2012/4/23・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
□プラント
□モニタリング
- 福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への 移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 12.6KB)
- サブドレン等核種分析結果(4月4日訂正版)(PDF 19.2KB)
- 原子炉建屋地下滞留水の放射能濃度等の測定結果(PDF 7.97KB)
- 福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果(PDF 7.84KB)
□4月23日 政府・東京電力中長期対策会議運営会議(第5回会合)
- 政府・東京電力中長期対策会議運営会議(第5回会合)
- RPV代替温度計設置のためのモックアップ試験結果の報告について
- 4号機使用済燃料プール傾き測定と塩分除去実施状況
- 水処理設備におけるポリエチレン管敷設計画について (説明省略)
- サブドレイン浄化試験進捗報告
- 地下バイパスによる1~4号機建屋内への地下水流入量低減方策について (説明省略)
- 事故収束作業に伴い発生したガレキ・伐採木の管理状況
- 発電所構内の全体除染計画について
- 飛散瓦礫調査の結果報告
- ゼオライト土嚢の投入と効果の確認について
- 海水循環型浄化装置の運転実績について
- 原子炉建屋格納容器からの追加的放出量の評価結果
- 発電所敷地境界における年間被ばく線量評価について
- 福島第一原子力発電所による20km圏内海域での魚介類サンプリング調査について (説明省略)
- モニタリングポスト周辺環境改善対策について (説明省略)
- 福島第一原子力発電所免震重要棟(一部)の非管理区域化について
- 福島第一原子力発電所における車両用スクリーニング・除染場の試験運用について
- 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事
- 4号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事
- 3号機ガレキ撒去のための使用済燃料プール内水中事前調査結果について (説明省略)
- 4号機使用済燃料プール内ガレキ分布マップについて
- 「建屋内の遠隔除染技術の開発」における現場調査の実施について
- 2号機原子炉建屋地下階トーラス室現場調査 (説明省略)
- スケジュール (説明省略)
- 東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)
- 平成24年度 福島第一原子力発電所熱中症予防対策実施項目及び実施工程(PDF 18.7KB)
- 【関連】政府・東京電力中長期対策会議研究開発推進本部(第5回会合)
□報告書 関連
- 福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)および(その3)(改訂)の変更について
- 2007年新潟県中越沖地震の震源像と震源特性について(PDF 2.55MB)
- 九州電力株式会社玄海原子力発電所3号機で確認された充てんポンプ主軸の折損を踏まえた確認等に関する指示文書の受領について
- 福島第一原子力発電所 中塚内閣府副大臣視察風景
○松本:
少し資料の数が多いので順に説明させて頂く。はじめにプラントの状況から報告する。
[原子炉および格納容器の状況]
1~3号機まで給水系、CS系つかって注水を継続実施中。
[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]
記載の表の通り。
[使用済み燃料プール]
1~4号機とも、全台、循環冷却を実施中。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]
2号機と3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を行なっている。後ほど、滞留水の分析結果が出ているので、併せてそちらも報告させていただく。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]
第一セシウム吸着装置キュリオン、福島第二セシウム吸着装置サリーを用いて、高濃度汚染水処理を続けている。
[その他]
その他の工事の実施状況については変更はない。
○松本:
なお、手元の資料で2つ紹介するが、先ず1枚目は 「原子炉建屋地下滞留水の放射能濃度等の測定結果」「福島第一 タービン建屋地下階 溜まり水の核種分析結果」という二種類の資料がある。
こちらに関しては、先日土曜日に報告したが、4月20日に2号機の原子炉建屋地下の高濃度汚染水、それから3号機の地下にある高濃度汚染水、それから北西コーナーの三角コーナーの扉が開いていた関係でトーラス室の水も併せてサンプリングをしており、その3種類の分析結果だ。
①②③と書いてあるがセシウム134/137がそれぞれ 10E+4Bq/cm3で検出されている。塩素濃度は2号機 50ppm、3号機 140、150ppmで検出されている。併せてタービン建屋の溜り水核種分析結果も見るんだ。3号機タービン建屋地下の溜り水に関しては、同じくセシウム134/137が10E+4Bq/cm3レベルで検出されている。こちらに対しては3号機原子炉建屋に漏れてきている水がタービン建屋に抜けていると管がている。
4号機タービン建屋溜り水に関しては同じく10E+4Bq/cm3レベルで検出されているが、3号機側から流れ込んでいる関係もあり、3号機に比べ、若干濃度としては低い状況だ。なお、この原子炉建屋地下滞留水の状況については、全開の測定結果から見ても薄まっている状況だ。
同じくサンプリング状況だが、A4縦のPP2段書きの資料を見るんだ。http://bit.ly/JJfVI6 1~4号機の南放水口のサンプリング結果、昨日と本日分。それぞれγ核種、全β核種とも検出限界未満。
○松本:
★こちら1件訂正になる。サブドレンというの核種分析の結果。http://bit.ly/JJgCkK 先日4月4日、2号機、5号機、構内の深井戸のサンプリング結果を公表した際、トリチウムが検出されたということで報告したが、裏面に比較表で書いている。
5号機のサブドレン、構内深井戸のトリチウムH3に関しては正しくはND,検出減配未満であったという状況だ。こちらに関しては検出されたということで、改めて分析をやり直した結果、
# NHK山崎記者の長時間、科学漫談が無駄に…
検出限界未満と判明。原因はトリチウム分析には前処理という事で蒸留などの処理をする際、作業員の手がゴム手袋を付けたり外したりして武石しているが、その際、バイアル瓶に誤って汚染された水がついたためではないかと考えている。
お詫びとともに訂正させていただく。
(第5回会合)中長期対策会議の運営会議
○松本:
★本日、私どもと政府の(第5回会合)中長期対策会議の運営会議(http://bit.ly/JotBO8)、研究開発推進本部(http://bit.ly/JotLoH)の会議が行われたので、その中身について報告させて頂く。
# 毎度、研究開発推進本部は説明は省略するくせに。
厚手の資料になっている運営会議の方から説明させて頂く。(http://bit.ly/Jjpalt)資料に関しては説明の関係上、中央下の部分1ページ目から通し番号をうっているので、こちらに関しては正式配布された資料にはこの番号はついていない。
今回、皆様に説明する関係上、通し番号をつけているので、その辺はご理解頂ければと思う。これまで既に公表している内容もあるので、今回新しく審議された内容について重点的に報告させて頂く。3月28日の議事概要を飛ばすと、その後の通し番号14ページを見るんだ。
RPV代替温度計設置のためのモックアップ試験結果の報告について
○松本:
2号機の圧力容器の温度計については、これまで計器異常が何点か見つかっており、現在圧力容器の温度としては2点で測定している状況。この度、モックアップし検討を実施し、代替温度計を挿入する一つの目処がたったので報告する。
ページの中で14ページ(スライド2)下半分に「モックアップ試験の目的・概要」ということで書いてあるが、4月中旬には今回、やったような一応の技術的な目処をつけるということで判断する事で工程上引いている。
やったことに関しては右側の写真にあるとおり、★「配管挿入試験」と「配管改造工法試験」の2種類だ。配管挿入試験の方は熱電対を格納容器外側から配管を通じて圧力容器底部に送り込む観点から、実際に熱電対が挿入できるのかというところを
アクリル管で模擬をしたものだ。もう一つは配管改造工法試験という事で、今回は改めて熱電対を挿入する関係上、配管を切ってそこから挿入する必要がある。従って新たに弁とかそう言う工事を行う必要があるので、
今回、配管を切る都合上、中から放射性物質を含む水、気体等が出ないように、今回は凍結させて配管を塞いで、その間に切ってしまうという工法を今考えている。その2種類の試験を行った結果、ほぼ、★工事の技術的な課題としては目処がたったとうことである。
配管挿入試験の方から説明させて頂くが、15ページ(スライド2)上半分が「熱電対及び通線治具」と言う事で今回試した試料だ。熱電対に関しては2種類、シース熱電対と被覆熱電対、それから熱電対単独ではなかなか挿入できないので、
