2012年11月19日月曜日

東電会見 2012.11.19(月)17:30 ~ 福島第二モニタリング 2011年 3月15日~4月3日欠損値を東電HPに公表。魚介類サンプリング。ほか。

東電会見 2012.11.19(月)17:30 ~ 福島第二モニタリング 2011年 3月15日~4月3日欠損値を東電HPに公表。魚介類サンプリング。ほか。

魚介類サンプリング 最高は小高区沖合15km付近10月25日採取のコモンカスベ246Bq/kg。

会見メインは17日NHK報道で指摘された2Fモニタリング(3月15日~4月3日)一部未公開部分を公開。欠損理由は3時間刻みで直近の値を手動入力に切り替えたためで全体の傾向を把握するのに問題ない釈明。

データは東電が持っているのに(東電が?)状況把握するのにHP公表問題ない説明の意図が理解出来ず…。

また、保安院のHPを確認したら随時データを提供しており欠損部分は公開されている事の主張(隠蔽の意図ない)の2点のみの報告で3時間毎に変更した理由やHP公開経緯など一切説明なし。NHK中心に時事が反論気味に絡む質疑。

質疑はほぼ2Fモニタ。2Fモニタリングポストも一部津波でやられて機器の電源を確保するため自動伝送から人間が打ち込む手動に切り替え、保安院に報告していたがHP担当側が公開側で3時間に一度に。でも世間公表のHP担当は東電本店側。

概ね毎度の当時は大変で忙しかったの説明に終始。質疑は、この2Fモニタデータがこれまでの事故進展プラント影響や5/24公表放出量評価に与える影響に関してなど再評価の必要性や、技術的に評価出来るかどうかの知見の話で、

時事は降下物影響等難しい等々反論気味の指摘でNHKの間で揺れる尾野氏ww 隠蔽意図追求というより知見寄りの質疑に。全てのデータを受け取っていた当時保安院(寄生庁)の認識で追求あるかも。つか、無いと困るし。

宿題回答はFACTA宛1件のみ

【質疑】
  1. NHK(2Fモニタリング一部未公表*)→
  2. 時事(2Fモニタリング一部未公表*)→
  3. 朝日(2Fモニタリング一部未公表*)→
  4. 東京(2Fモニタリング一部未公表*)→
  5. 毎日(2Fモニタリング一部未公表*)→
  6. ファクタ(廃炉費用見通し)→
  7. 朝日(2Fモニタリング一部未公表*)→
  8. 読売(2Fモニタリング一部未公表*)→
  9. 村上(2Fモニタリング一部未公表*・圧力容器下部、プール水温・建屋二重扉の現状)→
  10. NHK(2Fモニタリング一部未公表*)→
  11. 時事(2Fモニタリング一部未公表*)→

○プラント

○福島第二 モニタリング関連

○環境モニタリング・サンプリング

○関連

○報道



■福島第一の状況

○東電石橋:
原子力定例会見を始める。

○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/TM0gf5

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水は若干調整しているが安定して注水。[圧力容器下部温度]示したとおりで特記事項ない。

[格納容器圧力と水素ガス濃度]
示した通り。特記はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中で特記はない。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送中。4号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ移送中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。作業関係。船を入れてシルトフェンスを交換して、また船が出ていくということで以前案内していたが、本日、11月19日午前中だが、7時30分で船が退域している。

作業としては3号機のシルトフェンスを交換しているという事だ。開閉前後の追加サンプリングを行っているが、結果については明日紹介したい。


■作業報告

作業関係。★1F5号機のRHRSポンプ。こちらのC号機だが、明日から点検を行う。以前、A号機で点検を行い、ポンプの中にビニールゴミのような物を吸い込んでいることを確認しているが、今般、C号機の点検を行うということ。

作業は明日からになるが、C号機を停止ししてA号機に切り替え、その後、C号機の点検を行う事になるが、★切り替えを行う際に一次RHRSの冷却水が無くなるので、この間、原子炉側5号機の冷却が5時間程度停止する事になる。

この5時間での炉水の温度上昇は現在35℃ぐらいだが、これが約4.5℃程度上昇すると見込まれているので、十分な余裕の中で対処で出来ると考えている。


■魚介類サンプリング結果(環境モニタリング)

★魚介類のサンプリングを示している。http://j.mp/TM0oeG これは月次定例で取っているサンプリングの結果だ。246Bq/kg という値が出ている。今回の測定ではこれが最大。

# 小高区沖合15km付近(T-B1) 平成24年10月25日採取 コモンカスベ(筋肉のみ)


■福島第二原子力発電所モニタリングポスト計測値 HP欠損部公表

過去の傾向からするとあまり大きな物ではないと考えている。それから、3点目。★★★「福島第二原子力発電所モニタリングポスト計測値の当社ホームページ掲載状態について http://j.mp/TM0bIk」という一枚物。

報道等の中で当社の福島第二のモニタリングポストの事故発生当所の3月15日~4月3日のデータの間にHP上の表記に欠損があるのではないかという指摘を頂いている。

で、どのような載せ方をしていたかというと、サンプル的にこのペーパで示している。下の方、ちょっと表になっている所を見て頂きたいが、3月15日の9時以降だが、これは手入力で作業をしているという事だが、データ掲載の作業を3時間にいっぺんずつ行うようにここからなっている。

