2012年10月12日金曜日

東電会見 2012.10.12(金)17:30 ~ 1号機格納容器内調査同日4日目 滞留水分析結果、昨日実施の格納容器底部水中映像公開。新型タイベック(APD鉛カバー線量偽装、付け忘れ防止対策)お披露目。1F4号機建屋カバー漂流事故報告。ほか。

東電会見 2012.10.12(金)17:30 ~

1号機格納容器内調査同日4日目 滞留水分析結果、昨日実施の格納容器底部水中映像公開。新型タイベック(APD鉛カバー線量偽装、付け忘れ防止対策)お披露目。1F4号機建屋カバー漂流事故報告。ほか。

本日は尾野氏に変わって福田氏が…
4号機使用済燃料プールの塩分除去作業完了。残るは除去中の3号機プール(現在72ppm)を残すのみ。塩分除去後はヒドラジンによる水質維持。ちなみに保安規定は100ppmに設定しているとのこと。

作業報告。週明け15日朝~20日17時の間、1F2号機使用済み核燃料プール循環冷却システム一次系を信頼性向上工事のため停止。プール水温28.9℃から 約53℃に上昇する評価。管理上問題ない認識。

いわき市の港から福島第一へ向けてカバーリング工事の鉄骨資材を曳航運搬していたらロープが切れて資材が漂流する事故。海保がでて港に戻った旨の報告。東電の作業じゃないが東電に関係する資材なので一応報告したとのこと。

1号機格納容器内調査報告3日目。昨日実施のジェットデフレクターから格納容器底部までの水中映像公開。水の透明度比較的高く、薄膜、水垢みたいな物質が舞い上がる映像。青い塗装面?等、何かは不明。損傷燃料、底部損傷確認されず。

本日の1号機格納容器内調査報告。格納容器内の水250ml回収に成功。分析速報 pH値 7.2 伝導率 88μS/cm 塩素濃度 19ppm 処理水に近い。 γは Cs134 1.9E+04 Cs137 3.5E+04Bq/cm3、1号機建屋地下三角コーナー Cs134 4.1E+04 Cs137 7.4E+04 Bq/cm3 塩素濃度は200ppm。

格納容器の中の水の方が汚れていない結果。建屋側の塩素濃度が高く、1号機格納容器内は処理水を常に循環させている結果では?認識。

APD鉛偽装で対策指示受け東電が示した透明胸ポケットによるAPDの可視化。新型タイベックが完成したのでモデルでお披露目。10月15日より計画線量3mSvを超える作業に投入。その後は広げていくとのこと。他。


○プラント

○報告・指示

【質疑】
TBS(1号機内部調査*)→
共同(1号機内部調査*)→
朝日(1号機内部調査*・曳航ロープ切断事故*)→
東京新聞(1号機内部調査*)→
村上(1号機内部調査*・透明ポケット新型タイベック*)→
NHK(1号機内部調査*)→
読売(1号機内部調査*)→
朝日(1号機内部調査*)→
東京新聞(1号機内部調査*)



■福島第一の状況

○東電かみじま:
毎日の会見をはじめる。本日はいつも説明してる尾野に変わり、福田ことペヤングより説明させていただくので、どうぞよろしこ。

○東電福田:
福島第一の状況について。http://j.mp/UP7W7y

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機までそれぞれここに書いてあるように淡水の注入中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
ご覧のとおり。大きな変化なく安定している状況。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。プール水温度も記載の通りで大きな変化はない。塩分除去に関して4号機について捕捉がある。参考資料がある。


■1F 4号機使用済燃料プール塩分除去作業の完了

★「福島第一原子力発電所4号機使用済燃料プール塩分除去作業の完了 http://j.mp/UP92QJ 」という資料だ。使用済燃料プールについては構造材の腐食進展、及び破損抑制ということで塩分除去を昨年からしてきていた。

4号機については一度、塩分が下がっていたが、この資料のグラフにあるように、一度、今年の2月時点で下がったが、その後ウェルの水が根友して上昇したので、再度、モバイルの逆浸透膜装置、RO装置を設置して浄化していた。

★★その結果、10月12日本日だが、塩素濃度が9ppm程度で保安規定上は制限値を100ppmとしているので、十分下がったということで本日を持って4号機使用済燃料プールの塩分除去作業を完了した。今後は定期的にサンプリング行うとか、

