まったことはないと。
それから現在、この流量が更に下がっている状況でもないということである。現在、その流量を上げるべく、調整すべく、まあ、あの、作業に入っていると連絡を受けている。保安院に報告が来たのは15時39分だ。
少し前にはテレビ会議の発話があったが、15時39分に保安院として報告を受けている。本件については新しい情報が入り次第、またお知らせする。
その他の件を少し紹介する。本日は2件の報告。ひとつは東電から建屋評価の報告。それから、今日、保安検査の報告を後ほど、検査課長から行う。その他の1Fの作業として3点ほど紹介したいと思うが、先ず、★4号機から取り出した未照射の燃料検査、27日~29日の3日間で行った。
保安院からも専門家とともに現場確認を行なっているが、目視検査ではあるが、今後、燃料を取り出す際に支障になるような損傷などは確認されなかったということだ。保険については9月に入って意見聴取会もあるので、そこでも保安院からも報告する予定だ。
■窒素供給装置復旧、滞留水移送P管置き換え工事
★それから窒素供給装置だがインバータ故障で1台停止してたが、インバータを取り替えて試運転して問題ないということで、本日から復帰をすると。
従前と同じ設備、2台体制で運転を行う。それから滞留水の移送だが、ポリエチレン管化の前倒しということで、4号機から集中廃棄物処理建屋へのポリエチレン管が完了したということで、4号機から集中廃棄物処理建屋に滞留水を本日から移送する。
2号機からの移送は、この状況を見た上で、2号機から3号機への移送に切り替えていく事になる。それから、東電からの報告を1点だけ簡単に説明する。
■1F原子炉建屋の現状の耐震安全性等に関する報告書の追補版
「福島第一原子力発電所の原子炉建屋の現状の耐震安全性等に関する報告書の追補版を受領しました http://j.mp/Nyq7ev 」これは4号機建屋の健全性については、これまで確認、評価をしてきた。
先般の意見聴取会で色々意見をいただいていたが、4号機原子炉建屋上部のがれき撤去が完了し、建屋上部の重量が大幅に軽くなったと。がれき撤去に伴い、損傷状況、この確認が済んだということで、これらの状況を踏まえ、東電で再度解析を行ったというものである。
別添、報告書は今日受け取ったばかりなので、説明は省くが、基本的には従前の評価結果とあまり変わらない。殆ど変わらない結果だ。
上のほうが大分軽くなったことから、耐震上は楽になっている面もあろうかと思う。本件については、今後、専門家の意見を聞きながら確認していく。先ほどの注水量の件は新しい情報入り次第また伝える。
■1Fに対する保安検査結果 報告書取りまとめ★★★
○森山対策監:
次に保安検査の結果について検査課長から説明する。
○保安院検査課長 大村:★★★
手元の配布資料で、保安検査の結果について取りまとめましたっと。いう資料(http://j.mp/Nyrwlk)が行ってるかと思う。これについては既にお知らせ(http://j.mp/OnPv6r)してたところだが、
(その2)(その3)を反映した認可(http://j.mp/QW0COQ)を行ったということで、それを受けて7月24日から約3週間程度ということで保安検査を行なっていた。それで8月10日に当所、予定通り権を終了したということで、
これは8月10日時点で速報ベース(http://j.mp/OnPv6r)でどういった様な、主な確認事項があったのか、ということで、この場でも説明(http://j.mp/N5BGnf)したと思う。
http://j.mp/QW1xyJ 施設運営計画(その2)(その3)はその下に注釈があるように、(その1)が循環注水冷却システムの関係で、それ以外の諸々も含め、(その2)(その3)ということで、施設の追加等が行われているということである。
それから保安検査そのものはご存知だと思うが、保安規定の巡視状況というものを定期的に確認してく検査である。
それで確認事項については速報で8月10日(http://j.mp/OnPv6r)に説明したものと基本的には変わっていないが、その評価についていくつか出ているので、別紙1を見るんだ。(http://j.mp/QW29nZ)
先ず、保安検査の対象項目だが、これも前回説明したかと思う。申し上げたような施設運営計画、(その2)(その3)を反映させた保安規定の順守状況を見ると。それから前回の保安検査は2月だったが、
これで確認された幾つかの保安規定の違反事項があったが、これの改善状況を見るというのが2点目。3点目として昨年から漏洩事象などのトラブル等があり、それから、ええ、改善の指示を幾つか出しているので、
