1F 2号機非常用ディーゼル発電機のB系が復旧したので保安規定の変更認可申請を行った旨の報告。これに伴い外部電源強化グループと呼んでいた組織を電気第三グループに変更したなども保安規定変更内容に。
作業報告は2件。本日よりサプレッションチャンバー内に窒素ガス連続封入を開始、連即封入帰還は1ヶ月見ているとのこと。1Fの5号機取水用水路B系の清掃作業を11月下旬ぐらいまで。A系水路は既に終わっているとのこと。宿題報告はなし。
【質疑】
- 朝日(保安規定変更申請*)→
- 東京新聞(保安規定変更申請*)→
- 朝日(作業員アンケート)
○プラント
○報告・指示
■福島第一の状況
○東電石橋:
原子力定例会見をはじめる。
○尾野:
福島第一の状況
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機 注水状況は調整は行なっているが、所定流量を満たしている。
[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
圧力容器下部温度は特記事項はない。格納容器圧力と水素ガス濃度は記載も特記ない。なお、先日から1号機のサブチャンへ窒素を封入していき、内部に残量している水素等を排出していく作業を本日から。
[使用済み燃料プール]
1~3号まで機循環冷却システム運転中。4号機は現在循環冷却システムの虹川配管をポリエチレン管に交換し、信頼性向上のために停止している。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋へ現在移送中。6号機タービン建屋から仮設タンクへ本日6時まで移送中。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在、サリー運転中。なお、サリーについては10月下旬から点検を行うと以前伝えたが、現状水バランスとか、★★10月にかなり雨が降った影響があるので、
点検の時期ついては改めて検討し直す事で考えている。以上だが、その他関連事項として、1F5号機だが、水路の点検を行う。1F5号機の取水用の水路B系の清掃作業を行う。作業地震は11月下旬ぐらいまで係る予定。A系については既に実施済み。
■1F 原子炉施設保安規定の変更認可申請
それから手持ちの資料、「当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可申請について http://tinyurl.com/965swcp」 ということで、本日、福島第一原子力発電所の変更申請をしている。
変更の内容は比較表(http://tinyurl.com/9n786wx)で説明する。最初のページ 1/4 と書いてあるページ。変更前、変更後を示しているが、変更前、外部電源強化グループと呼んでいた組織について、変更後、電気第三グループとグループ名称、
それから、もともと外部電源関係の強化を主要な任務にしていたチームだが、こちらのほうがある程度作業が進んだので、所内の設備のメンテナンスと行うことで役割分担の明確化変更を行なっている。
3/4ページだが、一番下に表131-3という表のしたに注記が書いてあるが、所内共通ディーゼル発電機。こちらは以前は4号機B系ディーゼル発電機1台があったが、2号機のB系ディーゼル発電機の補修が終わり、
使用出来る状況になったのでそれを書き加えた変更が入っている。変更後の欄外に2号機B系ディーゼル発電機を書き加える内容だ。保安規定の変更申請については以上だ。私からは以上だ。
■質疑
○朝日こつぼ:
別添の保安規定の変更、認可申請についての書き加えた、最後に説明頂いた部分だが、これはB系が復旧して書き加えたとある。これはなにかプラスになったというよりは、異常が起きたり臨時のためのバックアップが強化された認識でいいか?
○尾野:
結構である。
○朝日こつぼ:
わかりました。
○尾野:
通常使うものではない。バックアップ用のものだ。
○東電石橋:
次に質問は如何か?
○東京新聞 志村:
そのディーゼル発電機のB系についてだが、これまでどういう形で?故障してたのか?
○尾野:
発災以降、津波の関係で故障していた危機を準じ復旧し血ているわけだが、ええ、影響については時期はアレだが、大分以前に復旧は終わっており、A系については3月に復旧が終わっており、7月の保安規定の改定の際に取り込んでいる。
で、B系については8月末頃に機械としての復旧が終わり、保安規定への反映ということで今回申請させて頂いた。ということである。
# こ、故障してたのかって… 津波で浸水して使い物にならなくなったんでつ。で、たしか修理じゃなくて新品に入れ替えたんじゃなかったっけ。
○東京新聞 志村:
基本的なことで申し訳ないが、2号機のディーゼル発電機と書いてあるが、電源としては他の号機にも使える?電源として持ってこれるというものか?
○尾野:
ええ。こちらのディーゼル発電機からは1~4号機に給電することが出来る。
○東京新聞 志村:
持ち運び可能なものなのか?
○尾野:
これは非常に大きなものなので持ち運びはできない。ですので、設置場所は共用プールの建屋に設置されており、そちらから電源ケーブルを使って、各所要箇所に給電されるスタイルになる。
○東京新聞 志村:
何か能力を表す数字はあるのか?
○尾野:
容量がいいかと思うが、DGのA系の容量は6600Kw、定格電圧6900V。
○東京新聞 志村:
わかりました。
○朝日ただ:
昨日伺ったアンケートの被ばく隠しの件はどのように進めるかとか、日程的なものはわかったか?
○尾野:
日程等についてはまだ確定していない。現状、今アンケートをやっている所なので、そちらの状況を見た上で日程等はまた決めていく。
○朝日ただ:
別途やるというのは間違いないか?
○尾野:
別途実施するという方向で考えているようだが、いずれにせよ、現状のものを見た上で次のタイミング、アクションについて決めていくということだった。
○朝日ただ:
そのあたりスピード感だが、なかなか問題が起きて数ヶ月経過して、被害対策、再発防止対策の一環として発表した内容がなかなかまだ実行に移せていない事は、対応として遅いんじゃないか、という意見もあると思うが、そのあたりはどうか?
○尾野:
そのような意見も踏まえた上で現状の対応を確認した上で進めたいと思っているところだ。
○東電石橋:
他に質問あるか? では、作業状況で一点だけ追加。本日、9時37分から福島第一1号機へのサブレセションチェンバーへの窒素の連則封入を開始している。この点だけ追加させて頂く。それでは本日の会見を終了させて頂く。
~ 終了 17時42分(12分)