ヒドラジン注入等により水質を維持していくことになろうかと思う。これにより資料裏面、各号機の塩分除去作業の常用を示しているが、

2号機が既に終わっており、4号機が終わったので、残る3号機には現在72ppmということでモバイルROで除去を進めているところ。

ただし、先日若干トラブルがあり、現在止まっているが、今後、また3号は作業を継続する状況だ。4号機使用済燃料プールの塩分除去完了については以上だ。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
これについても状況変わっておらず、2号機タービン建屋から3号機タービン建屋へ。3号機からは集中廃棄物処理施設の高温焼却炉建屋に移送中。6号機タービン建屋から仮設タンクへ本日移送している状況。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
これについてもサリーを運転中。淡水化装置は水バランスを見て断続運転ということで特に変わっっていない。

[その他]
案内の通り、1号機格納容器内部調査について今週進めているが、個々に海底あるのは10日までのことだ。本日の作業について先ず説明する。


■1号機原子炉格納容器内部調査結果 - 本日分(速報)★★★

「福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器内部調査結果について http://j.mp/QgWAng」本日、予定通り、格納容器内の滞留水のサンプリングということでこの作業をしている。

これについて簡単に説明する。ここにあるように12日、滞留水の採取ということでサンプリングしている。

★★これにより、個人の最大被ばく線量は1.72mSvで、計画線量の10mSvに裏べて十分低い線量で治まっているということである。

下のところにどのような作業をしたかポンチ絵で書いてある。ここにあるようにこれまで使っていたのと同じX100Bのペネ貫通部を使い、

今回はここから滞留水という右下の所にストレーナーとあるが、ホースでストレーナーを滞留水の中約200ミリのところに挿入するということで、

ここからホースをずっと吸引と書いてあるが、チャンバーの中に滞留水のサンプリングタンクという所にホースが繋がっており、更に赤い方のホースが排気側になっており、

このサンプリングタンクの中を真空に引くことで水を吸い上げる作業をしている。それでこのサンプリングタンクに水をためた段階で、湖の水の線量が十分低いと。

作業上の被ばくが大きくならないことを確認した上で、更に外のシールボックスのところまで引っ張り出す形で採取している。

★★実際に採取した量は250cc ということで作業としては成功している。この時の滞留水の線量だが、0.5mSv/hということで、バックグラウンドが0.3mSv/hなので極めて低い線量であったということである。

実際にサンプリング水の分析については現在進めているので、結果が出次第、報告したいと思っている。


■1号機原子炉格納容器内部調査結果 - 昨日分(映像)★★★

それから1号機格納容器内の内部調査については、昨日でCCDカメラにより、実際の格納容器の底部までカメラを落として内部の撮影をしたとうことで、

お手元資料に調査の実績、ジェットデフレクター表面の写真、及びドライウェルの床上の写真(http://j.mp/UP8NoE)が示してあるが、

このあたりについては動画(http://j.mp/UP9kqL)が準備してあり、フルバージョンは既に配布済みかと思うが、本日はこちらの方でダイジェスト版で簡単に状況を説明したいと思う。

(上映会)既にCCDカメラが内部に入っており、グレーチングが見えている。少し上のところまで来ている状況。

すこしもやっている状況だが、グレーチングのところから中に更に入っていった。水面が光っているところが見えている。

少し湯気が出ているが、あっ!今っ、水中に入ったところで、少し浮遊物があるがかなり細かい浮遊物かと思う。

ここから下がっていって、ここに見えてきたのがジェットデフレクターの表面ということで、一部塗装の剥がれ、錆があるような形だが、ここは先日の状況と同じかと思う。

ここはまだ、ジェットデフレクターの表面を下がっているところだが、一部、水垢のようなものがあるのか、触った時にちょっと、

モワッと、巻き上がるが、細かい水垢のような感じのものかと思う。これを今、ジェットデフレクターの方を更に下に下がって進んでいる状況だ。

で、少し飛んで、だいぶ下の方まで下がってきた所。焦点があってないが、このあたりでジェットデフレクターの一番加担辺りまで下がってきているところかと思う。

で、ここからさらに下まで行ってドライウェル底部が少し見えている所であり、これはかなり拡大されているので、細かいものかと思うが、錆なのか、塗装の剥がれなのか、

そういう薄い薄膜状のものが、一部堆積しているような状況が見て取れる、そういう意味では大きな構造物が壊れているとか、

そういう大きな破損がある状況ではなく、細かなものが堆積していることがお分かりになるかと思う。今ままた、ぶつかって映像が乱れた状況で、もう一度焦点があってくると、まあこんな感じの細かな堆積物という状況だ。

