2012年4月9日月曜日

東電会見 2012.4.9(月)18:00~

■東電会見 2012.4.9(月)18:00~

プラント追加のトラブル報告はなし。岩沢海岸沖合3km セシウム760Bq/kg、木戸川沖合2km 680Bq/kg 南側で海底土汚染高い傾向は変わらず。RO装置→濃縮水貯槽ライン水漏れの続報メイン。

取水口8日採取分で全βND。漏洩量は12トンの殆どがアスファルトのビビから地中へ。海へ繋がる排水路に750L、実際に海に洩れたのは150ml評価、先週の評価中説明と値、理由に変更なし。

窒素ガス停止、1号機HVH温度上昇は4月8日13時頃 51.8℃をピークに低下、最新値本日16時50.9℃。窒素ガス封入装置の停止理由はフィルター目詰り以外にあると見てる東電。質疑は漏洩関係が中心。





○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系つかって注水冷却中。[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。4月7日17時頃、窒素ガス封入装置が一時停止してその後再稼働。

原子炉の関連パラメータ、水素ガス濃度、モニタリングポストについて優位な変動は確認されていない。この影響を受け1号機格納容器HVH温度が少し動いている。最高温度は4月8日13時頃 51.8℃まで上昇した後、その後低下傾向に。本日16時50.9℃。

このまま低下傾向を続け再び安定すると思っている。窒素ガス供給装置の故障原因はフィルター等の清掃を行っているが、フィルタの詰まりだけではないのではないかということで、もう少し詳細に原因を調べる予定にしている。

2号機 9時55分に原子炉注水量の微調整を行った。給水系 2.8→3.0、CS系 6.5→6.0m3/hにそれぞれ調整を行った。[使用済み燃料プール]1~4号機共に循環冷却中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]1号機から2号機タービン建屋への移送は昨日8日9時18分に終了した。2号機 本日9時21分に一旦プロセス主建屋への移送を中断。6号機から屋外仮設タンクへの移送は本日10時~16時で移送を実施。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンで運転中。サリーはまだ停止中。4月5日発生の淡水化装置から濃縮水貯槽へ送るラインでの漏洩。最新のサンプリング結果について配布。http://bit.ly/IkZ7Lr


1枚もの(http://bit.ly/IkZ7Lr)と閉じてある3枚もの(http://bit.ly/IlhCPP)がある。1枚ものはサンプリング時が 8日 8時20分の南放水口海水サンプリングの結果。セシウム137が10E-3Bq/cm3レベルで極僅か見つかっているが、全ベータに関しては検出限界未満。

3枚ものの資料は本日のサンプリング結果。1枚目が同じく南放水口付近。8時25分にサンプリングしたもの。引き続きセシウム137が10E-3Bq/cm3レベルで見つかっているが、全βに関しては検出限界未満。

2枚目は排水側下流堰のサンプリングでは全β 8.2E+0Bq/cm3、3枚目 下流側堰②で1.4E+1Bq/cm3で検出されいてる。堰に溜まっているのでこれまで漏洩した放射性物質副水が堆積している影響を受けていると推定。

昨日、RO処理水の一次貯槽が低下したことを受け、廃液RO供給タンクの水を淡水化装置で水処理を行い、淡水の生成を行なっている。こちらに関しては既にかなフレックスのホースをポリエチレン管に全て交換を実施して、漏洩確認を行った後、移送を行なっている。

結果についは21時43分に、その処理に関しては一旦、運転を停止している。RO漏洩に関してはその他リスクのある箇所について、それぞれ週末にかけて対策をこうじている。裏表写真のある資料を配っている。(写真:http://bit.ly/HtG02u)

東電 ★SPT(B)-淡水化装置(逆浸透膜式)間の移送ラインの漏えい拡大防止対策について(PDF 80.5KB) http://bit.ly/HmjRyR

SPTBから淡水化装置間の漏洩拡大防止対策ということで、今回洩れたのは淡水化装置逆浸透式と濃縮廃液を受けるタンク間の漏洩だが、その他、淡水化装置に水を運び込むこのラインについてもカナフレックスを使っている。