でぇ、3時間毎にデータ掲載をして、そのデータ掲載をする際の直近の1時間分のデータを載せている格好になっている。なので、ちょっと補助線として赤いタイミングラインを書いているが、

ええぇ、一番上のタイミングラインが9時という事だが、次のタイミングラインが午後0時になっており、9時の次の3時間後である午後0時の時点からその直近の1時間分のデータが掲載されている。

でぇ、3本目の赤い線は、その後の時間ということだから、3時の時点でその直近の1時間分のデータが掲載されている。

その次のラインで行くと午後6時ということで、午後6時の1時間分の直近のデータが掲載されている。でぇ、こういったあ、掲載の仕方がぁ、その後、4月3日まで続いたという事である。

まあ、あの、当時、ええ、手入力で掲載しているという状況になった関係もあり、ええ、こう言ったような出し方になっておったんでございますが、ええ、まあ、あの、全体のデータ傾向を見ていく上では、ええ、まぁ… あの、… 

一定の、頻度でデータ掲載は行われていた物と思っている。またですねぇ、、ええ、、まぁこういう物があったこともあるんですがぁ。

★★★保安院のHPを確認したが、その当時の保安院のHPを見ると、ええ、、私どものHPの方は、あの… 3時間毎に1時間分が載っている格好になるが、毎時の分の全てのデータが保安院のHPにはほぼ、リアルタイムに近い形で載っていることが確認出きた。

私どもが大元のデータを持っているので、保安院はデータを随時提供していたっ、という状況であったというふうに考えられる。ええ、それが、こちらの話しだ。


■宿題回答

それからあ、以前、頂いていた質問関係の中で回答出来る物という事だが、会計整理の話しで1点質問を頂いていたと思う。

福島第一の1号機から4号機の@廃炉に関する費用として、まっ9100億円程度を福島第二四半期決算で計上している事になるが、

http://j.mp/QSxtLh (ファクタ宮嶋氏宛)
廃炉範囲の中に、これは3号機年長取り出しカバーの説明をした折に頂いたい質問だが、例えばこういったカバーの費用など、どういうものが入っているのかということで質問を頂いた。

先ず、3号機の燃料取り出しカバーの設置費用については、中長期ロードマップで考えている費用であり、計上されている。

全体の考え方としては、廃炉に係るものということで、大きく3つい分けて整理している。一つはステップ2終了までに要した費用を上げている。

それからぁ、中長期ロードマップ対応で直接解体を行うための以外の費用、ですな。中長期ロードマップ対応の費用というのを上げている。

それから直接的な解体費用。以上3つの柱にわけているが、そのようなものに入るものについては、会計上廃炉費用という生理で示している。まあ、廃炉自身は長期間かかる作業なので。

ええ、まあ、四半期ごとに見通しという形で報告している内容だ。頂いた質問についての回答だ。私の方からは以上だ。

○東電石橋:
それでは質問をよろしこ。(11分)



■質疑

○NHK大崎:
福島第二発電所のモニタリングポストの数値だが、そもそも何故3時間毎に1時間分という形態になっているのか?全部の分を何で掲載しなかったのか?保安院にはデータを提供していたということは、生データ、数字自体はあって、

○NHK大崎:
それは例えばいまの時点で好評いただくことはできないのか?

○尾野:★★★
えっと、先ず二つ、質問を頂いたかと思うが。ええ、なぜ、そう言う対応をとっておったかということだ、これは今わかっている範囲で確認したところ、ええ、

福島第二の方も、ええ、モニタリングポストの一部は津波で洗われたりして、全部が生きていたわけではないという条件の中で電源関係の取捨選択整備ということはどうしても必要であった状況だ。

で、これ、電源が落ちて自動伝送等ができなくなってきた場合に、データが全く送られなくなることを懸念し、まあ、ある意味、良かれと思って、ええ、まあ、人間が入れると言うような対応をとった。

でぇ、その際にぃ、すべてのデータを全部入れれば勿論良かったんだが、ああいった状況の中での作業の関係で3時間にいっぺん入力をするということで、対応していた関係で、

結果的に3時間毎のデータで直近の1時間だけが入力されるという状況になっておった、、ようである。ただ、今般、こういった事が指摘され確認したところ、

ええぇ、我々のHPには、ええ、ある意味3時間に二時間分のデータが落ちていて、で、保安院殿のHPには全部載っているという状態はぁ、ある意味、我々としてはデータので元なので。

好ましくないから、ええ、至急対応を取るということで、ええ、本日の時点で、ええ、取り急ぎではあるがデータの拡充を行った。(http://j.mp/TM0H9d)

# 保安院殿。寺澤氏も保安院は保安院殿。ブースカは敬語使うし。寄生庁になってからは呼び捨て。

○NHK大崎:
4月3日分まで全部出ているのか?

○尾野:
はい。

○NHK大崎:
取り急ぎというのはまだ他に出る可能性があるのか?

○尾野:
いや、その分をある意味綺麗な形に放ってないが、もう今日の時点でデータが見れる形にした。

○NHK大崎:
綺麗なというのは?一連で出ているのでなくて別立てで?どういう?

