昨日の2号機トーラス室のロボット(サーベーランナー)の動画とサーベーマップを公開。漏洩箇所の特定に至らず。ICレコーダーにおる音声データは線量計のアラーム音で失敗。ナニソレ。損傷なかった説明の割には保温材カバーが大きく破損。
3号機 原子炉格納容器機器ハッチの隙間から内視鏡を入れる調査は床の一部が濡れていた以外は何もわからず成果なし。計画線量15mSvに対し被ばく線量は8.01mSv。従事したのは東電社員2名。
保安院さまへの報告書1件。福島第一冷温停止状態維持にかかる保全計画を策定していなかった保安規定違反の原因と再発防止報告。福島第二の1号機が30年経過するということで経年劣化OK評価を保安院様にもらったよ報告。
プラント / 作業関連
- 東電 福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 87.1KB)
- 福島第一原子力発電所3号機 原子炉格納容器機器ハッチの調査について(PDF 126KB)
- 2号機原子炉建屋地下階トーラス室内調査(PDF 219KB)
動画 / 画像
モニタリング
報告書関連
- 福島第一原子力発電所における平成23年度第1回保安検査に係る保安規定違反の対応に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について
- 東京電力株式会社福島第二原子力発電所1号炉の高経年化技術評価書の審査結果及び長期保守管理方針に係る保安規定の変更認可
○松本:
4月19日夕刻の会見を始める。福島第一の状況[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系つかって注水冷却中。[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。
2号機圧力容器温度計下部ヘッド 135度に関しては直流抵抗値が増大ということで故障と判断。圧力容器下部温度はこれまでと同様 H3とF2で監視を続けている状況。1号機の水素ガス濃度は A系0.00% B系0.01%。
[使用済み燃料プール]1~4号機とも循環冷却継続実施中。[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機集中廃棄物処理施設のうち、雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送は継続実施中。6号機タービン建屋から屋外仮設タンクへの移送を10-16時の間で実施。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオン、サリーでの高濃度汚染水処理を継続実施中。[その他]2号機循環水突出弁ピットのコンクリート埋め作業は昨日から実施中。海底土拡散防止で被覆工事を行なっているが、
先日発生した物揚場で負傷者発生したため、再発防止対策を考える必要があるため工事が少し遅れている。4月中には順調に行けば終わる予定だが、もう少しかかるのではないかと見ている。
昨日、夕方の会見で申し上げた6号機のタービン建屋サブドレンピットの人が入っての試験的な清掃作業は、本日、予定通り実施。組み上げ試験等の結果については有意な差がない状況だが、そういった分析結果を改めて評価していきたいと思っている。
★それでは昨日実施した2号機原子炉建屋地下一階のトーラス質をサーベーランナーで確認した時の映像が準備できているので、そちらを先ず説明する。A4横の3枚ものの資料を配っている。
「2号機原子炉建屋地下階トーラス室内調査(PDF 219KB) http://bit.ly/JlEzBf 」こちらは本日紹介する動画の中から主要なポイントを切り出して写真にしたもの。1枚目の裏面にロボットのアクセス図がある。
左側が1階、右側が地下1階になる。左側の図で言うと1階の上が北になるが、北東コーナーの二重扉があり、そこにサーベーランナーを持ち込み、ここから自走させて階段を下ろしている。
右側の地下一階の図、青い線で書いてあるが、先ず北東コーナーの三角コーナーからトーラス室に入り、時計回りに南東エリアにあるマンホールまで進んでいる。そこで、一旦折り返し、今度は反時計回りに北側にあるマンホールを目指している。
その後、迂回路があるということで、更に半周ほど周り、ちょうど南側のあたりまで行って、そこから引き返してきたルートになっている。次のページを見るんだ。雰囲気線量率の想定状況だが、ご覧のとおり、入室する入り口の所で110mSv/hだが、
中のキャットウォーク上の雰囲気線量に関しては、ご覧のとおり、大体30mSv/hが一番低く、そこから80、90mSv/hという程度。北西側に観測された最大値と書いているが、この部分が最も高く、118mSv/hという状況。
このトーラス室には高さで言うと床面から半分ぐらいの所に高濃度汚染水があるが、距離があるということでこれぐらいの線量になっているのではないかと考えている。それでは写真と併せて映像を説明する。
先ず1本目(映像)を説明する。http://bit.ly/I4vop9 こちらは地下一階に、降りていきキャットウォークを跨ぐ所だ。写真でいうとトーラス室室内下方という一番最後のシートの写真になる。キャットウォーク腰に下の方を覗いた所、
ご覧のとおり水面が確認できている。水の方はかなり透明度があるようであり、内部に沈んでいる所も何となく分かるかなという状況だ。ただ、この写真だけでは内部の状況はよく確認できていない。水面が見えたという状況だ。
これが入り口の所。右側に絵があるが、写真の方は上部の方を撮っている。映っているのが天井だ。こちらが側面。扉が一枚見えるが、南東コーナー側の入口になる。(ニコ生00:08)こちらが一階の方を見上げた天井だ。
