2012年10月9日火曜日

東電会見 2012.10.9(火)17:30 ~ 福島第一1号機原子炉格納容器内部調査結果。10月5日 福島第二 社員4メートル転落事故(続報)。福島第二 4号機燃料取り出し(続報)。ほか

東電会見 2012.10.9(火)17:30 ~

本日より1号機原子炉格納容器内部調査。今週の作業スケジュール報告等。本日は1階グレーチング上部の撮影。水面らしきもの、グレーチング上付近にボルトらしきものが見えたとのこと。詳細は明日以降。映像は明日公開できるとの事。

作業時間は10時頃~13時40分、最大被ばく線量は2.74mSvで冒頭に口頭説明なし。最低被ばく線量、作業人数等は不明。2F4号機、燃料半分取り出せた報告。

金曜日の2F東電社員転落事故、時系列説明なし。第4腰椎横突起骨折・第5腰椎棘突起骨折(背骨の突起部骨折)で全治1ヶ月との事。ここ数日恒例の宿題解答は1件(おしどり宛)のみ。


○プラント

○福島第二

読売(1号機内部調査*)→
朝日(労基事故集計・2F社員落下事故*)→
朝日(1号機内部調査*)→
ニコ(官房長官発言・福島フィフティーズ-会見要望)→
FACTA(福島フィフティーズ-会見要望)



■福島第一の状況

○東電石橋:
原子力定例会見をはじめる。

○尾野:
福島第一の状況(http://j.mp/SJc59G)

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機注水安定。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
示したとおりで特記事項はない。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システムで冷却中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
1号機タービン建屋から2号機タービン建屋に本日10時3分まで移送。2号機については2号機タービン建屋から3号機タービン建屋に移送中。

3号機については3号タービン建屋から高温焼却炉建屋並走中。4号機タービン建屋からプロセス主建屋、及び4号機タービン建屋から高温焼却炉建屋にそれぞれ本日9時58分、10時23分まで移送していた。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
現在サリー運転中。この資料は以上。


■福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について ★★

本日の作業関係のPP資料。「福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について http://j.mp/SJcglB」

本日から内部調査の作業をスタートしているが、初日、10月9日の所だが、ほぼほぼ予定通り作業が進んでおり、首振りが出来るカメラにより、格納容器内部の測定を本日行なっている。

パンやチルトで中の様子を見ることが出来るものである。下半分にポンチ絵。貫通させたペネトレーションからカメラを吊り降ろしていく形。このようにしてカメラの先端が任意の方向を向く装置。

こちらで見た限りにおいてだが、★★原子炉格納容器内部の地下階に滞留水の水面があるところが見えたとということだが、詳細な映像等についてはまだ生理中。整理しだい説明する。資料下半分だが、

本日の作業状況ということで、作業時間、人数が書かれているが、試料には作業時間 10時頃から12時30分頃と記載されているが、終わりの時間は13時40分頃の誤記なので訂正する。


■福島第二 10/5 東電作業員転落事故(続報)★★

★金曜日に2F4号機で落下負傷することがあったが診断結果が出ている。(http://j.mp/SJcid9)診断結果は第4腰椎横突起骨折・第5腰椎棘突起骨折。背骨に出ている突起部分を骨折した内容であり、約1ヵ月の治療診断を受けている。


■宿題解答

http://j.mp/OkQB2s (おしどり)
関連した質問で怪我のあったピットの場所が、どういう放射線状の管理になっているかという質問があった。当該場所は福島第二の屋外であり、原子炉等規制法で言う所の管理区域にあたらない場所だが、

現状、あの地域に関しては、屋外の除染作業とか行うに辺り、俗に除染電離則と呼ばれているが、★東日本大震災により生じた放射性物質により、汚染された土壌を除染するための業務等に掛かる電離放射線障害防止則という、ちょっと長い名前の取り決めがある。

# 放射性物質は大震災により生じたんじゃないでしょ。原発事故により生じたんでしょ。当事者意識ゼロ ( ゚д゚) モウ ウンザリ

で、これの中で当該の福島第二の屋外というのが、どういう場所に当たるかというと、空間線量で1μSv/hに相当するが、基準としては2.5μSv/hを超える所を管理しなさいということになっているので、線量管理の不要なカテゴリーに当たるということだ。

質問があったので以上をお答えさせて頂いた。


■福島第二 作業報告

それから、作業の案内だ。★福島第二だが、先般、年長取り出し、現場の4号機が始まったということで案内している。

工法は順調に進んでいるようであり、明日にはほぼ半数。ちょうとチェッカーボード状に市松状に抜いていくが、市松が完成するところまで燃料取り出しが行われることになった。市松状になると抜けている市松のところに、

