ここ数日、異常値示している3号機のカムス放射線量は36~37Sv/hと高い状況。3号機廃棄物地下貯蔵建屋で発見された溜り水の遮水工時を明日26日より実施する報告。
この件は流入箇所は配管ダクトで現在も流入継続、溜り水の水位が変わらないので隣の廃スラッジ貯蔵タンクB側→最終的に建屋地下に漏れている推測。止水工事終了は7月中旬を予定。
環境モニタリング・サンプリング関係では2号機格納容器ガスサンプリングシステムのチャコールフィルタ、粒子状フィルタに付着した核種分析結果。セシウム134/137が 10E-6Bq/cm3程度検出。ほか。本日行われた中長期対策会議の内容がメイン。
○中長期対策会議、冒頭要約
2号機代替温度計設置状況。2号機代替温度計の設置は7月下旬を目途に設置完了予定。第二候補のジェットポンプ軽装配管からの挿入は30cm手前までしかと届かず断念。代わりにTIP室の案内管を第二工法で検討中。
多核種除去設備の確証状況。9月頃の試験開始を目標に現在は設置箇所の基礎工事を実施中。この装置から発生する廃棄物はフタ付きコンクリートカルパートで囲うよう設置するとのこと。
地下貯水槽の工事の進捗状況は42×27mの穴を掘って4000トンの水が貯められる設備。火災防止対策のために伐採した木のは内部が40℃以上であれば散水して火災を防止。現在までの測定では36℃、週一回の定期散水実施中とのこと。
新たに行った3種類の敷地内除染実証実験の結果報告。1.ワイヤーブラシで細麺を削り取り回収、2.ドライアイスの細かい粒をぶつけて回収、3.高圧水による表面剥ぎ取り回収。アスファルト舗装面で一番効果があったのは3の 63% 低減だった。
今月の原子炉建屋からの総放出量評価は、1~3号機の合計放出量 0.1億Bq/h、これに伴う敷地境界における被ばく線量は 0.02mSv/y 、最大ポイントは北エリア境界の 6.40mSv/y。年度末までに 1mSv/y を目指すとのこと。
4号機原子炉建屋の健全性評価では、以前の調査で明らかになった外壁が33ミリ程、外側に膨らんでいる事を考慮した耐震性の際評価結果についての報告。再測定の結果、46ミリ程の局所的膨らみを確認。
冒頭の耐震性の説明では1.5から2倍程度の強度という言葉を強調。よくわからない。多分質疑で質問されていると思う。通常比較と錯覚するような、東電毎度の安全過大報告と思われる。質疑はまだ見てないので要注意。
4号機原子炉建屋の健全性再評価は、当然ながら新たな調査で明らかになった外側の46ミリ、32ミリの建屋外壁の変形を考慮しても問題ない認識。仮に4つ壁が機能しない仮定シミュレーションでも昨年5月の評価結果と変わらずと言わずもがな問題ない。
乾式キャスクの借り保管設備を構内にあるグラウンドの所に80m×100mで置き場を作る報告。明日26日から1号機建屋一階から地下へ続く貫通孔から工業用内視鏡を入れてトーラスを確認、計画線量は8mSv/y 報告。
また3号機に関してはトーラス室のロボット調査を7月頃予定との事。ほか。
# 上記↑は資料が保安院、東電とも公開されていなかかったので内容観確認。質疑はこの要約に反映されてません。
○政府・東京電力中長期対策会議 第7回会合(東電)
- 議事次第
- 名簿
- 【資料1】第6回会合議事概要
- 【資料2】プラントの状況
- 【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況
- 【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)
- 【資料5】東京電力株式会社福島第一原子力発電所における平成23年度第1回保安検査に係る保安規定違反について(追加指示)
○政府・東京電力中長期対策会議 研究開発推進本部 第7回会合(東電)
- 議事次第
- 【資料1】第6回会合議事概要
- 【資料2】総合線量低減計画策定プロジェクトについて(案)
- 【資料3】中長期的視点での人材確保・育成について(案)
- 【資料4】東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた機器・装置開発等に係る福島ワークショップ(仮称) の開催について
○プラント
○報告
○環境モニタリング・サンプリング
- 東電 福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)
- ★福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 8.20KB)
○写真
○その他
■福島第一の状況
○松本:
6月25日夕刻の会見を始める。
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機までCS系、給水系つかって注水冷却中。
[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。なお、★先週から連絡している格納容器雰囲放射線モニタの1chだが、依然として36~37Sv/hと比較的高い状態がまだ続いている。
[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却継続実施中。
[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機から雑固体廃棄物減容処理建屋へ、3号機はプロセス主建屋への移送を継続実施中。6号機タービン多屋から屋外仮設タンクへの移送を10時~16時の間に実施した。
欄外。本実10~17時にかけてサイトバンカー建屋からプロセス主建屋への移送も本実、行なっている。一番下、先週22日におこった6号機タービン建屋の屋外仮設タンクへの移送だが、
ポンプ不調ため10時45分に一旦停止したが、原因に関しては一過性問ことで特に不具合は見つからなかった。本日は当該ポンプにて移送を6時間ほど行なっている状況。
[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンに関しては弁設置工事のため運用を停止している。サリーに関しては高濃度汚染水処理を継続実施中。