スタックAと書いた配管があるが、これがベント管だ。正面に見えているのが南東コーナーにあるマンホールであり、昨日、先行して写真で見せた所だ。フランジの所によっていき、よく見ているが、漏洩や漏洩したあとは見られていないという状況。
マンホールの上に保温材のカバーが1個落ちており、コックさんの帽子みたいなのが乗っているが、これは保温材が落ちた状況になる。南東コーナーのマンホールを見た後引き返してくる。真ん中の通路上に線が一本あるが、
これはサーベーランナーの盛業用の有線ケーブルだ。再生止めてくれ。こちらがサーベーランナーからトーラス室の内側を見た映像だ。真ん中に大きな茶色の筒があるが、これが圧力抑制室の上側の部分になる。
その奥にあるベント管ははっきりと今回は見えなかったということになる。この映像の左側にあるちょうど空間線量率計と右側にはサーベーランナーそのものの被ばく線量が映っているところがある。
今ちょっと消えているが、画面が切り替わると線量計の数値が出てくる。次、4本目お願いする。こちらは反時計に回りながら上の方を映像として撮ったもの。昨日申し上げた通り、配管類等に関しては大きな変形、損傷はみられていない。
こちらにあるとおり、保温材のカバーが外れて落ちているという所が難箇所かある。保温材そのもの、カバーが外れているが、内部にあるウレタンウールのようなものがあるが、これが破損して飛び出していないので、カバーだけが外れてると思っている。
右上の写真で通路上にカバーが1本落ちているが、こちらは今回サーベーランナーが避けたというか、またいだような形で通過は可能だったという事だ。5本目映像。こちらが北側のマンホールの蓋。
接近してフランジ部から漏洩、過去に漏洩した痕跡内科確認を行なっている。上にあるとおり、保温材のカバーや少し破片が落ちている所が確認されている。北側のマンホールを右側に迂回し、更に進んでいく状況。
上のほうを見ているが、配管類に関しては、変形、損傷はみられていない。こちらが更に進み南側の方まで進んでいった所。天井が見えているが、もうすぐ最終的に引き返す所まで進んでいる。上側を重点的に見ている。
ここも保温材のカバーが一部外れてここで落下している状況。ここが丁度、この絵で言うと真南にあり、保温材のカバーがあるので一周できずに引き返してきた状況。これは恐らく圧力抑制室になる放射線のモニタ。以上だ。
資料としてはファイル6つ用意した。併せてICレコーダを使って録音をしているが、線量計のピーピー言う音が併せて録音されており上手く録音されていない。流水音が確認できるのではないかと言うことで持ち込んだが、結果的には上手く行かなかったという状況だ。
# 最初からわかってるんだから、音切っとけよ ( ゚д゚)タンジュン ミスダロ ソレ
今回、サーベーランナーを使って格納容器の圧力抑制室のトーラス室を観察したが、1点目はこういったサーベーランナーでの確認が可能であるということがわかったという事と、現在確認できた範囲では圧力抑制室の上部になるが、
保温材のカバーの落下はあったが、配管や機器類に大きな変形や損傷はみられなかった状況だ。トーラス室の状況については以上だ。
# 見えた範囲ではな。
もう一つ資料がある。こちらは3号機になる。「3号機 原子炉格納容器機器ハッチの調査について http://bit.ly/JlE3Dl 」上の方を見るんだ。3号機の原子炉建屋一階の北東側に聞きハッチといい、
格納容器内に大型機器の点検をするための比較的大きなハッチがある。そのところが前回、パックポッドで点検した際にシールドプラグの所に少し隙間があることがわかったので、ここの所に工業用内視鏡を挿入して、
内部状況が確認できないかと言う事で本日トライしたものだ。このイメージスコープ挿入箇所、少し隙間が開いているが、その所に内視鏡を挿入し、実際の格納容器の表面の所の床を中心に見ている。
調査結果がした半分。本日13時27分~13時48分の間で、線量が高いので建屋自身の入生き時間は4分程度だった。★社員2名で計画線量15mSvで入って被ばく線量は8.01mSvだった。
内視鏡の結果だが、あまり良くわからなかったという所が実態。乾いている床面と、一部右側にある水の漏洩がある、濡れている床面が確認できた状況だ。従って今後、これらの調査結果、さらなる調査結果、調査方法について検討していきたいと考えている。
資料の中にサンプリング結果がある。こちらは淡水化装置から濃縮水貯槽への移送配管で漏洩があった件で継続的に南放水口付近でのサンプリングを続けているものだ。http://bit.ly/JlEr4t
本日午前8時25分のサンプリング結果ではγ線、全βは検出限界未満の状況が続いている。プラントの状況ついては以上だ。
本日、報告書を1件、保安院さまに提出いたしましたので、ご報告させて頂きます。「平成23年度第1回保安検査に係る保安規定違反の対応に関する保安院への報告について http://bit.ly/JlETje 」
こちらは3月19日になるが、2月に行われた保安検査において、私どもの今回作った設備に対する保全計画や消耗品のリスト等が十分作成されていないということから保安規定にあたると言うことで、
保安院さまから原因究明、再発防止対策の実施について報告するように求められていたものだ。その報告を本日行ったので紹介する。どういった指摘があったかについては報告書の方を見て頂きたい。
9ページに添付資料2という形で整理した。http://bit.ly/J3yDiZ それぞれの設備について、保安院様から指摘されている状況と今後の対応ということでまとめている。基本的には今回新しく作った設備に関する保全計画が、
十分に策定できていなかったと言うことと、それに伴う予備品や交換品の調達リスト等が完成していなかったという状況だ。これらに関しては本日19日までに対応は終わっているが、12ページにある通り、