概ね以上だ。昨日から比べるとジェットデフレクターからさらに下まで行ったということで、底部まで見えた状況。


■1F 4号機カバーリング鉄骨資材 漂流★★

資料がないが、★★4号機のカバー工事の方で、ん? ヘヘ ハイ。あの、4号機の原子炉建屋のカバーリング工事を今進めているところであるが、

その資材として鉄骨資材を海上輸送している作業で本日、輸送用の曳航ロープを切断すると。これは郊外の話だが、そういう事象(事故)があった。

簡単に説明すると本日0時18分頃、いわき市内の港から福島第一へ向けてカバーリング工事の鉄骨資材を海上輸送しようとして引船と台船という形で引っ張って持って行く事をやっていたところ、ロープが切断し、台船が流される事象(事故!)が発生した。

# 染み付いた隠蔽、過小見せかけ体質… どいつもこいつも。事故とは絶対に言うな。事象とイエ。と職場の10箇条に掲げられてるとしか思えないな。

このため協力会社が0時48分に福島の海上保安部に救助要請をしたということだが、台船の方は流されて元の港に戻り、その後、ロープを取り付けて再度引船で曳航して、元の港に戻ったということである。

その後、海上保安部による確認が終了し、乗船員は上陸して負傷者は特になかったということだ。台船については損傷等の詳細は現在、確認中だが、★★運搬していた資材は海盗に落下はしていないということである。

発電所内の作業ではないが、輸送の途中でこういう事実があったとういことでお伝えしたいと思う。


■2号機高圧炉心スプレイ系 非常用DG 復旧完了(福島第二の状況)

もう一点、手元にないが、★昨日、福島第二のプラント状況をHPで公開しているが、その中で1点伝えておきたいことがある。

福島第二の2号機であるが、高圧炉心スプレイ補機冷却海水系のポンプ。この電動機の復旧作業を進めていたが、昨日、復旧が完了している。

これで待機状態になっているということで、2号機高圧炉心スプレイ系の非常用ディーゼル発電機が待機状態になったということを伝えておく。


■胸ポケット透明 新型タイベック運用開始のおしらせ★★★

それからもう一点、手元に資料(http://j.mp/UP8Y3s)を配っているが、以前から案内していたAPDに関する鉛カバーの事象とか、撮り忘れの問題があって、胸の部分が透明になっているタイベック等を準備していくことを対策として説明していた。

★これについて準備ができた事から、10月15日月曜日から運用を開始させて頂きたいと考えている。これによりタイベックの外側からAPDを視認できるという状況になっている。

これについては★★高線量被ばく作業を対象に運用を開始し、その適用範囲の拡大についても、今後検討していく予定。

手元で写真(http://j.mp/UP9fU0)を示しているが、せっかくなので、実際に北形がどうなるか、モデルが出てきてw あのw 見て、ご覧になって頂きたいと思う。もし、写真等、とられたい方がいたら、前に来て撮っていただいても結構だ。

○東電かみじま:
写真はおそらく、こちらだと後ろになってしまうので、右手に立つのでよろしこ。

○東電福田:
注意いただきたいのは、実際の作業員じゃないので、ww 黒い革靴履いていたりとか、あの、なんか、実施は作業夜の下着等あるが、

若干そういうところは本物と違うので、カバーオールの旨のところが透明になっている所。そこれから、顔のアップはやめて頂いて、www 個人情報の話にもなるので。是非。

# 個人情報 ww 肖像権でつか? それとも中身が寺沢氏とか?尾野氏とか?それぐらいのサービスあってもいいと思うけど。

で、実際はちょっと見ていただければ分かるように従来、下着のポケットにAPDを入れていたが、今回はs多義の上に透明なポケットが付いて、チョッキを着てそれにAPDを入れて、更にその上に透明の窓のついたタイベックという形になっている。

よろしいか?

○東電かみじま:
よろしいか?退場してもいいか?

○東電福田:
もうちょっと。

○東電かみじま:
それでは退場。


■1号機原子炉格納容器内部調査結果 - 本日分(滞留水分析結果)★★★

○東電かみじま:
途中だが、先ほど来説明していた1号機の格納容器内の滞留水の調査、速報が入ったので紙を配るので引き続き説明する。少々待つんだ。

○東電福田:★★★
資料は届いたか?それでは、出来立てほやほやの分析結果だ。(http://j.mp/QgWGve)先ほど説明した1号機の格納容器内の滞留水を分析した結果が出てきた。資料真ん中に書いてあるのが、

# できたてほやほや~ (・∀・)ペヤング

本日、格納容器の中で取った滞留水の分析結果だ。一番上 pH が7.2、導電率が88μS/cm、演奏濃度60ppm、γ線放射線濃度 Cs-134 1.9E+04、Cs-137 3.5E+4、ヨウ素 ND(Bq/cm3)となっている。