○尾野:
実質的な意味で言えば、本日の時点で欠落しているデータが、全てHPで見れるような処置を取りましたというふうに理解頂きたい。

○NHK大崎:
まあ、見れば割ると思うが、それで出ているならそれでよくて取り急ぎということの意味がちょっと良くわからない。

○尾野:
取り急ぎは忘れて頂いて結構だ。

○NHK大崎:
ああ、そうですかww

○尾野:
はい。あの、頑張って今日はやったといういみです。www

○NHK大崎:
で、保安院に送っていたというのは、つまりそのデータをHPにアップ手間だけが一番手間だったので、その時間を短縮みたいなことで1時間分しか入れなかった?

○尾野:
ちょっと当時のばたばたの中での、あのう、流れだったと思っているが、作業を行っているグループが別のグループになるので、その間で落ちてしまったんだと思っている。

# 忙しい忙しいって、全く人手がなかったのか。東電主張を裏付けることは誰にもできない。ナンデモアリ。

○NHK大崎:
別のグループだとしても全部を入れるというのが、そもそもリアルタイムデータというようなことで取っていて、本来なら10分ごとに入れていくというか、出ているのが、元物データの意味だったわけですよね。

それが手入力になったからと言うんで、直ちに2時間分をカットしてと言う、その判断に行くまでの理由がちょっとよく分らないというか。

手間だったのか、さっき、傾向を見る上ではとおっしゃったが、このデータだけを見ても3月16日0時の時点で8.9μSv/h だったのが、2時10分の時点で35.2μSv/h になっているのは、なんかこの間にイベント的な物がなんかあったんだろうかとか、

どの時点でどういう変化が生じたのか、みたいなことがなかなか二時間開いていると見えない部分があったりするんじゃないかと。

勿論、東電自身は持っていると思うが、我々外の目から見て何があったのか、という事をこれだけ見てもなかなか判断付かない訳じゃないですか。2

時間あけてしまうと言うのは、リアルタイムで計測していることとは全く意味合いが違ってくることがあると思うが。その判断理由というのは何だったのか?

○尾野:
えっとぉお、結局その時点における、あのう、負荷、が、非常の大きい中で作業をしていたから、ある意味、その様な対応に結果としてなってしまったと思っている。

で、ええ、まあ、何れにしても今の時点に経って振り返ってみれば、我々はデータを持っているので、それは掲載すべきであろうと今回対応させて頂いたということだ。

○NHK大崎:
保安院には表示されたデータをそのまま送っていたと?

○尾野:
ちょっと、どういうお売りかであったかはあるが、随時データを送らせて頂いていたので、、ええ、保安院のHPの方は、ええ、10分ごとのデータが全て毎時間分、掲載されている状態で公表されていた。

# 保安院な何の確認にしてなかったのか。責任問いたくても保安院ない。続きは寄生庁の担当者で。

○時事松田:
2Fなんで、我々も関心が低かったのかも知れないが、去年の夏に1Fの方で、○×△※ あったときに拡充したことがあったよな。その時に2Fも併せてやろうとは当時思わなかったのか?

○尾野:
えっと、そういう事から言うと我々の方も関心の重さというのが、1Fのほうにww よっていたかと思う。そういう意味では今回の事はちょっと反省だ。

○時事松田:
わかりました。

○朝日小池:
今の関連で。先日の報道だと16日の欠損部分に80μSv/h とか、高い線量が記録されていたことも明らかに。これは今日見ればもう分るんだろうが、その16日のそういった高い線量と1Fのこれまで知られていなかった何かイベントがあったとか、そういった分はあるのか?

○尾野:
先ず、福島第一のイベントであったり、プラントの状況というのは、福島第一側のデータで評価をしている。

それでぇ、福島第二というのはある意味1Fから16kmほど離れた南側なので、ええ、まあ、あの、1Fの状況を直接つかもうと思えば、1Fのモニタリングポストであったり、環境データを使うことがより直接的なので、1Fの状況確認や判断につては1Fで測定したデータを用いている。

で、そういう意味から言うと、この16日の2Fの動きというのは、1Fの動きの中に既に出ており、ええ、福島第一のプラントの状況ということを見る、と言う意味では★2Fのデータは直接的な物ではないというふうに思っている。

○朝日小池:
不勉強で恐縮だが16日の時点でそうした高い線量を計測するようなイベントはどう行ったものが?ちょっと国会事故調などの報告を読み返したら、当時は2号機の格納容器が殆ど大気圧と同圧になって、外と通じてたんだろうとか、

そういうところから2号機由来の発生だろう見たいな話しもある。これ、東電としてはどのように博しているのか?

○尾野:
福島第一から放出された放射性物質の量を評価する上で、これ、非常に色々苦労して分析したわけだが、今年5月時点で大気放出の評価という事に関する報告署を出している。(http://j.mp/JsETNn)

そちらの方では各号機のイベントと、それに伴う放出量というのがどれぐらいあったのか、という事についても我々の評価結果を示しており、

# 今年5月24日の通常会見の前に、この報告のための臨時会見を2時間程開いてまふ。「福島第一​原子力発電所の事故に伴う大気​および海洋への放射性物質の放​出量の推定」量が多すぎて起せてない… http://j.mp/MIRkJa

その中でおっしゃるとおり、2号機は14日~15日にかけて、非常に厳しい状況になってきて、出来事が起こっているという事なんだが、実は16日の時点で3号機の建屋から上記が出ているという事、

明け方 8時30分ぐらいからしばらくそれが続いているという事が観察されており、ちょうどその頃に3号機のドライウェル圧力が、減少し始めて、ある程度減少するような事象が観測されている。

で、それと呼応するように、1Fのモニタリング婦ストが上がりだしており、で、そういうところの周辺の上がり方などから評価すると、その時点で、ええ、要は3号機側からの放出事象というのがあったであろうという評価をしており、その様なことが5月半ばぐらいに出した報告書だと思うが、その中で論じている。

○朝日小池:
確認だが、先程、1Fのプラント状況に関しては1Fのデータを使っていると言ったが、東電の社内事故調査の分析とかに今回、HPに載っていなかった分のデータも、データを持っていたという事で、何か利用はされていたと考えていいのか?

