2012年6月1日金曜日

東電会見 2012.6.1(金)18:00 ~ 2号機格納容器代替温度計設置に向けた「除線実験報告」と「モックアップを使った熱電対温度計の模擬挿入」(映像公開)ほか

東電会見 2012.6.1(金)18:00 ~
トラブル報告1件 本日14時20分頃、海側遮水壁工事に使用しているブルドーザーから油漏れ。海への流出はなく流出した油も回収済み。西門モニタリングポストの伝送トラブルはケーブル断線と判明。有線受診を再開(復旧)した旨の報告。

本日は2号機格納容器代替温度計設置に向けた除線実験報告とモックアップを使った熱電対温度計の模擬挿入の紹介がメイン。何れも動画あり。今のところ当初から想定してる7月下旬の代替温度計設置のスケジュールに影響はないとの事。

保安院さまへの報告は1件。月一の温度計の健全性報告。先日、異状を示した2号機圧力容器4つのうち、3つが「監視に使用可」から除外され「評価中」に。1つは元々「参考」扱いだったので報告書に修正はないとのこと。

東海村の原燃工業から柏崎刈羽に運ばれた新燃料輸送容器の一箱に本来あるべきの未開封を示す外側の封印がなかった報告。内側には封印あり。封印は原子燃料工業が行うもので東電としては今回がはじめて。原因は調査中で保安院からは口頭注意。

魚介類のサンプリング結果報告、最高は小高区沖合15km マコガレイのセシウム134/137計 211Bq/kg。質疑、報道関係は清水社長の国会事故調招致、富士石油の社外取締役就任、6/1開始の節電新プラン130件。ほか。

○プラント

○報告

○モニタリング

○写真・動画

○その他

○報道




■福島第一の状況

○松本:
6月1日夕刻の会見を始める。先程、関東地方で震度4の地震があったが、福島第一、福島第二で特に以上はみられていない。6号機建屋マットの振動、ガル数だが最大1.8ガルと聞いている。

[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系つかって注水継続実施中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。本日、1号機において格納容器ガス管理システムによるチャコールフィルタ、粒子状フィルタのサンプリングを行っている。これから6月上旬にかけて各号機でガスサンプリング、建屋上空でのダストモニタ等のサンプリングを行う予定。

5号機だが 5月29日に格納容器内の換気を行う格納容器排気ファンを起動し、略24時かん運転をこなっている。その後、本日、主廃棄塔にある気体廃棄物処理系のモニタリング結果で当該ファンの運転により、新たな放射性物質保脳出はない確認が出来たので、格納容器排気ファンによる格納容器の換気を連続運転としている。

[使用済み燃料プール]1~3号機に関しては循環冷却を続けているが、4号機については本日からポンプの吸い込みストレーナの交換を行うので一時的に運用を停止している。水温は33.6℃、上昇率は1時間あたり0.3℃で評価している。6月3日までの予定で終わり次第、循環冷却を再開する予定。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]本日、14時22分から1号機タービン建屋から2号機タービン建屋へ移送実施。2号機、3号機の雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は、本日実施中だが、3号機については9時58分に一旦移送を中断している。本日、6号機タービン建屋溜り水を屋外仮設タンクへの移送を10~16時の予定で実施した。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは運用停止中。サリーは連続運転中。

[その他]下から3つめ。★5月29日に発生した西門に設置している可搬型モニタリングポストは故障以降、無線式による伝送を行なっていたが、

昨日から現場確認を行なっていたところ有線ケーブルの断線が確認されている。この断線部分に関しては端子の腐蝕が認められたので、コネクタ部の交換、当該ケーブルの結線をやり直して受診を再開している。

昨日13時にその作業が終わり、13時以降、免震重要棟で関しが可能になっている状況だ。★本日14時20分頃、南防波堤の入口付近において、海側遮水壁設置工事に使用しているブルドーザーの油圧ユニットから油が漏れていることを確認。

油に関しては油圧制御装置の油だと思われるが、大体2×5mに広がっており、量は数リットルと評価。漏洩は停止しており、洩れた油は吸着マット、中和剤による回収が終わっている。海への漏出はなかった。こちらに関しては ふたば消防本部に連絡し、

その確認を受けた状況だ。本日の南放水口のモニタリング状況。(http://j.mp/LkIey9)1~4号機南放水口付近のサンプリング結果、本日の測定結果ではセシウム134/137、全βは検出限界未満という状況が続いている。


★もう一つ魚介類のサンプリング結果。(http://j.mp/LkI9KU)こちらは5月17日に実施した小高区沖合15km地点と請戸川沖合18km地点の2ヶ所で実施した底引き網の状況だ。最高は上から3段目のイシガレイ。