ちなみに1号機の原子炉建屋北東の三角コーナーの滞留水を9月20日採取しているが、そこの分析結果を一番右の欄に乗せている。

これによると塩素濃度は塩素濃度が200ppm、γ線放射線濃度については Cs-134 4.1E+04、Cs-137 7.4E+04 Bq/cm3ということで、どちらかと言うと、格納容器の中の滞留水のほうが数字としては低めに出ている事が今のところわかっている。速報ベースだが以上だ。

私からの説明は以上だ。(24分)



■質疑

○TBS立山:
TBSのたてやまだ。よろしこ。今日公開の映像に関してだが、底部の部分、青色に見えるのが本来の色か?

○東電福田:
底部については基本的には鉄板の上には鉄板の上に塗装がされており、灰色に見えるのが通常の塗装の色の状態。

○TBS立山:
底に赤茶色みたいに見える部分が錆とか、汚れとか、層いう感じなのか?

○東電福田:
そうです。薄い膜みたいな形でなにか上に乗っているようなものが錆とか、塗装膜とか、特定はできないが、そういう小さいものが落ちている状態だと思う。

○TBS立山:
これはどの程度の錆や汚れが溜まっていた、何センチぐらいとか何ミリとか。

○東電福田:
そういう意味では先程の映像で見て頂いた様に、下の塗装面の上に、ポツ、ポツ、とあるということで、厚さを持ってた移籍していると言うよりは、いろんな所にポツポツ落ちている状況かと思う。その様に見えている。

○TBS立山:
確認だが、燃料とか、そういう物は全然見えなかったのか?損傷状態も見えなかったということか?

○東電福田:
そういう意味では昨日、尾野から説明しているが、圧力容器の真下の基礎のペデスタル外側を見ているので、その部分には燃料デブリに相当するようなものや、損傷している部分は全く見られてないということである。

○TBS立山:
今回の一連の調査を受け、現段階で、まだ分析は早いと思うが、わかったことがあった教えて頂けるか?

○東電福田:
まだ分析はできてないが、全体的に見て水が綺麗だったし、そういう意味では大きな損傷がないこと。それから滞留水の水位も想定より少し上ぐらいということで、

そういう意味ではいろんな情報が得られているので、コレを元に今後の作業計画を検討していきたいと考えている。

○TBS立山:
明日以降だが、明日は温度計の設置を行うということ?

○東電福田:
明日の予定は温度計の設置、及び水位計の設置を予定している。

○共同佐分利:
今日の滞留水の分析結果でもう少し詳しく教えて頂きたい。先ず北東三角コーナーより低い事を もう少しどのように捉えているか教えて頂きたいのと、分析項目で三角コーナーでは出ていないpHとか、

○共同佐分利:
導電率の数字がどのようなことを示しているのかという事と、今後、細かくどういう項目を調べていくのか教えてほしい。

○東電福田:★★★
先ず、実際の測定結果、放射能や塩素でみると、三角コーナーより低い事は、これはまだ今後分析はしていくが、

いわゆる格納容器の中に放射性濃度の高いものがあり、どんどん流れて外で薄まっているというのではなくて、中が先に薄まってきているということをこれは示していると考えられる。

そういう意味では燃料デブリから方は性物質がどんどん出てきている状況ではないのであろうということが想定されるかと思う。

そういう意味では、今、水をどんどん注水しているので、それで薄められているということを考えていいかと思う。

# 来週もお願いします。m(_ _)m

これはまだ速報ベースだが、そういうことが言えるかと思う。それからpHとか導電率だが、pHは 7というのが中性なので、特に特異なものが溶け込んでいるものではないと。

強い酸性とか、強いある軽性になっていない状況で、そういう意味では真水に近い状態なのかなぁ、ということが分かるかと思う。導電率もそんなに高くないということで、そんなに汚れていない解釈でよろしいかと思う。

○共同佐分利:
追加で。中が先に詰まって、この三角コーナー戦いということは、

○東電福田:
そちらに行く途中に、何か線量が高くなってしまうような原因があるんじゃないかということか?えっと、そうではないと考えているが、元々は格納容器の中にある燃料の溶けたデブリのところから、

オリジナルソースとして、どんどん外に出てきてたと思うが、それが今完全に冷えた状態になっているので、そこから出てきているものは殆ど無いのではないだろうかと言うことで、そういう意味では事故の当初、

# ペヤング氏の言うオリジナルソース (゚A゚;)ゴクリ

トーラス室とか、原子炉建屋地下が汚れたものが、今どんどん薄められている中で、三角コーナー自体も下がってきていると思うが、中側から出てきたもので、更に薄められている状態、ということかと思う。

○東電福田:
急に新たに出てくるヨウ素はないと考えているので、そういうことだと思う。

○共同佐分利:
追加で聞きたいが、2号機や3号機のこういった滞留水の分析はやっていたのか?それと比較してどうなのか教えてくれるか?

