2012年6月21日木曜日

東電会見 2012.6.21(木)18:00 ~ 保安規定違反に関する保安員から追加指示文書。3号機圧力抑制室で放射線検出器で10倍の指示値トラブル、他

東電会見 2012.6.21(木)18:00 ~ 

トラブル報告 本日3号機圧力抑制室の線量計が10E-1Bq/cm3レベルから放射線量が約10倍に。現場の検出器故障と判断。資料は判明という記載。根拠は周囲の計測器に線量変化ないため。故障原因と故障に至った経緯は不明。

反対側の線量計の距離は40m。ドーナツ状で空間がつながっているので線量変化が起こる筈だが変化がないのが計測器故障判断の理由。本日の保安院ブリーフィングで説明なし。そういうものなのか。

保安院さまから指示報告一件。定期点検すべき多くの機器で適切な検査(保全計画)が行われていなかった保安規定違反に対して東電の提出した調査、再発防止対策がなってないので再度の指示。具体的にダメな点は松本氏の口から説明なし。

台風の影響でシルトフェンス内側、2号機タービン建屋側サブドレインで放射線量が上昇。海底土被覆との関係には言及なかった。海が荒れても巻き上がらない筈だから、効果みる良い機会と思ったんだけど。

○プラント

○環境モニタリング・サンプリング

○報告・指示文書等

○その他

○報道



■福島第一の状況

○松本:
6月21日夕刻会見を始める。

[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機までCS系、給水系つかって注水冷却中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。昨日、1号機の水素ガス濃度が若干上昇していたが現在低下傾向。

プラントパラメータは既にHPで公開しているが、1号機の格納容器が若干上昇気味。こちらに関しては昨日の台風による気圧の変動の影響、もしくはガス管理システムが一時的に流量が多くなったことによるものではないかと思っている。

欄外だが1~3号機とも格納容器ガス管理システムにてXe-135 の分析を行なっている。臨海判定基準1Bq/cm3に比べ十分小さい事を確認。手元には2号機で実施した生ガスサンプリング結果を提供している。http://j.mp/M8hh2O

Xe-135 は9.6E-2Bq/cm3検出限界に対して検出限界未満という状況。3号機の最後のポツ。★本日、圧力抑制室の放射線モニターの一箇所の指示値が急変していることを確認。20日の23時までは0.20Sv/hという値で推移ししていたが、

# 200mSv/h とは言わないのな。このあとも松本氏の口頭の単位説明が…

午前5時の段階で17.59mSv/h、本日17時最新値が47.01Sv/hという状況だ。この圧力抑制室のカムスモニターだが、ドライウェル側に2ヶ所、サブレッションチェンバー側に2箇所あり、その内の1箇所だ。

こちらは本日点検をしていたが、ケーブル、端子台から中層までの異状がないということで、現場の検出器の異状ではないかと考えている。他の3点に関しては変動がない状況だ。今後、このデータの取扱、もしくは検出器の点検について検討進めていきたい。

# なにか異状が検出されると最初に疑うのは検出器の異常だす(・∀・)

この検出器そのものは地下1階のトーラス室の南側の壁にあるので中々点検が難しい状況だ。

[使用済み燃料プール]1~4号機まで循環冷却継続実施中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機、3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を継続実施中。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは午前7時 時点で運転中だが、本日12時5分に停止。今後、信頼性向上対策の一環ということで弁の交換作業を行う。★約1ヶ月ほど運用を停止する予定だ。

# また1ヶ月もサリー1機の状態になるのな。梅雨シーズンに。お荷物アレバは復旧してないし。

サリーに関してはフィルター交換等実施するが、引き続き高濃度汚染水処理を継続実施中だ。

プラント状況は以上だ。


★★本日、保安院さまの方から指示文書を一見受領しているので連絡する。タイトルが「福島第一原子力発電所における保安規定違反に関する経済産業省原子力安全・保安院からの追加指示文書の受領について http://j.mp/M8gEpV」


こちらに関しては本年2月に実施された保安検査において、タイトルにあるとおり原子炉圧力容器格納容器の注水設備と、安定的な冷温停止状態を維持するための主要設備に対する保守管理において、設備ごとの点検頻度、

