2012年5月1日火曜日

東電会見 2012.5.1(火)18:00 ~ 4月29日発生の蒸発濃縮廃液貯槽ベント配管からの漏洩報告、1~3号機 温度計信頼性評価報告。

東電会見 2012.5.1(火)18:00 ~

4月29日発生の淡水化装置濃縮水貯槽エリアの蒸発濃縮廃液貯槽のベント配管からの漏洩に関する報告。地面に染み混んで漏えい量は不明。時間からの推測もしておらず。セシウム吸着塔を抜けた後の水にしては全βがやや低く、素性は調べるとのこと。

保安院指示による月一の温度計の健全性評価報告。4月はじめの報告に引き続き今回が2回目。重要な圧力容器側は1つ減って18個、参考も1つ減って6個、故障が2つ増えて12個に。全体では4月から参考+3、故障+1 という状況。

プラント

サンプリング

報告




福島第一原子力発電所の状況

○松本:
[原子炉および格納容器の状況]1~3号機まで給水系、CS系つかって注水継続実施中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。2号機格納容器圧力 本日11時 17.08kPa 減少率として落ち着きつつある状況。

[使用済み燃料プール]1~4号機とも循環冷却実施中。3号機は一昨日 4月29日 電気透析装置の以上が発生したが冷却そのものには以上ない状況。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]1号機から2号機タービン建屋ヘ23日~29日午前9時5分まで実施、2号機は雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を本日9時30分まで実施し一旦移送を中断している。3号機の移送に関しては29日9時43分から移送を継続実施中になる。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオン引き続き運転停止中。連休中は停止予定で計画。サリーについては運転継続実施中。

欄外 27日発生したRO逆浸透膜淡水化装置の系列2番 問題となったスキッド(樹脂)を隔離し、29日10時7分に運転を再開している。既にメールでお知らせしているが、29日に濃縮廃液貯槽のタンクのベントラインから水が漏れていることを発見している。写真と全体の構造図を配布している。(http://j.mp/JADYeb) 問題となっているタンクは横型の青いタンク。写真が上、下にタンクの概要図がある。


だいたい直径が3.2mある円筒形で長さが13.5mあるタンク。容量は100tトン強、上の所にマンホールとベント配管が付いている。空気抜き用のベント配管であり、この所から鉛筆新一本程度の漏洩があったということを目視で確認している。

写真を拡大すると水が垂れている後が写真上見えているが、その下にバケツを置いて受けている写真だ。洩れた水は基礎となっているH鋼の内側に溜まっており、そこから地面に染み込んだという状況。H鋼の外側には出ていないが、

H鋼の外側には写真で示す通り、奥側、左側に土で作った席が設けられており、宅から大量の水が漏洩した場合でも環境に移行しないように堰の中に留める工事を行なっている。タンクの点検状況だが、先ずベント管の所の隣にあるマンホールを開けたところ、

# 土に染みこんで消えた分は環境漏洩ではない感覚の東電。環境=海 なにそれ。

フランジの所まで満水の状態だったということが確認されている。従ってこの水は仮設ポンプを使って右側にある赤い矢印の線で描いているが3つ右側のタンクの方へ移送し、水位を下げている。なお、この洩れた水の分析結果については、追加で配布したこちらの資料を見るんだ。(http://j.mp/IDNiP5)


セシウム吸着塔を通った水処理水なので、セシウム134/137が大体10E+1Bq/cm3、全βが 4.1E+3Bq/cm3 という濃度で、この水が洩れた状況だ。漏えい量は地面に染み込んでいることもあり、今のところ評価できてない。原因等を調べた上、漏えい量の評価ができるかどうかも含めて検討したいと思っている。

[その他]2号機循環水ポンプ突出弁ピットに関しては、溜り水を組み上げた後、コンクリートで穴埋めをしていたが、4月29日閉塞工事が完了。今後、3号機の循環水ポンプ突出弁ピットの水抜き閉塞作業に取り掛かる予定だ。先週末に案内したとおり、免震重要と2階の一部を本日午前0時から非管理区域として運用を開始した。



1~3号機 原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価

○松本:
南放水口でのサンプリング結果、海に洩れた追跡結果だ。(http://j.mp/JAFqNp)引き続き、全βに関しては検出限界未満という状況が続いている。★本日、保安院さまに1件報告書を提出いたしましたので、ご連絡させて頂きます。