○東電福田:
2号機についてはPCV内の調査はしているが、まだ滞留水をサンプリングするところまで行ってないので、2号機については内部の滞留水のサンプリング結果は出ていない。

3号機についてはまだ内部調査も始まってないので。そういう意味では2号機、3号機の比較はできない状況だ。

○朝日こつぼ:
青いのが何かという所は、今のところ、推測も難しいということか?写真のドライウェルの。

○東電福田:
写真の所はかなり青く見ているが、先ほどの映像ではそんなに青くなかったり黒かったり、光の関係で色々見え方が違っているようだ。

錆なのか、塗装膜片なのか、そのあたりはまだ確定していない。今後色々評価していきたいと考えている。

○朝日こつぼ:
これは大きさ的にどれぐらいか分かるのか?

○東電福田:
正確には分からないが、CCDカメラでかなり接近して撮っているので、そんなに大きなものではない。まさに大きいものでも数センチ、もっと小さいかもしれない。そんなレベルのものだと考えられる。

○朝日こつぼ:
わかりました。後、例の船が流されちゃった件について聞きたい。ロープの切断というのは、切断されたような後がるとか、どういう形で綺麗てるのかまず教えてくれるか?

○東電福田:
曳航船が台船を引っぱっており、それをロープで引っぱっていた。そのまさに、ロープが間で切れて、台船だけ、エンジンがないですから、

どんどん流されていってしまったという事だ。具体的にロープが具体的に切れたとかいうところはまだ情報が入っていない。切れ方が同意切れ方かという情報は入ってないが、つないでいたロープが切れて流されたと所の情報だ。

# 資材漂流… ( ゚д゚)

○朝日こつぼ:
でも、海保の方の捜査はもう終っているわけですよね。つまり、器物損壊じゃないかという事を聞きたいわけだが。

○東電福田:
器物損壊…、えっと、すいません。ロープ自体がですか?

○朝日こつぼ:
ロープをズバッと誰かが切ってたら、それも一応東電のものですよね?

○東電福田:
すいません。これは盗電のものではありません。我々が作業をお願いしている実際の会社のほうで輸送をしている部分で、我々がまだ受け取っているものではないので。あくまでも。

そういう意味ではこの場で説明するのがふさわしい内容かどうかというのもあるが、我々の作業に関係する資材を運んでいるということで、また、海保の方も色々調査をされたということも含めて伝えている。

# 今回の事故が作業計画に与える影響は?想定される最悪の事態は?

○朝日こつぼ:
わかりました。船の大きさはどんなものか?

○東電福田:
船が荷を積んでいた台船が、60m×20m。後3.5メートルの高さ。これを2台の引船があり、それぞれ19トンの船だと聞いている。

○朝日こつぼ:
載せていた鉄骨はどれぐらいだったか分かるか?

○東電福田:
鉄骨が総重量で言うと225.5トンとうことだ。大きさで言うと最大8×12m。それが27ユニット積んでいた、ということで、トータルが先ほどの約225.5トンという重要になっている。

○朝日こつぼ:
わかりました。

# 27ユニットは間違い。47ユニットと後ほど修正。

○東京新聞 小野澤:
1号機の底部の調査だが、底部はどれぐらいの範囲を見た感じになるのか?

○東電福田:
底部については今回の作業の性格上、X100ペネから突き出して、そこから真下にCCDカメラがずっと降りている。

で、ジェットデフレクターにぶつかって、更にそこを滑り台のように滑って底部に至ったと。それ以上の動かし方は出来ないので、ある意味では、そこのポイントからCCDカメラで見える範囲という事になる。

○東京新聞 小野澤:
底部になってから何メートル奥に行ったとかあるか?

○東電福田:
底部につくまで?

○東京新聞 野沢:
そこから見える範囲?

○東電福田:
ちょっと浮かせて見えたり、実際にぶつかって見えたりとか、その範囲。

○東京新聞 小野澤:
位置的にはどの範囲?中央とか端とかで言うと。

○東電福田:
核の容器全体のということですね?格納容器の… そういう意味では、元々こういうフラスコ型になってるんで、ここでこうぶつかって真ん中から少し外側というイメーですな。

男と言ったらいいのかな。端の方だが、下が休憩になっているから、そこの端っこの方という意味ですな。

○東京新聞 小野澤:
じゃあ、その中心のほうが見えるような感じ?

