国会事故調 第15回委員会
参考人 経済産業大臣 元内閣官房長官 枝野幸男 平成24年5月27日(日)13時~
参考人質疑
終了後の委員長記者会見(総括)
【枝野経産相 参考人招致】第15回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(通称:国会事故調)
■アウトライン メモ(未整理)
# 動画頭出し参考
13:00 ~
黒川委員長:冒頭挨拶 枝野大臣あいさつ。
13:04 ~
櫻井委員:内閣官房長官としての足跡。 ~ 通信切れた ~ 原子力災害多作本部の広報と内閣官房の役割について。
13:09 ~
櫻井委員:3.11 緊急事態宣言が発令されるまでの動き。
13:13 ~
櫻井委員:避難区域 3→10→20km 避難区域拡大の経緯と枝野の関わり。長期間の屋内退避を指示した理由。(法の立て付け、反省だ)
13:23 ~
櫻井委員:総理が福島第一に向かった経緯と枝野の対応。(情報上がって来ないので然るべき人間が)
13:31 ~
櫻井委員:現場に情報とりにって状況分かっているのに(炉規法)法的措置をとる必要があった理由
(枝:ベントのためではない。東電ためらい意識があった)
13:34 ~
櫻井委員:海水注入の経緯、関与、再臨界の認識
13:36 ~
櫻井委員:東電撤退問題。経緯、認識。(枝:清水の電話は全面撤退、明確だ。)
13:41 ~
櫻井委員:保安院記者会見問題。炉心溶融発言。(枝:分からない事はちゃんと調べてから伝えないとねといった。その後どうなったかは検証したらいいだろ)
枝:炉心溶融発言、保安院が私よりも先行して発言していたのは後から知ったので、私から、こういう言葉使うなとは言ってない。
13:46 ~
黒川委員長:全面撤退、先ほどの全面撤退後はえらいことにといったら清水は口ごもったので全面撤退は明らかだった発言の確認。
13:49 ~
野村委員:全面撤退について。清水社長が官邸に来て全面撤退管が邸内と明言した事になっている。海江田はそこで安堵した発言。その事実は当時知っていたか。(枝:社長よんだら全面撤退しないと言うだろうと思っていたので海江田と違い安堵はしなかった)
13:51 ~
野村委員:内閣参与に任命されていない総理の友人(日比野)が官邸内に入っていた事を当時の官房長官の認識。固定電話、携帯電話、連絡手段。
13:55 ~
野村委員:国会答弁10km避難拡大、更に悪い状況とは何を想定していたか。(爆発・漏れ)
爆発・漏れを枝野が認識してたのにそのような避難指示を出さなかったのか。万全期するためと言ったのか。このおかげで何の準備もしないで気のみ気のまま避難に憤りの声。
13:55 ~
野村委員:~ 避難準備指示(枝:ですからリスクコミュニケーション含めた反省点だ!)
14:06 ~
櫻井委員:SPEEDI 3.13逆推計データ公表が遅れた事。避難に使われなかった経緯
14:13 ~
田中(三)委員:3.13 1号機水素爆発した後の午後3時30分頃の枝野記者会見発言。原子炉に影響ないので非難する必要ないことを述べた多くの命に係る問題。爆発するが安全宣言会見を開いた根拠とは何か。
(枝:水素爆発なら炉は大丈夫という専門家の説明を受けた記憶がある。誰かから説明を受けたかは覚えていない。)
14:19 ~
田中(三)委員:翌日の1号機とは異なる3号機の大きな爆発。前日の(安全)会見当時の考え。
(枝:線量どうなっているのかをすぐに報告させた記憶ある)
格納容器安全といった専門家たちとは誰なのか?
