■東電会見 2012.4.5(木)18:00~
午前に報告12トン漏洩。RO→濃縮貯水槽ラインでホースすっぽ抜け高濃度Srを含む12トンの汚染水が海洋漏出した件。午前6時15分にサンプリングした南放水口付近の海水 2.2E-2Bq/cm3の検出限界に対してND
5日未明の漏洩関係。午前会見からの海洋漏洩に関しての追加情報は現場写真と南放水口の分析結果、3回も手動で再起動を試みた時系列と取り繕ったかのような理由説明。この操作により3割も余計に環境へ流出してる。
殆ど海に洩れたから、漏れてない方向へ起動修正。根拠は取水口海水のβ核種ND結果。排水路のサンプリング結果については、5日の22時以降から未明にかけてか6日の朝、メール報告になる見込み。
東電会見プチまとめ H24.4.5 後、濃縮水貯槽タンク漏洩の原因調査、対策報告を本日、保安院に。会見冒頭の報告は情報量が多いこちらがメインに。質疑は5日未明の漏洩事故とタンク報告で折半ってかんじ。
○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系から給水中。[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。昨日説明したが窒素ガス供給装置が2時間30分停止した影響で1号機温度が若干上昇。格納容器ドライウェル空調機入り口、昨日停止の後徐々に上昇。本日午前2時~午前5時にかけて最高で54.4℃。その後は徐々に低下。本日17時で53.5℃。引き続きトレンドを監視していく。
[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却中。4号機に腐蝕防止剤としてヒドラジンをウェル側に注水。[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機タービン建屋から雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送は継続実施中。
3号機は本日14時54分に一旦中断。6号機タービン建屋から屋外仮設タンクヘの移送は本日 10-16時で実施。[水処理設備および貯蔵設備の状況]★キュリオン継続。サリーは1時05分に停止した。現場確認した結果、漏洩ない事確認。原因は現場制御室から基本的にタッチパネルで運転操作行なっている。その際、ブースターポンプのモードを切り替えるスイッチが画面上表示されており、そこに誤って振れたため、
モードが自動から手動に切り替わっている。その際、ブースターポンプの停止指令が出てシステム全体が止まった状況。従って画面上ではあるが、当該画面が出る所にカバーを付けて誤って触れないように対策を講じた。準備出来しだい起動したい。午前中会見で話した、淡水化装置RO膜から濃縮水を貯蔵タンクへ送る流路、ホースで繋ぎ目が外れ漏洩が発生している。状況は午前中に話しているので省略するが、写真が準備できたのでこちらの資料を見るんだ。
http://bit.ly/HfoRIX 場所としては蒸発濃縮装置のテントハウスがあるエリア。この絵で言うと左下側、方角で言うと北西側のコーナー。そこに配管が出ており、タンクの方に行く状況だ。写真1が東側から撮影した所。こういった形でホースのつなぎ手の所がスポッとはすれた形。なお、こういった繋ぎ手には滲み等で漏洩水が外部に出ることを防止するために吸収剤等、ビニールカバーで覆いをして更にそれを示している状況だ。
下の写真2だが、少し離れたところから撮影した写真。黒いビニールシートのようなもので覆っており、これを剥いだところの写真。紫外線によりかなフレックスの材質劣化を防止するため、通常は黒いシートをかぶせているが、漏洩があったということで写真を取るためにこういった形で剥いで見ている。サンプリング状況だが、1枚シートを配布している。A4横。
「福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果」http://bit.ly/HfoSMZ 本日、午前6時15分にサンプリングした南放水口付近のサンプリング結果だ。一般排水路の海に出てくるところの一番近いところの海水になる。セシウム134/137関連については午前中会見で申し上げたように検出限界未満だが、全βの値として2.2E-2Bq/cm3の検出限界に対して検出限界未満という状況。
今後、漏洩量をもう少し良く評価したいと思っているが、12m3の漏洩量に対して実際に海にまで流出した水は少ないのではないかと見ている。先週、それから12月末に発生した同じ素性の水が150L、80L漏洩した際は、
# またデスカ
検出限界未満ではなく、780Bq/Lと言う形で検出されているので、少し量的には少ない。もう少し影響評価が必要と考えている。本日夕方の会見に間に合っていないが、排水路のサンプリングを同じくやっている。輸送手続きに少し時間を要しており、まだサンプリング結果は間に合っていないので、午後8時~9時頃にはメールで皆様にお伝えできるのではないかと思っている。
こういった排水路、海のサンプリング結果を用いて漏洩量等の評価をしていきたい。この漏洩に関して午前中会見で質問いただいているので回答する。0時13分に供給ポンプが自動した呈した際の警報の名称は、上流側にある濃縮数卦タンクの水位底、という警報だ。
この警報に関しては実際には警報が発生しておらず。停止したインターロックを調べるとこの原因だった。0時50分移行に3回ほど手動起動をかけているが、詳しい時間や以下のとおり。
1回目 0時52分にポンプ起動、0時53分に手動停止。0時55分に2回目のポンプを手動起動、秒単位だが同じく0時55分の間に手動停止。3回目、1時0分に手動起動、1時0分に手動停止した状況。
こちらについては 0時6分から0時13分の間に、通常j50m3/h程度の流量が 70m3/h程度に流量が増加した関係で、手動起動をして流量の確認を再現するかどうか確認するために寸動という形で実施したものだ。
再発防止対策については現在検討中。少なくとポリエチレン管への交換については高低を前倒しして実施したいと考えている。今回海へ漏出した一般排水路のところについては、暗渠にするとか、
一般排水路に流れ込むU字溝に土のうを積んで、こういったタンクエリア、蒸発濃縮エリアから真日漏洩があった際に、最初にU字溝に入ってくるが、そこから一般排水路に直接出ることがないように、対策を講じていきたいと考えている。
こういった面についても少し具体的な工程、工事のやり方を考えながら検討していきたいと思っている。