そういうのがちゃんとされているかどうかということである。それで2ポツに確認・指摘事項とあるが、先ず1点目の施設運営計画・(その2)(その3)を反映した保安規定の遵守状況だが、★★先ず1点目はAPD,警報月ポケット線量計だが、
その見着用の問題というのがあった。これは8月3日、10日に協力会社の作業員がこのAPDを着用せず(http://j.mp/MVdV1n)作業を実施しているということが確認されている。
ええ、本件については、まっ、この事案とか、その事実、事象を持ってだな。やはり保安規定に違反していると判断しているということだが、★★★背景としては作業員へのAPDの着用に関して順守する措置、
# APD不正使用 根本原因徹底無視。問題はあくまで順守徹底していなかったのが問題。東電主張と何も変わらない。共犯。( ゚д゚)ポカーン
例えば装備の目視とか、声かけとか、放射線防護教育とか、そういうものが十分でなかったということもあるのかなと。まあ、そういう判断で、一応、保安規定の違反。まっ、ただの監視事項ということで判断している。
2点目は意図的なAPDの不正使用ということで、これは7月のAPDの鉛カバーの装着の事案というのがあった。で、保安検査において、どういった実態出会ったのかという確認をし、速報の時もかなり詳しく申し上げたが、
まあ、不正使用の防止という観点からの取り組みが行われていない事が確認されている。これの評価だが、★★★協力企業の下請け作業員による意図的な、ま、不正行為ということであるが、
保安規定との関係で言うと、意図的な不正の防止の要求事項になってないというところもあり、これ自身が東電の違反でも直ちにそうでも。なかなか言えないと。いう、ところではあるが、ただ、そうだとしてもだな。
# この件、鉛着用指示したビルドアップは0名に修正してる。丸投げされた下請けの作業員が鉛偽装を強要されたのに「作業員による意図的な」って… ( ゚д゚)ナンダソレ 意図的にされた東電はむしろ被害者ではないか、という保安院評価。規制機関じゃない。
今回、放射線防護を徹底する上で、不正使用の未然防止というものは非常に重要だと考えている。ええ、まあ、本件については、別途だな。これも説明していたかと思うが、
別途指示文書を発出し、それに対して東電から改善の対応策について、幾つか、ええ、計画が出ておりまして、まあ、それについて今後だな。こちらの方でもかなりいろんな注文があってもっと強化せよというところの指摘もした上でだな。
今後、厳しく、その辺のフォローをしていきますよ!と言うこといってるところである。次の点。これも放射線防護の関係だが、まあ、保安規定に基づいて、協力企業に対して放射線防護の措置を徹底していく必要があるわけだが、
ええ、この、ええ、放射線防護に関してだな。ええ、東電が仕様書というのを定めており、これに基づいて、まあ、協力(下請け)企業から計画書というものを提出する仕組みになっているが、
協力企業に対して計画書の提出を求めていないことが確認されている。で、本事案については、保安規定上は問題があると考えている。ただ、これについては、もう保安検査が始まる以前、
まあ、7月の当所の頃から、ええ、まあ、仕様書をちゃんと策定して、協力(下請け)企業に対して8月末という、まあ、明日だが、計画書の提出を求めているという、まあ事実があったので、これについては今後の保安規定等により、
# 杜撰な被ばく管理、仕様書未提出は8月末期限で提出求めていたので、まあ、いいだろうと。これも不問。たまたま、その時期にこういう事例が出てきたんだし、という前回の東電擁護姿勢は変わらず。その後でた報告。http://j.mp/NKfoco どうすんのこれ。
今後の改善状況を確認してくことが適当であろうと考えている。あと1点。保安規定にエリアモニタの数が実は書いてあり、これは放射線計測類の管理というところで書いてあるが、6号機のエリアモニタについて、保安規定上82台と書かれている。
# ぬるすぎる、指導する気あるのかという指摘も無視。保安院は年2,3回の保安規定で見ていくだけ。( ゚д゚)ポカーン
ただ、実態を調べると、3代が水没とある。そのエリアに6号機の地下だが水が入って、そこが使用しないエリアになっていると。要するに社員も入らないという状況になっており、その3台が復旧されていないことが確認されている。
当該区域の出入りをしないエリアなので、直ちに何か要求される昨日では勿論無いが、ただまあ、ええ、今後だな。立ち入りが可能となって、ええまあ、今後復旧する必要があると思う。いずれはだな。
