APD不正使用きっかけの厚労省 線量管理調査結果に基づく東電の改善指示。あくまでこうしたほうがいいんじゃないかなあ、というアドバイスであって東電不手際に対する指示ではない認識披露。
回答は11月末の報告期限をもって行うと質疑は事実上の回答拒否。質疑は朝日さとう記者のみで他は静観。 厚労省の調査結果は要確認。
明日 10月31日(水)17時~ 平成24年度第2四半期決算について 廣瀬社長会見
東電定例会見は1階の101会議室で。廣瀬17時から。
【質疑】
- 朝日(厚労省 線量管理指示*)
○プラント
○厚労省
○環境モニタリング・サンプリング
○その他
■福島第一の状況
○東電石橋:
原子力定例会見をはじめる。よろしこ。
○尾野:
福島第一の状況 http://j.mp/TkZBB1
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水状況は安定。
[圧力容器下部温度]
示したとおりで特記事項はない。
[格納容器圧力と水素ガス濃度]
示したとおりで特記事項はない。
[使用済み燃料プール]
1~4号機全て循環冷却システム運転中としているが、2号機について特記事項を下に書いてある。15時30分から所内電源原型の停止に伴い冷却系が停止している。作業予定は11月1日まで。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に現在移送中。3号機タービン建屋から高温焼却炉建屋に移送中。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在、サリー運転中。それ以外特段特記事項はない。
■核種分析結果の確報版 ~ 10月1日~10月15日分(環境モニタリング)
★本日、HP上だが核種分析の結果で◆月に一度確定が出ると確定報が出ると時間遅れで測定が出る測定結果について確定報に入れているが、それを上げている。(http://j.mp/TkYIbD)内容的には特記はない。
# 日本語で話そうよ。それから、それ月報じゃなくて月に2回、週2回のまとめでしょ。しっかりしてくださいよ。(TдT)
■線量管理の実態調査結果 ~再発防止を東京電力等に指導★★★
本日だが、厚生労働省から指導文書を頂いた。http://j.mp/Tl0863 指導文書の内容は8月31日に当社が出したAPD関連の調査報告について、厚労省側で色々調べた結果を踏まえて当社の方に更に確認すべき事とか、
○尾野:
あるいはこういった点を改善したら如何だろうかということで指導を頂いた内容である。11月末までに当社の考えをまとめて報告してくれということであるので、適切に対処していきたいと思っているところである。私の方からは以上だ。(3分)
■質疑
○朝日さとう:
今、最後のところで話しのあった厚労省からの指導だが、厚労省の発表だと、特に1ヶ月5mSv超の作業の中で、APDとバッチ型の比較でAPDが15%以上低かったもの、これは東電からは153件ぐらいだったか報告がなされており、
それを厚労省で調べた所、不適切な事例が20件あり、その内14件は線量のデータを修正すべきであるという事を先ほど発表の中で指摘していたが、この8月31日の東電の説明の中では、これこれのデータのズレがあったが、
不正なものはないんだという説明だったが、不正と今日認定されたわけではないが、これは不適切だと。それから修正すべきだという指摘があったことについてどう受け止めているか教えてほしい。
○尾野:
えっとお、先ず本日厚労省から頂いた指示文書というのは、ちょうど頂いたところだし。まあ、あの、厚労省の方で書かれている解明のような、ええ、実態調査の取りまとめというような、添付資料も、ええ、付いているので。
# 東電HPで公開するか否か。木野さん、朝日記者に散々言われてたけど、また非公開にすんだろうな。この隠蔽企業は。
まあ、こちらの方はよく読んだ上で対応して行きたいと思っているところだが、恐らく今ほど頂いた話ということで言うと、しっかり読むとこれから読まないといけないかなあ、と思っているところだが、
