資料準備のため、会見開始は17時47分から
3号機使用済燃料プール 470kg鉄骨落下続報。昨日に続いての水中カメラ調査映像報告。不鮮明な映像、東電認識ラック、燃料破損ない。落下した鉄骨と事故前からある鉄骨を判別できず。明日も調査を継続。質疑は宿題回収以外は全てこの件。
■3号機使用済燃料プールがれき撤去作業
協力企業15名の請け負い内訳
元請け-鹿島Jv 6名(作業班長の所属)
一次下請け 8名
二次下請け 1名
東電 2名
遠隔操作室、重要免震棟で作業
○プラント
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 101KB)
★★★福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況(PDF 26.9KB)
★★★【動画】 福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況
【質疑】
朝日(プール鉄骨落下*)→NHK(プール鉄骨落下*)→村上(プール鉄骨落下*)→ニコ(プール鉄骨落下*)→朝日(プール鉄骨落下*)→共同(プール鉄骨落下*)→読売(プール鉄骨落下*)→朝日(プール鉄骨落下*)→村上(プール鉄骨落下*)→ニコ(違法ピンはね前倒しアンケート)
■福島第一の状況
○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/QRnTUj
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水している。本日若干の注水量を調整。数値的に大きな問題ないのでこのまま定期的に管理を進めていきたい。
[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
原子炉圧力容器下部温度には特段の変化はない。★★ただ1点だがHPの方に掲載している1号機の温度パラメータのチャート(http://j.mp/StTcZt)だが、これを見ると1点、温度が上がり傾向のものがある。
こちらは他のパラメータも変わってないので、何らかの理由でそこだけ高い値を示している形かと思うが、それは注視していきたいと思っている。
他の場所が上がっていないので、温度計自体の問題が、付近の環境の問題の可能性があると思う。
[使用済み燃料プール]
昨日案内した通り、1号機配管のポリエチレン化に伴い、作業が開始されたので、1号機の循環冷却システムは停止中。これから数日掛けて作業を行う。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から集中廃棄物プロセス主建屋の方に現在移送中。6号機タービン建屋から仮設タンクに本日15時まで移送を行なっていた。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在サリー運転中で処理を行なっているが、昨日案内した通り、サリーを点検のため停止する。本日11時3分から準備を行い、12時59分にサリーの停止を行なっている。
発電所の運転状況は以上だ。
■3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況★★★
「福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール内の水中カメラによる調査状況http://j.mp/StSprw」ということで、昨日に引き続き今日も水中カメラ調査を継続。
本日でやりきれなかったことがあるので明日も調査を継続したいと思っているが、本日の速報ベースで案内したい。手元のペーパーを簡単に説明した上で動画をお見せしたいと思う。プラントのプールのマップを簡単に示した。
★★燃料の配置については核防護上の観点もあるので示すことが出来ない。ラックがどう並んでいるかは分かるかと思う。それで右隅の方だがコの字型をした構造物が見えるかと思う。これがチャンネル着脱機と書いてある。
# 3号震災前のプール内の燃料の位置は核物質防護上の理由で教えられない。資料にも記載ない。核防護上の理由でプール内の配置を教えられない。こちら側にプール内の状況を判断できる素材は一切与える気がない東電。
二つあるうちの上の方。この近くで滑り落ちていく映像を昨日見て頂いたということだ。昨日、確認をしたのはその付近にあるラック、点線で囲んであるが、こちらのラックと、コの字の燃料チャンネル着脱機の前のあたりを昨日見て案内したところだ。
本日確認した所はコの字のチャンネル着脱機、あいだの場所があるが、この辺り。それから使用済燃料ラックのおかれた左側の領域。このあたりの確認を行なっている。全体を見たかったわけだが、上の方のクモクモしている辺りは、
十分に作業ができてないので、これは明日以降、継続と考えている。明日の目標としては右上の方だが、クモクモが着いてある辺り。それからもうひとつ壁際にクモクモが付いているが、こちらの辺りを確認したいと思っている。
写真で簡単にご覧頂いているが、24日(http://j.mp/RboQsy)にご覧頂いたラック上、細かいコンクリートの破片などが乗っていたが、ラックに大きな変形等はなかったということを案内したとおりだ。
# コンクリートどけなくても燃料に損傷がないことが分かる東電。大丈夫しか言わない。
それから24日に確認した鉄骨は、この絵(http://j.mp/StSprw)の中で青い色で示したものだ。こちらにある。
本日見たところでいうと、プールのそこに瓦礫やあるいは鉄骨といったようなものが落ちているところがあり、赤い線で示したマーキングしたものが本日確認しているものだ。
まだその他にも幾つかあると思っている。興味れた所は、まだ詳細な分析は済んでいないが、簡単に紹介したいと思う。じゃ、映像の方をお願いする。
(映像:http://j.mp/StSFH2)カメラを水を落としているところだが、縦に筋た入っている四角い構造物が見えると思うが、これは燃料集合体を入れているラックの側面に、ここにラックの構造部材の筋交いの金属が見えている。
こちらのちょっと明るい色をしている。更に下の方に入っていき、深い方に確認を進めているところ。カメラの視界はさほど広くないので、小さい場所を見ている感じになっているが、こちらの方も縦に筋状に入っているのがラック。
# 状況調査なら広角撮影は必須だと思うんだけど。
ラックの全体は綺麗になっている。今満ちているのはチャンネル着脱機の側だが、ピンク色で示しているところを見ている。バイソク グライニ デキマスカネ? ア デキナイ? わかりました。
同じような視野がずっと続いているが、クレーンでカメラを入れて操作しているので、カメラの動かし方はさほど大きな自由度がないということだ。カメラの向きを少し下向きの方にして底のほうを見ているが、まあ、あまりはっきりは見えないが、瓦礫の細かい砂のようなものが映っている。
こちらは燃料ラック。上から下を除くような形。こういうところにいしころのようなものがここに落ちているというのが分かると思う。これは集合体のラックだな。こちらに瓦礫のさほど大きなものではないが、落下したものが見られる。
カメラの首を振って横を見ているが、燃料ラックが側面から見えている。特にまっすぐ綺麗に立っており、特段の異常は見られない。次のファイルを見て頂きたい。(http://j.mp/Su0dd1)
このファイルは手元のペーパー(http://j.mp/StSprw)のクモクモがしてある、明日、更にもう少ししっかり見ようと思っている辺りだ。結構大きな鉄骨があるのが分かる。
★★★まだ様子が十分確認できてないので、この図の中にはまだ落とし込んでいない。まあ、H鋼の格好をしていると思われる。このところにボルトと思われるものが付いている。かなりつながりの長いもののようだが、
場所や形状から先日落ちたものとはちょっと違いそうにも思えるが、何れにしてもこの辺りはもう一度しっかり見ようということだ。もう一つファイルがある。
(http://j.mp/Su0kVQ)この映像は場所的には 本日確認した鉄骨と書いてある(http://j.mp/StSprw)近辺の映像だ。ここに鉄骨、瓦礫が見受けられる。
縦にまっすぐ立っているものは使用済燃料ラックの側面だ。V時に見えている所がラックの筋交いの部材と思われる。
ラックの構造材の途中にコンクリート片などがのっているのが分かると思う。こちら、ふにゃふにゃとしてるのが瓦礫だ。ラック自体は真っ直ぐ綺麗に大きな変形など無く、立っていることが分かると思う。
同じような映像が続いて恐縮だが、中程に見えているのが瓦礫だ。下の方にカメラを向けていき、今、底の方に視野を向けている。
こちらだ。鋼材の形状がわかると思う。プールのそこが若干見えているが、その他、やはりいくつかがれきが落ちているようである。
一つ一つ必ずしも特定しがたいところがあるが、初期の爆発の折に落ちた瓦礫やコンクリート片などが見られる。本日、用意した映像は今のようなところだが、先ほど申し上げた通り、更に明日、残りの場所についてカメラを落としてみていきたいと思っているところだ。
私からは以上だ。
■質疑
○朝日こん:
今の使用済燃料プール内の映像だが、話の中で今回、22日に落ちたものじゃない鉄骨なども見られるということだが、今回落ちた鉄骨はまだ見られていない?
