2012年11月26日月曜日

東電会見 2012.11.26(月)17:30 ~ 1F 3号機原子炉注水量増加 LCO逸脱。新型ロボット運用テスト兼ねた3号機建屋内調査。魚介類サンプリング集計、高濃度アイナメ分析と対策。ほか。

東電会見 2012.11.26(月)17:30 ~

同日3号機原子炉注水量5.8m3/時(午前10時)→7.0m3/時(午前11時)に増加、保安規定1日1m3/h以上増加上限に抵触するのでLCO逸脱宣言。意図しない注水量増加でのLCO逸脱は恐らく初。会見冒頭、原因不明報告。続く。

会見中に原因は保温材外す作業していた作業員が誤って流量弁に触れたのが原因と報告。作業員が触った事を認識?しながら7時間以上経過して本店認識。状況は一切不明で報告まとめて紹介するとのこと。同日21時35分にLCO復帰宣言。

10月23日から続けていた1号機サブレッションチェンバーの窒素封入を今日から停止しXe-135と水素の挙動を観測して効果を確認し、様子を見て2週間後に窒素封入を再開する旨の報告。

サンプリング関係は2件。土が流されて採取場難しくなったので海底土の採取ポイントを一部変更する旨の報告と、魚介類サンプリング報告済みの資料の漁連提出のまとめ。魚の生態から汚染実態を把握する旨の動き、港湾内の高濃度汚染魚介類の対策等。

11月27日より3号機原子炉建屋内ダクト周辺の高線量エリアを新型ロボットを軸に3台のロボットで線量調査を行うとのこと。人間がいって計れないところではないが、ロボットの現場試験もかねての調査とのこと。ほか。

【質疑】
  1. TBS(3号機流量上昇LCO逸脱*)→
  2. NHK(3号機流量上昇LCO逸脱*・魚介類サンプリング*)→
  3. 東京新聞(3号機流量上昇LCO逸脱*)→
  4. 時事(3号機流量上昇LCO逸脱*・3号機PCVガス管理システムダクト*)→
  5. 朝日(がん検診・無料検診50mSv根拠・企業倫理相談窓口・作業員登録数)→
  6. 読売(3号機流量上昇LCO逸脱*・3号機PCVガス管理システムダクト*)→
  7. 朝日(がん検診)

○プラント

○環境モニタリング・サンプリング

○福島第二

○その他

○報道



■福島第一の状況

○東電石橋:
原子力の定例会見を始める。よろしこ。

# 原子力定例会見じゃなくて福島事故収束会見。毎度サラリと何いってんだこの人は。

○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/U6MV3h

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水はご覧のとおりだ。本日、公表したが3号機下のポツ。★★★3号機の注水量が10時時点で5.8m3/h だったが、11時の時点で7.3m3/hに上がっていることを確認している。

で、炉注流量については下限値を決めているが、24時間以内での流量増加量が1m3/h以上上がった場合には、運転上制限ということで1m3/h内に戻す操作をする事が保安規定の138条に定められており、その定めに従い、流量の減操作、元の戻す操作を行なっている。

流量が急速に変動した理由、これは上がり側だが、これについては現在調査、確認中なので、結果がまとまったところで紹介したいと思う。

[圧力容器下部温度]
特段、特記事項ない。3号機についても温度等の変化は生じていない。[格納容器圧力と水素ガス濃度]ご覧のとおりで特記はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システムについて1号機は現在停止中、だが、他は運転中だ。1号機の停止については下の所に書いてあるが、先般案内しているとおりだ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
1号機から2号機タービン建屋に14時16分まで移送を実施。2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。4号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
サリー運転中。

[その他]
記事が沢山あるが、5ぽつ。上から6個目。11月26日の記事だが、★サプレッションチェンバーの中、これは1号機のサプレッションチェンバーの中に水素、あるいはKr-85が滞留しているので、こちらを追い出すため、窒素封入をしていることを既に案内している。

10月23日から1m3/hで注入を開始し、11月6日から3m3/hに注入量を増やして様子を見ていた。で、ガス管理システムで見ている水素濃度、あるいはKr-85濃度の動きを見ていくと、いずれも相当程度下がって来ているということで★概ね追い出せたと思っているが、

確実を期すために一旦ここで窒素を注入を止めて、サプレッションチェンバー内の気体の状態が平衡状態になるぐらい一旦留め置いて、これは1週間から2週間ぐらい考えているが、そのあとで注入量を増やした5m3/hの窒素注入を再開し、

その際の濃度の動き等から十分な排出が行われているかどうかの確認を行うというプロセスを考えている。★従って今日から一旦、窒素の注入は止めて1~2週間後に再開する操作を行う。

次にその下。次のポツの3行目。★11月26日の所。先般、5号機の残留熱除去海水ポンプのCの点検等を行うために様々な操作を行うということで話しているが、水中カメラで流路の確認を行うということで、一旦、海水系の停止をしているということがある。

この関係で使用済燃料プールの温度、あるいは炉側の温度が再起動までの間に若干上がっているが、その実績について記述している。★プール温度は18.8℃から20.0℃。5号機の炉側の温度は33.6℃から35.8℃ということで若干上がっているが、

十分低いところでコントロールできているということだ。こちらについては以上だ。


■宿題回答

http://j.mp/ULgBnp (NPJ吉本おしどり宛)
それから、★以前、おしどりさんから質問があったことに関して補足をしておこうかと思う。1号機のサプレッションチェンバーでの窒素封入により、水素やKr-85を追い出すということだが、

追い出されるKr-85についてはどのような測定を行うのか、ということで、リアルタイムの実測定をしているのか、という質問があり、その時点で確認するといったが、水素濃度についても窒素濃度についても測定しているということである。

これはガス管理システムで引いてきている Xe-135 やKr-85を測定している装置でKr-85の測定ができるということであり、これにより測定をしているということだ。

http://j.mp/ULhPz2 (NPJ吉本おしどり宛)
併せてその時に質問を頂いたことだが、以前は、サンプリングのデータのところで Xe-135 やKr-85のデータが紹介されていたが、今はないようだがということだが、

今説明した通り、オンラインで測定できる設備を導入して目的物質としては Xe-135 の測定が大元の目的なので、それについては日々のデータで公開しているということである。


■3号機PCVガス管理システムダクトの状況確認について

それから、手元の資料の中で、★★★「福島第一原子力発電所3号機PCVガス管理システムダクトの状況確認について http://j.mp/U6NTN4 (画像) http://j.mp/U6NZ7j」というPP資料がある。こちらを簡単に紹介する。

ロボットの絵が3つほど書いてある最終ページがあるが、3種類(FRI GO MA、Packbot、Quince2 )のロボットが書いてある。これらを活用し、3号機炉内の確認を行うことを考えている。具体的にどのあたりを見ていくかは表の下の段。

3号機建屋内のガス管理システムのダクト部分について確認を行うということを考えている。ガス管理システムのダクトについては原子炉建屋の外側についてはアクセスが用意だが、原子炉建屋の中の方は、比較的線量が高いので、

