2012年9月19日水曜日

東電会見 2012.9.19(水)17:30 ~ 2号機格納容器 温度計挿入作業は無事終了。魚介類サンプリング結果。38,000Bq/kg アイナメが採取された周辺海域の調査続報。ほか。

東電会見 2012.9.19(水)17:30 ~

本日の水曜日の水処理週報は寄生庁に提出できてないため明日の会見にて報告。2週に一度の魚介衣類サンプリング結果報告。38000Bq/kgアイナメ採取付近調査 No28 9月4日採取アイナメの1350Bq/kgが最高。

本日、2号機格納容器温度計挿入が無事終了した旨の報告。既設の二つ 47.8℃、47.9℃で、今回挿入したのは 47.5℃ を示しており、ほぼ同じ値を示している認識。

明日より1号機階段室、北西、北東の2箇所で滞留水の水位測定、温度測定、水のサンプリングを実施する旨の報告。イジョ。

# ブースカはちゃんとどこで取れたものか説明するので、資料をいちいち確認必要が無いんだけど、この人にはそれがないので、発言をいちいち確認するので時間が… (TдT)

○プラント

○環境モニタリング

○その他

【質疑】
共同(魚介類*)→朝日(一般入札と随契・倫理相談窓口)→読売(2号機温度計*)→共同(寄生庁*)

*は冒頭報告に関する質疑。朝日青木記者、完全に無駄足。



■福島第一の状況

○尾野:
手元に2種類ほど資料を配っている。最初に福島第一の現状という事で話をする。http://j.mp/Qmn73P

[原子炉および格納容器の状況]
1号機、2号機、3号機、注水はそのご安定しており、特段、調整等はおこなっていない。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
ご覧のとおりで特段の変動ない。格納容器圧力、また水素濃度については特記事項はない。

[使用済み燃料プール]
安定して冷却しているところ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に現在移送中。4号機からはプロセス主建屋の方に現在移送中。水処理については現在サリーを運転中。


■水処理(週報)

本日、通常であれば水処理状況について週報を説明する日になっているが、現時点で特に値的にいつもと変わっていることはないが、寄生庁への提出がまだ済んでいないので、明日、提出させていただきたいと思っている。

発電所の状況については以上だ。


■環境モニタリング・サンプリング(魚介類)

2つ目の資料だが、魚介類の分析結果だ。「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>http://j.mp/Qmnbk9」あっ、失礼。その前にですね。

# (TдT)


■作業報告 (2号機格納容器 温度計挿入作業)

★★★報告だが、昨日、案内した1F2号機の原子炉格納容器への温度計の挿入作業だが、予定通り実施して滞り無く追設した。

で、読み取った数値のほうだが、エレメントに二つセンサーが付いているタイプだが、★★★一つが47.8℃。もう一つが47.9℃である。で、元から付いているその付近にある本設の熱電対の温度計が47.5℃だったから、ええ、結果的にほぼ同じ値を示しているような状況だ。


■明日の作業予定

それから作業関係の予定だ。★明日、1F1号機の原子炉建屋の隅のコーナー、階段室だが、北西、及び北東の階段室2箇所について滞留水の水位測定、温度測定、水のサンプリング、を実施する予定。その様な作業予定が入っている。


■環境モニタリング・サンプリング(魚介類)

続いてもう一つの資料だ。★★魚介類の核種分析結果。福島第一から20km以内にということで、(http://j.mp/Qmnbk9)10枚ほどのデータシートが配られているかと思う。こちらのデータシートだが、

月に2回ほどデータを紹介しているが、今回突起すべき所で言うと、1枚目、2枚目、3枚目、4枚目、の途中ぐらいまで、ええ、アイナメと書かれており、アイナメのNo37まで書かれていると思う。

アイナメについて、先般、ええ、高い線量が確認されたということがあったので、当該地域のアイナメを、まあ、サンプリング数を増やして獲って、ええ、状況を確認する、あるいは海底土を獲って状況を確認する等の対応をすることで話をしていたと思うが、

現時点でアイナメが37匹ほど測定が終わっているので、そのデータをつけている。この中で★★一番線量が高かったものがアイナメの No28、1350Bq/kgということだが、

通常の例に比べて特段高いということではなかったので、今般獲られている37匹について特に高い線量は確認されていない。データ的には以上だ。

私からは以上だ。(6分)


■質疑

○共同たけもと:
アイナメだが以前に、ひと月ぐらい前に発表頂いた時に数値をはっきり覚えていないが、今回は特段高い数字はなかったということで、前回、好評頂いたサンプルがそこまでの数値に至った原因として考えられる事が分かれば伺えるか?