Cs-134が91Bq/kg、Cs-137が120Bq/kg、合計211Bq/kg。100Bq/kgの国の基準を超えたのはこの1種類で他の魚種関しては基準値以下という状況だった。引き続き20km県内の魚の分析結果を進めていきたいと思っている。

★サンプリング関係で1点連絡。情報公開コーナーにおいてある放射性物質のモニタリング後の分析の生データ、スペクトル帳票だが、本日4月分のデータが纏まったので情報公開コーナーで閲覧ができるようになっている。引き続き5月分以降の準備をして行きたい。

★作業関係でもう一見連絡。先日28日の中長期対策のロードマップの説明をした際にサブドレンの浄化作業については5月末までに完了予定と申し上げたが、浄化装置の運転がまだ実施中であり、その後、組み上げ試験の方に移行する予定。

従ってサブドレン浄化試験については6月中旬まで期間を延長して実施する。★それでは作業の動画を2つ紹介。2つとも2号機圧力容器代替温度計の設置工事を7月下旬に実施することで今準備を進めているが、

1本目は代替温度計を挿入する試験を東芝の向上で行なっている。その試験の様子をビデオに収めてきたので紹介する。もう一件は、その設置工事をするためには雰囲気線量を下げる必要があるので、その除染試験をこれまで実施てきているが、

5月25日に実施したストリッパブルペイントによる除染作業をビデオに収めてきたので、併せて2本紹介する。はじめに代替温度計の挿入試験をご覧あれ。(http://j.mp/LkI220)


(動画説明)18時11分~ こちらは東芝の向上の中に実際の格納容器の貫通孔の模型。実寸大で実際の配管径、長さ、曲がり具合を模擬した形で挿入試験を行なっている。手前から内径約25mmの配管が伸びており、垂直に立ち上がる部分がある。

その後、90度ずつ曲がり、最終的にこの圧力容器の n10というノズルまで行く。だいたい長さとして13m程度ある。まずはじめにガイドチューブという形でこういったコイル状のものを先ず入れていく。

本当は全部ステンレス配管になるが、その様子を確認するため、こういった形でところどころアクリルチューブで置き換えて中の様子を確認するところだ。こちらが問題になったT字の継ぎ手であり、

なかなかこのT字のところを上に行くか、下に行くかという所で実際の現場の所では苦労している。今回は下の方に行ったので、先ず抜いてもう一度チャレンジする状況だ。だいたいこのT字の所から15cmほど下の所になるので、

手前の所の感覚、15cmいったら行き止まりになるということで下に行ったことを確認する。向きを変えて挿入すると上に行くと。オリフィスという所で、内径が25mmから6mmに減じる所がある。★こういった二重式の挿入をするということで、

このオリフィスを通過させる方法を現在工夫している段階だ。このオリフィスまでは太めのチューブで案内させて、この中を熱電対を含む細いケーブルが走っていく状況だ。で、真上に上がり、90℃のエルボを左折し、もう一度左折する。

最後にここにもう一箇所、T字の継ぎ手があり、そこを右に曲がると圧力容器のノズルに到達すると。この細いケーブルの先に熱電対があり、この状態で圧力容器の温度を測るというような状況だ。7月下旬にこの作業を行うということで、引き続き現場をより模擬した形で準備を進めて参りたい。

★もう一点はストリッパブルペイントでの作業の様子だ。(http://j.mp/LkHYzn)早送りで紹介するが、コンクリートの床のホコリ、細かい砂等を取り除いた後、


コンクリートに細かい穴とかに入っているものを、こういったペイントを塗り固め田植えで剥ぎ取るという形で取ろうという試みだ。今回は大体15m×4mの範囲にこのペイントを塗り、60m2 になるが、その所で作業を行なっている。

この作業そのものは5月25日に実施されている。塗り終わったところ。一層目が乾いたら、もう一回塗る、ということを何回か行なっている。この後、3日間ほど放置して、5月28日にこのペイントを剥ぎ取ることを行なっている。

剥ぎ取るとこのペイントに床面に付着していた放射性物質が付着して線量低減が図られるという作業だ。現在、今、60m2ほど塗っているが、3分の1程度剥ぎとっている。現在の状況だが、雰囲気線量が6.7mSv/hだったところ、

このストリッパブルペイントによる効果で4.8mSv/hまで低減できた状況だ。映像の紹介は以上だ。★それから手元に1~3号機の温度計の信頼性評価の報告書の提出に関する説明をする。

タイトルは「福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成24年6月提出) http://j.mp/LkImhk 」


こちらは保安院さまの方から、毎月月初めに前月分の温度計の評価を報告するようにという指示書を頂いており、それに基づいて4月、5月と実施してきたものだ。6月分の評価結果は2枚目から報告書本文を添付。