(枝:人と顔と名前覚えるの苦手だ。班目がそのような趣旨発言してたのは間違いない)
14:23 ~ 崎山委員:3.13に1500μSv/hに達した時はレントゲン3枚、ほうれん草の時はCT1回と医療被ばくを引き合いに出された事について。(枝:私も単位をしらなかったので説明受けた通りに。参考になる数字がないと国民もわからないので例を付けた)
14:28 ~
崎山委員:直ちに人体に影響及ばさない発言について。
(枝:3種類ある。一つは食品。一生食べ続けても問題ない事で基準値作られているので直ちに。一つは屋内退避。一時的の外に出ても影響ないという意味で使った。一つは北西部の初期の高いモニタリングの数字、その後下がってきたので直ちにの3つの意味。)
14:33 ~
蜂須賀委員:私は避難者だが、枝の口が出ることが全てだと、(枝:私は避難期間について一言も触れていない!それは誤解だ!)枝野発言による混乱。直ちにという言葉について。
(枝:ちゃんと確認して頂きたい!この一般人め。)とでも言いたげだな。この人。海江田も一緒だった。
14:39 ~
大島委員:リスクコミュニケーション。情報公開と透明性。発信される情報の信頼性について。海外では普通、専門性のある人に委ねるために科学顧問を置くが、今回はそういうことがなかった。専門家を会見に同席させろなどの意見はなかったのか。
枝:私は発信せざる終えない状況が続いたのが今回の経緯。保安院に委ねたい思いはあったが、私のサポートにつける愛ではあったが、出来る人はとてもいないよねとなった。レクチャーさせて私が聞いて咀嚼して記者に伝えるしかないよね。という事に。
14:44 ~
野村委員:3.12記者会見記録 10日ぐらい退避しないといけないのか質問に対してそこは5時間プラスアルファと説明している。
(枝:それNHK概要だ。聞いている人には誤解ない中身だ)
14:46 ~ 野村委員:保安院に官邸が了承するまで発表するなの真偽
枝:発表することは同時に入れといてくれとはいったが、何かについて発表前に承認求めろとは言ってない! ファクトに躊躇はしていない。わかった事実は全て発表している。発表をためらった事はない。
14:49 ~
野村委員:結果的に現場が官邸の様子を見ながら発表することに至っている事について。(現場判断が阻害されたことについて)
14:51 ~ 今後のために。現場でのサイトの対応は現場サイドで行われる事が合理的。現場判断で広報させることに対しての考えは。
14:53 ~
野村委員:14日にアメリカから技術者を官邸に常駐させることが議事録で明らかに。枝野は認識。断った事実。
(枝:ルースから話があった。官邸に常駐は断った。官邸は国家主権の意思決定の場に外国政府関係者が直接関わる事は有り得ない。官房長官である私の判断)
14:56 ~
野村委員:NRC電話や会議録が公開お手伝い要請記録について。(枝野:経産大臣になってから知った)
15:00 ~
野村委員:最悪シナリオについて。原子力委員長 近藤プランAプランB、政府、官邸の動き(助言委員会やってる動き、認識)
15:06 ~
野村委員:助言チーム セカンド・オピニオンがどのように生かされたか。官邸の情報共有、マネジメント、情報抜け落ちについて考えることはあるか。(反省・教訓)総理直属で別のチームが存在していることについての違和感なかったか。
15:14 ~
野村委員:助言チームがNRCに詳細なプラントデータを提出していた事について。アメリカに重要なプラント情報筒抜けの認識。
(枝:公開すべきものと考えていた。国内でデータにアクセス出来なかった事が問題)米連携が理想的に行かなった事について。
15:20 ~ 野村委員:細野プロセス、プロジェクトについて。祢宜審議官中心とした議論。国民がこのような炉心損傷の可能性が知らされたのは何時と認識しているか。国民が6月7日まで深刻な事故と捉えていない、伝えようとしたかどうか。
# 深刻と思う前に収束したと思っている国民が大半だと思うけど。現場公開は安全アピールするときだけに限定。細野は決まってマスコミに国民にはこう伝えるんだ。わかったな。 (´・ω・`)
15:27 ~ 続き 横山委員:論損傷は専門家は分かっていた。専門家であればそうではないと判断するんじゃないのか。(と思わず炉心溶融発表の枝野解答におもわず横槍。)田中(三)委員:炉心損傷 溶融認識
15:33 ~ 黒川委員長:炉心溶融 多くの国民が6月7日認識。