「福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成24年5月提出)http://j.mp/JAGgK6 」こちらは2月の時点で2号機の圧力容器の温度計が故障したことに鑑み、

月毎に、その前の月の温度計評価に対して評価結果のレポートを纏めてつき始めに奉告しているものだ。4月の報告に続いて2回目の報告ということになる。報告書本体は2枚目から信頼性評価についてと言う事で、報告書を欠かさせていただいているが、

4月からの変更点に関しては2枚目の裏面、表1-1 温度計の信頼性評価結果について全部取りまとめている。評価フローに関しては3ページ目に我々がどういう評価フローを行なっているかはこれまでと同様だが、結果として1号機と3号機に関しては、

PCV側、RPV側の温度計に関しては4月と変化はない。例えば1号機で言うと現在、監視に使用している圧力容器側の温度は26個のまま。評価対象外になっているものは16個のままという形だ。また、2号機に関しては、何件かはすでに連絡しているが、

圧力容器側で言うと監視に使用しているものに関しては、18個という事で、先月よりも1個減少している。また、参考に使用しているものも6個で先月に比べて1個現象。故障と評価しているものが代わりに2個増えて12個という状況。

同じく2号機格納容器側も監視に使用可が24個ということで4月に比べると4個減少、「参考に使用」が+3、「故障」が+1 と言うことで増えている状況だ。具体的な計測器については備考欄、2号機分については6ページと7ページに

赤い字で書いてあるところが、今回評価をし直した所になる。監視に使用かだったものが参考に使用だとか、参考に使用しているものが故障した、という評価の変更があったものが赤い字で記載させて頂いた。

それらの点の具体的な位置、名称に関しては11ページの所に表と圧力容器、格納容器のイメージ図をつけている。この赤い丸が付いているところが、今回評価の変更があった場所、ということになる。

全体の温度計指示値の状況については13ページ以降、各号機ごとに取りまとめてグラフ化しているので、併せてみてくれ。引き続き私どもとしては、この温度計の評価を毎月定期的に実施していきたいということと、

もう一つは現在、2号機においては圧力容器の温度代替指示計の設置工事に向けて、現在、向上での設計製作、それから現場においては作業環境の改善等事で、被ばくを如何に少なくするかどうかというところの検討を行なっている状況だ。

6月頃には実際の実行可能性について評価が終わるものと考えている。この温度計の評価に関しては一つ連絡がある。温度計のグラフを見ると、この温度計は3月下旬から4月中旬にかけての温度グラフになっているが、

全体的に見ると3月に比べて数℃程度上昇していると見える。これに関しては冬から春になり、注水している温度が上昇していることもあるので、こういった形でゆっくりと上昇傾向にあると見ている。

具体的には、もう少し評価をしながら、夏までには対策、実際の評価を求めたいと思っている。本日、私からは以上だ。



■ 質疑

○NHKこぐれ:
温度計の信頼性評価のところで2号機が何点か故障だったり参考が減っているが、それぞれ、そもそも信頼性というか、監視としての役割は変わりないという認識なのか、その辺を聞かせてほしい。

○松本:
はい。いわゆる、まあ、故障と判断したものについては、値としてはほぼ信頼出来ないと思っている。値としては指示計という形で読めてはいるが、この値そのものに何か技術的な意味があるか、という意味では故障と判断したので、

意味はなく、単に現場からの電圧を信号に直すとこの温度になったというだけになる。一方、参考値で見ているのは、故障の一歩手前といいますか、故障というほど判断していないが、何かこの山行にしている指示計を持って、

何か技術的な判断をするということころには至っていないという、まあ、判断上のなんというか、重み付けの違いがある。監視に使用可といのうは、以前申し上げたとおり、±20℃程度の誤差があると思っているが、

全体の傾向としては指示している値については、信用できるものと考えている。従って格納容器とか、圧力容器の、例えば80℃未満であること、という判断には、「監視に使用可」という温度計は使うが、参考や故障と判断したものが、例えば指示がオーバースケールした、と言う事で持って何か判断する、というような基準になる。

# つまり、「温度計が何度を示そうが温度上昇という結論は絶対にでない、というルールに基づいて判断している。」でいいじゃない。そのほうが起こすほうも楽。

○読売三井:
タンクの水漏れの件で。原因は今現在どのように推定しているのか?