続いて、少し古いデータになるが、福島第一の3月26日に発生したH4タンクエリアから漏洩した際の、こちらは排水口の4月1日分のサンプリング結果。http://bit.ly/HfoQVs
セシウム134/137については検出限界未満。もしくは若干量見つかっているが、全βの値として10E+0~10E+2Bq/cm3が見つかっている。従ってH4エリアで26日に漏洩した水については一部、残水という形で現場に留まっているか、もしくは土、排水路の表面に付着しているものが徐々に流れ出している可能性があろうかということで考えている。それから豊屋書を本日1件提出しているので説明する。
「福島第一原子力発電所における淡水化装置濃縮水貯槽からの放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた対応について(報告) PDF http://bit.ly/HM7Q6E 」少し厚手の資料になる。
こちらは本年1月10日に淡水化装置出口の処理水を受ける濃縮水貯槽、タンクがあり、そこのタンクの繋ぎ目にあるパッキンから水が1秒に1滴程度染み出すようなトラブルがあり、その再発防止対策、原因が纏まったので、
本日、保安院さまに提出させて頂いたいものだ。原因と対策について。本文の中の8行目、第三パラグラフの先頭に「本件につて当社は1月11日経済産業省」となっているが、誤記である。1月10日に経産省さまから指示文書を頂いている。
訂正させていただく。1月10日が正しい指示文書発出日だ。報告書内容について説明させて頂く。どういった事象があったのかについて。16ページから漏れた場所の写真をつけている。そちらを見るんだ。http://bit.ly/HM7Q6E
都合、1月10日の時点と2月3日の2つ漏れた箇所がある。1月10日の時点は16ページのところ。丸型のタンクの一番そこにあるフランジの継手から水が滲みでた。17ページ、こちらは2月3日2回目の所だが、一番最下層の板にあるが、
# タンク漏洩は2件とも今年でした。m(_ _)m
今度は縦のフランジの継手でにじみ出た状況だ。このにじみ出た原因は25、26ページに。今回、フランジの所が緩んで水が漏れたと言うことで、なぜ、この部分が緩むのか、というところについて検討を進めている。
一つは熱的緩み。今回の丸型構成タンクは昨年夏の昼間、かなり暑い時期に設置工事を行なっている。従ってこの状態で左図にあるとおり、ゴムが傍聴した状態で締め付けを行なっている。その後、既設が冬になり、
冬季の著しい気温低下により金属と止水材としているゴムの某調査があるので、ゴムの方が知人だということで少し緩みがあり、抑えつける暑が低下したのではないかと思っている。
もう一つの要素が26ページ。止水材のへたりということになる。一定の圧力、力が同じ長期間かかるとゴムのようなものはヘタリが生じる。例えるとゴムを一定の力で伸ばしておくと、その力がずっとかかっていると徐々にゴム地震が伸びていく。
通常だと5cm引っ張る力があるが、その力で引っ張っていると徐々に時間が経つと6cm、7cmと伸びていくのがへたりだ。こういったヘタリがあったので、この止水材としてるところの面圧が緩くなり緩んできたのではないかと考えている。
従って先ほど申し上げた熱的な収縮、ゴムのヘタリの2面からこのフランジの麺活が弱くなり、一番水圧がかかっている底面で水が漏れたのではないかと考えている。対策は本文4ページ。きちんと対策を取る前の監視強化という意味で、
2つ行なっている。先ず巡視点検強化。これまで1日1階のパトロールだったが、1月13日から1日2回にパトロール頻度を上げた。雨が降った日はどうやって検知するのかという質問があったが、
# 雨で濡れると、漏洩の濡れと目視で区別がつかなくなるという意味。
このパトロールにおいては線量計を持っており、線量を計りながらパトロールするということで、雨が降った日でも漏洩を見つけたいと思っている。パトロールを継続する意味で被ばく線量の問題があるので、5ページの上の段にあるが、
将来的には監視カメラを付けていきたいと思っている。時間がかかるが、24年度の上期中を目処に設置したいと思っている。できるだけこういった形につては工程を前倒しして設置していくことを考えている。
当面、こういった監視対策を取っているが、今回原因がわかったので、再発防止対策ということで対策を講じたいと思っている。7ページのところから下の段で再発防止対策という事で書かせて頂いている。
今回、熱的緩み、止水材のヘタリが重なってこういったタンク フランジ部から漏れると言うことで、漏れやすい一番、最下段部とその上の段の所を中心にトルク確認を実施していく。漏洩の水平展開ということでかなりの数タンクがあるが、
2月9日よりトルク管理を実施して、3月22日までに一応、全部のタンクのトルク管理を行なっている。経時的な変化も予想されるので、トルク確認については気温の下がる冬季の前に毎年トルク確認を行うことで実施していきたい。
# 縮む前の冬季前にやって意味があるの?
さらなる追加対策ということで、その下(6)、中長期的な観点からの信頼性向上対策ということで、万一タンクから水が漏れることを考えて、コンクリの堰をタンクエリアの周辺に作っていきたい。
27ページ。http://bit.ly/HM7Q6E タンクエイリアの周りにこういった形でコンクリートの堰を作っていこうと思っている。左側、断面図がある。コンクリの床面の上に排水路に設けた鋼製の縦の板があるが、
その内側に堰を作っていくと言うことで周辺を囲んでいきたいと思っている。工程については6月末まで、このタンクの周りの堰を完成していきたい。この丸型タンクもずっと使えるわけでないので、
長期的使用に耐えるかどうかをきちんと評価していきたいと持っている。最期になるが、5ポツ目。タンクの漏洩対策、席を設けるにしろ10万トンを超える放射性物質を含む水が発電所の中にあること自身がリスクだと思っているので、
多核種除去設備を作ってそれを運用することでリスクの高い水の減容、低減をしていくことで考えている。この報告書については以上。
手元に試料採取した測定頻度と核種分析計画について3月30日訂正版(その2)ということで一部資料を配った。こちらは3月31日に公表した24年度の核種分析計画だが、4月2日に訂正した後、2ヶ所ほど更に訂正箇所があったので粗めて連絡。
2枚目オモテ面。海水の中の36km圏内に新田川沖合1km ※2 とうところがあるが、こちらは新規追加分であり、この線が4月2日の段階で抜けていた。改めて訂正。新規分になる。
その裏面、海底土の所で20km圏内の上2つ、小高区沖合3kmと岩沢海岸沖3km地点に関しては、こちらも通常とっていたので、※3が4月2日の段階で抜けていた。併せて2ヶ所を訂正させて頂く。