○尾野:
現状、付近にあったものは9月24日にあったもの。もう一つは9月25日確認したもの。こういったところがある訳だが、落ちたものの形と見比べてこちらだろうというふうに断定するのは、なかなかちょっと難しいなあ、という状況であり、
明日も撮影するが、今日撮った映像等をもう一度よく見ながら確認をしたいと思っているところだ。
やはり元々の形状等等をふまえてこれがそうだというふうにある意味なんというか、特定するレベルで見ていくと少々苦労している所が現状。いずれにせよよく分析を進めた上で判断していく事かと思っている。
○朝日こん:
22日に落ちたのは形状がはっきりしているわけで、今、現在見えているものに関してはそうじゃないということは言えないのか?
○尾野:
そういう意味ではあまり断定したことも申し上げることはよろしくないと思っている。w 明日よく見ましょうと言っているクモクモの辺り(http://j.mp/StSprw)というのは、形もちょっと違うような気もするし、
位置的にも少し遠いなということで、まあ、あの、おそらくそうではなかろうというふうな、ええ、考えもあるが。
まぁ、そういうことを含めてしっかり見ていくというのが、今確認中の段階であり、ある意味、よく見て判断したいということである。
大きく目立つものをここに書いたが、細かいものを含めると、結構個々に落ちてるなあと、まあ、ある意味状況から言えば当然のことかもしれないが、そういうところも今回分かる。
○朝日こん:
少なくとも大きいものでも青いものと赤いもので二つあると思うが、そもそも今回鉄骨が堕ちる自体が無くても、
# 東電も知らない3号機プール内部の状況。落下事故の調査で認識する東電。
○朝日こん:
こういう鉄骨はそもそも入っていることは想定できていた?
○尾野:
そうですね。爆発で屋根スラブが落ちていたから、ええ、そういう意味ではコンクリート片もそうだが、鉄骨類も落ちていることは当然有り得るべしととおもう。
それから先日、燃料交換台車がどこにあるか分かれば示してもらいたい等話があった。燃料交換台車も一部、プールの中に落ちている状況であり、どこをどういうふうに落ちてるのかというのを調べたいと元々思っていたわけだ。
そういう意味で本来の予定であれば、今回の作業で鉄骨をひと通りとったら、9月後半にもう一回カメラを落としてみるよと言っていたのは、燃料交換台車がどのあたりにあるかとか、そういうことを見ようと思っていたということなので。
現状、燃料交換台車がどこかを図示するのはある意味こういうのがひと通り終わって、もう以下胃カメラ調査等をが出来る状況になってからということで次のステップからだと思っている。
後、こういう鉄骨が沢山落ちていることはわかってくるわけだが、結局、鉄骨が落ちても、燃料自体が損傷しないというのは、損傷というか、ヒドイ損傷が見られないというのは、ラックに守られているからと考えていいのか?
まあ、そういう言い方もあろうかと思うが、燃料集合体というのは、燃料棒自身は細い管の集まりの訳だが、それをチャンネルボックスという金属製の管の中に収めている。
このさやはかなり丈夫な金属でできており、それがハンドルの直下まで、ハンドルの所まで来て、鎧を着せているようなかっこになっている。
その状態で燃料ラックという蜂の巣の部屋のような所に一つ一つ入れている。燃料ラック自身はステンレス鋼で作っているが、これはかなり強いといえば強いものだ。
# 物理シミュレーションは十分できそうだけど。頑丈だ。大丈夫だ。根拠も示さず常に大丈夫寄りの説明しかしない東電広報。不安と不信を煽るだけ。
ですので、上からなにか落ちてきた時に燃料棒が直接荷重を受けると言うよりは、燃料ラックであったり、チャンネルボックスであったりというものが、あるいい守りをする。ただ、ハンドルのところにあたってハンドルが凹んでいくと、
燃料棒に力がかかってくるから、燃料棒に完全に力がかからないという事ではないが、大局的に見た時に鞘の中に守られている状態でラックに入っているということなので、そういう意味では、ある意味、むき身であるという事ではない。ということだ。
ただだな。要は事故当時の爆発時点でおっこってきたものは多分、見た通りかなりなたくさんのものが色々落ちているので、そういったようなものがその時点において燃料に損傷を与えてなかった言うことを言い切ることは出来ないだろうし、
実際壊れている所があるところがあると考えるのが自然だと思っている。まあ、そういうのも含めて、ある意味放射性物質の放出に繋がっていたと。
それは当時のことを考えれば、今より若い燃料は、つまり、取り出してからの経過時間が少ないものが存在していたわけだから、あったという可能性は考えられる。ただ、大きな目で見た時に発災直後もプールのヨウ素濃度なども測定していたが、
ヨウ素というのは比較的半減期が短い放射性物質だから、燃料損傷によって出てきたものが割とすぐに捕まえられているものだが、そういったものを見ていった時に、大量の破損が生じている状況、
要は炉側で起こっているような状況でないことは、まあ、おおよそわかっていたということで案内したとおりだと思っている。まあ、そんなようなことかと思う。
○朝日こん:
今まであまり燃料自体の損傷は見受けられないという説明を色々受けているが、例えば今回のプール内の落下のことでも層いう説明を受けていたと思うが。
それはチャンネルボックス自体が傷ついてないという意味か、チャンネルボックスの中の燃料が、と。そういう意味でおっしゃていたということか?
○尾野:★★
はい。そうです。
○朝日こん:
じゃあ、チャンネルボックス自体は外から見て傷が付いているということは、それは一般的によく見受けられることなのか?
# 東電説明の「破損していない」は、燃料集合体ではなく、中に入っている裸の燃料そのものの破損を意味してる
○尾野:
今、3号のプールの燃料を取り出して確認することが出来る状態じゃないから見ていないわけだが、昨日、4号機の新燃料だが取り出して確認した結果を運営会議の資料の中で紹介したかと思うが、
で、燃料が…(ポンチ絵********)ポンチ絵的に描くが、燃料というのは上部のタイプレートと下部のタイプレートという金属製のプレートがあり、そのプレートに穴がいっぱいついてる。この穴に端部を差し込むような形で、
まあ、こんな燃料棒が束になったかっこになっている。この束をバンドで束ねているような構造になっている。この一本一本の燃料はそんなに太いものではないから、いわゆる構造物としての強度はそれほど強いものではないが、
この周りに、ちょっと緑で書いたがチャンネルボックスをかぶせている。このボックスは非常に強固なボックスなので、こういう状態で炉の中で燃焼させるし、使用済燃料プールでも貯蔵している。
これが燃料集合体の使っている時の状態だが、それをステンレスでできた燃料ラックのエッグプレートみたいに組んだ構造体の中に一升に一本ずつ鞘の中に入れるような形で保存している。
画面で見た縦縞というのは、ここの部分の横の構造で、私が筋交いといったのは、ところどころ、このラックをこういうふうに補強する筋交い版が入っているが、まあ、こういうところに、こう入れていく。
で、最終的にこのラックはかなり強度のあるものだから、まあ、そういう意味から言うと、そう容易に燃料が上から破損させられることはない。
ただ、元々、なんというか、元々上から物を落としても大丈夫というつもりで作っているものではないから、今回のように爆発でがれきが沢山落ちている状態で、燃料棒に損傷がないということを決めてかかる状況ではないと思っている。
結果的に4号機で取り出した燃料などを見ていると、損傷などは物として、機械的な損傷はなかったということはある。
○朝日こん:
まだはっきり3号機の方でも全く燃料自体に損傷がないとは言い切れない状態であるということなのか。青い棒の方だが、燃料ラックの方にだいぶ荷重としては掛かっているように見えるが。これは直接燃料を押し付けているような状態ではないということか?