5月15日迄のデータを元に評価を行なっている。一部2号機に関しては、格納容器温度計の一時的な指示の変動があったので、その部分の評価も併せて今回行なっている。3ページ’(http://j.mp/JWGUBD)に

今月分の温度計の信頼性評価結果ということで記載があるが、1号機については圧力容器、RPV側で26個のうち、監視に使用可ということで26個。格納容器側22個中、22個を監視評価ということで記載。

1号機について圧力容器側RPV側26個のうち、監視に使用可ということで26個。格納容器側22中、22個を監視に使用可ということで5月から変更はない。2号機については圧力容器側36個に対して監視に使用可能なものが18個、参考に使用するもの6個、

故障中が12個でこちらも変更ないが、格納容器側に関しては、全数36個のうち、監視に使用可となるものが今回21個という事で3個減じている。そのかわり評価中が3個増えている状況になる。右側の備考欄に具体的な契機名を書いているが、

格納容器の分人気温度を計っているTE-16-114A,TE-16-114D,TE-16-114H#1 が監視に使用可から評価中に置き換わっている状況だ。また、4番目の114F#1に関してはまだトレンドの評価中であるが、

こちらは元々参考にしようというものなので、評価が終わったとしても評価区分といては変わらないということで欄外に書いている。具体的な状況については試料の中にグラフを書いた。17ページを見るんだ。(http://j.mp/JWGUBD)

1号機においては圧力容器の温度計のうち、TE-263-66B1とTE-263-67A1 に関して、温度計のプラスをそれぞれ入れ違えて結線していたことを以前報告したが、その後の修正をしたデータをあわせて追加した。

22ページ(http://j.mp/JWGUBD)をみるんだ。5月16日までの評価が基本的な小の報告書の中身だが、2号機の格納容器温度に関しては月末に発生した格納容器温度計の異状も評価したということで、5月29日までトレンドグラフとして表示している。この飼料に関しては以上だ。


もう一見、★★こちらは柏崎の案件だ。(http://j.mp/LkHKYQ)


こちらは5月30日に茨木県東海村にある原子燃料工業株式会社から、柏崎1号機用の新燃料を輸送した。その中の輸送容器を今回、原子炉建屋に搬入する作業を行なっていた際に、この輸送容器の一箱に本来あるべき封印がないことがわかった。

更に容器の内側、封印を確認した所、内側の封印は適切に実施されていることと、入っている新燃料に関しても輸送されている所定燃料だということがわかったので、基本的に核燃料物質、新燃料が行方不明になったということではないが、

この封印が適切に行われていなかったことに関して、原因調査と再発防止対策の検討を行なってまいりたい。本件に関しては保安院さまからも、口頭による同様の指示を受けているので、

原因究明、再発防止対策の検討が終わり次第報告させて頂ければと思っている。本日、私からは以上だ。



■質疑 18時23分~

○テレ朝 東:
今日から発表した新料金プランについて。この料金プランはどういう仮定を想定しているプランなのか?契約アンペア数を交えて教えて欲しい。

○寺澤:
契約アンペア数は記憶にないが、使用量の非常に多い客が対象になる。

○テレ朝 東:
そうすると30アンペア、40アンペアという普通の家庭にとってはメリットは少ないのか?

○寺澤:
標準的な30アンペアの料金改定の中で示した、30アンペア、290kwhの一般的な仕様の客ではあまりメリットはないと思っている。

○テレ朝 東:
契約アンペアが大きい方にはメリットがあるという事だが、その対象も工夫をしなければ安くならないのか?

○寺澤:
おっしゃるとおりでございます!!

○テレ朝 東:
問い合わせに対しての契約が120件という事だが、最新の契約件数は?

電気料金:東電が6月1日から新プラン 各電力も導入へ http://j.mp/K1RoOc (魚拓http://j.mp/K1RpSc)

○寺澤:
確認させてくれ。そんなに多くは増えていないと思うが。

○テレ朝 東:
その契約件数がかなり下回っている理由の背景はどう考えているか?

○寺澤:
色々な理由があると思うが、一つには我々が積極的な広報がまだ出来ていないこと。それと、塚方の工夫をどのようにしたらいいのかという意味での、客に対する周知がなかなか徹底できていないところもあると思っている。

○テレ朝 東:
現在、HPで周知徹底されているということだが、今後、どのように具体的に周知してやっていくのか?

