2012年5月23日水曜日

東電会見 2012.5.23(水)18:00 ~ 3号機原子炉建屋1階のTIP室調査断念、ポンプ主軸の折損調査は可能性なし結論、柏崎刈羽保安規定違反指示文書ほか

東電会見 2012.5.23(水)18:00 ~

トラブル報告なし。本日実施した3号機原子炉建屋1階のTIP室の調査はTIP室入口の扉が爆風で破損しており東電社員2名でドア撤去試みたが出来ず、クインス2入れず断念。覗きこんだ様子では破損した様子なかったとの事。今後は扉撤去検討。

水曜日なので水処理施設の稼働状況報告あり。7月下旬にタンクのリプレイス工事が終了し20万トン強の貯蔵量が出来る状況に。柏崎刈羽で安全に関わる危機の点検を行なってなかった事に関する根本原因を究明を報告せよとの2回目の指示文書。

九電玄海3号機で確認された充てんポンプ主軸の折損で同様の事例が無いか各電力会社に調査指示が出されていたことに対する報告。重要機器で異常な振動や折損するような可能せない結論報告。質疑は報道関係が中心。

○プラント

○報告・指示文書

○サンプリング・モニタリング


○その他

○報道(質疑で議題に上った報道)



■福島第一の状況

○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系つかって注水冷却中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。

[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却継続実施中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]本日は2号機移送先変更を行った。午前10時まで高温焼却炉建屋まで移送していたが、一旦停止し10時15分からプロセス主建屋へ移送先を変更。3号機集中廃棄物処理建屋、雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は継続中。6号機タービン建屋から屋外仮設タンクへの移送を10-16時の間で実施。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは停止中。サリーは高濃度汚染水処理継続中。水曜日なので後ほど水処理設備の稼働状況の週報を報告する。

[その他]記載内容に変更ない。作業関係で何件か連絡。4号機建屋健の健全性確認は先週から目視点検、水位測定等、4項目の確認を行なっているが本日予定通り終了。今後、測定結果を評価して取りまとめた上で予定通り明後日の金曜日25日に説明出来れば。

★昨日連絡した3号機原子炉建屋1階のTIP室(移動式炉内計測装置の部屋)だが、本日、クインス2で点検する事を説明した。作業そのものは実施したが、TIPS入り口の扉が建屋爆発に伴い爆風で内部に押し込まれた状況。

★従って扉の撤去作業を社員2名で実施したが扉が引っかかって動かず、本日クインス2によるTIP室の点検は中断。今後、扉の取り扱いについて改めて検討した上、作業を再開するかどうか確認したい。

★今回の作業に関する社員の被ばく線量は2.65mSvが最大。押し込まれた扉越しにTIP室の内部を目視で見る範囲で見たが、特にTIP配管、壁等、特に目立った損傷なかったと目視点検の結果の報告を受けている。

通常だと南放水口の海水のサンプリング結果を毎日届けているが、本日は波が高くサンプリングできなかったので中断。プラント関係は以上。

「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第48報)http://j.mp/Jcrsje 」を見るんだ。毎週水曜日に今週の実績と来週予定を伝えている。


2枚目裏面に今週の実績を記載。高濃度滞留水の貯蔵量1~4号機で合計7万9800m3。貯蔵量 プロセス主建屋、高温焼却炉建屋の滞留水は1万8090m3。今週の処理量 6290m3。稼働率はサリー74.9%。(キュリオンは運用停止中)

# ちなみに先週は高濃度滞留水の貯蔵量1~4号機で合計8万200m3トン、先週の処理量は6350m3、稼働率キュリオン0%、サリー75.6%。

廃棄物発生量はベッセルは2本増加でトータル415本。今週はアレバの試運転をしており、2m3程廃液が発生している状況。従ってハイスラッジが583m3と言う状況だ。

処理水貯蔵量、濃縮塩水受けタンクは13万7025m3、淡水受けタンクが 13115m3、濃縮廃液貯槽 5508m3 という貯蔵状況。そのうち原子炉注水に関しては処理水3,780m3を注水。全量を水処理設備の処理水でまかなっている。

# ちなみに先週は使用済みベッセル発生はなし。先週は濃縮塩水受けタンクは13万5020m3、淡水受けタンクが 11802m3、濃縮廃液貯槽 5492m3 ですた。

来週の予定。添付資料3枚目のオモテ面を見るんだ。サリー単独で75%の稼働率で水処理計画を立てている。最終ページに今後の予定。2号機、3号機のタービン建屋の水位は引き続きOP3000mmでコントロールしながら移送先、ポンプ台数を調整する。

★一番下の表が濃縮塩水タンクの容量と貯蔵量のグラフ。7月下旬にタンクのリプレイス工事が終了し、ほぼ20万トン強の貯蔵量が出来る状況だ。8月20日までの予定を示しているが、貯蔵に関しては余裕がある状況だ。


本日、保安院さまから指示文書を一見受領。報告書を1件提出させて頂いているので報告する。


1件目「柏崎刈羽原子力発電所における長期停止中プラントの計測制御設備の保守管理不備に係る保安規定違反に関する経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書の受領について http://j.mp/JTifQR」というものだ。

こちらはプレス分にあるように3月16日と4月13日に計測制御設備の保守管理不備に係る報告をしている。こちらは主に点検周期を超過した危機が存在するということで報告して点検周期を超過したものの健全性を評価した結果を報告したが、

# なにげに説明していますが、これ、とんでもない不備というか不祥事なんですが…。保安規定に違反するような長期点検不備なんて東電に限った話じゃないんじゃ。表面化してないだけで。。

本日、保安院さまから本件に関して、保安院規定違反に関する指示文書を受領いたしました。指示文書そのものはプレス文した半分から。今回の保守管理不備に関しては保安院さまの評価として保安規定違反であるということが1点。

# 保安規定違反だから指示受けたんでそ?

その保安規定違反となった直接的原因と組織、体制に起因する根本原因を究明して再発防止対策を策定した後、7月23日までに報告するようにということが求められている。また、この指示に合わせて昨年の3月2日付で同じく、