○尾野:
今仰っているのは、ここのマス(http://j.mp/StSprw)のことをいっていると思うが、この升は裸の燃料2ちゃんねるボックスをかぶせる作業をするときに、チャンネルボックスを置くラックだ。個々にチャンネルボックスをおいておいて、
# 赤い網掛け チャンネル着脱機に挟まれている箇所の話し。
それでこのコの字型の装置の場所でチャンネルボックスをかぶせて、かぶせ終わったらこちらのラックの方に移動するということになっている。ここは燃料を置くラックではなく、機材を置くラックだ。
○朝日こん:
そもそもだが、今回、鉄骨が落ちたから行為カメラ調査をしたと思うが、もし、鉄骨が落ちなくても早々んカメラ調査というものは再度する予定はあったのか?
○尾野:
前回案内したとおりで、瓦礫を撤去していき、復旧を進めていくことはどうしても必要なことだったから、その作業を進めていた。
それで、先般、水中カメラの様子などご覧頂いたのは、付近の瓦礫をとっていく上で、ある意味取り出し計画をたてる上で行ったことである。なのでそういったステップが進めば、
ええ、次にもう一回カメラを落として予定をしていることは、先般案内したとおりだったんで、これは順次やっていき、綺麗になってきたら、より中がしっかり見えてくる。順次進んでくるような性質のものだったと思ってる。
それから私はちょっと、ラックの材料をステンレスと申し上げたが、ステンレスを使っているものがあるが、行基によってはアルミニウムにボロンを添加したアルミ合金を使っているものもあるので。あの、そういうケースもあるので訂正させていただく。
○朝日こん:
ありがとうございました。
○NHK岡本:
今日見つかった鉄骨だが、先ず長さとか太さについて形状について伺いたい。後、どのような状態で見つかったのか?例えば底面に横たわっているのか、あるいは何か縦掛かっているのかとか。
○尾野:
エット、そういう意味から言うと、まだ、ビデオの分析が済んでない段階で今日、紹介しているので。ええ、詳細なところについては、今、まだ見ている所とうことだ。
ただ、ざっと見た状況から申し上げると、今日見た赤い鉄骨だが、これは底面に横たわる状態からやや浮き上がり気味なという様子だった。まあ、斜めに入っているということすかね。
○NHK岡本:
ラックとかにはかぶってないのか?
○尾野:
えっと、ラックの側面にに一部、よっ掛かっているところがあったが、詳細はしっかりと見てからということかと思う。
○NHK岡本:
わかりました。少なくと何本かあると言っていたが、今確認されているものだけで、昨日見つかったものと今日見つかったもの、あるいはまだ未確認のものを含めて、少なくとも難本ぐらいある?
○尾野:
今日ご覧頂いた所で、赤いもの、それからクモクモの所に何かあったということで、大きなものが二つぐらい見えているが、ある意味、かなり大小を取り混ぜると様々なものがあるようだ。
視野の中に入っているだけでもそれぐらいは見えたし、後、丁寧に見るとなんというか、コンクリートのクズの中に半分埋まっていて判然しないものもあるので。数というのははっきり数えるのは難しい感じだ。
○NHK岡本:
今おっしゃった大きなものが二つというのは、今日見つかったものだけでも二つということ?
○尾野:
そうだ。昨日を見ると3つだ。繋がり具合とかで数の数え方でそれでいいんかどうかあるが。
○NHK岡本:
あと燃料の損傷状況だが、先ほど尾野さんはチャンネルBOX等が壊れていても不思議ではなと言っていたが、これはプールの水の放射性物質濃度を測っているんですよね?これはヨウ素しか計ってないのか?
○尾野:
えっと、正確に言うと、ちょっと誤解するといけないので。今回、鉄骨を取り落とした後に測っているものというのは、ヨウ素とセシウムを計っている。
ヨウ素は半減期が短い核種だから、既に燃料の中に殆ど無いし、プールの中にも殆ど無いとうことでNDだった。
セシウムはカウントがあった、実は殆ど変わってないという状況というのが先般紹介した内容だ。
○NHK岡本:
そうするともともとこのセシウムというのは、燃料がそれ以前に、爆発の段階か何かで落下物で損傷を受けて放出したものと見られているわけか?
○尾野:
そうですね。
○NHK岡本:
建屋にフランジ部分から漏れでてそれが見ずに溶け出た、どっち由来なのか?
○尾野:
量的にはなかなかどっちというのもあれだ。両方あると思っている。両方ある上で建屋中の汚染とか、その大半の強さは炉側から来ているものが多いと思うので、
炉側から来たものというもののプールへの行こうというのが支配要素としてあろうかと思う。
○NHK岡本:
炉側から来たものか、あるいは燃料由来のものかは、例えばアルファ核種を計るとか、あるいはストロンチウムを計るとか、そういったもので分かると思うが。そういった分析はされないのか?
○尾野:
えっと、プールの中のヨウ素濃度というのは、地震直後、爆発のあった、等々、計っているが、ええ、その際にちょっと今正確に数字等を覚えていないが、プール内のヨウ素濃度もある程度確認されている。
で、プール内に入っている燃料は炉内に入っている燃料に比べ、ヨウ素は7日ぐらいの半減期でどんどん減っていくものだから、要はヨウ素やセシウムの割合みたいな事を見ていくと、ええ、
要は短半減期のものは完全にプールだけから来たものでは少ない割合になるべきで、そういう意味でヨウ素等がよく見えていたという所は、炉側由来のものであろうと思っている。
○NHK岡本:
つまり燃料が損傷しているかどうかはまだはっきりわからないということなのか?それとも、
○尾野:
そういう意味から言うと、プールの中の燃料がどの程度損傷しているかということを、ええ、というのはある意味明確に分からないが、大きな損傷等が起こって、プールの中で大量に放射性物質が出ているかというとそういう状況でないですよというのが一つ。
それからなんというか、機械的に壊れて放射性物質が出ているというのは、完全に否定出来ないと思っているが、
# 機械的に壊れて? 物理的に壊れて。
そういうモードは、そう、なんというか、プール水を大量に汚す状況ではなかったであろうと思っているということだ。
もう一つ大事なこととして、大量の燃料がどんどん壊れる状況としては、要はプールに対する注水が間に合わないで、プールに対する注水が間に合わず燃料が加熱して破損していく状態だと沢山の燃料が同時に壊れるから、そこまでの状況には至ってないことを確認しているということだ。
○NHK岡本:
わかりました。遠隔操作はどこでやってるのか?この17人というのは、どこにいるのか?
○尾野:
昨日ちょっと言ったが、重要免震棟だ。
○NHK岡本:
わかりました。ありがとうございます。
○フリー村上:
以前この作業に入る前、おのさんの方からたしか沈んでいる鉄骨が水面から大体3.5メートルぐらいだったという説明があったと思うが、今回、水没があって470kgのものだから、周辺にある程度影響も多少あるかと思うが、
○尾野:
今回、この水没により、ようは刺さっている鉄骨の最大3.5メートルだったが、その辺は変化は特になかったのか?
えっと、おっしゃってるのは、今回の作業を破る前にオペフロから水の中に先端が入っているもので、取り外そうとしているもの先端がどこまで入っているかということを見た折に、計画、ようは撤去計画を立てようとしてたものの、深さってものは3.5メートルぐらいでしたよ、ということだ。
で、今回途中で作業が止まっているので、他のものは特にいじっていない。そういう意味では状況は変わってないと思う。そういうことで良いか?
○フリー村上:
はい。昨日の段階でスキマーサージタンクの水位とかのパラメータを出していたが、その辺は今日はデータはどうだったのか?変化は?
○尾野:
今日も特に変化はない。継続的に見ているが、特段のことはない。
○フリー村上:
昨日も似たような質問が出ていたと思うが、作業人数17人ということで、先ほど言われていたように遠隔操作は重要免震棟でされているということで、それ以外の昨日の作業内訳を人数を言っていたと思うが、この中で最も3号機に近い所で作業しているというのは具体的にどういった作業なのか?
○尾野:★★
昨日、17名のうち全員が重要免震棟かどうか、この問、質問を頂いたかと思うが、この17名は全員重要免震棟にいた。
○フリー村上:
わかりました。ありがとうございます。損傷がないとは完全に否定出来ないという発言だったが逆の聞き方をしたい。損傷がないと言い切れる事象が見受けられるのか?