それを支えるサポート用とうことで、スーパーイエロー、ケーシングチューブ、溶接ワイヤーガイド、工業用内視鏡、それから挿入性を高めるためコイルガイドと言ったもので10数メートル先の圧力容器下部まで到達するか確認を実際に行ったものだ。
16ページ(スライド5,6)こちらは現在所有している図面を元に、このルート、長さ、角度、上下方向等をアクリル管で模擬をして実際にこれを工場で組み立ている。それにしたがって赤いと文字で書いてあるが、
「実機模擬試験体終端位置」から実際に熱電対、それからサポート用のケーブルを少しずつ挿入しながらRPV(圧力容器)ノズルの所までいけるかどうかという確認を実際に行ったものだ。
その結果がスライド4(http://bit.ly/Iq8t5M)"×" の所は挿入できなかった所だ。"○" は実際に出来た所、 "△" は一部問題がある所。特に○は問題なく挿入できるが、△の所はが「T継手」というところがある。
こちらは、例えばスライド6で水平方向に約6m行った所に青汁師で上に行く所がある。ここはT分岐になっている。従って入り口からワイヤーを力加減で出し入れしながら、本当は上に曲げていきたいが実際には挿入先は見えないので、
上に行くか、下に行くかのコントロールが非常に難しいということで△をつけている。こういった実験結果が出来たので、★★今回、私どもとしてはスライド6の「SLC差圧検出機ライン」では挿入可能ではないかと考えている。
★ジェットポンプの計装系配管は第一候補として上がっていたが、RPVノズルから2つ手前のエルボーより先にはいけない事が今回の実験結果でわかったので、引き続き候補としては挙げておくが、
福島第一優先としてはSLC差圧検知器を使って代替温度計を工事したいと考えている。ページを捲って17ページ(スライド7)「配管改造工法試験の概要」だ。こちらは原子炉側に高濃度汚染水、もしくは気体があるということで、
一旦配管を切る際に、この部分を凍結させて、配管を切る工事ができるかという確認をしたものだ。実際のスペースの確保を考えてスライド7(http://bit.ly/Iq8t5M)の下にあるが、およそ3種類の方法としては工事は可能だと考えている。
★★従って今回の結論としては、工法、挿入特性上、「SLCの差圧検出配管」を使ってだいたい温度計は挿入可能ということ。現在の技術を用いて挿入可能であると判断している。18ページ(スライド8)になるが、
今後、SLC配管を第一優先とし、用品の手配、装置の設計施策に入る。並行して当該箇所の線量低減対策ということで遮蔽、除染作業を実施し、5月下旬から6月上旬頃には実際に工事ができるかどうか、最終的な判断をしていきたいと考えている。この件は以上。
4号機使用済燃料プール傾き測定と塩分除去実施状況
(説明省略)
4号機使用済燃料プール傾き測定と塩分除去実施状況
○松本:
★20ページから「4号機使用済燃料プール傾き測定と塩分除去実施状況 http://bit.ly/Iq94o1」傾き測定は既に報告したが22ページ(スライド1)「4号機使用済燃料プール傾き測定と塩分除去実施状況」と言う事で説明する。
現在、4号機使用済燃料プールの塩分除去に関しては、最初に逆浸透(RO)膜による塩分除去をして、その後、11月下旬からイオン交換装置による浄化を進めているが、これまで塩分除去率が上がらないことが確認されている。
大きな原因としては原子炉ウェルと使用済燃料プール間に水の行き来があるのではないかということで、その状況を確認している。従って新たに、今回、イオン交換装置だけでは塩分除去が進まないということで、
スライド6(http://bit.ly/Iq94o1)下側になるが、新規塩分除去装置(モバイルRO装置)という装置を新たに導入して塩分除去の効率を上げることを考えている。スライド5に工程表。4月下旬から5月頭にかけて、順次、準備を実施していき、準備ができ次第、運用に入りたいと思っている。
水処理設備におけるポリエチレン管敷設計画について
○松本:
続いて24ページには水処理設備の漏洩があった関係でのポリエチレン管の敷設計画がある。
サブドレイン浄化試験進捗報告
○松本:
★続いて26ページを見るんだ。「サブドレイン浄化試験進捗報告 http://bit.ly/Iq9I53」1~4号機に関しては1号機と4号機のサブドレンを使って浄化試験を行なっている。
★これまでの実験結果に対して告示濃度以下になることが判明したので、今後、組み上げ試験を実施していきたいと思っている。また、5号機、6号機側は高濃度汚染水の漏洩はなかったが、地下水を経由しての比較的高い濃度だったので、併せて浄化試験を行った上で告示濃度以下に対して充分余裕がある状況だ。
浄化状況については27ページ、上半分(スライド2)が4号機、下半分(スライド3)が1号機の状況。告示濃度限度に対し、10分の1~100分の1程度まで下がってきている状況。
28ページの上半分(スライド4)が、5号機、6号機の21箇所でピットの状況になる。試験そのものはまだ続いておりスライド5になるが、今後、試験結果を評価し、組み上げ試験を実施後、6月頃からサブドレンの封級計画に取り組んでいきたいと考えている。
地下バイパスによる1~4号機建屋内への地下水流入量低減方策について
○松本:
★続いて30ページを見るんだ。「地下バイパスによる1~4号機建屋内への地下水流入量低減方策について http://bit.ly/Iqaxee」1~4号機の建屋内に高濃度汚染水が滞留しているが、その中には毎日、大体200~400トンの地下水が流入しているために、処理水が多くなっているという現状がある。
従って、この地下水から建屋の中に入る水をいかに減らすかという所が、重要な課題だと認識しており、サブドレンの浄化の他、今回、地下水バイパスという方法で取り組んでいきたいと考えている。
概要は31ページ(スライド2)の上半分にコンセプトという形で書いている。現在、1~4号機側はだいたい西から東、山側から海側に向けて地下水が流れている状況だ。
そういった状況なので、今回、地下水バイパスという事で、山側にある建物が約10mぐらいの所に建っているが、その上、35mの所に井戸を掘り、そこから地下水を組み上げて建物に到達する前にバイパスして海に流してしまうことを考えている。
この結果、地下水の流入を原子炉建屋、タービン建屋側に関しては、目標としては半分程度に低減したいと考えている。成立性の確認については31ページ(スライド3)下半分を見るんだ。(http://bit.ly/Iqaxee)
そもそも地下水はどういった放射性物質の性状なのか、というところについては確認事項① 揚水した地下水が汚染されていないこと、と言う事でこちらはボーリング口から改めて調査をして水質を確認している。
水質の結果については33ページ(スライド7)http://bit.ly/Iqaxee に地下水の水質の現況ということで、セシウム134/137、その他、全α、全βに関して分析を行なっているが、いわゆるけ出外科医日に対して、それ以下という状況。
勿論、告示限度を充分下回っているし、構内散水で使用している飲料水の基準も下回っている状況だ。実際似の情報、やり方については10ページ(スライド9~10)にある通り、今回、構内の西側に大体14箇所の穴を掘り、底から水を汲み上げる事を考えている。
赤い点の所が今回、井戸を掘る予定の場所になる。この影響だが、31ページ(スライド2)を見るんだ。http://bit.ly/Iqaxee 実際に35mのところで井戸から水を汲み上げるが、この水を汲み上げることにより、青い点線を青い実線に変える。
地下水を原子炉建屋、タービン建屋の水位を下げることによって流入してくる水を低下させることを考えている。大体地下水位としては、原子炉建屋側で約3m、タービン建屋側で1m程度は下げられると考えている。
実施方法については32ページ(スライド5)を見るんだ。こういった形で段階的に行なって行きたいと考えている。現在、STEP1、STEP2の途中であり、ボーリング口から水質の確認をしているところと、実際の「揚水井」の水質確認を順次実施していきたいと思っている。
また地下水をバイパスさせるにしても、急にやるということではなくて、順次、様子を見ながら下げていきたいと考えている。実際に揚水井から水を汲み上げはじめてタービン建屋、原子炉建屋の周辺地下水が下がるまでには、大体3ヶ月程度かかるのではないかと見通している。
具体的な工程に関しては33ページ(スライド6)のシート6を見るんだ。http://bit.ly/Iqaxee 今後、ステップを順次進めていき、夏ごろまでには実際の工事ができるのではないかと考えている。
事故収束作業に伴い発生したガレキ・伐採木の管理状況
○松本:
★37ページは4月10日現在での発電所内の瓦礫、伐採木の収集状況を示している。「事故収束作業に伴い発生したガレキ・伐採木の管理状況 http://bit.ly/IqbR0D」
発電所構内の全体除染計画について
○松本:
★38ページからが構内の全体除染計画になる。「発電所構内の全体除染計画について http://bit.ly/IqbUJP」作業員の被ばく低減を進めるためには、発電所内に沈着してる放射性物質を助教する必要がある。
ただ、全体を除去するのは非常に時間を要すため、まずは作業員が多くいる、あるいはよく通行する箇所を中心に作業を進めていきたいと考えている。39ページ上半分になるが、スライド3を見るんだ。
4つのエリアに区切り、「執務エリア」は免震重要棟、企業棟といった事務仕事、机上の仕事をするエリア、「作業エリア」は作業に実際に従事するエリア、「アクセスエリア」は道路等を考えている。「その他エリア」は森林など上記以外のエリア。