福島第一、第二、柏崎刈羽原子力発電所で点検周期を超過した機器に対する保安規定違反指示を既に出ているので、その報告もこの7月23日の期日に合わせて報告するよう指示を受けている。

東電としてはこの指示に従い速やかに報告書を取りまとめ提出したいと考えている。

もう1点。「九州電力株式会社玄海原子力発電所3号機で確認された充てんポンプ主軸の折損を踏まえた確認等に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について http://j.mp/JTihYQ 」というものだ。


こちらは先月23日に保安院さまから九電の玄海3号機のところで、充填ポンプの主軸が折れた、折損したという事故があり、東電に対し同型のポンプがあるかないか、あるいは折損する可能性があるか調べるよう指示を頂いたものだ。

私どもの他、各電気事業者宛に出ており、当社としては本日報告をさせて頂いた。2ページ目からが報告の概要。真ん中の所の2ぽつ、保安院指示事項という事で再掲している。今回の保安院さまからの指示は、玄海3号機と動画他のポンプが、

安全上重要な設備に設置されているかどうか確認すること。2番目に同型ポンプが設置されている場合は、同型ポンプの期待の流入などにより、運転中の同型ポンプの主軸に以上な振動が発生する可能性について評価すること。

3番目にその異常な振動が発生する可能性がある場合は、同型ポンプの主軸の加工方法、制作方法を考慮した上で、異状な振動で主軸が振動に折損に至るかどうか評価すること、という3つのご指示がございました。

玄海3号機の充填ポンプの主軸の折損推定原因については説明を省略するが、私どものポンプ類に関しての調査方法については、5ページのところに水平展開のフローを書いた。基本的には先程の保安院さまからの指示に従い、同型のポンプが設置されているか、

それからガスの流入により異状な振動が発生する可能性があるか、3番目に主軸の加工方法、制作方法を考慮した上で異状な振動で主軸が折損するかどうか、3つの観点からポンプを分類した。また、2番目の異状な振動が発生するかどうかについては、

その右側にあるとおり、ガスなどの流入により振動発生の原因ということで、水源からの記法の持ち込みがあるかどうかとか、減圧機構からガスが流出するかどうかの観点から点検を行なっている。また、振動の要因になる異物の混入があるかとか、

小流量運転の可能性があるかどうかを点検項目とした。点検結果については6ページ以降、各号機、福島第一の5,6号機、福島第二、柏崎刈羽原子力発電所の書くプラント毎に動画たポンプについて左側にリストアップした後、

異状な振動が発生する可能性があるかどうかの分類をしたが、東電の点検結果では、このフローチャートの②番、異状な振動が発生する可能性があるか、というところで、可能性はない結論で今回、報告をさせて頂いている。

本文4ページ。私どもとしてこういう結論を導き出しているが、今後、各電力会社、あるいは保安院さまから新たな反映する知見が見つかった場合は適切に対応していきたいとと考えている。

本日、私からは以上だ。



■質疑

○ニコニコ七尾:
本日の読売朝刊(http://j.mp/KmdcYo)で東電が事故に伴う放射性物質の放出量について2月に保安院が公表した試算値の1.6倍になる76万テラBqの推計を取りまとめたとあるが、この事実関係について教えてほしい。

# この報道 「原発事故の放射性物質、保安院試算の1・6倍 http://j.mp/KmdcYo」

○松本:
まだ私どもとしては最終的なデータの取りまとめを行なっている段階であり、近々皆様には説明できると思っている。

○ニコニコ七尾:
するとこの76万テラBqというのは、フィックスした値ではないのか?

○松本:
読売新聞さまがどういうソースから取材したか存じあげないが、私どもとしては現在最終的なデータを取りまとめている段階だ。

○ニコニコ七尾:
そうすると数値的にイコールになる可能性もあるということか?

○松本:
はい。大きくズレてはいないと思う。

○ニコニコ七尾:
わかりました。現在の計算方法については今の段階でこうい形でやっているというのは何か発表できることはあるのか?

○松本:
私どもとしては放射性物質がどういう形で放出されたかということで、事故当時、モニタリング等で測定されている空間線量率の時間的な推移、所々ピークがきていると思うが、そのピークの値と、それに伴い発電所、プラント側でどういうイベントがあったか付きあわせて評価をしたいと思っている。

○ニコニコ七尾:
この中で近畿大学の山崎教授が、記事の中の話だが、条件が少し変わっただけで推計結果は逆に大きく変わる見方をされている。そういう事はある?

○松本:
ハイ。予測、推計の仕方もそうだし、推計に使う環境データ、風向とか風速、それから雨がどういう形で降ったか、という所も推計するには大きく影響を受ける。従って私どもも各研究機関も色々計算されているが、これが正解というものに関しては今後データ等を持ち寄って様々な角度から検討する必要があろうかと思っている。

○ニコニコ七尾:
確認だが事故直後の初期データは現在ではないのか、あるいは今後入手できる可能性があるのか確認させてほしい。

○松本:
初期のデータというと?

○ニコニコ七尾:
今回の事故ではじめからきちっと計測できているのかどうか。

○松本:
そういう意味では、いわゆる私どもが今回の事故以前に防災訓練等で放出放射能量を評価する場合には主排気筒から放出されると考えていた。従って主排気筒から連続的に計測される放射線の量を元に、

そこで観測されている風向、風速で評価するのが基本的なやり方だが、今回のように電源がなくなり主排気筒以外の場所から放出があったことになると、改めて手段、どのようにヒョ化するという所から改めて考える必要があろうかと思っている。

ただ、使えるデータそのものは発電所に残っているプラントデータとか、モニタリングカーで測定されてるデータ、それから海水や土壌、その後測定されたデータ等活用することになる。

○ニコニコ七尾:
逆算でということもあると思うが、そうすると今教えて頂いたデータで現実に近づけるという理解でいいのか、それとも推計の域はでない、割りと誤差を含めた範囲内での公表になるのか?