ロボット等による確認などの施行ということでは適切な場所であろうということで、ここを選んでいある。状況確認の方法だが、建屋の配置図があるが、入口から中に入っていって、

入口から中に入ってダクトにそってダクトの状況をカメラで確認してくということで、作業は明日実施することを予定。で、メインのロボットとしては下に書いてある「FRI GO MA」というのがあり、こちらのカメラを使って確認するということを考えている。

# 最新ロボットの三菱電気 FRI GO MA (フリゴエムエー) → GO MA SURI に由来。

で、★このカメラに明かりを供給するために、その後ろにPackbotというものが追随し、証明を行うということである。これは有線のロボットなので、万一、優先の断線等があった場合には、「FRI GO MA」が無線操縦で操作することもできるが、

その中継地として Quince2 が待機する体制で作業を行いたいと考えている。こちらの作業については以上のことで考えているということだ。それからあ、データ関係の紹介だ。


■海域モニタリングに係る採取位置に関する情報(環境モニタリング・サンプリング)

★★★「当社における海域モニタリングに係る採取位置に関する情報(PDF 242KB) http://j.mp/U6N8DK」ということで参考配布している資料がある。で、上から2つ目。1F南放水交付金と書いてある所に※印の3というのが、

T-2-1についている。で、この※3が何かというと、一番下。T2という箇所、こりゃ南放水口の近くだが、こちらの方では波の侵食により、★海底土が洗われてきており、海底土のサンプリングが出来ない状況になってきている。

こういったことからやや1km程位置がずれた場所で回程度のサンプリングが出来る場所とうことでT2-1という場所を改めて設定している。裏に地図が描いてあるが、T-2-1 と書いてあるのは福島第一と書いた白い矢印の所のすぐ下にT-2-1と書いた茶色の丸印。

ここが新しい測定箇所ということになる。古い測定箇所は示していないが、下にスケールが書いてある。見る寸法で20kmということなので、1km程ということであると、この丸の中に入るぐらいの距離感ということである。

# 場所示すのに1kmを超える大きさのマルで示すのって… なんかちがうくね?


■20km圏内海域における魚介類の測定結果(環境モニタリング・サンプリング)

それから次の資料だが、★★★「福島第一原子力発電所20km圏内海域における魚介類の測定結果 http://j.mp/U6N3jj 」ということでデータの整理したものを示している。これは10月度分のデータを取りまとめ、

漁業関係者への月井位置の説明で整理、示しているデータだ。個々のデータはこれまで説明してる通りで、特に目新しいところはないので割愛する。

めくっていくとPP資料で高セシウム濃度(38,000Bq/kg)のアイナメ採取に係る追加調査結果と、今後の対応についてという資料がある。

こちらも説明した資料だが、アイナメに関しては沢山採取してサンプル数を増やした確認をする、餌をとって確認をする。海底土のサンプリングをして確認する。

海水を取って確認するということで、濃度の高いアイナメが撮れた周辺についての調査を行ったが、その結果については以前説明したとおりで、何れも特異的に高いものはなかったことが確認されている。

一方、比較対象のために発電所湾内の測定を行ったということで、4ページにデータが出ているが、発電所湾内で取れた魚介については、ある意味当然のことながら、Bq/kg数が大きいということもあり、このあたりの関係について今後考えていかないといけないだろうと言う事を前回申し上げたとおりだ。

# 港湾内の調査の経緯について端折りまくって前回いったとおりだがって。で、また、この会見でも前回行ったとおりだが。その繰り返し。広報する気あるのか。久々に聞いたよ。港湾内調査の経緯。会見をいつも見ていない人にはわからないよ。なめとんか。

めくって頂き、3-1原因の推定と書いてあるが、このあたりのところは先程、私が申し上げた通り、サンプリングで濃度が高いアイナメが取れた近辺で特異な状況がなかったことを言っている。

で、3-2、原因の推定というところだが、一方、湾内で高いものが取れているということで、この関連性について、まだ確たることは言えないが、確認をしていく必要があるだろうということだ。

先般、水産の専門的な所の知見を得て確認しをしていく必要があるだろうということを申し上げたが、7ページの一番下のマル。

これは可能性を示したのみであり、さらなる検証が必要である、ということで、国などが調査を行うということで、国の研究機関がもう少し専門的な魚という意味から見た時に専門的な調査を行うということで、原因究明に努めていくことで動きが出ている。

また、8ページだが、こりゃまあ、原因によってやることは変わってくると思うが、湾内からの魚の移動を制限する措置ということについては、ええ、漁業関係者との意見なども聞きながら矢印4つほど考えているが、

# ちゃんと調査にかかるもろもろの費用は東電が負担してな。「湾内からの魚の移動を制限する措置」とういうことで、原因の落とし所はそこにしたいのか。

移動を制限するとか、捕獲をするとか。高いったようなことについて具体的な検討を進めようとしているところだ。こちらの資料については以上だ。

# 結局、38,000Bq/kgの原因分からんけど、多分1Fから移動したんだろう。1F湾内では魚の移動制限、捕獲をしているので、どうぞ安心して漁を再開して福島近海の魚介類を召し上がってください。


■福島第二 4号機の炉内点検について

それからあ、ええ、★福島第二のお知らせだ。http://j.mp/10Wmfqe これは目新しいところで行くと、2枚目の表に4号機の炉内点検というものが書かれている。

4号機については案内の通り、原子炉内にある燃料を全てプールに移動しているので、ある意味炉内が空になっている状態だ。

下半分を見るとわかるが、炉の上から水中カメラを落とし、★炉内の構造物のカメラによる確認を行いたいと思っており、作業自体は明日以降実施したいと考えているところだ。

私からは以上だ。(21分)



■質疑

○TBS中道:
注水量増加の件だが、原因は今調査中とあるが、考えられる可能性があれば教えてほしい。

○尾野:
ちょっとまだ軽々に言えないとおもっているが、まあ、流量が増えるということは、まあ何らかに理由でポンプの力が増した、ということであるか、あるいは流動抵抗が減ったことの、多分、そちらのどちらかであろうと思う。

ただ、まあ、ポンプの動きが急に増えたとうことであれば、他の所に影響が出ていて良いように思うので、他の所の動きが然程顕著ではないから、当該ラインで何らかの理由で流動抵抗が減った可能性はあると思う。

あとあと、景気側の故障の可能性もいっぽい腕はあるので、状況については確認しない特定できないと思う。

○TBS中道:
流動抵抗が減ったというのは?もう少しわかりやすく。

○尾野:
例えばだな。弁に詰まっていたゴミが外れれば流れが良くなるから、そういった流れを悪くしていたものが突然取れたとか、あるいは何らかの事情で弁が緩んで少し開側にずれたであるとか、

そういう事もあろうかと思う。具体的にはどうのというのはあれだが、流動抵抗が減るというのは管を流れる水の流れ難さというものが減った場合。例えば、そういう事だということだ。

○TBS中道:
わかりました。注水量が増えると核分裂反応を促して臨海が起きる可能性があるということで、保安規定に増減幅が定められていると思うが、これ以上になると臨海になってしまう値とかあるのか?