○松本:
今のところ、まだハッキリしたことは分かっていない。(http://j.mp/JADYeb)資料にあるとおり、このタンクは一端水を貯めた後、青い丸をつけたバルブを閉めている。要は水の行き来がないように黒い点線で囲ってある単位ごとにだな。

タンク単位で隔離して水の行き来が内容にしているので、何か、ポンプとか、他から押し出されてきて水があふれた可能性は小さいのではないかと思っている。

その辺はもう少し弁のシートパスがあるかどうかみたいな所も調べてみないとわからないが、現実的に配送前にも写真にあるように、フランジにここまで水が実際に溜まっていることを考えると、最近、気温が上がっていて、水が傍聴して少しイベントラインから洩れた可能性もあると思っている。

○読売三井:
着ているよりも水を一杯一杯入れてしまって、それが熱膨張してあふれたということか?

○松本:
まっ、その理由だとすると、まあ、実際に水を張った時に、どういう確認をしたという所を確認する必要があるし、他からなにか押し込んでくるようなものがあるんだとすると、閉めたと思われるバルブに対してシートパスがあるのか、あるいは閉め忘れはなかったのか、という所を確認する必要があると思っている。

○読売三井:
その熱膨張で漏れるほど膨らむものなのか?

○松本:
まあ、何処まで水があるかによるが、ここまで実際に水が溜まっているということを見ると、マンホールのフランジ面とベント管の位置関係を見ると、ここまで実際に水があるとすると、まあ、膨張すれば鉛筆の芯程度の漏れ、というのはあろうかと思う。

○読売三井:
洩れた量だが、恐らくパトロールは1日1回やっていると思うが、そうすると最大で鉛筆の芯一本程度の連続滴下が継続した時間である程度、漏えい量を推定できるのではないかと思うが。そういう意味での最大での漏洩可能量は算出できるものなのか?

○松本:
パトロールについては1日2回、監視強化という意味で実施しているので、少し最終的にいつ確認されているかは現在確認中だ。ただ、どういった形で洩れたのか、という原因がわからないと、最終的にパトロールした時間×鉛筆の芯の長さ、という形で行くと、少し課題になるのではないかと思っている。少し、どういった原因で漏洩したか、と言う事も含めて漏えい量の評価をしたいと思う。

○読売三井:
(http://j.mp/IDNiP5)サンプリング結果から見ると従来の濃縮塩水に比べると前ベータの量が少ないようにも見えるが水の由来は?

○松本:
まあ、セシウムに関しては10E+1Bq/cm3レベルなので、ほぼ、セシウム吸着塔を出た水の成分に合致するが、前ベータの方は指摘の通り、10E+4 とか 10E+5Bq/cm3 が基本的な濃縮塩水の素性だったので、それに関すると少し小さい、というふうに見ている。

実際、このタンクからサンプリングしたので、この水に関しては昨年の9月頃から貯め始めた水なので、少し素性等をももう一度最確認させて頂ければと思っている。全βが高いのはある意味想定通りだが、この値が10E+5とか10E+4Bq/cm3なかったものだから確認させてほしい。

# 想定も何もγ核種以外は除去してないじゃん

○読売三井:
ハイ。ありがとごじゃいやす。

○松本:
それからパトロールは当日の午前10時には1回行われており、その時には漏洩はなかったと報告が来ている。

○フリー木野:
タンクからの漏洩について。そうすると漏えい量の評価は最大でどれだけか推定できると思うが、それはされていないのか?

○松本:
まだしていない。鉛筆の芯程度の漏えい量をどうみるか、もあるので。今のところはまだやっていない。

○フリー木野:
芯程度の漏えい量を動見るかというのは、1年前から芯程度という説明が何度も何度もあったので、芯程度でどれぐらい漏れているかは当然把握されていると思うが。

○松本:
あのう、新程度というのは太さを表現しておりますので、実際に自重のみで落ちているケースとか、ある程度圧力がかかって漏れ出ているケースでは若干違うと思う。まあ、今回の場合だとベント管から垂れているという状況なので、ほぼ大気圧の状況では漏れ店ではないかと思うが。原因等含めて評価出来ればと思っている。

# 圧力がかかっている場合で、滴下なんて言葉使うのか。東電は。圧力かかって噴き出しているようなケースを滴下と表現しているってことでしょ。それ。トラブルの度に仮称表現。事故は常に過小評価していると見るぐらいがちょうどいい。

○フリー木野:
もう3日も経過しているが、大気圧で出ていたか、いきよいよく出ていたか、というのはまだわからないのか?