明日、工事の進捗状況について。昨日話した5,6号機の取水路の清掃だが、予定通り本日から6号機A系取水路の作業を開始した。B系を使って現在、原子炉、使用済み燃料プールを冷却しているので冷却に特段影響ないが、
4月9日からは実際に水抜き後の清掃作業に入る予定だ。もう一件。1~4号機の取水口前面の海底土の被覆工事を現在行なっている。第一層目の打設が終わったので、3月29日~4月3日にかけて実際の海底の様子をサンプリングしたり、
カメラで撮影したり、超音波で暑さの測定等を行なっている。その結果として第一層目の厚さは平均約20cmで敷設が終わっている。目標とする10cm以上という状況が平均的に20cmでカバーできている状況。
従って第二層の打設を本日から実施した所だ。天候次第だが天候が良い状態が続いたとして、4月中には第二層目の打設が終わるのではないかと考えている。プラント、発電所の状況については以上。
昨日の会見で何件か質問があったので回答できる分について答える。(フリー木野氏宛)構内の深井戸でトリチウムを見つけた件だが、深井戸の水位は測定していないが、深井戸そのものの深さは250mある。
# に、ひゃくごじゅう
この深井戸に関しては防火用の防火水槽に貯める水の取水のために掘ったということである。位置に関しては原子炉建屋西側の1.2kmのところにある状況だ。
(NHK山崎記者宛)本件に関して他の地下水を獲ったことがないのか、ボーリングを昨年からやっているが、地下水を獲ったことはないのかという質問があった。少し情報の伝達がうまく行ってないようで、
実際には昨年の9月からボーリングをしたところのサンプリングを行なっている。場所は1~4号機山側の35mの高さの所であり、3箇所、観測口を設けている。1ヶ所あたり4つ穴が開いており、穴の数として全部で12個ある。
9月下旬から測っているが、ガンマ核種の主要3核種に関しては11月以降の値という意味では、全て検出限界未満という状況だ。検出限界は 10E-2Bq/cm3というオーダーだ。9月下旬の頃はサンプリング時のダストの混入等があり、
少し検出したようだが、11月以降に関しては検出限界未満という状況だ。それから主要3核種の測定を行なっているが、2月下旬にサンプルに関しては全β、Sr-89/90、トリチウムに関して現在、測定をおなっている状況だ。
(フリー木野氏宛)水処理週報を昨日方向したが、濃縮塩水の貯蔵要領が4月3日現在で13万4100m3と言うことで、1100m3減っている。この根拠だが、角型タンクを丸型のタンクに運用変更するため、8000m3をリプレイス用にとっている。
その8000m3に関してはタンクの設計時の容量として8000だが、運用上は6300しか入れられないということで、先ず6300m3分が減分となっている。それから増設した4万トンのタンクが、
今回4月上旬に5000m3入れる予定で今回組み込むが、この5000m3に関しては設計上、5,000m3だが、実際に設置して受け入れ可能で考えると5,200m3だ。従って+5200で -6300、
都合、-1100で4月10日の想定を13万3000m3にしている状況だ。本日、私からは以上だ。(33分)
○東京新聞 岡本:
漏洩は12m3が流れて海には、前に出た80Lとか、120でしたっけ、いうような量は流れていないんじゃないか、という説明だったという事で間違いないか?
○松本:
ハイ。まだですな。昨年12月の段階で150L漏れて、780Bq/Lだが、全ベータとして検出されている。先週は80L漏れて…ちょっと先週の値は確認する。検出限界未満ではなかった。今回、12m3、リットルでいうと12000Lだが、それが全量でたとするとだな、
# 12トンといったほうが。実際の漏れた量と回収した量はわかってるのに、わざわざ海水の値の変化で最終的な漏洩量を判断しようとする東電。結局、今回も実際に漏洩した量よりも大幅に低くする東電。
○松本:
やはりそれなりの検知があってもいいのかな?と思っている。従って少し漏れた量に関しては、もう少し詳細に評価する必要あろうかと思っている。80より少ないとか、150Lより少ないかというところについては、よく見る必要がある。
○東京新聞 岡本:
12m3自体がもっと少ないんじゃないかと?
○松本:
違う。12m3は多分漏れた量と思っているが、そこから実際に道路とか、U字溝に入ったと所が、そこまであるのか、という所は考えたい、よく評価する必要があろうかと思っている。手元の写真で上の方の写真を見て頂くとだな、(コレ http://bit.ly/HP9Yht)ホースは確かに外れているが、それを追っているビニールカバーが完全に取れている、ホース自身が3月26日のようにパカッと外れているわけではなく、
ホースそのものはまだビニール袋の中にある状況だったので、少しビニール袋から漏れたかもしれないが、大部分はこのビニール部くるから、ホースの先の方に行った、先に行った可能性もあるのではないかと考えている。
# 何を言ってるか理解できず。
○東京新聞 岡本:
漏れた水は敷地内で回収した、そういう事ではない訳だよな?
○松本:
ハイソウデス。
○東京新聞 岡本:
行方は??結局タンクに入ったのか?
○松本:
ハイ。タンクに入ったか一部は、当然アスファルトが濡れていたので、そちらに漏れたとは思っているが、12m3全体が、あの、まあ、このホースの中から漏れて、ええ、U字溝におちて一般排水路を通じて、海に出たのではないんではないかとは、思っている。
# ではない、のではないか。ややこし。海に洩れたわけではないと思っているそうな。海に漏れたのは、極僅かでビニールの中に残っていたりアスファルトが濡れているのがメインだと主張する松本氏。
○東京新聞 岡本:
ホースから完全に出てたもので回収できたものはどれだけあるのか?
○松本:
回収そのものは、正確にはで き て い な い。今回ですな。0時13分といいますか、今回1時、ええ、50分に最終的に運転員が漏洩の確認をして装置の停止、弁を全部閉めている。それまでの間は漏れている状態が継続しているので、この時点ではまだ回収できていない。その後、午前5時頃、一般排水路に土のうを積んでですな。コレ以上水が出ていかないような措置は講じている。
その後日中になるが、土のうの所に溜まった水は、バキュームカーで回収した。時間的に少しずれているので、一部、まあ、排水路に残っていた水が回収できた程度ではないかと思っている。
○東京新聞 岡本:
寸動でどうのこうのという話があったが、これは最初に止まった時に、本当に移譲かどうか確かめるために、試しに起動して自分で止めたという意味か?