# 何が言いたいんだろ。この人。まだ読んでないから答えられない?
調査結果というのが、別添2の中に入っており、で、その中で総括的に書かれていることとして鉛板事案のように意図的に不適切事案の確認には至らなかったが、不適切な線量管理が行われていた事案を把握したというような書き方に今の部分はなっているかと思う。
従って意図的に不適切な事例を行なっているわけではないが、まあ、改善をしたほうがいいということで確認して頂きたい、というような内容を何点か頂いている認識だ。
我々の方で確認をした上で、回答を求められているのが11月末なので、まあ、それまでに我々の整理をして回答したいという事である。
○朝日さとう:
今日の厚労省の説明だと http://j.mp/Tl0863 先程のAPDとバッジの比較の場合で言うと、厚労省は全部、東電から報告が上がったケースを全部調べた訳ではなく、★★★その内の一部だけデータの乖離が大きいものだけと調べたと言っている。
残り120件程度は厚労省においても手付かずなわけだが、ここは厚労省が調べた中でデータの間違いが見つかったわけだから、★★★残り手付かずの部分は東電として主体性を持って再調査をする考えはあるか?
○尾野:
えっとお、先ず、あのう、データに誤りがあったというところがどういう内容でどういうデータの比較とか、そういうところもまだ確認していないので、
まあ、そういう事も含めて確認していきたいと思っているが、私どもとしてはガラスバッジやAPDを使って評価をしているものに関しては、最終的に登録に至るまでの間に何回か確認をしている。それで、APDというのはある意味、御存知の通り、
★★★あの、出入りのところでコンピュータに直接データが取り込まれてくるが、ガラスバッジは評価して頂いたデータをある意味、入力するというプロセスがあるので、そういった仮定の中で、ええ、我々の確認の際に誤りが見つかって訂正頂くということもある。
なので、最終的に登録センターで登録する値については、誤りがないように十分な確認をしているが、このケースにおいてどういう状況担っているかというところまではまだわからないので。ええ、しっかりと確認をした上で対処したいと思っている。
○朝日さとう:
今回、東電から報告したAPDとバッジの比較は1ヶ月あたり5mSv超のケースだけに限定しているわけだが、作業員さん達の話を聞くと、実際には多くの元請け企業というのは、今の場合、年間20mSvで管理をしているところが結構多いので。
そうすると月5mSv どころか、もっと、月平均すると1.何mSvとそういうところで皆さん、せめぎあって、企業の基準に達してしまうと、そこの元請け企業のもとで仕事ができなくなってしまうので、
月5mSv の世界ではなくてもっと低いところで、線量を抑えよう、抑えようとせめぎあいがある。そういう実情を踏まえ、8月27日(http://j.mp/TMXveo)でしたか、
★★★東電が発表した再発防止対策(http://j.mp/NTiYp7)の中でも、月5mSv超の作業の中でAPDとバッジを比較して20%以上離れいているものは個別に調べるとなっている。その月5mSv超をもっと下げて調査範囲を広げる考えはあるか?
○尾野:
えっとお、現時点でどうするというようなことは今回頂いたものを踏まえて検討した結果で決まることかと思うので。★★★現時点でどうこうという事ではないと思っている。
# もう、何を言っているのか、わからない。
★★★それからあ、企業の中でどのような管理をしているかというのは、個々の企業の考えはあろうかと思うが。月というよりも年20デスカ?5年で100mSvというところで、企業の中で、ええ、20で考えているということがあるとすれば、
それはあ、継続してその4年間仕事をしていただくことの前提の中で、ええ、今後の仕事をする上で支障がない線量の管理をしているという考えのもとに行なっているのではないかと推察されるので。
まあ、ちょっとおっしゃるような20で切ってしまうことが、実際どうかというところについては、少し疑問があるのかなあと思っている。
まあ、何れにしても、ええ、線量管理ということが、的確に行われていることは必要なことなので、ええまあ、今回、幾つか頂いた中でガラスバッジの管理の仕方であるとか、
