2012年10月3日水曜日

東電会見 2012.10.3(水)17:30 ~ 2号機圧力容器底部 代替温度計設置に成功。3号機使用済み燃料プール 鉄骨落下事故、原因究明、再発防止対策等、規制委員会報告。6号機 RO装置の中継端子台に焦げ後。ほか

東電会見 2012.10.3(水)17:30 ~

事故収束宣言以降、懸案だった2号機圧力容器底部の代替温度計の設置に成功。結果は42.6℃で数日掛けて信頼性を確認するとのこと。残り一つだった圧力容器底部の温度は46.1℃。先端は圧力容器の底の厚み14cm、外から5cmの位置に。

原子力規制委員会から指示のあった3号機使用済燃料プール鉄骨落下事故報告。鉄骨落下原因究明、再発防止対策、使用済燃料プールが破損した安全確保策等の報告。コンクリプールそのものの破損ありえない。ライナー破損時の評価。

10mの鉄骨横向き分のライナー(ステンレス内張り)に損傷ができた場合の評価。燃料が露出するまで水位が下がらないだけの水を注水できるので問題ない認識を披露。( ゚д゚)スラリー漏洩対策、コアコンクリート反応評価せず。

6号機RO装置の中継端子台の点検を行ったら端子台の中で5cm×8cm程度の焦げ後を確認、単なる焦げ後報告。実は昨日ブレーカーがトリップして電源盤堕ちるトラブル発生、それに伴う点検で発覚した事実を冒頭伝えず。質疑で発覚。ほか

○プラント

○報告・指示

○その他

【質疑】
TBS(2号RPV代替温度計*)→
読売(2号RPV代替温度計*)→
朝日(2号RPV代替温度計*・RO装置こげ後*)→
朝日(RO装置こげ後*・2号RPV代替温度計*)→
読売(プール鉄骨落下事故報告*)→
東京新聞(RO装置こげ後*)→
毎日(RO装置こげ後*)→
おしどり(白煙*-消防通報対応・違法天引き・プール鉄骨落下事故報告*)→
ニコ(白煙*-原因調査・取材条件)→
東京新聞(1F特定原子力施設指定)



■福島第一の状況

○尾野:
福島第一の状況

# おおっ、今まで、資料タイトルを「福島第一の現状」といってたのに、本日から「状況」に。やっと気づいたな、ボーイ。

[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機安定して注水。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
示した通り。下に書いてあるが、昨日、2号機への原子炉圧力容器代替温度計の挿入作業でガイドを入れることができたと申し上げたが、

★本日、代替温度計の挿入作業を無事終了。温度等を計ることができた。後ほど、少し詳しく説明したい。

[使用済み燃料プール]
1~4号機まで循環冷却システム運転中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
4号機タービン建屋からプロセス主建屋に現在移送中。6号機は本日15時まで仮設タンクへ移送。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]
キュリオン運転中。サリーは停止中。下にコメントつけている。これは10月3日9時時点、セシウム吸着装置が現在停止していおり、明日以降、サリーの点検が終わり運転できるのでそのままサリー運転に切り替える予定。

本日、6号機RO装置の中継端子台の点検を行ったら、端子台の中で5cm×8cm程度の焦げ後が確認されたということで、単なる焦げ後があった。現在、調査中。


■2号機 原子炉圧力容器代替温度計設置

★★★「福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器代替温度計設置について http://j.mp/SDuQI0」先般何度か申し上げている通り、2号機原子炉圧力容器への温度計設置を計画して作業を進めていたわけだが、

本日、無事、温度計をつけることができたということである。SLC配管を通じて原子炉圧力容器までつなぐ計画。裏面の上。大体どのあたりまで入ったかというと、N-10というノズルがある。

原子炉圧力容器の鋼材の中ほどのの所まで、予定通り入れることができた。温度がどのようなものであったか。★★★今回、新設した温度計で計った温度が、42.6℃という値が今出ている。一つ残っている底部の温度計の温度が46.1℃だから、

概ね同等の値が出ている状況。本件は以上。それから★10月3日ということで、使用済燃料プールへの鉄骨落下について、国から報告するようにということで指示を受けていた内容の報告書を提出している。


■3号機使用済燃料貯蔵プールにおける鉄骨がれき事故(報告)

「★★★福島第一原子力発電所3号機使用済燃料貯蔵プールにおける鉄骨がれきの落下に係る指示文書に対する原子力規制委員会への報告について http://j.mp/SDwLMI」

表紙をめくって1ページ目。http://j.mp/SDC1zV はじめにとある。国から解答を求められた内容が4点ほど書いてある。おさらいすると鉄骨が落下したことによる使用済燃料、使用済燃料貯蔵ラック、及び使用済燃料プールの健全性への影響を評価すること。

# 国から

2点目。誤って鉄骨を落下させた原因を究明すると共に再発防止対策を講じる事。3点目。瓦礫等が使用済燃料プールに落下し、万が一使用済燃料プールが破損した安全確保策を講じること。

4点目。鉄骨等の落下により、3号機使用済燃料プールが破損し、水が漏出した場合を想定し、その影響を評価するとともに燃料の健全性を維持するための対策を示すこと。という、まあ、4点ほどの内容だ。

2ページ目。これは既に説明しているところもあるので、ある程度端折りながら話させて頂きたい。先ず、今回の撤去作業、2ページ真ん中に写真があるが、こういった使用済燃料プールの周りに、オペフロの上に落ちている瓦礫を撤去している作業だ。

(2)のところで撤去計画の立案を書いている。瓦礫を撤去することに関してはどのような段取りで進めたかというと、撤去計画を立案し、どのような段取りをとっていくかをいていく。

これについては上空や水中カメラを用いて瓦礫状態を可能な限り把握し、どういう順序で取って行ったらいいか、よく検討した上で対応を行うということである。

その上で3ページ上(3)リスク対策のところ。勿論、落とさないように計画は慎重に出せるわけだが、それでも万一落とした場合、どのような確認項目を見ておくべきか考えていた、ということで、

3つほどポツがあるが、万一、以上があった場合に確認すべき5項目でプールの周辺雰囲気線量、プールの放射性物質濃度、スキマーサージタンクの水位。敷地境界の線量率、使用済燃料プールの水面上鏡といった確認項目を設けていたこと。

それから万一、ある程度のものを落として燃料を破損した場合、影響はどの程度のものか、予め評価して、それが大きくないということを確認しておいたこと。

作業中、管理委員が既に確認していくということで、我々も確認していく、というような対応策を取っていたわけである。

しかしながら、今回、燃料ラックの近くに鉄骨が堕ちることがあったので、当日の事故をもう一度振り返り、対策を立てて行かなければならないということだ。

で、3ページ後半の当日の "事象" というのは、既に説明したとおりであるが、絵で説明したほうがいいと思う。

当日取ろうとしていた鉄骨で、先ず最初に写真の中のA-1を撤去した。その後、A-2を撤去しようとしていて、A-2と6と書いてある黄色い線が伸びてきて赤い線になっているが、これが6だが、コレの繋ぎをカットしているときに、

鉄骨Bがずれて不安定になっている所を確認したが、それを回収することが出来なかったというような内容だ。

6ページ目(http://j.mp/SDC1zV)今回の鉄骨の滑り落ちにより、使用済燃料、或いは使用済燃料貯蔵ラック、使用済燃料プールの健全性に影響が出たか、でなかったか、という事についての確認をしている。

確認は大きく二つ。周辺のデータとして見えるようなパラメータから確認する方法。これが(1)で示される内容。

もう一つが、プールの中にカメラを落としてどこにものが落ちているか、落ちている状況がどうであるか確認をしている。こちらは添付1に実際に確認したデータが出ている。20ページ後ろからA-1,A-2ページとなっている。

A-1ページが添付の1だ。http://j.mp/SDC1zV 先般、既に案内したとおりだが、使用済燃料プール周辺の雰囲気線量は、特段の以上はなかった。A-2ページ。使用済燃料貯蔵プール水の放射性濃度は測定したが有意な変動なかった。