○松本:
ハイソウデス。まあ、寸動ということで1分以内に起動して手動で止める操作でございまして、あの、やはり70m3出る、定格流量が50m3/hなので多く出すぎるという事で、まあ、3回ほど、事態の確認をした後、やはり、これは異常だと判断した次第だ。
# 決して意味もわからず操作していたのではありませんと。手動で起動して自動停止を繰り返したんじゃないの?
○東京新聞 岡本:
これはマニュアルに従った確認方法なのか?
○松本:
いやこれはマニュアルで3回やれとか、そういう事は書いてないと思う。午前中も話したが、この辺りの対応がどうだった、どうすべきだったかについては検証する必要があると思っている。
○東京新聞 岡本:
ちなみに操作したのは社員か協力企業か?
○松本:
協力企業の方だ。
○東京新聞 岡本:
ずっと長く?
○松本:
昨日はじめてか、作業経験については確認する。
○東京新聞 岡本:
お願いする。
○松本:
先ほど質問があった26日に漏れた際の同じく南放水口の濃度だが、2.5E-1Bq/cm3で確認が行われている。
○共同服部:
海まで流れでた量は実際は少ないかもしれないという話だが、量の評価は今後できるのか?
○松本:
できるだけ実際こういった海に出た分析結果と排水口に溜まっているサンプリングした水の分析結果を元に評価したいと思っている。これを単純に何倍かはアバウトな状況なので、後はタンクの水位のデータが残ってないかというところも含めて調べたいと思っている。
○共同服部:
今後の対応でU字溝に土のうを積む対策を立てたかと思うが、今現在既につまれているのに加えて積み増しするということか?
○松本:
(お絵かき)手元にこういう絵があり、この周囲にU字溝がある。こことここが排水路になっており、こことここを土のうで積んでいる。このエリアもこれでいいわけだが、他のエリアもこういった構造になっているので、こういったタンクエリア、ペントハウスがあるようなところに対してはU字溝があり、排水口に繋がっている所は、こういった形で土のうを積んで、
万一ここで漏洩があっても排水路の直接流れていかないことを考えている。これをやると通常、雨が振ってここに降ったエリアに雨がU字溝にどんどん溜まるので、U字溝に溜まった水を改めて排水するようなポンプ類の設置も必要になる。
○松本:
少し検討する時間を頂きたいと思っている。
○共同服部:
一般排水路を暗渠にする話もあったかと思うが、単純に蓋をしてしまうと?
○松本:
ハイ。一般排水路を600m程距離があるが、こういったところにタンクから大量の漏水があった場合には、今これは、単純に深さが1.5メートルほどある用水路に近いイメージなので、要はここに上から放射性物質を含む水が入るように、二通り方法があり、フタをするか、もしくは余数色に太い配管を通し、
ここをコンクリで埋めてしまい、水はここを通るが、上からの水は防ぐと言うよな、工法も何種類かあるようなので、こういった所でこの一般排水路に放射性物質を含む水が流入しないように少し検討したいと思っている。
○共同服部:
素人考えだが万一、U字溝からあふれた時、回収が難しくなるような感じがするが、U字溝であくまで回収できる仕組みを考えると?
○松本:
手前、もしくはこのエリアごとにですな。堰を作っていくので、堰の中で回収する予定だ。
○共同服部:
その堰というのは、先ほどタンクの所で説明のあったもの?
○松本:
ハイソウデス。
○読売萩原:
12m3が漏れたかどうかは、ビニールカバーが外れているわけじゃないということで、すいません。これ、中の配管は繋ぎ目から外れたが、それを覆うカバーは元々あるカバーが外れてなかったと言うことか?
○松本:
ハイソウデス。
○読売萩原:
計算上は12m3が漏れたという事だが、実際、ほとんどがそのままタンクに入ったと見られるのか、どうなのか、もう一回詳しく教えてくれるか?
# 50m3/hから70m3/hに急激に増加して、ビニールで持つ訳がない。圧力変化から正確に推定できそうだけど。
○松本:
底ははっきり今の段階ではつかめてない。少なくとも今回、南放水口でとった全βの値が検出限界未満、10E-2Bq/cm3以下なので、少なくとも前回、前々回、漏洩した量と比較すると150L、80L漏洩した際にはそれなりの値で検出されているので、
12m3、従って12000L全量でたとすると、この前ベータの値が検出未満だったというのは少し矛盾するのではないかと見ている。従って漏洩した量そのものは少ないのではないかと今の検討課題だ。
# 少なかったことにすることが今の検討課題だ。東電は一切外部に海水サンプルを出しません。全て自分たちで分析評価しておりまーす。
ただ、量そのものが実際どれぐらい排水路に流れていったのか、タンクに依然として言ったのかははっきり分かっていない。ただ、現場を見た限りにおいてはアスファルトの表面はあまり、水が染み込んでいないし浅い状況だし、U字溝もいっぱい水が溜まっている状況ではなかったので、漏れている量、洩れたとしたら何処に言ったのか、少し調べていく必要あろうかと思っている。
○読売萩原:
水溜まりが出来ているが、それはビニールカーバーの、
○松本:
外です。
○読売萩原:
ビニールカバーの隙間かなにかから漏れて出たものが、水溜まりになっていると考えている訳か?
○松本:
ハイソウデス。深さとしては1mmか2mmという状況なので大量に水溜まりがあることではない。先週の3月26日の時はH4エリア、低い方にかなり大量の水溜まりがあり、そこにほとんど流れたのではないかと見ていたが、今回はそういった大量の水溜まりがなかったということだ。
○読売萩原:
水溜まりが1mm2mmということだが、具体的に退席で言ったらどれぐらいになるのか?確認された現場の水溜まりは。
○松本:
エット、現場の退席から考えて多くても0.4m3だから、ええ、400L。これは水溜まりとですな。U字溝の残水と併せてもこれぐらいだと考えている。
# 400L… その場で決めた。
○読売萩原:
午前中の質問にも出たと思うが、今、ポリエチレン管に変えているということだが、進捗状況、全体のどれぐらいまで取替えが進んでいるか分るか?
○松本:
まだ確認中だ。失礼した。
○東京新聞 岡本:
サンプリング結果、6時15分になっているが、前回と比較した場合時間差はない?