5ポツの高レベル汚染水の処理設備等の交換部品リストに関しては、5月中旬までかかるので、そこで改善策が達成されるという状況だ。原因についてはそれぞれ個別の要因がある。5ページした半分、4ポツの共通原因から説明する。
http://bit.ly/J3yDiZ 共通原因として4つある。一語は保全計画、交換部品のリストを策定する東風に関して、主管グループに一任されていて、それが実際出来ているかという確認がうまく出来ていなかった状況だ。
6ページ(2)そういった保安規定の改訂作業が並行して行われているが、自分のグループ、自分の場所がどういった保全計画、あるいは交換部品のリストを作成しないといけないのか、そういった十分な周知が上手く出来ていなかったということになる。
3番目だが、交換部品等、保全計画のリストを作るということに関して、そもそも十分な時間がなかったこと、漏えい等があり、きちんとしたスケジュール管理が出来ていなかったこと、
最期になるが(4)として必要保全計画の策定が必要な対象設備であることが十分認識できていなかったという所が問題点と考えている。従って6ページ後半、5ポツで再発防止対策を書かせて頂いたが、
これら問題点に対応するような再発防止対策を講じていきたいと思っている。今回は、保安院さまのほうに報告書を提出させて頂きまして、今後、保安院さまの方で審査が行われると聞いております。
★もう一点こちらも保安院さまから、保安規定の変更認可を請けましたので、ご連絡させて頂きます。「福島第二原子力発電所1号炉の高経年化技術評価書の審査結果及び長期保守管理方針に係る保安規定の変更認可 http://bit.ly/IUyHQF」
こちらに関しては福島第二の1号機が30年を経過するということで、高経年化技術評価を行なっている。これに対して保安院さまが評価の妥当性を検討され、私どもとしてはそれに基づいて長期保守管理方針を策定して、それを保安規定を策定してる。
本日、その認可が降りたので施工したいと考えている。長期保守管理方針の概要については以前報告しているが、A3紙の裏面に青いハッチングをしたところがある。通常の長期保守管理方針と違う点を少し説明する。
今回は福島第二も津波による被害を受けたので、その影響をきちんと長期書不管理上も影響評価するとうことで、短期的に5年以内だが、海水をかぶった所に関して腐蝕とか、絶縁抵抗の変化がないかということを計画的に管理してくことで考えている。
# あわや福島第一と同じ状況に… 冷温停止状態を維持するために必要な措置。2Fの新年訓示で 再稼動目指すぜ!オー!とか言ってたらしい。
本日、保安規定の認可を受けている。最期になるが、環境モニタリングの状況については、既にHPで公表している。先日、連絡した2号機のタービン建屋サブドレン水の一時的な上昇については、若干量だが下がってきている。頭打ちの状況。
引き続き経過を見ていきたいと思っている。http://bit.ly/IQkgrx 同じく1号機タービン建屋のサブドレン水だが、本日は指示値が上昇しているが、こちらは浄化試験のために溜まっている水と泥を拡販したので、
一昨日の結果より倍ぐらいの値になっている状況だ。私からは以上だ。
■質疑
○NHK花田:
2号機のトーラスの関係で何点か。映像でベントスタックと書いてあるベント管が見えるが、あれはサブチェンとドライウェルをつないでいるベント管ではなくて、普通のスタック用のベントのベント管と考えていいか?
○松本:
http://bit.ly/IAMj0f 「スタックへ」と書いてあったのでスタックに行くラインだと思うが、まだ、配管にうっすらと番号が映っていたので、その番号と図面上の突き合わせを今後していきたいと思っている。恐らくスタックに抜けるラインだ。
○NHK花田:
蛇腹がある8本の1本ではないと考えていい?
○松本:
それとは違う。
○NHK花田:
わかりやした。映像で保温材が落ちていたと思うが、あれはなんで落ちてたの?
○松本:
保温材が落ちたというより、保温材を取り囲んでいるブリキ板というか、トタンのようなカバーが落ちている状況。今回、大きな地震にゆすられたので、きちんと留め金のようなもので止まってない。巻きつけてかしめたような部分の保温材のカバーに関しては、
そういった地震によってゆすられた関係で落ちた可能性があると思っている。また、地震後1年を経過しているが、当初湿度が高い状況が続いていたので、湿度が高いということで何か腐蝕のようなものが進んで落ちたというところもあろうかと思っている。
今のところハッキリした原因は分かっていない。ただ、画面を見ながら説明したとおり、保温材の本体、ウールのようなものがなにか吹き出している、あるいは飛び散っている状況ではないので、配管の内部から何か液体、蒸気が流出して落ちたというものではないと思っている。
○NHK花田:
わかりやした。キャットウォークの手すりと思うが、金網が結構映っているのが見える。★映り方によるかもしれないが、ちょっと歪んで見える箇所がある。損傷は確認されていないという理解でいいか?
○松本:
ハイ。特に変形等があるとは認められていないが、映像に関しては、1日経ったばっかりなので、引き続きよく見ていく必要あろうかと思う。これまでも定期検査等で何回も使っているので、これまでに機材等、ぶつけて多少凹んだということはあろうかと思う。
○NHK花田:
ICレコーダーが線量計の音で殆どとれていなかったということだが、水漏れの漏れるような音とか、そういったものもはいってなかったと考えていいか?
○松本:
はいってなかったと言うよりも、ぴーぴー鳴り続いていて、もう聞き分けられない、という状況だった、そうです。
○NHK花田:
そうすると、今回の調査でキャットウォークから上部外側を見て、外側は損傷とか水漏れがない事がわかったと思うが、内側はベント管もあまり見えず、今後、内側や下部、水中にあるかもしれないが、そういった所を損傷箇所を見つけるためには調査していかなきゃならんという事か?