3ぽつ。スキマサージタンクの水位変動も通常の動きと変わらなかった。A-3、モニタリングポスト等の線量についても異常なかった。

監視カメラにより、水面等の角煮を行なっているが、こうしたことでの変化はなかったということであり、データ的に見えるところから影響はなかったと考えている。

2点目としてカメラで確認するということで、A-4ページ。これは何度か動画等で紹介しているが、落ちた周辺の水中カメラの確認結果として、

A-5ページ中程に漫画が描いてある。このような状態でオレンジ色のものが落下した鉄骨だが、存在を確認した。

A-8ページ http://j.mp/SDC1zV に上から見いた図が書かれている。平面図的に見てみると、茶色で書いてある赤い矢印がついていているものが当該の瓦礫。この確認で当該のもの以外に鉄骨が2本確認されている。

これらは使用済燃料プールのそこまで落ちているということだったが、当該のラックについては、A-9ページにもあるが、このような状態でラックには直接触れていない状態であったということである。

で、A-10ページ、その後の確認の追加の中で、★★★付近のライナー、プール壁面に損傷ないか見える範囲で確認したが、確認されなかった。

水中カメラの動画等も撮ったので、準備ができたらHPにアップしたい。以上のような状況なので、直接的被害は今回のものでなかった。

次の指示事項だが、それでは丁寧に準備していたのに、それでも落としてしまったのは、どういうところに要素があるか、整理、確認して報告せよということなので、それを行った。

8ページ目(http://j.mp/SDC1zV)4ポツ。瓦礫が滑り落ちて水没した事象原因の"事象"の原因、究明。及び再発防止対策ということで書いている。

先ず最初に(1)だが、元々どういうふうに準備を進めていたのか、のおさらいを簡単にしている。

(1)だが、使用済燃料プール周辺のがれき撤去作業、撤去計画の方針ということだが、これは先ずしっかりと確認し、対応していくということで、リスクが少ないものをとっていく事をいっているものだ。

(2)だが、使用済み燃料プール周辺瓦礫を取るということであれば、それにおいては東電も撤去作業に際して、管理員を派遣して確実を期す事を行なっている。こうしたことを踏まえた上で、計画段階、施工段階、それぞれ管理項目を定めてやっていた状況だ。

では、そうは言いつつも、では、そのなかでどのあたりが弱かった、どのあたりに反省点があり、今回のようなこと起こったかを9ページ下に書いてある。事実関係と原因の洗い出し。事実関係で見ていくと10ページ目。

直接的原因と、その背後にある、それが起こってしまった理由、それを踏まえた上で対策を取る考え方で整理している。先ず、直接要因はどういうことだったのか。大きく3つあると考えている。10ページ上 ① に直接的要因とある。

落下した瓦礫は他の瓦礫に接続冴えていなかったと書いてある。どういうことかというと、計画段階において滑り落ちた瓦礫は、⑥番の瓦礫とつながっていると考えていたとうことだ。なので、これだけが単独で動くとは思っていなかった。

# 先に言うべきことは事前の調査不足だよね… 

こういった考えを持っていたことが直接な要因として一つあげられる。それから②だが、当該の鉄骨瓦礫が他の瓦礫の切断中に、切断に伴う振動によりずれてしまった。

# これが事故直後から東電が大丈夫と主張してきた建屋の実態。瓦礫がどういう常態かもわからないのに。

これは繋がってしまったことと、振動があったこと、ずれて動いてしまったということであるが、直接要因Bで書いてあるが、鉄骨がれきの撤去手順の計画を変更する際に、撤去に関する他の瓦礫リスク影響が十分に行われていなかったということだ。

これは今回、A-1を取った後、A-2を撤去しようとする際に、A-2 と 6 がつながっているので、切るという作業が入ったが、その作業に伴う振動で動いたということで、そこの部分が十分に確認されてなかったということだ。

その部分が十分に確認されてなかったということだ。3点目だが、当該鉄骨瓦礫が不安定な状況になったので、油圧ホースで捕まえに行ったわけだが、その際に滑り落ちてしまったということである。

これは、元々、当該瓦礫が動いてその様な状態になるところに気付くのが遅れた事情がある。切断して取り外す瓦礫に関心が集中して、動き始めた所に気づいてなかったところがあると思っている。直接的要因はABC、3つほどあると考えている。

# つかみそこねて落ちたという当初の発表。本店が状況把握するまでのタイムラグ。隠蔽体質抜けない広報に進歩があるわけない。口だけ新生。

10ページ下から。こういった直接的要因は、一体どんな発したものか書いてある。最初の【直接要因A】に関しては【原因A】にかいてあるものだ。切断を要する鉄骨がれきの撤去手順の作成時に事前に調査、分析を実施していたが、

結果として十分ではなかったということだ。【直接要因B】で言えば、その下の【原因B】だが、当社と協力会社は、鉄骨がれきの撤去変更手順日打て、撤去に関するリスク評価を作人しないまま作業を開始してしまったということだ。

これは切断作業に加わること忍耐する評価をお互いしてなったということである。それから【直接要因C】に対しては【原因C】が示されている。

こちらは使用済燃料プール周辺の瓦礫郷土を監視することについて、監視担当者を置かなかったことなど、十分な注意が払われていなかった。

こうしたことを踏まえ、再発防止策として各要因、原因のA,B,Cに対して対策を取っている。11ページ下から12ページにかけて書いている。(http://j.mp/SDC1zV)

いくつ書かれているがポイントとなるところは、要因Aに対しては、撤去におけるリスク評価も含めて、撤去瓦礫の手順見直しを実施し、それを当社としてもしっかり確認していくことが必要かと思っている。

原因Bに関しては、予め当社と協力企業で事前に確認していた切断の手順、撤去手順について変更がある場合は、それをしっかり確認しておくということだ。

★★2点目として鉄骨がれきの撤去が行われると状態が変わる。変わるので、作業が終了した時点で、翌日以降の作業計画の中に鉄骨瓦礫手順の変更、使用済燃料プールへの落下が予想される新たな鉄骨瓦礫の有無について、確実に確認しあっておくことである。

要因Cとしては、これは取るものばかりを注目していて、周辺に対する目配りが弱かったということだから、★★使用済燃料プールで当該瓦礫以外の挙動も監視できる専任の監視者を配置することで考えている。

直接的にはこのような対応をとっていくということである。14ページ以降には、それでは、万一、使用済燃料プールの落下で影響があるような事、或いは落下事象そのものがあった時に、今後、どのように組織的に対応していくのか、ということについて、報告を求められている。

具体的に問題が生じた場合の対応の考え方を示してくれということである。で、堕ちるものにより影響の程度は変わってくるが、人頭大以上のコンクリート片、または鉄骨を落とすことがあった場合、

次の(1)以降の対応を取りたいと考えている。このようなことがあった場合、(1)工事所管グループから復旧班長へ連絡するということで、連絡した上で作業を中断する。

(2)復旧班長から緊急時対策本部への報告、必要場アレば退避司令をする。ということで、状況の程度を把握した上、必要な対応をとっていく事になる。

以下、A,B,C,D とある。先ず状況を報告をすると共に確認支持をするのが最初のステップ。確認し次の結果、スキマーサージタンクの水位、あるいはモニタリングポスト等の変動。

先ほど確認項目としてあげたような項目の確認を行い、以上がないことを確認することになる。確認の結果、異状があるということがあれば、異状に応じた対応をするような手順になる。

Dだが、緊急時対策本部は、以下の関連データのうち、一つ以上に有意な変化が確認された。つまり、これは外的に現れている以上がある場合は、他の関連データの変化にも注意、確認をした上で、周辺環境の影響がある判断に至った場合には、

全作業員をすみやかに屋内退避させることの段取りを予め明らかにしておくということである。3点目は退避の指示を発令した後の対応について、それぞれの所管が行うべきことを予め定めることで、その内容を書いている。

# 事故が起こった場合の対応を何も考えずに復旧作業を丸投げしている現実。事故が起きてから明らかになる安全対策の不備。

(4)だが、異状が書くにされた場合の対応操作。水位を維持することが基本になるので、スキマーサージタンクの異状な水位低下が確認される状況であれば、水位維持のための初動捜査を行う事になる。