[その他]その他作業は特に大きな変更点はないが、一番下、6月25日に6号機補記冷却海水ポンプBの復旧作業が終わっている。本実午前中に試運転開始。運転状態に異常ない事を確認後、待機状態になっている。
福島第一原子力発電所3号機廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部止水工事について
プラントの作業関係で一部資料がある。★「福島第一原子力発電所3号機廃棄物地下貯蔵建屋への水流入部止水工事について http://j.mp/MSPLDw 」こちらは、先日、3号機の廃棄物地下貯蔵建屋に水が溜まっていることを知らせているが、
流入箇所である配管ダクトから水が入ってきているので、あすからここにコンクリートを充填し、この貯蔵建屋に水が入らない処置を講ずる予定だ。工程としては明日から着手。本工事に終了は7月中旬頃を予定。
サンプリング結果2件。1件目は「2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果 http://j.mp/MSPNLF 」6月21日に採取した粒子状フィルター、チャコールフィルタで、
それぞれセシウム134/137が 10E-6Bq/cm3で程度見つかっている。もう一点は毎日実施している南放水口でのサンプリング結果。(http://j.mp/MSPMr8)セシウム134/137、全βに関しては検出限界未満。
手元に厚い資料があるが、本実、政府・東京電力中長期対策会議 第7回会合(2012年6月25日)http://j.mp/AlbqNY と同じく研究開発推進本部の第7階会合(http://j.mp/MSPKj8)があったので、
こちらを説明させていただく。なお、もう一点、「4号機における耐震安全性評価の経済産業省原子力安全・保安院への報告について http://j.mp/MSPjFz」という資料については、この運営会議の資料の中で少し説明を加えさせて頂く。
■政府・東京電力中長期対策会議 第7回会合
○松本:
厚めの資料の「政府・東京電力中長期対策会議 第7回会合 」という資料を見るんだ。ページ下に私どものほうで太いマジックで1~114まで通し番号を売っているので、そちらに基づいて説明していきたい。
# このマジックの通し番号は会見配布資料のみ。東電のHPで配布されている資料に通し番号はないとおもわれ(まだHPに公開されていませんが、毎度のことなので)
なお、説明に関しては少し厚い資料なので、既に公表、説明している件は除いて、新しい案件、それから進捗状況が進んでいるものを中心に説明させて頂く。名簿、前回会合の議事概要がある。★14ページを見るんだ。
【代替温度計の設置状況に関して】
こちらは2号機の代替温度計設置の進捗状況についてという事で、2号機の原子炉圧力容器の温度計に関しては、これまで環境の悪化に伴い、使用できる温度計の数が減ってきている。従って当社としては7月下旬を目途に格納容器外から代替温度計を挿入すべく、
現在準備を進めているところ。第一工法はSLCホウ酸水注入系ラインから代替温度計を挿入することで検討。上手く行かなった場合の第二工法に関しての検討状況になる。14ページした半分にJP軽装配管検討状況ということで、
こちらはジェットポンプというが、こちらをこれまで第二工法ということで検討を進めていたが、メーカーにおける配管挿入試験、モックアップをやると、やはりエルボー、90度曲がる箇所が数が多いということで、中々圧力雪まで到達しないことがわかっている。
また、到達しない、30cm手前で停まったということで、そこの温度を測ることで圧力容器の温度が推定できないかということで解析を行ったが、やはり、距離が離れている分だけ正確に測りづらいという事で、
今回、ジェットポンプ軽装配管からの温度計の挿入は難しいという判断をした。15ページの上半分が実際のモックアップの熱電対を入れるルート図になる。ご覧のとおり、90度曲がるエルボが… イチ ニ サン シ ゴ ロク シチ ハチ
RPVノズルに行くまでに8箇所あるので、ここを通じて温度計を挿入することは難しい判断になる。従って30cm手前で停まったが、15ページ下半分、そこで止まった場合に実際に温度がRPVの80℃になったとしても、
そこで温度変化を感じるのは比較的難しいことが解析上わかったことになる。従って第二工法としたジェットポンプ軽装配管から、この度、TIB移動式炉心計測モニタという所に変更しようということで、16ページを見るんだ。
こちらに関しては、先ずTIP室と言う所があるが、こちらは以前、ロボットで入った際に空間線量が3mSv/hということで、比較的低いことが確認されている。従ってこのTIPの案内管を活用した温度測定が可能かどうかということで、
今後、検討を進めていきたいと思っている。全体の概要は16ページ上半分に模式図。ほぼ、原子炉建屋1階のTIP室から斜め下に下る形で入っていき、原子力圧力容器の真下から上に登っていく状況だ。
17ページのところにあるが、途中にTIP装置の場合は、赤い丸で囲っている所の爆発弁という特殊な弁があるということと、もうひとつ左側にTIP索引装置という、こちらは方向を制御する装置がある。そこの状態がはっきりわからんかったということで、
これまで調査を進めてきた。先ず爆発弁に関しては4つ設置されているが、何れも開いているという事で、そう移入が可能と考えている。また、TIPの作品装置に関しては現時点では選択されているチャンネル、何処に入っていくかがわからない状況なので、
少し今後の点検結果から、何処が開いているのかと言うことを進めていきたいと思っている。17ページした半分にTIPの索引装置のチャンネル配置図ということで、緑、水色、オレンジ、紫という形で色分けしているが、
ここの中の何処に入っていくかわからないという状況だ。また、18ページ以降が第一工法であるSLCホウ酸水注入系の作業状況だが、配管を切った後の隔離装置のシール機構について検討が進んでいて、今後、工法の成立性を確認していきたいと思っている。