そういうことを前提に保安規定上は 82と書いときながら、それで全部機能を満たしてないというのも問題なので、その辺りの規程について保安規定で明確化することが必要かなと考えている。
それから前回の保安検査、2月だが、確認された保安規定違反の改善状況については、前回一番大きかったのは循環注水冷却の保全計画が策定されていないというのは、これは非常に思い案件だと考えていた。で、この状況を見たところ、
タービン建屋については、高レベルの汚染水等があるので、この保全計アックをきっちり立てるのは難しいであろうと。これは我々も理解したので。ただ、それを除いては、この点検計画が策定されていることが確認されたので、
一応、是正措置がされていると確認をしている。ただですな。その次の経営層の関与とあるが、追加指示への対応状況とここで書いてある。敬意を言わないとわかり辛いが、この保安規定違反があった後だな。
# ただ、ただ、多いな。
ちゃんと原因究明をして対策をくじてくれと指示をした。その後、報告書を東電の方から、これは4月19日だが、受領した。中身を確認した所まだ不十分ということで、追加指示を、実は、した経緯がある。
これが6月21日であり、そのなかでは底に書いてあるように、保全計画の策定とか、保安規定の変更とか、それをきっちりと行えるようなそもそもの仕組みをきっちり構築しないといけないとか。
あと、そもそも人員と体制をしっかり充実させることとかだな。経営層の関与としてこういう事がないようにしっかりとマネジメントすること、と追加指示として出していたが、ま、一部確認はできて対応は出来ているが、
特に人員と体制の確保、経営層の関与については、まだ検討段階ということで、保安検査の時点ではそうであった。★★で、先方(東電)の説明によるとだな、8月末、ま、明日なんだが、別途、信頼性向上の関係で指示もしており、
★★そのなかで報告書をきちんと出しますということだったので。じゃあ、それを見て考えますということで、これは一応、まあ、そういう状況になっているということである。
# 東電のいいなり。経産省・保安院
http://j.mp/QW29nZ それから、後、ええ、3ページ目にある同意事象だな。あ改善指示への対応状況については概ね内容は改善、ハードの改善がほとんどなので、その辺りは改善されていたということだが、
ちょっと不備な点が現場を見たところ確認されたということで、淡水化処理設備、漏洩をおこした所の堰等を設けているが、マンホールがあり、その周りの防水措置が不十分じゃないか。それから、タンクエリアに監視カメラを置いて、
漏洩があったら分かるようにしますということだが、どうも、基数が不足しているというか、死角が出来ている部分があることが確認された。後、堰の継ぎ目の防水措置について開いているところがあるとかだな。
そういうところが、若干、設備上の不備が少し有りそうだということなので、これについては改善してくださいということだ。ただ、保安規定の関係で行くとだな。そういったことがしっかりと、ええ、改善をしていくことが大事なので。
これについてはそういう不適合の処理というものが、きっちりされるかどうかという観点から今後しっかりと確認をしていくことにしようと考えている。以上、大体、8月10日に申し上げた内容とほぼ同じだが、評価について付け加えたという事だ。
でっ!全体についてはだな。一番最初のページ裏面だが、保安検査結果のポイントというのがある。http://j.mp/QW1xyJ 総括的にはだな。前回の保安検査の時は、違反事項、8件ぐらい実はあったということで、
今回は最終的に違反事項が一件ぐらいということなんで、数字から言うと、まあ、全般に改善はされているということは、まあ、確認。まあ、当然であるが、保安規定もきっちり時間が経っているので。
改善はされているということが当然であるが確認はされている。ただ、まあ、先程も申したように幾つかの指摘事項も、放射線管理、今回、保安規定ではじめて入れたわけだが、
放射線管理について幾つか課題が明らかになっているので、まあ、このあたりはしっかり対応して頂き、こちらも厳しく確認していく必要があろうと考えている。
それから先程の前回の宿題というか、違反事項への対応について、不十分なところ、まだ確定していないところがあるので、これについては東電の対応を見ながら、こちらもしっかりと確認していく予定にしている。長くなったが私からの説明は以上だ。
○森山対策監:
保安院からの説明は以上だ。質問があれば受ける。
■質疑
○TBS立山:
注水量の低下について伺いたい。これは何時から流量が低下していたのか?