○尾野:
えっとお、現状、定性的な議論として水が増えると原則が良くなるから反応は不安くなるのは定性的にはそうだが、今のプラント状況の中で、元々原子炉というのは、ある意味臨海しやすい形、

それを制御棒でコントロールしている形ということになっているが、炉が大分損傷していることは間違いないので、まあ、そのような中で最も理解しやすい形に偶然なっているかという事は、そういう事はかなり考えいにくいと思っている。

ですので、基本的に水の量が増えると現実問題として臨海に近づくかというと、そのようなことはなかろうと思っている。で、ただ、じゃあ、まあ、今いったのはいくら水がたくさん入っても臨海にならない可能性というのは一方であるということだ。

でえ、その上でえ、中の様子というのを厳密にい把握しきれてないというのも、こりゃまた、一方ではあるのでえ、したがってえぇ、あの、炉内の状況に大きな変化を与えないような範囲の中で慎重にコントロールしていきたいというのが基本の考え方だ。

でえ、そういう意味でえ、下限というのは冷却の必要量から明確に定まってくるから、それを超えるようにしておいた上で、ええ、増側操作というのも、これまで運用経験がある範囲を大きく超えない範囲の中で対応していくと考えて、

位置というのを決めているということなのでえ、これが1が2になり3になり4になるとどうかというようなことで決めていると言うよりは、コントロールの幅については無制限なコントロールがされないような幅として定めたものと理解頂きたいと思う。

○TBS中道:
そこまで水の量が増えたとしても臨海するって、すごい心配しなくていいということ?

○尾野:
そういう具体的な心配があってやっている行為はなく、ええ、要は炉内の環境を急激に変えたくない考えの中で増やす側についても一定の制限を設けているということである。

○TBS中道:
確認だが、保安規定で1日辺り1.0m3以下というのは、事故前から通常の原子炉でもこういう規定なのか?それとも事故後、こういう規定になったのか?

○尾野:
これは事故後の保安規定の部分で定めたものだ。で、事故以前のプラントの場合は、そのプラントのシステムが正常の状態で見ているので、注水であるとか、そういったようなものである意味、反応度をコントロールしているわけではないから。

そちらについては制御棒でコントロールしていることになるので、これはあとの規定だ。

○TBS中道:
そうすると一応、その保安規定で1.0m3以下という具体的な数字がなにか上がっていると、どうしても例えば、3m3、4m3、5m3 となると、より一層、臨界の可能性が高まっちゃうんじゃないのかな、と、

僕など素人からするとすごく感じてしまうが、その1.0m3というのは度言う根拠でイチビキ出された数字なのか?

○尾野:
これは保安規定を具体的に定めるまでの間に、注水のコントロールとか、操作だとかというのは、ある意味常にやらない溶けないからやっていたということだ。

で、そういうなかで日量1m3/h程度の変動というのは、通常中でもこれまで何度も経験していて、要は炉内環境に著しい変化を与えていない状況だということが、ええ、わかっていた範囲だから、その範囲の中で選んでいるということで、

そこから出ると、どうかというようなことで、ええ、具体的な心配があって決めていると言うよりは、この範囲の可であれば、今まで触っている範囲のうち数ですよねっ、という考えて決めたものだ。

# 経験則で。つまり根拠なし。何でこんなに無駄に長いねん。経験則で決めました。それでいいでしょ。

○TBS中道:
それじゃあ、今回、1を超えたというのは初めてではないということか?

○尾野:
えっとおぉ… 本規定を定めてえ、以降、ということで言うと、このタイプでLCO(運転上の制限逸脱)を出したのは多分初めてだと思うが、

ええぇ、それまでの操作の経験の中で考えていくと、これぐらいの変動というのは、ええ… 十分、大きな影響を与えないと、いうふうに、考え、判断できる、というふうに言えるところに、あるということである。

○TBS中道:
わかりま、

○尾野:
それからあ、ちょっと新しい情報が入ったが、★★★ええ、先ず、あの… 現場の、ええ、流量が急に上がった理由ということだが、原因については流量調整弁付近で実施していた保温材の取り外し作業において、

★★★意図せずに流量調整弁に触れたということがあった事が確認できたそうであり、ええ、この際に、ええ、触った表紙に流量が増えたそうだ。ええ、それからあ、ええ、… まぁ、状況がわかってきたので、

★★★ええぇ、LCOの逸脱宣言を今しているわけだが、現場の準備が整い次第復帰宣言を行いたいと思っている。

# 会見同日 21時35分に逸脱から復帰を宣言しちょりおま。上げた白旗下ろしたってことでつか。http://j.mp/V8lTNL

○TBS中道:
作業員の人が意図せずに流量弁を触ったということか?

○尾野:
そうだな。あのう、現場の近くで保温材の取り出し作業をしている作業の中で触れてしまったということがあったそうだ。

○TBS中道:
要するに保温材の取り外し作業をしている近くに流量弁があり、

# 作業員に実査に触った認識あったのに、原因の確認に今まで時間がかかってるのか…( ゚д゚)ポカーン どうなってるの??

○尾野:
はい。

○TBS中道:
何かしらを触ってしまい、増加したと。

○尾野:
はい。そういったようなことがあったそうだ。

○TBS中道:
ちなみにこの作業は何人ぐらいで作業されていたのか?

○尾野:
細かいところは今わかってないが、流調弁(流量調整弁)付近での保温材取り外し作業なので、ええ、当該の注水系のラインである作業の可能性はある。

○TBS中道:
わかりました。ありがとうございます。

○NHK花田:
同じ関係だが、この流量調整弁の場所はどの辺にあり、触れて開くような構造のものか?

○尾野:
えっとおお、流量調整弁はあ、高台の炉注ポンプが設置されているが、その出口近くに、ええ、まあ、備え付けられているもんである。

でえ、当然のことながらバルブは手動操作のバルブだから主導で操作できるようにバルブのハンドルと、ついているので、ええ、まあ、そこに触れれば、

ええ、まあ、以前から、あの、コントロール量が、かなり、ええ… まぁ 精密なコントロールをしていることもあるので。触れれば流量に変動が出るようなことはありうるべし! というふうに考える… 

○NHK花田:
わかりました、。じゃあ、他の、先程の前に尾野さんの方で言っていた定格流量が下がったとか、その他の要因は無くて、単なるヒューマンエラーが原因と考えていいのか?

○尾野:
そうだな。先ほど私が申し上げたのは一般論として流量が増えるということで言えば、ポンプの力が増えた場合だとか、流動抵抗が減った場合ということで申し上げたが、

ポンプの問題ではなくてバルブの側ということであれば、バルブに触れた表紙にバルブが若干開くと流動抵抗が減りますからぁ。その分流量が増える関係であったということかと思う。

○NHK花田:
わかりました。あと、準備が整い次第復帰という話だったが、これは再発防止対策、通常、原因と再発防止を国に報告してから復帰という流れになっていくと思うが、その辺を考えてから復帰になるのか?

○尾野:
えっとお、LCOの宣言地震はプラントの状態に対応して判定しているから、これはこれで独立に動いていくと思う。

○NHK花田:
再発防止はその後、また考えていく感じか?