○松本:
ある意味推計の域は出ないと思うが、様々な研究機関と比較検討することで、まあ、あの、その確からしさというか、あまり大幅にずれた結果かどうかという所はわかると思う。

○回答佐藤:
今週末の取材、カメラ持ち込みの件について。この時間内で構わないか?

○寺澤:
どうぞ。

○回答佐藤:
東電の説明だとフリーランスがカメラを持ち込めないことに関して、理由が東電側で何処を写していいかどうか、と言うことを把握できている要因がいないから、という説明を受けているが、当日、その要員が何人いるのか?東電側でそういったことが出来る知識とか経験のある人が何人いるのか教えていただけるか?

○寺澤:
当日については皆さんの取材のほか、細野大臣も4号機の方に入り同行取材がある。そういう意味では複数のプロジェクトが同時並行でやっている。それぞれのところで防護管理要員が要員として張り付くし、当然のことながら防護要員だけではなく、

サポートの当社人間も要員として入るので、非常に要員人数はタイトであるということでご理解頂きたいと思う。

○回答佐藤:
その防護要員というのが大臣の方と取材と併せて何人になるのか?

○松本:
具体的な防護要員、体制についてはお応え出来ない。

○回答佐藤:
理由は?

○松本:
核物質防護上、どういった体制で防護しているかについては、こういった公開というか、会見の場で知らせることは出来ない。

○回答佐藤:
前回何人だったということは応えられるのか?

○松本:
出来ない。

○回答佐藤:
理由は同じ?

○松本:
オナジ。

# 要員人数が核物質防護上の理由で教えられない。未だ変わらないスバラシイ透明性。

○回答佐藤:
そうすると東電が行っている要員が足りないという説明の正当性が足りないと思うが。それはこちら側がそれを信じろという話でいいのか?

○寺澤:
足りないというか、要員が非常に、なんというか、2つのプロジェクトが同時並行にやっているので、いわゆる防護を担当する要因がそういう意味でぎりぎりの人数で対応しているということだ。

○回答佐藤:
ぎりぎりの人数といっても数十人という範囲ではないよな?恐らく10人前後ぐらいだと想像するが。

○松本:
ハイ。数十人ハイナイ。

○回答佐藤:
そうすると東電全体でもっているそういった知識、技能のある人は、例えば何倍もいるわけだよな?

○松本:
チガイマス。私どもが防護管理要員として社員の職務として割り当てる人数は何人かいるが、何人の体制をしいているかはお答えできない。

○回答佐藤:
そういった技能や知識や経験のある人という数ということか、それとも、

○松本:
それもお答えでない。

○回答佐藤:
そうすると今、事故時だが、通常時だと福島第一に何人常駐しているかも答えられないということか?

○松本:
ハイソウデス。

○回答佐藤:
このあたりの人数に関して入っさ答えられないと?

○松本:
防護でどのような体制で警備しているかについては一切答えられない。

○回答佐藤:
わかりました。フリーランスのカメラ持ち込みに関して会見を見ている視聴者とか、後、フリー以外のメディアの方から、広報部に対して何らかのコメントとか、要請や抗議文書は何かあったか?

○寺澤:
視聴者の方からはあったとは聞いていないが、フリーの方の何人かからはそう言う意見を頂いている。

○回答佐藤:
フリー以外で。

○寺澤:
フリー以外でそういう話はきいていない。

○回答佐藤:
カメラについて。第一構内で下請け、元請けの人が作業現場の撮影をすることが十分あると思うが、こういった撮影の時に東電社員が立ちあうとか、撮影されたものは東電がかなりするとか、そういった何らかの統一的な管理方法というのはあるのか?

○松本:
カメラの持ち込みに関しては許可制という形で許可を受けた上で持ち込むことになる。

○回答佐藤:
工事現場だと工事の前、途中、後で撮影はする。

○松本:
ハイ。

○回答佐藤:
そういった事は福島第一の構内でやっている?

○松本:
やっていると思う。

○回答佐藤:
そう言うカメラ、写真の管理は元請け下請けが全部やっている?東電が全て管理しているのかどうか。

○松本:
★私どもでは管理していない。元請け企業の管理下にある。

○回答佐藤:
撮影されたものに関してもそうだと?

○松本:
ハイソウデス。

○回答佐藤:
携帯電話の持ち込みだが、現場作業員が福島第一に入構するときに持っていけるのかどうか?

○松本:
持って行け無いと思うが、隠し持つかどうか、というところまではそれぞれの判断になろうかと思う。

○回答佐藤:
すいません。何通す??

○松本:
隠し持っていくかどうかについては、私どももボディーチェックをどこまでするか等、問題があるので、

○松本:
その辺についてはまだ十分できてないと思う。

○回答佐藤:
持ち込みは禁止事項になっているという事で?

○松本:
ハイ。いわゆる防護区域の中では持ち込み禁止だ。

○回答佐藤:
わかりました。ありがとうございます。

○寺澤:
★★カメラの件についてだが、本日、今回入構する2名のフリーの方と話をさせていただき、当社のカメラで当社の社員がフリーの方達の要望を伺いながら、要所要所で写真を撮らさせて頂いたいものを提供させて頂くということで了解頂いている。

○回答佐藤:
すいません。今の話確認させてほしい。その社員の方というのは当初予定されていた要員の中に含まれている人なのか?

○寺澤:
そうだ。

○回答佐藤:
新しく配置したわけではなく? 新しく撮影用に新しく入れた人?

○寺澤:
そうではない。当初の要員の中から対応して貰う形でやっている。

○回答佐藤:
写真の技術ある人?

○寺澤:
写真の技術というか、当社社員で色々と現場作業を風景をとったり、そういうことをやってもらっている。

○回答佐藤:
趣味で写真やっているとか、そう言うノウハウや知識がある方ということでいいか?

○寺澤:
あるとおもう。

○松本:
まあ、趣味でやってるかどうかはわからな無いが、普通のデジカメで撮るので、それなりに取れるとは思う。

○回答佐藤:
普通のデジカメというのは?