ダブルブレードガイドという燃料を模擬したジグを挿入し、それを挿入した状態で、残りの市松の燃料を抜く。4つでセルと呼んでいるが、そのセルが完成したところで制御棒を引き抜いていく作業をする。

どういう作業かというと、燃料が格子状に入っている。燃料を抜いてくと… こういうふうにチェッカーボード状に… 今、色を付けたところが燃料が残っている場所だと思うんだ。

チェッカーボード状に燃料を抜いていく。で、制御棒がどう入っているかというと、制御棒は4体の燃料の中央に、十字型にこういう形で入っている。

で、この状態で… この燃料を抜き取ると、制御棒が自律しないので、ここに模擬の、ダミー燃料、ダブルブレードガイドといってるが、そういうジグを入れている。

そういうジグを入れた状態でこちらの燃料を取り出す。燃料を取り出したあと、制御棒を引きぬく。引きぬくときにはここには燃料が入ってない状態で引き抜く。

こういう手順で抜いていく。明日から順調に行けば、そういう作業に入るので、制御棒を操作して更に残りの燃料を抜いていく作業がスタートする。

私からは以上だ。(10分)



■質疑

○読売佐藤A:
先ほど聞き漏らしたが、今日入れたカメラで映像が間に合わなかったが、水面が見えたといったか?

○尾野:
はい。

○読売佐藤A:
その水面が見えたと言うのは、このパン・チルトカメラをドラウェル床側に向けた時に水面らしきものが移ったということか?

○尾野:
はい。

○読売佐藤A:
以前にもらっているのだと、予測水位がOP7750で、グレーチング位置は低い数字だったと思うが。実際にはグレーチングより上に水面がある可能性が高いということですかね?

○尾野:
これは下ろしていったところで、地下階に水面が見えた情報がまた入っているが、詳細は明日、画面とともに説明させて頂きたい。

○読売佐藤A:
予測水位より高いか低いかについては、今の段階では可能性の推測含めて言及は難しいか?

○尾野:
現段階で、こちらに入っている情報では断定的に情報を申し上げられる状況にない。

○朝日ただ:
労災事項の確認だが、社員の方が全治1ヶ月ということだが、この前も聞いたと思うが2Fでもこういう事故が過去に起こっているのかどうか。最近、労災事故が多い気もするが、発生状況の取りまとめは?

○尾野:
今取りまとめのお願いしているところだ。作業が進んでいる最中かと。ちょっと待つんだ。

○朝日ただ:
わかりました。発生状況はこの間も概略を聞いているが、基本的に転落事故なので、安全帯を付けていたり、柵があると落ち得ない事故で、労基からまた指導が入ると思うが。

原因、現状わかっている状況はわからないのか?▼安全帯を付けていたのかどうかとか、高いところでさくをきちんと囲っていたのかどうかとか。そのあたりのことは?

○尾野:
▼場所としてはさくに囲われている場所だが、床に開いている開口部から落ちたということなので、そのあたりの状況についてはあ全体をしていたかどうか、改めて確認させてくれ。

そうですな。開口部には落下防止策はあるが、ちょうどそのタイミングでは開口部が開いている状態だったようだ。

○朝日ただ:
安全帯は付けていなかったということでいいか?

○尾野:
落ちたところからすると付けていなかった状態と思われるが、推測で物を言ってはいけないので。

○朝日ただ:
▼そうですね。再発防止として今何をやっているか?この事故による2Fでの作業影響は何かあるか?

○尾野:
現状、2Fそのものでの作業影響はないと思っている。主に救護の問題と思っているが、

# 推測で物を言ってはいかん。よういいますな。分からない事のほうが多い1Fプラント状況。根拠なき推測安全に事故収束宣言。

○尾野:
▼状況踏まえて注意喚起や対応をしておくべきことがあるかということは改めて話させてくれ。

○朝日 西川:
1号機格納容器内部の調査結果だが、画像や映像は明日には出てくる感じか?

○尾野:
明日には案内できるのではないかと思っている。今日は最期までバタバタしていたのは、取りまとめ等に時間が掛かっていたので。明日には案内できると思っている。

○朝日 西川:
今日出て来なかったのは?画像ぐらいなら出てくるかなと思ったが。

○尾野:
私どもも期待していたが。全体として準備が間に合わなかった。そこは申し訳なく思っているが。

○朝日 西川:
画像はどれぐらいの量を取っているのか?