こういったエリアに高から底まで優先度を付けて、順次実施していきたいと考えている。全体の計画については今後、策定していくが41ページの上半分「実施スケジュール」(スライド7)を見るんだ。
後で紹介するが、先ずは免震重要棟の非管理区域化に着手したいと思っている。また、24年度中には常時人がいる作業場所ということで、正門の警備員の常駐エリア、免震重要と前のバスの通勤エリア、といった所に関しては除染を進めていきたいと考えている。
また、逐次になるが作業員の作業エリア、その他の道路の除染といった価値で取り組んでいく。
飛散瓦礫調査の結果報告
○松本:
★続いて42ページを見るんだ。「飛散瓦礫調査の結果報告 http://bit.ly/Iqcwz4」悲惨瓦礫の調査結果について報告する。こちらは発電所1~4号機を中心に1号機と3号機が水素爆発を起こした際に、がれきがどれぐらい飛んだのか調査を3月27日と28日に実施してる。
その際の調査結果が纏まったので本日報告させて頂く。42ページした半分(スライド2)になるが、3月27日に16名、28日に14名の作業員が従事して1~4号機の中心から500mを中心に瓦礫が見つかっていると言う事である。
3ページ(スライド3)の黄色い線が、2号機、3号機の中心化からモニタリングポストの方向に線を引いており、この赤いドットの所が今回調査した範囲だ。瓦礫の超作家については、スライド4から順次、地図と写真をつけているが、
概ね500mの範囲内で瓦礫を小さいもので5個見つけている。まあ、500mよりも遠く飛んでいないという状況だ。45ページ(スライド7)に1007mにコンクリート片 10cm×10cm×10cmのものがあるが、
# たった5個??? 500m 以上はがれきが飛んでない??んなあほな。1007mのはトラックで運ばれてきたんだとさ。
こちらに関しては建屋外壁の青い塗装が施されているように見えるので、建屋のがれきではないかと思うが、落ちたものに付いている表面線量がバックグラウンドより低いということで、実際には爆発した後に、
トラック等に積んでいたものがこぼれ落ちたものではないかと推定している。45ページした半分(スライド8)に今後の対応について書いてある。現時点では爆発に伴い飛散した瓦礫で500m以上、あるいは付近で支障になるような飛散物は少ないと考えている。
また、発電所郊外へ瓦礫た飛んでいったのか、という懸念があったが、今回の調査結果で500m程度で留まっていると考えている。
# あの爆発で 500m以上がれきが飛んでいないと結論。あの調査結果でかいな… ( ゚д゚)
また、事故発生時の目撃情報では、病院等で浮遊物があったというような目撃情報もあるので、こういったところについては現場確認を実施していきたいと考えている。
ゼオライト土嚢の投入と効果の確認について
○松本:
★続いて47ページの所に「ゼオライト土嚢の投入と効果の確認について http://bit.ly/Iqdw6l」という事である。こちらは昨年4月2日に高濃度汚染水が2号機の取水口付近で漏洩した件にかんがみて、ゼオライト入りの土のうカゴを海のところに沈めている。
今回、少し時間が立ってしまったが、この土のうカゴを引き上げて表面線量を測定して、その効果について確認している。結論から言うと、48ページのした半分(スライド4)それから49ページの上半分(スライド5)になるが、やはり水に沈めただけではセシウムの吸着はあまり芳しくなかった。
従ってこういった海水中へゼオライトの土のうを沈めてセシウム134/137を取ることに関しては、今後、実施をしないことで考えている。後で説明する循環型海水浄化装置の方での浄化を検討していきたいと考えている。
海水循環型浄化装置の運転実績について
○松本:
★少し飛ばすが、50ページのところで「海水循環型浄化装置の運転実績について http://bit.ly/IqdZFq」これまで約1年間運用してきたこの装置の運用について報告させていただく。
# 海水の放射線濃度は下がらず効果なしのあれ。外洋と全く遮断されているわけじゃないのに、全く濃度が下がらず一定。一定量漏洩しているとしか考えられないけど、一定なので漏洩はないという東電の主張。保安院の妥当評価。( ゚д゚)
設備については既に皆様ご存知だろうが、写真の通り、吸着塔A,Bという2.3m3の大きな容器にゼオライトを詰めている。こちらに大体20トン/h程度で海水位を取水し、流すことで海水中に含まれているセシウム134/137を除去する目的で運用していた。
実際の結果については51ページ(スライド3)を見るんだ。http://bit.ly/IqdZFq 大きいところと低いところがあり、運転サイクル毎に色々評価しているが、調子のいい時には大体40%程度、悪い時は流出のほうが多いという結果になっている。
これに関してはその下のスライド4。海水を直接吸い込んでいるので、海水中に含まれる懸濁物質や油分がゼオライトへの吸着を邪魔しているのではないかと考えている。この辺に関してはゼオライトの袋詰めの方法や層化の方法等を改善しながら、少し、トライアンドエラーをしている状況だ。
現時点では大体40%程度の吸着率が期待できそうだとわかったので、現在は被覆工事を行なっている関係で、循環型海水浄化装置は運用を停止しているが、被覆工事が終わった後、この装置を再度動かして性能を評価していきたいと考えいる。
原子炉建屋格納容器からの追加的放出量の評価結果
○松本:
★続いて53ページからが「原子炉建屋格納容器からの追加的放出量の評価結果 http://bit.ly/IqeHCI」こちらは毎月、月初めに建屋のサンプリングを行なって、今回纏めて報告させて頂いている。
結論としては上から3つ目の丸だが、全開と同様、現時点での原子炉建屋からの放出放射能量は1,2,3号機併せて 0.1億Bq/h と評価している。これによる敷地境界での追加的な被ばく線量に関しては 0.02mSv/y という状況だ。
各号機毎の値については、その下のグラフに書いている。1号機に関しては建屋カバーもあった関係で比較的安定的に 0.004~0.003Bq/h という程度で推移してるが、2号機と3号機に関しては原子炉建屋の大物搬入高の扉の閉鎖とか、
サンプリング時の風の影響、それから、2号機は最近、若干、格納容器の圧力が上がっている関係で、少し押し出されている量が多いのではないかと考えている。ただ、この程度の変動なので、0.1億Bq/h は変更はないし、これに伴う被ばく線量に関しては 0.02mSv/y という状況だ。
発電所敷地境界における年間被ばく線量評価について 果(4月時点)
○松本:
★これに関連し、55ページに「発電所敷地境界における年間被ばく線量評価について 果(4月時点) http://bit.ly/Iqf6Fn」というのがある。こちらは昨年末に出している施設運営計画(その3)で約束している、いわゆる瓦礫、あるいは伐採木、今後、追加的に発生するハイベッセル等により、敷地境界で追加的な被ばく線量を1mSv/y 未満に落とすことを約束しているが、
# その周辺で20mSv/y 未満だから帰ってよし、住んでよし、とされる住民。保証?(゚Д゚)ハァ? ソンナ カネ ネェヨ バカ という一貫した姿勢の政府。
その実施状況について4月時点の報告をさせて頂いたものだ。実際の評価結果については、57ページ(3ページ)http://bit.ly/Iqf6Fn に細かい分析結果があるが、現在、敷地境界で一番多い所は、最大値で北エリアにおける約5.8mSv/y という状況だ。
56ページ(2ページ)に地図があるが、最大のポイントとなるのは、ここ北エリアと書いてあるモニタリングポストの1番と2番の間にある「赤い点」の所だ。この下、南側にある瓦礫の所のスカイシャイン線が大きく効いているようであり、このために北エリアの追加的線量が5.8mSv/y という状況だ。
これらに関しては今後、全開報告した瓦礫を覆土式の撤去置き場に移動する、要は瓦礫に土を被せて遮蔽するという工事を今後、順次行い、北エリアの線量を下げていきたいと考えている。
福島第一原子力発電所による20km圏内海域での魚介類サンプリング調査について
○松本:
★続いて58ページの「福島第一原子力発電所による20km圏内海域での魚介類サンプリング調査について http://bit.ly/Iz2hsG」については飛ばさせて頂きます。
モニタリングポスト周辺環境改善対策について
○松本:
★60ページの「モニタリングポスト周辺環境改善対策について http://bit.ly/I53Wdl」も先週の金曜日に紹介したとおりだ。(金曜日の会見 http://bit.ly/IW4f3n)
福島第一原子力発電所免震重要棟(一部)の非管理区域化について
○松本:
★続いて63ページを見るんだ。先程、構内の全体除染計画で話したもののうち、免震重要棟に関して一部、非管理区域化を現在計画している。「福島第一原子力発電所免震重要棟(一部)の非管理区域化について http://bit.ly/IqfDXQ」
63ページの右下になるが、現在、免震重要棟の2階にある緊急時対策本部が置かれているこのエリアに関しては、非管理区域化をすることで現在作業を進めている。主な実施状況等については、写真で見て頂きたいが、内側内面に鉛ボードを張って、
窓、壁から放射線が入ってくるのを遮蔽するとか、②床、③窓、等に遮蔽板を入れている。④ダクト当移管しても、誤って空気等が流れてくることも考えられるので、そういったダクトの撤去、屋上にある降り積もっている所のコンクリートの撤去ということを行なっている。