○森山対策監:
今、確認されているのは14時の確認までは、変わっていない。1号機が4.9m3/h、2号機、3号機が7m3/hで変わっていない。
○TBS立山:
1時間で下がったと?
○森山対策監:
そうだな。その後、どういう時間帯で下がっていったのか詳細はわからないが、14時までは変わっていなかったことは確認できている。
○TBS立山:
原因については何か?
○森山対策監:
そこはまだわからない。今は給水の回復を先ず進めると。その上で原因をよく調べることになる。
○TBS立山:
わかりました。ありがとうございます。
○毎日岡田:
注水量の低下は温度は午前中と15時、16時どちらでもいいが、温度は、
○森山対策監:
変わってない。
○毎日岡田:
変わってないんですか?
○森山対策監:
はい。圧力容器も格納容器も特に変化は見られないということだ。
○毎日岡田:
後、水の漏洩とかはないのか?
○森山対策監:
そこも含めて確認中だ。ポンプが動いていることは確認できている。
○時事神田:
注水量の関係で確認だが、注水量の確認は、カメラで映して?持ってきてるやつで1時間おきに見ているということでよかったか?
○森山対策監:
1時間おきだな。
○時事神田:★★
注水量の調整だが、バルブの開度でやっていたんだっけ?
○森山対策監:
ハイ。
○時事神田:
その設定は変わっていない?
○森山対策監:
そこは特に変えた情報はない。
○時事神田:
現実に流れているのが、4.9や7という数字から設定が変わってないのに計ってみたら落ちていたということでいいか?
○森山対策監:
あの、注水量はだな。これは日々調整している。どちらかと言うと、少し低下傾向にある。自然に振動、その他によって、なんというか、弁が閉まる方向であり、以前より少し改善されているが、今でもその状況がある。
まあ、それを見ながら調整をしているということだが、特に設定を変えたとは聞いていない。
○時事神田:★★
4.9と7と7は保安規定に定められた最小値ということか?
○森山対策監:
いや、保安規定には原子炉の冷却に必要な注水量が確保されることと、と書いてあるだけだ。これは崩壊熱との関係なので、崩壊熱はその都度評価をしており、
現在は1号機が1時間あたり4.3m3/h、2号機3号機が6.1m3/h、まあ、これは計算上だが、そこを満足するようにすると今している。
○時事神田:
そうするとこの数字は保安規定で定められたと言うよりは、★保安規定に基づいて決められた注水量ということですな?
○森山対策監:
そうです。はい。
○時事神田:
その根拠は崩壊熱から冷却量を考えていると。
○森山対策監:
そういうことです。はい。
○産経蕎麦谷:
3つが同時にというもは、なんとなくわからなくもないが、3つが同時にと言うと考えられることと言うのは、例えばどういう事があるか?
○森山対策監:
そこはまだわからない。現在、ポンプ2台を使って注水をしており、2台でラインがつながっているので、基本的にはどちらがストップしてもゼロにならないような仕組みになっており、ただし、ポンプそのものは動いている。
ただ、それぞれの漏洩の実際に注水されている量は少し低下しているということであり、その原因まではわからない。
○産経蕎麦谷:
これまでこういう極端に下がった例は何かあったりするか?
○森山対策監:
これまで注水流量そのものは、これは変動するし下がっているが、こういった下がり方は今までなかったと思う。
ただ、全体としては注水量を絞っているので、その変動の影響が出やすくなっている面はあるかもしれない。その辺りも含め、これから良く調べていく必要がある。
○産経蕎麦谷:
わかりました。今、調整中だということだが、いつ頃目処に調整が終了するのか?
○森山対策監:
そこはまだ報告がない。通常、調整は30分ぐらい必要と聞いている。先ず、調整の準備に入って調整に行くということなので、
○産経蕎麦谷:
今、どこまで作業が進んでいるかは、こちらに報告はない。ありがとうございます。
○共同通信 竹岡:
概ね1割程度少ないようになっているようだが、燃料の冷却に必要な流量は確保されていると言えるのか?
○森山対策監:
燃料冷却に必要な流量を下回っているということだ。
○共同通信 竹岡:
わかりました。流量の確認をしたい。1号機が本来4.3m3/h必要なところが4m3/h?