# 言いたくないけど。アホデスカ。アラーム切っとけよ。ただのうっかりさんなのに、なに、この説明。やっちゃいました、って素直に言えよん。
○松本:
そうだな。質問にあったとおり、先ず今回投入したロボットのようなもので見るとすると 少しトーラス室、圧力抑制室から見ると内側の所のベント管、あるいは何らかの配管というか、漏れてないかというところを見るのと、もう一つはキャットウォークから真下で水面より上というところで、
何か漏洩箇所がないか、下を中心に見ることがあろうかと思う。水面より下に関しては、なかなか今回のロボットでは難しいことになるので、そういう意味では見える所を重点的に見た後、それでも漏洩箇所が特定できない場合は、何らかの水中を確認する方法を考える必要があろうかと思っている。
○NHK花田:
内側だが、昨日も話しがあったがキャットウォークしかないとしたら、高さ的に恐らく水没しているのではないかと思うが、内側を見る手法と、水中ではない下側を見る手法はどういった事を考えているのか?
○松本:
一つはキャットウォーク、内側にもあるので、跨いで圧力抑制室を跨いで内側に入れるルートを先ず作ることが一つある。そこにサーベーランナーを持ち込めれば、内側のキャットウォークを一周させて、ベント関東の点検ができると思っている。
後は水面より上で、キャットウォークより下の所については、グレーチングがあってなかなか邪魔だが、まあ、下を重点的に見るようにカメラを動かしながらキャットウォークを点検することはあると思っている。まだ、いつ頃、どういう形でやるかについては未定だ。
○NHK花田:
技術的な実現可能性についてはどのように考えているか?
○松本:
下を見ながら動くことに関しては、カメラの操作だから比較的容易ではないかと思うが。圧力抑制室を跨いで内側に行くことに関しては、すこし通路の確保といった面で検討する必要があろうかと思っている。
○ニコニコ七尾:
クインスに比べ、映像の解像度がかなり上がっているということで良いか?
○松本:
クインスもかなり良く取れていると思うが、カメラの仕様上、画素数とか、解像度でクインスと差があるのかについては確認する。
○ニコニコ七尾:
今回、サーベーランナーを初めて使ってみて、良かったテント悪かった点はあるか?
○松本:
悪かった点は特に無いが、こういった比較的狭い所に遠隔操作で確認できる所が手段としてある意味確認できたという所が成果だと思っている。
○ニコニコ七尾:
線量計がなってしまったのは設定ミスで宜しいか?
○松本:
設定ミスというか、はじめから分かっているのではないか、というところもあるが、まあ、線量を測定する関係で、普通のAPDをつけたので、そういう意味では、ピーピーなってしまった状況だ。指摘の通り、音を消して再度トライすることはあろうかと思う。
○ニコニコ七尾:
要するに設定ミスですよね。今回、水の流れの音を録音して状況を把握する目的には合わなかった、そういう事?
○松本:
そうですな。ただ、今回の1階の点検で全部を書くにしてこようと言うつもりもなかったので、こういったことを繰り返しながら調査を進めていきたいと思っている。
○ニコニコ七尾:
わかりました。
○読売船越:
3号機のハッチの調査について。今回の調査の意義。何を見たかったのか確認したい。
○松本:
3号機の上の写真で行くとコンクリートの熱いシールドプラグというものがあるが、その内側はご覧のとおり平面図があるが、もうひとつ、プラグというコンクリの蓋がある。その先に鋼鉄製のハッチそのものがある。
今、3号機の格納容器内の水位に関してはこの辺りまで水があるのではないかと思っており、こういった所に水が大量に染み出していることが確認出来れば、水位としては妥当ではないかと思っているのと、
もう一つはこの北東エリアをバックポットで調査した際に、レールの所に水溜まりがあり、そのところが比較的高い線量になっている事もあったので、格納容器内から漏れているとすると、そこの背が高いのではないかということで、今回調査した次第だ。
特にパックポッドで見た際に、画面上にこういった隙間があることがわかったので、それでは内視鏡を入れてみようかという状況だった。
○読売船越:
格納容器のもず漏れがここからも生じていて、水位が上がらない要因ではないかと考えた?
○松本:
ただし見だしているというか、濡れている程度だったので、ここから漏洩して水がたまらない原因になっているというほどの漏洩でないと思う。
○読売船越:
ハッチの役割だが、これは定期検査の時とかに作業員が入るためのもの?
○松本:
はい。丁度絵にあるとおり(お絵かき 00:35)ハッチは丁度180度真逆に南西側にある。丁度正面に格納容器の中で一番大きい機器である再循環ポンプが正面にあり、これの点検用にかなり2~3mのハッチが開いている。
要はここのモーターとかポンプを点検するため機材やモータを搬出する際はこのハッチを使うので、比較的大きなハッチがここにある状況だ。従ってここは質問にあったように点検用ハッチということになる。
○読売船越:
要するに通路みたいなものがあり、2重扉みたいなものがあり、建屋側の手前に隙間があったというイメージ?
○松本:
はい。ハッチという格納容器の鋼鉄製の蓋があって、その前にコンクリートのプラグが2重に設置されている状況だ。
○読売船越:
数センチぐらい?
○松本:
数センチぐらい。
○読売船越:
水が漏れていたということだが、線量などは計れない?