○松本:
あのう、垂れているという状況なので、今のところは大気圧に近い状況ではないかと思っている。今のところ漏えい量の評価は出来ていない。

○フリー木野:
いつ頃評価できるのか?

○松本:
あのう、原因等含めて検討させて頂きながら評価したいと思っている。

○フリー木野:
洩れた箇所だが、先日も伺ったが同じ箇所でもれた経歴があるのか無いのか、わかるか?

○松本:
当該場所というか、この横型のこのタイプの弁でベント管から洩れたというのは、初めてだったと思う。

○フリー木野:
全く同じ場所で、依然、漏えいというか、シミというか、状況が不確実だが、漏れていたのではないかという話があるが、その辺は確認されているのか?

○松本:
横型の青いタンクで、という指摘デスカ?

○フリー木野:
いや、今回漏れた全く同じ場所、という意味だ。要するに先日もお伺いしたが、会見で発表されない漏れとか、シミであるという話だったので、そういったことが全く同じ場所であったかどうかというのが、そこら辺は確認されているか?勿論、経歴は当然取っていることだと思うが。

○松本:
そうですな。確認してみるが、特にこのタンクの所から漏洩があったという報告は受けていない。

○フリー木野:
本店に報告が上がってくるものと上がってこないものがあるということなのか?

○松本:
ハイ。勿論現場の中で先日申し上げたとおり、拭いたり増し締めしたり、修理が完了したというのは日常のメンテに収まるものについては現場の中で処理が行われる。

○フリー木野:
その辺の現場からこちらで発表されるかされないかという判断は、そうすると現場判断ということになると思うが。判断の境目というのはどの辺にあるのか?

○松本:
そうですな。まあ、迷うような場合には全体で議論するが、日常のメンテナンスの範囲、ということであれば、現場の中の判断で処理が行われる。

○フリー木野:
日常のメンテナンスというか、そういう意味で漏洩というのもある意味では日常メンテナンスで、発表するかしないかの判断基準というのは、あまり明確になってない状況か?

○松本:
ハイ。どういったことを発表するかしないかについては私どもも、これまで何回か経験があるので、特に量が多い場合や、環境に漏れだしたようなケースは、勿論メール等でお知らせさせて頂くし、その他、メールほどではないという場合であれば、会見中にお知らせするということで対応させていただいている。

○フリー木野:
わかりました。そうしたら当該場所と同じ場所で漏れていたか、過去のメンテナンス経歴等、確認できたらお願いする。

○松本:
今のタンクと言う事でよろしいか?

○フリー木野:
このタンクの全く同じ場所、と言う事で取り敢えずは結構です。後は同じような状況で染みているものが、もしあればそれも教えて頂ければと思うが。

# 温度計の様に、月毎にタンク種別で漏洩、対策件数を報告して改善した結果を纏めるぐらいしても良さそうなもんだけど。住民戻すならタンクの健全性ぐらいちゃんと報告しろよ、っていっても無駄なので、保安院が指示するしか無い。温度計もそうだったし。

○松本:
ハイ。可能な限り調査してみる。

○フリー木野:
お願いします。

○朝日こん:
今のベント配管の水漏れの件で。漏れ方だが、いわゆる天井部分のマンホール横のベントは如何の隙間から、タンクを伝うようにして漏れていたというイメージなのか?

○松本:
ハイソウデス。(お絵かき 00:24)大きく描いてしまったが、実際にはこのタンクの所のマンホールのこの辺りまで水があったので、タンクの所のベントは如何の象の鼻みたいに曲がっているが、そこの所から少しオーバーフローして、ここが鉛筆の芯一本程度でていたと見ている。

写真は濡れた後になっているが、この落ちた水が、この壁面を通じてましたに落ちてきて、ここで漏洩発見後、バケツで受けた、というような状況になる。

○朝日こん:
地面には直接何か砂利のような所に染みこんでいく形になって、砂利の奥にいくと地下水と混じってしまうというようなイメージか?

○松本:
ハイソウデス。今バケツそのものはタンクのほぼ真下辺りにおいてあるが、漏れ始めた時、あるいは量が一時的に多かったような場合には、タンクの壁面から離れて真下の方に、ケースによってはある程度こういったところから落ちたということもある。

だから、これは最終的に漏れている時に受けた、という状況。水を抜く時までは漏れていたので、ここに受けたという時と言うことになる。

従ってこの辺りの地面の中に染み込んだという形になる。手元の資料で言うと茶色いH鋼が写っているが、その内側に落ちたという事になる。ここは砂利敷なので、この中に染みこんで、最終的には地面に染みこんでいったと考えている。

○朝日こん:
同様のタンクがずっと並んでいるようだが、他のタンクでは同じような現象は全く見られず、このタンクだけ特別に漏れていたということでいいか?