サリー、キュリオンで処理したβ核種が比較的多い水を法面を通じて淡水化装置まで運ぶラインだが、ここに関しても一旦漏洩が発生すると屋外の海に放出する可能性があるということで、今回、週末にかけて作業を行なっている。

1枚目のSPT建屋という丸いタンクが2つあるところの左側に青い線。こちらがカナフレックスの配管。将来的にポリエチレン管に変える予定だが、現在、まだ工事が進んでいないので、その周辺に黒い線になるが、土のうを積んで、万一漏洩が発生した場合、

土のうの内側に工事を行なっている。法面を通じて上の30mの所まで20m程駆け上がるわけだが、そこも排水路に水が入らないように土のうを設置している状況。裏面に写真。道路跨ぎ部への土のうの設置例。

左側に銀色の配管があるが、カナフレックスに保温材を巻いているのでこういう色をしている。その右側に白い土のうを積んで、それより右側に水が流れていかないように処置を行なっている。左下の写真。SPTタンクは標高10mの高さにある。

淡水化装置は30mの高さにある。従って差面を20mほど登るわけだが、その所にこういった側溝等があるので、側溝を含み白い土のうでホースの外側に出ていかないようにしている。http://bit.ly/HWLKyj

上に上がった所だが、排水路付近の土のう設置例。左側に今回漏洩した排水路がある。深さ1.5m程のコンクリート製の排水路。そこをこういった形で白いかなフレックスがまたいでいくので、http://bit.ly/HWM0xk

こちらは白い土のうを下側、黒い土のうを上側に積んだような形で水が漏れないように工事を行なっている。ハイスロを跨ぐ所はU字工事の中をホースを通す形に設置しなおし、排水路に直接、放射性物質を含む水が流れないように工事を行った。

# ハリボテ

プラント関係は以上。その他、明日の工事について1件連絡。先日、中長期ロードマップの話をした際に、3号機の資料済み燃料プールの水中カメラでの撮影予定を話したが、準備をすすめる関係で明日から準備工事を行う。

クローラクレーンで水中カメラを沈めて、中を観察するわけだが、無線を使った遠隔操作になるので、明日からは電波の強度の確認やカメラの動作確認などを行う予定。現在、水中カメラを内部に沈め、使用済み燃料プールを除くのは13日金曜日を予定。

準備作業も含め、天候の影響を非常に受けるので、こちらに関しては、風、雨で延期になる可能性がある。モニタリング結果資料。福島第一建屋開口部における空気中放射性物質核種分析結果。

東電 ★福島第一 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 11.6KB) http://bit.ly/IkYZLU

こちらは原子炉建屋は月初めに毎月行なっているが、その他、タービン建屋や廃棄物処理建屋の開口部の分析結果。プロセス主建屋については10E-4Bq/cm3、造粒固化体貯槽排気設備に関してはND。特に他の建屋開口部に比べ、値として大きい事はなかった。

閑居モニタリングの状況は既にHPで公表しているが、(http://bit.ly/uZPd5u)本日の結果について特に大きな変動はない。海底土のサンプリング結果が出ているが(http://bit.ly/IkZHZN)こちらに関しては本日4点公表。

海底土核種分析結果 http://bit.ly/IkZHZN

木戸川沖合2km地点と福島第二敷地3km沖合は本日始めての測定。木戸川沖合2km地点 セシウム134 290Bq/kg、137 が 390Bq/kgということで比較的高い濃度で見つかっている。

発電所に近い南側という事でこれまでの傾向のとおりではないかと思っている。福島第二敷地沖合3km地点 セシウム134が46Bq/kg、137が61Bq/kgで他の15km地点と大差ない状況。

本日13日、柏崎刈羽の計測設備の保守管理不備に関する保安院さまへの指示の回答期限が本日になっているが、まだ、取りまとめが終わらないということで、保安院さまに延期のお願いをした。取りまとまり次第、保安院さまに報告させて頂きたい。本日は以上。


■質疑

○朝日杉本:
★淡水化装置からの水漏れの件。結局どれぐらい洩れたか精査は終わったのか?