○尾野:
まあ、あの、作業の時に不用意に触れないように注意するようなこところが、ええ、まあ、ちょっと現場の状況の中で作業によって完全に覆えるかというのは、そうではないという場合もあるかと思うが、何らかの、ええ、考えを整理するんだと思う。

○NHK花田:
復帰の目処は今日中には、と考えといていいか?

○尾野:
えっとお、今ほどであれば、準備が整えば復帰宣言を行なって、まっ、復帰したら復帰したことはメール等でまたお知らせしたいと思う。

○NHK花田:
わかりました。あと、魚介類の測定結果で今後の先ほど説明頂いた対策のほうだが、これはようは1F港湾内からアイナメが出ていった可能性もあるが、そこの可能性の高さまではまだ評価できてない理解でいいか?

○尾野:
はい。あの、そういった所は、魚というのがどういうふうに移動するものなのかとか、ということが、ちょっと私ども工学屋ではなんともわからないところもあり、ええ、そういったようなこともあるので、

ええ、これ、水産庁のHPなどに水産庁がこういう事をやるということを出していたが、★★生物学的なアプローチから、ええ、評価などを行なっていくようなことも検討されているようだ。

私は知らないが、一部聞いているところでは魚にも耳があるらしく、耳石という耳の石というのがあるそうなんだが、これには年輪のようなものが入っていて、それを見るとこの魚は何歳の魚だということがわかるそうだ。

その年輪ごとにどんな物質が取り込まれているかということを精密に検査をすると、この魚がどいう環境に何歳の頃いたか、ということがある程度分かるという手法が、あるそうなですヨォ。

それでえ、そんなことでぇ、当該のアイナメなどを調べてみようとか、そういう幾つかのプランが検討されているようだが、チョットそこのところのレベルになってくると、かなり専門的な話になってくるので、そちらの検討をええ、待ちたいなと思っているところだ。

○NHK花田:
わかりました。そうするとこの7枚目(http://j.mp/U6N3jj)の原因の推定の(2)で書かれている知見というのは、これは以前はなされていた専門から聞いた話と。

○尾野:
はい。

○NHK花田:
で、この対策案というのは、これはまだ案の段階で、実施するかどうかも含めてまだよくわからないという理解でいいか?

○尾野:
まあ、我々としてこんなものはどうだろうかという事を、ええ、まあ、あの、漁業関係者の意見なども聞きながら整理したものだが、

まあ、こういったようなところで、ええ、意見を伺っていって、実際に役立ちそうなものをやっていく事になるのではないかと思っている。

○NHK花田:
だいたい港湾内から出たかどうか、先ず潰さないといけないところだと思うが。

# 東電が漁協を水面下で丸め込もうとしている、という目でどうしても見てしまう。如何にも東電の考えそうなことだし。

○尾野:
この結果は何時ぐらいでそうかとか、目処あるのか?ちょっと私どものハンドリングの外になっているので、チョットなんとも私から答えにくいというか、わからないところだ。

○東京新聞 小野澤:
3号機の注水の話だが、どのぐらいを ~ キキトレズ ~ 何処の保温材を取り外しているのかとか、あと、バルブの構造は触っただけで流量変わるのか、そこら辺の詳しい状況は?

○尾野:
そういう意味では詳しい状況はまだ私の方には入ってないので、まあ、そういったようなことが整理できたところで、またちゃんと説明したいと思うが、

バルブの構造自身は人が手で開け閉め出来るような構造のバルブなので、ハンドルが出ているから、そういった所に触れば、ええ、バルブの開度に影響を与えてしまうことは、まあ、有りうるべし、とは思っている。

で、今日も作業自身が何処の場所でどのぐらい近いところで、どのラインに対してやっていたことか、とか、そこは今正確に把握していないので、そういった所はわかったところで、また、取りまとめて説明したいと思う。

○東京新聞 小野澤:
保温材というのは注水のパイプかなんかに巻き付いているやつか?

○尾野:
通常巻いている。

○東京新聞 小野澤:
それを外していた?

○尾野:
えっと、それを外していたと思われるが、あの、恐らくそうだろうと思うが、保温材の取り外し作業という言葉だけしか、私は聞いてないので。近くにある別の保温材を外していたというのも、無いわけではないが、ええ、ちょっと、ええ、しっかり確認した上で答えさせて頂きたいと思う。

○東京新聞 小野澤:
バルブは捻る形なのか?

○尾野:
あ、バルブか?バルブはそうだ。★蛇口ではないが、捻る形だ。

○時事神田:
3号機の関係だが今、取り外しの作業と言われていたが、なにかここ数日保温材の取り外しというのはずっと継続していろんなところでされてるのか?

○尾野:
発電所の作業は細かい作業も含めるといろんな作業が必要に応じて行われているので、そういう作業の一つかと思うが。えっと、当該場所での取り外しという事については、チョット確認させて頂きたいと思う。

○時事神田:
取り付けではなくて、取り外しというふうに、

○尾野:
取り外して何らかの作業を行なって、また復旧するということは、作業としてはあろうかと思う。

○時事神田:
★★これまでもどうなっていたかちょっとわからないが、流量調整弁の作業をする際に、そこに流量調整弁があるとか、触れないように注意しなさいという指示はあったのか?

○尾野:
一般論として注意するということは当然の場所だが、具体的にどうだったかということは、今の段階ではわからない。

○時事神田:
ある意味流量調整弁は閉じてしまえば注水が止まってしまうものなので、非常に命綱といえば命綱だが、そこに何かの注意喚起をしているかどうか、というのは、はっきりはしないのか?

○尾野:
今回の話もそうだが、あのう、誤って当該の弁を操作したという事ではないので。ええ、まっ、あのう、ぶつかってしまったという、まあ、そういう事だから、

ええ、まあ、そういう意味では、ええ、操作エラーということとはちょっと性質が違うと思うが、ええ、十分な注意を払う場所であることは間違いないので、まあ、そういった所も含めて確認と対策の検討がなされていくことになると考えている。

# ひとごとのような説明ですの…

○時事神田:
その意図的なものも含めて、操作ミスもそうだし、触れてしまって流量が減ることもそうだし、はたまた外部から悪意のある人間が閉じてしまう問題も含めて考えると、何らかのロック機構がある方がいいと思うが、そういった検討は当初から付ける時から考慮してないわけだよね?

○尾野:
えっとお、現状特に特定の回路でロックをしていく構造ではないので、まあ、あの、総都合良く出来るような場所であるかとか、ものであるか、ということはあろうかと思うが。あのう、考え方としては、ええ、理解できる考え方だ。

○時事神田:
逆に流量調整弁の所に良く重要なバルブには札がついているものが多いと思うが、そういった札のようなものはついているのか?