○尾野:
1Fの評価をする上では1Fのデータを、より直接的なデータ側で判断しているので、そういう意味ではこのデータそのものが1Fの分析には直結していない。

○朝日小池:
分りました。

○東京新聞 桐山:
さっき、こういう作業に変えて色々負荷があったと。さっきは電源のことを話したと思うが、もうちょっと詳しく負荷を教えて欲しい。

○尾野:
えっとお、先ずですなぁ。当時、3月のじゅうすう日のころというと、非常に沢山の情報が、まあ、ある意味、ええ、整理しきれない状態で動いていた時期でもあるしぃ、それから現場の、ある意味注水という第一段階の所は15日ぐらいまでで一つの山を迎えるが、その後、消防車による、あの、放水だとか、

あるいはプールの側の対応だとかという事が、その15日以降から20日ぐらいまでの間は、やはりまた大きな動きがどんどん動いている状況であり、そういう時期だったし、それから1Fの側は全く予断を許さない中で全て行われていたので、

ええ、ある意味、あのう、HPにデータを整理して載せるという事の要因というのも 、必ずしも潤沢な状況ではなかったしぃ、殆どの関心は1Fに向いていたと。言うのも事実だ。まあ、その様な中で2F側の電源が不安定になった場合に、

データが遅れなくなってしまう、という事を、ええ、懸念としてよかれと思って対応を取っていたという事であり、

まあ、そういう意味では、あのう、まあ、あまり、美しい仕上がりでなかったところはお詫びしなければいけないが、ええ、出来る限りの中でやっていたこととご理解(報道して)頂ければありがたいと思う。

# 美しい仕上がりでなかったところがお詫びのポイントな。2Fの対応にあたっていた人間は電源不安定、伝送止まるといかんと、よかれと思ってやって、本店は1Fに関心がいってたから仕方ないんだと。時事記者の質問で、これは使えると思ったんだろうな。笑ってたし。意味が分らん…

○東京新聞 桐山:
もう一点だが、その様なサイクルで未掲載、規則的に3時間で1時間、そのようなサイクルで説明がありますよね。この中で、

「また、そのようなサイクル以外にも未掲載のデータを一部確認。例:3月16日午後3時10分~3月17日午前2時00分」http://j.mp/TM0bIk

これ、例えばそういう他の要因で、データの未掲載がある、その辺の説明をもうちょっとお願いする。

○尾野:
えっとお、まあ、手作業でやってたこともあるので、あのう、完全に機械的に作業が出来てなかったと言うことかと思うが。

○東京新聞 桐山:
3時間毎で1時間未掲載、と、まあ、こういうふうにして載せようと、一応、

○尾野:
やって!後そっから機械的にそういうふうに作業はしていたと。

○東京新聞 桐山:
で、ここの未掲載はたまたま欠落している部分があるという意味?

○尾野:
はい。

○東京新聞 桐山:
それは何カ所ぐらいあるのか?

○尾野:
3箇所ほどある。

○東京新聞 桐山:
時間を。

○尾野:
先ずだな。★★3月16日の3時10分から2時間。3月19日11時10分からの時間、3月25日からの11時10分からの時間で、何点かそういう物がある。

○東京新聞 桐山:
3月19日の?

○尾野:
11時10分から。

○東京新聞 桐山:
さっき言った単純に、先程いった機械的に、これは意図してやったが、意図せずに欠落したと?

○尾野:
えっと、そうだな。はい。

○毎日中西:
ちょっと理解出来なかったが、別の班だというのは、要するに保安院に送るデータのチームと、手作業で入力しているチームが別だと、そいうことで、保安院には送れていたが、ウェブサイトには載せられなかった、そういう意味か?

○尾野:
そうだな。作業としては人を分けてやっていたので。結果としてそういう事になったという事だ。

○ファクタ宮嶋:
廃炉の件ありがとう。ちょっと補足で伺いたい。いわゆる1兆円前後と見積もっていたのが、この間の社長、会長会見で1兆円以上係るという話になったが、先程おっしゃっていた1900億円引き当て済みなんですよね。これは1Fの先程おっしゃったのは1~3号機、4号機も入ってる?

○尾野:
4だな。

○ファクタ宮嶋:
1~4号機もはいってんですね。それで元々東電が言っている1兆円を超える廃炉費用は当然1Fだけですよね?