○尾野:
えっと、先ずちょっと整理して申し上げる。最初、私が損傷ないとは言い切れないと申し上げたのは、地震後の爆発で屋根がおっこってしまい、沢山のがれきがプールの中に落ちているという状況が今回もよくわかったということである。
その当時、これらを付随して見つかったおっこっているようなものが、様々落ちているわけなので、そういうのが落ちた時の損傷が生じなかったのかどうかということで言ったら、ええ、なかったとは言い切れないでしょう、という意味で申し上げた。
で、今回だが、付近のラックを見ているが、手元のペーパー(http://j.mp/StSprw)で言うと、点線で囲っている1,2,3,4つほどのラックがあるが、この上は昨日、ひと通りサーベーしてそれで、その上に大きな、勿論、コンクリートのクズ!のようなものが、
# コンクリートの固まりではなくクズですクズ。
いっぱい乗っていたわけだが、大きな鉄骨が落ちているだとか、ラックが著しく変形しているであるとか。そういう様子はご覧… んん、頂いた通り、なかったので、まっ、そういう意味で、要は今回、おっこったようなもの、で、ええ、
# なに今の間は…
○尾野:
燃料損傷していた可能性は、ある意味考えにくいと思ってよかろうと申し上げた。
○ニコニコ七尾:
すいません。ちょっと需要なことなので確認したい。損傷の定義は何になるのか?それを確認したい。損傷の定義。
○尾野:
通常損傷の定義と私どもが言っているのは、燃料棒の中に放射性物質が閉じ込められるわけです。元々。で、燃料棒が傷ついて、まっ、折れたり穴が開いたりすれば、そういうところから中の放射性物質がプールの中に出てくることになるので、そういう状態を損傷と読んでいる。
○ニコニコ七尾:
そうすると当然、その損傷というのは、何かしらの放射性物質の検知があって初めて損傷という確認になるのか?
○尾野:
えっと、損傷という自身は検知があるか、なくてではなくて、物が、燃料棒が、穴が開いてたら、それは損傷だし、ただし燃料棒に穴が開いた状態が、元々新燃料みたいに放射性物質が殆ど無いものであれば影響でないし。
それから使用済燃料で会っても冷却が非常に進んでおり、減衰が進んでいる場合は、その分だけ影響も少なくなってくるし。検知との関係はソースの強さによってくる。一概には言えない。
○ニコニコ七尾:
そうすると損傷があるなしというのは、今、目視とか、この間みたいに取り出し、確認というのがあるが、それ以外に損傷したかどうか、目視と取り出し以外で、現状、まだやっていない調査はあるか?
○尾野:
そうだな。ちょっとわからないが。
○ニコニコ七尾:
ヨウ素やセシウムやってるが。
○尾野:
基本は損傷が起こって、燃料を継続的にどんどん使いましょうという場合に行う燃料検査というのがあり。そういう時に見る見方というのがあるが、今回の場合は、そういうレベルの見方でいくと皆跳ねてしまうような、そういう状況だな。
砂粒みたいなものが中に入っている状態でも、それはよろしくないので。ですので通常運転中とか、通常の原子炉オペレーションをする際に、燃料の健全性を確認するような細かいメッシュで見るような見方というのは、今回の状況では現実的に出来ないし、
しても意味が無いと思っている。要は燃料の損傷により、プールの水の放射性濃度が上がってくるであるとか、あるいは付近のプール直情の線量が上がってくるだとか、そういった損傷に伴う影響が現れるかどうかという所で見ていく以外に見方がないので、
そういう見方をしている。で、4号機で燃料を取り出したように燃料取り出しみたいなことをすれば、より詳細な観察ができるから、機械的な状況判断できるということになる。
確認だが今まで水質、水を調べるというのは今まで調べてきたわけですよね。
○尾野:
うん。
# あらかわいい。
○ニコニコ七尾:
でもその上では、影響はない判断はあったけれども、
○尾野:
そうです。
○ニコニコ七尾:
ということは、整理すると、やはり目視や取り出しをして確定する、層いう形になるわけか?
○尾野:
細かく見ていくためにはそうなる。ただ、ある意味、そうは言っても線量が高い。取り出して気中に出せば線量が高いものだから、そういった確認をするというのは、相当ステップを踏んだ先の話になってくるわけで、
こういったがれき撤去を通じてオペフロの上を片付けて、それで要はプールから燃料を取り出していくために作業ができるかどうかという確認等をするために何体か燃料棒の様子を確認していくと。
そういった一個一個のステップを踏んでいく中で、大分先の中で確認していくようなテーマだと思う。
○ニコニコ七尾:
そこまではまだ可能性としてはあるということですな。
○尾野:
そうですな。底の可能性をあるとかないとか、今どちらかに渡しが決め付ける理由はないと思っている。
○ニコニコ七尾:
ただ、損傷がないとは言い切れないというのもそれもまた事実ですね。
○尾野:
そうですね。
○ニコニコ七尾:
了解しました。
○朝日青木:
昨日の積み残しになっている質問の回答をひと通り、私以外の文も含めて頂けないか?以前、松本さんの時はそうして頂いていたが。
層いうこちらから再質問しないと前の質問が出ないという形式を取るのか、それとも質問したことについては、回答が出立ち点で仰って頂けるのか、どちらなのかという質問も合わせてお願いする。
# 宿題回答は尾野やんもやっておま。今日はなかったけど。放置も多いけど。
○尾野:
えっと、昨日幾つか質問が出ていたので、そちらについてこの場を借りてお答えしたい。先ず、▲がれき撤去作業の管理ですな。東電の管理というのが、どういう状況、どういう役割だったのかという質問を頂いている。
先ず、がれき撤去の手順等については、ジョイントベンチャー側kが(以下JV)が作成し、そちらから説明を受けて東電側で内容確認をもしている。
その上で個々の作業が、どこまで進んでいるかということに関しての進捗管理というのは私どももしている。
それから▲当該瓦礫が落下する位置にあった時点で、クレーンで撤去する事をどのように考えていたのかということについて質問を頂いていたが、これは現在、調査中なので、調査結果等が取り纏まった所で改めてお知らせさせて頂きたいと思っている。
★★★それから▲協力企業15名の請け負い関係について情報がないかという質問だが、★★★15名のうち元請けが6名、それから一次8名、二次1名、というようなことだ。▲この15名はどの場所で働いていたか、ということだが、遠隔操作室、重要免震棟で作業をしていた。
★★★それから、▲オペフロ上部だが、線量を計っているが、その場所はどこなのかという話があったかと思う。ちょっと言葉で説明するのはあれだが、資料に示した所で言うと、9月17日は使用済燃料プールの南東側で計っている。
★★★それから18日も南東側で計っている。19日は中央よりやや南西側で計っている。9月20日だが使用済燃料プールの西側の方で計っている。9月21日は使用済燃料プールの中央のやや東側。22日は中央のやや南西側というような位置関係だ。
フォークがクレーンの先に付いているが、そちらに付いている線量計を使って計っている。その様な状況かと思う。頂いた質問は以上のところだと思うが。
それともう一つ、▲社内の事故レベルとしてこういう事はどれぐらいで考えているのかという質問を頂いていたかと思う。燃料の損傷の可能性がある事象ということなので、社内の取り扱いとしては重要度の高いレートということで、
再発防止を的確に行なっていくレベルという扱いになっている。頂いた質問は移譲かと思うが。質問に対しての対応については、その都度的確にやらせて頂きたいと思っている。
○朝日青木:
最質問があって初めてするのか、それとも今まで松本さんがやってたように、ひと通り説明が終わった後、今までして頂いた質問の事ですが、と仰って頂けるのかどっちか?
○尾野:
出来れば、その様にしたいと思っているが、質問を頂いた方がこの場にいらっしゃる時といらっしゃらない時と様々あるので。そういう意味で的確にやらせて頂きたいと思う。
○朝日青木:
それはどっちか?