# 事故後最大の汚染魚の値を覚えていないのか。

○尾野:
先ずだな。先般高い数字が出たアイナメというのは、同じ採取ポイントからだが、2万5800Bq/kgということだった。で、今般の最大は1,350Bq/kgということだ。で、当該箇所については、まだアイナメのサンプリングを続ける計画なので、

# 2匹の平均が25,800Bq/kg。そのうちの1匹は 38,000Bq/kg。事故後の最高値。

そうしたデータ、海底土、あるい海水といった所定のサンプリングデータがひと通り揃って、そういうことを見ながら考えていくということなので、現時点で特に動向という事ではないと思っている。

○共同たけもと:
その25,800Bq/kgですか?が、検出されたのは、まだ評価はできない段階か?

○尾野:
それを評価するために、今データを収集している所なので。これらのデータが収集潮渡った段階で、それを踏まえて評価する。その結果で話をさせて頂きたいと思う。

○共同たけもと:
例えばサンプリングの回数とか、場所とか、今後、続ける計画としているが、どの程度広げるのか?

サンプリングする場所というのは、高い線量がとられたアイナメがとられた場所。これはですね。地点名でいうと、

太田川沖合1km付近、というところである。で、先般の8月末から大体1ヶ月ぐらいの間に集中的にその近辺でアイナメの採取を行うような予定であり、ええ、★アイナメの採取については、更に9月中にもう二日ほど船を出す予定だ。

それからアイナメの採取だけでなく、海底土のサンプリングだとか海水のサンプリング、それから餌が採れるかどうかというのがあるが、アイナメが食べる餌になる生物の採取等を順次行なっていって分析を行なっていく予定になっている。

結果が取りまとまるのは資料調整等も結構、時間がかかる内容なのでもうしばらく先になるのではないかと思う。

○朝日青木:
松本さんにしていた質問の回答できていない部分を伺っても大丈夫か?

○尾野:
け、け、結構でございます。

○朝日青木:
エネシスの契約状況について、一般競争入札と随契の割合がどれぐらいだったのかということについて、答えが積み残しだったと思うが。調べ終わったか?

○東電かみじま:
それに関してはまだちょっと確認中なので、もうしばらく時間くれ。お願いする。

○朝日青木:
そんなに掛かるものなのか?

○東電かみじま:
すいません。ちょっと時間ください。お願いする。

○朝日青木:
後、1週間前に相談電話を解説したということで、おっしゃられたと思うが、こちらの方の相談は寄せられている状況か?

○尾野:
えっと、今時点で確認していないので、確認すれば状況はわかるかと思う。

○朝日青木:
一件もないか、数件あるかもわからない状況か?

○東電かみじま:
そうすね。また確認してまとまった形で報告する。

○朝日青木:
わかりました。

○読売佐藤A:
2号機の温度計の関係で最近、ちょっとレク野細かい内容を把握していないので確認を含めて教えておいていただきたいが。今日は代替温度計を挿入を予定通り、これは成功したという認識で良いか?

○尾野:
先ず、代替温度計というと、あのう、圧力容器下部につける代替温度計が皆さんイメージ強いかと思うが、★★今日入れた温度計というのは、格納容器の中の雰囲気を計る温度計だ。ですので、ちょっと物が違うことを認識いただきたい。

その上で格納容器内の雰囲気温度を測る温度計は、ええ、現在5つほどあるが、ええ、そこにさらに追加できるかどうかということで、ええ、入れられそうなところから入れる作業を行なってみたという事だ。

○読売佐藤A:
ああぁ。今、5つと言いましたっけ?元々格納容器の雰囲気温度を計っている温度計は。

○尾野:
はい。大元のその設備として元々あったものはもう少し数が多いが、現在、ようは信頼出来るデータが出ていると思われる温度計は5つという状況だ。

# 温度計のデータが信頼出来るであって、冷温停止状態の判断につ使う温度計じゃないので注意

○読売佐藤A:
以前に説明が既にあったと思うが、格納容器の雰囲気温度というのは、格納容器は広いと思うが、大体どの辺を図っていることになるのか?

○尾野:
えっと、上部とか、下部とか、あの、そういった幾つかの場所があるが、昨日入れたた場所は、大体場所的には下部から… ええ、そうですね。格納容器下部から7メートルしたから中程の場所といういめーじでしょうか。

○読売佐藤A:
ちなみに7メートルは、大雑把でいいが、図面で格納容器と圧力容器の位置関係を描くときに、大体どの辺と考えればよいか?

○尾野:
原子炉圧力容器があって格納容器が電球の玉みたいになっている。膨らみの中ほどのイメージ。

○読売佐藤A:
そうすると高さ的にはちょうど圧力容器底部と同じような感じ?