(枝野:13日に言ったから伝えたといったからいいとんだとは言ってない)メディアが伝えられないかったんじゃないかなという意図で言った。海外では伝えられていたのに。
# メディアと経産省がグルになって隠蔽してたというのが実情。
■終了後の委員長記者会見
○事務局:
時間になりましたので記者会見を開催します。本日は日曜日ということもございまして、このあと、4時45分が閉館となっているので時間は30分弱と限らせて頂きます。私は広報を担当しております森でございます。お願いします。
先ず最初に黒川委員長に今日の議論の総括についてコメントを致しまして、そのあと皆様方から質問をお受けしたいと思います。では、黒川委員長お願いします。
○黒川委員長:
どうもご苦労様です。本日の第15回委員会 枝野幸男氏、現在の衆議院議員 経済産業大臣、前内閣官房長官に参考人として聴取を致しました。
枝野氏は2011年1月14日から2011年6月2日まで内閣官房長官として、東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応などにあたり、非常に重要な役割のポジションにおられました。本日は事故当時、官邸や政府がどのような対応を行ったのか。
また、事故当時の政府の広報活動や情報伝達のあり方等について聴取いたしました。今回の委員会で明らかになったことを幾つか指摘させて頂きますと、本日の参考人の聴取では、当委員会においても確認をしたかった幾つかの重要な点が明らかになったと思います。
一つは発災後、東電から重要な情報が入らず、二転三転した事に自分も含めて官邸が苛立っていたとのことでありました。
第二に撤退問題については正確な言葉のやり取りは記憶にないが、そんなことをしたら対応する必要がいなくなりもっと悪化する、といったところ、清水社長は口ごもって全面撤退と自分は認識したとのことであったということであります。
そこで吉田所長に確認したところ、まだやれることがあります。まだ頑張りますと言われたとのことでありました。東電に対して情報開示の際には同じく官邸にも伝えてくれとの指示をしたとの事でありました。「事前に官邸の了解を取れ」という意図はなかったとの事でありました。
官邸からは海外からの支援を含めて法的問題を超えて受け入れろと各省に対して指示をしたとの事でありました。そのようなことが幾つか確認できたのではないかと思います。
このようなことを伺いますと、更に情報を伝えてきたつもりではあるがと認識されていたようだが、今日の議論を聞いて、国民、住民の側から見て十分に伝わっていないことも認識されたようでありますし、リクスコミュニケーションに反すべき点があったということを指摘されております。
また、情報の収集、予測、推定が出来なかった点にも問題があったと言うことで、例えば「念のため」などと言う時には、その判断の根拠そのものが明確にできないことに問題があったのではないかと思っております。
それから特に緊急時において官房長官が広報官の役割を務めることについては、正直厳しいと感じたと述べておりまして、専門的トレーニングが必要と感じたというコメントもありました。
そういうことでありまして、こちらの事故調はだんだん最後の第4コーナーに入っておりまして、国会、政府においても、事故の再発防止の観点からも国民の議論に十分に答えるオープンな議論をお願いしたいと思っておりますし、
また、こちらの事故調の方も政府から独立して、即時に調査を行い、最終報告書において事故の原因解明につなげる報告を6月中に行えるよう、引き続き努力していくつもりでございます。以上です。
■質疑
○広報担当森:
ありがとうございました。それでは只今より質問をお受けします。質問に尽きましてはマイクをお回ししますので、所属とお名前を述べられて、ご質問をお願いします。短いので1人一問ということで。
○朝日コノギ:
国会事故調の真実の解明に期待する立場から委員長にお尋ねしたい。今日の枝野さんの証言というか発言の中で改めて確認、浮かび上がってきたことの一つに、東電退避、撤退問題、これが全面的な退避、撤退であると枝野さんが受け止めた、
ということ改めて明快におっしゃたわけですが、その根拠も1つ2つ上げていらっしゃった。これは東電が従来からそういうことはないと。部分撤退だということを一貫して言っているので、このままだと水掛け論、平行線のまま、あっちはこういった、