【多核種除去設備アルプスの確証試験、設置工事の状況】
代替温度計については以上だ。★★続いて21ページから多核種除去設備アルプスの確証試験、設置工事の状況ということで、少し多核種除去設備の検討状況を示す。現在は、水質の分析として6月下旬から7月下旬にかけて、懸案だったSr-89/90、
それかイットリュウム90の測定結果を取りまとめて評価したいと思っている。また、工程の方が23ページににある。現在、9月頃の試験開始、運用という形で現在、作業を進めている。まずは最初に動かしたいということで、3系統同時と言うよりも、
A系統を先行的にスタートさせ、こちらを8月中旬頃で考えている。アルプスの設置工事の状況は24ページ、25ページの上半分に現在の状況を写真で示している。現在、装置を設置する予定の基礎工事を行なっている状況だ。
それから★多核種除去設備で発生する廃棄物の処理、処分だが、以前、示したとおり、廃棄物保管容器HICという事で充填して保管することで考えている。こちらに関しては26ページ以降。保管に関してはそれぞれ吸着剤によりものを変えつつ保管する、という事と、
減容の仕方等についても検討を進めていきたいと思っている。また、29ページにこういった廃棄物の一時保管設備に関しては、既設のキュリオン、サリーといったベッセルと同様、こういったフタ付きコンクリートカルパートというものに囲うような形で
【サブドレン水試験状況】
遮蔽をしつつ置き場所を確保することで考えている。★★続いて31ページからがサブドレン水の試験状況だが、こちらは32ページ上の表に少しが値が入ってきているので、こちらは確認するんだ。
【地下貯水槽の工事の進捗状況】
★★35ページになるが、地下貯水槽の工事の進捗状況ということで、現在、タンク増設の他、こういった送電線の真下の方で、こういったタンク増設がうまくいかない場所に関しては、地面に穴を掘って、ここに地下貯水槽という形で水を貯められないか、
という事で考えている。35ページの所にポリエチレンシートの完了時点の写真が載っている。縦方向に42m、横方向に27mの穴を掘り、約4000m3 の水が貯められるということで考えている。施工の様子については次の36ページの所に書いてある。
今後、この地下貯水槽に関しては試験貯水を行い、伊豆がもれない確認をした後、本格的に水の貯槽をしたいと思っている。
【瓦礫、伐採木の管理状況】
★★続いて42ページが「瓦礫、伐採木の管理状況」を示した図面である。こちらは6月日の時点で、現在、何処の場所にどれぐらいの瓦礫、もしくは伐採木のが貯蔵されているかというところを示した所だ。
【伐採木の夏季防火対策】http://j.mp/LxItZW
それに関連して43ページの所に伐採木の夏季防火対策という事で書いているが、こちらは以前、話したように伐採木が私どもの経験でも、夏場、熱くなってくると自然発火する可能性があるので、週に一度、巡視をして伐採木の中の温度を測ることを行なっている。
内部温度として40℃以上であれば、散水温度を冷やして温度を下げることをやっているが、6月、これまでの測定では、最高でも36℃という形で、現在、週1回の定期散水を行なっている状況だ。
【敷地内除染技術の適用性試験】
★★44ページを見るんだ。敷地内除染技術の適用性試験ということで、本格的な敷地の除染を行なって作業員の被ばく線量を低減させていくという事で、様々な除染技術の適用視線を今回行なっている。
順次紹介するが、45ページの下側で舗装面の除染試験ということで3種類の除染試験をやっている。一つは左側の集塵システムということで、ワイヤーブラシで舗装面の凸凹をかき回しながら粉塵を大きな掃除機のようなもので吸い取る方法、
それからドライアイスブラストということで、ドライアイスのペレット、小さな粒を表面に噴射した形で骨材の間に入り込んだ砂、粉塵を吹き飛ばして、同じく集塵機で回収する。一番右が超高圧切削ということで、
250メガPaの超圧力洗浄水を噴射し、舗装面を表層とも削り取って洗浄水とともに回収するものである。それぞれの試験の様子は写真で示しているが、結果は47ページの上半分を見るんだ。こちらは事務本館駐車場ということで、
作業を行なっているが、★★低減率という形では一番良かったのは超高圧水による切削で63%、ドライアイスブラストで22%、集塵システム 8% という状況だが、こちらに関してはこういった低減率や長所、短所等をよく勘案しながら、
今後、敷地内の除染に活用していきたいと思っている。同じく除染だが、48ページからが草地の除染試験。表土を剥ぐパターンと天地返しという事で除染効果を確認している状況だ。49ページは以前、除染装置との取組で話したが、
GPSをリックサックで背負って、走行サーベーをやっていく様子や、49ページのした半分は除染効果を予測する計算シミュレーション デコンプEPというものの適用状況について紹介している。
【港湾内の水質の影響】
★★52ページが港湾内の水質の影響ということで、現在、港湾内の海底土に関しては被覆更新を行なっているが、その後の線量の様子についてプロットしている状況だ。
【原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果】
★★53ページからが毎月公表している原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果だ。結論としては先月と変わらないが、1~3号機の合計放出量としては 0.1億Bq/h、これに伴う敷地境界における被ばく線量は 0.02mSv/y と評価している。
号機ごとの内訳が真ん中のグラフになっているが、今回は2号機の原子炉建屋からの放出量が先月0.005に対して0.08ということで、2ヶ月前の4月とほぼ同程度というぐらいに上がっているが、こちらはサンプリング時の風量、風速の影響と考えている。
従って以前、先月も話しているが、0.1億ベクレルを下回るようになってくると、測り方等に関して、今後、更に検討を進めていきたいと思っている。55ページからが発電所敷地境界における年間被ばく線量の評価結果ということで、