なお、こちらに関しては管理区域から非管理区域になるので、周辺はまだ管理区域の状況が続く。従って ⑥ のゲートも似たというものを免震重要棟2階の緊急時対策本部の入り口の所に設置し、外から入ってくる作業員や社員は、個々のゲートモニタを通って、体表面に放射性物質の付着がないことを確認したうで内部に入っていくということで、今後、免震重要棟の中では、普通の執務が出来る状況になるということで、現在、作業を進めている状況だ。
福島第一原子力発電所における車両用スクリーニング・除染場の試験運用について
○松本:
★続いて64ページを見るんだ。「福島第一原子力発電所における車両用スクリーニング・除染場の試験運用について http://bit.ly/IqgoQy」 について報告する。現在、福島第一発電所周辺の警戒区域に関しては、解除することが計画に上がっているが、実際に加除された場合、周辺の行き来が自由になるので、原子力発電所に入ってくる作業者、作業用の車両のサーベーを何処で行うか、という事で検討させて頂いている。
# 敷地内の線量 1mSv/h 以下を目標に徹底した免震重要との悲観陸域化計画。周辺地域は20mSv/y わずかでも下回れば戻れと近々解除される警戒区域。せっかく福島第一敷地内を除線したのに、地域住民が生活している汚い警戒区域から、車で汚い放射性物質が1Fに持ち込まれたら、たまったものじゃない。しっかり車を除線しないとな。
64ページの下の所に地図があるが、現在、この黄色い所に、車両用のスクリーニング、除線所を設定しており、明日から、午前0時をもってこの女戦場の運用を試験的に実施していきたいと考えている。
現在、Jビレッジで実施してるものは、並行して行なっておりが、Jビレッジが警戒区域の外になるということを想定して、試験運用を明日から実施するというものだ。
3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事
4号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事
○松本:
★続いて少しページが飛ぶが、67ページからが3号機と4号機の原子炉建屋の上部の瓦礫撤去状況を説明している。「3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 http://bit.ly/IqgMyy」「4号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事 http://bit.ly/IqgQhR」68ページが3号機の写真、69ページが4号機分の写真ということになる。
3号機ガレキ撒去のための使用済燃料プール内水中事前調査結果について
○松本:
★それから70ページからが3号機使用済燃料プール燃料プールの水中カメラによる点検状況だが、「3号機ガレキ撒去のための使用済燃料プール内水中事前調査結果について http://bit.ly/Jqlkt8」
★73ページを見るんだ。4号機の使用済燃料プールに対しては、移動式の水中カメラで内部の状況を点検して、プール状の瓦礫マップを作成している。「4号機使用済燃料プール内ガレキ分布マップについて http://bit.ly/IqhbkB」
そちらのほうが纏まったので方向させて頂くが、結果としては74ページ(スライド2枚目)の上半分を見るんだ。「4号機使用済燃料プール内ガレキ分布マップ」上が北、下が南になる。木々で青い四角いハッチングがあるのが、金属製の比較的平たい板のようなものが水中に沈んでいる。
名前に関しては判例があるので見て頂きたいが「作業台者用階段」とか「デッキプレート」といったものが、板状のこういった形で分布している。ピンクのマルイ印が付いている所が、コンクリート片とみられるがれきが落ちていると所、それから、黄色いハッチングをしている所が、シート状のがれきが落ちているように見えている。
3号機と違って4号機は、比較て機構行った使用済燃料のハンドル等が、比較的よく見えている状況なので、今後、こういったコンクリート片とか、金属類のがれきに関しては、プールの上から引き上げ、細かい砂と行ったようなものに関しては、水中掃除機のようなもので吸い取る、と言う事で現在考えている。
今のところ、使用済燃料の取り出しにあたり、大きな支障になることはないものと考えている。平成25年 来年の1月には1体目の取り出しを行う事を目標に作業を進めていきたいと思っている。
「建屋内の遠隔除染技術の開発」における現場調査の実施について
○松本:
★77ページを見るんだ。「「建屋内の遠隔除染技術の開発」における現場調査の実施について http://bit.ly/IqhPP0」こちらは建屋内の中での燃料デブリ取り出しとか、その他、それに関連する作業を行うためには、建屋内の除染を行い、被ばくの低減を測っていく必要がある。
そのためには遠隔操作、要は人が携わらないで除染ができないかということで、この期、現場調査を介していきたいということである。こちらの方は、エネ庁さまのプロジェクト件名にもあがっておりまして、5月中旬から7月上旬にかけて、この計画を進めていきたいと思っている。
先ず、汚染の形態、除去の方法については、78ページのした半分、スライド4を見るんだ。http://bit.ly/IqhPP0 現在、放射線が建屋の壁面、床面には、一つは表面の所に付着しているような形でくっついているケース。
それから付着と言うよりも染み込んでいる方が近いのではないかという箇所がある。もう一つはコンクリート内部まで染み込んでいるケースと言うことで3通りの汚染の仕方があるのではないかと言う事で、それぞれ、方法を現在、検討中である。
先ず、「遊離性表面汚染」と言うことで、床とか壁とか、表面に付着しているものについては、ハケのようなもので吸い取る事を考えている。また、少し固着しているような「固着性表面汚染」に関してはストッパブルペイントと言うのもで、ペンキで塗り固め田植え、それを剥ぎ取る形で汚染を取って行きたいと考えている。
また、「浸透汚染」に関しては、浸透の程度を調べるということで、80ページのした半分になるが、コンクリートサンプルを抜いて、何処まで汚染の程度が進んでいるかという、縦方向の汚染の深さ、核種について分析していきたいと思っている。
こちらについては、先ずロボットにより、全体の線量率、宣言等を分析した後、こういった実際の汚染調査を進めていきたいと思っている。対象箇所は81ページのした半分(スライド10)から1号機の予定箇所、82ページの上半分(スライド11)、下半分(スライド12)が3号機という形で、現在、調査計画を進めている状況だ。
83ページ(スライド13)に全体の工程が書いてあるが、5月中旬頃までは、5号機を使ってリハーサルを行った後、5月中旬以降、実際の調査を進めていきたいと考えている。
2号機原子炉建屋地下階トーラス室現場調査
○松本:
★続いてページが飛ぶが、84ページからは2号機のトーラス室の状況になるんで、省略させて頂く。「2号機原子炉建屋地下階トーラス室現場調査 http://bit.ly/IqisYQ」
福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)
○松本:
★89ページから今回取りまとめた中長期ロードマップ状況の全体概要をまとめる形で示させて頂いている。「東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)http://bit.ly/IzriUq」
その後ろ90ページ(2ページ目)の 「⑦ 作業安全確保に向けた計画」について少しお話する。昨年は熱中症の患者が、都合 23名発生していたが、今回は改めて夏に向けて熱中症対策も先行して実施していきたいと思っている。
# つ、都合、発生って… ( ゚д゚) オマエ ニホンゴ オカシイ「松本:本日の熱中症、けが人、新型インフル、ノロウイルス等々、の実績を発表する。」
医療体制については先日話したとおり、福島第一原子力発電所の 5,6号機に医者と男性の看護師を常駐させる対応を撮っているが、その他、中長期対策ということで、昨年より2ヶ月早く対策を実施していきたいと思っている。
平成24年度 福島第一原子力発電所熱中症予防対策実施項目及び実施工程
○松本:
★手元に1枚の資料を配布した。こういうバーチャートが書いてあるが、「平成24年度 福島第一原子力発電所熱中症予防対策実施項目及び実施工程(PDF 18.7KB) http://bit.ly/IqkKHo 」
今月までには準備を整え、5月からは順次、運用を開始していきたいと思っている。WBGT値という熱中症になりやすいかどうかを判断する指標に関しては、この装置を設置した後、免震重要棟のところには、電光表示パネル、あるいはこうい値を協力企業に伝えて、作業時間、休憩頻度等を適宜判断して頂きたいと考えている。
また、昨年も実施したが、7月、8月と最も暑い時期に関しては、昼の2時から夕方5時までの間は、原則、作業を禁止すると言う事で対応をしていく。また、熱中症予防と言うことで、適度な休憩と水分、塩分補給とと言うことになるが、こちらに関しては、作業員が休む休憩所に対して、水分、梅干し等の補給等を行いたいと思っている。
また、クールベストといった体を冷やすチョッキなようなものに関しても、準備を進めている状況だ。この運営会議の全体資料については以上だ。