○尾野:
えっとお、流量調整弁に限らず、バルブ等については識別のための記号というを付けているので、それはそれでということだしぃ、ただ、誰もが不用意に行って触るものでは、勿論ないが、作業があってよっていたということだから、

まあ、そういう意味では要は、不特定多数が自由にそのあたりを動いていたり、触っていたりという状況ではないが、ええ、当該、何らかの作業で近寄っていって作業している中での偶然性ということだからぁ、

そういう意味で言うとぉ、作業する場合の注意という所の中でぇ、ええ、ある意味、、気をつけておくところがあると。いうことなんではないかと。

いうふうに思うが。しれませんが。発生状況について、ええ、正確に、ええ、まだ承知していないので、そういったことは、ええ、よく吟味した上で、ええぇ、、ご開帳させて頂きたいと思う。

# 日本語を話せる人に変えてほしい… orz

○時事神田:
それとあと、LCO復帰の宣言とタイミングは、要するに原因がある程度わかった時点という認識でしたっけ?

○尾野:
LCO復帰の宣言ということで言うと、先ず、LCOに入っている状態から、ええ、本来の状態に戻っていることがまずひとつある。

それから本来の状態に戻っている状態から、要は原因が全くわからないで何時、いくか、また、ええぇ、逸脱して今うかということについてエェ、

逸脱してしまうかということについて、各しょうがないような状態であれば、宣言というのは、解除するのはやや難しいと思うけれども。

ええぇ、状態がわかって、えぇ、ようは元の状態に戻っているということが確認できているので。まあ、そういう意味では復帰宣言は出来るというふうに思っている。

○時事神田:
3号機のガス管理システムのダクトの状況確認だが、これは線量が高いのでロボットで見るのはわかるが、具体的に一番何を見たいというのは何があるのか?

○尾野:
これはですな。ガス管理システムのダクト、ちょっと、手元の資料(http://j.mp/U6NTN4)で言うと、1枚目。上半分に写真があるが、写真にダクトと白く見えているラインがある。

この中がダクトという管になっており、ええ、格納容器の中のガスを吸い出してきて外のガスサンプリング装置とか、こういったものに取り込んでいる装置になる。この装置の、ええ、ダクトの、ええ、まあ、敷設状況であるとか、その周囲の状況などを見てくると。

と、言う事を、ええ、今回のミッションしている。でぇ、表のページ下半分にダクトの、タービン建屋から原子炉建屋にかけて入っているわけだが、タービン建屋側は割と容易に人が近づける場所にあるので、ええ、まあ、日頃、ええ、見ることに、困難はないんだが、

原子炉建屋の中というのは線量が高いところだから、まあ、容易に普段見ることができてない場所であるということで、ええ、まあ、こうした、ええ、ロボットがあ、ありますのでえ、こうしたロボットのぉ、そのぉ、使用の、

まぁある意味、フィージビリティ(予備調査)というのもありますので、そういう事も兼ねて、えぇ、こういったところを見に行くということをプランとして考えたわけだ。

○時事神田:
配管自体は事故後に新設されたもので、この引き回しの時は人が入ったのか?

# 平たい話が新型ロボットを3号機で試すぜという話。長いだけで何の中身もない文字起こし。気が狂いそうになる。拷問。

○尾野:
勿論そうだが、

○時事神田:
そうですよね。

○尾野:
付けるときは入っているから、あの、人が入ることが不可能な場所ではないが、ようは無駄な被ばくをしないで現状確認をしていくというツールとしての、ロボットの使用ということに、

○時事神田:
寧ろロボット側の実証試験的な意味合いを持っているということですね?

○尾野:
まあ、あの、ロボットの使用の、ええ、フィージビリティ、習熟、デモンストレーションという意味もあるしぃ、ただむやみに意味のない所を走らせてもしょうがないからぁ、、

ええぇぇ… どうせ行くなら、見たい所を行くとぉ。でぇ。見たいように見れるかっ、てなことを見てくると。言うようなことになると思う。

○朝日青木:★★★
11月22日のうちの朝刊で(http://j.mp/V84SmN)東電が行う無料がん検診の対象について非常に限られている話をさせて頂いた。国の分と併せても全体の作業員の3.7%という数字になっており、

東電の場合、50mSvという数字と収束宣言前まで、ということで期限と線量、この2つで対象を区切っている。これについて教えてほしい。先ず、50mSvで区切った理由についてどのような理由なのか教えていただきたい。

○尾野:
えっとぉ… (20秒)… ええ、今、お、でぇ、チョット私、わかんなかったんですけど、ええ、この記事の中で、ええ、国と東電が50mSv超の放射線を昨年12月の野田政権の事故収束制限までに浴びた場合に限る、というふうに期限を切ったので、こういう事になってるというふうに、Read に書いてあるが、こういう理解でいいか?

○朝日青木:
今申し上げた通り、収束宣言までに50mSvになった人というふうにそちらの広報課から聞いているが。

○尾野:
えっとおぉ、私どもの方は、元々国が、ええぇ、100mSv、収束宣言までに100mSvを超えた人。それからぁ、収束宣言以降、特定高線量作業で100mSvを超えた人に対して検診をすることを国が決めたことがまずひとつある。

それからぁ。それに合わせて私どもの方は、収束宣言までに50ミリシーベルトを超えた方。それからぁ、収束宣言以後ぉ、特定高線量作業で50mSvを超えた方を対象にして、無料検診をすることを決めたということが、ええぇ、今年の8月頃だった。このことはご存知だと思う。ご存知だな?

○朝日青木:
記事に書いてますが。

# 「ご存知かね。」ご存じない方に言われたかないわな… ( ゚д゚)ラストニ スゴイ オチガ…

○尾野:★★★
それでぇ、、えっとおぉ、そのあとぉ、そういう状況であると、ええ、特定光線量以外で50mSvを超えてしまった人が、同じ福島第一で働いていても対象にならないということで、同じ職場で働いていながら、扱いが変わってしまうような、

あるい意味そういう制度にしていしまった時に穴があるというような状況であることは、私どもも気がついて、ええ、現在ではぁ、

ええぇ、、特定港線量作業に限らず、福島第一で働いて50mSv超の累積放射線量を浴びた方に関しては、がん検診を受けてもらう方向で、もう既に制度を変えてあるし、関係の方には案内を ええぇ、出し始めてているところだ。

○朝日青木:★★★
11月21日時点でそちらの広報にこの件で何度か取材しているが、最終確認させて頂いたが、まずは改善していない状況で話を伺っている。これはどういうことなのか?