こっちはこう言ったという話では、国会事故調としては整理にならないのではないかと危惧する。そこで、論より証拠というか、物証というか、これは既にこの場の記者会見で私より以前に質問した人が何人もいただろうと思うが、
改めて今日の枝野さんの証言を受けて、東京電力本社と福島第一原発との間の電話のやり取りの全記録、そして保安院と東電の間のやり取りの記録、そして官邸にはそういうものはないんだという話で水口をあんぐりしてしまったが、w
官邸における文書記録、あとで作ったのであれば、それも含めて全て文書で提出させてですね。それを元に出来うる限りの真実の解明をすると言うことが当然期待されるんじゃないかと思うが。勿論、清水前社長、あるいは当時の吉田所長、
お体が悪ければ、こちらにおいでいただくのではなくて、こちらの方から話を聞きに行くということも含めて、解明の努力が必要ではないかと思うが如何か?
○黒川委員長:
ありがとうございます。まあ、その通りだと思います。ご存知のようにこれ、毎回言ってるんですけども、憲政史上初ということで、私達の役割はいったい何なのかということを常に国会議員、国民に問おうと思っておりますので、
必要に応じてですね。立法府として適切な対処はして欲しいというのが私どもの本当の気持です。というのは、出てくれば出てくるほど問題がまた浮かび上がってきてですね。既にレスポンシブにしていると、時間等の制限が色々ありますので、
是非その辺をきちっと考えた上で報告書を作成したいなというのはおっしゃるとおりであります。是非、ご支援頂ければというのが僕らの気持ちです。ありがとうございました。
○週刊金曜日いだ:
今日、話題になった広報活動、情報伝達の件についてお伺いします。私も保安院の会見に出ておりまして、12日の水素爆発直後の、3時間半ぐらいかかったんですが、その会見から急に口が重くなったというか、曖昧なこと、わからないという事しか言わなくなったことを覚えています。
これは今日の枝野さんのとにかく発表するときは同時にあげろということであれば、想定Q&Aを外れたことについては、実質言うなと現場で受け取った可能性があると思うんですね。
それともうひとつ。枝野に聞けるかというと、フリーランスは入れないんですよ。官房長官会見に。これによってきつい言い方をすると、情報統制が出来てしまった。保安院の方は入れるんですけど、厳しい質問をするフリー記者には答えさせないと。
で、厳しい質問しようと思っても枝野さんには聞けない。結果として悪く言えば情報統制といったが、国民、住民に深刻な質問をする記者がいなかった。伝わらなかったということもあるが、こういう官房長官の記者会見がオープンになっていなかったことによる問題点について、結果的に情報が伝わらなかったことになると思うが。
事故調として問題というか、検討というか、報告書に盛り込まれていく可能性はどのように考えたら宜しいでしょうか。
○黒川委員長:
いや、それがあったので、私もちょっと聞き直したんですが、(15:33 ~ )それによると、枝野さんはあの時に保安院なり、東電がプレスリリースするのであれば、それを私どもの方に上げといてくれと言うつもりで言ったとおっしゃってましたよね。
というのは、だけど、それで、もう一回、どういうふうにだれに言ったのか、聞いたら、周りの秘書官に言ってるわけですよね。秘書官はほとんど役所の人ですから、事なかれに言ったんじゃないかなと思って、私は聞き直したんですけど。
★つまり、あの言い方だと「判断をするために(情報を)あげてこいよ」というふうに取っちゃうんじゃないかなと思ったので、寧ろ流通が悪くなったんじゃないかなと。寧ろ、枝野さんが本気で言っているかは、それは信じるしか仕方がないが、
今日言っていることでは、私ども発表するんだったら、コレを発表しますということをファックスなり、なんなり上げておけば、それで十分だと言うつもりだったんじゃないかと私は思えるんですが、それが多分、伝わらなかったんじゃないかなと。
★で、勝手に皆さんが配慮して、そういう気持ちで発表しないよ、と言うことは非常にありうる話なので、最後の質問の時もそうですけど、★記者の方が結構忖度しちゃって自粛しちゃった面もあるのかなと思いまして、なんで6月になったら突然メルトダウンだなんて出てきたのか、ちょっと、その話を聞いたのはそういうつもりだったんですけど。
○週刊金曜日いだ:
官房長官記者会見のオープン化の話は?