# 営業

○寺澤:
今後もHPも含め、あるいは機会があれば検針票の裏面を利用するとか、その様な形で紹介はしたいと思っている。何れにしても選択約款というものであり、客の使用実態に併せて選択頂くものである。他にはピークシフトプランではないが、

時間帯別電灯の8時間プラントか、その様なものもあるので、客の使用実態に合わせて利用すればと。そのような利用にあたっての問い合わせは、我々のカスタマーセンターに問い合わせ頂ければ、丁寧に説明する。★本日の問い合わせ全体件数は、★約4600件。加入状況としては130件というところだ。

○テレ朝 東:
ありがとうございましたあ。

○NHK横川:
柏崎刈羽の件。どんな状況になるのか、もっかいおしえて。責任というか、封印をするのはどっちの業務?どちら側がすべきことなのか?東電側か輸送会社側なのかも含めて教えて欲しい。

○松本:
こちらに関しては現在は中身を確認して、順次、新燃料を原子炉建屋に運び込んでいる状況だ。この封印の責任所掌だが、これは発送元になる。今回で言うと、原子燃料工業が付ける、あるいは付けたことの確認を行う事になる。

○NHK横川:
封印というのは具体的に?シール?どんな形状によって封印という事になるのか?

○松本:
色んなタイプがあるが、具体的にどういうタイプをこの新燃料に当たって使っているかについては、申し訳ないが話すことは出来ない。

○松本:
封印に関しては当然、あけた、あるいは解放したことがわかるという形状になっている。

○NHK横川:
過去にもこのように輸送会社側が忘れたといったケースは東電管轄内、福島第一、福島第二、柏崎であったのか?

○松本:
私が知るかぎりでは、この封印が取り付けられていないことに関しては今回はじめてではないかと思うが、念のため確認しておく。

○NHK横川:
恐らく法律上、ちゃんと封印していなければいけなかったと思うが、特に核防護上という問題で不味いことになる?

○松本:
★ハイ。こちらに関しては原子炉等規制法に基づく事業者外運搬規則というのがあり、それではきちんと封印することが義務付けられているので、そういう意味では内側はやっていたが、外側がなかったということに関しては、それに抵触することになる。

○NHK横川:
内側は一応したということで、少なくとも中に入っているものは入れた時と出したときは同じものであるということは、少なくとも確認できるという認識で良いか?

○松本:
はいそうです。この新燃料の輸送容器は2重構造になっており、内側容器の中に、新燃料を2体入れる。その内側容器を囲むような形で緩衝材、力がかかった時に衝撃を吸収するような物質が入っており、その外側を外側容器という形で入れている。★それぞれで内側と外側に封印を行うことが義務付けられている。

○NHK横川:
ありがとうございます。続いて温度計の確認。先週、データが少し狂ったというのがあったが、これは2号機 PCVのマイナス3該当するという認識でいいか?

○松本:
ハイソウデス。この3ページ表1-1でいうと(http://j.mp/JWGUBD)2号機のPCV側で監視に使用可というのが21個あるが、このマイナス3が先月末に起こった指示の変動で評価を変えるというものである。まだ評価が終わっていないので、評価中の中がプラス3という形になっている。

実際に指示変動が見られたのは4個あり、その中の1個は元々「参考に使用可」というところに入ってる5個のなかの一つなので、評価が終わったとしても「参考に使用可」という評価は変わらないので数字としては操作していないということだ。

○NHK横川:
2ヶ月、RPV側の温度計は壊れたものがないということだが、ここまでのところ、2号機は数がどんどん減っている現状があるが、改めてになるが、2号機の温度計で使えるものが減っていっている認識を改めて伺いたいのと、代替温度計の作業状況、映像にあったが、今どれぐらいいあって、今後の見通しも含めてどんな状況になるか教えてほしい。

○松本:
全体の状況から言うと、格納容器の中は多湿、室分が多い状況が依然として続いているので、こういった温度計の設置環境としては引き続き厳しい環境にあろうかと思っている。特に2号機の圧力容器周りに関しては1-1の表に示したとおり、36個あるうち、18個が「監視に使用可」という状況だ。

1号機、3号機に比べると 数が少ない状況なので、ビデオで紹介したように、新たに格納容器の外から何とかして代替温度計を挿入して、こういった検出器の不具合があったとしてもきちんと圧力容器の温度が測れるようにしたいと考えている。

○NHK横川:
認識としては数が半分は厳しい状況という認識を持っているのか?そのあたりは如何か?

○松本:
まあ、はかれてないわけではないので、然程、どれぐらい厳しいかということに関しては今までの所十分はかれているのではないかと思えるし、

# いつの間にか温度計の総数の問題という事に。PCV底部はどうなったん?

また、圧力容器の上部になるが、底の温度計、2号機に関しては格納容器に工業用内視鏡を入れて、直接格納容器もはかれている状況になるので、そういう意味では数は減ったが、非常に厳しいとは考えていない。ただし、なんというか、

数が減って計れなくなることは、冷温停止状態を管理している上では非常に重要なパラメータなので、きちんと温度が測れるということは、代替温度計を使ってでもきちんとやっておきたいと思っている。

○NHK横川:
少しでも早く状況をきちんと計れるようにしたいということで?