今回、最大のポイントの評価結果は、北エリアの境界における6.40mSv/y と言う状況。56ページに地図があるが、北エリアの赤い印が付いているところが6.4mSv/y ということで、今後、瓦礫、伐採の保管状況を変更しつつ、
こちらの線量を年度末までに1mSv/y まで下げるべく、作業を進めていきたいと思っている。
【3号機 原子炉建屋での瓦礫撤去の状況】
【4号機 原子炉建屋での瓦礫撤去の状況】
★★65ページからが3号機、4号機原子炉建屋での瓦礫撤去の状況。こちらは写真を見るんだ。68ページからが4号機の原子炉建屋の件なので少し話をさせてもらう。
68ページに福島第一4号機原子炉建屋の外壁の局所的な膨らみを考慮した耐震安全性に関する検討結果について。こちらはこの資料で、本日の運営会議にも報告しているし、保安院さまにはこちら、
【4号機原子炉建屋の外壁の局所的な膨らみを考慮した耐震安全性】http://j.mp/NG2GNL
先ほど説明した厚手の資料(福島第一原子力発電所4号機における耐震安全性評価の経産省・保安院への報告について http://j.mp/MSPjFz)という正式な報告書という形では、こちらを保安院さまに提出させて頂いている。
概要については運営会議のPP資料で示させて頂く。前回、5月25日に私どもも4号機の建屋の傾き具合、あるいはコンクリート強度の測定結果等をお知らせしたが、その際、建屋の西側の壁に33ミリ程の膨らみがあるということで、
報告した際、保安院さまから、こういった外壁の局所的な膨らみを考慮した安全性評価を行うようにという指示を受けている。従って、今回、改めて追加調査と評価を行ったものだ。69ページになるが、外壁面の詳細点検ということで、
以前、報告したのは黄色い赤い丸が付いている所が、以前、西の4という縦軸と3が床の交点で33ミリほど膨らんでいることがわかった所だ。今回、赤い丸で囲ったところを追加計測した所、69ページにあるとおり、
# 黄色い赤い丸ってなんだよ。資料がないから確認できないよ。
★最大で46ミリほどの局所的な膨らみが確認されている。前回、33ミリと書いてある所に関しては32ミリた今回の測定結果だが、見て分かる通り、この西の4~5にかけて、少し3階、2階のところが膨らんでいるのが分かると思うが、
こちらに関しては、建物の構造上、通路というか、開口部が上から下まで通過しているので、そのところで床で支える部分の力が少ないのではないかと思っている。また、こういった垂直度の確認のほか、5ページ、70ページの上半分が、
外壁面の詳細点検ということで、以前は使用済燃料プールを支える床、壁を中心に実施したが、外壁面を中心に8箇所ほどコンクリートの強度を同じくシュミットハンマーで使っているが、設計基準である22.1Nt/mm に対して、
一番小さいところでも35.5という状況で、1.5から2倍程度の強度を持っている状況だ。また、70ページ、72ページの上半分に目視点検状況も写真等で見て頂きたいが、幅1ミリを超えるような優位なひび割れは確認されていない。
# よく見て頂きたい! だってさ。都合悪映像は、全体にピンぼけ処理を映像編集でかけて、これは水蒸気によるボケだと見え透いた報告する東電のくせに。
私どもとしては今回の光学機器による傾き測定、コンクリートの強度、ヒビ割れ目視点検から考えて、この膨らみが建屋の構造健全性に影響を当たるものではないと思っているが、念のため、この外壁が体力を有しないということ、
負担しないことで改めて解析を行なっている。72ページ上半分を見るんだ。昨年5月の段階では、この緑色のハッチングをしたところが元々、壁、柱がないという条件のもとで解析を行ったが、今回、新たに黄色を付けた4枚、
西側に3枚、南側1枚の4枚の壁については、体力を負担しないということで評価を行なっているが、72ページ上半分が耐震壁のせん断歪。72ページした半分がプール側の余裕度という形で評価してるが、5月の評価結果と比べると殆ど変わらない状況だ。
まあ、この原因については73ページの上半分に少し表現。基本的には元々、黄色い印を付けた外壁面に関しては、全体の負担割合としては10%以下ということで小さいという事と、使用済燃料プールは元々、躯体の方で支えていることから、
まあ、あの、ここの壁がないものと考えても構造強度としては影響しないと考えている。それらを示したのが73ページの所に絵があるが、左半分が縦方向になるが、黄色い使用済燃料プールを支えるのは、
ほぼ真下のシェル壁、格納容器のフラスコ部分のシェル壁という所から、原子炉基礎マットに支えられていることで、まあ、3階、2階の外壁面に関しては、殆ど力という形では負担しないということになる。
# 嘘つきは東電の始まり
【3号機瓦礫撤去のための使用済燃料プールの水中事前調査】
★★74ページからが3号機瓦礫撤去のための使用済燃料プールの水中事前調査の計画だ。こちらに関しては、以前、4月13日に3号機に関しては、クレーンから吊り下げる形でプール内に水中カメラを降ろし、内部の様子を確認したが、
ええ、秋にかけて今回、2回目、3回目の水中カメラによる撮影を行いたいと思っている。やりかたは75ページした半分に。同じくクローラクレーンから水中カメラを吊り下げる形で行くが、目的としては75ページ上半分。
先ず2回目の調査では水中に入っている鉄骨部材の状況をよく確認したいと言うことと、もうひとつ、3回目には実際にがれきが入っている中の状況で、端の状態がどうなっているかよく見ていきたいと思っている。
こちらはまだ、福島第二四半期で、2回目、3回目を計画する所でお知らせしているが、具体的な日程等が決まれば、また連絡する。
【乾式キャスクの借り保管設備の設置状況】
★★76ページからが乾式キャスクの借り保管設備の設置状況。4号機の使用済燃料取り出しにあたっては、現在、共用プールに入っている使用済燃料をこの乾式キャスクに保管し、外に出す必要がある。従って、そのキャスクの置き場という形では