○松本:
今回線量計は入れていないのでまだはかっていない。ただ、3号機の北東エリアの所の床面の線量は以前報告していたが、数十mSv/hを超えるような比較的高い線量がこの辺は計測されているので、この水のせいではないかと思っている。
ただ、漏洩かどうか今のところハッキリしないので、こういった水で濡れている状況で流れがあるといったところまでは確認できていない状況だ。
○読売船越:
どれぐらい溜まっていたか量的なものは?
○松本:
床が濡れていた程度で、今のところ、長さや幅までは確認できていない。
○読売船越:
乾いた所がだいたい何割ぐらいで、濡れていた所が通路の何割ぐらいかも分かっていない?
○松本:
はい。内視鏡で部分的に床面を見ただけなので、且つ、今回も線量的に非常に厳しく、4分程度の作業だったので、そういった所まではわからなかった。
○読売船越:
水漏れはどこから何処に洩れたと考えるのが一番自然なのか?
○松本:
ハッチは基本的にボルト締めされているので、マンホールのような構造だ。ハッチを閉めてあるボルトとパッキンの間ではないかと思っている。
○読売船越:
そうすると直接水がぽたぽたと滲み出ている感じで、蒸気が出てそれが落ちたということではない?
○松本:
事故当初だと洩れた水があったとすれば既に乾いているだろうと思うので、依然として濡れていることを考えると、微小ながら少し漏洩があるのではないかと思っている。まだ、フランジ面を見たわけでもプラグの隙間まで言ったわけではないので、ハッキリしたことは分かっていない。
○読売船越:
今回ので水漏れしていたと。結局これは何を見すると考えればいいのか?
○松本:
この辺はハッキリしたことは分からないが、現在、3号機の格納容器の水面、2号機で言うと60cmあるといった水面が、少なくともこの辺まであれば、水が滲みだしてきてもおかしくないのではないかということはあるという状況だ。
○読売船越:
ハッチの通路は数字であるか?
○松本:
ハッチの直径は確認する。(会見終了時に約3mと松本氏)
○読売船越:
格納容器の中は2号機は内視鏡でやって3号機はこういう形でやっているが、中ができない龍をもう一回改めて教えてもらっていいっすか?
# 情報共有されてない読売…
○松本:
3号機に関しては、2号機と同様の予備ペネは同じ場所にある。北西コーナーのところにあるが、やはり空間の線量が非常に高いので、同じような作業をするには社員、作業員の被ばく線量が大きくなるという事で、現在、遮蔽の仕方とか、他に場所がないかという所を検討している段階だ。
1号機については2号機に比べると型が小さいので、ペネの貫通部も同じような位置にない。場所の選定から時間をかけて探している状況だ。ペネといっても予備ペネという形で中にケーブルとか電線管がなく、
開けた先に何か大きな機器とか邪魔になる配管がないヨ、ということを確認しないと内部に行けないので、そういった都合の良いペネがないか今探している。
○読売船越:
最初の扉から隙間に入れたが、結局その奥には内視鏡はいけない?
○松本:
これは平面図の所に書いてあるが、もう一つコンクリのプラグがあり、更にハッチそのものはボルト締めされているので、この先には技術的にはいけない状況だ。
○読売船越:
わかった。
○NHKきはら:
★2号機の最初の画像でキャットウォークの下の水面の所が割と近くに見えたが、いつも6メートルぐらいといってるが、もっと上まで来ていることが考えられるのか?
○松本:
えっと、いわゆる原子炉建屋の昨日の水位はOP3,372mm。★キャットウォークの位置は6m20cmの所になるので、大体2m90cm、3m弱下の所に水面があるという計算になる。水面そのものは昨日 OP3,372mmで、本日が 3,367mmなので、ほぼ原子炉建屋の水位としては一定のレベルが保たれている。
○フリー木野:
★水面のことだが、画像を見ると3m弱下に見えないが。これは気のせいか?
○松本:
非常に小さいカメラで撮っているので、このカメラで距離感を判断するのは難しいのではないかと思っている。
# http://bit.ly/IAII24 00:01:50 付近 どう見ても3m先には見えない。カメラ小さいなら、相当広角に映っている筈で、であれば逆に遠く見えるはずなのに、それにも関わらず近く見えるって相当近いよこれ。画角と映り込みサイズから距離特定できるんじゃ…
○フリー木野:
距離を測るのであればレーザーでも何でもやり方あると思うが。そのうちすると思うが、どうみても他の画像と比べても3m下には見えないが。
○松本:
ハイ。見えないか見えるかはわからないが、私どもが原子炉建屋地下1階の水位に関しては、水圧式の水位計を階段室から入れており、そこで測定している。その結果、OP3m30~40cm程度なので、
それとグレーチングの位置から換算すると3m弱距離があるという状況だ。ただ、三角コーナーと圧力抑制室、トーラス室が基本的にツーツーだが、多少水位差があって極端に差があるのかどうかについては今のところわからないが、そんなにトレンチを通じているので、極端ここに水位差があるのも考えにくいと思っている。
○フリー木野:
ここだけ何か水位が上がるような物は構造的にはあったりするか?