# ( ゚д゚) 20で区切るのに問題?5でしょ。話が支離滅裂になってるんですけど。20 ではなく 5 で区切る下請け企業に問題があると。とても自分たちの尻拭いをさせているという自覚があるとは思えない… 保安院のプラント指示はHPの載せるがどうせ今回も厚労省は無視するんだろうな。
そういったようなことで誤差が出てしまう要因について、より注意深くしてはいかがというような指導も頂いているようであるので。そういったようなことを見た上で、ええ… 今回の、ご指導に関しての、回答を用意したいと思っている。
○朝日さとう:
一旦終わります。
○東電石橋:
次の質問は如何か? … では最後に、本日の作業について1点連絡をさせて頂く。昨日、案内をしたが、本日、所内共通電源の停止により、2号機使用済燃料プールの代替冷却システムを15時30分に停止している。
また、窒素ガス分離装置Aも14時51分に停止している。★もう一点連絡だが、明日のこの会見は1階の101会議室で実施する。★★★17時から当社の福島第二四半期の決算発表をこの会場で行うので、原子力会見は1階の101会議室で実施する。
それではこれを持って、、はいどうぞ。
○朝日さとう:
じゃあ、先程の続きだが、今日の厚労省の結果の中で、これもこれから検討ということかも知れないが、元請けの事業者において、計画線量や警報の設定の仕方が東電が今年7月に要請したやり方と違っていると。
# 続きをしようじゃないか。
それは東電としては1日辺りの最大空間線量率×1日辺りの最大の作業時間を乗じたものを基準とするということでやってくださいというお願いをしているようだが、元請けの中では必ずしもそれに則っておらず、もともと決まっている数値で持って設定したり、
一定の余裕を持って警報設定したり、というやり方をしていると指摘されている。これは東電として把握しておられるか?
○尾野:
えっと、当方としてどこまで把握しているかということは、あの、あろうかと思うが。基本的に現状の現場状態というのは、通常の定検時に行なっているような同じ現場で、
ええ、何度も作業をして環境がよく承知されている状態とは、必ずしも一致していないので、実際に作業を計画される際に計画線量として、
# この先、長く続く廃炉作業で多くの作業員が健康を害し、メディアが無視できなくなってきたとき、それを黙認したメディアが同時に責任を問われる。会見は黙認した事実を示す証拠、インターネットというメディアが存在しているから出来る事。広告費奪われネットを目の敵にしてきた既存メディア。
ええ、高い場合も考えた上でしっかりと安全対策を取るというような、ええ、ことというのは、個々の事例としては、ある、場合もある、のではないかと推察する。
何れにしても今日頂いたところだし、しっかり検討して11月末までに回答してくださいということなので、検討はこれからということで回答させて頂きたいと思う。
# 要約「厚労省の指示をまだよく読んでないので検討はこれからだ。」意外は無責任、無関心発言。何を質問されても読んでないから、回答は11月末までしねぇと。これが信頼回復に取り組んでいる企業の広報。他のメディアは原発再開が何時になるのかだけが関心事。
○朝日さとう:
念の為に伺うが、APDを纏めて貸したり、纏めて借りたりと。これは個人の管理という観点から好ましくないと指摘されているが、これを改めることは出来るのか?
○尾野:
えっとお、そうした、あの、現場の状況を改善していくために、ええ、現在、施設の増強をしている。
これは、ええ、まあ、あのう、現状で見るとおそらく来年の春以降に施設増強が出来るのではないかと思っている。ちょっと時期については明確ではないが。その頃には今の状態は相当程度改善すると思っている。
○朝日さとう:
あと、これは去年からか、その日の線量を作業員一人ひとりにレシートで渡しますと。去年6月ぐらいから導入していると思うが、東電のHPにもそうやっていると書かれているが、
一部の業者の中で、個人別に線量通知がなされていないと言うのも、今回の調査でわかったようだが、これについてどのように受け止めておられるか?