○森山対策監:
はい。
○共同通信 竹岡:
2号機が6.1のところが5.5、
○森山対策監:
はい。
○共同通信 竹岡:
3号機が6.1のところが5.6、
○森山対策監:
はい。そうです。
○共同通信 竹岡:
わかりました。
○NHK大崎:
流量計とポンプとか、位置関係というか、配置がどうなっていて、どこで何を確認しているのか、ということはわかるか?
○森山対策監:
基本的には免震重要棟で流量は見ている。ポンプの調整は外で。現場で行う。ちょっと今、絵を書いて説明するので。(http://j.mp/SUKSBT)
○保安院:
簡単に図示するとポンプが3系とある。その他にも予備があるが、一応、3系統あり、今、2台で運転している。先ほど、森山が言ったタイラインというのが、
こういう形で3台のポンプに対してタイラインが付いており、ここを経由して1,2,3号機のそれぞれ送っている形になっている。先ず、ポンプが2台動いており、こういう形で受から水が流れていって、
ここで1号機から3号機にこういうふうに分けられるような形いなっていて、今、2台のポンプで3台のユニット1号機、2号機、3号機にそれぞれ注水しているということだ。それで、流量計はタイラインを出た後のところにあり、
ここの流量をそれぞれ言っている。これももうちょい正確に書くと給水系から入れているものとCS系から入れているものがあるので、流量計はその2だいのたしあわせたものを今申し上げているということである。
○NHK大崎:
どちらがどういう状況になっているというのは、あるのか?給水系と…
○森山対策監:
今、それぞれ給水系とCS系がどれぐらいの割合かまでは来ていない。全体として下がっているので、そこの原因かどうかもわからない。
○毎日岡田:
温度は今、1号機、2号機、3号機がそれぞれ何度で、このままの流量だと、どれぐらいの時間で80℃になるのにどれぐらい時間がかかるとか、1日経てば何度になるとか、今後の推計、試算はしてるのか?
○森山対策監:
今後の水系試算はないが、温度だが、
○保安院:
★★一応、今、最新のもので15時40分現在という温度が届いており、平均したものがだが、原子炉圧力容器温度は1号機で37.5℃。11時現在も37.5℃であり変動はないと。
○保安院:
それから2号機については11時が55℃に対して15時40分現在で54.9℃。3号機が11時 55.8℃だったところが15時40分現在で55.9℃ということである。いずれの号機にしても今のところ有意な変動はないということである。
これについては常時、保安検査感も含めて監視しているので、有意な変動があった場合は直ちに連絡が来て紹介できるような手配はしている。なので、今のところ、現時点においても極端に上がっているということはない。
○毎日岡田:
今の現在の3時現在の流量でこのまま続くと、1時間に何度ぐらい上がる経産になるのか?
○森山対策監:
そこは計算値は持ち合わせていない。これは昨年だが、12月時点で施設運営計画を評価する際に、その時点の崩壊熱だが、仮にすべて注水が止まった場合、
一応、12時間位何は回復できるだろ言う陶然亭で評価した結果、温度は持ち合わせていないが、敷地周辺での被ばくの観点からすると1mSv/y を十分下回るレベルだと評価した経緯がある。
○毎日岡田:
すべての注水が止まっても回復できるというのは、注水が止まっているのが回復できるということか?
○森山対策監:
注水そのものは短時間で回復することができるが、どれぐらいのリスクがあるのかということを、従来から検討してきた中で、
一応、施設運営計画を検討する中で、12時間という数字を仮置きして、どうなるのか評価した経緯はある。勿論、今の状況でこれぐらい下がった時に温度がどう推移するかは、今、そういう計算値は持ち合わせていない。
○名乗らず:
流量が低下に気づいた経緯をもう一度お願いする。
○森山対策監:
経緯についてはまだ確認できてない。
○保安院:
経緯については、元々この流量は1時間に1回、正時に確認することになっており、先ほど森山も言ったが、14時のところで確認したところでは、先ほど申し上げた水位のとおりであり、指定流量満足していたと。
で、15時に正時に運転員が確認した所、必要流量を下回っているのを確認したという経緯である。
○名乗らず:
流量確認できるのが免震重要棟ということか?