政府・東京電力中長期対策会議研究開発推進本部(第5回会合)
○松本:
★それから次に少し厚手の資料になるが、「政府・東京電力中長期対策会議研究開発推進本部(第5回会合)http://bit.ly/JotLoH」こちらの方もあるが、資料の方に関しては、本日は説明は省略ささて頂く。
# 本日はって、毎回省略してるじゃん。
福島第一原子力発電所 中塚内閣府副大臣視察風景(PDF 74.1KB)
○松本:
★それから併せて写真を1枚配布している。「福島第一原子力発電所 中塚内閣府副大臣視察風景(PDF 74.1KB) http://bit.ly/IqkvvY」本日、内閣府 中塚副大臣が福島第一原子力発電所の視察している。
実際に発電所を視察している映像に関しては、明日には提供できると思うが、本日は免震重要棟で所員に対して訓示をした後、4号機の現場を視察している。1枚目のした半分が2階で使用済燃料プールの底部に設置した支持構造物の確認、裏面が5階に上がって使用済燃料プール、原子炉ウェルの確認をしている。
特に裏面の下半分だが、実際にこういった形でウェルの水面と5階の床面が平行であることを確認しており、一部、原子炉建屋が方向ているのではないかというような、噂があるが、きちんと確認してくれたと考えている。
福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)および(その3)(改訂)の変更について
○松本:
★続いて、本日報告書の訂正、変更を1件行ったので報告させて頂く。少し厚手の資料で部数が4つに分かれているので、少し説明させて頂くが、
「福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)および(その3)(改訂)の変更について http://bit.ly/IqkecB 」というプレス分と、それぞれ左側に蔑視1,2,3と書いてある資料を見るんだ。
# 今回は月に一度の中長期対策会議の日。その上、他の報告も重なり、それらの殆どが厚手の資料というボリューム。(ヽ'ω`)
こちらは施設運営計画(その2)(その3)に関して、保安院さまに提出しているが、がれきの一時保管のために、コたち廃棄物貯蔵庫に保管していた一部の廃棄物を固体廃棄物貯蔵庫以外のドラム缶と仮設置き場位に移動するという事になったので、それに関連する記載を変更したものだ。手元の別紙1,2,3の所に赤字で変更箇所を明示しているので、そちらの方で確認してくれ。
★2007年新潟県中越沖地震の震源像と震源特性について
○松本:
パワーポイントの資料で「2007年新潟県中越沖地震の震源像と震源特性について(PDF 2.55MB) http://bit.ly/Iql8Wj」という資料があるので説明する。 こちらは、本日、保安院さまが意見聴取会を開催されており、その際に、私どもの方から提出させて頂いている資料で御座いますので、併せて報道各社にも資料として提供させて頂く。
こちらに関しては、いわゆる活断層の連動性に関して、これまで意見聴取会が何度か開催されているが、3月28日に開催された意見聴取会で、当社の柏崎刈羽の原子力発電所にある、海にある F-B断層、F-B褶曲郡については2007年の中越沖自身で、
応力が解放されたという観点もあるので、連動の対象に含まれるかどうかという検討が必要ということが見解としていただいておりますので、それに対して東電がこれまで毛頭してきた内容について報告させていただいたものだ。
結論としてはF-B断層に関しては横領区が解放されていると考えるので、その辺の周辺活断層との連動を考える必要はないと結論づけているが、中身としては、次のページを見るんだ。主な検討項目は3つあり、2ページの上の3つだ。
今回起きた中越沖地震の震源像というのはどういうものだったのか。2番目としてF-B断層の震源の特性。3番目にF-B断層の再来帰還の評価ということで考えている。F-B断層を中心とする柏崎刈羽原子力発電所の活断層の状況については、スライド4にあるが、F-B褶曲軍が今回の中越沖地震の震源と考えている。
こちらに関しては5ページ以下、地震調査研究推進本部といわれる国機関の評価結果の他、海底の断層の音波探査、それからGPS等による解析の結果からみても、ほぼ、今回の中越沖地震は、このF-B断層の震源ということで、ほぼ一致していると考えているし、この震源断層が、長さ27kmでは南東傾斜の逆断層と結論づけている。
それを元に今回の基準値振動に対してどう評価するかと考えたのが、13ページ以降。実際にF-B断層と地表面、地層の累積変形等を検討していたことに対する、実際の応力の状況等を考えると、
先ず、17ページの所に「既存のスケーリング則との比較①」とかいてあるが、新潟県中越沖地震に関しては、このグラフに乗っている状況なので、ほぼ、今回の震源に関しては、こちらの方、何か崩し残しというものが在るのではなく、ほぼ、F-B断層そのものがまるごと動いたと考えている。
また、18ページ、19ページも合わせて同様の評価を行なっているが、この評価結果を元に、いわゆる断層に関しては、ほぼ応力が解放されたと考えている。それらを元にF-B断層がどれぐらいの周期で起こりうるのか、
と言うことについては21ページから過去の経験等を踏まえて分析をしているが、結論としては25ページに示すように、平均的な滑り料に基づいた評価、それから平均的なひずみ速度に基づく評価をした結果、大体の結論としては30ページを見るんだ。
平均的すべり量で評価すると、★再来帰還は約940年、応力の効果から比べると約770年ということであるので、柏崎刈羽原子力発電所の供用期間よりも数倍長いという状況だ。従ってF-B断層に関しては、動くとすれば1000年近くの時期を要するのではないかと考えている。
最期、33ページに「まとめ」という形で記載しているが、今回の私どもの調査結果では、F-B断層に関しては、今回の中越沖地震で応力としては解放されているということから、今後、発電所の供用期間中に再度、活動する可能性は低く、周辺との活断層との連動については、考える必要はないと検討している。
# 保安院さま主催の利益相反学者による意見聴取会では、東電の出す評価は右から左へと妥当評価。太鼓判押しまくり。原発推進、村が総出でわっしょいわっしょい。事業者に事故評価させ、原発推進 保安院がチェックして許可をする。ありえねぇ。体制そのままに再稼動、次の組織のルール作りに徹夜する保安院。( ゚д゚)
本日は、この件に関しまして(保安院さま主催の)意見聴取会で、各委員の(利益相反)先生からご意見を賜りまして、今後の検討に反映させて頂きたい、行きたいと考えている。
九州電力株式会社玄海原子力発電所3号機で確認された充てんポンプ主軸の折損を踏まえた確認等に関する指示文書の受領について
★それから資料はもう一点ある。タイトルが「九州電力株式会社玄海原子力発電所3号機で確認された充てんポンプ主軸の折損を踏まえた確認等に関する指示文書の受領について http://bit.ly/Iqn2WW 」
こちらは玄海原子力発電所の3号機の充填ポンプの1機に主軸の折損が確認されたということで、保安院さまの方から下の所に下記があるが、同型ポンプの設置の有無、同型ポンプに対する損傷の原因となった
気体の流入に伴う移譲な振動が発生する可能性についての検討。その可能性がある場合は、主軸の加工方法、制作方法を考慮した上で、主軸が折損に至るかどうか強化を行うように指示を受けたものである。
本日は指示を受けたばかりなので、九州電力の報告消灯をよく読んだ上、当社の対応を取って行きたいと考えている。
当社関連報道について ← ここでは反論していない。
○松本:
資料の説明は移譲だが、1件、皆様に説明したいことがある。22日の一部報道によると、福島第一原発の外部電源を構成している開閉所の遮断機に関して、30年間にわたって耐震性の低い設備のままで放置されているというような報道があったが、
こちらに関しては、先ず、私どもとしては、開閉所の遮断機などに関しては、いわゆる原子力安全としての設備基準がないので、民間基準である電機業界が定めている基準に従い、耐震性の確保を行なっている。
今回も現在もそうだし、過去30年前もこの技術基準に従ったものを組み立てて使用している状況だし、この問題となっている空気型の遮断機に関しては、更新時期、ようはリプレイス時期に合わせてタンク型の遮断機 GIS (http://bit.ly/JmCseq)というものにリプレイスを実施しているものである。
必然的に大きさが小さくなるので、GISにすると耐震性は必然的に向上するものだが、この空気式の遮断機をGISに交換しなければならなかったということではなかったというふうに思っている。
なお、原子力発電所の耐震指針に関しては、いわゆる外部電源は元々期待されていない。外部電源が無くなったとしても、発電所に保有するディーゼル発電機、直流電源により、事故対応を行うことが必要とされているので、
今回、外部電源が実際に地震でなくなったが、こちらに関しては、耐震性を上回る地震力が働いたため、と考えているし、地震発生後、津波が来るまでの帰還に関しては、非常用ディーゼル発電機が自動起動して、所内の電源は確保されていたという状況だ。
少し長くなったが、私からは以上だ。
■質疑
○読売なかじま:
(http://bit.ly/Iqaxee)地下水の流入対策のところで、もうちょっと詳しく聞きたい。山側で汲み上げることは分かったが、この陽水井戸は、何箇所で何メートルぐらい掘って、1日あたり何トンぐらい汲み上げるのが目標なのかは、何処に書いてあるのか?