○松本:
どんなものを準備しているかわからないが、

○寺澤:
普通のデジカメだと思ってくれ。

○回答佐藤:
コンパクトなものなのか、一眼レフなのか、

○寺澤:
通常のデジカメだと思っていただければと思っている。

○回答佐藤:
すいません。通常とは具体的にどんなカメラか?

○寺澤:
そんなに大きなものではないと思うが、これぐらいの普通の、

○回答佐藤:
いわゆるコンパクトデジカメというやつか?

○寺澤:
そうだと思うが。

○回答佐藤:
デジタル一眼ではなくて?

○寺澤:
はい。

○回答佐藤:
コンパクト?

○寺澤:
一眼レフではないと思うが。

○回答佐藤:
わかりました。

○寺澤:
★★すいません、私、要望を伺いながらといったが、当社の方で色々と構内を案内するので、案内のポイントに応じて私どものほうで取らせて頂くということである。訂正だ。

# なにこのフリーランスの迫害感。(´・ω・`) CCD/CMOSが大きいと全然違うんだよ。コンパクトデジカメ。ショボ。

○NHK花田:
今日、信頼性計画の意見聴取会もあったので、その関係を含めて4号機を中心に何点か。先ず、耐震性だが、今日の意見聴取会の中でもあったと思うが、今まで耐震評価は去年5月にモデル解析とかやっているが、

これに汚染水がある状態での耐震性評価を新たにやることが必要なのではないかということが保安院から課題として出ているが、こういった解析モデルが、地下に水が溜まっている状態で行なっていくことも検討しているという理解でいいか?

○松本:
★5月11日の実施計画で説明したように溜り水、滞留水がある条件で新たに振ってみる。

○NHK花田:
結果としてはかなり変わってくるものか?特に4号機。

○松本:
そうだな。考えられる要因としては地下1階に建屋の天井高さから言うと半分程度水があるので、それが揺れることにより、例えばスロッシングのような力を壁が受けるようなことはあると思うが。あまり、その水があることで大きな影響があるとは、今のところ考えていない。

○NHK花田:
ようは昨年5月にやったように壁とかコンクリがプールの高温を受けたような状況を保守的な状況を更に加えてやる理解ということで良いか?

○松本:
ハイソウデス。また、4号機だと昨年の段階だと5階や4階で壁や天井が落ちているが、★それが外に落ちているのではなく全てフロアの上に乗っているトップヘビーの状況で解析を行なっているが、現時点から言うと、そういった瓦礫撤去等が行われているので、そういう意味では、トップヘビーの状況から少し緩和されているのではないかと思う。

○NHK花田:
わかりやした。腐蝕の関係だが、今日の資料を見ると直近には影響がない、至近の設備健全性に影響ないと書かれているが、4号の関係で具体的にどの辺まで?例えば至近というのはどれぐらいを見込んでいるのかとか、影響はどれぐらいあると考えればいいのか伺えるか?

○松本:
こちらも5月11日の報告書の中に一部記載しているが、年間コンマ何ミリという腐蝕進展程度なので、現在もっている格納容器の肉厚から考えると、年オーダーで腐蝕が進行し、配管が途中で折れるとか、損傷する危険性はないと思っている。

○NHK花田:
★例えばプールの中のステンレスのラックとか、内張りとかあるが、そちらの腐蝕はどのように評価しているのか?

○松本:
ハイ。ステンレスの腐蝕も一時期懸念されたが、塩分除去等が進んでいるし、定期的にヒドラジン灯を入れているので、腐蝕が施工して穴が空くことに関しては問題ないものと思っている。

○NHK花田:
★今の理解だと、今日の意見聴取会の中で出たのだと、腐蝕は直接現場が見れない状況があるので、何処まで定量的な評価は難しいという話が出ていた。今の対策とか踏まえた上で4号の配管とか燃料プールは、腐蝕は今の時点で進んでいないという理解でいいか?

○松本:
ハイ。指摘の通り、直接なにか肉厚測定が出来れば確実に確認できるが、中々そういった形での作業が難しいので、いわゆる机上での評価が中心になろうかと思う。その際にどれぐらい保守性を見込んで評価することになるかと思うが、現実の塩素イオン濃度とか、あるいはヒドラジンの注入等を勘案して評価をキチンとしたい。

また、文献等をに関しても塩素イオン濃度とステンレスの腐蝕の文献が他にないかという所も調べた上で、定量的に保安院様の方に説明したいと思う。

○NHK花田:
去年5月時点の耐震評価があったと思うが、あれは保守的にはしていると思うが、劣化を何処まで見込んでいるのか、正食資料を見る限り分からない。それが今の時点でこれからについて、何処まで劣化の影響は見込まれていくのか?評価がどうなるのか知りたいがどうか?

○松本:
劣化という意味ではだな。まあ、いわゆる建物の壁とか梁とか、今回、4階、5階を中心に崩れ落ちているが、それは見込んだ上で評価はしている。コンクリートの物性値についてはこれまで同様の値を使っているが、

★今週そういったシュミットハンマー(非破壊検査)での物性値等も取れているので、そういった所をきちんと確認した上で見ていきたい。今回、物性値を計ったが、側溝ベースでは特に異常な劣化非止められなかったと聞いている。

○回答佐藤:
今のフリーランスカメラ持ち込みに関して、一般の方やフリーの方以外から苦情か何か来ていないかに関してだが、ツイッター上で毎回見ている人から、めっちゃ苦情の電話を入れていますがとコメントが来ているが。実際どうなのか?本当にゼロなのかどうか確認を取ることは出来るか?

○寺澤:
今私が申し上げたのは、広報部の方に直接問い合わせがあったものはないと申し上げている。そういう意味で葉、カスタマーセンターなどのそういう話が来ているかもしれないが、そういった細かなところまで細路化していないので、解答はしかねる。

○回答佐藤:
確認だが広報部には一切来ていないということで宜しいな?

○寺澤:
一般の方からは着ていない。

○回答佐藤:
先週、モニタリングポストの故障が続いていたが、その原因が水の付着のようだというとこだが、設置してある可搬式のモニタリングポストの防水はどうなっているのか?