点検内容等の計画を定める保全計画が一部、定められてないことから、保安規定違反という判断が出たものだ。これに対して私どもとしては4月19日に原因究明、再発防止対策等に関して報告したが、本日、保安院さまから追加支持を頂いたということだ。

# 大飯の大失態の穴埋め、ごまかすために本日、保安院の仕事ぶりアピールのため指示文書が出されました。

指示内容は2枚目表面に4つほど書いてある。保安活動に必要な人員、体制の確保、保全計画策定等に必要な仕組みの構築、保安規定変更に必要な仕組みの構築、4番目に軽装によるマネジメントの4項目がある。こちらに関しては私どもとして指示文書に従い、

適切に対応していきたいと思っている。なお、保安院さまからはこの指示事項に関する実施状況については、今後の保安検査で確認すると伺っている。指示文書に関しては以上だ。

環境モニタリングの状況については既にHP(http://j.mp/uZPd5u)で公表。昨日の台風による悪天候の影響のため、★3号機シルトフェンス内側、2号機タービン建屋サブドレンの放射線濃度がここ4,5日の間の中で少し上がっている状況だ。

こちらに関しては引き続きデータは確認していきたいと考えている。最後になるが、放射性物質の分析を行った際の生データ、スペクトル帳票だが、本日、5月分のデータの取りまとめが終わったので、東新ビルにある情報公開コーナーにて閲覧可能に。

★引き続き6月分の公表に向けて準備を進めていきたいと思っている。今日、おしどりさんが来ているので、過去に頂いている質問に対して回答させていただく。先ず、福島第一において化学物質排出把握管理促進法、

いわゆるPRTR法に基づく管理をしていた化学物質に関して、事故後、どのように管理しているか、ということについては、事故後に設置している設備に関しては、滞留水浄化設備でしようしているホウ酸とか、ヒドラジンがあるが、

こちらに関しては法令に従って適切な管理を行なっている。福島第一が21年度まで、福島第二に関しては22年度までPRTRの報告を行なっているが、福島第一は22年度分に関して事故の影響で事務所に入れない状況が続いているし、

現場確認もできている状況でなので、22年度の報告は見送っている状況だ。23年度の報告に関しては前回分22年度分含めて分かる範囲で調査を進めた上で実施したいと思っている。

タービン制御油にリン酸が含まれているかという質問だったが、リン酸エステルが含まれている状況だ。私からは以上だ。



■質疑

○ニコニコ七尾:
プラント状況で3号機に関して先ほどステップ上に変化しながら徐々に上昇という説明があり、現場の検出器側に故障ということは確定なのか?

○松本:
こちらに関しては本日の調査をした限り、現場の検出器の故障と見ている。このサブレッションチェンバー側は北側と南側に同等の検出器があるが、その検出器をケーブルを入れ替えて中層の指示を確認したが入れ替わった状態で指示が出てきたということなので、現場の電装から中央制御室までは異常ないと判断している。

○ニコニコ七尾:
他の計測展3箇所には変化観られないということで、距離的には故障したと思われる箇所と3箇所はどれぐらい距離が?

○松本:
★そうだな、サブレッションチェンバーの圧力抑制室だと南北対象の位置にあるので、距離にすると40m程度離れている。

○ニコニコ七尾:
昨日から質問している検証委員会と東電側との文書のやり取りがあるかどうかについてわかったか?

○松本:
昨日答えたとおり、無いということだ。

○東京新聞 志村:
3号機の放射線検出器の故障だが、故障の原因としては何が考えられるのか?

○松本:
こちらに関しては事故後、点検、あるいは調査等が行われていないので、★現時点ではなにか特定の要因がわかっている状況ではない。

いわゆるトーラス室には床面から5m程度水がある状況なので、通常環境に比べると湿気が高い状況だ。従ってそういった環境面で劣化しやすい状況ではあるが、なぜ、この時期にこういった上昇が見られたかについてはまだ不明。

○東京新聞 志村:
故障じゃない可能性を排除できる、回りくどい言い方になっているが、壊れている理由についてもう少し詳しく教えてくれないか。

○松本:
1点目はこの南側と北側に対称な位置に同じような検出器があるが、片側の方はこれまでと値の変動がない状況だ。また、プラントの方も原子炉への注水、それから格納容器内の窒素ガス変動等はない状況なので、何か圧力抑制室内部で放射性物質が大量に発生している状況は考えにくいと思っている。また、

○東京新聞 志村:
水素の変動もない?