○松本:
(http://bit.ly/Iqaxee)先ず井戸を掘る場所だが、35ページ(スライド9)の所に赤い点々で書いてある所に井戸のポイントがある。全部で現在は14箇所ということで計画しているが、灰色で塗りつぶしているのが建屋。
建屋からの距離は西に向かって80~200mの位置になる。標高ということでは、全て35mの所に掘る。深さについては概ね32m程度の深さで直径は30cmになる。汲み上げる量は検討中だが、大体1時間あたり18トン程度のポンプを予定しているが、
先ほど申し上げたとおり、段階的に組み上げ量を調整していくことを考えているので、今はまだ、一時間当たりどれぐらい汲み上げるかについてはまだ未定だ。少し様子を見ながら汲み上げていきたいと思っている。
○読売なかじま:
確認だが、深さ32mというのは地面から35mの深さ?
○松本:
はいそうです。
○読売なかじま:
14本とも同じ深さ?
○松本:
だいたいその程度です。はい。
○読売なかじま:
わかりました。
○NHK岡本:
今日、午前中の保安院会見でも出ていたが、2号機の格納容器の圧力が上がっているということで、今原因についてはどのように把握されているのか?
○松本:
手元に配布している資料だと37KPaだが、こちらは3月末に工業用内視鏡を入れた際に、圧力を若干下げた時に、格納容器窒素ガス封入量をその際低下させている。その語、内視鏡の調査が終わったので、格納容器に封入する窒素ガスの量を元に戻して、以降、圧力の上昇傾向が続いている。
原因としてはまだはっきり分かっていないが、現在の見立てという形では、格納容器ガス管理システムの所のガスの引き、格納容器からの引きが少ないのではないか、とかんが得ている。
なぜそうなるかについては、まだハッキリしたことは分かっていないが、少し準備が出来れば、格納容器からのガスの吸い出し量を増やす事で今検討を進めている。
○NHK岡本:
圧力上昇に関連してだが、先程、各語彙浮きからの放射性物質の放出量が、2号機で高くなっているが、これに関連していると見て宜しいか?
○松本:
一部は寄与していることはあると思っているが、原子炉建屋の、なんというか、この放射性物質の放出量評価は、基本的に2号機で言うとブローアウトパネルが開いている所のダストを分析した放射性物質の濃度に、その場所で吹いている風量を掛け算して積算している。
★従って風量が変動すると放射性物質の量が変動する状況になる。また、放射性物質の量の方も、先ほど質問にあったとおり、格納容器から押し出されている量が増えてくれば、当然出すの濃度も上がる状況であるが、
何回か繰り返して測定しているが、そちらの方は、目立った変化がない状況だ。従って全体として放射性物質の放出量が、0.1億ベクれる以下に下がってくる状況になると、風量の影響のほうが大きく効いているのではないかと思っている。この辺はサンプリングしている時の風向などを見ながらデータを貯めていく必要があると思っている。
○NHK岡本:
風量というのは2号機の建屋内から外に出てくる風量と言うことか?
○松本:
建屋内の風量というふうに…(お絵かき01:03~)実際には、2号機は原子炉建屋の東側はブローアウトパネルが開いていて、建屋の外からはしごを掛けて、ここにサンプリング用の装置を吊り下げる形でサンプリングしている。
従って、丁度、真横から見ると、少し建屋の外を計っていることになるので、実際には、本来であればもう少し壁面から内側のところでサンプリング出来れば、建屋から実際に出ている風量になるが、
はしごの関係で、こういった外側を計っているので、外の流れを一部計っている可能性がある。従って、少し多めに出る可能性はあると思っている。従って、ここまで放出放射能量地震が下がってくると、そういった風量の影響が大きく効いてきているのではないかと思っている。
元々、以前、昨年のようにダストそのものが高いという状況であれば、掛け算の片方が効いていて、風量の影響はあまり聞かなかったが、ずっと全体の量が減ってくると、こういった感じになるのではないかと思っている。
○NHK岡本:
2号機が事故の時、大量放出したのではないかとみられているが、2号機の大量放出のルートは、ブローアウトパネルからと見ていいのか?
○松本:
私どもとしては2号機については、格納容器のベントが成功したか、失敗したか、という所の、証拠が今のところ得られていないので、放出するルートとしては、格納容器全体が、加温、加圧された際に、フランジとか、貫通孔のシール部分から漏れて、それが原子炉建屋の屋上というか、オペブロに抜け、このブローアウトパネルから外に出たのではないかと見ている。
○NHK岡本:
そうするとそこのブローアウトパネルのところでは勝った時に、周りのコンタミネーション、汚染がすごくて、バックグラウンが高すぎるという状況はないのか?
○松本:
確かに舞っていいる状況はあろうかと思う。以前、ロボットでこの2号機の5階フロアをサーベーした際には、大体200mSv/hという、少し高めの線量が出たこともあるので、まあ、くっついていることは事実だが、まあ、時間が、まあ、相当経っているので、まあ、常時出ているということではないとは思っている。
# 何処が少しやねん…
○NHK岡本:
最後に話を戻すが、2号機の格納容器の圧力が上がっていることについては、今後、どういう対策を具体的に取っていく予定か?
○松本:
ひとつひとつの原因として、格納容器ガス管理システムのガスの注気、吸出しのほうがうまくいっていないのではないかということが考えられるので、少し、吸出し流量を増やすことで今考ている。
# 完全に塞いで水で閉じ込めるまでは、常に放射性物質が放出されているという現実。
○NHK岡本:
ありがとうございました。
○ファクタ宮嶋:
37ページ(http://bit.ly/IqbR0D)の瓦礫の処理の管理状況だが、A と B というのがあって、敷地北側のAが 0.4mSv/hですか?これ、非常に高いんですね。それでその横に黄色丸で瓦礫保管エリアで予定地と書いてある。
ここの所に今、どういう施設を、多分これで線量を下げるよう何か、もう少し、遮蔽の強いものを作るという場所なんですか?これは?
○松本:
はいそうです。
○ファクタ宮嶋:
これはどういう施設なのか、という図はこの中に入ってましたっけ?
○松本:
申し訳ございません。こちらはですね。3月の報告の際に少し説明させて頂いていますが、A の方はですね。AとBの横に黄色いハッチングがありますが、ここは地下式のですね。がれき置き場を考えています。
少し地面を数メートル掘りまして、そこに瓦礫を置きます。当然、遮水シートを敷いた上で瓦礫を置いた後に、更に遮水シートを被せて、約1mほど土を被せることで今考えています。土が1mあることで遮蔽をしますので、北側の放射線量売付を下げたいと思っています。
○ファクタ宮嶋:
92ページ(http://bit.ly/IzriUq ~ 添付資料1)のここにある図がそれなんですね?この四角いなんか運動場みたいになっていて、ここに中間貯蔵施設の小さいのが出来ちゃうわけとういことですかぁ?