○尾野:
基本はできるだけお答えするようにしたいと思っているが、質問者が直接おられない場合もあるから。そういう場合は適切に配慮したいと思う。
# おしどりさんは会見に来ている時に回答してもらえてた。
○朝日青木:
基本的には答えるが、質問者がそんときにいない時は、ということですね。私たちは質問するときに、例えば私が質問しようと思っていたことを他の人が質問した時にダブるので省くことがある。
なので、答えをなるべく早く知りたいと思うが、なので一応、ひと通り全部話して頂いたほうが。いや、松本さんの時はそうだったが。
○尾野:
そうでしたか。わかりました。
# ブースカは質問者がいるかいないか確認して冒頭で説明しておりましたよ。大手はそれでいいかもしれんけど。そもそもフリーランスと記者クラブメディアの質問が重なる事がなかったし。質問の内容でケースバイケースがいい。当事者おらず回答に対するやり取りがないのもちょっとね。
○朝日青木:
幾つか漏れがあるのでお願いする。私じゃない方の質問で恐縮だが、先ほどの9月17日以降、どこで計ったんですかという部分について、半径何メートルか教えてくださいという質問があったと思う。これについて如何か?
○尾野:
えっと、半径何メートルというのは、先日話したとおりでオペフロの上で計っているということなので、オペフロの上の範囲、プールの上の範囲ということだから、プールは縦横12メートルぐらいの、ええ、12×10mですか。それぐらいの範囲の中で計っている。
○朝日青木:
これも回答漏れだと思うが、この17人は3号機から離れた免震棟の中にいたということだが、この3号機に一番近い別の作業をしている方がいっぱい入っているよね。
日々。で、作業員で一番3号機に近い方はどれぐらいの距離で働いていたのか?ということを伺ったがそれについては?
○尾野:
▲当日の作業は3号機周辺で高所クレーンを使う作業だったので3号機周りというのは立ち入り規制が入っていたので、直近での作業はなかったという事であった。それ以外に一番近い人がどこにいたかという脳は、そういう意味では明確に分からないということだ。
○朝日青木:
何メートルにこの規制を欠けていたのか?3号機建屋周辺何メートルとか。
○尾野:
3号機建屋周辺でクレーンの作動を動かす範囲ということなので、3号機の周りは相当程度、規制の、
○朝日青木:
4号機の周りにも人がいたかもしれない?
○尾野:
4号機の周りにいたかもしれないというのは、これはいたかもしれないし、いなかったかもしれない。
○朝日青木:
わかりました。後、昨日の中で養生というか、壁と蓋を作って落ちた時も蓋で防ぐようなことも検討していたが、という言葉をおっしゃったと思うが、これはどうしてしなかったのか?
○尾野:
あっ、それはですね。今回のプールにかぶっている瓦礫がひと通り取れた後、オペフロのその他の瓦礫を移動するときにプールに落とさないための措置として考えていたという説明だ。
○朝日青木:
ひと通りとその他はどう違うか教えてくれないか?
○尾野:
昨日の資料を持っていればいいが、オペフロにはまだ沢山の瓦礫が残っており、要はプールの上だけでなく、その周りに沢山の瓦礫が写真に写っていたのをご記憶かと思う。
# これ http://j.mp/QcsmmQ http://j.mp/QuH3Bz
今回、プールで計っているようながれき撤去等を行なってきたら、オペフロその他のがれき処理をしていくに辺り、プール側にカバーを掛けていくようなことを考えていたという意味だ。
こちら、昨日配った資料だが、こういったプール(http://j.mp/QuH3Bz)に掛かっているところをできるだけ取っていって、その後、まだこういうものがあるから。そういうものを取って行く時に、
作業安全のためにカバーを掛けていくことを考えているということだ。
○朝日青木:
出来るだけというのと、その後の区分けがちょっとわかりづらいので、もうちょっとわかりやすく教えてくれるか?
○尾野:
先ほど言ったとおりで同じだが、プールにかぶっている瓦礫で撤去可能なものを取っていった後で、カバーを掛けるということだ。具体的にどれぐらいの所でそちらに移るかというのは、現場の譲許を踏まえて判断してくことになろうかと思うので。
○朝日青木:
例えば現状ではカバーをかけるのはまだ不可能なぐらいということか?認識的には。
○尾野:
そうですな。
○朝日青木:
予定的には後どれぐらいの感じ?
○尾野:
ん。そうですね。プールの上をできるだけ取っていって、その後のことだから、日数的にどうとか、あまりそういう予定がいえるようなものはないと思う。
○朝日青木:
今回のことを受けてやはり養生を進めてから作業を進めたほうがいいのではないかという話になれば、それはまだ不可能だということなんですね?
○尾野:
まあ、養生するために邪魔なものを撤去している段階であったということだから、順番があろうかと思う。
○朝日青木:
後、確認したいが、さっき、他の方の質問の答の中で、これ炉側以外のものと思われるものと思われるという発言があった。
# 作業もままならない状況をどうにかするための作業だからそうだわな。それだけ細心の注意が必要な作業なのに
○朝日青木:
この炉側以外のものというのはプールのないのという認識でいいのか?
○尾野:
ちょっと文脈が…
○朝日青木:
えっとですね。勘違いだったらあれだが、昨日、出して頂いた資料の中で雰囲気線量の測定をされている部分があったと思うが、http://j.mp/RboDpb この雰囲気線量の線源はどこから来ているものは、どういう認識か教えて頂いていいか?
○尾野:
昨日、オペフロで測定した線量の線源は何かという質問か?これは、オペフロにのっている瓦礫であったり、
あるいはプールの放射性物質であったり、あるいは周辺環境にあるそういうものであったりするもののトータルということになろうかと思うが。
距離が近い所の影響がはっきり出るから、そういう意味から言うと、オペフロの上に乗っている瓦礫であったり、プールの水質であったりという所が線源かと思う。
○朝日青木:
プールの物質ということは、プール内にある燃料棒の損傷が何かあってということなのか?
○尾野:
現状でプールの水にも放射性物質が含まれているから、そういうところは線源になる。それから瓦礫には放射性物質が付いているから、それも線源になる。
○朝日青木:
まだ損傷しているかどうか出してみないかわからないという意見だと思うが、その損傷があったとしてそこから出ているのもこの線源になっている可能性があるということですよね。
○尾野:
そうですな。現状、今回、取り落とす前から元からあったプールの中のセシウムの濃度とか、放射性物質の濃度というのは、それ以前に事故時の影響で存在しているものだから、それか先ほど、どの高からの質問に答えたとおりで、事故時の影響によりプール水の中に放射性物質が入ったということで話したとおりだ。
○朝日青木:
はい。強度の話だが、300kgの物を落とすと損傷の可能性があるという、その300kgの損出根拠についてどういう計算式でどうなっているのか、ということを教えて頂けないか?
○尾野:★★
300kgというのは、燃料集合体1体分の重さだ。で、燃料集合体をプールの中でハンドリングするという事は、通常のプラントでよく行われる作業だから、こうしたものを万一落とした時に燃料にどれぐらいのダメージを与えるかというようなことを評価している。
堕ちるものの形状によって平たく当たるか、★★狭い面積に当たるかによって受ける力は変わってくるかと思うが、細長い燃料が力のかかるような形で当たった時に、何体ぐらいの燃料を損傷するかという評価を行なっており、それを踏まえて昨日の話をしたものだ。
○朝日青木:
さっきアルミ合金とステンレスという話だが、これは両方同じ強度で計算してるのか?
○尾野:
それぞれの強度は違うが、どういう状態で被害を受けるかというと、要は鞘から出ているハンドル部分、上部タイプレートですな。
この部分が当たれば鞘の周りの効果は大きく期待できないから、直接燃料棒に応力がかかるような状態で評価をしている。
○朝日青木:
つまり、さっき一部横に使ってる所があるやに聞いたが、横からの損傷とかはそういうことから?直接という事は。
○尾野:
いや直接というのは、横からは応らない。ラックの中に入ってたら、燃料棒の横から当たるのは無理なので、要は真上から当たって、その力が直接燃料棒に伝わるような過程の評価をした場合の話だ。
○朝日青木:
事故の重要度のグレードだが、重要度が高いグレードはいくつグレードがわかれているのか?