このようなことをしつつ、状態の解消を確認していくことになる。ちなみに17ページ以降に、鉄骨瓦礫の落下というのは、どのぐらいの影響を与えうるものか、おおよそ保守的ではあるが、見積を付けさせて頂いた。

これは使用済み燃料プールだが、プールのライナー、プール自身の厚さが140~185cmの鉄筋コンクリートでできており、非常に強固だ。なので鉄骨瓦礫等により、プールそのものが破損することは考えがたいと考えている。

# プールそのものが破損することは考えがたい!

ただし、プールから水密性を確保するため、ライナーといってステンレスの内張りが張ってある。この内張りが破損するとプールの水密性が損なわれる事になる。

それをどのように評価していくかだが、17ページ下の方に書いてある。評価結果と書いてあるが、落下するものがどのように落ちるかによって、かなり状態の評価が難しいので、相当に保守的な評価をしている。

使用済燃料プールに、今回、水中カメラを落として状態を確認した結果、プールのそこに鉄骨等が、がれきとして落下していることが確認された。

また、3月11日事故直後に水素爆発により、3号機の屋根が落ち、プールの中に大量のがれきが落ちている状況がある。

現状、ライナーの健全性、水位、水密性の維持は確保されているということなので、鉄筋コンクリート、あるいは鉄骨がれきの落下そのものがライナーに、直ちに著しい漏洩を与えるリスクは、現実には大きくないのが今の状況かと思っている。

ただし、非常に悪い状態でライナーに損傷を与えた場合を考えるということで、17ページの下に評価を付けた。

★★★使用済燃料プールに鉄骨がれき等が縦向きに落ちた場合は、ライナーに与える衝撃力は大きい。一方、横向きに落ちた場合には、当たる面積が広いから、その分、衝撃力が弱くなっていくので、

ライナーに与える損傷の大きさは小さいとういことになるが、10m程度の鉄骨を扱っていて、しかも横向きに落ちた時に、その全長相当の部分が損傷すとかなり保守的な仮定を設けて評価を行った。

# 10mの鉄骨横向き分のライナー損傷ができた場合という前提での評価したと。水が干上がった場合のコア・コンクリート反応については?更田委員はそんな事言ってたけど。損傷あっても薄いステンレス製のライナー部だけ評価? 妥当しか言わない保安院と違うか注目な。

その場合、ライナーの損傷個所からどれぐらいの水の漏洩に至るかということであるが、大体、燃料の有効長2メートルの高さまで水が抜けるのに要する時間は43時間という評価になる。

これは、相当!に保守的な評価と考えている。で、そういったようなことは、全ておいておいて、仮にライナーというものが全く機能しなくなったらどういうものになるかというのが、表3の結果だ。http://j.mp/SDC1zV

その場合は28時間で燃料有効長の2m手前に至るという評価結果だ。いずれの過程も相当保守的なものだが、これに対して注水の対応により、水位が確保しうるかどうかの大小関係を考えたのが、対応策の部分だ。

プールへの注水能力が30t/h以上の注水能力がある状況なので、これらの注水能力の設置にどれぐらい時間がかかるかということからすると、

既にある程度準備ができている状況なので、補給の作業は1時間、ないし6時間で着手可能と考えている。従ってこのような状態であっても、注水により水位を確保することは十分出来る見通しだ。

# そうして延々、駄駄漏れプールに注水続けて超高濃度汚染水を大量生産するわけでつね。すばらしい。

まとめは今ほど説明した内容をおおまかに整理したということだ。国からの確認し次の回答は以上だ。なお、追加で参考的に評価したものとしてA-11というページを見るんだ。(http://j.mp/SDC1zV)

# 保安院さまが、寄生庁になってからは、"国" で統一することにしたのかね。

そもそも、現在入っている使用済燃料プールの燃料は炉心から取り出され、相当程度時間が経っているものだ。これらが損傷した場合、外部影響がどの程度有り得るのかということを、かなり保守的な条件で評価した。

めくってA-13ページ。★★★現存するがれきの最大のものがプールの中に落下して、そのがれきが落ちている面積の相当する燃料が全て破損するような想定で評価を行った場合だ。

# 重大事故が起きてから、そのような至極当たり前の対策を事故後に立案。でも事故ではなく事象。

この13ページの絵で見ると ★★★プール側にはみ出しているグリーンで囲ってある部分が、ラックの上に完全に落下し、その下にある燃料が全て破損した過程で考えた。

その過程自身がかなり乱暴で相当に保守的な過程と考えているが、この場合、破損する燃料は90体になる。

# どの位置に燃料があるかは核物質防護上の理由で明かせない。その下にあるってことなのかの。

で、この90体の燃料に内包されている放射性物質、あるいは放射性の希ガス等が、放出された場合の線量評価ということで、11ページ一番下に書いているが、指揮き協会相当で 6E-3mSv/h ということであり、敷地管理目標より数桁低いということだ。

従って現実に影響を与えるレベルではない事も確認している。以下、色々参考資料をつけているが、こちらは作業の理解のためにご覧頂ければと思う。説明は以上。

# 3DCGで作成した図があるよ。


■高濃度放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況(報告)

★「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第67報) http://j.mp/SDocl1」というのがある。これは定例報告なので、かいつまんで内容だけ話す。

添付1右下。1~4号機貯蔵量 79,500m3。貯蔵施設側(プロセス主建屋+高温焼却炉建屋)合計 172,000m3ある。処理実績 6,000m3。処理のための処理装置稼働率 キュリオン70%、サリー5% だ。

# (先週)1~4号機の合計値 約79,900m3 貯蔵施設プロセス主建屋+高温焼却炉建屋 約16,300m3 (先週)9/5~9/11 処理量 約6,240m3。サリー稼働率 74.3%

使用済みベッセルは取り替え作業を行ったので、12本増えている。濃縮塩水受けタンク量 181,736m3、淡水家タンク 214,506m3、濃縮廃液貯蔵槽 5558m3 だった。裏面は今週から来週にかけての見通し。

# (先週)使用済みベッセル4本増加。濃縮受けタンク 179,200m3、淡水受けタンク 21,751m3、濃縮廃液貯槽 5,553m3

中期のシミュレーションだが、一番上のカラム、2号機の滞留水水位だが、OP3000を軸にコントロールできる見通し。3号機についてもOP3000を軸にコントロールできる見通し。一番下。濃縮塩水タンク貯蔵量、キャパに対して貯蔵量は下回る見通し。

手元に用意した資料の説明は移譲になる。


■環境モニタリング・報告

★HPに定例的に載せている放射性物質の核種分析結果だが、こちらはトリチウムとか、全α、全β の値については、測定の関係で掲載が少し遅れることになる。http://j.mp/uZPd5u 本日、関連データを載せているので一言報告しておく。


■宿題解答

後、昨日頂いた質問で何件か回答できるものを回答したい。

http://j.mp/SoUCVO
消防隊の数や消防車の数について、中越沖地震前後でどのように変わったかという質問があった。1Fにおいて中越沖地震前に発電所にあった消防車は、大型の消防車はなく、小型の消防用の車両が1台あったということだ。

後だが、大型の消防車、化学消防車1台。消防ポンプ車1台の2台を設置し、1F、2F強要の化学消防車も1台追加したことから、締めて2.5台大型の消防車を設置した。

それから消防要因の体制は中越沖地震以前は30名の体制だったが、中越沖地震以降は、それに加え24時間常駐して対応できる大型の消防車を使える体制をととのえている。この中に南明興産の職員が入っている内容だ。

http://j.mp/O51Zzf / http://j.mp/O522Ly
それからセシウム吸着施設での白煙の発生に関してカバーがどのようなものかと質問を頂いている。建屋の脇にさしかけ小屋と言ったものだが、これは雨用家用のカバーだ。