○尾野:
そりゃあ、ちょっと個別の企業の中でどのようなことが行われているのか、で、ええ、この、ええ、本日の資料、ええ、厚労省が配った資料で見ると、
元方事業者、つまり協力企業に直接指示や確認をお願いしている事案もあるようなので、そちらの方はそちらで調べると思っている。
# まだよく読んでないという指示。厚労省のどういうところ東電が関心を持って確認して会見に望んでいるか、よくわかりまつね。
○朝日さとう:★★★
あのう、一番最初に伺った不適切と指摘された部分とか、修正すべきであると言われた部分だが、少なくとも8月31日の段階では、東電として調べたところ、こうでしたと。
データがずれているものが何件、何件ありましたが、この中で問題はありませんでしたと言ったことに対して、今日、監督官庁がこれは問題だと。
その中の一部に問題があると公に発表(http://j.mp/Tl0863)したわけですから。それについてこれからじっくり考えますというのではなくて、既に東電として8月の段階でこの中で問題ないんですと言ってるわけですから。
# 問題ないんですう。→ http://j.mp/PiyEln 東電に具体的なザル調査手法を示したのは厚労省。http://j.mp/Piz6Af http://j.mp/Piz6jQ (http://j.mp/Piz8YK)
それに対して今日、行政から指摘されている。1ヶ月じっくり研究してということではなくて、今日の段階で東電の従来の説明と違うことを指摘されているわけだから、そこはきちんと認識、見解を述べてくれないか?
○尾野:
えっとお、私が理解している限りで申し上げると、8月31日に当社が報告している内容というのは、ええ、厚労省の指示に基づいたスペックで調査を行なって、調査の目的としては、ええ、ようは、故意に、ええ、測定をごまかしているような、
# そうそう。厚労省が調査方法を具体的に指示。
★★★そういう意図的な不適切な事例がないかということに単を発した調査であったということである。そういう意味で私どもは31日に報告したが、そのこと自身が今回の指示文書によって否定されているとは考えていない。
ただし!厚労省の中で詳細に物を調べていく中で、こういうところはもっとこうしたほうがいいであるとか、あるいはデータの扱い方に意見等を頂いているということなので、そこはしっかりと事実を確認して対応したいと思っているところである。
# 長年の杜撰な原発被ばく労働の実態を公にしたくないのは厚労省も同じ。
○東電石橋:
よろしいか?
○朝日さとう:
ちなみにだが、8月27日に再発防止策(http://j.mp/NTiYp7)を発表された中で、さっきも少し申し上げたが、1ヶ月5mSv超の作業についてはAPDとバッジを比較して20%以上、APDが低い場合は、
# http://j.mp/QRIU2y
○朝日さとう:
問題がなかったかどうか、個別に調べますと。これは当社対応と書いていたが、東電がやるんだと言う意味で書いていたが、運用中と書いてました。これ。
その後も引き続きやっておられると思うが、そのチェック作業の中で問題のあるケースは、これまで見つかっていないのか?
○尾野:
現時点において、あのう、そのような報告は受けてないが。ええ、具体的に確認したこと等については、ええ、こういった報告のなかで、反映、対応させていただくことになろうかと思う。
# 結局、11月末の報告の中で答えるしか、発言してない尾野氏。orz 何も知らないんだな…
○朝日さとう:
あ、すいません。もう一度お願いできるか?
○尾野:
えっとお、先ず、あのう、現時点で、具体的に、ええ、不正事案があったというようなことは掌握してない、というのが先ず一つ目の答えだ。
それから、ええ、今般頂いた指示文書で検討してくださいと言われている中に、ええ、当社の管理であるとか、あるいは、ええ、データの扱い方、あるいは、ええ、ガラスバッジの管理の方法、等々、
ええ、いろいろとお、ええ、改善項目を指摘されているので、そうした検討の中で回答をさせて頂くことかと思う。
○朝日さとう:
わかりました。
○東電石橋:
他に質問はないか?それでは明日の会見は1回101で開催させていただく。これを持って本日の会見は終了する。
~ 17時53分(23分)
# 回答拒否。聞くだけ無駄。( ゚д゚)ポカーン 案の定、まだHPに厚労省から指示があったことは掲載していない。保安院の指示文書は載せるのに、被ばく、死亡事故、人命に関わる情報は一切掲載しない分かり易い隠蔽企業東電。己で中継している事忘れてんじゃないかと思うこともしばしば。