○尾野:
ええ、どのような話をされていたかは知らないが、私の知る限りでは、私の知ってる限りでは昨年のぉ、ええぇ、確か、あのぉ、50mSvを超えている方に案内の手紙を出しているわけだが、

# 知らないがって、あんたと同じ広報の人間でしょうが。会社としての責任とか、そういう概念が存在しない。

ええぇ、昨年の2月までの方に関しては既に検診の案内の手紙を出している。それからあ、今年の9月、ようは上期だな。

上期に50mSvを超えた方に対しては、現在、集計をしているので、集計が終わったら検診の案内を出すということで、もう既にそういう動きになっているのでぇ、★★★ちょっと、この新聞。申し訳ないがよくわからんかったんです。

○朝日青木:
ではそちらの広報に正式に取材した時に聞いた結果がですね。事実に追いついていなかったことになりますね。

# この新聞 → 「無料検診、原発作業員の3.7% 収束宣言後打ち切り http://j.mp/V84SmN」 書いた本人を前に、この新聞記事よくわからんと。いっちゃいました。結末やいかに!乞うご期待。

○尾野:
すいません。ちょっとそこのやり取りがどのタイミングでどういうタイミングをしたのか私は承知してないが。ええ、この記事が出たのでぇ、もうとっくにそういった対応は録っていたはずだから、どうなんだということでラインに確認しているが、ええ、既に対応が撮り終わっている内容だ。

○朝日青木:
こちらとしてもこの件については何ヶ月前からずっと取材し続けていて、で、11月21日に最終確認させて頂いているわけですよ。そちらの広報を通じて正式に取材を申し込んだ結果がですね。

# 完全に朝日新聞を見限った東電。こいつらには広告費出さないと腹くくったらしい。広報が嘘を教えて朝日新聞一面記事の誤報を誘うということをやってるのか。終わってるな。この会社。

○朝日青木:
事実と違っているのであれば、其の原因について後ほど教えて下さい。

○尾野:
えっとお、何時の時点で確認をどのようにしたか私は知らんが、この場で説明できることは、この内容については既に対応が済んでいるという内容なので、個別に対応頂ければ有りがたかったと思う。

# 朝日青木記者の声からものすごい怒りのオーラを感じるんですけど…

○朝日青木:
個別ではなくてそちらの広報の窓口の話ですから。そちらでちゃんと調べて頂きたいが。

○尾野:
ええ、広報の窓口であれば広報の窓口に相談して頂ければよろしいかと思う。

○朝日青木:
あと、はじめの質問は50mSvということについて何故区切ったのか、ということについて伺っている。この50mSv(の根拠)について教えて頂けるか?

○尾野:
えっとお、先ず、国が100mSvで決めたというところが前段だが、ええ、国が100mSvで決めたということで、ええ、まあ、様々な考えによって、ええ、100mSvという所に一つの線を引いたのであろうというふうに思う。

これはお国の考えというかと思うが。私どもとしては、ええ、まあ、100mSvで区切るというのも、一つの国が考えるということであれば、それなりの根拠が考えがあってやっていることだろうけれどもぉ、ええぇ、ちょうどギリギリではいらない方とかぁ、そういった方のケアということも考えていくと、

申し越し我々としては手厚いケアを考えたほうがいいだろうと考えたというのが、100mSv以下に、ええ、対象を広げたぁ、ええ、まっ、大元である。出、その上で50mSvとしたのは年間線量の通常の状態ですよ。

年間の通常の被ばく上限というのは50mSvになっているのでえ、これでえ、ひとつの区切りと考えておくのは、十分、ええぇ、合理性があると考えた、ということである。

○朝日青木:
正式な答えとしては、年間50mSvになっているので50にしたということか?

○尾野:
そうですな。

○朝日青木:
年間50mSvという数字について、一方で5年間で100という数字もある。で、殆どの原発業者は1年間20mSvで管理されてますよね。この点についてどうなのか?

# 「年間50mSvになっているので50にした」ただそれだけの説明に何ツイート費やすの、このおっさんは… (TдT)

○尾野:
ええ、年間50mSvということが、ええ、ICRP勧告等を踏まえた腕の大元の基準。それから、5年で100というのは、ええ、それも含めた腕のことだが、ええ、年間の50mSvというところで考えるのは、通常対応の延長としての整合性はあるというふうに考えている。

○朝日青木:
5年で100mSvとの整合性はどうなんですかと伺っているが、5年で100だと普通の原発業者1年で20mSvで運用しているが。

○尾野:
ええ、5年で100mSvということで言うと、まあ、どうなんすかねえ。おっしゃるのは20mSvで区切ればいいんじゃないかといってるのか?

○朝日青木:
50という数字の根拠について伺っている。

# 駄目だこの人。話せないだけでなくて日本語も通じない。

○尾野:
50の根拠ということであれば、法定限度の50というところで考えている。

○朝日青木:
50mSv以下は健康上に問題がないという認識か?

○尾野:
ええ、50以下というのは、職業人が浴びる上での特別な、つまり、元々職業人に課せられている健康管理のための、しょ、手当、ということを変える必要がないと思っている。(コゴエ)

○朝日青木:
ですから、健康上についての解釈について伺っているんだが。

○尾野:
ええ、健康上の解釈ということから言えば、ええ、50で管理するということについては、元々法律で決まっている範囲だ。それからあ、敢えて5年で100mSvということで言えば、5年で100に到達する過程において、50mSvを超えるタイミングが発生するわけだから、

その時点で我々の救済対象措置に入ってくるので。まあ、特に50で区切ることで、ええぇぇ、支障があるとは思っていない。

○朝日青木:★★★
JCOの時は厚労省の取材によるとJCOの方が自分たちのために事故が起きたのだから、線量とか期限とか区切らず、

作業にあたった人たちは自分たちで面倒見ますということで言って来て、厚労省もそれに応じた行政指導を出して、線量の期限とこんな時、最大48mSvだが、希望者には無料でがん検診は受けられるようにしたことがあるが、

これについて如何か?厚労省が判断したということではなく、JCOは会社としてそのように判断したということなんだが。

○尾野:
えっとお、個別の会社がその時点、その時点でぇ、この場合、JCOだがぁ、ええぇ、どのように判断したかは私は論評する立場にないが。

ええぇぇ、50というところでェェ、考えていくということ自身は、ええぇぇ、特段不合理なものとは考えていない。またぁ、厚労省の方の線引というのが、100mSvというところで考えているところからしても、

ええぇ、そのこと自身も、一定の考え、根拠があってやていることだと思うが。それよりも更に低い線量までカバーして私どもとして対応をとっていくということ。それからァ、通常の放射線作業を行なっている普通、普通の場合ですな。

普通の場合の、ええぇ、線量の、法定との整合をとっていくということで50を選んだということを、ええぇぇ、先ほど来、説明させて頂いているが。ええぇぇ、50の根拠という質問であればぁ、そのような事である。

# 50mSvの健康上の理由の根拠は法律である。

○朝日青木:
ちょっと意味がわからないが。JCOの判断については何もコメントできないということなんだよね?

○尾野:
… 

○朝日青木:
あの。5.2mSvで労災を認めラ得た人がいることについてはどうなのか?