○保安院:
ハイ。そのとおりだ。ウェブカメラがつけてあり、現場を確認できる。まあ、いつでも確認できるが、明示的に1時間に1回は運転員が確認するということである。
○名乗らず:
不勉強で恐縮だが、流量の、あっ、デジタルの、
○保安院:
一般的には今回道であったかは確認できてないが、一般的にはデジタル系で数字が出るか、あるいは現場でしか確認できないようなものについては、
計器の前にウェブカメラを当ててあるような感じになっており、それでパソコンの画面上から見ることが出来る、そういった形で免震重要棟では確認できるようになっている。どちらかは現時点ではわからない。
○名乗らず:
どちらかわからないというのは免震重要棟でウェブカメラの、
○保安院:
ウェブカメラであるか、実地での確認であるか、どっちかわからないと言っているわけだ。
○名乗らず:
現場の流量計なんかの数値を、
○保安院:
そうですな。免震重要でとにかく数字は確認できるということだ。はい。ええ。すいません。それで、★★★ 今保安検査感から連絡が入って、イイデスカ? ええ、連絡が来ているが、一応16時34分現在で、ええ、必要流量に戻したという連絡が来ている。
# 漏洩でなかったら、わざとやって注目そらすってことも十分できるよね。これまでも発表タイミング調整するような事をやってきたし。別の理由で誰かが故意にバルブを下げたとか。東電会見はどうだったんだろ。不信の目でみとこ。
最終判断はまだできていないので、先ず、必要流量に戻したと連絡が入っている。ちょっと詳しい数字というに就いてはまだ入ってないので、後で経緯の方については整理したいと思う。以上だ。
○名乗らず:
先ほどの確認だが、注水量を最近絞っているということだが、正確にどのぐらいだったかという事と、動いていると、振動等で絞られる方向に行くというのはどういう事か?
# これだれだろう。聞き覚えある声なんだけど、名乗らない常習犯。質問内容がかなり初心者なんですが。
○森山対策監:
注水量は冷凍機というか、冷却装置を入れてから、アレイツカラカナ? ワカル? ちょっと、夏場にですね。あの、温度が上がるということで、あ、7月27日に冷凍装置というか、これを設置し、その辺りから流量を下げる作業をしている。そこが原因かどうかわからないが、
夏場に温度が上がるのを下げるために冷却装置をつけて、加えて滞留水を減らしたいということもあり、温度もだいぶ下がるから。冷却装置をつけると。それで、流量も下げたという経緯がある。
それからポンプのなんというか、弁だが、どうしても振動等で少し、重力で閉まる方向になるので、どちらかと言うと、流量が減る方向に、そういう傾向にある。で、当所、もっと頻繁に流量調整していた時期がある。
昨年の事故後、ありあわせのポンプを使っていたこともあって、少し流量調整を頻繁にやっていたが、若干、弁の改良とかがあって、その頻度というか、流量低下が少し従来よりは、当所よりは緩やかであるが、
やはりどちらかと言うと流量が時間の経過に伴い下がる傾向にあり、そこは頻繁にというか、ある程度の調整はしているということである。
○読売安田:
必要流量に戻したということだが、具体的にどういう操作をして戻った?
○保安院:
まだ確認できてないので、戻した流量含めて後で報告させて頂きたい。
○読売安田:
すみません。必要な注水量は崩壊熱を元にして決めているということだが、
○保安院:
ハイ。
○読売安田:
この必要な注水量でもって、崩壊熱と相殺されるというか、フラットになるということなのか?それともこの注水量で注水していけば温度が下がるということなのか?