○松本:
いわゆるモニタリングポストそのものは屋外に設置するものなので、防水というか、全天候型のシステムだが、今回問題になったのはケーブルの接続部に関しては、防水仕様といっても、何か水が染み込んでいるようなところがあったようであり、

濡れたところを拭き取れば伝送が再開するということで今使用している。まだ、正式には原因は調査中だが、そういった所が原因の一つではないかと今は推定している。

○回答佐藤:
接続部の防水はされていない?

○松本:
しているが、隙間から少しにじみこむというか、そういった所があったのではないかと思っている。

○回答佐藤:
放射線の影響はなにか考慮していたりするのか?電子機器に対する放射線の影響とか。

○松本:
勿論、放射線を計る計器なので、放射線を計る計器として機能確認は行なっている。

○回答佐藤:
方は千の影響受けすぎて耐用年数を経ずに故障したという可能性は?

○松本:
まあ、これまでも他の箇所でも使っているが、特に放射線の影響で劣化が進んだとは認められていない。

○回答佐藤:
私も電話したというのが、ツイッターであったりする。一応報告しておく。以上です。

○ファクタ宮嶋:
東電の自己調査報告書は中間は12月3日か4日に出ていて、丁度半年になっていくわけだが、現状、既に原案は出来て第三者の方にそれで意見書が出ると思うが、どれぐらいの進捗状況になっているのか差し支えなければ教えてほしい。

併せてちょうど半年、6月上旬には、当然、これは勝俣会長、山崎副社長、委員長だよな。が、やはり説明するのか。それから第三者委員会ですか?その先生方ですか?その方たちも出て6月上旬ぐらいには説明いただける状況になっているのか伺いたい。

○松本:
はい。全体の進捗状況でございますけれども、6月中に最終報告書を取りまとめて公表させて頂くことにスケジュール上の変更はございませんので、現在、報告書の最終的な取りまとめをしている段階でございます。

勿論、検証委員会の先生の皆様にも適宜ご説明と委員解答を開催してだな。ご意見等を承っている状況でございます。公表する時期でございますけれども、6月、上旬、下旬といった所はまだ決まっていない。

★公表する体制だが基本的には中間報告書と同様、事故調査委員会の委員長である山崎の方から説明することになろうかとは思っている。また、検証委員会の会見をセットするかどうかについては、まだ未定だ。

○ファクタ宮嶋:
まあ、6月28日が株主総会なわけだよな。すると、やはりけじめという意味ではそこから国有化ということになるわけだから、6月27日前後ではなくて、やはりもっと早い段階で事故調査報告書を出して経営者、山崎さんも辞めるわけだが、

なぜ、この段階になっても、6月上旬、中旬、下旬かもわからない、もしかしたら、それは株主総会のあとになるとうこともあり得るようなことなのか?そろそろ何時だということを明示的に示せるような状況にはないということなのか?

○松本:
まあ、明示的に示される段階ではないと思っておりますけれども、当然、その、まあ、あの、先般、あのう、公表させて頂いたとおり、6月27日の株主総会で経営体制が大きく変わるので、それより前に、と言うことは常識的には考えられると思っている。ただ、今の段階で公表時期が何時かは、まだ未定だ。

○ファクタ宮嶋:
それから株主王会に先立ち、6月14日に現在の取締役全員が株主代表訴訟を受けておられて、その初交換が6月14日に設定されていると聞いているが、

この弁護団は既におそらく東電の法務なのか総務なのかわからないが、組成されたと思うが、いずれ明らかになると思うが、何処の法律事務所、あるいはどなたにお願いしたというのが、わかっていれば教えて頂きたいが。

○松本:
まあ、あの、株主代表訴訟の弁護の体制、あるいは、その、どういった私共の会社との関係については、どういった価値でお答えできるかも含めて、ちょっと確認させてください。

# やっぱりブースカは宮島さんが苦手だ。

○テレ朝井口:
6月下旬にだな。高津、宮本の二人の常務が引責辞任するということだが、まあ、結局はグループ企業の社長にその後、すぐ就任する話で、これ、責任をとったことになるのかどうか、ここのところを聞きたいが。

# この報道 「東電役員「天下り」続々 値上げ説明の常務も http://j.mp/LdPY3W」

○松本:
あのう、総合特別事業計画の示しているとおり、現役員については一旦全員退職して、まあ、新しい経営陣として執行役という形で残ることになろうかと思っている。

# 一旦な。責任をとって一旦退職な。

○テレ朝井口:
結局グループ会社に行くということは、いわゆる天下りじゃないかという声が沢山聞こえてくるが、これについては如何か?

○松本:
あのう、私どもは公務員ではないので、天下りという言葉が適切かどうか分かりかねるが、それぞれの方がもっている知識、経験を活かす形で、今回の人事が決まったのではないかと思う。

○テレ朝井口:
少し間を置くと言うとはないのか?

○松本:
ハイ?

○テレ朝井口:
少し間を置くということはないのか?1年とか、半年とか。

○松本:
間を置くかどうかについては、どういった経緯でこういった人事が進められたかについては承知していないが、私どもとしては、★今回、先方の方から高津の方にオファーがあったと聞いている。

# 常務取締役お客様本部長 高津浩明の事な。

○テレ朝井口:
ある意味、公的事業t系な要素が非常に強い会社なので、天下り的ですねとみられても仕方ないと思うか?

○松本:
天下り的かどうかは、まあ、色々意見があると思うが、私どもとしては、まあ、グループ企業一丸となって今回の東電の使命というか、賠償、それから福島第一の廃止措置、それから電力の安定供給といったミッションをグループ企業一丸となって実行していきたいと思っているので、そういった形で必要な人材は必要な箇所に配置するということだ。

○テレ朝井口:
あとひとつお聞きしたいが、電気事業部の利益率だが、家庭向けのほうが91%で自由部門(企業向け)のほうが9%、どうしてこんな大きな歪みが出てるんでしょうか?