ある意味風はスースー通る構造なので、気密性を意識したような構造にはなっていない。それから

http://j.mp/O52mtL
セシウム吸着塔のパトロールは通常、何時頃行なっているか質問があった。1日1回午前行っているということで、大体10時頃にその辺りを通っていることが多いという事だが、これは当日のパトロールの都合等によって前後はあると思う。

http://j.mp/O52OYN
それから発煙を発見してから消防への連絡の間に、時間を要しているように見える。これはなぜかというような指摘を頂いている。

状況を確認すると発見した作業員は、白煙があるということで直ぐ電源を切ったところ止まったという事で、

その時点において火災という認識を強く持っていたわけではないという事だったので、通常のトラブルの連絡ルートで連絡をしてきたという事である。

その結果として、家裁の連絡等を消防に連絡することについて気付くのがやや遅れたという事である。

本来、的確に連絡がなされるべき事なので、そちらについては今後、気をつけたいという事である。白煙については大体以上のような質問だったかと思う。

http://j.mp/O538H1
それから以前になるが、東電社員が福島の現地ボランティアにどのぐらいの参加をしているかという質問。

ステップ2終了以降、現場の除線活動や、あるいは復旧活動のため、お手伝いとしてボランティアに参加している人数は、現時点までの延で、★950名という事になる。

頂いた質問で本日回答出来るところは以上である。(41分)



■質疑

○TBS中道:
2号機の代替温度計の件だが、新しい温度計で測ったところ、42.6度だったということだが、これの評価をもう少しお願い。

○尾野:
これは今日着いた粗々野値で先ず報告させて頂いている。しばらく経過観察した上で評価していくことになると思う。

ただし従来から入っていた温度計と今回の温度計は、全く同じ場所ではないが、見ている領域的には近い領域を見ている。ほぼ同じ値を示しているので、大体宜しいかと見ている。

○TBS中道:
正常に作動している、動いていると見ている?

○尾野:
と、考えている。いずれにせよしっかり経過を見た上で判断する。

○TBS中道:
今日から監視に使う事にはならない?

○尾野:
監視に使うにあたっては十分評価してから。経過観察の上で判断する。

○TBS中道:
目安でいいが、どれぐらいで判断出来るか?

○尾野:
具体的には申し上げにくい。実際の動向を見てデータを見ながらになると思う。

○TBS中道:
▼新しい温度計までは一つしか温度計が無かったと思うが、何時から一つだったかわかるか?

○尾野:
▼それは昨日、先日示したものに入っていたと思うが、確認して答える。

# 知らないのかぁ ガ━━(;゚Д゚)━━ン!! 無関心にも程度があるよっ!

○TBS中道:
冷温停止状態の条件は、圧力容器の底の温度が100℃未満でいいのか?それとも80℃未満?

○尾野:
冷温停止は100℃未満だが、監視としては80℃を目安としている。

○TBS中道:
わかりました。ありがとうございます。

# 専門家が指摘したという±20℃の温度計誤差を考えてのことだろ。

○尾野:★★★
私が機能説明した折に間違ったことを言ったので訂正させてくれ。代替温度計と既設温度計の比較で隣接の温度計42.6℃が一つ出ている。http://j.mp/Vj36yp ダブルセンサータイプですよと昨日申し上げたが、★シングルセンサータイプが正しい。

ダブルと申し上げたのは1号機のPCV(格納容器)確認のために使うために新た使う温度計のこと。混同して説明してしまった。改めて訂正する。

○読売前村:
代替温度計のことで幾つか聞きたい。今日作業したのに要した時間と最大被ばく線量を教えてほしい。

○尾野:★★
作業は今日の午前8時30分~11時まで実施。最大線量は実績で2.2mSv。

○読売前村:
▼挿入した配管の長さは13mちょっとだと思うが直径は?

# 尾野氏になってから、作業時間や被ばく線量について説明しなくなった。

○尾野:
▼確認する。2cm位だと思うが。

○読売前村:
圧力容器の温度関しの観点から今回の温度計設置ができたことの意義を説明してくれ。

○尾野:
圧力容器の温度を測ることは安定した冷温停止状態を見るための非常に大切なパラメータの一つと見ている。

関連する温度計が一つとなっていたので、それが無くなってしまった時の対応は重要な過大として考えていた。

こういう努力をして作業を進めていたが、今回付けられたのでより安定した監視ができる方法の一つとして得られた。非常に意味の有ること。

○読売前村:
PP資料に写真が3枚ついていた。(http://j.mp/SDp2OA)1の代替温度計の設置状況の写真は、http://j.mp/SDuQI0 上から2番の温度計ハウジングと書かれている写真がある。

温度計ハウジングって何?写真の右方向に格納容器があるという理解でいいか?

○尾野:
中程の写真は右方向に原子炉圧力容器がある。矢印でX-51ペネ側と書いてあるところだ。で、その直ぐ下にN2加圧装置とか、N2ラインとか書いてあるが、

ここの所がハウジングと言うよりも、配管に温度計を挿入していく際に、要は炉側からの流れがないように窒素を入れて流れを逆向きに作っていくような、

ある意味、センサーを入れていくための入れ口みたいなもの。そういった装置が付いている。その装置に温度計を差し入れていく訳だが、

その温度計自身のセンサーは先端に付いているが、温度計固定して、なおかつ温度計を付けた状態で配管から漏れが出ない状態でしっかりとシールをする必要がある。

そのシールをするための配管の部材と言っているのが温度計ハウジング。このハウジングの橋からセンサーのリード線が出てくる。そこで漏れがないようにシールの機能をもたせている。

○読売前村:
元々冷温停止の監視に使っていた温度計としては、元々圧力容器底部に入っていた温度計は元々6個で良いか?

○尾野:
ベッセルのボトムに付いている温度計は9個ある。で、ステップ2終了時点でそのうち正常に動いていると判断できたものが6個。スタート時点で6個であったと。これが減ってきて一つになっていた。なので代替手段を構築したかったということである。

○朝日こつぼ:
スタート時点で6個だったということは冷温停止状態を宣言した時に関しに使える温度計が6個だったという意味だよね?

○尾野:
はい。

○朝日こつぼ:
今回、これが成功したことで他の1号機や3号機はどういった事をしていく予定があるのかないのか?

○尾野:
他の号機まで、これが直ぐ展開するかどうかは、まだ判断しているところではない。場所場所の個別事情を考える必要があるが、かなり複雑な配管を通じて狙った所にセンサーを入れていく方法が一つ、具体的に実証できたということは非常に意味があると思う。

○朝日こつぼ:
配管の長さではなく、直線距離で中に向けて何メートルぐらい入った所と表現したらいいか?

○尾野:
その意味で言うとペーパー裏面(http://j.mp/SDuQI0)原子炉圧力容器の壁の厚さ。要はオカマの底の厚さだが、これが約140mmある。この140mmに対して外側から50mmぐらい入った所に設置した。

○朝日こつぼ:
じゃあ、内部に向かって5cmぐらい進んだところで表現すればそれでいい?

○尾野:
はい。

○朝日こつぼ:
わかりました。別件で、RO装置こげ後が見つかった件があった。もう少し詳しくわかっていることはないのか?

○尾野:
★★RO装置と言っているのは1F6号機の装置。本日、RO装置の分電盤の点検に行った当社社員が確認している。

分電盤の中の電線をつないでいる端子部分が焦げていたということであった。焦げの大きさで言うと5cm×8cmぐらいの部分。

○朝日こつぼ:
何かショートしたというイメージでとらえたらいいか?

○尾野:
調査はこれから。現場の様子からすると湿気の可能性として見ている。

○朝日こつぼ:
▼他に部品の交換など、どういった対策を取る予定か?

○尾野:
当該の場所は焦げているものを取り替えないといけないが、部品交換等することになろうかと思うが。

▼状況により湿気が入りにくくするといったことが必要になるかもしれない。それは確認の上で。今ほど連絡があったが消防にも見て頂いたが火災ではないと判断頂いているそうだ。

○共同樋口:
今のRO装置のこげ後だが、これは使っていたということか?それとも何も使ってないけど行ってみたら焦げてたということか?