○森山対策監:
いや、それは必要な熱が取れるということだから、それはフラットだが、ただ、基本的には余裕をもたせているので、実際1号機であれば4m3/hではなくて5m3/hぐらいにしている。勿論、流量をもっと上げればもっと低い温度で安定するし、少し流量を下げれば高い温度で安定することになるが、
基本的に先ほど行った流量が確保できれば、発生する熱をとれるので。まあ、理論上はバランスするということになる。他にないか?またもう少し詳しい情報が入れば、追ってメールでもお知らせするので。(http://j.mp/Pu9Fb3)
よろしくお願いする。なければこれで、はい…
○日テレかわさき:
1年前の当時の爆発のことに関して改めて伺いたい。東電のテレビ会議の映像を私どもずっと見た。前回、先々週にもこちらで質問があったと思うが、
★★3月14日の3号機爆発前の5時間のところで、東電側の方で言うと、プレスを止めろという下りがある。
○森山対策監:
はい…
○日テレかわさき:
私はこれを何回も見てんだが、東電側の会議で言うと、ほんっとに、何回も言葉が出てくるんですね。
○森山対策監:
★★はい…
○日テレかわさき:
で、改めて経緯も含めて説明いただきたいと思うが。
○森山対策監:
はい。これは当然保安院側で確認した範囲だが、関係者に確認したところだな。まっ、当時、官邸に勤務している保安院職員が、
★★東電から、その、まあ、当該案件というか、格納容器の圧力が上がっているということについて、公表するにあたって、公表資料について確認を求められたということである。
★★で、その職員は、その確認依頼を受けて、上司に確認する必要があると考えて、上司に確認が取れるまで待って欲しいということを伝えたと。で、上司の確認が取れ次第、東電にその旨を返したと聞いている。
# これのこと→「保安院に確認しましたら、絶対に駄目だというのが向こうの見解で、このプレスは行うなという強い要請、指示だそうです」http://j.mp/NP5TcD(魚)http://j.mp/Q4dLJe 事故隠蔽。
○日テレかわさき:
それによって公表されるのが相当遅れたという部分が先ずあるが。それはいかがか?
○森山対策監:
はい。そこの、、まっ、何れにしても、おお、まっ、広報、のっ、おくれですね。が、あることについては、様々な指摘もあるし、
そこは真摯に受け止めなければならない。ま、いろんな指摘については真摯に受け止めなければならないと考えている。ただ、あの、本件については、保安院では9時15分に保安院として会見で公表しているし、
# 真摯に受け止めると言うだけで済んだら警察いらんわ。
○森山対策監:
まっ、もう少し付け加えて申し上げれば、官邸に勤務していた職員は、東電からこういった確認を受けたのは1回だけだと。少なくとも保安院、ERCですな。こちらではそういった問い合わせがあったことはないと。これもこちらでの確認の範囲だが。
従って、どうしてそういうところに東電の方が聞かれたのか、よくわからないと考えている。何れにしても、まっ、そういった確認、問い合わせを受けたので、そういうことであれば上司に確認するということで待って欲しいと言うことで、待って欲しいということで、しばらく待ってもらった事実はある。
# 東電が何故聞いたのか知らんがって、そら、経産省のお偉いさんに確認とらんと。経産省の親族の方も東電にお勤めだし。もったいないよ。
○日テレかわさき:
新ためて映像を何度も見た中で言うと、その爆発の5時間前、朝の5時、6時、7時の段階というのは、現場のテレビ会議映像を見る限り、スゴイ!状況に、まあ、落ちていっている。
これが、最終的には爆発はその気は至らなかったが、そういうことが国民に素早く伝わらなかった現状が、まさにあると思うんですけどね。
# 文字に起こしていて思うけど、映像、肉声の空気感って伝えようがないし。公開できない理由が社員のプライバシー、社内資料、と見え透いた建前主張するけど、こんなの公開したら国民の怒り爆発。どうなるかわかったもんじゃないし。ああ見たい。前面公開して真実を晒すべき。
○森山対策監:
はいあのう、まあ、そこは、その、どうしてそういうことを聞かれたか、先ず分からないが。確認を求められたので、あの、決してその、官邸に勤務していた職員は広報担当ではないが、たまたま聞かれたので、上司を確認を求めたということである。
ただ、当時、この保安員には、公表について何か相談があったというようなことは記録に残っていない。
○日テレかわさき:
あと、テレビ会議の映像で見ると爆発するというような言葉が結構出てきている。
# 何で東電がそんなことを聞いてきたのか知らんけどなぁ。で、たまたま官邸に関係ない職員がいて、そいつが聞いてな。判断できんから上司に聞こうとしたんや。で待たせたんや。議事録ないし概要にも起こしてないし、上司とどんな相談したか分からんけどな。まぁ謝っとくわ。チンコキッタロカ ✂
# マスゴミ限定公開ビデオ会議「保安院に確認しましたら、絶対に駄目だというのが向こうの見解で、このプレスは行うなという強い要請、指示だそうです」~ この保安院説明、納得できる人がいるとしたら脳みそ腐ってるから病院に行ったほうがいいよ。
○日テレかわさき:
爆発の可能性があるというような、ぐらいのところまで言っている。それは1Fと東電のやりとの中。で、そのあと、9時30分の段階で、保安院の会見で言う徒、いわゆる爆発する可能性はないと明言されている。その温度差はあまりに違う状況である。これはどういう事なのか?