○松本:
ない。また、圧力抑制室に関しては以前、トーラス室に水のサンプリング関係で入ったが、その時も100mSv/hを超える程度の値が観測されているので、まあ、今回で言う徒17.59、本日17時時点で47.01だからmSv/hで言うと 4万7000mSv/hなので、中々これぐらいの上昇というものは考えにくいと思っている。

○東京新聞 志村:
★40メートル離れていて真逆のところが正常そのままだからという事で、40m真逆の所が壊れてるとう言うのは根拠として難しいと素人には思うが。逆にその短時間でこれだけ変化することが考えられるとすれば、どんなことがあり得る?それともありえない?

○松本:
そうだな。考えうるとすると、この検出器の圧力抑制室の中から基礎部分を吸い出す方式になるので、その近辺に大量の放射性物質が発生した、あるいはやってきたに近いと思うが、いわゆる格納容器のフラスコの方からこの圧力抑制室の方には8本のベント管があり、

そこから原子炉に注水している水が流れ込んでいる状況なので、この8本の中の一本の所に極端に集中することもなかろうと思うし、★これだけの上昇率が示すような放射性物質の流入があるとすると40メートル離れているとはいえ、ドーナツの形でツーツーというか空間としてはつながっているので、

○松本:
全く片方が動かないのは考えにくいと思っている。

○東京新聞 志村:
わかりました。

○フリー木野:
残り3つの検出器はそれぞれの時間でそれぞれの数字はいくつだったのか?

○松本:
先ず本日午前5時の17.59のところだが、ドライウェルが 2.56 と 1.62、もうひとつの圧力抑制室が 0.21Sv/hだ。17時時点で言うとドライウェル側が2.56と1.62、サブレッションチェンバー圧力抑制室側は0.20と言う状況なので、他の3つが変動してないことに関すると、このサブレッションチェンバー(圧力抑制室)のみが極端に上昇していることになる。

○フリー木野:
わかりました。サブドレンの数字が変わっているということだが、これはどのぐらい変わっているのか?HPを見ているが何処に出ているのかわからないので数字を教えてほしい。

○松本:
2号機のサブドレンの値としては、★Cs-134 で 1.8E+0Bq/cm3、Cs-137 が 3.0E+0Bq/cm3。

○フリー木野:
あの、今日だけ教えていただいてもどれぐらい上がっているかわかんないんですけど。

○松本:
グラフで言うと昨日の生データは持っていないが、★前日、というか2日前の値では10E-1Bq/cm3レベルなので、ほぼ10倍。

○フリー木野:
今、HPの方にサブドレンの数ウジは何処かに出ている?

○松本:
ハイ。いわゆる福島第一の状況ということで、モニタリングデータを今回のサブドレンの他、空気とか、海水とかの状況を、まあ、カレンダーのような形で検索できるようになっている。(http://j.mp/uZPd5u)

○フリー木野:
数字が上下しているのは最近はあまりなかったのか?

○松本:
最近も上下はしている。特に雨等が降る陶酔の流入があるので、そういった意味で上下意思てるが、今日説明したのはその上がり方が一昨日までに比べると少し大きいということで連絡した。(http://j.mp/NSZz66)

○フリー木野:
これは台風の影響?

○松本:
現在は台風の影響と見ているが、2日の沖にサブドレン員の放射能濃度は計っているので、引き続き観察していきたいと思っている。

○フリー木野:
敷地内の線量は全体的に下がっているのと、瓦礫等もだいぶ除去している中で、雨が振って上がってしまうというのは落ち切らないところが何処かにあるのか、原因としてどういうことが考えられるのか?

○松本:
地面全部を剥ぎとったわけではないし、がれきも大きいものを中心に取っているので、特に場所によってはこういった形で放射性物質含む雨水の流入があろうかと思っている。

ただ、これも今1号機から6号機まで計っているが、全体の傾向としては一葉ではなく、雨が降ったら全体的に上がるというわけでもない。こちらはそれぞれ場所場所により影響が違うことになる。

○フリー木野:
サブドレンの上下試験は今でもやっているか?