○尾野:
ええぇ、労災というのはぁ、当該の人を保護する観点でぇ、ええぇ、それぞれ、判定、判断されているということかと思うので、ええぇ、法定で決めている50mSvであったり、あるいは5年で100というのもそうだが、そういう事との直接的な、ええぇ、関係で語っているものではないと理解している。

# 会話すら成立しない… orz

○朝日青木:
え? ごめんなさい。法に照らしてどうかということを伺っているのではなくて、5.2mSvを浴びて白血病になった人が労災認定されていることについて、同思われるかということについて聞いている。

○尾野:
ですからぁ、先ほど申し上げた通り、労災認定というのは、本人を保護していくという観点から、判断をしていくということであるからぁ、相当の因果関係について生物学的、医学的にに明確であるかと言うことが判定の必要な必須の要件ではないわけであるので。

# この先、作業員にガンが多発して死者が増えても知らぬ存ぜぬ、会社には責任はないと主張するのは確定したようなもんですな。あるとすれば法律が悪いので国の責任だ。賠償は国がすべきだ主張で結局国民が血税で。金づる東電、守る事しか頭にない東電癒着の自民幹部。選挙は自民と民主だけ主張。

ええぇ、おっしゃっていることと、私どもが50mSvで考えていることに、ええぇ、議論の関係はない! というふうに思っている。

○朝日青木:
え?あの、5.2mSvが実際に労災との因果関係があると認められているわけですよ。で、50以下は健康に問題がないと判断されている一方で、5.2mSvで労災が認められたことが実施に実例であることについてはどう思われるかということなんだが。

# お願いですから日本語をしゃべってください。意味が理解できない。低線量被ばくの労災、因果関係も昨年からの統合会見でも何回も出ている質問。

○尾野:
えっとお、労災認定は何度も言うが、本人を保護するためにぃ、行なっているとであるからぁ、線量との関係においてぇ、生物学的、医学的なぁ、相当の因果関係が無くても認められると言う性質があるのでぇ、そのように!申し上げているということだ。

○朝日青木:
あの、線量を正確に計れていない人達がいるということについては、鉛カバーの話もそうだし、3月中に線量計を付けないで働いた人達もいるわけですよ。

こういう人たちについては、どうするんですかということを伺ったところ、そちらの広報から不安に思う作業員については相談を受けるということをコメント頂きまして、で、相談窓口として鈴木先生の弁護士の番号を紹介されたわけだが、この個別に相談を受ける中身について具体的に伺いたい。

# http://j.mp/SllyV0 数週間前って1ヶ月以上前の話。ちなみに9月12日にスタート、既に2ヶ月以上相談なし。平日、電話番している鈴木弁護士、いくらもらってんのかね。

○尾野:
ええ、相談のなようにるかと思う。

○朝日青木:
具体的にどういうケースはどうするというのは?

# ちなみに相談窓口、連絡先はこちら。直接、メールでも受け付けてるよ。http://j.mp/SloOj4

○尾野:
それは相談を受けるところで個々のケースにおいて判断されることと思う。

○朝日青木:
相談を受ける部所は、そちらはどちらになるのか?

# 鈴木弁護士 http://j.mp/Q2aat5 東電が新たに設けた相談窓口。東電に身元を明かさないで作業員が相談できるという夢の相談窓口。http://j.mp/NvTvRn 未だに相談件数ゼロ。周知はJビレと1Fポスター限定。辞めた人にはひみちゅの思惑通り。

○尾野:
えっとお。先ず、ここで書いているのは弁護士の相談窓口のようだが、線量に関しての測定に関しての、まあ、質問ということであれば、ええぇぇぇ、その専門の窓口も別途用意しているから、そういうところに聞いてもいいかと思うが。

先ず、ちょと話が変わっちゃったような気がするが、ええ、初期の頃にAPDがどうしても絶対量が不足していて、

ええ、代表者が運用していたような状況があったようなことは致し方なくそうなっていたということは事実としてあるが、その際に代表者運用で行ったことも含めて個々の人の線量は評価して出している言葉先ず一点ある。こりゃまあ、おっしゃるとおりだ。

その上で、その出し方、出す時の状況について、個別に、ええ、自分に不安があるようであればぁ、私どもの方に問い合わせいただき、具体的にどういう状況であったとか、自分の動きがこうであったとか、ということについてぇ、話していただくことがあればァ、

それを含めて評価、検討ということは出来るかと思っているが、ええぇ、そうした相談の内容によって、ええぇ、対応というのはケースごとに行なっていく事になると思うので。

まあ、一般論としてこの場合こうだ、あの場合こうだ、というふうにここで答えてくれと言われても、ちょっと難しいと思うが。

○朝日青木:
▼以前、その相談窓口において相談件数を伺ったところ、ゼロ件だという答えを頂いたが、現時点で何件になっているのかということを伺っていいか?

○尾野:
えっとお、数週間前に同じ質問を頂いた地点では、相談はなかった。(http://j.mp/SllyV0)

○朝日青木:
最新の数字は数週間前という数字しか無いのか?

○尾野:
えっとお、私が聞いている限りでは、ええ、ちょっと性格に難週間前だったか忘れたが、数週間前に同じ質問を頂きその時確認した折はなかった。

○朝日青木:
最新の数字を調べていただけないのか?

○尾野:
▼確認の上、答えたいと思う。

○朝日青木:
前も同じ質問が出ていたと思うが。危険手当について個別の作業員について渡るようなシステムというのは、そちらではなっていないと聞いているが、そういう理解でいいか?

○尾野:★★★
えっとお、個別の作業員は、個別の企業と雇用契約を結んでいるから、その雇用契約の中で定められた条件に従って仕事をしているものと思う。ええ、報酬の形式等については、私どもしては承知しかねる。

○朝日青木:
わかりました… あと、何度も申し訳ないが、相談が全然ないというのは、

# 国費で丸投げ。事故収束にあたっている多重下請け作業員がピンはねされようが知ったことか。訴え起こした作業員に対し、個別の事案として我々に相談しなかった事は非常に残念と作業員を批判。「個別事案だからお答えできない」で隠せない事に不快感あらわにした東電広報。流石ブラック企業大賞。

○朝日青木:
周知が足りないのじゃないかという話をさせていただいたが、新聞記事には載せていいが、東電のHPには載せられない理由について、チョットまだよくわからないので教えていただけないか?

○尾野:
ええ、私どもの方は、まあ、あの、元々、ええぇ、作業員に直結するようなところでできるだけ案内したいと申し上げていたわけであり、まあ、HPというふうに広く世界中に伝わるようなメディアということを、ええ、思考してなかったということである。

ええ… 新聞等の掲載については個別に問い合わせいただいたのでぇ、了解させていただいたが、私どもとしては自分たちの考えに従った対応をしているところだ。

○朝日青木:
ごめんなさい。よくわからないので教えて頂けるか。新聞には載せられてHPには載せられない理由について。

# おいおい。広告も出せない台所事情なので新聞に協力お願いするとかいってなかったっけ?メディアからお願いがあったから許可させて頂いた?何言ってんだこのおっさん。この会見が周知の手段とも。http://j.mp/SlpuF9

○尾野:
ええぇ、我々としては、、 ええ、作業員に、ええ、直結する、フォーカスした、ええ、媒体を使いたいと考えており、ええ、HPという不特定多数を相手にした媒体を使うことを、ええぇ、考えておらなかったということだ。で、この考えは今もかわっておらないので、使用していない。

# じゃあこれなに。http://j.mp/uxBy4d

○朝日青木:
以前伺ってまだ返事を頂いてなくて、もしかして今まで頂いていたら恐縮だが、登録作業員者数と登録解除数についてまとまったか?