○森山対策監:
ちょっとその辺りは、今、十分確認できる状態にないので。お答えはできないが。まあ、その段階での情報を集約しての見解というか、保安院として説明したんだろうと思う。
○日テレかわさき:
いわゆる会見でトーンダウンというか、矮小化したような形で当時、発言していたのではないかという疑念を感じるが。如何か?
○森山対策監:
そこはだな。ど言うふうに、当寺、こちらで説明したかは、今直ぐに確認できないから。今んとこ申し上げられないが。基本的には入手している情報をそのまま、といいますか、ああ、できるだけ忠実にですね。
技術的な観点から説明することに務めていたと承知しているが、ちょっと今、すぐにその時の状況、実際のデータを含めて、今、申し上げられるだけの材料を持っていないので。そこは答えは差し控えたい。
○日テレかわさき:
ありがとうございます。
○保安院:★★★
先ほど質問頂いた流量が回復した方法だが、この手前の所、いくつか流量調整弁というのhが、こことここ、6箇所ほど入っているが、そこの開閉度を開けることで変更したことで流量を回復する操作を行ったと聞いている。
○NHK大崎:
ポンプが稼働しているということは、何時の時点でどのように確認した?
○森山対策監:
時間は今把握していないが、この流量低下後に保安検査感も確認していると聞いている。
○NHK大崎:
確認方法というのは?
○保安院:
免震重要棟でオンオフの状態がわかるので、そこで確認したか、現場で確認したか、どちらかになる。その詳細はまだ把握できてないが、そのどちらかの方法により、この運転は問題ないことを確認している。
○NHK大崎:
原則そうだと思うが、例えばポンプの信号と動作状況が必ず合っているのか、ということとかも含めて、動作状況が確実に変わらないということを確認しているといえるのかどうか、ちょっとわかんないなと思ったが。
○森山対策監:
ポンプが具体的にどんな状況だったかはわかっていない。ただ、流量が先程も言ったように低下した状態で、安定しているということは、これは免震重要棟で見ているので。その段階では一応、流量は出ていると。
ただし、何故、そういう短い時間に下がったのか。ポンプの問題か、弁の問題か。或いは指摘があったように何か漏洩があるのか、まだわかっていない。
○NHK大崎:
私の理解がアレだが、動いて入るが、定量状態と同じように動いているのか?
○NHK大崎:
それとも何か、問題が起きているのかということはわからないと?
○森山対策監:
そこはまだ情報がない。
○NHK大崎:
わかりました。
○共同通信 竹岡:
★★流量が戻ったのは確かということか?
○森山対策監:
保安検査官からの情報だ。
○共同通信 竹岡:
時刻は16時34分?
○森山対策監:
16時34分に、こちらに連絡があったということで、何時に回復したか、そういう細かいことまではまだ確認できていない。こちらに連絡があったのが16時34分だ。
○共同通信 竹岡:
保安検査官から保安院に連絡があった?
○森山対策監:
はい。
○共同通信 竹岡:
流量が戻ったと連絡があった?
○森山対策監:
はい。
○共同通信 竹岡:
方法はバルブの開閉の調整という理解で良いか?
○森山対策監:
その様に聞いている。
○共同通信 竹岡:
わかりました。
○朝日小池:
?(名乗らず)ちょっと細かいが、今回の事象発生前の直近で確認したバルブの開度と今回、調整した時に見ていると思うが、その時の開度に違いがあったのか?その辺りは分かるか?
○森山対策監:
そこまではまだ入っていない。
○読売高田:
必要流量に戻ったというのは、戻した?
○森山対策監:
戻した。
○読売高田:
もどしたんですね?
○森山対策監:
はい。
○読売高田:
作業員が現場に行って戻した?
○森山対策監:
戻した。はい。よろしいか?なければこれで終わる。また続報があればお知らせする。それから来週だが、私は出張でいないので、月・木の定例については、ええ、山本主席が対応する予定だ。よろしくお願いする。
~ 終了 16時51分