○尾野:
私どもの会社の中の整理というのは3段階になっており、グレードは3つだ。
○朝日青木:
ABCや123でいうとどういう感じか?
○尾野:
グレード1~3だ。
○朝日青木:
で、今回は?
○尾野:
燃料損傷の可能性があるものだから、グレード1に相当する事象ということだ。
○朝日青木:
一番高いということですね。グレード1に相当する事象は、3.11以降、何回ぐらい起きているものか?
○尾野:
ちょっと今直ぐ回数は分からないが、まあ、高程度の頻度で起きるものだ。言ってみれば今回、大きな事故が起こってある意味天井を突き破ってしまうような話が起こっているわけだが、
日常起こっているトラブルを評価していくことで言うと虫眼鏡で一番下の辺りを見ているような状態なので、そのなかを開けているわけだ。そういう意味で言っている。ですので、グレード1というのもそれなりの回数が通常起こる。
○朝日青木:
グレード1の定義は燃料の損傷の可能性がある以外にもいくつかあるんですかね?
○尾野:
あります。
○朝日青木:
この燃料損傷の可能性があるグレード1というのは、それも頻繁に起こっているのか?
○尾野:
そうい事が度々あるのはよろしくないことだが、例えば運転中にろの中のヨウ素濃度が上がってきてるだとか、あるいはそうい状況が見れている。
それからあれですな。保安規定で要求されている状況が満たせない場合もグレードが高くなるからそういい味では運用管理の中でしっかり管理しないといけないものがグレード1ということだ。
○朝日青木:
わかりました。はじめに戻るが、今日見使った鉄骨と昨日見使った鉄骨というのは、どちらが形的に近いのか?
○尾野:
それはまだしっかり見てみないとアレなので。まあ、よく見て確認かということだと思っている。場所的にもどちらも有り得るべしかもしれないし、
状況で判断していくこともあろうかと思うが、今の段階でどちらともまだ特定しているということではない。
○朝日青木:
http://j.mp/StSprw この2箇所は何メートル離れているか?
○尾野:
これはですな。縦の1辺が10mぐらいと思ってくれ。なので2m弱ぐらいの感情かと。目測で考えてくれ。
# 縦に3つ並んでいる網目長方形の横幅が10m。
○朝日青木:
一番近い所で2m弱離れているということか?
○尾野:
一番近い青い物と赤い物の距離感は2m弱でしょう。
○朝日青木:
青いのと赤いのと一番近くなっている部分で2メートルという認識で良いか?
○尾野:
これが10mと思ってくれ。
○朝日青木:
はいはい。これが10メートルと見ると大体2m、それぐらいと思う。わかりました。
○東電石橋:
よろしいか?
○朝日青木:
作業関係の話で恐縮だが、マグネットを使って作業をするような手順にはなっていないですね?
○尾野:
今回使っている機材はフォークとペンチとカッター、こういたものを使っている。
○朝日青木:
マグネットを使ったらより安全だというのはあるのか?
○尾野:
どちらがいいかというのはなかなか言えないと思いますな。
○朝日青木:
吸着力がある方が安全ではないか?違うのか?
○尾野:
油圧でしっかりつかむタイプのものと、吸着しているものは、万一、電源上の問題があれば落ちるし、どういったものが安全かというのは色々あろうかと思うので、
よく検討していく作業上の中で、良い物を使いやすものを使ってくというのはそのとおりかと思うが。今回、来之場ではマグネットは使ってないというのが事実関係だ。
○朝日青木:
使いやすいと言うよりは、私的には安全性を一番重視して欲しいが。マグネットのほうが安全側に立っているわけじゃないという判断で、今回、油圧式にしたのか?
○尾野:
まあ、青木さんがエンジニアかどうか私は承知してないが、ある意味様々なことを考えて今の手段を取っているということだ。
で、先ほど申し上げた通り、マグネット式であればつけて話してというのは、電磁石の方式になるわけで、一般的に使われているものではあるが、
万一吊っている最中に電源が落ちれば落下事故ということになるので、どういうものがいいのかというのは、当方も含めてしっかり考えさせて頂くということかと思う。
○朝日青木:
検討をしたが、結局油圧式にしたということか?検討しなかったのか?
○尾野:
検討の俎上にも上がったかどうかは私は知らないが、通常、こういった場所で使うものを考えた場合、落下リスクを下げるためにマグネットというものはあまり使われてないと認識している。
○朝日青木:
どうして?落下リスクを下げるために使われていないというのは、
○尾野:
マグネット方式というのはあまり使ってないんじゃないかと思う。
○朝日青木:
どういう現場でか?
○尾野:
私どもが今やっている、例えばオペフロですね。
○朝日青木:
あ、1Fの現場で、一般的にといったのは一般論を言ったんじゃないんですよ。今1Fの復旧作業中にこういう作業をするときにマグネット形式を使ってないとおっしゃったのか?
○尾野:
ある意味、絶対トリオとしたくないような仕事をしている、信頼度の高い仕事をしているような私どもの現場では使ってないのではないかと思う。
○朝日青木:
つまり一般的な工事に共通する認識として仰っているんですか?
○尾野:
世の中の一般と違うかもしれないが、私どもの作業の中でああいう場所、今回オペフロだが取り落としの問題になっているが、マグネット式がいいのかどうかというのは、ご意見はわかるが、それがベストというのはどうでしょうかということです。
○朝日青木:
まあ、今後、検討されるだろうから検討を待ち達お思う。一つ積み残しになっている別件の質問で、弁護士による相談窓口の相談件数について伺っていたが。
○尾野:
▲えっと、現時点で確認している範囲では、少し日数が経ってしまったが、まだなかったと聞いている。
○朝日青木:
一件もないんですか?
○尾野:
そうですな。先週段階ですけどね。
○朝日青木:
先週の土曜日までということか?あそうか。平日だけでしたっけ。
○尾野:
先週の木曜日に確認した段階だ。
○朝日青木:
わかりました。
# 朝日青木記者の質疑24分 3.11以降の統合会見、東電会見で5本指に入る最長記録。一位はおしどりさん。2位は木野さん。3位は日隅さん。4位に回答佐藤さん。ちなみに一位のおしどりさんは35分ぐらい。大手メディアではダントツの朝日青木記者。
○共同わかむら:
確認だが、今回落下事故により燃料の損傷は考えられないということだったが、今回、ピンク色した所(http://j.mp/StSprw)は爆発事故当時も含めて損傷がないことが確認できたということなのか?
○尾野:
そこまで言い切ってしまうのはどうかと思うが、今回確認した限りでは落下が起こった後、ラックの上を見たが燃料に損傷を与えるような落下物は見られなかった。それからラックの損傷も見られてないということで、
カメラで見た限りでも燃料に損傷を与えている状況ではなかろうと思っている。それから先ほど来申し上げているが、核種分析の結果からも有意な変動は出ていないと思っているということだ。
○読売船越:★★
鉄骨の関係で。先ほど、落ちたものかどうかの特定を進めるといったが、これは最終的に出来るのか?もしするのであれば、具体的にどういうふうに?長さも正直そこまで違わないかと思えるが、具体的にどういうふうに特定を進めていくつもりか教えてくれ。
○尾野:
先ずは難しいのかという質問からすると、なかなか難しいのではないかと思っている。で、特定を進める方法として現在、我々が持っている手段はビデオの撮影結果を踏まえて、ある意味形状や、そういうものから見ていくことしか無いので。
まあ、限定された範囲の中で考えていくということだが、ある意味、他にも見えているもの等々、他にもあるので。明確にこっちと断定した言い方ができるかどうかは少しあるかと思っている。ただ、大事なこととしては、今回落ちたものがラックの上で、
要は近くのラックの上に被害を与えている状況であるかどうかはひとつの関心ごとだったので、そういうことでは無さそうだということは、ラックの上の確認で出来ているということなので。分かる範囲の中でしっかり見ていくことかと思う。
○読売船越:
そうすると最終的には特定できないが、こういうのが見使った、そういうような着地点ということも考えられるわけだよな。
○尾野:
今、どっちと申し上げるのもあれだが、あの、よく見た上で考えていくということかと思う。
○読売船越:
明日以降も調査を継続する話だったが、明日は煙の描いてあるような部分、
○尾野:
そうだな。クモクモ(http://j.mp/StSprw)の描いてあるようなところを見ていくことを予定している。
# 煙ではない。クモクモじるしだ。
○読売船越:
そこが見えたら基本的には水中カメラの範囲は広げないのか?