○松本:
時間的な差は前回の場合、午前5時過ぎに漏れて、同じく8時ごろにサンプリングしているので4時間ぐらい。3時間ちょっとだな。12月の時は12月4日に漏れてサンプリングしたのは翌日になる。その場合はちょっと長かったようだ。
○東京新聞 岡本:
その両方で検出されたが、今回は5時間ぐらいだが、
○松本:
そうだな。洩れたと思われる時間から大体6時間後にサンプリングした状況だ。
○東京新聞 岡本:
ありがとうございます。
# いずれも炉規法違反。
○NHK横川:
3回の手動起動の際の話だが、0時53分に自動停止した刑法が濃縮受けタンクの推測だが、実際には警報は発生してないと。矛盾するところがあったので。もういっかい道言うことか改めて教えてくれ。
○松本:
ハイ。あのう。いわゆる。あのう。上流側、ポンプの吸い込み側にある受けタンクの水位が下がってきたことを検知し、なんといいますか、自動停止する電気的な回路が元々ある。それが働いて今回止まったが、実際その際には警報がなるわけではなく、自動停止したということだけが記録上残っていることになる。
○NHK横川:
警報が成東の羽音とかサイレンが鳴るという意味で、警報そのものを発生はしている、シグナルは発信して止まっているが、音とかは出なかったという意味か。了解した。3回の手動停止の際の2回目の0時55分と1時のやつは、寸動というか、確認するためというので理解できたが、1回目は1分ぐらいやっているようだが、これも基本的に1回確かめてみて、
○NHK横川:
やっぱり流量が高かったので止めてみたという確認のため、という理解でいいか?
○松本:
はい。あのう。これはあのう、1回2回3回とやるが、1回目が時刻^1分ずれておりますが、これは時間的に何が差があるわけではなくて、
# ほんまかよ。そこまで作業する側が分かっているなら、先ずは漏洩確認が先決でしょうが。やってみて流量多かったって、、それってイコール漏洩じゃないかよ。寸動って、協力企業の作業員が??漏洩リスクしった上で普通やそんな事するかな。
○松本:
まあ、0時52分50秒ぐらいからスタートして、53分の例えば10秒とか15秒ぐらいに終わってしまったということで、まあ、あのう、記録が、まあ分単位で行なっているので、そういったことになったものだ。あの、基本的には、あのう、3,2,1,0でスイッチひねって起動する。ランプが付いた後、数秒たって止めるというのが基本的な寸動のやり方になる。
# 「あのう」がおおい。
○NHK横川:
わかりました。先ほど途中の説明で残っていた分についてバキュームで吸い取ったという説明があったが、
○NHK横川:
吸い取った量はどれぐらいか分かっているのか?
○松本:
わかっていない。ただ、漏れてから土のうを積むのが午前5時であり、それから昼間に回収したので、洩れた水を回収したと言うよりも、一部、なんといいますか、側面とか土等に染み込んだやつを回収した感じだ。
○NHK横川:
先ほどの説明の中で水溜まり量と残水を残して最大見積もって200Lという説明があったが、100L単位で回収できたわけではない感じか?
○松本:
量としてはもっと回収してると思う。量は確認できるかも含めて発電所に聞いてみる。
○NHK横川:
改めてだが、現段階で分かっている範囲で海への環境影響は、今の段階でどのように評価しているか?
# 結局、海には漏洩していませんということにしそう。
○松本:
現時点ではセシウム134/137、全ベータも検出限界未満という状況なので、海洋での環境影響は殆ど無いと思っている。
○NHK横川:
保安院からまだ指示は出ていないが、まもなく、今夜中にも今回のことを受けて厳重注意と、いくつかの再発防止とか、総点検等の支持を出すということを先ほど保安院会見で言っているが、これについてどのように受け止めているか?
○松本:
まだ指示を頂いていないが、そういった状況にあることは知っている。当然、12月、先週で、今回ということで都合3回目になる。こちらに関しては引き続きよく管理をしてこういったことのないようにしたいと思っている。従って、今回、保安院さまから厳重注意を受けることに関しては、
○松本:
きちんと今後対応していきたいと思っている。ポリエチレン交換は計画している距離は4km分全部か?今回は、先ず先行して、この濃縮塩水を受ける所を優先的に交換していきたいと思っている。淡水化装置、それから濃縮貯蔵タンクへ行く所、もうひとつは蒸発濃縮装置周りも同様の水があるので、そういった所を優先的に実施していく。
○NHK横川:
距離的になんぼとか言えるか?
# 深刻な事故を起こさない限り対応はいたしません。
○松本:
そうだな。一般排水路自身の長さが 600mあるが、配管の引き回し等があるので、もう少し長いとは思う。先程、読売様の質問にあった通り、計画の長さと実績等については確認させてくれ。優先順位を決めてやりたいと思っているが、その他、廃棄物処理建屋のかなフレックスホース周りとか、漏洩リスクも同じ状況なので底も対応していきたい。
○NHK横川:
交換する計画の総キロ数がわかれば教えて欲しい。写真だが、この写真1で外れた接続部分の頭、先っぽは見えているのか?見たところビニールの中の輪ゴムというか止めてる部分が銀色、その左輪になんとなくここが端っこかなと見えるが、そこでいいか?
○松本:
先ず左側の端っこはほぼここだ。(コレ http://bit.ly/HP9Yht)銀色のバンドがあるが、その1cmぐらいの所に口を明けている状況がビニール袋越しに見える。相手のほうの右側は、ほぼ写真ぎりぎりの所が右側の空いての差し込まれる方のたけのこになる。
○NHK横川:
左側は銀の輪っかのちょっと右側にあるということだな?
○松本:
そうだ。かなフレックスのホース端がある。
○NHK横川:
わかった。1の写真の下側に穴の開いたステンレスっぽい板があるが、これは排水口ではなく、下に敷いている板?
○松本:
足場材の板だ。
○NHK横川:
了解した。報告書をまとめた淡水化装置濃縮水貯蔵からの報告の中での話の対応について聞きたい。
結局タンクのゴムの所は劣化してしまったことが献本的な下忍だと思うが、締まり具合を定期的に点検することを言っていたが、根本的に解決策にはならないわけだな。つまり、ゴムのパッキンが劣化したといって交換できる構造にはなっていない。その辺りはどう捉えればいいのか?
○松本:
当面はタンクに水を貯める必要があるので、定期的なボルトのトルク確認をきちんとしてだな。面圧が緩んでない。もれない様にしていくことが当面の対策としてあるが、やはり、あの、指摘の通り、このゴムの止水材のある意味、いくら閉めても面圧としては確保できない時期は当然くるので、そういった見極めをして、既設タンクのリプレイスというか、補修は必要だろうと思っている。
○NHK横川:
底の評価とか実験は今後するのか?