○松本:
やっている。

○フリー木野:
時々こういう形で一桁ポンと上がるような状況は対応できるものなのか?

○松本:
あのう、浄化試験そのものはだな。この上がったものを浄化すると言うよりも、少し浄化試験を継続して実施することで、中の水、あるいはその周辺、サブドレンピットの浄化ができないかとういことで、検証を進めているので、この上がった者自身を取り除くものではない。

○フリー木野:
そうすると考え方としてはポンと上がるときに入っか止めるとか、そういうことになるのか?

○松本:
運用上はちょっと確認するが、日中行なって夜間は止めておく運用だったと思っている。

○フリー木野:
浄化した後の水質には影響はない?

○松本:
勿論、浄化してい上澄み液をまたサブドレン員に戻す循環運転をしているので、そういう意味ではこの循環運転等が止まると多少、この濃度が上がる影響は出てくる。そういったことと踏まえてサブドレン放射能濃度は少し上がり下がりがある状況だ。

○フリー木野:
今回上がったところというのは浄化試験の対象になっているところか?

○松本:
2号機のこのサンプリングの井戸と、浄化試験をやっている井戸が同じかどうかは確認させてくれ。

○フリー木野:
わかりました。

○NHK花田:
風の関係で。先日も台風が来たが、建屋とか機器とか、耐震性の評価というのは行われていると思うが風への解析とか、そういった評価というのはなにか過去の資料とかで出ているものはあるか?

○松本:
新しく作った設備、建屋カバーとか、1号機と4号機の建屋カバーに関しては、新しく作る設備ということで風の評価等は行なっている。基本的には建築基準法に従った風速というか、それに従って評価している状況だ。

○NHK花田:
素人で申し訳ないがカバー以外に建屋本体が何メートルの風までであれば被害が出ないとか、そういった評価はあるものか?

○松本:
設置許可とか、あるいは公認とかで風、風圧についての評価をしているかについては確認する。

○NHK花田:
★設置許可の段階で許可があっても、今の建屋、壊れたような状況でのそういった物の評価はしてないと考えていいか?

○松本:
確かしてないと思う。基本的には耐震の地震力の評価を中心に行なっている。

○NHK花田:
その地震力の評価と風の評価は加速度とかで見ても違うものと考えないといけないのか?

○松本:
そうですなあ。力の与え方たやはり違うので、いわゆる風の力で言うと外壁、面で受けて地面で支える状況だし、揺れの状況もある意味、一方から少し押される状況になろうかと思っている。

地震の方は基準値振動という形で解放基板表面にあるある一定の波を与えて、建物がどういうふうに揺れて、それに従って機器とか、壁にどういう力が発生するかということを評価していく。

○NHK花田:
要はこれからも台風とかが接近したりする恐れというのが、これからのシーズンあると思うが、そういったときに強風にさらされた時、建屋とか機器が大丈夫なのかというのがあるが、その点についてはどのように評価、考えればいいのか?

# 高濃度汚染されたシートとか遠くに飛ばされてだな。

○松本:
そうだな。具体的にどういう評価をしているかについては確認させて頂くが、これまでの経験から言うと、下で原子炉建屋、タービン建屋が傾くとか、大きな力を受けて破損することは考えにくいとは思っている。

○NHK花田:
その根拠としてこれまでの経験則という点で?

○松本:
そうですな。ちょっと私は建設的に話をさせていただいたが、具体的に建物をどう立てているのかについては確認する。基本的には建築基準法が大きな要因だと思う。

○NHK花田:
今の状態でどうなのか分かり次第教えてほしい。

○NPJ吉本おしどり:
回答有難う御座いました。 Xe-135 について。再臨界判定基準を超えていないということで、以前、増倍係数をお聞きした時に1に限りなく近いとおっしゃっていたが、現時点での Xe-135 の増倍係数はどれぐらいか?