○松本:
ハイ。今のところ、このタンクの所で漏洩を確認しているが、他のタンクではまだ見つかっていない。ただ、この絵で言うと(http://j.mp/JADYeb)下側の絵にあるように3つのタンクは弁が閉まっているので、水面としてはほぼ同じレベルにあったろうと思う。

若干、設置された高さ方向がズレていたので、恐らく一番低い所の写真に写っているタンクの方から洩れたのではないかと考えている。

○朝日こん:
わかりました。ありがとうございます。

○東京新聞大平:
タンクの水漏れが、同型のタンクが何個あって、先程、昨年9月から水を貯め始めた、というふうにおっしゃったと思うが、要するに最終的に閉めたのは何時なのか?

○松本:
同型のタンクの個数は確認する。100単位である。タンクは9月から受け入れて、最終的に弁を閉めたのは今年の1月だ。

○東京新聞大平:
容量は?

○松本:
約100トン。というか100m3だ。

○フリー木野:
入れている量は全部同じレベルまで入れてるのか?

○松本:
ハイ。大体80%程度まで入れて、さっきの膨張等もあるので、余裕として2割程度を上面に確保する形で運用している。

○フリー木野:
洩れたタンクも80%まで入れていたということか?

○松本:
というような運用をしていたが、先程、読売新聞さまにお答えしたように、実際にどこまで張っていたのはか確認する必要があろうかと思っている。

○フリー木野:
先日、お願いしていたがアスベストの敷地内状況だが確認できたか?

○松本:
まだ。少し時間を頂ければと思っている。

○フリー木野:
アスベストの状況、飛散の可能性がある場合は、恐らく、法律で実際に粉じん濃度を測ることになっていると思うが、現場にこれを張り出すことになっていると思うが。その辺はすぐわからないか?

○松本:
アスベストの対策は今のところ、まだ粉じん濃度を計ったとか、表示をしているかについては確認する。

○フリー木野:
わかりました。

○寺澤:
はいっ!よろしいですか?

○フリー木野:
もう一件。現場の作業管理だが、東電の説明だと元請け企業の方に作業の管理責任は当然一義的にはあると思うが、現状で建設会社含めて東電に工法を一元化しているという状況が福島第一に関しては東電から全部発表することになっている状況があるので、

現場の管理等含めて、元請けの方にどういう状況なのか、例えば雇用状況がどうなのか、重層契約がどうなっているのか、その辺を確認してこちらで説明することはできないのか?

○松本:
あのう、私どもが書く元請け企業に対して工法の窓口を一元化するということはやっていない。協力企業によっては、自分たちの取組活動を自分たちでプレス公表しているケースはこれまでもある。

○フリー木野:
ただ現場で事故等があった場合は、東電の方から全部まとめて一元化して発表するという、そう言う説明を今までハンドか頂いたことがあるが、これは認識が違うということか?

○松本:
一元化して公表しているというのは、私どもが発注者としての責任として、現場の事故、あるいは怪我、負傷等があったら会見、メール等でお知らせさせて頂いていることで、元請け企業自身がなにか公表、広報する事に対して、何か禁じているということはない。

○フリー木野:
何か取決めというか、約束事で東電から発表すると、そういったこともないということですね?

○松本:
ハイ。私どもとしては現場で起こった事故、それから怪我等に関しては、これまでも発電所内で起こったようなことに関しては、まあ、まあ、申し上げるとすると、まあ、あのう、世間の関心が高いこともあり、東電から公表している。

○寺澤:
宜しいでしょうか?明日、原子炉格納容器ガス管理システム。2号機PCVガス管理システムのサンプリングを実施予定。ガスバイアル瓶による未臨海判定だ。3号機は同様にダストチャコールによる環境放出量評価を行う。3号機は原子炉建屋上部のサンプリングも実施する。以上だ。

○松本:
東京新聞の質問で、この青いタンクだが全部で100基ある。ジャスト100基だ。

○寺澤:
以上で本日の夕刻の会見を終了する。






~ 終了 18時33分

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