○松本:
あっ、そうです。92ページ(http://bit.ly/IzriUq ~ 添付資料1)の右側の図、「瓦礫保管テント・収納容器」の下の絵です。それで、さきほど
○ファクタ宮嶋:
さんからご質問がありましたが、今回からですね。
この構内配置図の写真を付けさせていただいています。こちらは構内を色々今後説明することがかなりあると思いますけど、何が何処らへんにあるのか、というのが非常にわかりにくかったものだから、こういった航空写真の上に、現在設置している水処理設備とか、タンク、がれき置き場等をマッピングして、毎月、出したいと思っている。
○ファクタ宮嶋:
この四角い奴は何時ぐらいに出来るのか? ~ マイクナシ キキトレズ ~
○松本:
はいそうです。年度内にはこれの運用を始めます。
○フリー木野:
今の中長期計画の中で敷地境界の追加線量だが、測定場所がなぜ、この場所だったのか教えてほしい。
○松本:
解析の結果で最大になる場所を選んでいる。
○フリー木野:
その解析結果というのは、過程はここに書いてある?何ページ?
○松本:
55ページ(http://bit.ly/Iqf6Fn)から説明文章と実際の各項目の評価結果が57ページ(http://bit.ly/Iqf6Fn 3ページ)のところから書いてあるが、こちらの評価結果を基に、このキタエリアのところで5.8mSv/y という形で記載している。
○フリー木野:
これは敷地境界全体を何らかの形で測定したわけではないんですね?
○松本:
ハイ。解析の結果です。
○フリー木野:
他の場所では実測はやらないのか?
○松本:
勿論実測もやるが、ことらは追加的放射線量なので、現在は、この実際の場所にはモニタリングポストの値、指標を示しているが、モニタリングポストの値でも現在、10μSv/hという状況なので、まあ、年間に直すと 20~30mSv/y になろうかと思っている。その中で、おくような追加的な線量率として1mSv/y にするというのが目標になる。
○フリー木野:
追加的というのはわかるが、基本的にはモニタリングポストの値で変化を見ていくというふうになるのか?
○松本:
実際にその場所で何Sv/h、mSv/y になるかは、モニタリングポストの実測値ということになる。
○フリー木野:
わかりました。先日モニタリングポストを遮蔽していたが(http://bit.ly/JcnhHi / http://bit.ly/Jcnc6e)今回は、それは議論の対象にはならなかったのか?
○松本:
は?議論の対象といいますと?
○フリー木野:
よすウルに囲む影響とか、その妥当性とか、ここではなにか検討対象にはならなかったのか?
○松本:
あのう、モニタリングポストの遮蔽というか、環境改善については、あのう、この運営価格、あのう、運営会議の中でも、ええ、議論はされており、資料としては、この中に添付させて頂いている。もう既に皆様には金曜日に報告させていただいたので、本日の説明は省略させて頂いたいた。
○フリー木野:
その内容は今日の会議の中では、その内容は東電から説明するだけで、特に何かが検討、評価されたというのはない?
○松本:
★説明させて頂いて、コメントはなかったと伺っている。
○フリー木野:
わかりました。サブドレンの浄化試験(http://bit.ly/Iq9I53)の核種で、10分の1~100分の1というのがあるが、他の各種はどうなっているのか?
○松本:
他の各種も告示濃度限度以下だというのは確認しているが、データは確認させてくれ。
○フリー木野:
別件だが日曜日に大熊町で国会事故調があった際に、大熊町の職員の方々が、東京電力の家族の方、社員の家族の方が3月11日の当日に避難をしていたという話が出ていた。で、実際のその後の避難所等では、東電社員の奥さん、家族を全く見かけなかったと。恐らく周辺にはいなかったとお思うが、11日の当日の社員家族への指示というのはどういったものだったのか?説明頂けるか。
○松本:
ファイ。アノウ、私ども会社として、社員の家族に避難をするようにという指示とか、バスを用意したような事実はない。社員自身が電話等で通信回線が非常に悪い状況だったので、家族ともなかなか連絡が取れなかったという状況だった。
○フリー木野:
家族と連絡取れなかったけども、家族の方々は先に避難していたと。そういう事なのか?
○松本:
イエ。家族の方々もご自身の判断で非難された方も居らっしゃるでしょうし、勿論、町で用意されたバスに乗って非難されたものもいる。
○フリー木野:
大熊町の職員の方によると、避難所で東京電力の社員の家族の方は全く見かけなかったということで、バスには載っていないと思うが。
○松本:
イヤ。バスに乗った人もいるし、自分の車で避難したものもいる。
○フリー木野:
それは確認されたのか?
○松本:
ファイ。
○フリー木野:
人数は確認されているか?
○松本:
イヤ。ひとりひとりどうやって避難したか確認していない。
# どっちやねん。
○フリー木野:
大熊町でどういった動きがあったのかというのは、その辺は客員されているか?
○松本:
大熊町でどういった活動があったかは知らないが、分からないが、町が用意したバスで避難したものもいる。
○フリー木野:
その辺の人数は確認されているのか?直接社員の方にヒアリングをして確認されたのか?
○松本:
ファイ。本店にもいるが、移動してきたものもいるが、町が用意したバスで避難したものも居る。
○フリー木野:
人数等はわかるか?話を効いているのであれば確認されていますよね?
○松本:
アノウ、そういった者もいるということを確認しただけでございまして、人数がww 何人いるかは確認していない。
# 毎度、その場しのぎで適当な回答をする松本氏。
○フリー木野:
具体的にどこから何処へ非難されたバスに乗っていたか、把握しているか?
○松本:
アノウ、社員が何処に現在避難したかは、それぞれあろうかと思うが、会社として誰が何処にいるかについては、まだ確認していない。
# 聞き取り調査しながら、人数、避難方法、経路、については調査していない。自分が何を喋っているのか、わかってるのかな。
○フリー木野:
そうすると会社としては何も連絡はとっていないが、基本的には周辺の東電社員の方々の家族は、町の職員の対策本部の方々が状況をしる前に避難をしていたと、そういう事か?
○松本:
あのう、町の人の避難指示の前に、自分たちが避難したか、と言うことについては確認されていないが、町からの防災無線等で避難指示を効いていることになる。
○寺澤:
よろしいでしょうか!
○共同服部:
2号機の代替温度計の挿入工事だが(http://bit.ly/Iq8t5M)SLC差圧検出器配管というのは、どういう配管か教えてもらえるか?
○松本:
こちらは略称でSLCといっているが、ホウ酸水を注入する配管であり、役割としては、原子炉を緊急停止しなければならない自体が発生した時に、当然、制御棒が挿入されるわけだが、そういった制御棒が挿入されないことを想定して、中性子を吸収するホウ酸水を注入するラインだ。
配管としては、この原子炉建屋の1階から格納容器の中に入って圧力容器のほぼ、底部から真上に伸びていくような配管だ。
○共同服部:
それでは格納容器の外から圧力容器の底部外側がゴールと言うことなのか?
○松本:
圧力容器の内部まで行こうと思えばいける配管だ。
○共同服部:
温度計を押し込むのは、(圧力容器)内部まで温度計を押し込むと?
○松本:
圧力容器の温度を測ることが目的なので、出来るだけ圧力容器に近い場所まで挿入する予定だ。
○共同服部:
設置予定場所は圧力容器の内部で、冷却水の温度を直接測るということなのか?
○松本:
ハイ。(お絵かき 01:18~)SLC ホウ酸水中推計は如何は中スインから少しずれたところにあるが、圧力容器底部を貫通して、炉心支持板に達するような配管だ。中はホウ酸水が注入できるようにチューブになっているので、
ここを熱電対をなるべく押し込んで、現在、圧力容器のここの温度と、スカートの温度しか計られていないので、こういった付近の温度が位置的に挿入出来れば、より、圧力容器の温度を計る上では適切ではないかと見ている。
○共同服部:
外側からそこまで大体10数メートルと行ったか?大体どれぐらいか?
○松本:
★長さは大体13メートル。
○共同服部:
工事は7月中旬から実施することは決定していて、残る課題をそれまでに解決するとう理解でいいか?