○尾野:
底部と似たような高さにあるが、入れている距離は全然離れているし、途中に色々な遮蔽材があるから、★圧力容器を計っていると言うよりは雰囲気温度を測る性質のものだ。

○読売佐藤A:
5つの温度計がある中でこの温度計は改めて新しく入れた理由というのは、なにか特別あったのか?

○尾野:
特に緊急度がないが、温度計の、要は我々が必要があれば入れ込める温度計を確保していくということは意味合あることだから。まあ、そういうことの一環として作業させて頂いたということだ。

○読売佐藤A:
温度が把握できないというよりも試験的に出来るものとして試してみた、そういうニュアンス?

○尾野:
★★★そういうことになる。その上でしばらく様子を見て使えるとか、評価に使えるのであれば使っていくともできるし、あるいは他の藻が安定していれば、これは取り敢えずいいから別の作業にしようとか、色々なオプションが増えるので。そういうことで入れさせて頂いた。

# そうやって2号機圧力用意代替温度計を有耶無耶に。

○読売佐藤A:
あの、例の圧力容器の炉心近くに代替温度計を挿入する件は、実施の時期の目処はどの辺が目標になっているのか?

○尾野:
昨日、若干の作業状況について報告した、あのう、挿入できる作業がしやすそうな場所から配管を通じて温度計を挿入していく作業を試みている所であり、で、その配管の中に滞留している水が比較的汚れている水なので、

作業するときの作業がやりにくいということがあるので、水を綺麗にする作業を先ずトライして、出来るだけ綺麗にしてから作業に入りたいということで、

昨日、高圧水を使った配管の水を押し出していくような作業を行なっている。で、これは、完全に綺麗になるものではないが、

# 綺麗にして作業に入りたい=作業者の安全を確保した上で作業に入りたい

で、そうした後、今度はそのエダ配管になるような所に溜まっている水を抜いていくことがあるので、フラッシングというが、その作業を今週末ぐらいに実行できればという思いで、準備をを進めているところだ。

明日、作業が整うと、ええ、まあ、作業環境の状況が評価できるから、どれぐらいの装備、どうやってこのぐらいの線量で、ということを見て、その次の作業ステップ、挿入準備を具体的に進めていくトライになる。

で、元々10月の初旬ぐらいについて説の代替温度計が入れられたらいいなということで計画作業を進めているわけだが、前も申したが、この作用地震、非常に難しい作業であり、一つ一つステップを踏みながら先に進んでいくということなので、

まあ、仕上がりがいつになるかということを確約するというのは難しい状況だと思っている。

○読売佐藤A:
逆に今週末に予定通りに枝配管のフラッシングが出来れば、10月初旬を目標としているものが、まあ、目標のとおりに行くか、まあ、もう少し後ろにずれるかあたりの見通しは多少立つということかね?

○尾野:
そうですな。今やっている作業は、どちらかと言うと沢山ある作業の中の比較的取り組みやすい部分からであるので、そういう意味から言うと、

今週末の作業が上手く行けば万々歳という状況というか、むしろこっから先さらに慎重に進めないといけない作業が、ええ、始まるということかと思う。

○読売佐藤A:
基本的な確認だが、使う配管はSLC(ホウ酸中水系)配管のままでいい?

○尾野:
それを考えている。

○共同たけもと:
今日、寄生庁が発足したわけだが、新たな体制で寄生庁という組織が立ち上がったことの感想と、まあ、これまでに電力会社との関係が不適切だったのではないかという指摘もされているが、今後、どういった関係が望ましいのか?なかなか言い難いと思うが言える範囲でお答え頂けたらと思う。

○尾野:
まあ、本日から新しい体制ということだが、前から申し上げているとおりであり、法律に基づく規制ということに対しては、真摯に的確に対応していて、

安全確保について我々もしっかりやっていくということは、ええ、以前も今後も変わらないことと思っている。そういう意味では、私どもとしては規制に対してはしっかり的確に対応していくと。

そして、安全確保を旨としながら福島の復旧等を進めてく。ええ、安定化を進めていくようなことで、ええ、まあ、しっかりやってく立場なので。そういうことで取り組んでいきたいと思う。

○朝日青木:
前回この場で質問させて頂いた、資料の公開についてだが、他のところに提出した資料出会ってもやはりこのか意見で配られるものについては、または報告があるものについては、東電のHPで見られるようにしていただきたいという要望だったが、その後検討結果はどうなったか教えて頂けるか?

○東電かみじま:
資料の公開については先般より説明しているが、先様の関係もあるので、そうはいっても青木様から要望という形で頂いているので、引き続き検討したいと思っているので、

○一杉:
まだちょっと待ってくれ。よろしくお願いする。

○朝日青木:
わかりました…

○東電かみじま:
よろしいか?私から特段明日の予定について補足事項はないので、これで本日の会見を終了させて頂く。



~ 終了 17時50分

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