○尾野:
はい。

○ファクタ宮嶋:
当然、2Fは入ってないんですよね。すると、先程言ったステップ2までに要した費用と中長期ロードマップの関連費用と直接解体、この分はなかなか分らないと思うが、その3つで、それぞれの3つの中でいくらずつぐらいの見積もりで1兆円を超えるという内部の積算になっているのか伺いたいが。

○尾野:
えっとお、先ず、あのう、将来的な事を考えたときに今考えている枠では、収まらないだろうというようなことを先般、話しておられたんだと思うが、その時にも質問を頂いていたようだが、

じゃあ、一体いくらになるんですか、というところに関しては、現時点でなんとも分かりかねると言うようなお答えを させて頂いておられたのではないかと思う。

それでえ、ステップ2終了までに要した費用というのは、これはある意味過去形の資料なので、ある意味、契約というの整理、支払い等が確定すれば、まあ、ある意味、はっきり確定してくるべき費用と思っている。

# 買い物カゴに適当に商品を入れました。いくらになるかは、ある意味レジで支払い時に確定するであろう。原発再開ちらつかせ国費10兆円を根拠無くせびる隠蔽常習犯、ブラック企業東電。なんかもう、アタリマエの事をさも意味ありなんで話して煙に巻こうとする事が多すぎる…

中長期ロードマップの費用とか、解体費用とか、こちらの方は、ある意味作業規模であるとか、仕事の量が完全に廃炉が終わるところまでが見通し切れない状況なので、一番大きな不確定要素があるところが一番聞く場所なので、

ちょっと今、どのぐらいというのもなんとも申し上げにくいというか、わからないところなんでございますぅ。

○ファクタ宮嶋:
まあ、物事の考え方として、今1兆円を超えると東電がいったのは1Fの1~4号機を廃炉することにおいて、少なく見積もってはこれぐらいはかかるだろうという物の考え方なのか?

やっぱり何が志賀のメジャーがあって、これぐらいからこれぐらい、技術的にも難しい問題があるが。あるいは廃炉の仕方も含めて少なく見積もって、

この程度なのかというのが、1兆円を上回るということなのかしら?層いう考え方なんでしょうねぇ?どうなんでしょうか?

○尾野:
えっと、ちょっとそういうふうに言ってしまっていいのかはアレだが、まあ、最初の見通しと思って見ていたところで言うと、このぐらいは係るだろうというところから入ったが、こういった仕事は全くわからなかったところはあるし、ええ、現時点の状況などを考えても、

そういう意味では全然見通しの規模は変わってしまっているというふうに言わざるをえないと思っている。

○ファクタ宮嶋:
まあ、2Fの問題もあるから途方も無いということはよくわかるが、結局、スリーマイル、あるいはチェルノブイリのものをある程度下敷きにして、チェルノブイリの場合は、石棺というか、廃炉ということではないようだが、

廃炉の仕方でも幾つか方式があって、それぞれ高いか低いかということを前提にしなければ、1兆円の見積り自体もよくわからないが。

なかなか難しいとは思うが、その辺のことで1兆円のことはチェルノブイリの何か、どういう想定のものと1兆円、1兆円以上という想定になってんですか?そういうのも含めて全く何か、青写真というか、メジャーというか、ないのか?

○尾野:
まあ、少なく見積もってもとか、過去の類似事例というところから、基本として発想は始まっていくわけだが、ある意味、あのう、スリーマイルとも状況が違うし、

当然、TMIとも全く様相や状況も違う。それから水の処理等々もひとつ見ても、最初に考えていたことよりも仕事量はある意味、ええ、雪だるま式に大きくなっていくような状況もあるということであり、

# 等々をひとつ見ても。一つじゃないし。

○尾野:
まあ、最初の見通しというのが、あまり、まあ、あたってませんね、ということから言われるとその通りであり、ええ、まあ、過去の状況なども踏まえながら積んで入る、

ということだろうとは思うが、まあ、あまり現実感のない制度になってしまっているということかと思って、その点は申し訳ないが、そんなところと思っている。

○朝日小池:
先どの2Fのデータの件だが、て入力する形になったということだが、15日午前9時の時点で層いう形に切り替わったためということか?

○尾野:
はい。

○朝日小池:
それ以前はどういう形になっていたのか?

○尾野:
えっと、それ以前は、ええ、10分前の、ええ、これは…  えっと、それ以前のデータは10分前で入っているようだが、チョット入れ方がどうだったかは今、手元にない。

○朝日小池:
少なくともこの形になったのは、

○尾野:
その形になったのはそこからだ。

○朝日小池:
15日で、その理由としては電源が不安定になった際に、

○尾野:
入れられ無くなってしまう。

○朝日小池:
入れられ無くなってしまうので、手入力にして、電源温存というか、上手くえないが、

○尾野:
はいっ。

# 話している最中に口はさむなよ…

○朝日小池:
考えればよろしいか?

○尾野:
ですので、そっからはずっと同じような周期でデータが入っていたり、抜けていたりしているということになる。

○読売前村:
福島第二原発の件だが、元々保安院にデータを送るというのは、これは自動で送っているわけではなくて、手入力で毎回送っていたということか?

○尾野:
そうですな。本来であればいろんなツール、まあ、あの電気的なツールで送るわけだが、今回の場合、そういう物が使えなかったから情報として伝えていったということだ。

○読売前村:
そうすると2Fの方から上がってきたデータをなんか担当職員が、

○尾野:
ファックスで送るだとかあ、

○読売前村:
はい、

○尾野:
電話で伝えるとかあ、ちょっとすいません。正確な方法は確認していないが。

○読売前村:
じゃあ、基本的に手入力というか、人が伝えるという形だったと?