○尾野:
えっと、だいたいこのあたりを見れば、ええ、要は元々の場所から見ておこうと思う範囲はほぼカバーできると思っている。
# まずいものが出てきたら困るんでな。今回といい、昨日のプール内の映像はよくわからない。4号でやった自走式を沈めるなりして状況を確認しないのかの。
○読売船越:
そうすると今後の作業の再開の目処、手順は動やったらがれき撤去作業の再開まで行く?
○尾野:
手順という言い方が適切かどうかわからないが、ステップと考えていくと、今やっているのは現状の状態把握の作業だが、もう一つ、どういう経緯、経過で取り落としたのか。
それに対して今後、原因ということで考えるとどういう事なのか。しからばどういうところに手を当てるべきなのかということが考え方のステップになっていくと思う。
○読売船越:
原因で対策を立ててからという、
○尾野:
そうですな。
○読売船越:
わかりました。はい。
○朝日ただ:
昨日質問したこの作業は誰が基本的に指揮命令していたかという辺りはどうなったか?
○尾野:
ちょっと先ほど駆け足で答えた中に入っていて恐縮だが、先ずジョイントベンチャーが請け負いでやってる仕事ですよというのは一つある。ただし、大事なポイントですな。
こういう作業計画でやるとか、こういう段取りでやることは私どもの説明を受けて、それなりにやるのかという事を確認してるということである。それから予定外の困った状況が起これば、
私どもの方比当然、確認の相談があるので、そのなかで動いているということなので、まあ、ある意味、トラブル等に関しては私どももしっかり関与してやってるということだ。
○朝日ただ:★★★
それは当然だが、厳密に確認したい。作業指示、作業班長は鹿島の人か?
○尾野:
作業班長は鹿島が元請けとしてやってる。
○朝日ただ:
鹿島の人が一義的に請負だから指揮命令する人がいるわけですよね。鹿島の社員が班長と。実際にこの作業、一番難しい操作盤マニュピレーターを使っている人は、
○朝日ただ:
これは鹿島の社員か?
○尾野:
えっとだな。大型クレーンを使える人というのは、そうたくさんいるわけではないので、専門の方を読んできて使うことが多い。この場合は鹿島の社員ではない。
○朝日ただ:
請け負いか?
○尾野:
はい。鹿島の一次、二次下請けの中に入っている。
○朝日ただ:
そこをちゃんともう一度調べてほしい。一応、専門家でないといけない、請け負いがダメだというつもりはないが、質問の趣旨としては、今回、非常に、もし掴み損ねたり、落ちると燃料を損傷しかねない、非常にデリケートな作業と思う。
何も問題なければまだいいと思うが、実際、この棒をとりに行って落ちるかどうか。落ちた時に対応ができるぐらいのものなのかどうか。
# 掴み損ねたというと作業上の失敗に思えるけど、実際には作業の過程で落ちそうになったのを気付いて掴もうとしたけど間に合わなかった。映像見ても掴み損ねという説明、それに付き合う報道がが正しいとは思わない。作業手順の詰めの甘さを隠したい意図があるのか…。
非常にそのあたりの判断をその請負の会社ができるわけがないんですよね。それをしてるのが鹿島としたら請負会社にあれとれ、これとれ、というのをその場で支持を出すのは、今、日本の法律では違法だ。それはご存知だと思うが、
請け負いというのは独立していなければいけないから。操作盤をやるなら操作盤の作業しかできない。鹿島の人が一義的に指揮命令するというのは出来ない。法律上。それがいいかどうかは別にして。で、そういうセンシティブな作業であるならば、
本来は東電が発注ではなくて、工事主体となって臨時に雇い入れるか、作業を直接指揮命令する形でやらないと、なんかトラブルが起きた時に、対応できるといったが、対応しようがない。
請け負いだと。請け負いに対して発注元がああしろこうしろと言えるか?それは言えないですよね。それをわかって請け負いという形でやっているというのは、今まで散々、問題は政府の事故調も、厚労省も、改善しろとなんべんも言われていると思う。
で、こういう問題が起きた時に本当に請負鹿島の操作している専門技能を持っているその人が判断して責任を負える問題なのか?
燃料部を扱う非常にセンシティブなプール脇の作業だから、そこの指揮命令がどうなっているか、もうちょっとちゃんと調べて貰えないか。
誰が指揮命令をしていた人で、それは一次請けなのか、二次受けなのか。で、適切な請け負いというなら、その場で指揮命令できないわけだからどうやって指示を出していたのか?多分回答しにくいと思うが。
そこをきちっと見なおさないと再発防止にならないと思うので、ちゃんとそこは調べて貰えないか?
○尾野:
▼えっと、まあ、話は分かった。で、何れにしてもいま調査中の内容に対して我々としてどうして行くのかということをこれから考えていくところなので、今、直接お答えする事にはならないが、よろしくお願いする。
# 調べるも本店広報が何も把握してない、調べないとわからない事自体が信じられない。
○フリー村上:
先ほど、3号機のオペフロの雰囲気線量の測定値の説明があったが、その説明にそうと、昨日、出された資料有りますね。長方形の燃料プールの状況を経時的に2箇所の写真を出していたかと思うが。それの上側になるのか?
高いところと比較的100mSv/y を超えているところというのは。(http://j.mp/RboDpb)いわゆる東側の南東側。
○尾野:
昨日の資料で高いところとおっしゃってるのは、
○フリー村上:
方角的に、要は雰囲気線量、
○尾野:
そうですな。値的に大きなところが9月20日とかが大きいよね。
○フリー村上:
つまりだいたい、100mSv/hを超えているラインというのが、いわゆる南東や東、その辺ですよね。位置的に言えば。
○尾野:
えっと100mSv/hを超えてるのが、データが出てんのが、9月17日に出ていて、これが南東側だ。次に9月18日に出ていて、9月18日も南東側ですか。それから9月20日は西側だから、これは場所が違う。
# 9月21日のほうが大きい。173mSv/h
それから21日が結構大きな173が出ている。21日は中央やや東ということなので特定のこっちと言うよりは、それなりに、
○フリー村上:
でも大体ざっと見た感じでは東側方向、つまり、昨日資料で配られた写真(http://j.mp/QuH3Bz)の上側という事ですよね?だいたい。
○尾野:
まあ、そういう事ですかね。
○フリー村上:
これはざっと見た感じ、視覚的に見た感じ、要は線量が高いと言うのは、瓦礫の残量に比例するというか、そう言った状況なのか?
○尾野:
先程、線元が何かという話しがあったが、当然瓦礫の影響もあるのでその場所の状況というのを拾っているというのはあろうかと思う。
○フリー村上:
後これだと雰囲気線量は北側、いわゆる北側辺りは雰囲気線量のデータがないような感じもするが、これは過去に調べたデータはあるか?