○黒川委員長:
いや、それは当然ですよねえ。それは何処がしないのか、何処が抵抗勢力かなんて話は私の知るところではないんですけど、今回のことを契機にして、いろいろな本も出ていますし、そういうところじゃないかなと。私は思ったので、ちょっと差し控えて質問だけしたということであります。
○ニコニコ七尾:
24日に1年以上経って、ようやく東京電力が福島第一原発で待機中に放出された放射性物質の総放出量の推計を公表したんですが、例えばですね。その中で16日の3号機からの大量放出の原因がよくわからないなど、今の時点でも未解明部分が多くあります。
本日のヒアリングを含め、当時の閣僚とか、東電とか、保安院のトップのヒアリングが続いておりまして、それぞれ組織の命令者を取り巻く問題点は、今日も含め明らかになったと思うんですが、時間がない中で、特に先に述べた事故発生の科学的メカニズムについて見解明な部分なく、明らかにする見通しがあるのかどうか。この点をお聞かせほしい。
○黒川委員長:
これは前から話をしていますが、現場になかなか行けない事情とかですね。ファクツ・ファインディングは中々時間が掛かることじゃないかと思っておりまして、そういう意味では、私どもの委員の人たちも一生懸命やっていますが、時間とマンパワーの玄海があるので、
これについても、もっと時間が掛かることはもっと受け止めたほうが、次は何をするかという話をしっかりやってもらいたいな、というのが、一番大事なことと思っています。
○ニコニコ七尾:
近藤駿介さんの話が今日何度か出たんですが、近藤駿介さんについては参考人招致を公開してという予定はないんですか?
○黒川委員長:
実は国会のマンデッドでご存知だと思いますが、そういうところでプライオリティーから言うと、近藤さんよりは保安院とか安全委員会と思っておりましたので。★ヒアリングはしていますが、表ではなくてしているということでございます。
○フリー藤田:
★今日の委員会ではなくて、5月19日に行われた細野さんへのヒアリングについてお聞きしたい。報道によると、本人は公開してもいいとおっしゃったが、それが非公開ということになった。
これはどこで線引きをされておられるのかという点と、非公開で聴取された人についての報告書の中での取り扱い。あるいは前回もありましたが、非公開を前提として書類を要求されたものの報告書の中での取り扱い。
それについての委員長のお考えをお聞かせ頂ければと。つまり、これはタウンミーティングでもありましたけど、やはり情報をできるだけ公開して下さいというのが、避難民の方からの要望としてありました。
それに対してできるだけそう言う方向で応えたいということもおっしゃておられました。そうすると一応、非公開で要求して出したものの、これは、国民的利益から言ったら公開すべきであるという判断もありうるのかなあと。その辺のところの委員長のお考えをお伺いしたいと思います。
○黒川委員長:
これも私だけで決められることではないので、相手の方にもよりますし、沢山の人からも色々話を聞いていますから。その辺は、こちらに来て頂いた方ね。この間の細野酸の話も出てますけど、まあ一定のポリシーを持ってやっているので、
それはちゃんと報告書に書こうと思っています。それから、この間の12条の話しも、これもどんなためにどんなふうに扱ったという話はきちんと書かなくてはいけないなと思っています。
○東京新聞 みやお:
★ちょっと本筋とは違うが、今日の野村委員の質問(14:44 ~)で、枝野さんの会見の内容の出展をNHKの会見メモか何かという言い方をされていたと思うんですけど。官房長官の会見は官邸ホームページにも全部出ていますし、なんでNHKから引っ張ったのか。で、なんかNHKから個別に入手していたらちょっとおかしいかなと思ったもんですから。
○黒川委員長:
あ、そんなことはありません。それはちょっと後で野村委員に確認します。
○名乗らず(朝日もり):
毎回出ている質問かも知れないが、清水社長の招致について現時点でどういう状況なのか。声を掛けているが、向こうのほうで答えてもらえてない状況なのかというのが一点と、先程質問で出ていた東電本社の福島第一の電話のやり取り記録とか、そういった資料は請求はしている段階なのか?