○尾野:
人づてで伝える形。

○読売前村:
わかりました。そもそもなんで3時間おきというか、2時間おきというか、

○尾野:
えっと、特に根拠があった事とは思っていない。ただ、そのぐらいの頻度で、ええ、作業が出来るし、できるだろうから、頑張ってやろうと、そういうレベルだと思う。

○読売前村:
何か機械的に3時間立つと何かがダウンするとか、そういことでなく。単純に3時間ぐらいでということか?

○尾野:
特に意図のある時間ではないと思う。

○読売前村:
わかりました。念のための確認だが、HPは元々、この3月15日以前の時というのは、HPに掲載するときは手入力で毎回10分おきに入力をしていたということか?

○尾野:
ということ。~5秒~ えっ、あ、ごめんなさい。

○読売前村:
3月15日の話は元々それ以前の場合というのは、HPに掲載をするという時は、これは職員が手入力をして10分、

○尾野:
あの、平常時のことか?

○読売前村:
平常時だ。

○尾野:
平常時は自動でHPにデータが入るようになっている。

○読売前村:
それを電源が、という?

○尾野:
★それが自動で入る機構が、安定して使える補償がない状況だったので、ええ、そこの部分を人力でやるということになったので、ある意味こういうことに。

# 冒頭の尾野氏の説明、状況を確認、理解するのが大変だ… 

○読売前村:
はい。わかりました。 

○尾野:
ちなみに保安院への連絡は、保安院に情報の通報連絡というのをしているが、そのタイミングに合わせて伝えていたということだそうだ。

○読売前村:
口頭で?

○尾野:
はい。口頭ないしファックスなり、なんか、そういった人間系の伝達だ。

○フリー村上:
確認をしたい。先ほどの2Fの件だが、電源が不安定になるのを防止するためにという話だった。ひとつの根拠として。当然、11日の地震直後に電源が喪失して、そこから非常用電源の状況は改善はしているわけだよね。

★★実際、この時って、じゃあ、入力を手入力に切り替えた段階で、電源が非常用電源の状態が一時的に不安定になった、そういう要素はあったのか?常識的に考えるならば、11日から経時的に電源の状況が改善していくと考えられると思うが。その辺はどうだったのか?

○尾野:★★★
先ず電源が不安定になるという意味というのは、大元の電源が不安定になるということではなくて、大元の電源の利用が、この伝送関連の機械で、ええ、に、電気を回せるかと言うところにおいて、

ええ、この機械のために電源が確保出来るところに対して、あまり自信がない、という、状況だったということだ。なので、全体で見た時に2Fというのは、一定の電源が確保できたから、大事な機械から優先的に使って行って、

そういう意味では、あの、電源の確保が出来ているわけだが、ええ、プラントの安定化のために必要な電源からどんどん優先度を付けていくので、

結果的にこちらの方の電源が十分確保できるかどうか。電源側の点検もしなければいけない、こういう事も出てくるので、ある意味、ええ、良かれと思ってやった、ということ、です。

○フリー村上:
わかりました。細かいことで、プラントパラメータの件だが、原子炉圧力容器の下部温度や、使用済燃料プールの温度は先週から比べると若干低下気味だが、これは外気温との兼ね合いか?

○尾野:
ちょっとそこまで細かくは見ていないのでアレだが、ここんとこ、急に外気温も寒くなっているというのは、方向としては有利に作用する。

ただ、ちょっと今私的になっているところが、それと直結して下がっているところは確認してないが、あの、全体として聞いてくるのが注水している水の温度が下がってくれば、冷却は有利になってくるので、

バッファタンク周りの外気温が下がってくれば、その分、注水される水の温度が下がり側の傾向になってくるので、そういう意味で有利に作用するというのは、傾向としておっしゃるとおりだ。

○フリー村上:
先週ちょっと質問した関連で確認をしたい。先週、建屋の原子炉圧力容器の、格納容器の圧力のことで聞いた時に、各建屋とも大物搬入口は開放状態なので、気密性にそれほど差はないという話だったが、

ちょっとそれに関連して、通常だと原子炉建屋から原子炉塔に入るところは二重扉になっているよね。あそこは今、1号機から4号機までどういう状況になっているのか?

○尾野:
二重扉のところがどうなっているかは、号機によって状況は違っていると思うが、建屋と建屋の外側、いわゆるヤード、いわゆる庭だな。を、つないでいる大物搬入口という、ええ、まあ、入り口がある。で、ここのところは通常、二十の扉になっているが、

ここを通じて色々な冷却水を入れたりだとか、電源を入れたりとか、ケーブルを這わせる関係で、そこは開放になっている。ですので、建屋が外と完全にツーツーと繋がっている扉があるので、そういう意味で建屋の気密性は通常の状態とは違っているということである。

○フリー村上:
繰り返しになるが、原子炉塔との間の、ようは二重扉もあるよね。あそこの状態は号機によって違うということだが、具体的にどう?

○尾野:
えっとお、そうだね。えっと、カタッポアイテル?  えっとお、1階の入り口は通常二つあるが、そちらの片っぽはガス管理システムのパイプが通っている関係で開いているそうだ。

ですので、そういった意味から言っても、いわゆる通常建屋が機密を保たれている状態が、そもそも異なっている。

○フリー村上:
つまり、原子炉塔の入り口の二重扉の一つ目が開いているということか?