○松本:
あの、1に近いと申し上げたのは、臨界状態がどうなっているのかという解析をした際に、最悪、こういったケースだと1に極めて近いケースがありうるという、なんというかモデルケースの一つ。

その中でも自己増倍率で1を超えないという事で、未臨界も担保されると確認した次第だ。従って実際は水乱比とか不純物の割合から見ても、相当、臨海、未臨海度は大きいのではないかと推定してる。

それから現時点で未臨海どが幾つかについては、以前話しした評価結果以上の物は今のところない。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。今回、通常の炉のシャットダウンじゃないので、 Xe-135 のリアクターデッドタイムの反応式には reactor dead time の式に当てはまらないと思うが、大体どれぐらいで反応はなくなるものなのか?予想は付いているのか?

○松本:
反応がなくなると仰るのは?

○NPJ吉本おしどり:
Xe-135 が発生しなくなる。

○松本:
あ、 Xe-135 はですな。いわゆる今回損傷した溶けた燃料に存在しているまだ残っているウラン235とか、

○松本:
途中でできているプルトニウム239等の自発核分裂によるもの、それから精製物であるキュリウム244、といったものの自発核分裂による寄与があるので、こちらに関しては一定量出ているものだ。

こちらに関しては少し半減期が長いので、これがゼロになる状況は当面ない。従って私どもでは Xe-135 が1Bq/cm3に達していないということであれば、充分未臨界が確保されていると判断している。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。ヨウ素135の反応と混同していました。ありがとうございます。PRTRについて。環境省に聞くと事故後、避難区域内には中々人が入れないので、★人道的な理由でPRTR 平成22年度分の届けでは 入れるようになってから。

調査ができ次第で良い、という通知を出したというコタだったが、具体的にその通知はいつ頃出て、どのような文章だったのか。

後、PRTRの過去の届出を見ると福島第二は位置事業所分として届けら得れているが、福島第一は福島第一原発と最終処分所と2つの事業所分としての届出がされている。★それはなぜ、福島第二原発と福島第一原発で違う届出をされているのか?

環境省はそう言う細かいことについては問い合わせていないということだった。お答えできたらお願いしたい。最終処分場の意味も教えてほしい。

冒頭の頂いた回答の中でホウ酸やヒドラジンなどは法令による既製のものと運用されているということだが、中々事故後、運用される法律がなかなか無いもので、具体的にどの法律の運用の元に運用されているのか?

○松本:
先ず22年度分の報告が実態を環境省が勘案されて下さり、出来た所で奉告しなさいというところについてどういう指示が具体的についてきたかは確認させてくれ。

22年度分の出来てないことについては確認しているので、環境省の指示のもとなのか、あるいは私どもがお願いした上でのことだったのかについては確認する。2番目の質問の福島第一と最終処分場という、最終処分場が何を指しているのかわからないので、こちらも確認させてほしい。

3番目の質問だが、今回の福島第一の事故を想定して何か法律的な枠組み、立て付けが元々在るわけではないので、新しく作っているものについては原稿の法令に従い、基本的には対応している。

ただ、以前問題になったサンプリング水、分析水を福島第二に運ぶような、本来であれば国交省の方に例外規定を認めて欲しいという届出をすべきところであったが、そういった手続きができてなかったケースはあるが、基本的には現行法令に従ってやっている状況だ。

# INESレベル1の法令違反。とどのつまり犯罪。どうせ避難して住民いないんだからいいだろうと日常茶飯事に核種分析用の汚染サンプルを運んでいた東電。間近にいながら事故が起こるまで気が付かなかったのか、放置したのか現地の保安検査官。言葉の節々から (´∀`)ハンセイ ゼロ

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。特に現段階で化学物質はどの法律の元、運用されているかは現行法の元だけですね。

○松本:
そうですな。実態上、どうしても今の福島第一の状況から見て、適用すると法令違反になるケースになったら所管官庁とよく相談させて頂ければと思っている。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。

○フリー木野:
★経産省の消費者委員会の方で福島第一の5,6号機、福島第二の1,4号機について、将来を動かすことを前提に維持費として年間900億円(http://j.mp/M8RRC1)という話が出ていたと思うが、

前にも伺ったことがあるが、1Fの5,6号機と2Fについて、廃炉を現時点で決定しない理由は何処にあるのか?