○尾野:
RO装置は通常、必要に応じて使用している装置だ。今般点検に行ったタイミングでは停止中。昨日から停止ていた。

○共同樋口:
ん?それは何か以上があって停止して行ってみたら焦げていたということなのか、通常仕様で止めていてたまたま見に行くタイミングで言ってみたら焦げていた?どういうことなのか?

○尾野:
★★えっと…ですね… ええ、昨日分電盤のブレーカーがトリップ、電源盤が落ちることがあったので本日調査に言っているということだ。

○共同樋口:
分電盤のブレーカーが落ちてそれで装置が止まったと?

○尾野:
はい。で、確認は今日行ってる。

# おいおい… そういうことは冒頭説明しろよ ( ゚д゚)ポカーン

○共同樋口:
この間止めていても運用上問題ない?

○尾野:
問題ない。ちなみに昨日時点で当該設備が運転されていたかはそうではなく、昨日時点前の9月30日から当該設備は停止しているということだった。

○共同樋口:
温度計の関係で確認。この入れていった配管は何の配管と言ったらいいのか?

○尾野:
SLCと呼ばれる配管だ。

○共同樋口:
何のための配管か?

○尾野:
ホウ酸水をろに注水するための配管なので、炉底部にむかって配管が伸びている。

○共同樋口:
写真の真ん中のやつだが、右側が51ペネ側、これが格納容器外側で、左側が圧力容器側、ということで良いか?

○尾野:
真ん中の写真の右側の方に原子炉がある。(http://j.mp/SDuQI0)

○共同樋口:
51ペネ側のその先が?

○尾野:
その先に進んでいくと圧力容器がある。

○共同樋口:
わかりました。2号機でこれで監視に使う温度計が二つということだが、6個から減ったというのは、高線量でやられて壊れたということなのか?

○尾野:
損傷した理由そのものは明確ではないが、使用中に温度的に確認していき、他の動きと違う動きが出てくるとか、そういったものは弾いている。センサー自身が故障していく理由は必ずしも明確ではない。

○共同樋口:
▼1号機と3号機は底部で監視に使っている温度計はいくつあるのか?

○尾野:
▼確認できたところで確認させてくれ。

○共同樋口:
お願いする。

○尾野:
▲先ほど、センサーの直径がどれぐらいかとあった、センサー自体は直径0.5mm。センサーを入れている配管の太さはおおよそ5cm。先ほどのセンサーの数だが1号機が6個。3号機が9個だ。

○読売安田:
3号機の落下の件で伺いたい。鉄骨が仮にプールの壁を傷つけて水が漏れた場合の想定が書かれているが、最大の傷が長さ10m、幅10mmはがれきそのものの大きさそのもの?

○尾野:
はい。

○読売安田:
最短で燃料が露出するまで約28時間かかり、現状では1~6時間で注水作業が再開できるということで露出することはないということだよな。鉄骨が落ちたとしても冷却は継続して進んでいるわけだが、仮に止まった場合を想定して、

○尾野:
新たに、

○読売安田:
新たに、

○尾野:
新たに冷却再会するということ。

○読売安田:
わかりました。

○尾野:
今ほどの数字は今申し上げた通り、相当保守的な過程だ。先ほど話した通り、28時間と言ってるのは、ライナーそのものがない状態を仮定したものだ。そういう意味で言うと、現実味がない仮定だ。

# 現実味のない仮定だ!!

○東京新聞 小野澤:
RO装置のこげ後のところで確認したい。具体的にはどういうことをする分電盤?どんな機能がある所?

○尾野:
分電盤というのは、電源から電源を使用する設備へ電力を中継する接続端子が入ってる場所だ。供給側の端子ケーブルが来ており、そのケーブルと受け側のケーブルをつなぐような端子が付いている。

イメージとしては発電所なんかで使っているパワー用電源は交流の三相といって三本のケーブルで電気を送るが、こちらから供給側の電源が入ってきて、こちら側に受け側のコードをつなぐような、こういう端子が付いている箱だ。

○東京新聞 小野澤:
どの部分が焦げていた?

○尾野:
焦げが見られたのは、こういう端子があるが、この端子が焦げていた。大きさ的には5cm×8cm。ですので何らかの発熱があったんだろう。

○東京新聞 小野澤:
先ほど、湿気の可能性が考えられるとおっしゃっていたが。

○尾野:
これは屋外にある設備なので。

○東京新聞 小野澤:
屋外?湿気があるとブレーカーが堕ちることになる?

○尾野:
湿気があり、地絡や短絡があればブレーカーが落ちる。それは家庭のブレーカーも同じ。

○毎日奥山:
先ほど聞き取れなかった。センサーの直径は?

○尾野:
0.5mmだ。

○NPJ吉本おしどり:
消防への連絡について解答頂きありがとうございました。▼質問の趣旨が伝わっていなかったようで改めて質問させて頂く。当直長の方に連絡が行ったのは何分後か?この回答もお願いする。

○NPJ吉本おしどり:
▼昨日、タイムスケジュールを調べていただくということだったので。

○尾野:
▼わかりました。そういう意味から言うと私が昨日申し上げたところで今日話しているところが少し正確に言い直させて頂いているわけだが、

昨日、一般的な考え方としてどうかということで連絡ルートについて話したが、今回、現場で作業した人、要は発見した人。その時点で火災という認識がなくて、

○NPJ吉本おしどり:
ありがとうごいます!あの、もう一度繰り返しの説明ではなく、当直長に連絡が行ったのは何分後か、数字でお答え頂きたいが。

○尾野:
そういう意味では通常のトラブルと認識したので、当直長の連絡ではなく、自分が業務を請け負っている関係部署に連絡を入れたということだった。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。では、先ほどおっしゃっていた通常の連絡ルートを教えて頂けるか?

○尾野:★★★
通常の連絡ルートで行く場合は、それぞれ作業には主管グループがある。主管グループに連絡を入れることになっている。

○NPJ吉本おしどり:
この時点、40分後に消防署に連絡すると判断したのは、当直長ではなくどなたか?

○尾野:
主管グループの人間がそういった人間が来ていることを承知しているが、消防に連絡があった場合には緊急時対策本部で発話がある。

この発話がないということで連絡を行ってるのか、確認をとって連絡が行ったということなので、層意味で連絡タイミンが少し遅くなったと。

○NPJ吉本おしどり:
通常のトラブル連絡ルートで所管グループ、消防署への通報が出来る人間に何分後に連絡が行き、消防署に何分後に連絡をしたのか?具体的に数字を出して頂けるか?

○尾野:
そういう意味で言うと40分頃に現場作業員が確認し、確認した人間がおおよそ5分後にスイッチを切っている。それで発煙が止まった状況を確認した上で、その後、ええ、私どもの所管グループの方に連絡が来ることになる。ここの細かい間の時間は、

○NPJ吉本おしどり:
はい。それを 

○尾野:
明確にない。

○NPJ吉本おしどり:
それは東電で明確認識していないのか、今後調査をすれば分かる、どちらか?

○尾野:
おそらく順次連絡をしていたということだが、個別具体的に連絡した時間は記録されていない。

○NPJ吉本おしどり:
記録されてないと。

○尾野:★★
それで、当社の担当者が掌握したところで、10時10分ぐらいのタイミングと聞いている。ええ、発煙があった事に対して、その時点で通報の発話がないということで、

ちゃんと通報してますかという確認をし通報が行ってない確認があったので、消防署に連絡させたというようなことであるので、

# 東電が認識するまで30分。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。整理させてほしい。この場合、通常トラブルの連絡ルートで現場から連絡が行った場合、消防署へ連絡をする判断をする人間は、当社、東電ではなく主管グループとおっしゃいましたよね?