○松本:
今のこと頃はっきりした見通しないが、8ページ(6)で長期的観点からと、少し書いているが、そういった検討進める予定だ。
○NHK横川:
こういった構造のものは他にもありうると思うが、構造物としてはふつうのものだから、他にもこういうリスクが起こりうる場所とか、そういったものは評価されているのか?
○松本:
福島第一の発電所内ではこういった丸型の鋼製タンクと角型のタンク、強化プラスチック製の葵横長のタンクがある。従ってこういった鋼製の丸型タンクに潰えは、トルク確認をしていくということと、もうひとつは8,000m3ある角型タンクは漏洩リスクが非常に高いということで、私どもはこの丸型タンクにリプレイスすることで今、工事を進めている。長細いタンクの方も、今後、地震に備えるということで足元というか、基礎強化という形で作業を進めたい。
○NHK横川:
質問の趣旨は、ボルトでゴムのパッキンを使いながらというのは、ここのタンクだけではなく、他にも構造物としてありえるのではないかと考えた時に、長時間使っていることによって、そう言う締め具合がたるんでしまう、という小物が他にもありえるんじゃないかと思うが。その辺がどうでしょうかというつもりだったんだが。
○松本:
そうだな。まあ、こういった構造の所はたしかにあるが、あの、パッキンもこういったゴム以外に
# そのタンクが一般用途でどのように使われているのか。このために作られた特注品ではないだろうに。プロダクトとして半年で劣化を起こすようなものなのか。かなフレックスにしても商品名だし、ダメレッテル。いい迷惑。
普通はグラファイトとか、今、アスベストはつかないが、グラファイトパッキンというような、伸び縮みに強いようなパッキンを入れているところもあるので、一概にこういう構造だからといってなにか特別な不具合があるということはなかろうと思っている。その辺の所は現地とよく相談して再発防止対策はここだけでいいのかは確認する。
○フリー木野:
今の漏洩だが、写真だが、前回は接合部で外れて割れていた写真があったが、今回はそういう状況ではなかったのか?
○松本:
割れていると言うより、今回はこういった形でスポット抜けているような状況だった。
○フリー木野:
スポット抜けているかどうか、この写真だとわからない。抜けた状態での写真がないのは獲ってなかったのか?
○松本:
まだビニールを外していないためではないかと思うが、その後、調査でビニール外した写真があれば準備したい。
○フリー木野:
これは完全に外れた後にどうなってるのか?蓋して完全にビニール袋で塞いでいる状態ではないのか?
○松本:
元々、かなフレックスをこの金属製の継手に差し込んだ際に言ったんか閉めている。その周りを滲んでくると問題になるので吸収剤を入れて、
○松本:
その周りをビニール袋で覆っているのが、初期の段階だ。今回はカシメている所が外れて抜けたようなので、抜けた状態出の写真をとったということだ。
○フリー木野:
これはまだ中がどういう状態になっているかは確認する前?
○松本:
そうですな。ビニール袋をかぶった状態でスポット抜けてるということがわかった状況だ。
○フリー木野:
その後中は確認されたのか?
○松本:
現地に確認するが、ビニール袋を外すにも準備がいるので、今日外しているのかどうかは確認させてくれ。
○フリー木野:
そうすると前回みたいに、中がどういう状況になっているか、まだわからないということか?
○松本:
まあ、見た感じで這われているようには見えないが、現場を確認させてくれ。
○フリー木野:
割れているかどうかは、開けないとわからないと思うが、そうするとこのビニール袋の中に膨らんでるように見えるが、水が溜まっているということか?
○松本:
多少溜まっていると思う。それから先週の話もそうだが、割れたから外れたのか、外れる際に割れたのかについては、まだ分かっていない。
○フリー木野:
外す際に割れたか確認できていないというのは、現地の作業した方に聞けばどういう状況だったか分ると思うが、
○松本:
なかなか破面を見るわけではないので、先に割れて外れたのか、外れた時に割れたのかは見た目ではなかなか判断しにくいと思う。
○フリー木野:
先ほどもあったがかなフレックスの総延長だが、よく全長が4kmという話はよく聞くが、これを見ても何本も同じ所を通っているわけで、そうすると総延長は全体の4kmの数倍ということになるのか?かなフレックスの延長は?
○松本:
そうですなぁ、数倍かどうかはわからないが、いわゆる廃棄物処理建屋からずっと淡水化装置、タンクエリアを通ってバッファタンク、原子論戻るラインで総延長として約4kmある。タンク間をつなぐホースとか、そういった所にかなフレックス使っているし、
○松本:
同じルートで複数本引いているケースもある。総延長という意味ではもっと長いと思う。
○フリー木野:
ろ過水タンクから原子炉に行くところもこの太さだと基本的に何本か並列で引いていると思うが、そうすると全体で10数kmとか20kmとかそれぐらいになるのか?
○松本:
まあ、あのう、数倍あると思うが、少なくともバッファタンクから原子炉には号機毎に3本あるので、ええ、まあそういった長さにはなる。
○フリー木野:
総延長を確認いただきたい。
○松本:
敷設というか、設計というか、そういう時にですな。長さを測って敷設しているわけではないので、おおよそ、なんというか図面上、これぐらいの長さだろうという状況だ。
○フリー木野:
★大凡で結構だが、今までの説明だと、総延長4kmという説目があったが、私どもも気がつけばよかったが、敷設の総延長4kmではとても済まないと思うので、要するにリスクが大きいということですよね。それだけ。その辺を実際にどういう状況なのか具体的にわかればと思う。
○松本:
ハイ。少し時間がかかるかもしれないが確認する。
# リスク過小評価。
○松本:
かなフレックスの接合部だが、保安院の方で2000~3000箇所という説明があった。事実関係は確認できるか?ハイ。それぐらいはあると思う。
○フリー木野:
2000か3000か?
○松本:
1つずつ数えているわけではなく、ホースホースの継手の中にこういう継手を持ってきてつないでいる状況だ。
○フリー木野:
わかった。継手もそうだが、調達する際にどのぐらいの数が必要かわかると思うので、大体の数で結構なので、お願いできるか?