○松本:
ご覧の通りここは格納容器のそこの部分のコンクリートがあるので、ほぼ円筒でツーツーだ。従ってこのエリアは同じ水位と言っていいと思う。
○フリー木野:
今日公開した画像だが、具体的に1周の中の場所的にはどの辺になるのか?1周丸ごと全部ではないようだが。写っているところと写っていないところの場所を示して頂けるとありがたいが。
○松本:
この写真の中で、ほぼこの写真に写っているところを6つのファイルに切り出したことになる。
○フリー木野:
これ以外の場所は?
○松本:
★動画としてはあるので、こちらに関してはDVDで焼いて情報コーナーに起きたいと思っている。
○フリー木野:
これ以外の場所も同じように損傷等はなかった?
○松本:
基本的には同じだ。特に保温剤のカバーが落ちているような所は優先的に切り出させて頂いた。
○フリー木野:
わかりました。ありがとうございます。
○毎日岡田:
3号機の原子炉格納容器の機器ハッチ調査だが、このハッチ付近で水漏れしているだろうという事だが、実際に格納容器内の水位が大体この機器ハッチぐらいだとすると、そこから大体何cmぐらいになるのか?
○松本:
ん?何センチ??
○毎日岡田:
格納容器の中に水が溜まっていてようは格納容器ハッチから漏れてるとなると、そこまで水が達していると見られるとおっしゃっていたと思うが、その格納容器の底からハッチの部分は何メートルぐらい?
○松本:
確認する。ちょっと施設運営計画もってきてくんない?
○読売 大山:
2号機の関係で。今日、線量分布が出ているが、北西側で高いような分布になっている。原因と理由は?
○松本:
はっきりしたことはわかっていない。線量が高い所に漏洩の近い所があるのかな、と言う類推も成り立つかも知れないが、今のところはキャットウォークを一蹴しただけであるので、少しわからない状況だ。
右端にあるとおり、北東コーナーの入り口も全開は120mSv/h ぐらいあったので、こういった所も比較的高い状況なので、良く分析する必要があると思っている。水面からの影響なのか、漏洩した際に何か壁に付着したものがずっと残っている可能性もあると思う。
○毎日岡田:
動画を見た感じは118の最大値を観測された付近で何か物が破損している傾向はない?
○松本:
なかった。
○毎日岡田:
http://bit.ly/JlEzBf 資料2/3のカバーが剥がれているような写真があるが、銀色のものが保温剤のカバーで、黄色っぽいのが保温剤?
○松本:
下の写真で見るとよく分るが、銀色のがカバーだ。中にベージュというか薄い黄色がウール上の保温剤だ。
○毎日岡田:
その写真の左下の方に黄色っぽい物が剥がれているようなところがあるが、これは、
○松本:
そうです。保温材のカバーが外れたので、支えがなくなって保温材そのものが垂れ下がっていると見ている。
# これみて保温材の向こうがわからないのに破損箇所はなかったと報告する東電。昨日のNHK9みたいに、言った事をそのまま報道してくれることを期待してるのかな。ちなみに本日のNHK9でこの件は報道なし。昨日は写真2枚で損傷見られなかった報道。
○毎日岡田:
ちょっと上に蛇腹状の物があるが、これは配管?
○松本:
これは配管があり、それの保温材のカバーだ。
○毎日岡田:
動画②の「スタックへ」と書いてある配管だが屋根から外れている、屋根から少しずれているように見える部分があるが、元々そうなっていた?そう言う構造になっていたということか?
○松本:
ちょっと映像映してくれる? ここら辺だよな。
○毎日岡田:
もっとはっきり見えるところがあった思うが。
○松本:
ここがフランジで継ぎ手になる。この上に違う配管というか、繋いだ配管が上に伸びているので、ここで何か外れている感じではない。映像としては見にくい状況だが、ここの所で配管の繋ぎ手があり、上に伸びて、えっとここが屋根というか床だと思うので、ここを突き抜けている状況。
○毎日岡田:
もう少し進めるともうちょっと見やすいところが出てくる。違うかな。色の部分が変わっているところがあるので後で確認する。色が変わっているところがあるので。(http://bit.ly/IAMj0f 00:02:22)そこです。そこです。
○松本:
配管の塗装の関係だと思うので、ここが天井でフランジがあり、上に突き出ている状況になる。
○毎日岡田:
線量の関係だが、概ね東半分は30~50mSvぐらいという事で、作業員が入って中で作業する事は考えられるという線量なのか?
○松本:
決して低い線量ではないが、数十ミリSv/hであれば、時間を区切っていくことは可能だと思う。
○毎日岡田:
例えば今のところ人が入って何か作業するメリットはある?それともロボットで十分か?
○松本:
今のところ、ロボットで十分確認した上、人でないと何か作業が進まないとか、どうしても人が確認する必要があるという事がない限り、人がいきなりいってみてくることはないようにしたいと思っている。
○毎日岡田:
水面が濁っているように見えたが、濁った状態だと後日、水中にロボットを入れて中を確認するのは難しくなると思うが。水中で確認する上での支障にならないか?
○松本:
透明度については見た感じ、私の感触としては透明ではないかと思っているので、そう言う意味では照明が付いている水中を移動できるような水中カメラ等がおろせれば、そういった所の点検は可能ではないかと思う。今の段階では降ろせる場所はまだ見つかっていないので、それも検討課題だと思っている。
○朝日 西川:
写真で北東通路上方の保温材が見えているところだが、これは金属の気意に炉の部分が筒状になっている物が、開いて閉まっているような状態になっているのか?