○尾野:
エット、通常、あ、すいあせん。ちゃんと整理していうと、本来火災と認識していたら、火災という形で連絡が行ってすぐ消防に連絡する流れになるが、現場で状態を確認した人間は、火災という認識ではなく、トラブル、不具合という認識で所管グループに連絡し、

# いったいった。ちゃんと整理しないで言ったのか。紙に書いた説明もままならないのに、口頭説明、尾野氏には無理。

所管グループの人間は発煙と聞いて、火災であれば所管のラインから消防に連絡が行くだろうと思っていたが、火災の発話が消防への発話がないので、本当に連絡が行ってますか、と言う確認の紹介をしたと。

その結果、消防への通報がまだされてなかったという事が分ったので、それが10時10分頃。それで消防への連絡を行った。判断というか、気付いたという事である。

# 毎度毎度、今回は(たまたま)こういう事象だったから問題ない説明を繰り返す東電。こんな調子だから使用済燃料プールに鉄骨落しても問題ない主張繰り返し、挙句、国から指示受けてから対策考える。予防指摘は日々の会見で何度もあるのに。火災対応マニュアル不備、隠す東電!イイカゲンニシロ

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。今回の場合、発話が無く東電で10時10分頃把握して通報したと。

○尾野:
そういう事です。

○NPJ吉本おしどり:
では通報したのは東電か?この所管グループか?

○尾野:
東電からさせて頂いている。

○NPJ吉本おしどり:
10時20分に。わかりました。昨日、尾野さんが初期消火で対応出来るかどうかを現場で判断し、消防署に通報する判断は当直長になるとお答えを頂いたが、この認識で良いか?

○尾野:
基本的に結構だ。

○NPJ吉本おしどり:
では現場に消防署への通報判断がないという事で、8月13日の同じ場所で同じ機械で発煙した事例では、紹介剤が撒かれており、かなり黒こげになった写真が公表された。

この場合は、同じようにどのような連絡が行ったのか調べて頂けるか?それは現場では火災ではなくトラブルと認識していたのか?

○NPJ吉本おしどり:
同じように40分後の通報になっている。トラブルと認識していたのか、火災と認識していたのか?

○尾野:
火災として認識していたという事である。

○NPJ吉本おしどり:
火災と認識して消化器を使っていて、それでこの場合に同じように40分後、トラブルという認識が無くても通報が40分後になっている。

同じようにこの場合の消防署への通報の判断ルートと判断した人間と連絡した次官をお調べして公表して頂きたいが。

○尾野:
そちらについては8月の時点である程度、話しをしているようだが。8月の場合は、消火活動を現場で行い、現場の人間は火災と認識している。

なので火災ルートで連絡を入れている様だが、現場作業に意識が集中していたので、結果として連絡が来るタイミングが遅かったということ聞いている。

# 大きな火災事故起こして国から命令されるまでは自主的に予防策取ろうという意識ゼロですな。保安院は事業者の自主性が大事だと安全委員会の指摘を都合良く解釈して放任主義主張して放置。結果、レベル1事故は月一度の頻度。こんな事故の絶えない電力会社になりましたとさ。

○NPJ吉本おしどり:
それは私が質問して回答を頂いたが、その火災と認識していて何分後に、これは当直長ではなく、所管グループなのか、当直長なのか。何分後に連絡が行って、何分後にだれか消防通報と判断したのか?同じようにお答えをして頂きたい。宜しくお願いする。

○尾野:
わかりました。今手元にある資料で見ると、消火活動を行って9時に設備所管箇所に連絡。10時に復旧班長に連絡。失礼。9時00分頃、設備所管箇所に連絡。9時10分頃、復旧班長に連絡。9時17分に富岡消防署に通報という時間になっている。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ではこれが、現場が火災を確認したのが37分前だったので、8時40分に現場で火災を確認したという事だよね?確か。

○尾野:
そうですな。

○NPJ吉本おしどり:
8時40分に現場を確認し、20分後に設備所管に連絡と言う事で良いか?9時ということで。

○尾野:
えっと…30分後ですな。30分に発煙を確認。消火活動を開始、結果的に設備所管箇所に連絡が行ったのが9時10分。

○NPJ吉本おしどり:
9時10分?

○尾野:
そうですね。あ、ごめんなさい。9時です。

○NPJ吉本おしどり:
9時ですよね。で、9時10分が復旧班長ですよね。で、9時17分に富岡消防署に。分かりました。このタイムラグがあったのは、現場に意識が集中していたから、ということですね。

○尾野:
そうですな。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。その現場に意識が集中していても9時に連絡が行って、17分後に富岡に連絡が行っている。この17分のタイムラグは?

○尾野:
… こちらは状況を確認して連絡しているという事で政治家になったという事だと思うが、もともと8月の事例の場合は、

消防の連絡のスムーズさに欠けたであろうという反省もあり、ええ、しっかりやりましょうという事で改めて周知していたという事だ。

○NPJ吉本おしどり:
取り敢えず現場に消防署へ通報する判断は出来ないという事ですね?それで現場で初期消火できるかどうか判断して、消防への通報判断はまた別の部所、当直長なのか設備所管なのかという事ですか。わかりました。ありがとうございます。

○尾野:
まあ、当社側に連絡を頂いて、ということになる。はい。

○NPJ吉本おしどり:
初期消火というか、火災を発見してから何分後ぐらいに消防署に通報しているか、今までそう言う調査を今までしているのか?

というのは、別の会社だが日本触媒の火災の場合は、現場に通報判断が無く、権限を持たされていなかった。

初期消火で対応出来るとおもっていたら火災に発展したという事例だった。どの程度東電が、初期消火を現場で判断し、通報するというマニュアルを持っているのかを知りたかった。公表できる範囲で教えて頂ければと思うが。

○尾野:
マニュアルそのものの公表は遠慮させて頂きたいと思っている。

○NPJ吉本おしどり:
分りました。現場にどの程度の責任を置いているのか?

○尾野:
現場に関しては基本的に我々の考え方としては初期消火は要求していない。

○NPJ吉本おしどり:
要求していない。

○尾野:
はい。基本としては連絡して下さいと。発見したら速やかに連絡して下さいという事を要求している。

勿論、その場の状況に応じて消化器等で初期消火が安全に撮れる状態であれば、それはやって頂きたいという事で、初期消火を重要視しているわけではない。連絡方法を重視している。

○NPJ吉本おしどり:
連絡を重視していると。

○尾野:
はい。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。東電としては火災の連絡が入り次第、消防署に連絡する認識で?

○尾野:
東電としては火災だという状況があれば、直ちに消防署に連絡。

○NPJ吉本おしどり:
8月の事例で、9時に連絡が来た設備所管というのは、協力企業か?電力か?

○尾野:
当社側だ。

○NPJ吉本おしどり:
東京電力が17分後に消防署に連絡している。火災と認識しながら17分後に通報していることになるが。

○尾野:
その辺りは、全体として遅かったのではないかというような反省をしているところだ。

# ぼや件数があまりに多くて、現場でもみ消しとか、疑われても何の疑問も感じない、東電のステキな企業信用レベル。電力事業者、真っ黒け企業イメージ定着。

○NPJ吉本おしどり:
設備所管が消防署に通報する権限はないのか?

○尾野:
いや、権限がないわけではない。

○NPJ吉本おしどり:
権限がないわけではないが、その判断を設備所管がしなかったという事か?9時に設備所管(東電)に火災連絡が来て、

○NPJ吉本おしどり:
9時10分に復旧班長に来てと言う、復旧班長に連絡をする前に消防署に連絡しなかった理由を説明して頂きたい思う。

○尾野:
通常、消防署への連絡というのは、担当セクションが責任を持って行う事にしているので、

○NPJ吉本おしどり:
▼その担当セクションを教えて頂けるか?設備所管でも復旧班長でもないのか?

○尾野:
▼ええ… そうですね… コンカイノ バアイハ… ちょっと今回の場合の事例は、ちょっと8月の事例なので改めて確認させて頂いてよろしいか?

○NPJ吉本おしどり:
お願いする。

○東電かみじま:
よろしいか?

○NPJ吉本おしどり:
まだあります。申し訳ない。電離圏神が天引きされていた件だが、電離則違反ではなく、安衛法違反なので労基署が調査しているということで、天引きの件はこれ移譲調査しないと昨日解答頂いたが、

電離則は安衛法に基づき定められた厚労省症例なので、そういう区別をつけておられるのが少しわからなかったのと、後、APDに鉛カバーが付けられていた事例は、東電に調査責任はないが、東電として調査をしていた。

何故、この電離検診の件は法律違反と認識しながらこれ以上の調査をしないのか、改めて教えて頂けるか?そして何故、APDの鉛カバーの件などは調査をしたのか?