○尾野:
えっと、二重扉が両方開いている。両方開いてないとパイプが通せないので。

○フリー村上:
なるほどなるほど。わかりました。

○東電石橋:
よろしいか?

○尾野:
えっと、そういうような事である。ちょっと2Fの方は、ある意味我々の方の対応が十分でなかったということろだと思うが、

何度も言ったが3時間毎に国への通報をしていたことに合わせて入力などはしていたが、まあ、意が十分尽くせなかったということなので、ある意味、今回、HPのデータの方は改めさせていただいたので、よろしくお願いする。

# 保安院に伝えていたんだから、データが意味することは保安院に聞けやと。もうないけどな。

○NHK大崎:
2Fの数字自体は1Fのプラント状態を判断するのに一義的には用いていないという話だったが、さっきの、5月の多分24日ぐらいに発表された拡散評価(http://j.mp/JsETNn)の話だと思うが、

★★★あそこではようは、当日のイベントというのは3号機の放出にあったのではないかということで、仮定して100ペタBqとう報酬つ量をたしか見積もっていたと思うが、1Fのモニタリングポストの数字は確かに8時30分ぐらいに白煙が上がって、

そこから徐々に上がっていって、午前中に何度かピークが立って、一番高くなったのは午後0時30分で、1万μSv/hを超えている状況だった。

ただ、2Fのモニタリングポストの数字というのは、比較的それより早い段階の9時過ぎの段階で 80μSv/hとか、それ以前のトレンドに比べて高い数字が出ていることがあって、

まあ、風向きの関係もあるのかなと思うが、同解釈するのかというのは、それはそれで別途やっていただきたいなと思うところがある。

それがつまり3号機の例の白煙との関係なのか、それとも別の要員があるのか。それは1Fとの数字の整合性をどう考えるのか、というのも含めて、重要なデータではないかと思った部分がある。そのあたりは如何か?

○尾野:
データというのはおしなべて大事なものだとうことだと思っている。でえ、ただあ、私どもがあ、あの時点で評価をしているところで言うと、ええ、ある程度距離が離れてしまったもの、場所で計っているもので評価して以降ということを考えた場合に、

その間の気象条件や動きというものが逆解析できるぐらい厳密にわかっていないと、プラント側の動きというものにつなげていくことは現実的に難しいと思っている。

そういった意味で、福島第一の直近で取られている動き、それから直接目撃されているオブザーベーション、こういった事を含めて、評価、判断をしていったと。いうことである。

まあ、そういう意味で一般論としてデータの重要性に関しては、全く異を唱えるものではないが、5月人点の評価ということで、ええ、申し上げると、ええ、狙いとしては、大量の放射性物質の放出があった時点を何処で捉えるか、ということが一つの狙いなので、

まあ、そういった意味から言えば、1Fの直近のデータでプラントの動きとつなげていくというのが、ええ、まあ、一つの考え方と思っている。

○NHK大崎:
それ自体は勿論理解するが、つまり、そこであの当時で言えば風向き等の関係で、1Fの正門ではトレンドで見えないことが、離れているところではあるが、南側にある2Fの変化として生じている要員になっているかもしれないということについて考えていくと

それが例えばさっき仰った3号機のイベントとの関係で整合性が取れるのだろうか、という事とかを、見ていくというのは、今後も含めてだが意味があるのではないかと思うが。

○尾野:
今後で言うといろんな議論があろうかと思うが、★★一点だけちょっと補足しておくと、要はモニタリングポストに感度が出てくるというのは、そのモニタリングポストの真上にプールムが流れてきた場合は勿論出るわけだが、

非常に強いプルームがプラントから出てくると、プラントから出るγ線というのは、要は初で伝書の中をあまねく照らすわけであり、ええ、ある意味一番発電所の中に近いところにある測定点だな。というのは、最も感度良く、状況を拾ってくれるということだ。

で、今回、ええ、要は大量の放射性物質に至っているイベントというのはどれだろうか、何処だろうか、ということを見ていくことがひとつの大きな課題だったので、

そういった意味から、ええ、まっ、あの、正門付近のデータを中心に継続的に見れているのは、それだから。それを中心に見ているが、ええ、大きな放出に関してみるという意味で言えば、ええ、十分拾えると考えている。

でえ、勿論、その、大きくないものでも近い方によってければ、大きめの感度で出ることはもちろんあるわけだが、動きという事で見ていく意味では、あのう、ある意味、網羅性があるデータという意味では、

あのう… この場合、たしか… ええ… 正門ゲートのデータを使っていたと思うが、正門データを使っているということには、合理性があると考えている。これはちょっと一点補足である。

○NHK大崎:
これは5月の際にもうちの記者(http://j.mp/MIRkJa)が伺っていると思うが、要はあそこの時点で、この時、3号機のイベンの関係というのはあると思うが、もう一点、そのデータの中で、

○尾野:
2号機の要はドライウェル圧力の一時的な上昇というのが、いわゆる折れ線というか、グラフの中にポイントされていて、これなんですかと、という話を伺っていたと思う。(http://j.mp/JsFrmd)で、それとの関係で考えると、

○NHK大崎:
それはまさに午後0時頃の話だったと思うので、寧ろ2号機のほうがこの1万μSv/hのほうに寄与している可能性がないかとか、そのあたりのことも含めて、当時から伺っているが、そもそも数字としてのデータを頂いていないので、それについてはまだ出ないのか?