76ページ下半分。構内にあるグラウンドの所に80m×100mで置き場を作りたいと思っている。イメージ図は77ページの上半分。核物質防護上の防護柵を作った上、キャスクとコンクリートモジュールのなかに収めていく形で設置していきたいと思っている。
【格納容器からの漏洩箇所の特定】
★★続いて83ページを見るんだ。格納容器からの漏洩箇所の特定にあたっては、現在、2号機が先行して進んでいるが、この度、1号機のトーラス室を地上一階の部分から内視鏡を突っ込み、地下一階のトーラス室を工業用内視鏡で見たいということで、
作業としては明日26日に実施することで計画している。84ページ、85ページを見るんだ。一階の床に配管を貫通するスリーブがある。こちらはラバーブーツ、詰め物がしてあったところだが、こちらが取れて内視鏡が入る可能性があるということで、
調査を進めた結果、明日、入れられそうだということがわかっている。こちらに関しては、私ども社員6名と待機要員2名、計画線量8mSv/y で明日作業を行いたいと思っている。イメージとしては85ページの上半分を見るんだ。
一階の所から内視鏡を通じて全体の目視点検を行う所と、温度計、線量計を挿入してみたいと思っている。場所としては84ページ左側。原子炉建屋1階の西側で今回の作業を行う予定だ。出来れば装置に合わせて滞留水を採取し、成分分析を考えている。
【日本原子力研究開発機構(JAEA)の汚染水の分析状況】
★★87ページは日本原子力研究開発機構の汚染水の分析状況の報告があった。高濃度汚染水をキュリオン、サリー、除染装置アレバ、淡水化装置で実施してるが、その際に出てきている水の成分分析をJAEAで実施している状況だ。
こちらの数字に関しては私どもがこれまで採取したものと大きく変わらないので、説明は省略する。引き続き継続的にJAEAでも確認していただくことで考えている。
【瓦礫、伐採木の試料採取】
★★91ページになるが、こちらは瓦礫、伐採木の試料採取についてという資料になる。今後、発電所に保管している瓦礫、伐採木に関しては、出処がはっきりしているものに関して分析を行なって行きたいということで考えている。
将来的な目的として、この分析を通じ、保管、処分にどう役立てていくか、ということで考えていきたいと思っている。先ず、92ページ上半分に分析試料採取スケジュールと書いてあるが、大体、私どもとしては10年程度、継続的にこの作業続けていきたいと思っている。以上で、個別の状況について紹介した。
【1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ進捗状況(概要版)】
94ページからがいわゆる概要版でまとめている資料だが、その中で追加で連絡がある。95ページを見るんだ。左半分に④ 燃料デブリ取り出し計画ということで
書いているが、その中の2号機と3号機になる。1号機は既に案内の通りCCDカメラを明日入れるが、2号機、3号機に関しては以前話したとおり、トーラス室の水位測定、サンプリング、温度測定を今後も継続的に実施していくということと、
★3号機に関してはトーラス室のロボット調査を7月頃予定したいと思っている。具体的な日時はまだ未定。
★同じく95ページの右半分。作業安全性確保に向けた取組、計画とう⑦がある。以前、熱中症対策という事で、通気性の良いカバーオールの開発、設置を7月1日と申し上げたが、通気性の良いカバーオールに関しては準備が出来たので、6月24日、昨日から配備をしている状況だ。本資料に関しては以上だ。
■研究開発推進本部 第7回会合
○松本:
もう一点、薄い試料で研究開発推進本部 第7回会合(http://j.mp/MSPKj8)があるが、こちらは今回主に3つの議論がされている。
配布資料で言うと資料2~4だが、総合線量低減計画策定プロジェクト(http://j.mp/LuKmGU)それから 中長期的視点での人材確保・育成について(http://j.mp/LuKwy6)
それから廃止措置等に向けた機器・装置開発等に係る福島ワークショップ(仮称) の開催について(http://j.mp/LuKLJw)という事で、こちらは政府側の方から報告があったと聞いている。本日、私からは以上だ。
■質疑
○朝日こん:
★今日の中長期運営会議について。多核種除去装置で実際に装置の設置が遅れいていた様なイメージがあるが。送れた理由、今まで掛かった理由を説明頂きたい。その中で、例えば今回、β染核種の除去がかなり重要な役割になると思うが、
○朝日こん:
それの分析に時間が掛かる、そう言った問題もあれば併せて教えて頂きたい。
○松本:
先ず、工事スケジュールだが何か大きな遅れがあるわけではない。現在、基礎工事をやっている段階で、写真を見ると6月13日とか18日の状況だが、
○松本:
ほぼ、基礎が終っている状況である。従って現在、★A系の機器から据付けに入ってくる。具体的なスケジュールについては、これまで話ししていなかったが、秋頃に向け、先ずA系を設置して運転進める事で23ページにあるように、
○松本:
8月中旬頃までには試験等を終らせて、出来れば運用したいと思っている。★平行してB系、C系のほうの作業を行い、こちらは9月下旬頃までには試験を終らせ、作業の法に入りたいと思っている。ただ、工程調整中という赤い「くもくもじるし」が付いているが、
# くもくもじるしぃ!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
○松本:
まだ、試験等との実際の手順、あるいはやり方等については、まだ検討の余地が残っているので、この辺りについては適宜、お伝えさせて頂ければと思っている。ただ、現時点で上半期中に、という事でなにか遅れているところはない。
もう1点、★β核種であるSr-89/90、リットリウム90 に関しては、こちらは分析に時間が掛かる核種であり、こちらは特に遅れていると言うよりも、濃度が低い分だけ、余計に時間がかかっている状況だ。従って7月上旬までには分析結果を取りまとめ、この装置としての性能を確認したいと思っている。
○朝日こん:
とするとβ核種分析というのは、そもそも分析に時間が掛かるために、今、まだ完全に終えられていない状況になっていると?