○東電福田:
中心は見えてない。

○東京新聞 小野澤:
例えば溶け落ちた跡も全く見えなかった感じか?跡が残っているような。

○東電福田:
申し訳ない。そ言ういう意味ではですな。懸念というか、関心があるのは、ここに燃料が落ちていくということで、実際にこのあたりに落ちている可能性があるということだと思うが、

今回調べているのは、こういうところのペネからこう入れて、ここにあるジェットデフレクターのここらあたりが見えたということなので、湖の圧力容器の周りにはペデスタルという基礎があり、これが円筒状に囲っているから、

ここの中は見えていない。底の周りが見えたということで、格納容器底部のところが見えた状況だ。

○東京新聞 小野澤:
じゃあ溶け落ちたとみられるのは筒の中にあるとみられる?

○東電福田:
そうですな。真下に基本的に堕ちると考えられるので、この真下にあると考えている。

○東京新聞 小野澤:
わかりました。

○フリー村上:
先ほどの滞留水のことに関連してだが、先ほどの説明だと格納容器内の滞留水の方の線量が低いというのは、燃料デブリが見ずに使った状態で冷やされているから薄まっているというような説明でしたよね。

とういうことは、現状の認識では燃料デブリは圧力容器内にちゃんと留まっている考え、認識か?

○東電福田:
いや、そういうわけではない。燃料デブリ自体は圧力容器外に出ているものも当然あると、

○フリー村上:
格納容器の内部にとどまっている?

# 圧力容器にとどまる?

○東電福田:
格納容器の内部にとどまっているということで、これは、まあ、解析上の評価でそうなっているので、底にあると。底が十分、今、水に使って冷やされている状況なので、その表面からどんどん放射性物質が出ている、という状況にはないという事だ。

○フリー村上:
あと、新しいタイプのタイベックの運用開始についてだが、高線量被ばく作業を対象にということだが、これは高線量被ばく作業は具体的に計画線量等でなにか決まっているのか?

○東電福田:★★
それはAPDの実際にアラームの鳴る設定値を3mSv以上の作業ということで、今、高線量作業という定義をしている。これは元々、そういう鉛カバー(線量偽装)とかあったので、3mSvだったということもあるので。

○東電福田:
そういう意味で現状はそこで高線量作業ということで線引をしている。

○NHK横川:
滞留水の関係で。水の塩素濃度、PPMのところだが、三角コーナーが高いのは何で?

○東電福田:
おそらく、先ずは初期に塩水を入れているので、三角コーナーというか、原子炉建屋の地下階は塩水でかなり満たされた状態が初期にあったかと思う。

で、格納容器の中にも塩水を入れているが、そこはどんどん真水を入れているので、どんどん真水で置換されてきていると。で、その置換された水が外に漏れてきて、更に原子炉建屋の中をどんどん真水で置換していくことになっているので、

いずれにせよ下がっている。元々海水だと1万何千PPMとか、そういレベルだから、どんどん下がっていると思うが、下がり方が中のほうが早くなっているようであるということだ。

○NHK横川:
その放射能濃度がほぼ同じとうこともあるので、基本的に個々はリンクしているというか、中の水が外に上手くつながっていることが、改めてこれは確認できたというようなことを言っていいのか?

○東電福田:
そういう意味では放射能濃度のレベルは同じなので、元々こういうレベルの汚染水が出るというのは、かなり燃料のところから来ていると考えられるので、先ずはつながっている

、ということかと思われる。で、先ほど説明したのは、それでも中のほうが小さい数字になっているということで、

○東電福田:
中のほうが先に薄まっているかな、ということです。

○NHK横川:
そうすると長期的に見た場合、10E+4だが、長い目で見ると今、普通の水を入れている以上、新規の放射性物質の放出が、溶けたり、何かに混じって出てくることが無くなっているということは、長い目で見たらこれは10E+3とかに落ちてくとみられるということで良いか?

# 処理水は普通の水ではありまへん。

○東電福田:
そこまでまだ評価している訳ではないが、状況としては下がっていく方向であろうと考えている。

○NHK横川:
映像の方だが、床にある、なんだか、おっぽく見える奴は、何かしらの破片ということでいいか?