○松本:
違う。一応、18ページ’(http://bit.ly/JsFK4D 1ページ)(http://bit.ly/Iq8t5M スライド10)の下に今後の予定とあるが、最速頑張って7月中旬から工事ができるという工程を成立させるためには、これぐらいのスピードが必要というふうに見ている。
4月中旬のHP② というところまでで判断した状況だ。新たな技術開発なしに熱電対をこういった形で挿入して、配管の切断も凍結工法で出来ると見ている。従って、この①ヶ月半を利用して用品の手配とか、装置の設計施策をはじめる。
こちらの方は比較的、工場、発電所外でできるので、この工程で進むと思うが、下の方の今回のSLCの場所での除染とか、遮蔽設置計画については、少し現場の作業になるので、最大見積もって、1ヶ月半と見ているが、これが少し遅れれば、全体としては右側にスライドしていくことになる。
○共同服部:
後ろ倒しなる可能性はあるが、SLC配管を使って工事することは、もう決まったということで良いか?
○松本:
ハイ。これを福島第一優先として工事計画を作っていく。
○共同服部:
わかった。細かいデータの確認だが、今現在、2合活力容器の温度計というのは何個が生きていて、参考の温度計は何個あるか?
○松本:
ちょっと確認する。全体で今圧力容器の底部温度で計っているのは、6個中2個だ。その他は確か、18個あったと思うが、数字は確認させてくれ。
○フリー木野:
前の話だが、1月に作業員の方が亡くなった時の状況で確認だが、ドクターヘリは、妖精はしていなかったということで良いか?
○松本:
い、何時の??
○フリー木野:
1月に作業員の方が亡くなった時。
○松本:
救急車で運んだやつか?
# は、運んだやつか? ( ゚д゚)ポカーン
○フリー木野:
発電所の搬送車で運んだ時の。
○松本:
ハイ。確かドクターヘリは要請してなかったと思うが。
○フリー木野:
その時に要請してなかった理由で試験飛行をしていただけで飛ばす事はできなかったという話がったと思うが。(http://bit.ly/Jl3cyC)認識としてはそれで良いか?
○松本:
試験飛行は昨年末から実際に運用が可能か、と言う事で調査を進めていた所だ。
○フリー木野:
ちなみに試験飛行というのはどういうものか?
○松本:
ハイ。実際に発電所に減りを降ろして、福島第二を使う予定にしているが、いわゆるヘリコプターなので、離発着の際に大量の風が待って地面に付着している放射性物質を巻き上げる可能性がある。従って、その巻き上げの状況等を確認していた。
○フリー木野:
★その前に昨年の10月か11月にクレーンのワイヤーが落ちて作業員が重症を負われた際に、この時はドクターヘリを飛ばしているが、その時に飛ばせて、1月に要請しなかったのは、どういう理由だったのか?
- 大型クレーン解体作業時の発災状況 (←事故ではなく発災)
ちょっと記憶の話で申し訳ないが、その時はJビレッジから飛ばしたのではないかと思う。Jビレッジはヘリの発着は可能な状況だったので、Jビレッジから福祉偉大に搬送したんだと思う。
○フリー木野:
今回、なぜ、11月はJビレッジから飛ばさなかったのか?
○松本:
Jビレッジによっていくよりも、そのまま救急車で搬送したほうが早いという判断ではなかったかと思う。
○フリー木野:
要するに昨年の重症の際は1Fで怪我をされてドクターヘリで搬送されているので、当然、車よりヘリコプターのほうが早いと思うが。その判断にならなかったのはなぜですか?ということなんだが。
○松本:
え?1月ですか?
○フリー木野:
1月に作用因が亡くなった際は。
○松本:
1月の際は救急車で医療行為をしながら、磐城共立病院へ搬送するほうが早いという判断をされたものだ。
# 救急車じゃなくて東電所有の救急搬送車
○フリー木野:
ドクターヘリのほうが遅いというのがよくわからないが。
○松本:
実際に福島第二もドクターヘリを要請しているが、福島第二にドクターヘリが常駐しているわけではなく、一旦、ドクターヘリを要請して、ドクターヘリに載って実際に発進して行くという手順を踏んでいる。
従って、当時としては、もう救急車で搬送していたので、そのままJビレッジによってドクターヘリに積み替えるよりも、そのままJビレッジによって、ドクターヘリに積み替えるよりも、磐城共立病院へ搬送するほうが早いという判断をしたものだ。
# なぜ、救急車で搬送したのか、については、既に救急車で搬送していたので。
○フリー木野:
そうすると昨年の事故の際は、ドクターヘリのほうが早かったのは、これはどういう理由だったのか?
○松本:
福島県立医大に搬送するということだったので、いわゆる磐城共立病院に運ぶよりも、車で行くよりも郡山へ行くほうが、ヘリの方が早いのではないかと思うが。
○フリー木野:
福利ま県立医大に行くのか、磐城共立病院に行くのかは、どういう判断なのか。
○松本:
当時、乗られている医者の判断で、調整して頂いて搬送先は決めている。
○フリー木野:
確認だが、東電の産業医の方の判断で、と言うことになるのか。
○松本:
産業医が付いているかどうかは確認するが、Jビレッジの医者もいるので、Jビレッジの医者と受け入れ先の方で調整されたものと思う。
○フリー木野:
福島第二かJビレッジの方の医師の判断でと言う事で、石の方が現場、共立病院までついていったと思うので、
○松本:
今月の話か?
○フリー木野:
1月の話。
○松本:
1月の話だと、福島第一に付いている緊急利用の先生が救急車にのって磐城共立病院まで行っている。
○フリー木野:
その方の判断で、ヘリよりもそちらのほうが早いと。
○松本:
そうですな。
○フリー木野:
今月、怪我をされて搬送された方のその後の容態は?
# 船と眼柄に挟まれて全治2ヶ月の方。
○松本:
まだ入院中と聞いているが。
○フリー木野:
退院の見通し、怪我の程度はどういうものか?
○松本:
先日公表したが、全治2ヶ月と伺っている。
○フリー木野:
先ほどの避難の件だが、大熊町の職員の方の昨日の話だと、東京電力は、当日、3月11日の4時過ぎには避難の指示を出して、避難の指示が出ているという話を東電関係者から聞いたという話なんだが。この辺は確認されているか?
○松本:
ハイ。私どもとして住民というか、社員の家族に対して避難指示をしたことはない。
○フリー木野:
そうすると、これは大熊町の職員の方の勘違い。そういうことか?
○松本:
それは大熊町の職員に聞かないとわからないが、私どもとしては、そう言う避難指示はしていない。
○寺澤:
宜しいですか!
○フリー木野:
個別に何かが、本店からではなく、現場でなにかそういった指示が出ていたという話は?
○松本:
現場からもない。
○フリー木野:
わかりました。
○寺澤:
今週末からゴールデンウィークに入るので、GWの会見について。作業予定だが、明日、滞留水の移送関連で、6号機タービン建屋から屋外仮設タンクへの移送を実施する予定。作業予定は以上。
それからGW期間中の記者会見だが、今週の土曜日は、これまでと同様にブリーフィング形式で実施させていただく。29日、30日は祭日なので会見は開かない。5月1日、2日は通常通り、松本による会見を実施させていただく。
3日~6日までだが、祝日と日曜日になるので、こちらは会見は原則開かない。5月7日以降は通常通りという所だ。また、会見を開かない際、緊急的な色んなトラブルがあった時にはメールで案内を申し上げながら、必要に応じて会見を開かせて頂こうと思っているのでよろしくお願いする。それでは以上で本日の会見を終了させて頂く。
○フリー木野:
GW中の作業は全くないのか?
○松本:
通常のサンプリング等のルーチン作業はあるが、大物の重機とか、新たに何かをやるとうことは、基本的に今のところは計画されていない。
○フリー木野:
5月1日、2日だけは作業するということか?
○松本:
平日なので、作業する予定にはしている。
○フリー木野:
3日~6日まではサンプリングだけと?
○松本:
サンプリング他、恒常的に実施している作業については実施する。
○フリー木野:
3,4,5,6と4日間も会見が中断するのは、この時期にどうかと思うが。その辺は如何か?
○松本:
ハイ。いわゆるなにかトラブル等があったら、皆様にはメール、必要に応じて会見で説明差し上げたいと思っている。
○寺澤:
宜しいでしょうか!
○フリー木野:
これは広報部の判断か?確認だが。
○松本:
ま、会社としての判断になる。
○フリー木野:
広報部で宜しいですか?
○寺澤:
会社としての判断です!それでは以上で本日の会見を終了させて頂きます!どうも大変有難う御座いましたっ!
~ 強制終了 19時30分 (1時間30分)