○尾野:
これはですな。そもそも何の目的でこういうものを計っているかというと、今回の撤去作業に伴いバケットで作業する要は拾いに行ったり、
○尾野:
主に作業するエリアを見ているわけであり、層い事からすると、これ以前に測定してるようなものは、このシリーズの中には入っていない。
○フリー村上:
そうすると北側を見ると瓦礫がかなり大量にある感じだが、この後、改めて雰囲気線量を
○尾野:
作業する場合には、はい。
○フリー村上:
ということになるわけだな。
○尾野:
そうですな。
○フリー村上:
わかりました。ありがとうございます。
○ニコニコ七尾:
おととい、質問したアンケート(http://j.mp/Qof86j)に関する回答は大丈夫か?先ず1問目から。問1-1 ③の選択肢の中で相談したいことがあるが、相談できないとあり、(言うのが怖い等)とその怖い部分について教えて下さい。
○尾野:
▲この設問地震は相談したいことがあるのに相談できないことがありませんかということを聞いているわけだが、個人が特定されて不利益を受けるのではないかという不安があり、相談できない人がいるといけないから、
○尾野:
こういう事をわかりやすく書かせていただいたということだ。
○ニコニコ七尾:
ちょっとわからない。言うのが怖いという理由が、
○尾野:
不利益を受ける恐れがあり、相談できないというようなことも含んでいる。
○ニコニコ七尾:
不利益というのは例えばどういう事か?解雇につながるとか?
○尾野:
まあ、そういう、当人にとっての不利益だな。
○ニコニコ七尾:
ふーん。というのはこれは括弧書きでわざわざ言うのが怖いということがあり、不利益というのは日常的にありうるので、こういうふうな表現になったということか?
○尾野:
いや、そういうことではないが。そういうことを考えて相談できないということがあるんですか?ということを含めて聞いているということだ。
○ニコニコ七尾:
通常の終了アンケートではなかなかこういうのは一般的無いのかなあと言う気もする。ただ、私が今言ったのは科学的に具体的にどうこうというわけじゃないので。印象だけだが、言うのが怖いというのはちょっと特殊ですよね。
# ブラックですから。
○尾野:
まあ、こういう言葉を使ったのがどうかということは、ご意見あろうかと思うが。個々の意図としては、故事が特定されて不利益を受けるのではないかという不安があって相談したいことがあるけど、
○尾野:
相談できないということがあったら個々に記しをしてくださいというようなことということである。
○ニコニコ七尾:
今はまさに説明があった個人が特定できると言うと、ちょっと飛ぶが、最終ページにフェイスシートの部分だが、
問14の「あなたの今日(又は昨日)の実績被ばく線量を教えて下さい 」とある。これはまさにw 個人が特定できるような質問ではないかという可能性があるが。これはどういう意図でこういう質問をされたのか?
○尾野:
▲えっとですね。これは、線量の高い人とか、高い作業をしている人トカ。或いは線量の低い作業をしている人とか、そういう中で雰囲気線量の高い、低いによって作業者の判断に違いがあるかということを目安として見ていきたい、と言うようなことで入れており、個人を特定する意図ではない。
○ニコニコ七尾:
あの、お分かりの通り、フェイスシートを聞く理由。属性情報だが、これはクロス集計のために聞いていると思う。今まさに説明のあった問14は何とクロス集計をするのか?
# 今日、昨日である必要があるのかな。
つまりこれを聞いた意図ということだ。例えば問2と掛けて詳細を調べるという意味で言うと、設計はどうなっているか?要するにこの問14の実績被ばく線量を聞く意味だ。
○尾野:
そういう意味から言うと問13におおまかな工事の分野が入っており、そうしたものの関連を見ていく。
○ニコニコ七尾:
それをクロスすることにより、具体的に何が分かる?というのは、当然、問13と問14を掛ける必要は、これ、東電であれば、わざわざ聞かなくても、例えば建物内除線であれば被ばく線量が高いとか、
○ニコニコ七尾:
低いとかというのは、通常のスキームの中で把握されていると思うが。これはある意味、問14をやはり聞く意味というのは、まさに冒頭説明のあった問1-1の言うのが怖いというのは、個人が特定できる可能性があると普通は思うが。
そういう意図ではないということであっても、フェイスシートが質問の設計としてはなにか逆に回答する方にプレッシャーを与える結果になりうる設問だと思うが。ちょっとそこの説明をもう少しお願いする。
逆にプレッシャーになっている可能性があるということを言いたい。
○尾野:
えっと、まあ、これ、設問の設計意図は私どもも聞いてきたが、まあ、そういう意図ではないと。いうことを聞いている。これは単に要は線量区分で、
○ニコニコ七尾:
いや、これは問14はほとんど必要のない設問だと思うが。これは単純に考えて自分が特定するために書いているのであろうとなと。そう普通は思う人は少なくないと思うが。これはあれですか?詳細なクロス集計まで含めた報告書というのは、公開していただけるか?
○尾野:
今回、アンケートを回収したら、それを分析した結果というについて紹介できるのではないかと思う。
○ニコニコ七尾:
わかりました。後、問8だが、特別手当、加算の割合についていくつか選択肢があり、そのなかに⑩で答えたくないという、この選択肢を設けた意図は何?
○尾野:
これはお金のことなので、答えたくないという方もいるかもしれないという事で、
○ニコニコ七尾:
www
○尾野:
この括弧を付けたということだと。いうことである。
# なにそれww どういう気遣いだよw 七尾さん思わず吹いてるw 素で笑ってるw アンケートの達人ニコニコが指南。(・∀・)
○ニコニコ七尾:
うーん…w これですね。通常であれば、答えたくないという選択肢は前後にあってもいいような気もするが。
○尾野:
★★えっと、それはw おっしゃるとおりかもしれない。あの、ただ、ここのところというのは、まあ、あの、お金ということについての質問なので、答えたくないという設問も、ええ、入れたということであるということだ。
○ニコニコ七尾:
あの、すいません、私が偉そうに言うことではないかもしれないが、うーん… やはりそういう何らかの意図がかなり入っているような気がする。お金のことだから答えたくないだろうというのは、これはまさに恣意的な設計のもので、これはちょっとうどうかなとおもった。
# これ無記名。「お金の話はいやらしいわあ。したくないわあ」という方への気遣い?
最後に問5だが、選択肢の中で「あなたが雇われる際、労働条件(仕事の内容,作業する場所,賃金や手当など)は明示されていましたか?」と。
①( )書面(契約書を含む)で明示されていた(→問5-1へ)
②( )書面はないが 口頭説明を受けた(→問5-1へ)
③( )書面もなく 説明もなかった
④( )その他
で、①と②に関しては書面で目地されていた。或いは書面がないが口頭説明を受けていた、に関してはこれに丸をつけると更に詳細に飛ぶが、③の正面無く説明もなかったというのは、詳細を聞く設問がないが。これは書面もなく説明もなかたったこの自体は特に問題ないということか?
# 違法ケースはそこでおしまい。
○尾野:
元々、この設問の意図は契約内容の事前説明ですな。それと労働実態に現実の乖離があるかないかということを聞くのが目的だ。
設問5というのはそのための前段階ということだ。ですので。要は書面もなく説明もないというのは、もう、実態と比較するまでもなく問題だということなので、改めて確認が入ってないということだそうだ。
○ニコニコ七尾:
★★★ふーん。例えば、当然問題であるならば、その問題をもう少し詳細に聞くのが、そのためのアンケート、要するに問題点を把握するためのアンケートだと思うが。逆に言うと前段っだんで問題であるから、更に聞かないというのはちょっと良くわからない。
○ニコニコ七尾:
わかりました。このアンケートの設問自体は外部に発注しているか?それとも内部の設計か?
○尾野:
これは内部の設計だ。
○ニコニコ七尾:
内部の設計。報告書はいつ頃でるんでしたっけ?時期は。説明あったと思うが。
○尾野:
10月中旬に回答希望ということで出しているので、それから集約ということになるので、ハイッ? 10月末か、11月の頭か、まあ、そんな勘所だと思う。
○ニコニコ七尾:
今後、アンケートはもう少し聞き方としてはかなり複雑だし、恣意的な部分があるような気がするので検討をお願いする。以上です。
○東電石橋:
詐欺の本日の作業について1点だけ追加で報告する。昨日のこのか意見で中長期対策会議の報告としてお知らせした中で、1号機格納容器の内部調査の作業の中で、格納容器の貫通部に孔を開けるための作業は予定通り、本日開始している。
この作業の実績については進捗に合わせて適宜、お知らせしてまいりたいと思うが、本日予定通り開始したことだけ報告する。
~終了 19時23分(1時間26分)