# 報道により世間に知れ渡り、社会問題として東電が認識したから。報道次第という旨のブースカ解答。

○尾野:
先ず当該の電離健康診断の天引きの話は、私どもは現状としては "きゅうどう" から報告を受けている段階だ。

○NPJ吉本おしどり:
すいません。何から?

○尾野:
すいません。エネシスですな。エネすすから報告を受けている状況だ。

○NPJ吉本おしどり:
鉛カバーもエネシスからの報告と同等と思ったのか?

○尾野:
そうです。現状、エネシスから天引きの件について報告を受けているが、その内容について法的な内容について判断する立場には基本的にはないと思っている。

先ほど離された電離則の側か、あるいは安衛法側かということで言うと、私どもはAPDの話に関わってくるが、放射線管理ということに関して発電所の中で適切に行われていくように環境を整えていく役割をもとより持っている。

# 規制以前に事業者が何の責任も追わない自民党が作った法体系を見なおすべき。そんな気はさらさら無い既成政党。

しっかりと確認されることは大事なことだと考えている。個々の作業の中である意味、誤った判断により鉛カバーを掛けてしまうというようなことは、基本的にあってはならないこととは考えているが、

そうした行為がAPDの場合は当該機魚の中の判断において行われていたということなので、これは大変遺憾なことであるということで対応させて頂いている。

一方、点鼻の話というのは、放射線測定、線量測定の関係の問題ではないし、それから、健康診断がそもそも行われていなかったようなことでもない。

# いや、先ず、東電が法令違反、犯罪に対してどういう認識を持っているかでしょうが。放射線測定ではければ許されるという、その感覚が理解できないよ。どこまでブラック企業ぶりをアピールすれば気が済むんだよ。

現実問題としては当該の会社の中で給料の払方の問題ということだ。そういった所まで私どもが立ち入ることではない。ということである。

# 違法で健康診断が行われても、行われているんだから東電としては問題ないという認識。と、いうことである。持ち帰っては正当化の理由を考えてくる東電。

○NPJ吉本おしどり:
なるほど。見解は分かったが、放射線管理という面で環境を整えるということでAPDは調査されたということで、御存知の通り、労働安全衛生法違反ということで、

労働安全衛生法は労働災害を防ぐための安全環境を整えるための法律なので、その法律違反は認識していながら、その給料のことだから。お金のことだからではなく、労働安全衛生法違反に関する調査という認識はないということだな。

○尾野:
私どもがある意味調査権限や、警察権を持っているわけではないので。

# 発注先で法令違反があろうが犯罪があろうが、検察権を持っているわけでないから調査する必要はないと平気で主張する東電。自民党がムラのために作った欠陥法律盾に開き直るクソ会社にクソ政党。

○NPJ吉本おしどり:
勿論です!ですので、環境を整えると同義語として放射線管理を整えると同様、労働環境を整えるという認識は持っていないという解答でいいか?

○尾野:
施設において、ええ、放射線管理が的確に行えるように環境を整備するというのは、既設者側に課せられている義務なので、そちらについては、私どもがその範囲で対応しているということだ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。施設とは直接関係ないので、労働環境ではあるが調査はしないということでよいな?

○尾野:
はい。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。

○東電かみじま:
よろしいか?

○NPJ吉本おしどり:
すいません。あと1点。

○東電かみじま:
次の方もいますので手短に。

# 発注先についてはこれまでもか、とわんばかりに関わろうとしない東電。一義的な責任は元請け側、協力企業側にある。相応の金払ってるんだから、健康管理は被ばく管理、危険手当、ピンハネしようが知ったことじゃない。それは仕事受ける会社側の問題だと思うがなっ!と会見で繰り返し開き直り。

○NPJ吉本おしどり:★★★
お答えを短く頂けたらありがたい。鉄骨の件。15ページ(http://j.mp/SDC1zV)の避難指示発令のパラメータに関する件だが、d の ②番。

「原子炉建屋5階オペレーティングフロアにおける雰囲気線量の異常な上昇」を確かめるというところで、作業開始前に測定した箇所と同じ位置で雰囲気線量を測定するということだが、

このあたりは少し場所を移動しただけでもすごく線量が変わるということだったので、どのような形で同じ位置で雰囲気線量を測定するのが担保されるのか?作業開始前と開始後、全く同じ場所ずっと同じ場所に線量計を設置しておくということか?

○尾野:★★★
こちらは同じ場所に線量計を起き続けることが出来ないので、改めて同じような場所を行うということだが、

ええ、先般、データで示した通り、データのバラつきという通常状態でのバラつきは大きいが、避難をしなければいけないとか、あるいは退避をしないといけないというようなレベルでの変動であれば、それはオーダーの違う話なので、十分にわかると考えている。

○NPJ吉本おしどり:
鉄骨落下前は110mSv/hという箇所があったが(http://j.mp/RboDpb)避難をするような場合のレベルの線量はだいたいどれぐらいになるのか?

○尾野:★★★
これはもう、明らかに顕著に変化があったということを見た上で、他のパラメータの動きというのも併せてみて判断するということだから、

○NPJ吉本おしどり:
具体的に線量として現時点で決まってないということですね?

○尾野:
はい。

# なんかもう、避難は明らかに被曝してからの実施ということで。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。

○尾野:
変動の… 様子で見分ける、と言うということになると思う。

○NPJ吉本おしどり:
すいません。

○尾野:
変動の様子で見極めることになると思う。

○NPJ吉本おしどり:
110mSv/hから20mSv/hは変動の範囲内と?

○尾野:
変動の範囲を著しく逸脱しているような変化ですね。例えば100とか20とか動いているものが、突然、こんなふうになってるとか。

○NPJ吉本おしどり:
すいません。そのこんなふうを具体的に。1Svとか、5Svとか。

# どんなふうにだよ。そこを聞かれてるんでしょ。おもろすぎでしょ。

○尾野:
具体的に何Svと申し上げるのは難しいと思っている。明らかに、異常な変動があった場合には、他のパラメータも含めて判断していくということだ。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。だいたい同じような場所を計るようにして変動を見ると。

○尾野:
そうです!

# そこまでトラブル時の対応は考えてないと。だって、最初からあってしかるべきの対策を、事故を起こして国から指示されて、今日になってようやく出すような東電。事故起きない前提で作業を進めている実態が明らかになったという認識でおK。この期に及んでも事故を事象とか抜かしてる。

○NPJ吉本おしどり:
おおよその傾向を見るという形ですね。

○尾野:
はい。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。すいません。続いて。もう最後だ。同じ資料A-11(http://j.mp/RboDpb)の、だいたい保守的な評価をされている。

# あと一問のはずが… 

この90体の使用済燃料が損傷した場合、その条件として、現在確認されている最大の鉄骨がれきが万一落下して破損した場合だが、これは作業中ではなく、

例えば震度5,6の地震が福島第一原発であり、周りのがれきが最大鉄骨がれきが一つではなく、いくつか落ちた場合の評価はされているのか?

○尾野:
これは地震で落ちているとかは、取り敢えず考えないで、作業の関係で整理させて頂いた。ただ、震度5程度の地震はこれまで何回か経験しているので、そういう意味では経験済みの内容かと思う。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。震度5程度の地震は昨年5月10日前後にあったいわきが震源地の地震ということか?

# こんな不安定な鉄骨がある状況が明らかになったにも関わらず、3.11以降、震度5程度の地震は何回かあるので今後も大丈夫という、その解釈の仕方が理解できない。

○尾野:
ちょっと日取りまでは覚えていないが。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。そのあたりの地震か?その前後で鉄骨の動き、震度5の地震があった時の前後での状況は把握されていたのか?