○松本:
そういう意味では2000個ぐらいは少なくともあると思う。
○フリー木野:
わかりました。ポリエチレン管の取り替え作業だが、先日も2Fの工程表が出てきたが、作業計画表というのはあるか?
○フリー木野:
要するに人工をかけてどれぐらいの作業時間でどれぐらいの期限を目処にやる、色々な形の計画表あると思うが、細かいものを示して頂きたい。
○松本:
大体2~3週間かけてやろうと思っていた。が、今回の件も併せて少し前倒しをして今工程を引き直している所だ。どういった工程で進めるかについては計画が纏まったら紹介する。
○フリー木野:
今まで作業員の全体の見積もりも出していただけていない。今回のものも、元々塩ビのかなフレックスを引いた地点で、長期的には持たないことが言われていたわけなので、そうするとポリエチレン管に取り替える作業もどれぐらいの人数をかけてどれぐらいの期間というのは、早めにやるというのは最初から必要だったことではないかと思うので、その辺含めて実際にどういう計画でやっていて、どれぐらいの人数をかける予定だったのか、お示し頂ければと思うが。
○松本:
そういう意味では結果的にフランジ、継手から外れる事象があったので、少し、後手に回った感じがするが、ポリエチレン管の敷設の仕方については、昨年の信頼性向上対策の一環として計画的に進めていた所だ。優先順位としては炉注関係を先行して実施していた所ではあるし、
# そんなのいきあたりばったり。トラブルが起きたら即対応。罰則なんて無いようなもんだし。保安院は事業者任せ。自ら足はこんで調査するわけでもなし、簡単な指示して電力事業者から出てきた書類審査。
今回、漏洩があったということで濃縮塩水を移送する配管に着手していた状況だ。こちらについては全体の必要な期間を勘案しながら時期等を決めており、それに対して、各協力企業で仕事をしていただく状況になる。
○フリー木野:
実際に人数はどれぐらいかけてるのか?
○松本:
前も話したが、私どもは協力企業に対して何人作業員を出してくれという仕事の発注の仕方ではない。この工事をこれぐらいの工程の中で達成する等発注の仕方だ。従ってそれに対して企業が10人でやるのか、100人でやるのか、企業毎に違ってくる。
# まるな~げ。大まかの人数把握は、大まかな見積金額を算出するのが目的。
○フリー木野:
そうすると時期的にポリエチレン管に変える作業を、あれ?確認だが、元々は何時までに全部取り替える話しだったのか?
○松本:
少なくともこのエリアに関しては4月中には取り替えられると見ていた。
○フリー木野:
他のエリアを含めて全体を取り替えるのは?
○松本:
全体を取り替える計画はない。優先順位を決めて徐々に着手していた所だ。
○フリー木野:
要するに今全体の計画はないという話だったが、例えば取り替えるのに先ほど何人でという発注ではないとう話だったが、
# 事故が起きたら、その都度対応する。そんなお金はかけてられないのよ
○フリー木野:
そうすると発注する際にいつまでにやるというのは何を基準にされて期限を決めているのか?
○松本:
おおよそ私どもとしてはだな。必要な工程機関といつまでに必要か、期日的目標と、実際にどれぐらいの、まあ、そういう意味では、あの、人数も、あの、企業によって違うかもしれないが、おおよそこれぐらいの人数で出来るんではないかという見積はある。
○フリー木野:
例えば必要な工程の期間というのは、何を基準に決めているのか?要するに人数をかければ短くなると思うが、それがこういう4月とか、他のものはまだ計画がないということだが、
# だからその見積もり人数を質問してるんでしょ。そういう発注してないといったのにね。
○松本:
記述を決めるのはリスクをどう見積るかというところであり、今回は先週と今週、2度にわたり継手から抜けることになったが、かなフレックスのリスク対策という意味では、当初から紫外線に対するリスクがあるということで、こういった紫外線マットをしくとか、後は凍結防止対策ということで保温材を巻くとか、それぞれのリスクに応じて対策を撮ってきた所だ。
人数に関しても作業エリアの問題もあるので、100人をかければ短期間で終わるということは必ずしも無い。作業エリアの分担とか、そういう事も踏まえてよく検討する必要がある。
○フリー木野:
作業エリアとは言うが、作業エリア自体は敷地の中の全体に広がるものなので、狭い範囲をやる場合はかけてもしょうがないと思うが、作業エリアの問題と言うよりは、人数をかけずにやっているような印象があるが、それでその辺が確認できればと思ったが。
○松本:
ハイ。従って基本的にはリスクを動見るかと言う所で、濃縮塩水を受けるようなタンク、現在のようなルートに関しては洩れた場合のリスクがあるから、早めに手を打つ必要があるし、このタンク類からバッファタンクに行くようなルートは敷設した当初は配管の曲げのような所で漏洩があったが、それ以降は漏洩ない。
○松本:
そういった状況見ながらやるべき時期等をよく見る必要があると思っている。
○フリー木野:
そうすると今回の漏洩はリスクの見積が実際よりも低かったという事になるのか。
○松本:
結果的に漏洩が発生したのでそういう事になるが、
○松本:
私どもとしては4月中にはこのエリアの継手はポリエチレン管にすることで考えていた。
○寺澤:
よろしいでしょうか?
○フリー木野:
その予定が実際よりは想定していたリスクよりもリスクをゆるく見ていた、そう言う認識はあるということか?
○松本:
結果的に今回漏洩してしまったので、もう少し早めに手を打っていれば防げたということであれば、確かにそのとおりだ。
○寺澤:
よろしいでしょうか?
# 考え様によってはその通りだ。考え様によっては反省だ。反省皆無。4月中には終わっていたのだ。ガキですか。
○毎日阿部:
★★1つだけ疑問に思ったので教えて欲しい。50m3/h入れていたのが、70m3/hに上昇した当事だが、もし、ビニールカバーが完全にはずれなくて、タンクに大部分が流れ込んだとすると、その70m3/hに上がる数字は整合性はあるのか?ビニール袋も外れてドバドバ外に出ていたら、70m3/hが80m3/hにも100m3/hにもなっているような数字なのか?