○松本:
はい。
○朝日こん:
工程での遅れが出ているイメージではないと?
○松本:
ハイ。アリマセン。
○朝日こん:
もう1点、運営会議の77ページの乾式キャスク(http://j.mp/NFYA8q)の件だが、これは基数50基とある。下の工程表を見ると来年11月まで搬入していき11月に竣工とある。11月までに50基を設置してくイメージで良いか?
○松本:
ハイ。こちらに関しては25年12月には4号機からの使用済燃料の最初の搬出が始まるので、それまでには共用プール側を、何というか4号機を受け入れるためのスペースという形で開けておく必要があろうかと思っている。
従って24年度分の方になるが、現在、共用プール側での天井クレーンの復旧とか進めているのと、並行して出した先のキャスク置き場を用意しておくと。今回は、乾式キャスクに関しては年末から順次搬出を始めていく状況になる。
○朝日こん:
来年の11月までというのは50基設置されるという理解でよいか?
○松本:
それでケッコウだ。
○朝日こん:
50基に値する燃料集合体の容量というか、何台分と考えているのか?
○松本:
えっとだな。隣ページの78ページ(http://j.mp/NFYA8q スライド4)にキャスクの種類が上半分にあるが、中型と大型で中に入る収納体数が37体と52体ということで違うが、現在、共用プールに6840体の使用済燃料があるので、それの40%分の燃料をこちらの乾式キャスクに移し、このグランドで保管することで考えている。
○朝日こん:
最後に。この乾式キャスクの搬入は今年の12月からら年11月にかけてということだが、これは設置されたものから順に入れていくイメージなのか?★全部設置を終えてから入れ始める?
○松本:
おそらく50基分、物揚場とか共用プールに置き場所はないので、おそらくキャスクを運んできて、共用プールに持ち込んで、中身に詰めてグランドに元出すというのを繰り返していくはずだ。
50基一般にキャスクがどーんと来て、どーんと入れて、どーんともってく、というわけではないと思う。確認するが多分間違いない。
# どーん、どーん、どーん (・∀・)
○日経ふるや:
この資料の中にある循環注水冷却について聞きたい。これは気温が上がってしまうので、その分、新たに冷凍機を設置して、それで循環水を更に追加的に冷やすという事なのか?4ページにある。
# 勉強不足丸出しの日経記者。社長会見席を独占する日経記者。原発維持ならプラント現状はどうでも良い日経。ここ数週間の今夏に向けた動きを全然しらないのな。別に威張るつもりなんて毛頭無いけど、それはちょっと勉強不足、度がすぎね?
○松本:
はい。こちらは工事そのものの着手は以前、話しているがご指摘の通り、今後、気温の上昇に伴い、特に今、バッファタンクに溜まっている水を炉注に使っているが、気温が上がると当然、炉注する水温も上がり、結果的に圧力容器も上がるという所だ。
今のところ、65度ぐらいまでは上がるだろうと見ているので、いわゆる私どもが考えている80℃に対してはまだ下回っている状況だが、あまり芳しい状況でもないという事で、このバッファタンクに冷凍機を付けて、水温を7℃程度下げる事で今考えている。
すいません。冷凍機で大体7℃程度下げるぐらいの能力を持っている冷凍機を付けたいと思っている。
○NHK大崎:
★★4号機の原子炉建屋の耐震安全性評価だが、46ミリというのが、前回計測したときの33ミリと変わっているのは、精密に確認した結果という事か?その違いというか、そもそもそういった影響が出ていることの原因とか影響をもう少し詳しく教えて欲しい。
○松本:
69ページの下半分(http://j.mp/NG2GNL 4ページ)を見るんだ。3階の所の赤い矢印、太くなっているが、最大46ミリと書いてあるのが、今回、詳細に測定した際の一番大きな所だ。
# 説明している会見配付資料は通し番号であり、配付資料と一致しません。会見配付資料(印刷物)はA4紙1枚に上下2つ分のスライドだす。
★★これは前回、測ったところとは測定点が違う。園となり32ミリと書いてあるところが、前回、33ミリという形で皆様に連絡したところが、今回、計ったら32ミリだったという事で、計っている所が違う。32ミリの所は下側に「西4」と書いてあるが、
○松本:
上の写真(ページ3)と付き合わせて見ると、柱があるところなので、爆発の影響を最も受けたとしても隣の46ミリの所に比べると少し強が強い分だけ値としては小さかったと考えている。今回、外壁面のふくらみの原因だが(お絵かきタイム00:44)
フロア毎に南西コーナーの比較的近い所に機器ハッチという1階から地上1階までなんというか、ものを上げたり新燃料とか、キャスクを出し入れするために大きな筒の様なところがある。従って他のこの、西側の壁でも北側の方と南側の方では、
床で支えているところの面積は、こちらの法は小さいので、この4階、5階の所で今回爆発があったが、3階の部分のこの辺り、それから、ここは46ミリ、32ミリ、と言う形で少し手前のほうに膨らんでおり、
逆に2階の法は13ミリ程度ということで少しふくらみが小さい事が今回わかった状況だ。
○NHK大崎:
これは外壁だけが影響うけている?例えば柱などの部分については?