# 画像といっても動画のスナップだし。1号機はちゃんと一本のつながったノーカット動画で見せてくれるのかの。

○尾野:
そこも含めてこちらでまだ確認できてない。

○朝日 西川:
他に水面が見えたという事だが、それ以外になにか見えたものは?例えば内部で通常の格納容器無いとちょっと違う何か以上というか、変わっているようなところがなにか見えたか、そのあたりは?

○尾野:
先般、一番最初に中が見えた折も、目の前にあるクズ、ガラのようなものが見えたかと思うが、★★今回、グレーチングの上にボルトのような物が落ちているような事が見えているようだ。

大型機器の損傷は今のところ見えてない話は聞いている。まだ絵の話を口頭で聞いたレベルなので。

○朝日 西川:
グレーチングの上にボルトのようなものが落ちていると?

○尾野:
はい。

○朝日 西川:
どれぐらいの置きさの?

○尾野:
今はわからない。

○朝日 西川:
わかりますた。

○ニコニコ七尾:
本日、午前中の官房長官会権で、野田総理が福島第一を視察した際に作業員の方々と会った。その意図について質問した。そうしたら官房長官はこういった。事故処理を適切に進めていくために作業員の労働条件が適切に管理されないといけない。

# 労働条件が適切に管理されないといけない

重要な課題という認識でそこでしっかり取り組んでいきたい、そうした意図も含めて作業員の方々と会ったという説明だった。

この官房長官の説明にあった、作業員労働条件が適切に管理されないといけない、重要な課題という認識は東電で持っている?政府認識と共有しているのか?

○尾野:
先ず、その発言意図や内容について私どもがどうこういうところではない。現場作業を的確にに進めていくことに関係し、適切な作業環境、安全な作業環境を用意していくこと。

あるいは、ええ、作業員を、その、作業員を必要な数だけ十分確保していく、こういったことについて重要だという認識は、私どもも、これ、統合対策本部の中の考えもそうだが、同じと理解している。

○ニコニコ七尾:★★
官房長官は労働条件という話を具体的にされたので、例えばAPDの問題や下請けといった問題も含んでるが。これについては認識されているか?

○尾野:
何処までのことを含んで言ってるのか私には分かりかねる。

# 違法な被曝労働 国も政府も容認してきたのに。今更、そんな態度取られても困るとさ。

○ニコニコ七尾:
政府の意図は、今回の糸を認識されているということでよろしいか?それとも具体的には政府から聞いてないので、今はじめて聞いたと。そういったことか?

○尾野:
え、ま、本日の、やりとり、デスカ?

○ニコニコ七尾:
そうです。午前中の会見ですので後で確認してほしい。

○尾野:
あのう、何れにしても話したことの意図は私どもの知るところではない。

○ニコニコ七尾:
意図が伝わってないということですね。わかりました。後、ファクタ宮嶋さんもいるので申し訳ないが、福島フィフティーズの方々と総理は面談されてますよね?

○尾野:
聞いている。

○ニコニコ七尾:
聞いているということは詳細把握されていないということか?質問は報道等によると社員が8人という報道がある。▼福島フィフティーズの中の8人。そういった報道だが、全員東電社員か?それとも東電の協力企業の方もいらしたのか?

○東電石橋:
協力企業の方もいる。

○ニコニコ七尾:
そうですか。8人の内訳だけ教えて頂きたいが。東電社員が何人で、協力企業が何人。できれば社名も差しさえなければ教えていただきたいが。

○東電石橋:
そこに出席した方、ということか?

○ニコニコ七尾:
そうですそうです。

○東電石橋:
▼確認させてくれ。社員の方と協力企業両方同席している。

○ニコニコ七尾:
それは後日でいいので内訳を。従前に質問が出ていると思うが、改めて確認。福島フィフティーズと言われている人たち50人の東電社員とそれ以外の協力企業の内訳人数を併せて調べて頂けるか?お願いする。

それとFACTA宮嶋さんが以前から要請していることだが、野田総理と面談されたということで、支障がなくなったと思うが。テレビ会議を通じてでもなんでも結構なので、やはり、宮嶋さんがいうように、

# 野田も原発アピール。なんで今頃。ああ、自民安倍ちゃんが事故は収束してないとか、最近アピールしてたからか。利用できるものはなんでも利用な。原発ゼロ2030年は次の選挙に勝ったらな枝野大臣。

直接現地の、当時の、様々な話を伺いたいというのは皆さんそうだと思うが、この検討状況はいかがか?会見を以前からファクタ宮嶋さんがお願いしているが。

それは聞いてないのか?福島フィフティーズの方々を取材したいという申し出を我々しているが。聞いてない?