# おっぽくみえるやつ??

○東電福田:
そこまでまだ評価できてないが、錆なのか、それが塗装の剥がれた跡なのか、何かの表面が剥がれた跡なのか、何かの表面が剥がれた跡なのか、まだ評価できていない。

# チリのようなものや表面が激しく腐食している箇所の表明物質を採取する計画はないのかの。わからないのに拭いたら堕ちるであろう、思ったより綺麗だ、健全だろう、と言う前に、その物質を回収して正体を調べる必要あるよね。想像で言うのは良くないんじゃなかったっけ?

○東電福田:
塊状ではなくて、どちらかと言うと薄いようなもののように見えている。

○NHK横川:
例えば、中の映像を少し見るとなにか見えたものが何もなかったわけだが、見たらよかったなあ、と思っていたが見えなかったものみたいなものはあったのか?

○東電福田:
個回見ている所は、特別な構図物があったりという訳でないので、特に損傷とかなかった、何かが落ちてきて下にあることはなかったということで、なかったことはある意味良かったかなと思う。

○NHK横川:
わかりました。ありがとうございました。

○読売高田:
映像の件で。この配布頂いた画像のドライウェル、床上とあるが、先ほど図で示したのは、斜面部分を示しているが、実際、底部のところまで言ってるのか?これは。

○東電福田:
(ポンチ絵)ここの格納容器底部に、ここにコンクリートがあり、その上に鉄板が引いてあるので、ここにジェットデフレクターというのがあり、

サプレッションプールにつながるところにカバーしてあるが、ここの上を滑っているので、それでさらに下に行くと。この底部、の所に届いているということだ。

○読売高田:
この薄片というか、ブルーに見えるようなものだが、塗装、かもしれないと言っているが、塗装ならば何色なのか?

塗装であれば銀色の塗装がしてあったり、跡は灰色ん塗装がしてあったりとか、後、色を塗っている部分もあったりするが、

○東電福田:
★メインは銀色や灰色が多いと思う。

○読売高田:
これはブルーに見えているが、これは光や何やらでブルーじゃないかもしれないのか?

○東電福田:
この写真だとかなりブルーが強く見えているが、実際のビデオの映像を見ていると、少し黒っぽかったりしているので、

必ずしもこの色は、この色の物が落ちているということには、限らないかなと考えている。そういう意味でまだ何かというのは、今後の評価ということで特定できてないということだ。

○読売高田:
そうすると推測の域をでないかもしれないが、落ちていてこういう薄片があり、これぐらいの大きさであるならば、塗装が剥がれたものであろうというのが、一番リーズナブルな考え方か?他に何らかの理由は?

○東電福田:
あと、錆とか、そういう物があるかもしれないし、ここについては可能性はあるので、特定はしていないということである。

○読売高田:
わかりました。ありがとうございます。

○朝日こん:
今日、頂いた塩素濃度の関係だが、いわゆる原子炉の中に一度塩水を入れて冷やしていると思うが、その塩水の影響で錆ができているのか?そういうわけでは無いのか?また別の理由か?

○東電福田:
格納容器の中の錆は水だけでも当然錆は起こるし、当然、塩素が入っていることで、より腐食のしやすい環境にもなるかと思う。いずれにせよ、湿度と塩素、それは影響していると考えていいかと思う。

○朝日こん:
後ちょっと理解が充分でない所がある。格納容器内のほうが先に薄まっているということだが、現象としては原子炉建屋の下にあるもののほうが、循環がなされていないというイメージなのか?

格納容器内はどんどんどんどん炉注水である意味、きれいに近い水が循環されているから、ということなのか?

○東電福田:
そういう意味では原子炉格納容器の中、ここは詳細は少し量的な所は評価して行かないといけないと思うが、格納予期の中については、元々水の量が少なかった所に注水をして、

基本的にはずっと注水をし続けているということで、そういう意味では希釈はよりしやすい環境にある。

で、原子炉建屋の地下はかなり広い面積で、たくさん溜まっていたので、そういうことからすると、底が希釈するには時間がかかるというのが、ひとつ考えられるところだと思う。

○朝日こん:
念のため確認だが、今日、最後、下まで行ってみた時の格納容器の底部は、いわゆる鉄板と考えていいのか?先ほど、コンクリートの上に鉄板があるので、鉄板の上にいろんな錆や塗装の剥がれたようなものがあるということなのか?

○東電福田:
あの、コンクリートの上に鉄板が引いてあり、その鉄板が損傷している形では見受けられないので、その上に何か物が乗っている、その小さな物が幾つか堆積しているという状況にみえる。

○朝日こん:
その鉄板自体の錆ということはないのか?なにか落ちてきた物というのも… 

○東電福田:
ええ、底までまだ厳密には評価していないが、見た目で言うと、鉄板も塗装しているので、塗装が剥がれるとなると、

おそらくもう少し表面が塗装が剥がれたような形になっていると思うが、そんな形には見えないから、上から落ちてきた可能性があるかなと考えている。

○朝日こん:
先ほど質問でもどれぐらいの範囲を見られているのかという質問があったが、格納容器、床だと面積的にだとどれぐらいの面積範囲を視野として見られたイメージか?