○松本:
32ミリとか、西3とか、西4は柱があるところであり、柱毎影響を受けている事になる。ただ、この図は結構、こういうふうに目立っているが、1階から5階に行くまでは26メートルあり、その26メートルの中で46ミリ膨らんでいる状況だから、見た感じでは殆どわからない程度という事だ。
○NHK大崎:
つまり、もう少し上層階までの柱部分を含めては調べてるのか?
○松本:
イエ。今回は3階までだ。4階、5階に関しては69ページの上の写真の通り、もう壁、床はない状況なので、こちらに関しては3階より下だ。
○NHK大崎:
★★というか、柱の部分については耐震構造上はもう考慮してないという事なのか?それより上は?
○松本:
ハイ。考慮してません。
○NHK大崎:
じゃあ、今回調べているのは、元々考慮していたところについて調べていると?これで言うと黄色いところ。
○松本:
★★72ページの上の絵で言うと(http://j.mp/NG2GNL 9ページ)緑の所は元々な鋳物という形で扱っており、今回、ふくらみが確認されている黄色い3面については体力を有しないという形で評価しても差が出なかった状況だ。
○NHK大崎:
こういう歪みとかの調査は、建屋内部については行っていたりするのか?
○松本:
イエ。こちらは外から計るので、外壁面のみだ。建物内部はウェルとか、使用済み値量プールの水面と床面の距離の差という子達で確認をしている。
# 外壁に1ミリ以上のひび割れないので大丈夫強調する。内側からは調べないのにどうしてそんなこといえるんでそね。
○NHK大崎:
それについては影響出てないと?
○松本:
ハイ。これまで3,4回ほど測ったが、水面測定では傾いている差は見られていない。
○NHK大崎:
わかりました。
○NPJ吉本おしどり:
この分厚い資料の22ページだが、Sr-89/90、イットリウム90の測定について低い濃度でという事だったが、Sr-90は半減期が28年で娘核種であるイットリウム90は半減期は69時間だが、現在もイットリウム90が僅かながら検出されているという事なのか?
○松本:
検出されているというか、これは娘なので、まあ、Sr-90 が、これ、Sr-89/90とかいてあるが、そのうちの90が改変してイットリウム90ができるので、それを分離してきちんと測定する必要があると思っている。
新たに何か検出されていると言うよりも、当然、核分裂生成物としてはあると思うが、生成ルートとしてはSr-90からの改変によるものと思っている。
○NPJ吉本おしどり:
そのSr-90は、放射平衡に達しているという考え方でいいのか?
○松本:
そうだな。既に生成ルートがないので、いわゆる崩壊での放射平衡に達していると思っている。
○NPJ吉本おしどり:
わかりました。では大体Sr-90とイットリウム90の存在比はどれぐらいだとお考えか?
○松本:
それはあれか?そもそも核分裂が起こったときの存在比?デスカ?それはちょっと確認する。
○NPJ吉本おしどり:
27ページ(http://j.mp/Oo0k8M)からのスラッジ用HIC(保管容器)についてお聞きしたい。このHICは耐用年数20年という事で、20年の間に処分方法を考えてるという事だが、大体、このスラッジ用保管容器は、それぞれが大体どれぐらいの線量になるのか?ベクレル数でもSv/hでも廃棄物によって変わると思うが。
○松本:
概念としては中に入るものが違うので、何ともいえないが、ちょっと確認する。28ページ上の所に吸着材の性状(http://j.mp/Oo0k8M スライド14)という形になるが、この吸着剤毎に成分毎に吸着剤を変えているので、この吸着材により右側にある除去対象元素が決まってくる。
従ってセシウムとか、量が多いのがセシウムだが、β、γ核種で言うところの吸着材6のコバルトというところは γ の比較的線量が高めだろうと想像しているし、まあストロンチウムは量が多いが、吸着材2に吸着してくるが、β核種なので、ま、ある程度保管しても周辺に与える線量としては聞いてこないとは思っている。どれぐらいの線量でというところは確認する。
○NPJ吉本おしどり:
29ページにHIC(保管容器)の使用実績が参考情報として掲載されいてるが、アメリカでこのHICを10年間使用しているという事で、この間の事故なり、そう言う情報はあるか?何事もなく運用されていると?