○東電石橋:
それは現場公開ということとはまた別に、福島の作業員を取材したいとうことか?

○ニコニコ七尾:
会見ですね。はい。

○東電石橋:
会見をして欲しい?

○ニコニコ七尾:
はいそうです。

○東電石橋:
福島の作業の方々、が、

○ニコニコ七尾:
当時のですね。

○東電石橋:
の会見を開いて欲しい?

○ニコニコ七尾:
福島フィフティーズの方々を中心にということです。それは共有されてないんですね。

○東電石橋:
あのう、直接認識していないが。まっ、現場公開に今週金曜日の現場公開もそうだが、会見は色々な取材も含めていろいろな要望がある。

○ニコニコ七尾:
ハアハア。

○東電石橋:
私どもも福島第一の状況をできるだけ広く社会に知っていただくということは非常に重要なことだと考えているので、今後も検討していきたいと思っている。

○ニコニコ七尾:
今の説明だと12日でしたっけ。現地取材の際に福島フィフティーズの方が会見される考えもあるということか?

○東電石橋:
いえっ!その様な予定は、今回はないっ。

○ニコニコ七尾:
今回はない?

○東電石橋:
はい。

○ニコニコ七尾:
これ、検討してくださるようにずっと申し上げているが、それは共有されて無いんですよね。今の説明だと。認識してないということですね?

○東電石橋:
私は認識していなかったが。

# 全員が口をそろえて要望しないとダメ。それも毎回。

○ニコニコ七尾:
それは不味いんじゃないのか?ずぅーっと長く宮嶋さんは、ずぅーーーっと長く要請しているが、それが引き継ぎで持ってチャラになっているというのは、これ、不味いんじゃないスカ?

○東電石橋:
アッ ま、すいません。あの、チャラになっているというわけでは、あの、ありませんで、

○ニコニコ七尾:
いや、だってそれ、共有してないということはそういうことじゃないですか。

○東電石橋:
申し訳ありません。色々様々な意見を頂いていることは承知しているが、今後も検討していきたいと思う。

# 検討するだけな。検討しているふりするだけを今後も続けて行きたいと。

○ファクタ宮嶋:
あの、今、七尾さんからもありましたけどね。何で現場の人の声を聞かせないのかという事を説明してほしんですよね。

あの、要するにねえ。テレビ映像というのは、それは証拠なんですよお。だけどそこで行ったことに全体じゃないんですよお。

やっぱりそれはそこでねえ。どういうことを感じて仕事をしていたかね。それが教訓なんでしょう。これから原発の運営にあたっては。

どんどん風化していくわけですヨォ!吉田さんであれ、なんであれ。ねっ。ひっじょぉおに皆さん無責任ですよっ。

誰もねえ!その福島の人でもあそこで頑張った人を訴えてやろうなんて思ってませんよぉ!だからちゃんとねえぇ。

そういうのをやれないと、どこまで行ってもやってることがおかしいですよ。やってることがね。現場の人達の声が何で聞けないんですか?

# 現場のプライバシーが、プライバシーが。旧経営陣、本店の尻拭いさせられた挙句、この期に及んで情報隠蔽の出汁に使う東電広報。鬼畜の所業に自覚なし。

そんなの。何で、それ、誰の、誰のことを皆さん守ってんですか?そんな旧経営陣なんかどうでもいいじゃないですか!

それ、何度も行ってんですから、検討するとか、しないとかじゃなくてね!当然のことをやってくださいよっ!

これだけの事故を起こして、現場の証拠と承認が出てこないで誰が納得するんですかぁ!だからそれはねぇ、本来、事故の現場というのは免責特権みたいなものがないとね。

しゃべんないというのはみなさんの立論だと思うけどぉ、それ間違ってますよ!考え方。実際に総理だって、なんだって会わせて話し聞いてんじゃないですか。

これもう、10回ぐらい僕いってますから。現場の人の話を聞かないとねえ。結局僕はジャーナリストとして何の仕事もしてないのと一緒ですよ!

○東電石橋:
ありがとうございます。今後も検討していきたいと思います。はい。他に質問ある方いるか? これを持って本日の会見は終了する。明日の作業で特に知らせる事項はない。

# 「検討するとか、しないとかじゃなくてね!当たり前の事をしてくださいよっ!」→「今後も検討していきたいと思います。」 クロス カウンタ



~ 終了 18時5分(8分遅れの 27分)

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