○松本:
現在最終的な確認を行なっている。金曜日に話したように大部分の水は、当該箇所の地面に吸い込まれたものと考えている。★排水路に出たのは、ほぼ750L程度。最終的に海に出た量は150ml。0.15L程度ではないかと思っている。最終的な値の確認、他のチェック踏まえたいと思っているので 少し時間をくれ。

○朝日杉本:
窒素封入装置の故障について。★フィルターが詰まっただけではないように思えるということだが根拠は?

○松本:
7日の停止があり、その後、確認をしたわけだが、その際、フィルター点検、清掃を行ったが、目詰りは多少確認されたが、故障警報が出て圧縮機が止まる喉の目詰りではないのではないかということで、いわゆる電気系の故障があるのか、という事も含めて調査したいと思っている。

○朝日杉本:
他に考えられる要因として電気系の故障と言っていたが、これは1~3号機の封入装置が止まるような電気系の故障があるのか?

○松本:
窒素ガス封入装置は、乗用1台、予備1台ということで、1~3号機とも共通の設備だ。したがって止まるとバックアップの設備に切り替えて運転することになる。ここ最近、4日、7日という状況だったので、単にフィルターのつまりだけではないのではないかという疑いをかけて調査したいと思っている。

窒素ガス封入装置だが、常用1予備1という状況だが、その他、少し高台にさらなるバックアップを2系統用意している。流量が小さい系統ではあるが、窒素ガス封入が止まる事のないように設備としては出来ている。

○テレ東おおしま:
殆どが地面に染み込んだという話しがあったが、例えば環境に与える影響は今現在評価出来ているのか?

○松本:
当該の漏洩カ所のアスファルトに覆われているカ所のひび割れを通じて地面に流れでた者と考えている。従って高いβ核種の濃度としては濃い状況だが、アスファルトの下に染みこんでいる状況なので、表面線量としては数十ミリSv/hという事で、差ほどβ線の量としては高くない状況になっている。

★染みこんだから良いだろうという事ではなく、将来は染みこんだアスファルトを含めてその下の土砂等の回収、それから除線等については考えて行きたいと思っている。

○テレ東おおしま:
今のところ予定はない?

○松本:
今のところ、淡水化装置とか、蒸発濃縮装置が置いてある場所になるので、将来、この装置がリプレイスされる時期等が、ターゲットになろうかと思う。

○テレ東おおしま:
アスファルト地面に染みこんだ部分が出てくると思うが、そこの評価のやり方はあるのか?

# その頃にはすっかり忘れてるだろうから。覚えとこな。な。な。

○松本:
今の所は実際にアスファルトを剥いで、地面の土をサンプリングすれば直接確認出来ると思うが、今のところは表面線量の確認だけだ。アスファルトの上からの確認だけという事になる。

○テレ東おおしま:
柏崎刈羽の報告書だが、遅れをお願いしたという事だが、新たにこちらから記述を設けたりする事はあるのか?

○松本:
今のところ今週末13日頃までに報告させて頂くことで、保安院さまには説明させて頂いた。

○フリー木野:
今の漏洩の件、先日の写真を見るとカナフレックスの配管のすぐ下がU字溝になっており、その反対側のアスファルトに殆どの水がいくというのが、状況としてよく分らない。U字溝には全く水はなかったっけ?