○松本:
板金を円筒形に配管だから、撒いて片側をしかめている場合もあるし、留め金のような物で止めているケースもある。そういった物が今回、外れて北東コーナーの上の写真を見るとそう言った形で落ちている状況だ。
○朝日 西川:
保温材というのは何か配管の周りを保温材で覆っていて、その周りを板金で囲んでいると?
○松本:
ハイソウデス。中を高温の流体が通るケースがあるので、その熱がトーラス室を暖めないようにウールのような物で撒いて、ウールが落ちてこないように板金のような藻で巻いている。
○朝日 西川:
先程、飛び散っているような状態ではないという話だったが、この左側の所は下には落ちてないが、かなりもとあるところから下に垂れ下がってぶら下がっている、そんな状態と言う事で良いか?
○松本:
こちらは巻いてある板金が外れたので、侍従を支えることが出来なくなってぶら下がっているようになっているのではないかと思っている。まあ、配管が破断して中から蒸気、水が噴き出したのであれば、もっとバラバラに崩れていると見ている。
# 問題はその強度と どういう力が働いてそれが外れたか。
○松本:
毎日新聞の質問にあった格納容器3号機の水位はOPでいうと12.5m付近にある。それが格納容器で言うと、フラスコの赤道付近になるので、ハッチの所は半分ぐらいは水に浸かっていると考えている。
○毎日岡田:
OPでいうとそこからどれぐらいあると言うことになるのか?
○松本:
格納容器の床面からいうと6~7メートルと言ったところ。正確には計算させてくれ。
○フジテレビ有馬:
先程、動画を公開された2号機のトーラス室の調査だが、今回のロボットの映像で何か新たに分った事があると言うよりも、想定内のことが改めて画像で確認されたという理解で良いか?
○松本:
そうだな。2号機の圧力抑制室に関しては、昨年3月15日午前6時過ぎに大きな音がしたという事と、圧力抑制室の圧力計がダウンスケールしたことで、一時、圧力抑制室が爆発したのではないかという事を私どもも懸念していたが、
その結果を昨年の秋の段階で地震波の記録計の解析結果から4合の原子炉建屋の爆発とほぼ時間的に一致するので、そちらの方で、類推していたが、今回、初めて圧力抑制室というか、トーラス室には言ってこういった状況だったから、
3月15日の大きな音に関して、圧力施設が爆発したんじゃないか、と言うことはほぼ否定できるのではないかと思っている。従って新しいことがわかったと言うよりも、これまで推定したことが、直接確認出来たと考えている。
○フジテレビ有馬:
今日で1号機から4号機までは電気事業法に基づいて法律上の廃止になると思うが、それで東電管内の原発が17から13になることについて、改めて見解と受け止めを教えて欲しい。
○松本:
1号機と4号機を廃炉にする件に関しては昨年の段階で決定していたので、廃炉手続きを電気事業法に従って粛々と手続きを進めて参ったと思っている。まだ、原子炉等規制法による廃炉手続きは、原子炉内に燃料があるので出来ていないが、こちらも引き続き、廃炉に向けた作業を着実にしていきたいと思っている。
○フリー木野:
先日も伺った焼却炉だが仕様はわかったか?もしわからなければ設置許可申請だが、かなり多いのでいつ頃の許可申請にそれが出ているかだけでもわかれば。
○松本:
焼却炉の仕様だが、そもそも発電所に持っていた焼却炉だが、タイプとして円筒縦型自然セラミック方式という焼却炉だ。2基あり1基の容量が870kw、もう一つが1500kwの物をそれぞれ設置していた。容量を燃やす物で換算すると、870kwの方がポリエチレンで言うと1時間あたり70kg、
○松本:
1500kwの方は1時間当たり120kgのポリエチレンを燃やせるぐらいの焼却炉を用意しており、これが今発電所の中で使えない状況になっている。
○フリー木野:
放射性物質の処理能力は?
○松本:
放射性物質の処理能力に関しては、元々、焼却対象物については10E+9Bq/kgのオーダーの放射性物質を処理することを想定して設計しており、排気ガスの方に関しては10E-9Bq/cm3 という検出限界に対して、検出限界未満であることを確認する仕様になっている。
○フリー木野:
入れるものがどんなものでも、排ガスは10E-9Bq/cm3?
○松本:
違う。入れるものの想定としては1kgあたり10E-9Bq/cm3の廃棄物を想定している。最高でこの程度。従ってこれより小さいものであれば燃やせると思っている。それを燃やした際に検出限界を10E-9Bq/cm3で設定し、検出限界未満になるという燃やし方をする。
○フリー木野:
わかりました。先日伺っていたことの確認だが、バークの関係で基本的二杯を外に出したことないという話だったが、★灰以外も含めてクリアランスレベル以外の廃棄物を外の業者でリサイクルした事はあるのか?
○松本:
まだクリアランス廃棄物を出したことは、東電ではないと思う。
○フリー木野:
それは理由があってないのか、特に必要がなかったということなのか?
○松本:
まだ仕組みが出来たばかりで、クリアランスレベルとか、クリアランス廃棄物の運用についてはまだ行なっていない状況だった。
○寺澤:
よろしいですか?
○フリー木野:
だいぶ前の話だが、2月24日に福島第一で昨年5月に亡くなった作業員の方の労災が認められたと思うが、その時に福島第一含めて、これまで労災が認められたケースというのが5月に亡くなった作業員以外にあるのかどうか、確認出来るか?
○松本:
東電分は分ると思うが、協力企業に関しては把握していない。
○フリー木野:
東電分だけでも分るか?