○尾野:★★★
その時点においてどこの鉄骨がどうなっているということは、詳細に把握されていないと思う。

# 定点カメラで撮影した写真を比べて、がれきの位置確認とか、普通に考えれば事前にやっておくべきことだと思うけど。

○NPJ吉本おしどり:
詳細には把握していないのに、おそらく鉄骨は落下しないだろうという判断で?

○尾野:★★★
ある意味… あの… 爆発があった以降の地震等で、要は、地震によって堕ちるようなものは既に落ちているであろうということである。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。計算しようと思えば地震で周りの鉄骨が最大鉄骨がれき一つではなく、幾つか使用済燃料プールに落ちた場合の、この敷地境界の実効線量の評価を計算すれば出来ないこともないということか?

○尾野:
これは、今の計算自身も、相当程度、ある意味、仮定の上にたった保守的な評価なので、ある意味、こういった評価をしてみておけば、ええ、

現状のプールの評価として燃料損傷が直ちに大きな影響を与えるものではない判断は、ええ、できると考えている。

○NPJ吉本おしどり:
今も保守的なので、取り敢えずは地震の考慮はしなくていいという判断で?

○尾野:
ええ、十分な判断と思っている。(23分)

○ニコニコ七尾:
お聞きしたい角度が違うが、先日の白煙発生の件だが、8月に起きたものとどこかに類似性は認められているのかどうか伺いたい。

○尾野:
類似性で言うと、同じタイプの機器。同じような場所。ということだ。

○ニコニコ七尾:
事故の事象について類似性は?

○尾野:
事象というのは?

○ニコニコ七尾:
白煙以外に。

○尾野:
機械的なもの?

○ニコニコ七尾:
そうですね。様々ですけど。

○尾野:
白煙が発生しているものがモーターである事も共通。類似性は起こっている状況は類似のものはあるかと思っている。

○ニコニコ七尾:
原因としてはほぼ同じという推測は立つ感じか?

○尾野:
まあ、そういうことも、可能性として十分考えられることと思っているが、調査については両方あわせて確認した上で見ていくと申し上げている。結論的なことを申し上げるのは、

# 発見のタイミングで現場判断で消火活動が必要になるトラブル。1ヶ月も調査結果が出ていない。本当に調査しているのか?これまでの分電盤からの白煙トラブル報告とかと比べると時間がかかりすぎていることは明らか。

○ニコニコ七尾:★★★
けっこうです。気になるのは、全開も質問したが、8月の原因究明が遅れている理由は何かを伺いたい。何でこんなに時間かかるのか?

○尾野:
原因究明が遅れているというのは、何を持って遅れているかというのがあるが。原因究明が進まないうちににたようなとこでもう一件似たようなことがあったという意味では、結果としては遅れてると。

# これまでの白煙トラブルの報告に比べたら明らかに遅いでそ!七尾氏、笑ってるし。

○ニコニコ七尾:
ww ww

○尾野:
あの、申し訳ないかということかと思う。ただ、それぞれ分解点検等進めながら、まあ、現場の限られた状況の中で進めていくことなので、まあ、その辺はお詫びした上で、今回のことも含めて的確に対応させて頂きたいと思っている。

# どこもかしこも問題を過小説明して、その点は謝罪すると。今説明した過小説明が事実であるという既成事実を作ってしまう。県民健康調査の秘密会。福島県の説明しかり。大人の事情。

いやいや、お詫びとかそういうことじゃなくて、気になっているのがある。一つ、遅れていることは置いておき、時間が掛かっているということだが、これはそんなに大事故に、火災とかになるような深刻なものではないという判断はあるか?

状況からするとコンクリート壁を隔てた屋外にあり(http://j.mp/O1Z8qF)小さなポンプでそれぞれ距離が置かれている。周辺い可燃物がある状況でもないということなので、そういう意味では深刻なものではないと思っている。

○ニコニコ七尾:
先ほど、1日1階のパトロール、要するに8月に起きた時点で原因が特定されていないのに、その後のも1日一回のパトロールであれば、そこだけ見るとそんなに大変なことではないと。深刻な事故につながることではない、そういうことか?

○尾野:
ま、現場状況としてそんなにリスクが高い場所じゃないということだ。

○ニコニコ七尾:
全体の調査体制について伺いたい。先ほどのこげ後の件についてもそうだが、体制について聞きたい。そういった事故的なことが起こった場合、調査はどのようなことを聞きたい。

つまり、担当セクション、そこの機械なりの担当のところで調査をするのか、それとも横断的に調査部門みたいなものがあり、そこがやっているのか?どういうケースの調査になるのか?

○尾野:
基本は担当セクションだ。

○ニコニコ七尾:
ふーん。そうすると白煙発生の件については様々細々したことがあると思うが、それは調査部みたいなことになる?名称はどういったイメージか?

○尾野:★★★
当該機器の管理所管箇所になる。そこが一義的に調査を行う。その中である専門領域の技術や知識が必要ということであれば、そういったセクションが加わってくる形になる。

○ニコニコ七尾:
なるほど。わかりました。そうすると横断的に調査する箇所がなく、それぞれ担当セクションということか?

○尾野:
基本はそういうことになる。

○ニコニコ七尾:
わかりました。別件だが、昨日、原発取材の件で、雑協に入っていない出版社の方は申し込めるのかどうか伺ったが、その後、なにか結論は出ているか?聞いてないか?

○東電かみじま:
昨日は説明したかもしれないが、日本雑誌協会にはいってないということだと思うが、雑誌社はたくさんあり、出版物も沢山出ているということで、我々はかたや多くの皆さんにご覧頂きたいというのも事実だ。

しかしながら、現場を担当している迎える側の制限もあることも事実ということで、その製薬を解消するために、現在は各協会を通じて特に雑誌に関しては日本雑誌協会に取りまとめをお願いしている状況である。

○ニコニコ七尾:
あ、あ、あ、ええっとですね、

○東電かみじま:
そこで、昨日、そこに属していないかたはどうすればという質門かと思われるが、

○ニコニコ七尾:
そうです。

○東電かみじま:
個別に相談させていただきたいなと思っている。

○ニコニコ七尾:
ってことは、週刊金曜日やFACTAの方はフリーランス、あるいは別枠で雑誌協会は関係ないですね。もう入ってないから。そこで入れる可能性はあるということでいいか?

○東電かみじま:
そうだな。今、フリーランスといったが、雑誌協会ではなくフリーランスのかたで相談頂く場合は、そちらにとっても相談の上、協議していきたいと。

○ニコニコ七尾:
ナルホド。割と柔軟に対応する考えはあるということだな?

○東電かみじま:
そちらの方、相談の上対応していきたいと持っている。よろしいか?

○東京新聞 小野澤:
本日、原子力規制委員会の方で、第一原発を特定原子力施設にしている方針が出た。この規制委員会の方から何かしらの指示があったのか?どう受け止めているか?今後の安全確保の方策はどのように変わっていくのか、もしあればお願いする。

○尾野:
受け止めに関しては特に申し上げることはない。引き続き法律に基づいて的確にやっていくと。言うところに関しては何ら変わることはないと思っている。

# 引き続き、法律にやれと書いてないことはやらないと。問題が報じられ、広く社会認知され、国から指導があるまでやらないと。

それ以上の感想は申し上げる立場にないと思っている。後、特別なにか、本日、先方から動きがあったかについては掌握していないので、お答えできない。


○東電かみじま:
よろしいか?

○尾野:
すいません。一つ案内するのを忘れてた。サリーの運転を再会するよといったが、元々サリーが停止していた理由は、サリーの配管腐食の状況確認等をするためにRT検査を行う当事で、

RT検査のために停止しますよということで、先般、案内していたとおりだ。この検査は、前半と後半と大きく二つに分けて行う予定であり、その前半が終了したということである。

後半については10月末に後半の作業を行う予定なので、その間はサリーを運転するようなことである。以上だ。特段、明日の作業に関して補足する案件はない。1点事務連絡。

明日の会見は、1階の101会議室で行いたい。お願いする。機材等の移動もお願いする。以上で本日会見は終了する。



~ 終了 19時6分(1時間36分)

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