○松本:
現時点ではまだ、福島第一の5,6号機、福島第二の4プラントについては、現場の調査、冷温停止の確実な維持ということに努めている段階であり、まだ発電所を廃炉にするかどうか、というところまで条件が整っていないと考えている。従って現時点では未定という形でさせて頂いている。

○フリー木野:
廃炉まで条件が整っていないというのは具体的にどういう条件?

○松本:
廃炉かどうかを判断するための条件、いわゆる試料、判断基準になる根拠等が揃っていないということである。

○フリー木野:
判断するための根拠は具体的にどういうことか?

○松本:
プラントの状態をよく調べた上手考えたいと思っている。

○フリー木野:
判断する根拠というのは具体的にどういう根拠なのか?

○松本:
従いましてプラント状況をよく調べてみないと、この発電所、各号機が今後、どのような復旧が必要なのか、廃炉が望ましいのか、という所はまだ判断つきかねるという状況だ。

○フリー木野:
ちょっと良くわからないが。よく調べるというのは使えるかどうかを調べないとまだわからないとうことか?

○松本:
被害の状況等をよく調べた上手判断すべきと思っている。

# 判断つきかねるって、結論決まってるのに平気な顔してよくそんなことが言えますね。感心感心。

○フリー木野:
現時点では御社としては5,6号機、2Fの4プラントについては再稼動の可能性がまだ残っていると。そういうことですか?

○松本:
イエ。未定という形で述べさせて頂いたとおりだ。

○寺澤:
宜しいでしょうか!!

○フリー木野:
★これが未定でそういう形で延ばされると、原価が上がって最終的に我々の電気料金に跳ね返ってくるんですけど。そういったことはあまり御社としては考慮されていないということか?

○松本:
今回の減価償却費という形で原価に算入しているが、私どもの福島第一の5,6号機、福島第二の再起動、廃炉に関しては現時点では未定という状況だ。

○フリー木野:
いつ頃目処に決められる予定か?

○松本:
今のところまだ決まってない。

○フリー木野:
決まらない中で、むやみに電気料金に原価を載せていくのが、非常に公益企業としてどうかと思うが。御社の今後の予算には全く踏まれていないのか?

○松本:
私どもとしては現時点に5月に認可を頂いた総合特別事業計画の中で、この辺の状況については記載したとおりだ。その後、今回の電気料金値上げに関して、それに基づいて原価評価をしたところになる。

○寺澤:
宜しいでしょうか!

○フリー木野:
確認だが今の時点でいつ頃それを決めるかはわからないということか?

○松本:
ハイ。ケッコウデス。

○フリー木野:
今日、保安院から追加の指示が保安規定のことに関して追加の指示が出ていると思うが、この中にマネジメントに関してもきちんとするようにと記載がある。

そのマネジメントの中の要因で保安院の方では資金的な部分というのも、きちんとマネジメントで管理しなさいと。要するに東電の方からどの程度お金が足りていて、というのが今ひとつわからないことというのが原因で、

資金的な面もマネジメントをきちんとしなさいということだが、現状で現場で必要なコストというのはどれぐらいかかっているものなのか?

○松本:
費用に関しては決算発表の際に説明したとおりだ。

○フリー木野:
内訳は?

○松本:
内訳は冷温停止に関わる費用等、それぞれ示したとおりだ。

○フリー木野:
個別の工程内容についての内訳は?

○松本:
契約に関わる個別のいくらかかっている部分に関しては契約に関わるので答えは控えさせて頂く。

○寺澤:
宜しいでしょうか!

○フリー木野:
前にも聞いたのでやめておくが、会社としての判断でそうなったのか?

○松本:
ハイケッコウ。

○フリー木野:
契約に関わる内容がわからない、先ほどの廃炉を決めないでズルズルと伸ばすことで原価を高く維持して、電気料金に上乗せすると。その経営方針というのも会社の判断ということか?

○松本:
私どもも決算発表、それから有価証券取引報告書等に関して、きちんとした評価、あるいは算定を行った上で公表している。従って総額、ある程度の内訳については話しているが、

契約に関わる事項に関しては先方のこともあるので、個別の契約については答えを控えているところだ。

○寺澤:
宜しいでしょうか?!

○フリー木野:
★それで実際に被害者、あるいは福島の被災者で東電の館内に非難されている方も入るんですけど。そういった方々にも、当然電気料金の上乗せが行くわけだが、理解は得られるとお考えか?