○黒川委員長:
それも両方共検討中で、今回答するまで出来てないという事です。今回答する立場にないと。名乗らず:前回、清水さんは検討しているとおっしゃたと思うんですが。検討しています。名乗らず:検討しているというのはつまり、必要があれば検討します。
○ファクタ宮嶋:
本日の枝野さんの話で発災直後、水蒸気爆発、及びメルトダウンについて、あまりに危機感がない、それを過小評価していたとおもわれる発言がいくつかあったと思う。その中で、そういうことを班目さんから聞いたというような下りもあったと。(14:19 ~ )
本来、この問題については伊藤危機管理官のところが全面撤退の所も最終的にコンファームしたと。伊藤さんが盗電患部に聞いたから、東電が全面撤退なんだという事は、霞ヶ関では当然のように言われてるんですが、班目さんの再聴取、並びに伊藤管理官のところで、
ここが危機管理の要諦だったわけですから、ここを公開でお話を聞かれるようなお考えを含めて伺いたいんですが。
○黒川委員長:
それもサディスションとして受けますが、皆さんのヒアリングしてますので、それをどういう風に記録にして担保するかというところに一つのこちらの考えも、今のところどうしたら良いかという話を議論しているところです。
○上杉隆:
皆さんお疲れ様です。元ジャーナリストの飢え過ぎです。政府というか、今回の原発事故の政府内の対応であった馬渕澄夫補佐官について伺いたいが、馬淵澄夫補佐官の自由報道協会の2月21日の会見で、
メルトダウンに関しては5月まで政府内にいて知らなかったというふうに発言しております。となると今日の枝野官房長官の発言と矛盾すると思うんですが。馬淵澄夫さんを参考人で承知する。もしくはヒアリングなどを行う予定はあるんでしょうか?