○松本:
いえ。水が溜まっており、全部、地面というか、アスファルトに残っていた水、U字溝に残っていた水を評価すると大体0.4m3程度と考えている。12m3漏洩があったという事で、大部分が地面に吸い込まれたのではないかと申し上げているのは、

こちらは元々重いコンテナを置くエリアであり、敷地の真ん中が低くなっている。従って質両側、再度にあるU字溝、今回、カナフレックスを強いているところが地面的に高い状況になっているので、漏れた水があるとすれば真ん中に漏れていったのではないかと推定している。

# 地面がぎっしり押し固められた場所で吸い込まないような気がするけど。ペットボトルの水こぼして吸い込まれたからといって、大部分が吸い込まれた評価をする東電。

○フリー木野:
U字溝は敷地面の高さより低い。なのでなぜ、全部が上に行ったのが大部分でU字溝が少ないのかがよく分らない。

○松本:
(お絵かき)敷地の真ん中にかけてホースが橋に強いてあり、真ん中にあるのでこちら側に流れていっただろうと見ている。今回、ホースの口が外れたが、ビニール袋とか、保温剤にかぶっているので、ここから吹き出したと言うよりも、

こちらから徐々に吹き出したというよりも、隙間から徐々に流れ出した者と考えている。従って敷地の方に大部分が流れていったのではないかという事と、後は先程の朝日新聞の質問にあった評価をしているが、実際に漏れていった排水路のβ核種の量から見て、

12m3が直接出たとするともっと濃い放射性物質が検出があっても良いのではないか、と考えた次第だ。

○フリー木野:
U字溝は基本的に漏洩カ所からどちらに向かって流れていくような高さになっているのか?敷地の場所を囲むようにU字溝があるが、

○松本:
(お絵かき)漏れたのはこの辺で、U字溝は傾斜を付けるとするとこの排水路の出口に流れるように設計してあるが、殆ど水平と見て良い。

○フリー木野:
漏れたカ所からどちら側に向かって低くなっているのかよく分らない。頂点は右下?そこから排水路側に全体的に傾斜を付けている?

○松本:
多少傾斜を付けていると思うが。ここを高くしてここを低くするように付けているが、いわゆる敷地の元々コンテナ置き場の排水路なので、急な傾斜を付けるというよりほぼ水平に作ってあり、ある程度水位が溜まればここから流れていく感じだと思っている。

○フリー木野:
先週の写真で頂いた図だと漏洩カ所から左上に向かって水が溜まっているようだが、松本さんが今言った、敷地が重たい者を乗っけていたので、敷地に傾斜が着いているという話しがあった。この部分だとどの辺に向かって傾斜が付いていることになるのか?

○松本:
大体こちら側だ。こっち側だ。(00:32)

○フリー木野:
溜まっているこの隅っこが低くなっている、そういう事か?

○松本:
隅と言うより、面積としてはもっと大きく、この写真に撮られていないエリアの方だと思う。

○フリー木野:
その辺の写真は全くないのか?

○松本:
今、敷地の漏洩量評価用に今、準備をしているところになる。

○フリー木野:
カナフレックスだが、写真を見るとU字溝の横に金属の板を渡して載せているようだが、http://bit.ly/HtG02u これはU字溝の上に出ているような形で板をのせているように見えるがそうではない?

○松本:
板の下にU字溝があるのか、柵の外にU字溝があるのかは確認させてくれ。策の外側にU字溝があるのかについては確認させてくれ。

○フリー木野:
策の外側にU字溝があり板の上に乗っているとすると漏れたら、板の穴から下のU字溝にいくのが普通ではないかと思うが。

○松本:
従って一つは真ん中に流れたのではないかという事と、一般排水路に12m3も出たとすると途中、途中の堰、南放水口での全β核種分析結果からもっと大飯検出があっても良いのではないかと思っており、その二通りの方法で検討を進めている。

○フリー木野:
一般排水路に流れていた水の流量は、先週の漏れた時と同じ流量が流れていたのか?