○松本:
私どもとしては丁寧に説明させて頂ければと思っている。

○フリー木野:
内容、内訳を言わないのは丁寧に説明されているということか。

○松本:
私どもとしては丁寧に説明させ値ただければと思っている。

○寺澤:
ハイっ!よろしいでしょうか。

# 原発維持コスト電気料金に上乗せ。原価は秘密ですが丁寧に説明します。廃炉は廃炉でそれ以上に廃炉費用を電気料金に上乗せさせて頂きますが。何か?

○ニコニコ七尾:
検証委員会について。確認だが検証委員会についても機能で解散ということでいいか?

○松本:
ハイケッコウ。

○ニコニコ七尾:
先ほど説明頂いた今回の委員と文書等のやり取りがないということは、これは東電と各委員の間で口頭のやり取りで終始したという理解で宜しいか?

○松本:
口頭というか、昨日の資料にあるとおり、何度か開催されており、その異委員会の場、あるいは個別の説明の場で頂いているものを反映した次第だ。

○ニコニコ七尾:
この検証委員会はどのようなタイミングで参加して仕事をされたのか?例えば事故調査委員会が毎回出席なのか、それとも何のタイミングで検証委員の方は出席されたのかということを伺いたいんだが。

○松本:
そういう意味では昨日配った資料(http://j.mp/Mvgbe4)の「はじめに」の4ページ目に委員会の開催状況を書いてある。基本的には社内のじk調査委員会が開かれて、そのあと、まあ、数日後に検証言い会が開かれるという形で、まあ、チェックアンドレビューをして頂いている状況だ。

○ニコニコ七尾:
回数というのは書かれていたか?

○松本:
福島事故調査者な委員会のほうが全部で8回。事故調査検証委員会が全部で6回になる。

○ニコニコ七尾:
★★これに謝礼というものはあったのか?例えば謝礼があったとして支払は一回の参加につきいくらなのか、それとも今回委員としてお願いした形での謝礼なのか?金額的なものも含めて。

○松本:
謝礼という形では社会通念上、必要と思われる金額についてはお支払いしているところだが、金額の具体的な内容については答えとしては控えさせて頂く。

# (まる子のナレーション風に)地域独占会社のいう「社会通念」って一体…

○ニコニコ七尾:
金額というのは東電の社内規程に基づいてということか、あるいは今回の事故調査という背景も含めた上で、それより高額という形の金額になるのか?

○松本:
この事故調査委員会だが、こちらは以前、私どものトラブル隠しがあった際に、品質保証会議という形で、元々第三者的な観点から私どもの品質保証活動の状況についてレビューをして頂く組織で、今回、新たに事故の検証もお願いした経緯なので。まあ、謝礼の支払い方がどうか、変わったのかについては確認する。

○ニコニコ七尾:
お願いする。議事録はとっていたのか?とっていたとしたら公開する考えはあるのかどうか。

○松本:
★各委員会の議事録はあるが、社内資料だし、その結果がこの報告書に反映されているので、議事録そのものを公開する予定はない。

○寺澤:
はいっ!それでは、はい… どうぞ。

○NPJ吉本おしどり:
タービン制御油にリン酸エステルを使っていたということで、総量としてどれぐらいの量を使われていたかは把握されているか?

○松本:
タービン制御油総量は、多分キロリットルのオーダーで使っている。いわゆる危険物の届出が必要な量なので、総量そのものは確認してみないとわからないが、各建屋にそれなりの量がある。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。九州電力ではリン酸トリスを2006年度に5,500kl 使っていたということだが、大体同程度ぐらいということか?それなりの量とはそれぐらい?

○松本:
そうだな。いわゆるタービンの出力により、多分、量はある程度比例するのではないかと思っているので、九州電力のプラントが多少大きいと思うが、そういう意味ではタービンが大きい分だけ、タービン制御油は多いとお思う。

○NPJ吉本おしどり:
わかりました。ありがとうございます。

○寺澤:
明日の作業予定。サリーは逆洗のため一時呈する予定。以上だ。それでは本日の会見は終了する。



~ 終了 18時44分

東電サイトを検索

政府・東電 統合会見議事録から検索

規制庁・経産省・文科省から検索