○松本:
全部を確認したわけではないが、何かこのHICを使う上でなんか支障になる不具合は聞いていない。
○NPJ吉本おしどり:
では55ページ、56ページについて。(http://j.mp/Oo4MUT)この年間被ばく線量だが、これは廃棄物だけによる年間被ばく線量の計算?最大値が北エリアの敷地境界における 6.40mSv/y ということで。
本日、保安院で頂いた資料によると、正門の線量率が20μSv/h ということで、これは南西エリアにあたるが、この空間線量率は北エリアより南西アリアの方が高いが、これは事故直後のプルームによるものが沈着していると考え方なのか、南西エリアは廃棄物による追加被ばくの線量は北エリアより低いという考え方なのか?
○松本:
現在モニタリングポストや正門付近で測っている線量は質問にあったとおり、事故当時に発生した放射性物質が地面に沈着、あるいは樹木にくっついているものが、現在、モニタリングポストとか正門でのモニターに影響を与えている量でカウントされている。
大体20μSv/h とか、10μSv/h 前後だと思うが、その程度が各モニタリングポストで観測されている。今回、こちらの55ページ56ページ、それから原子炉建屋から出ている53,54の話しは、ええ、まあ、それはそもそも、現実、問題視する問題としてあるが、
今後、原子炉建屋、あるいは発電所内に仮置きしていく瓦礫、ベッセル、樹木等で、追加的のそこにアドオンされるものは、もう1mSv/y如何にしなさいという事で、現在、取り組んでいる活動なので、20μSv/h と、今回、北エリアで6.4mSv/y だが、これは直接リンクするようなものではない。
○NPJ吉本おしどり:★★
わかりました。95ページの概要(http://j.mp/Oo7t98)だが、実施体制要員計画のところで平成24年で約300人で75mSv 超過者のうち、6月1日までに192名の配置転換実施ということで、
本日、15時からの中長期対策会議のブリーフィングにおいて、残りの約108名の方は配置転換されていないと野田室長に回答頂いた。今日のこの75mSvを超えて配置転換されていない約108名の方は、今、どう行った線量管理の体制を取られているのか?
○松本:★★
線量管理の体制という意味では、いわゆる毎月月末に報告している特別な管理体制という事で、ちょっと名称忘れたが、「特定の者」というかたちで出来るだけ被ばく線量を100mSvを超えさせないという形で管理をしているのが現実だ。
特にメイシン重要塔の非管理区域とか、福島第二に置いてある安定化センターの机上の業務に主に従事しており、特別現場に赴かないといけない場合は低線量に抑える形で、今までの所、大体、それでも1,2mSv 月ぐらいで管理している。
○NPJ吉本おしどり:★★
配置転換されていない108名の方は、特別に気分して、もしくは、特別な技能を持っていて配置転換できないということなのか?
○松本:★★
はいそうです。現時点では、その方々に仕事の上で力を発揮してもらいたいことがあるので、暫定的にそういった運用をさせて頂いている。
そういった技術伝承とか、そういった技術の受け渡し、それから人が育ってくることができたら、そういった者たちも順次、現場から福島第二とか、柏崎とか、本店に配置転換していく予定だ。
○NPJ吉本おしどり:
以前お聞きしていた質問の回収は?
○松本:
PRTR法関係については、まだ準備ができてないのでしばらくお待ちください。
○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。
○ファクタ宮嶋:★
基本的なことを伺うが、今日の運営会議と研究推進本部ですね。前回は中塚副大臣も出ておられたが、関連3政務官含めて色々政治的にあったと思うが、皆さん、出席だったのか?それから新体制になって以降は、相沢副社長、それから山下さんですか?
それから運営、推進研究開発本部の相沢さんだが、この東電側のメンバーは変わらないのか?一つ教えてほしい。運営会議の方は東電本店でやっていて、なおかつ事務局も東電、それでこっちがわの推進本部の事務局は、これはトップが北上さんだから経産省保安院がやっていると。そうなっているのか、教えてほしい。
○松本:
いわゆる誰が出席したかについては確認するが、前回、中塚副大臣が来たのは、これは特別であり、園田政務官、北上政務官が共同議長という形で毎回きているの普通だ。当社側の体制に関しては相沢さまと山下さまと来月以降の体制に関しては変わらない予定だ。
最後の質問の事務局だが、こちらは保安院さまではなくエネ庁さまが事務局長であられる。私どもとエネ庁さまが事務局という形でやらせて頂いている。
○ファクタ宮嶋:
運営会議の推進本部も、東電とエネ庁の協働体制でやっていると言うこと?
○松本:
はいそうです。
○ファクタ宮嶋:
わかりました。
○寺澤:
他に質問は? 以上で本日の夕刻会見を終了する。
○松本:
ファクタ宮嶋さん、今日、中塚副大臣と園田政務官、北上政務官は本日の会議に出ている。文科省の、えっと、上本政務官は確認してない。あ、来たそうだ。
後、朝日こんさんから質問のあった★乾式キャスクの移動方法だが、製造が終わったキャスクから順次搬入して、共用プールに持っていき、使用済燃料を入れてグランドに運び出すことを一連の作業として行なっていく。従って51基を全て揃えてからということではない。
○寺澤:
以上で本日の会見を終了する。
~終了 19時1分