# この報道 「東電 だから値上げしたい?利益の9割超が家庭から 体質問題視の可能性 http://j.mp/Mn66Tl」 地域独占、競争ないからやりたい放題。官僚、政治家(国)が共犯者。

○松本:
これは直近5年間の平均で示しているが、これは主に中越沖地震に伴い、東電の原子力の稼働率が低下している。それに伴い、火力発電所での比率が増えたので、燃料価格の高騰等により、火力の燃料費全体が上がっている。

そう言う中で販売単価、規制部門(家庭用)と自由化部門(企業用)の販売単価に占める、いわゆる火力燃料費の割合が、自由化部門のほうが多いので、火力の燃料費が上がれば自由化部門の利益が相対的に小さくなって家庭用の利益割合が大きくなる。

○テレ朝井口:
中越沖地震が起きる前の数年間、5年、10年ぐらいは両方の数字は均衡していたのか?

○松本:
正確に販売電力料等、いわゆるなんというか、損益、営業利益が自由化部門の販売電力が50で規制部門が50、その比例割合で塩業損益も規制部門が50、自由化部門が50、きっちりという形にはなってなかったと思うが、今回のような比率まで入っていないと思う。ちょっと数字そのものは手元にないので、以前の状況から言うとそうだろうと思う。

○テレ朝井口:
何れ公表はしてもらえるのか?お願いすれば。

○松本:
ちょっと、今回の直近5年以前、どうだったのかについては確認させてくれ。

○テレ朝井口:
今日の委員会でもそこの数字が出ていないものだから、検証できないという声があった。その辺のところを何れ出てくるのか、来ないのか?

○松本:
はい。そう言うご意見等が、ちょっと、わたくし、今日の委員会を見ていませんが、そういったご意見が出ているのであれば、きちんと提示させて頂ければと思う。

○テレ朝井口:
結局、去年の地震が起こる前もその形が続いていたわけだから、結果的に言うと家庭用の電気は明らかに笑い高な電気をかわせれていた当事になるよね?私たちは。

○松本:
割高か?というと。

○テレ朝井口:
4割の使用量で9割の収益を上げているわけだから、大口の電気料金に比べたら、かなり割高になってくるんじゃないのか?

○寺澤:
あのう、それですけど、ええ、大口というか、電圧の高い客と電圧の低い家庭用100ボルトの需要、まあ、位相ですな。その流通の中では順次、電圧を下げていく。当然、そこに変電所があり送電線も順次電圧を下げていく。

そういう意味での、まあ、送電線の流通コストというが、そういった物がいわゆる電圧が低くなればなるほど割高になる。そういったことがあることはご理解頂きたいと思います。

# 寺澤 vs.こえぇぇ人。何か、前回の栗本氏の時に比べると明らかにヌルい。

○テレ朝井口:
勿論コスト面でね、それがあるのがわかるが、9割の利益を家庭用電気だけで積み上げてきたというのは、バランスが非常に悪すぎるし、本来の電気料金が本当に適正だったのかどうか、疑念を抱かせる数字だと思うが、その点はどうか?

○松本:
まあ、電気料金が適正だったかどうかについては、これまで、最近だと電気料金もいわゆる規制部門に関しては国の認可を受ける料金なので、その認可の算定の際には国による審議会、委員会を通じて議論されたと考えている。従って結果的に当時、想定していた原子力の発電比率とか燃料費の価格等が直近5年間と自体が随分変わってきたので、

# 国が了承したことだ。わしゃしらん。

○松本:
今回示したように営業損益の割合から見ると、まあ、9:1と言う形になったと考えている。

○テレ朝井口:
消費者としては非常に高い電気料金というイメージがあり、尚且つ地域独占で選べない状態の中で、こういう数字が出てくるというのは、納得がどうしても行かない部分もあるが如何か?

# その上、値上げで原発事故の尻拭い。

○松本:
そうだな。こういった具体的な利益の構造等について、これまで説明できてなかったことについては申し訳ないと思っているが、電気料金に関しては、今回値上げの新生をしているが、これまで燃料調整費を除けば、順次、何回かに若田って下げてきたというのがこれまでの実績であり、私どもも値下げの努力は可能な限り実施してきたと思っている。

○テレ朝井口:
わかりました。ありがとうございます。

○回答佐藤:
フリーランスカメラ持ち込み禁止の件。カスタマーセンターの方に苦情が来ている可能性があるかと思うが、カスタマーセンターの方から本社、広報部の方に何らかの報告といったものが来るものなのか?

○寺澤:
全体的にカスタマーセンターの方から客の声は、私ども広報部にも来ている。ただ、私が見た限り、そういった今回のフリーランスの方達のカメラ持ち込みについての意見は入ってなかったのではないかと思っているが、もう一度、よく確認してみたいと思う。

○回答佐藤:
この件はよろしくお願いする。先週の故障のあったモニタリングポストの関係だが、実際に故障したモニタリングポストの写真と接続部分のアップの写真というのは提供できるか?

○松本:
ハイ。できるが写真はとってないので。撮りに行かなければいけないが。準備があるので、撮るかどうかも含めて検討させてくれ。

○回答佐藤:
どんな感じになっているのか実際に見てみたいのでよろしくお願いする。

○松本:
取るかどうかも含めて確認させてくれ。

○回答佐藤:
現在の冷却循環の仮設を本格的な運用設備に切りけるタイミングが何時ぐらいだったか確認したい。

○松本:
本格的な、、

○回答佐藤:
今は仮設だよな?

○松本:
仮設というか私どもの循環冷却に関してはカナフレックスホースをポリエチレン管に取り替えるなどの信頼性向上対策を実施している。また、現在、4kmに及ぶループになっているので、それを小さなループにするために検討している段階だ。

時期的に示しているのは5月11日に示したが、大体平成28年度ぐらいに少ループ化で今考えている。

○回答佐藤:
そのあとはその状態で使い続ける予定?

○松本:
それも使い続けるし、今残っている水処理設備などもメンテナンスをしていけば充分使えると思っているので、そういった必要な措置を講じながら使えるものは使っていく予定だ。

○回答佐藤:
わかりました。ありがとうございます。

○毎日岡田:
総放出量の関係で。先程、76万テラBqでそう違わないといったが、万単位でいうと76でいいのか?