○黒川委員長:
ここで呼ぶというわけじゃなくて、ヒアリングすることは予定に全部入っています。残りが少なくなってるんで、非常に私どもも焦ってましてですね。どんどんいろんなところから情報が出てくるのはいいんだけど、
みんなこっちこっちと言われるのはちょっと大変だなあというのをどうやって出すかなあという話なんですよ。まあ、上杉さんもご存知のように、今日の話からすると、もう13日から官房長官の名前としてメルトダウンだと言ってるわけですよね。
それがなんで広がらなくて6月7日まで待っていたのか、というのが、寧ろわたしのクエスチョンなんです、といういことで、ちょっと最後、私は質問させていただいたのはそういう意図があったんです。
○毎日奥山:
今日、黒川さんは枝野さんの発言を聞いて全体的な印象、どう思ったか、ちょっと教えてほしい。
○黒川委員長:
いやぁ、私は何も思うことはなくて、皆さんが何を思ったかということを是非書いていただけるといいんじゃないかなと思います。
○赤旗ふじかわ:
★委員長は2月に原子力組織改革法案について声明を発表されていまして、その中で行政組織のあり方の見直しを含めて提言を行うのが、この委員会の任務だというところで、その調査の最中に法案を決定したことは全く理解ができませんという事で、
決定の見直し等を求めてらっしゃいますが、今度、29日に審議入りということでありますが、今のお考えをお聞かせてほしい。
○黒川委員長:
私が理解できないのか、私自身の委員会を理解してないのかどうかは分からないが、★国会が憲政史上初めてという話であれば、政府が閣議決定するのは、それは行政府の問題で、立法府は何をするのか、という話について私は頼まれているんだから、それは国会議員の問題じゃないかなと思ったので、そういうことを言ったという事ですけど。
いやいや、立法府から私どもは頼まれているので、行政府が決めるのは、それはそれでプロセスとして行政府の問題であってね。立法府に対して私は国会議員に頼まれているのに、どうしたの?と言うつもりで言ったということですけど。
○事務局-森:
45分で終了でございますので、短いご質問をあと2問という形でさせて頂きます。すいません。
○北海道新聞西村:
今質問が出ているメルトダウンについてある程度ご見解を示されましたけど。その確認だが、枝野さんの今日の話では、自分のメモを見ながら3月13日の会見については、メルトダウンの可能性は充分あると。
これは言葉を解釈すれば、1%でもあれば、可能性はあるということになると思うが、野村委員から指摘された6月7日に我々知ったんじゃないかということになると、枝野さんが言ったのは炉心が溶けているのは間違いないが、どの程度かわからないので、
それを改めて言う機会がなかったという話で。どっかの時点で、枝野さんは炉心が溶けている可能性があるという段階から間違いないという段階に変わっているわけですよね。この部分、炉心が溶けていることを確信したのはですね。枝野さんが。3月13日だったという委員長の認識でよろしいか?
○黒川委員長:
★是非、だから、そこを確認するために私どもは、また、もう一回そこをあとで質問し直したんですけど。そういうことを言ったよ、という事だけでね。事が済むのかなあという話で、私は最後に聞き直したということですけど。
それをなんで6月7日まで皆さんも知らなかったのかというのは、★★官房長官が言わないと誰も取材しないのかなあという社会になってんのかなという気もしたんですけど。
# ネットで会見から情報を得ている人はみんな知ってるがな。知らないのはテレビ、新聞報道を中心に見ている大半の国民。メディアに対する疑問。既存メディアは原子力の広報担当。隠蔽に加担した原子力村のマスゴミがこのネタどのよう扱うんだろ。
○フリー政野:
今、出ていたメルトダウンは、枝野さんが3月13日の時点で知っていたということを認めたことだと思うんですけど。ただその割には記者に対する質問に対して、その可能性は充分あるといったということで、これはリスク管理としては問題があると。
積極的に本来は言うべきであって、枝野さんがそう言ってる矢先に、そこに映像が映っていた所には、★★それより後の段階で、大丈夫です。安全ですと言ってたわけですよね。そこは矛盾するので、3月13日に時点で自分はいったつもりだったというのは、
これはずるいという印象を持ったが。その辺の矛盾はどのように思われたということをお聞きしたいと思う。それと、これは感想だが、国会のほうが審議入りするというのは何を寝ぼけた話なのかということは私も思います。前半の質問だけお願いします。
○黒川委員長:
まあ、そういうわけで、色々なことを皆さんの前で言ったので、と言われたので、私の方も皆さんがどう思うのかなということで、公開している意味があったんじゃないかなと思いますけど。
○事務局-森:
ありがとうございました。それでは時間になりましたので、本日の記者会見はこれで終了と致します。ありがとうございました。また、明日、管前総理の質問がございますので、是非お越しください。ありがとうございました。
# 誰が見ても情報隠蔽を続けた政府。共犯した既存メディア。