○松本:
それでけっこうだ。

○NHK横川:
作業としてルートの映像(http://j.mp/LkI220)があったが、今後残るハードルにはどういったものがあるのか?7月下旬のスケジュールについて、今の段階の見立ては如何か?

○松本:
ハイ。スケジュールに関しては、今のところ7月下旬にこの工事を行う変更は今のところ無い。もうひとつのビデオで示したような除染作業、あるいは遮蔽板の設置により、

作業環境を改善していくことと、もう一つは実際に使う装置、治具等の制作、製造を今進めている段階だ。従ってその工程のミスマッチさえなければ、予定通り行うと思っている。今後の課題という意味では、今回見せたビデオの状況からすると、

やはり挿入するのにも、中々試行錯誤の面が依然としてあるので、訓練を積み重ねることと、実際には全面マスクやケーブルを送り出す補助員も並んで立っている状況ではないので、より現実に近い形を模擬した上で作業訓練を積み重ねていきたいと思っている。

作業時間が短縮出来れば出来るほど、作業員の被ばく線量が下がるので、そういった意味でも十分に訓練していきたいと思っている。

○NHK横川:
除線効果を含めてみた時に現段階では現実的にやれる認識を持っているか?

○松本:
ハイ。現実問題としては、何か克服できないような大きな課題があるような大きな認識は持っていない。それから封印がないという事例だが、東電管内では一件もなかった。

○朝日杉本:
清水元社長が国会事故調の参考人招致に応じたということを伺ったが、これは任意ということなので、いつ頃どういった経緯で要請があったのかということと、受けられた理由を改めて教えてほしい。

○松本:
いつ要請があったかについては、至近だと思うが、こちらに関しては要請に応じて出席する予定だ。6月8日と伺っておりますので、その予定で対応したいと思っている。

○朝日杉本:
要請に応じられた理由は何かあるのか?後、体調に関しては事故当初はかなり問題というか、かなり来にしていたと思うが、現状はどうなのか?

○松本:
最初の質問だが、私どもとしてはなにかこれまで前社長の清水が出席することを拒んでいたということはない。今回、要請があったので、この妖精に応じた次第だ。清水の体調だが、事故当初に関しては高血圧等で一時入院したが、現在は問題ないと聞いている。

○朝日杉本:
ありがとうございます。

# 清水に関しては他に聞くことあるでそ。

○ニコニコ七尾:
★清水社長の件で関連だが、東電が筆頭株主のAOCホールディングスが東電の清水前社長を富士石油の社外取締役に迎える人事を発表した。国会事故調に参考人招致は8日と発表されているが、

★事故真相究明や責任の所在も明らかにされていない現段階でのこうした人事の動きについて批判が出ているが、この点について見解をお願いする。(http://j.mp/L11S1M)

東電前社長 石油会社社外取締役に(NHK:http://j.mp/LbKic0 中日:http://j.mp/L11S1M)

○松本:
★AOCホールディングス様とアラビア石油さま、それから富士石油さまに起きましては、エネルギー産業に造形の深い人の社外役員を求めるというご意向がありまして、従来から東電の方に、ご相談が持ち掛けられている状況でございます。

その際、私どもと先方様のほうで協議をさせて頂いたいた上で、役員を出してきたという経緯が御座いまして、今回も先方さまとの協議を踏まえ、これまでの経験、知見を生かせるのではないかということで、内定されたと聞いております。

○ニコニコ七尾:
それはいつ頃要請があったのか?

○松本:
従来からこの会社様とは社外役員の派遣に関しましては、ご相談をさせて頂いているところです。

○ニコニコ七尾:
なので従来というのは、はいはい。それはいつ頃要請があったのか?清水社長の社外取締役にというのは。

○松本:
★★今回の人事という意味の質問であれば、ちょっと確認させて頂く。

○ニコニコ七尾:
わかりました。株主代表訴訟について前回質問させて頂いたが、東電が法人として補助参加するとされる件だが、改めて確認だが、補助参加はされるとういことで?

○松本:
ハイケッコウ。

○ニコニコ七尾:
補助参加する目的について聞きたい。新聞報道等では歴代経営陣が勝訴するように支援するためということだが、これで結構か?