○松本:
ん?万単位?といいますと。

○毎日岡田:
総放出量が、

○松本:
はい。

○毎日岡田:
えっと、、報道があった76万ベクレルという数字が出てるよな。

○松本:
はいはい。まだ数字そのものについては、現在、最終的な値を取りまとめ中なので、オーダーとしては合っている状況だ。

○毎日岡田:
二桁の万テラBqということか?

○松本:
そうだな。

○毎日岡田:
質問が出ているかもしれないが、今回の総放出量をこれから近日中に出されるということだが、公表するのは事故後初めてという言うことでいいよな?

○松本:
そうだな。いわゆる環境モニタリングとか、モニタリングポストのデータは日々伝えているが、事故の際に、少なくとも3月11日から3月31日とか、そういった期間を区切って、総量という形で出すのは初めてだ。

○毎日岡田:
期間というのは何日から何日までになるのか?

○松本:
今のところ、3月11日から3月31日を考えている。ただ、3月11日は、放出がまだ始まっていないので、実際には3月12日からという事になる。

○毎日岡田:
3月の事故による総放出量の公表は初めてということで。ここまで国の機関がさんざん出しているのに、1年以上かかっている理由はなにか?

○松本:
少し先ほどの質問にもあったが、3月11日から時系列を分解している。10分単位ぐらいにモニタリングポスト、モニタリングカーの値を少し見ながら、後、イベント等の突き合わせをやって時間を要している。

# 東電が時間をかけて行なっている計算で使用しているデータは、外部の機関にも全て公開されているんだろうか?東電しか持っていないデータがあると言うことはないんだろうか。

また、今回、このデータは評価中のデータではあるが、重要なデータなので、念には念を入れて使用している気象データとか、そういった物に万一間違いがないようになどもチェックした関係で時間を要した次第だ。

○毎日岡田:
と入っても国の機関、各研究機関が既に終わって何回かやっている中で、例えばやり直すということも他の機関がやっているようにできると思うが、そこまで他のデータについては出しているのに、このデータを出せない理由は、直接的なものはないということでいいのか?

○松本:
そうだな。私どもも今回の事故でどれだけ出たのかとうのは、重大な関心事でもあるので、評価する必要があるとは認識していたが、何が何でも一ヶ月以内に出さないといけないとか、二ヶ月後には必要だという形では思っていなかった。少し、時系列等も含めて丁寧に分析したいと考えている。

○寺澤:
★先ほど、モーニングバードの方から利益率の件だが、平成18年度の数字があるので申し上げる。それぞれ規制部門と自由化部門、売上高に対しての当期の純利益の利益率を言うと、平成18年度が規制部門が5.3%、自由化部門が5.2%と言う事でほぼ拮抗している状況だ。

で、その後、平成19年度に中越沖地震が発生し、柏盛わ原子力発電所が止まったので、19年度だが規制部門の利益率が2.3%、自由化部門の利益率は-2.6%という状況だ。従って19年度については約9割近くが、まあ、規制部門(家庭向け)に利益がよる結果になっているというところである。よろしくお願いする。

○テレ朝井口:
今の数字は最もだと思うが、一方で自由化の価格競争が激しくて、そちらの大口で値下げを強いられている分、家庭向けに何かコストがかかっているのではないかという声があるが、これについてはどうか?

○松本:
規制部門の電気料金はその部門で認可が行われているので、自由化部門のところで値下げの原資が必要だからと言うことで規制部門の値上げが出来るという電気料金ではない。従って電気料金を算定する歳の原価構造が、中越沖地震の前後でかなり変化したので、今回のような利益率の割合が大きく変化したと考えている。

○NHK山崎:
先ほどの大放出の件だが、近々の発表で放出ルートみたいな所はある程度断定でだせるものか?

○松本:
まあ、ルートといっても、明快なルートというのはないが、ひとつはベントにともなって出たケース、それから建屋から直接出たケースの大きく2つに分けられると思っている。

○NHK山崎:
建屋から出たケースというのは、例えば1号機、3号機みたいに爆発で上部がない、

○松本:
無いケースとか、2号機だとブローアウトパネルが開いているので、そういった所を経由して出たルートはあると思っている。

○NHK山崎:
なるほど。意図したベントではないケースでその排気塔から出たような、、これはあくまで可能性の話だが、そういう、今、松本さんの仰ったこれまで言われている以外の放出ルートみたいなものは現場調査も必要になってくるうと思うので、断定ではなかなか難しいのかなと思っていたが、あまり、その辺はこだわって今回書き込むことはないイメージか?

○松本:
はい。いわゆる私共の事故調査で判明しているベントの実績とか、あるいは確認されている状況からタイミング等を特定した上でモニタリングポスト等の線量率の動きと比較対象している。

従って質問にあるとおり、意図しないルートというか、確認されていないルートで放出があったかなかったかについては、今回でも未解明だ。

○NHK山崎:
それは今後?

○松本:
そうだな。そのためには得られているデータは気象というか、非常に少ないので、現場調査等で実際にいったらこの弁が開いていることが確認できたということがあれば、裏付けにはなろうかと思う。特に2号機は格納容器ベントが成功したか、失敗したか、今の段階でもまだ未解明なので、そういったところは残っている状況だ。

○NHK山崎:
わかりました。ありがとうございます。関連だが、恐らく6月中にまとめられると思われる社内事故調の方は、色々、今の放出ルートも含めて、技術的に解明されていないものが結構あると思うが、

だいたいどのくらいのところまで答えられて、何処が持ち越しになりそうか、みたいなものは。細かい目次建てはないと思うが、どういう方針で今やっているのか、少し講釈頂ければ。

○松本:
今のところ、これまでの調査、プラントパラメータとか記録類、それから社員の聞取り調査等で分かる範囲については今回の最終報告書の中でも記述する予定だ。

ただ、今回、最終報告書で主に付加されるのは、事故の様相というよりも、それを事故対応にあたった、いわゆる支援とか、情報連絡、情報共有とか、そういった所の緊急時対応が主な要素になる。

○NHK山崎:
あまり技術的な、メカニカル的な課題等については踏み込めない?