○尾野:
既に答えているかと思うので、過去の会見録を見て頂ければ分かるとお思うが。ええ、数字については、記憶で申し上げると、正確ではないが、おおよその数字で言うと2万4000名程の過去御登録があり、でぇ、ええ、現在登録されている方が8000人ほどということであったと。

# 会見録って何?記憶はいいよ。あんたに変わってから記憶で物喋ってあとで修正パターンがどんだけ増えたとおおってるんだよ。嘘ばっかし起こす羽目になって、まるで、こっちがデマ拡散してるみたいじゃないか。ブースカの記憶力が半端無かっただけにギャップが…

ということでぇ、残りの方は解除中の人であるということになる。その際、併せて申し上げたのはあ、解除されている人というのは引き算するとだいたい、まあ、1万6000人ということになるが、

ええぇ、今、記憶で語っているので、数字の正確性については、改めて確認いただきたいが、ええ、この1万6000人というところが、ええ、もう、発電所に戻ってこない数字なのか、あるいは戻ってきうる数字なのかということろで見ていくと、

# あんたが確認しろよ。おかしいでしょ。前に言ったんだから記者に調べろと回答拒否するのは。宿題 http://j.mp/TZeQjE 回答は11月5日の会見冒頭で。http://j.mp/TZfltN 社内でつけてる議事録を公開しろよ。

現在、登録されて発電所に入っている人の中にも過去に解除して再登録している方というのが3割ほどいることも一方ではわかっているので、ええ、まあ、そういったことを回答として申し上げた。時期は11月初め頃だったと思うので改めて確認頂ければと思う。

# 朝日記者には答える気ないとさ。読売、日テレにも同じような態度とってみなよ。

○朝日青木:
わかりました… 

○読売前村:
3号機の注水量の件だが、これは作業員が誤って弁にぶつかったという表現で問題ないか?

○尾野:
すいません。わたし、ずっとここに立っているのでぇ。皆さんと同じレベルの情報ですねで。これ、ちょっと確認をしないと正確にお応えできませんがぁ、

ええぇ、私のところに先ほど入った情報レベルで申し上げますとぉ、保温材の取り外し作業をしている際に誤ってベンに触れたということが原因であるというようなことでありました。

○読売前村:
わかりました。その作業員が触れた状況をよく確認した上で具体的な対策については考えたいというようなお話でいいですかね。

○尾野:
はいっ。

○読売前村:
わかりました。それからあと、ロボットを入れると言っていた3号機の原子炉建屋ダクトの調査だが、これ、元々目的としては損傷状況を調べるためということなのかね?

○尾野:
えっとお、損傷状況とは、ちょっとあまり、正確な、というより、もうニュアンスが正確じゃないようなきがするんですがぁ。

# あなたの説明が不味いからみんな混乱してるんだよ。ロボットのお披露目なのか、調査に主眼があるのか、冒頭の自分の説明を読み返せよ。文字に起こしていても何を伝えたいのかわからないよ。

元々、あのう、3号機のPCVガス管理システムのダクトというのは、ええ、要は人が動きまわるタービン建屋側のところで、ええ、何がぶつかって傷がついたようなあとがって修理をしたっていう経験が過去にあるのでぇえ、

ええぇ、まあ、あの、タービン建屋側の方はひと通り見て、いろんな目で見てぇ、毒に支障はないねぇ、ということは確認したということは経緯として過去にある。でえ、えええ、運転状態の安定性だとか、そういったようなところから、

あるいは、原子炉建屋の中は基本、人が入りませんのでえ、まあ、状況として建屋内のダクトに何か支障があるとは、思っておりません。があ、あのう、外側の方の目視確認はしておりますのでぇ、内側も出来ればしときたいよねぇ、ということは当然ありますしぃ、

ええぇ、それが、あの、ロボットというものを使うことによってできるのであれば、ロボットのフィージビリティも含めて、良い機会だからやっていくということである。

○読売前村:
新設配管というのはいつ頃設置されたんでしたっけ?

○尾野:
ええぇ、これはぁ… 

○読売前村:
ざっくりで構わないんですけど。

○尾野:
すいません。ww ちょっと覚えてないですねぇww

○読売前村:
▼あと、今回、一応3台投入すると思うが、その3台のうち、一番最初に出てくる FRI GO-MA というのは、これ、初めてだったりする?魔影にも入れてる?

○尾野:
▼FRI GO-MAを使うのは、すいません。ちょっと確認させてください。初めてかどうかは。今回は FRI GO-MA を先頭に走らせて、これがカメラを使うものになる。

でえ、PackPod が後ろから光を当てるということで、この2台が基本、現場に入る装置になる。で、何らかの理由で、これ、何れも有線なので、有線が途中で引っかかって途切れてしまうことがあった場合に、無線で戻さないといけないが、

# 自身の影で前方がよく見えませんでしたというオチはやめてね。んなバカな、と思う人いるかもしれないけど、環境音を録音するぞ!とレコーダー付けていったらアラーム音がうるさくて録音失敗ということを平気でする過去の東電計画。だから十分有り得る話でありまして。

無線で戻す際に建屋の中だから無線が上手く届かない場合があるから、その中継器というのが、アレバ救援に役立つということで、その中継器をクインスに持たすということなので、クインスが出番があるかどうかというのは状況によると思う。

○読売前村:
わかりました。あと、細かいが、これ、調査をするのは原子炉建屋の一回部分だけでいいのか?

○尾野:
そうでうすねっ。当該の部分を考えてます。

○読売前村:
わかりました。ありがとうございます。

○東電石橋:
他に質問は如何か?一点追加の連絡がある。

○尾野:
えっとお、すいません。広報部の方から、ええ、伝言メモが入っている。ええ、21日に朝日青木さんから問い合わせ頂いた際に、ええ、制度の変更の件については十分伝えられなかったということで、ござい、あの、ということで。申し訳ございませんでしたということだ。失礼した。

○朝日青木:
十分に伝えなかったのではなくて、一言もなく、且つがん検診の対象はこうこうこういう人たちでいいんですね。こういう人数、こういう人数で、

# うちの広報が失礼した。という物言い。あんたも広報だろ… まるでひとごと。アリエネェ ( ゚д゚)ポカーン 

○朝日青木:
且つこういう趣旨の記事になりますということも細かくお伝えしたんですよぉ。で、それで間違いありませんと言われてます。十分にお伝えできなかったというのは嘘です。

○尾野:
ええ、いずにしても、ええ、こちらの方の、十分な対応ができてなかったようでございますので、その点は申し訳なく思う。

○朝日青木:
そちらの広報のミスですね。

○尾野:
失礼しました… (コゴエ)

○朝日青木:
はい… 再発防止お願いします。再発防止お願いします!

# さっきまでの発言が恥ずかしいわぁ。朝日青木記者の書いた記事が理解できんわといった尾野氏。朝日一面記事のミスを東電会見の謝罪で済ます。どっちが社会的影響が大きいか。朝日一面に誤報書かせるような対応を撮り始めた東電。尾野氏の後ろで笑っている人はだれ。

○尾野:
対応については、ええ、留意したいと思います。

○東電石橋:
ほか、みなさんよろしいかぁ?それでは本日の会見はこれにて。



~ 終了 18時45分(1時間15分)



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