○東電福田:
そういう意味では格納容器全体から見るとワンポイントだと思って頂いたほうがいいと思います。そんなに動かせるような形で見ていないので、

○東電福田:
下がっていったところが見えているということで、全体は広いから、そういう意味では下がってきたワンポイントということだ。

# ワンポイントしか見えてないので損傷しているとは言えないが、大丈夫だとうことは言える東電。

○朝日こん:★★
格納容器底部にあまり損傷が見られなかったという説明をよくされるが、そうすると本当にワンポイントしか見ていないので、

例えば角度を変えたり、首を振ってみる事で広めに見ると、なにか見える可能性はまだ残ってしまう、損傷があったり、極端に言うと、中心部にいったら燃料の影響で損傷している部分とか。そういうのが見えない、事も、まだない、ということか?

○東電福田:
そういう意味では、今回一連の調査で上部に対しても、そういう損傷はないので、格納容器の中の見えている範囲では翁損傷という形では見られていないということだ。

それでご指摘の通り、圧力容器は当然損傷しているし、その下に燃料が落ちている可能性が高いということからすると、底の部分に色々損傷があるのは、想定されるが、そこは見れていないということで良いかと思う。

○朝日こん:
その関連で、今後だが、このように一応、格納容器の底部まで、ドライウェルの底部まで見られたことで、もうちょうと違うポイントとか、もっとペデスタル側の中心部まで入れてみるとか、そういったことも今後も続けていって、

○朝日こん:
より詳細に広い範囲で見ていくようなイメージか?

○東電福田:★★
そこについてはまだ今後の計画として確定したものはない。今回、ある意味では出来る技術で直ぐ出来るところで、先ず中を見てみるというところで、

今後の計画を立てる一助にしたということなので、今後、層いうペデスタルの中とか、いろんなところを調べたいのやまやまだが、いろんな開発要素あったりするので、今回のデータをベースに検討していくフェーズかと思う。

○東京新聞 小野澤:
原子炉底部のことで確認だが、先ほど、塗装とか青くないとおっしゃっていたが、写真を見るとやっぱり青いが。(http://j.mp/RCb5kX)何か青く変わる、変色するような要素、考えられるようなことはないのか?

# 真っ暗な中で唯一の光源はおそらく白のLEDライト。しかもピンポイントで光を当てているわけだから、反射した周囲の環境光拾って色が変化しているとは、おおよそ考えられないけど。カメラ的に言えばWBだけど。アンビエントで変化してこの色?記者の言うとおり青だよね。

○東電福田:
申し訳ない。底までまだ分析はしてないので。そういう意味で青く見えるのが何か、どういう理由か、ということについても、ここではまだお答えできない。単なる光の関係なのか、本当に青いものがあるということも含めて、今後の評価になると思う。

# 汚染のレベルもあるだろうけど、なんとか回収して分析する事は考えてないのかな。格納容器、圧力容器の状態を知る上で非常に重要な情報に間違いないんだし。

○東京新聞 小野澤:
そのものが青いものというのは、圧力容器の中にはあるのか?

○東電福田:
そういう意味では格納容器の中では青く着色したものもあったりするので、そういう物が全くないとはいえないが、それが本当に該当するか、分からない。

▲▲すいません。ちょっと私いい間違えたようで、台船に乗っていた鉄骨、先ほど27ユニットといっちゃったらしいが、47ユニット w の間違いです。すいません。ん? ア ソウデスカ はい。

もう一点、あの、質問が内容でしたら、一つ、来週の作業予定で一つお伝えしておく。

福島第一2号機使用済み核燃料プール循環冷却システム一次系だが、ポンプの間を隔離する機能を向上させたりとか、点検効率を向上させる観点から、そのラインに手動のバルブとか、ドレン弁を設置する工事をする。

で、これに伴い、作業の間、この冷却システムの停止が必要になる。それで週明けの15日の朝から20日17時までこのシステムを停止する計画作業をする。

★★この間のプール水の温度上昇は28.9℃ということで、プール水温は約53℃になると評価しており、プール温度管理としては問題ない範囲で作業する計画だ。

○東電かみじま:
これで本日の会見は終了する。



~ 終了 18時27分(57分)

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