○松本:
今、ここは水を堰き止めているので、流れはない。その上流側から他の用水路に水を回しているので、今日写真で示したとおり、一般排水路には殆ど水がない状況になっている。

○フリー木野:
先日漏れたときは一般排水路に随分水が流れていたような覚えがあるが、記憶違いか?

○松本:
当時も殆ど流れていない状況だ。

○フリー木野:
ちょっと写真を確認する。

○NHK花田:
漏洩に関して。150ml と 750Lの量というのは濃度からの逆算の推定と考えて良いか?

○松本:
ハイケッコウ。

○NHK花田:
12トン漏れて排水溝に750リットル遠いことで、大部分がアスファルトから地面に出たという事だが、

○NHK花田:
最終的に地下水になっていく理解で良いか?

○松本:
ハイ。最終的には地下水に流れ出ると思っているが、砂や地下を通っていく中で、フィルターと考えられるので、海に流れる出るまでのスピード、量を考えると環境には差ほど影響ないと思っている。

○NHK花田:
フィルタというのは?

○松本:
地面の砂とか粘土とか、そう言う類だ。

○NHK花田:
カナフレックスをポリエチレン管に随時交換したり、堰や土嚢対策を行っていると尾尾網が、全体的にどうなっているのか把握できない。過去の施設運営計画の中に、こういった全体像が載っていたり、内のであればこれからそういった物を出す予定などどうなっているか?

○松本:
施設運営計画には、このポリエチレン管の交換予定は、信頼性向上対策の一環で記載しているが、まだ出ていない。★紹介させてもらうと、今回漏れた淡水か装置からの濃縮廃液タンクへ行くラインについては、大体70%程度がポリエチレン管の交換が終っている。その他、蒸発濃縮装置周りや廃液周りについては60%が終っている状況。

こちらに関しては4月中旬までに濃縮ラインを終らせる、5月中ぐらいに蒸発濃縮装置の周りを終える計画で考えている。昨日、移送をしたが、主ラインといい、淡水化装置から廃液貯槽間の主ラインについてはポリエチレン管の交換は終わっている。

○NHK花田:
日々進む工事ですぐにというのは難しいかもしれないが、何%終わったかは今の話でわかるが、大体どのぐらいがざっくり終わっていて、この辺をやるとか、ポンチ絵が出せるかどうか、検討してもらえればと思う。

○松本:
はい。わかりました。これまで炉注関係の向上対策もやっているので、循環注水冷却で4kmあると言っているが、バッファタンク、炉注水源から原子炉周りは100%終わっている。

タービン建屋から廃棄物処理建屋にサリーとかキュリオンが置いてある建屋までの間に関しては2割ほど終わっている。これは建屋の外だけが全部終わっており、建屋内部はまだ残っている状況。淡水化装置から廃液タンクについては先程申し上げtあ70%程度。

○NHK花田:
今回、2件、カナフレックスの取っ手の外れの原因で水漏れが起きているが、この原因はどういったことかわかったか?

○松本:
先日発生したところに関しては外れた状況そのままの工場というか、よく観察できる所に一旦搬出した上で観察することにしているので、具体的にはまだ出来ていない。現委員については今から調査をする予定。

○NHK花田:
事前にカナフレックスの耐性評価は、結構やってない機器が多かったと思うが、このカナフレックスはやっているのか?

○松本:
放射線の問題とか、荷重がかかりそうな所は考えていたが、水平のところにおいている継手が外れるとすれば左右から大きな力で引っ張られる状況だが、そういったことがあるのかの検討は不足していた。

# 抜ける要素が左右に引っ張られるだけ。水が流れている以上、進行方向に抜ける力は常に働いていると思うけど。(´・ω・`) プロダクトのスペック超える扱いしてるだけなんじゃ…

○フリー木野:
今回、カナフレックス洩れた部分をそのままビニールを外さないで送った理由というのはなにかあるのか?