○松本:
勝訴するかどうかは裁判所の判断だと思うが、私どもとしては、今回の取締役に対する訴訟の論点が原子力事業を営む上での取締役としての善管注意義務に抵触するかどうかというところであり、会社としての事業運営に大きな影響があるということで補助参加することを決定した次第だ。

# 裁判所の判断… 当たり前だろ…

○ニコニコ七尾:
前回も聞いたが、とは言え、実質国有化の中で、当然、裁判費用もかかる、本日発表になった清水前社長の社外取締役ということであれば、やはり、被害を受けた方々にとっても、かなり納得がいかない声というのが当然出てくると思うが、こうした点については如何か?

○松本:
こうした点というのは?どいういう意味か??

○ニコニコ七尾:
当然批判が高まっているわけだが。

○松本:
株主代表訴訟に関して会社として補助参加をする件に関しては、いわゆる取締役としての責任が、今後、原子力事業を遂行する上で、会社の経営の根幹に関わるので、被告取締役に対して補助参加を行うことである。

特に被告となっている取締役がなにか任務を行ったということがあったとは、会社側としては考えていないので補助参加をした次第だ。

# あくまで経営に問題ない。我々も震災の被災者だという認識でいる東電。

またAOCホールディングスさまに社外取締役として前社長の清水が内定していることに関しては、先方さまとのほうのご相談の結果でございまして、清水の経験、識見を生かされるのではないかと思っております。

# ちなみに勝俣は "日本原子力発電" の社外取締役に再任 ( ゚д゚)

○ニコニコ七尾:
ちなみに補助参加費用は東電としてどれぐらい掛かるのか?

○寺澤:
費用に関しては答えかね、いや、お答えできません。

○ニコニコ七尾:
え?その理由についてはど云々理由か?

○寺澤:
訴訟に関わることなので答えは控えさせて頂く!

○テレ朝 東:
新料金プランについて。そもそも論で恐縮だが、プランの狙いはそもそもどういうところにあったのか?

○寺澤:
夏場の電気が一番使われるので、やはり冷房需要では1時、4時、ここが一番電力需要の一番高いところなので、そういったところの何というか節電、そういった物に皆さんに協力いただくとういことでこのプランを出した。

○テレ朝 東:
多い30、40アンペアではなくて、それ以上の契約アンペア数の人が非常に関わってくるというのは、なぜ、使用量の多い人が対象になっているのか?

○寺澤:
先ずですな。料金形態をちょっと良く見て頂きたいと思うが、今回のピークシフトプランというのは時間帯別電灯と同じく、基本料金が1200いくらだったか、そのような値段になっている。

通常の60アンペアというと10アンペアに尽き273円かける倍数になるので、基本料金の部分で若干圧縮されている部分がある。そういうことを勘案していくと、やはり使用料が多い客がこういったシフトプランに加入しやくなっているというのが、この料金プランのねらい、特徴になる。

○テレ朝 東:
多くの人が同意契約アンペア数でも、今までお同じように使って無条件で安くなるんじゃないかという勘違いをしている人がかなり多い、

○寺澤:
じょ!じょ!

○テレ朝 東:
要するに使え方を変えずに、

# ジョジョ?

○テレ朝 東:
今までと同じような柄方をしていれば、同意契約で会っても下がるのではないかという勘違いをされている方がずいぶん多いようだが。その点は。

○寺澤:
あの、基本的には使い方の工夫をしないとなかなか難しいと思っている。従って昼間の1時、4時、これから夏場を迎えるが、その時間帯の電気の使用を控えて頂く。

あるいは、そうだな。選択機器とか、そういった物は、朝早起きして7時ぐらい前にはやって頂くとか、そういう使用量を自分で工夫して頂く。そういうことになると思う。

あるいは、これはそれぞれの生活習慣になると思うが、昼間不在がちで夜、どちらかといったら深夜にかけて仕事をするという方は比較的メリットが出やすいと思われる。

○テレ朝 東:
現段階で130件、今日、これだと目的の想定されている節電目標に対してはどうなのか?

# 130件ってないに等しいだろ。ちょっとって。セツデン( ゚д゚)ドウスンダ テレ朝CMダシタルデ

○寺澤:
まあ、当初言われるとおり、ちょっと少ないと思うが、他のいろいろな時間帯別電灯とか、そういった夏場の昼間の電気を使わずによるに使ってもらう、そう言うプランもあるので、トータルで見て頂ければと思っている。そういう意味ではいろんな選択肢を用意したいと思っている。

○テレ朝 東:
ありがとうございました。

○おしどり:
以前に質問した分の回収が出来ればと思うが、タービン制御油に使用している添加物、九州電力はリン酸トリスなどを使っているが、東電はオイル会社に確認して頂くということで。いったいどのようなものをお使いか?

○松本:
まだ確認ができてないのでもう少し待ってくれ。

○おしどり:
わかりました。では★PRTR制度 化学物質排出移動量届けで制度に関してだが、福島第二原発は平成22年度まで届け度をしているが、福島第一は21年度までしか届出をしておらず、22年度の届出をしていない。どう言った理由からか?