○松本:
踏み込めないというか、プラント状況とか、事故の様相とかで、新たにわかった事実があれば、最終報告書を待つまでもなく、皆様にお伝えするということで考えているので、何かその、今まで、先ほど申し上げた2号機の格納容器のベントは実際にこうでした、みたいなことがわかるということは最終報告書を待たずとも、公表、報告する予定にする事には考えている。

# まあ、そりゃそうだ。

○NHK山崎:
ありがとうございます。

○寺澤:
モーニングバードさんで1点だけ。9対1というのは平成18年からの5年平均問ことで、改めて申し上げ刺せていただく。

# テレビ番組の扱いは慎重に。

○ニコニコ七尾:
昨日、福島第一原発の復旧現場に組員を違法派遣した容疑で暴力団幹部が逮捕された件だが、福島第一原発関連の復旧工事に絡んで暴力団幹部が逮捕されたのは初めてのようだが、この事件の経緯については東電で把握されているのかどうか?

# この報道 「員を原発に派遣「延べ100人以上」と幹部 http://j.mp/Kakn6B」

○松本:
ハイ。報道通じてそういった事案があることは承知しているが、私どもとしては正式には把握していない。現在調査中だ。

○ニコニコ七尾:
その調査はどういう調査ということになるか?

○松本:
そういった暴力団関係者が実際に発電所で働いたことがあるかということについて確認したいと思っている。

○ニコニコ七尾:
そうすると今回の事件をきっかけに、新たにそうした事実が明らかになればきちっと対応されるということになるのか?

○松本:
ハイ。事実関係を確認することが先ず先決だと思っている。

○ニコニコ七尾:
その際には何らかの調査結果は公表する考えか?

○松本:
調査中の案件なので、それに支障がない範囲であれば答えられると思う。

○ニコニコ七尾:
わかりました。フリーランスのカメラ持ち込みの件で角度を変えて質問したい。要するに、多分、見ている方もわからないであろうという点だが、例えば考え方だが、フリーランスの代表として、今回新たに2名が入って、

計画被ばく線量はネットも含めて他メディアと同等の200μSvであるにも関わらず、ペン取材しか許されないということについて、公益性の観点や、言い方があれだが人権上の観点から、平たく言えば差別ではないかというような、そう言う問題があるのではないかという意見があるようだ。こうした考え方についてはどう思われるか教えてほしい。

○松本:
差別等とは私どもは思っていない。

○ニコニコ七尾:
条件が違うということです。だから差別というのは捉え方なので、差別しているではなくて、そう思われる方もいる、という例だ。この質問の趣旨は、他のメディアと同じリスクを背負うのに、フリーランスだけカメラの持ち込みが許可されていないことについて疑問に思っていることが多いであろうということだ。これについての考え方について教えて欲しいということだ。

# 東電の差別の定義を聞きたい。というか見ている人全員そう思ってる。フリーランスと関わりのないネットメディアの七尾さんはフリーを気遣うが、記者クラブメディアがこの件でフリーランスを擁護する事はないのな。

○松本:
行く方が全員が全員カメラを持っているわけではない。そういう意味では同等ではないかと思うが。

○ニコニコ七尾:
ただ区分けとしてカテゴリーされてますよね。例えばネットとか、雑協とか報道とか、フリーもカテゴリが増えたわけだから、そのカテゴリの単位で考えると、スチールはやはり当然、記者なので認められても良いのではないかという考えもある。それに対してどう考えるかという事を

○寺澤:
何れにしても私どもとしては、差別とか、そう言うつもりは毛頭ない。何れにしてもフリー枠も、今回、新たに設けてフリーの方に2名の枠を用意させていただいたと思っている。

そういう意味ではスチールカメラの持参については、今回、色々要望を頂いた。ただ、今回については防護管理要員など、私どもの体制の点からも、是非、今回はご理解いただきたいという事だ。

○ニコニコ七尾:
★★次回以降は、今説明あったのは、段階的に進んでいる、そういう趣旨だったと思うが、そうすると次回以降は、今回の要望なり、見ている方の疑問に対して答える用意はある、そういうことで宜しいか?

○寺澤:
★★はい。そういうふうに受け止めてもらって結構だと思う。

○回答佐藤:
先ほど質問したことで。元請け、下請け、現場の写真撮影に関してだが、その際に写してはいけないもの、核防護上、撮影してはいけないようなものが移りこむような場合があると思うが、そういった対策は何かされているか?

○松本:
許可する際にこういったものは写してはいけないということで連絡させていただいている。

○回答佐藤:
許可というのはその場、その場で、誰かがここはちょっとダメとか、そういった指示をされているということか?

○松本:
違う。カメラの持ち込みを許可した段階で、指示をしている。

○回答佐藤:
その段階で今日の工事がこの辺なので、こういった芳香は写してはいけないとか、そういった感じか?

○松本:
違う、一般的に核物質防護上に関する設備、それから要因、体制等が写り込まないようなという指示だ。

○回答佐藤:
具体的にここはダメとか、そういったことではなくて?その現場現場によって映るものが違うじゃないですか。

○松本:
写るものが違うが、写していけないものの種類は一つなの出、そちらの指示をしている。

○回答佐藤:
個別にこの現場だとこういうものが映るのでこれは避けて、という指示ではなくて?

○松本:
ハイソウデス。

○回答佐藤:
★核物質防護管理者というのが、東電に何人いるか教えてほしい。

○松本:
★国に届けて出ているのは各発電所1名だ。

○寺澤:
明日の作業予定。2号機PCVガス管理システムでのサンプリングを実施する。明日、4号機使用済燃料プール、原子炉ウェルにヒドラジンを注入する予定。

明日の6号機の滞留水移送予定はない。海底土被覆工事関連、5,6号機側のシルトフェンスの開閉だが、本日も波が高く、明日以降に延期。以上で本日の会見を終了する。


~ 終了 19時10分

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