○尾野:
えっとおぉ、先ず、あの時点のことということで考えていくと、ええぇ… 御ブザーベーションの情報というのは3つあり、ドライウェルの圧力の動き、それから正面ゲートでの線量、それから直接観測されている3号機からの白煙の蒸気ですな。

の様子というようなことであり、高いったようなことを併せて2号機ではなく3号機であろうというふうに、まあ、3号機の建屋から出たものであろうというふうに評価しているということである。

で、最終的な目的は、ええ、放出したものというものが、ある意味どちらに流れていって周辺地域のどのイベントが寄与したのか、ということを確認するところが一つの目的なので、

そういった評価をした上で、2号機の前日のものというのが最も影響が大きかったであろうと、というふうな評価になっている。

○NHK大崎:
16日の2号機の放出、

○尾野:
いや、

○NHK大崎:
わかってます。15日の放出についてはわかっているが、16日の2号機についてはどういうふうに?

○尾野:
16日の2号機云々というところについては、ちょっと、まぁ、データの向きも、ええ、ポイントとしては、ええ、指摘の通りかと思っているが、全体で見た時に3号機側の直接見えていることの御ブザーベーションというものを、ええ、重視している。

で、あのう、ある意味、発電所からの周辺への寄与ということで考えてた時に、ま、3号機から出ているというような過程で評価する場合と、2号機から出ている過程で評価する場合とで、ええ、基本、結果には影響はないので。

現実に蒸気の漏出が確認されて始めた3号機という所であろうという判断をしているということだ。そこは状況を見ての判断だったということだ。

○NHK大崎:
あの、それは例の評価報告書(http://j.mp/JsFrmd)の中でも、ある種、仮定を追いてあるところもあり、つまり、推定としか書いていない。だから当然その他の可能性を排除しているわけではないということはわかっているが、例えばこの次のステップとしてというか、

もうその段階に入っているのではないかと思うが、もう少し詳しく中で何が起きていたかということを知ろうとする際に、やはり2号機は当時、何も動きがなかったのかと言ったら、そうではない筈で、

それを変化として何処に兆候を捉えるか、ということで言えば、こういう圧力のデータなんかにある種、見えている部分があるとすれば、それはどう解釈していくか、ということというのは必要なんじゃないかと。

○尾野:
えっと… 技術論の話ということで言えば、異論はない。それで、いずれにせよ、あの、プラントの状態をどれだけ厳密に再現できていくかということに関わってくる話であり、

こちらの方はある意味、コードのモデリングの厳密さというのを どこまで高められるかというか、そうしたものが現実をどこまで再現できる能力を固めることが出来るか、

そういったようなことに多分に依存してくることであり、コード自身の改良、改善ということよりも、別途いろいろな努力をしているところだ。

で、そういう事をしていくと、現象利害というのは、少しずつ、よりメッシュの細かいものになっていくと思うので、そういう努力は今もしているし、これからも指定校と思っている。で、こういったようなことはある意味、

○尾野:
学問的に関心があるところだから、ええ、そういう事は引き続き努力していく部分だと思ってんですけど。ま、現時点で、それのメッシュで者が言えるほどの、ええ、分析手段を、まあ有していたり、使っているかというと、まだそこまで行ってないので。

ええ、まあ、そういう意味では、あの、今がどうですかということは示せないが、ええ、まあ、ある意味、コードの挙動だな。プラント挙動のコード化というのは、大事な架台ということで言えば、あの、おっしゃることに特に異論はない。

○NHK大崎:
わかりました。

○時事松田:
幾つか確認だ。手作業で間引いたのは、手作業をやっていた人は本社の人?本店?

○尾野:
こちらで。はい。

○時事松田:
2Fに関してはモニタリングポストは段々時間を追っていったと思うが、3月後半から4月の辺りというのは、モニタリングポストの健全性ですな。大量に降ってきて、要するにぐしゃっと降ってきちゃってという。そこは確認されてんのか?

○尾野:
えっとお、すいません。後半のほうがどうかとか、その当時どうだったかということはわかるが、あの、たしかに周辺に、あのう、降下物が落ちてくると、あのう、モニタリングポスト自身がバックグラウンドが上がってしまうということがある。

ですので、いずれにせよ現状、使用に耐えるような状況にもちろんしていると思うが、随時そういう影響はなかったとはいえないような状況にだんだんなってきているというのは、こりゃあ一方で事実だと思っている。

○時事松田:
いえ、あの、なので、何も1Fの要するに状況とか、当時の風向きとか色々やっているのを 2Fのデータを使って、まあ、学問的見地に近いんすけど。あの、さ、さ、再現するには手がかりになればいいとはあ思うが、あの、そういったバックグラウンドの、また、

○尾野:
あ、そういうことすか。そういう意味では、現実には条件の確定はあっても難しいと思う。w はい。

○時事松田:
要するに一応のバイアスだったらいいが、まだらに影響が出ちゃってるんで、2Fのデータを持ってして1Fを推測するというのは、○×△※ 正確さを追求するには難しいんじゃないかと思うが。

○尾野:
それはおっしゃるとおりだ。

○時事松田:
わかりましたわかりました。

○東電石橋:
これを持って本日の会見を終了する。



~ 終了 18時28分(58分)

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