○松本:
この場で何かを調査する環境としては場所も狭いし、何か、見落としがあるのも何なので、キチンとした所で調査すべきと判断した。

○フリー木野:
ビニールも外さずにそのまま送った理由がわからない。

○松本:
この場でビニールを外したら部品だとか、いわゆる現場の状況証拠を失う可能性もあるので、取り敢えず個々の左右を切断し、運ぶ事がベターだと思っている。此処で何が何でもやらないといけない事は内と思うが、そういう意味ではより慎重に対応したいと思っている。

○フリー木野:
写真でビニールがすごく膨れているように見えるのも、中に何が入っているわよくわからない現状か? http://bit.ly/HP9Yht

○松本:
中に入っているのは吸収剤。白いものが写っているのかもよくわからない現状か?白いものが写っているが、フランジの継手から何かにじむようなものがあると環境中に漏れるので、それを吸収するための高分子吸収剤が置いてある。左右に外れて引っ張られているので、少し膨らんでいるように見えるのかもしれない。

○フリー木野:
写真は個々の部分含めて先日、写真はないという説明だったが、先ほどの水の洩れた方は準備しているということだったが、写真は後どれぐらいあるのか?

○松本:
後数枚はあると思う。量の評価に使うためにちょっと、いま、準備している所だ。

○フリー木野:
先週公開してもらっても良かったのではないかと思うが。出して頂けないのか?

○松本:
準備が整い次第、公表したいと思っている。

# なんで写真を公表するのに、評価準備があるから出せないんでしょうね。

○フリー木野:
先週伺ったが、カナフレックスの耐放射線性能で、物性に影響があるのが10万Gyということだったが、時間率、どれぐらいをどれぐらいの時間をどのぐらい浴びたら時間率で変わるように思うが、どういう評価になっているのか?

○松本:
高分子に対する放射線影響なので、単位時間あたりの放射線量が高い、低いでは影響は受けないのではないかと思う。当然、耐放射線性の限界に近づけば劣化が早く現れるということではないか?

○フリー木野:
高分子に対する放射線の影響だと、単位時間辺り差がある報告書があるが、10万Gyは具体的にどれぐらいの放射線レベルをどれぐらいという評価で、総量で10万Gyとなっているのか?

○松本:
中に入っている放射線量から考えて10万Gyだと約11年強だったと思う。

○フリー木野:
中に入っている放射線量というのは

○松本:
あの、いわゆる高濃度汚染水だ。

○フリー木野:
今の状況で?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
それはカナフレックスのメーカー側がそのように評価しているのか?

○松本:
メーカーというか、仕様書上、10万Gyという仕様になっている。

○フリー木野:
仕様書上、カナフレックスにβ線を10E+5Bq/cm3を入れた時の状況は既に出ていたのか?

# 製品仕様があるのに、半年以上も回答渋ってたのな。

○松本:
これは多分、ガンマの評価だと思う。厚さがあるし、水の中なので、吸収線量による影響評価をする上ではγ線で十分ではないかと思う。

○寺澤:
明日の作業、滞留水移送で6号機タービン建屋から仮設タンクへの移送を10時~16時 実施予定。ベッセル交換はキュリオンHベッセル2塔、AGHベッセル1塔、サリーは交換予定ない。以上だ。

○松本:
http://bit.ly/HWLKyj この写真の説明を追加するが、道路跨ぎ部の土嚢の設置例だが、道路をまたぐというか、道路を横切るので道路の下をくぐるように設置している。荷重を受けないように鉄板を引いて、その下をカナフレックスと保温材が下を走っているという事で、ここで綺麗てると言うより、この鉄板の下を走っていると理解してくれ。NHKの質問で、蒸発濃縮装置周りの進捗率60%と言ったが、間違いで今のところまだ出来てない。

○松本:
これから作業にかかるので進捗率は0%だ。



~終了 18時46分 8分遅れだったので実質 28分。

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