○松本:
データを確認するのでお待ちしてくれ。
○寺澤:
よろしいでしょうか?はい。他に宜しいでしょうか。それでは、は? では簡潔に。
○フリー木野:
度々フリーの木野だ。確認だが、自由化部門の値上げの関係だが、これまでの受諾、要するに相手方が受け入れた件数、それから拒否の件数、交渉中の件数、交渉中のものはいつ頃が締め切りになるのかそれぞれわかるか?
○松本:
確か3割程度は既に契約が公開されたと思うが、データを確認させてほしい。
○フリー木野:
わかりました。あと、特別事業計画、、
○寺澤:
私の方から4月16日時点だが、自由化部門23.7万件の客のうち、約8.5万件、約36%の客が値上げ後の新料金をご利用頂いている。
○フリー木野:
85,000件が再契約。基本的には4月で全部切り替えということになるのか?
○寺澤:
違います。
○松本:
違います。
○寺澤:
契約の公開月は7月の方もあるのでそういう形で順次になる。
# 月極でこそーり迫ろうと詐欺まがいのことして怒られた東電。違います×2
○フリー木野:
残りは着ていないということ、要するに4月の段階で契約が来て、その内にどれぐらいの数というのはこの中に、
○寺澤:
内訳を申し上げると契約期間が3月31日満量の客で総件数は約5万件ある。そのうち、4月1日からの値上げに合意したのが約2万1000件だ。で、その他の客、契約期間が4月1日以降に満了になる客だが、総件数が約18万7000件になる。
足すと23万7000件。うち、4月1日からの値上げに合意しているのは約800件。で、契約期間満了後の値上げに合意をしている客は6万3700件というところだ。
○フリー木野:
そうすると4月にきて合意したのは全体の半分ぐらい?5万件のうちの2万…
○寺澤:
そういう意味では3月31日で満了になる客 約5万件の内、2万1000件だから、約4割ぐらいという所だ。
○フリー木野:
当初、合意に至らなかった場合は、何れは送電停止という話もあったが、これは締め切りというか、いつ頃を目処にそういった何らかの、
○寺澤:
そういう意味では基本的には、済州保証約款というのがあるが、そう言う状態にならないように私どもから丁寧に説明しながら、客の理解と合意を得ていきたい。
○フリー木野:
その起源はまだ設定してないということか?
○寺澤:
今のところはそういうような、その後どういう形になるかは決まっていない。
○フリー木野:
済州保証約款はまだ適用されたケースはないという理解でいいか?
○寺澤:
基本的には、だから3月31日に同意をしていただかなればならない客は、最終保証約款が適用になって今行なっているところである。
○フリー木野:
同意していない分は、もう最終保証約款が適用になっている?
○寺澤:
ある意味ではそこで。それでも電気は供給していますから。基本的には最終保証約款の中で、になる。
○フリー木野:
最終保証約款になると料金が通常の物より変更があると思うが、
○松本:
無契約の状況は我々、そもそも想定していないんじゃなかったっけ?
○寺澤:
ですから、あの、基本的に無契約の状態にならないようにするために、最終保証約款があるわけですよね。
○フリー木野:
最終保証約款で定められている料金というのは、
○寺澤:
若干割高になっている。
○フリー木野:
それが適用されているということになるのか?
○寺澤:
ということになる。
○フリー木野:
そうすると通常の電気料金よりは少し高いということだよな?
○寺澤:
そういう意味では若干高くなる。
○フリー木野:
特別事業計画だが、先日、枝野大臣の会見で質問が出た際に、いつ頃に出るかという話に対して、東電に聞いていほしいと言うことをおっしゃっていたので、進捗状況、その後の見通しがわかればと思うが。
○松本:
今のところ、機構側と相談させて頂きながら作成している段階。いつ提出できるかは未定。
○フリー木野:
元々3月に出る予定だったのが、遅れている理由は、どこらへんに問題があるのか?
○松本:
機構とその辺を詰めているところであり、まだ決定したことはない。
○フリー木野:
詰めているというのは東電側から提出した計画については東電としては特に問題無いという立場なのか、提出した計画に対して機構側から何か指摘があったのか、どういう状況なのか?
○松本:
様々な課題に対して機構と私どもで協議している状況だ。
○フリー木野:
様々な課題というのは具体的に何か?
○松本:
協議の内容については回答を差し控えたい。
○寺澤:
明日の作業予定。窒素封入関連。PSA4号のファンモーターのインバーターの交換作業を行い、試運転を行う予定。滞留水移送関係。3号機タービン建屋から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を明日開始する予定。
先ほど3号機の機器ハッチの調査に伴っての写真データだが、USBを用意しているので、会見終了後、データ取得をして頂ければと思う。(http://bit.ly/I4vk8C)それでは、以上で、
○松本:
機器ハッチ3号機の直径や約3mだ。後、現在3号機の格納容器の推定値は、床面から約7mのところにある。以上だ。
○寺澤:
木野さんの先ほどの質問で、ちょっと訂正させてくれ。そういう意味では、合意に至っていない客については、現在、そういう意味では無契約で供給している状況になる。いずれにしても最終的に客との合意に向けて、採取保証約款の適用になると。こういう状況である。
○フリー木野:
確認だが、最終保証約款が適用になる期限はあるのか?
○松本:
ありません。
○寺澤:
ありません。
~ キキトレズ ~
以上で夕刻の会見を終了する。
~ 終了 19時12分