○松本:
先日質問があったので、その確認がまだとれていない。もう少し待って頂ければと思う。

○おしどり:
わかりました。全部に関して環境中に出た化学物質総量の評価中ということに関してもそうか?

○松本:
総量評価は行なっていない。いわゆる化学物質に関しては今のところ、まだ行う計画はない。今後、どういった形で進めるかについてはまだ検討中。

○おしどり:
21年度までの福島第一原発のPRTRのデータを見ると、★原子力発電所と最終処分所と2ヶ所の事業処分での申告があるが、それの全排出量、移動量は、キシレン、スチレン、トリエン、水銀、亜鉛など様々なものを使って排出されているが、原発事故でこういった物質が環境中に放出された可能性というのはあるか?

○松本:
★★その辺はまだわかっていない。建屋がああいった状況なので。引き続き建屋の中にあるのか、あるいはどういった形で保管されていたのかについて確認する必要があると思っている。

○おしどり:
ありがとうございます。大体どれぐらいに解答いただけるか?

○松本:
まだ現場作業がそういった既にあった化学物質の特定まで、まだ至ってないので、少しこちらの確認は時間がかかろうかと思っている。

○おしどり:
わかりました。では22年度のデータ届出がされていない理由は?

○松本:
そちらは急いで確認する。

○おしどり:
ありがとうございます。よろしくお願いします。

○フリー木野:
先日伺っていたが、スミア飼料やサンプリングで採取したものを廃棄処分する規則はどうなっているか?

○松本:
おおよそ2~3ヶ月経ったら廃棄している。

○フリー木野:
そうすると先日の、昨年6月に3号機でとった試料は2~3ヶ月保管されていたのか?

○松本:
アレは計れないことがわかったので、そのまま廃棄処分にしている。

○フリー木野:
計れないものがわかったものは、とっておかないでそのまま捨ててしまうのか?

○松本:
その件に関しては廃棄処分にしたということだ。

○フリー木野:
アレを採取したのはどちらの協力企業か?

○松本:
ちょっと確認する。3号機だと確か東芝ではないかと思うが確認する。

○フリー木野:
わかりました。他に計れないことがわかって廃棄したものはどれぐらいあるのか?

○松本:
そうだな。いわゆる保安班で環境資料を計っている以外に作業中の作業管理として計っているものもあるので、そういった場合に計れないと判断したものはそのまま廃棄処分にしたものがある。

○フリー木野:
そうすると昨年の3月以来、かなりの量が我々に分析等をしたもの、していないものも含めて公開されているもの、されていないものも含めて廃棄されたものがあるということか?

○松本:
かなりの量がというところは調べてみないとわからないが、★いわゆる作業管理として計っているものに関しては作業班単位で管理がお行われているので、私どもが管理しない範囲でスミア狼煙等が廃棄処分になることはある。

○フリー木野:
当時の状況を考えると、先日も伺ったが、炉心状況等が分からない中、核種分析はかなり重要視されていたと思うが、きちんと全部上がってきたのか?それて伴作業班単位で取ってきたけど捨ててしまったものというのは結構あったのか?

○松本:
結構あったかどうかは承知していないが、計れたものについては報告を受けたものもあるし、マップに落として情報共有を図ったものもある。

○フリー木野:
我々に公開されたものが全てか?それともそれ以外のものがあるのかどうかわかるか?

○松本:
以前も言ったがそれ以外のもの多分多くあると思う。

○フリー木野:
わかりました。それ以外のものも多くある部分に関しては、確認をして何かの形でまとめていると思うが、それを公開して頂くことは可能なのか?

○松本:
私どもが作業管理上必要だという所については、まとめたりしているが、それ以外作業班単位で実施しているものに関しては、作業班に任せているところもあるので、今のところ、全部が全部纏まっているものはない。

○フリー木野:
今後まとめる予定は?

○松本:
今のところ、過去分については何か纏める事は考えていない。

○フリー木野:
テレビ会議の録音データだが、以前聞いたが、前に訓練で使用していた時に、どういった形で使っていたか。基準というか、マニュアルというか、わかるか?

○松本:
録画に関するマニュアルはなかった。

○フリー木野:
確認だが、東電ではテレビ会議のデータは先日も聞いたと思うが、何のために入れたのか?

○松本:
各発電所をつないで、情報共有を迅速に行うためにテレビ会議システムを入れている。

○フリー木野:
情報共有を迅速に行うために入れたものに関して、

○フリー木野:
使い方のマニュアルがないというのがよく分らないが。それは一度も使った事がないわけではなくて、以前、訓練で使用したわけだよな。

○松本:
ハイ。テレビ会議システムとして使用している。

○フリー木野:
その時はなぜ使ったのか?誰がどういう形で録画、録音をすることになっていたのか?