○松本:
は?まぁあのう、午前中の、まあ、話の関連だと思うが、
# は? …おまえ記者クラブのくせに空気読めや…
まあ、要はビニール袋をかぶっている状態で結果的にはそれがタンクにまだ押し込まれたんだとすると、それを含めて70m3/hが出たんだろうと思うが、そこのところはまだはっきり分かっていない。そこは評価させて頂ければと思う。
# あいも変わらず、その場その場で、適当なこと抜かす松本氏。わかってないのにそうだろうと思う。
当然、質問にあったとおり、完全にビニール袋も外れて、ジャバジャバ出るようなホースが、いわゆる水道管のホースが抜けた状態になっていれば、実際はもっと出た、という話になるのかもしれない。そこはよく検討させてくれ。
○フリー伊藤:
原子炉を通った後の水、トリチウムの濃度だがホウ酸水を入れる前と後でどれぐらい差があるのか?
○松本:
トリチウムの生成は中性子が存在するところでは生成される。水に含まれている重水素に吸収されるとか、リチウムにぶつかって分裂するとか、そう言った中性子が存在する場にはトリチウムの生成があるので、中性子の吸水材であるホウ酸が入っていると中性塩の物の数が減るので、トリチウムの生成量は減ると思う。
○フリー伊藤:
それは計られているか?
○松本:
中性子そのものを計る物がないので計っていない。
○フリー伊藤:
トリチウムだ。ホウ酸水を入れる作業の前と後でトリチウムの量がどれぐらい変わるのか計られているか?
○松本:
あのう、ホウ酸水を入れる前後では計っていないが、定期的に高濃度滞留水のトリチウム量については計っているが、ホウ酸水を時々入れているが、前後で大きな変化はない。
○フリー伊藤:
近くの川やプラントで使う生活用水に含まれるとリチウム、水分分析でトリチウムは計られているか?
○松本:
あのう、福島第一で使っている生活用水は坂下ダムを取水しているが、その水は、成分は分析していないと思う。確認させてくれ。
○NHK横川:
カナフレックスの材質がわかれば教えて欲しい。
○松本:
確認する。もう1点が26日と今回の件、両方またがるが、外れる要因として午前中の会見として26日には橋の上にあって持ち上げたりする作業に伴って、
○NHK横川:
抜けやすくなっていたんじゃないか的な説明があった事を覚えているが、26日の背景としてそう言う作業が伴っていたと言えるのかどうかも含めて、もう一度確認したい。
○松本:
説明が不十分だったが、26日も本日のも、なぜ外れたかについては、まだはっきりしたことはわかってない。3月26日に外れたので再発防止対策という事で端をまたぐところのホース類に関してはU字溝の中に入れようという事で、
それぞれ橋を渡っているホース単独の所にU字溝のコンクリート製の橋を渡して、その中にホースを入れ直す作業をしている。その際にホースを持ち上げて入れるので、通常、そう言った継ぎ手の所に力がかかった可能性があるので、
そう言った力がかかった可能性のある継ぎ手は、再発防止対策の一環で点検をしたという事だ。今回のようなホースのプラグに差し込んで過締めているというカ所が基本的に何か大きな外力があって引っこ抜くという事がないと抜けないと基本的に思っていたので、そう言った力がかかっていたかの観点で、あの、ホースを持ち上げた歳の点検をしたことになる。
○NHK横川:
前回にしろ今回にしろ、何か前後の日程の中で何かしらの作業を伴って、
○NHK横川:
動かしているとか、持ち上げてるとか外れる要因に繋がる作業が前後にあったわけではないという事だな。
○松本:
ハイソウデス。カナフレックスの材質はポリ塩化ビニールにワイヤーで構造で力を支える構造になっている。
○フリー木野:
基本的には外力がないと抜けないという事だが、ホース全体は起動と停止を繰り返すと基本的に外力がしょっちゅうかかっている状態だと思うが、そういう事ではないのか?恐らく水が流れて停止、流れて停止というのは、ホース全体が振動する筈だと思うが。そう言う影響は?
○松本:
こういった床というか地面に這わせている状況なので、いわゆる流量、流れがあることで多少振動はしていると思うが、それがこのホースの継ぎ手の所に左右から引っぱるような形で振動の力がかかるのはなかなか難しいと思う。
○フリー木野:
カナフレックスの劣化だが、放射線の影響というのは、かなフレックスを引いた半年以上前にも伺ったことがあるが、メーカーに確認はされているか?
○松本:
確かしていると思う。数字そのものは確認させてくれ。
○寺澤:
宜しいか?!
○フリー木野:
会見だが、福島では午前と午後に1日定例で2回やっているようだ。本店では1回になっている。福島と同じように2回することは考えられないか?
○松本:
今のところは今日も特別漏洩とか、トラブルがあれば適宜午前中でも会見しているし、必要に応じて他の時間帯でも会見することで考えている。従って定例会見としては夕方の18時からの会見で考えている。
○フリー木野:
福島で2回、本店で1回の違いはどういう判断があったのか?
○松本:
当然福島は現地に一番近いところであり、いわゆる地元や地元のメディアには適宜情報を発信する必要があるだろうと思っている。
○フリー木野:
本店ではメディア、あるいは国民全体という事になると思うが、情報の発信の必要はないという事なのか?
○松本:
情報の発信の必要はないというか、福島での日々の状況を説明する機会が2回あるので、そこで話しをさせて頂いている事になる。話の内容は基本的に同じだ。
○寺澤:
宜しいか?!
○フリー木野:
違いがわからないが。福島は現地だから、そういう事か?
○松本:
ハイ。
○寺澤:
明日の作業予定。原子炉格納容器ガスサンプリング関係。明日3号機で原子炉建屋上部、PCVガスサンプリングを実施する。2号機は現在、雑固体廃棄物減容処理建屋の高温焼却炉に移送しているが、この移送を停止し、プロセス主建屋へ移送先を変更する予定。以上が明日の作業予定だ。
○松本:
1件連絡がある。先程今回漏洩した件で、排水路のサンプリングデータを計測しているところであるが、22時ぐらいまでは少なくともかかる状況であり、場合によっては深夜荷及ぶかも知れない。これから考えるが、2時、3時になると翌朝に報告メールを入れさせて頂くことで検討させて頂ければと思う。時間がかかっているようなので、先程20時、21時頃と申し上げたが、少なくとも22時より遅いと現場から報告があった。失礼した。
○寺澤:
先程、原子炉ガスサンプリングの関係だが、本日だった。失礼した。3号機の原子炉建屋上部、PCVガスサンプリングは本日実施している。以上で本日の夕刻会見を終了する。 ~ 終了 19時26分 (ヽ'ω`)