○松本:
あ、そう言う意味ではテレビ会議システムという形で使用しているので、何か録音、録画することの訓練をしたわけではない。

従って模擬訓練、例えば、浜岡というか、いわゆる静岡県地方で大きな地震が発生した場合の地震対応訓練とか、原子力で言うと毎年一回、防災訓練という形で実施する際に、テレビ会議システムとして使用している。

○フリー木野:
録画、録音されていたわけですよね。その時に。

○松本:
多分してないと思うが。全部が全部残っているかどうかは確認してみないとわからない。

○フリー木野:
以前しているとおっしゃってなかったか?

○松本:
そんなことを申したことはないが。

○フリー木野:
では、してたか、してないか、わからないと?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
確認してもらえないか?

○松本:
ちょっと確認してみるが。

○フリー木野:
確認をお願いする。

○東京新聞 みやお:
国会事故調から1Fの吉田昌郎前所長に対する招致の要請があったかどうかお聞かせ欲しい。

○松本:
国会事故調の方からどういう要請があったかについてはお答えできない。

○東京新聞 みやお:
仮にあった場合は応じる考えはあるか?

○松本:
ハイ。今、病気療養中だが、お医者様の判断を伺いながら要請には応じたいと思っている。

○東京新聞 みやお:
体調が許せば応じられると言うことか?仮に要請があった場合は。

○松本:
そうだな。仮に要請があってお医者さま等の判断があれば応じることは可能だと思う。

○東京新聞 みやお:
新燃料の件で確認だが、容器の材質を教えていただきたいのと、建屋に入れた燃料は今はもう燃料プールの中にあるのか?

○松本:
容器の材質は、鋼製陽気だと思うが、ステンレスか、炭素鋼なのかは確認する。新燃料は原子炉建屋に運び込んだ後、屋上というかオペブロという5階、柏崎で言うと3街に釣り上げて新燃料保管庫という専用の保管庫に入れる。その後、燃料体検査をしていくので、直接プールには入れない。

○東京新聞 みやお:
入れる前という段階か?入れないで保管するということか?

○松本:
プールに入れないで保管する。

○東京新聞 みやお:
わかりました。

○共同いけがみ:
燃料の件だが、最初に東海村で封印する時は東電の人は見届けるものなのか?後、輸送中というのは一緒に付き添うとか。後、容器として幾つ運んだうちの一つでシールされていなかったのか、わかったら教えてほしい。

○松本:
封印する所の確認は当社の確認項目ではない。原子燃料工業の責任下で行われている。輸送中立ち会うかどうかは確認させてほしい。いわゆる輸送そのものは輸送会社、発送元の責任で行なっていくので、我々がどこまで随行というか、立ち会うかは確認する。

体数は116箱。箱として116箱。燃料体数としては掛ける2なので232体ということだ。先ほどの質問であったが、輸送容器の材質はステンレスだ。

○ニコニコ七尾:
残されているテレビ会議室テムの映像の件だが、リストでこの分だけ残っているということは松本さんに説明いただいたが、映像も音声も入っている状態で残っているというのはどれぐらいなのか?その中で。

○松本:
映像として音声込みで残っているのが3月12日22時59分~3月15日 午前0時6分まで。それから3月16日3時27分以降に関しては音声と映像という形で残っている。それから映像のみで音声が残っているのは3月11日 18時27分~3月17日11時22分頃まで。

○ニコニコ七尾:
今の後段は?

○松本:
音声はないけど映像だけが残っているのが3月11日18時27分頃~3月17日11時22分頃だ。

○ニコニコ七尾:
管前総理が東電に来て演説された時というのは、その時の模様は40分だとすると40分まるまる音声がなかったのか、それとも一部分だけ音声がなかったのか?

○松本:
来たのが3月15日の明け方だと思うので、そのところはまるまる音声がない。

○ニコニコ七尾:
その映像だけは残っているが音声がまるまるないと。

○松本:
ハイソウデス。

○寺澤:
明日の作業予定。特段申し上げることはないが、建屋内除線技術津に向けた現場調査で2号機の建屋内においてロボットによる線量率、線源調査を5月28日から31日にかけて実施している。今後、調査データを取りまとめていく予定だ。

3号機だが6月中旬頃からロボットによる線量率、線源調査を実施する。★★質疑応答の中で清水前社長の国会事故調からの要請だが、何時要請が来たかについては解答を差し控えせていただきたいということだ。

# なんで控える必要があるねん。返答タイムラグを知られたくないのか。黒川委員長に質問だ。


~ 終了 19時0分

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