2012年6月15日金曜日

東電会見 2012.6.14(木)18:00 ~ 除線装置アレバから汚染水漏洩 推計3トン。クインス2による2号機建屋内の線量調査映像公開ほか。

東電会見 2012.6.14(木)18:00 ~

トラブル報告1件 単独で循環浄化運転していたアレバから水漏れ事故発生。洩れた量は推計3トン。水は4.8E+2Bq/cm3で建屋の堰に収まっており環境への流出はない説明。洩れた箇所は特定出来ていないが漏洩は止まった報告。

理由は縦16m、横42mのアレバ装置の敷地エリアを約3分確認して、水面に波が確認できないのが漏洩停止判断の理由。遠隔カメラで監視してるので問題ない説明。漏洩停止判断を疑問視する記者多数(保安院会見でも)

昨日実施されたクインス2による2号機建屋内の動画を公開。全部で約7分×12本。うち3本を上映。最高線量を記録した2号機原子炉ウェル上部を通過は11番映像に。異常な箇所は映ってなかったので翌日には公開できたとのこと。

福島第一敷地沖合15km上層の海水からプルトニウム239/240 8.9±2.3E-6Bq/L 検出、微量で事故由来か判断不可。柏崎の津波対策の工事の進捗状況と柏崎の WANOピュアレビュー結果資料配布。会見での説明はなし。

○プラント

○モニタリング・サンプリング

○写真・動画

○その他

○報道

○関連




■福島第一の状況

○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機までCS系、給水系つかって注水冷却中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。2号機格納容器の圧力は本日11時 9.5KPa。昨日から格納容器ガス管理システムでの排気風量調整を行なっているので低めに水位。

欄外。1~3号機とも本日格納容器ガス管理システムでの希ガスサンプリング評価を行なっている。それぞれの号機とも Xe-135 に関しては、臨海判定基準である1Bq/cm3を十分下回っている状況だ。2号機の分析結果については手元に1枚の表、参考まで。


[使用済み燃料プール]1~4号機とも循環冷却継続中。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機からの移送に関しては本日14時16分に建屋水位調整のため、一旦移送を中断。3号機は移送を継続実施中。6号機は本日10時から16時の間で 屋外仮設タンクへの移送を行なっている。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンに関してはポンプスキッドの追設工事が終わったので(汚染水)処理を行なっている。サリーに関しても高濃度汚染水処理を続けている。


除染装置からの水の漏えい状況 

★★アレバの除線装置だが、5月21日から循環運転を行なっているが、本日、漏水を確認したので状況について少し説明させてもらう。

# 少しだけな。

本日午前6時58分頃、流量バランス以上の警報が発生。協力企業の作業員、こちらは制御室で監視されている方だが、そちらの監視カメラで注視していた所、漏洩している疑いがあると判断したので、8時14分に循環運転を停止。

現場確認した所、12時20分に堰内の床面に水が広がっている事を確認。漏洩そのものはポンプ停止したので止まっている。漏洩した水に関しては席の中にとどまっている状況だ。

洩れた水の分析結果は記載のとおりであり、セシウムでいうと10EL+2Bq/cm3濃度だ。地図等を含めて現場の様子を別の資料があるので、こちらを見るんだ。

除線装置からの水の漏洩状況ということでA4横の資料になる。http://j.mp/KIv6Bj 1枚目がこの除線装置を置いてある装置の概略寸法だが、縦16m、横42mのエリアにこの除線装置を設置している。

こういったタンク類があるが、この緑色の点線の班員が席という形で万一漏洩した際、この範囲に留める状況だ。溜まっている水は深さ毎にエリア分けしている。オレンジのハッチングのところが2cm程度。

真ん中のピンク色が深さ1cm程度。右端の青いハッチングをかけてあるところが0.5cm程度で、トータル漏えい量として約3m3/h。現場の様子を写真にとったものが裏面。この地図でいう写真の1番、2番、3番の図示の所と比較してくれ。

①と②は制御室の監視カメラから見た映像の切り取り画像。制御室全体を①が大きく捉えている。②がズームをした所。この辺りをズームインしてみている。大きく見るとこちらの当たり、水面があり、照明が照り返している状況だったので、水が溜まっていると判断した次第だ。

現場に赴いて③のところが①枚目でいうと③の写真、右側の所で撮影したものだが、床面に0.5cm程度の深さの水溜まりがあった状況だ。運転の概要については3ページ目に模式図。

入口の所と出口の所から水を吸い上げて単独循環運転をしている状況だ。なお、漏えい量、核種分析等は進んでいるが、現在のところ、漏洩箇所の特定までは至っていない。ただ、左側のほうが水深が深い状況なので、左側の方で漏洩が発生したものと推定。本件に関しては以上だ。

# もう汚染水漏れの報告はこの程度の扱いに… メール連絡もない。( ゚д゚)

[その他]その他の工事状況は特に大きな追加工事等はない。


2号機の原子炉建屋内のクインス2による建屋内点検調査状況

昨日実施した★★2号機の原子炉建屋内のクインス2による建屋内点検調査状況の動画が出来たので説明させて頂く。(http://j.mp/L6Wm0Y)

# 動画ができました。作るという感覚。

ファイルが多くある。全部で12個のファイルで提供している。それぞれ7分程度あるので、紹介はその中の3本を選んで報告させていただく。ファイル名で5番あるのでそちらから説明する。


(映像解説)こちらは原子炉建屋5階一番上の所に階段を登ってきて上に上がってきたところだ。早送りして見て頂くが、正面の映像がちょうど階段を上っているところだ。

丁度5階に到達して、ここから手元にあるこの資料(http://j.mp/L6Wm0Y)で言う所の赤い線にそってクインス2が進行している状況だ。正面、画像にブローアウトパネルが開いているので、そこから外光が入ってきているので非常に明るい状況だ。

(映像説明)2号機は当時、天井クレーンの点検をしていたので、作業用のこういった着替え場所がある。そこで装備、C服、B服の着替えと、後長靴の履き替えを行なっている。そこの私どもがチェンジング・プレイスといっているが、

そこの所の衣類とか、長靴を乗り越えて、ウェルの西側を南側に進行しているところだ。これが原子炉建屋5階に上がってきたところであり、次に紹介するのが7番のファイル名が付いているものだが(http://j.mp/KIu2NW)

★使用済燃料プールのほぼ真西のところを進行しており、途中、5分過ぎにプールの方をのぞき込んでいる。プールの中をよく観察した状況だ。… 燃料交換機のレール沿いに南の方に進行しており … この正面画像でいうと左側が使用済燃料プールになる。

向きを左側。方角でいうと東のほうに向きなおして、正面に見えているのが、ここがプールの映像だ。特に中が見れたというわけではないが、なにか大きな物が飛び込んでいるとか、特にプール水面上、異状があったことは観察されていない。

# 見られては困るような以上は観察されていなかった。

で、7番のファイルは以上だ。それから3本目。11番(http://j.mp/KIutI0)のファイルを紹介する。★★11番はこの原子炉ウェルの真上を進行しているファイルだ。最高線量は880mSv/hを観測したところだ。

既に左上の所に500前後の数字が出ているが、あそこがつけている線量計の数字だ。ほぼ原子炉ウェルの真上の当たりを今進行している状況だ。線量としては800mSv/h前後の値を示している。こちらが最も東側の所まで行った所で、ここから折り返している。

で、これから再度チェンジング・プレイスの所に向かって5階のフロアを降りていくというのが、この後ろの画像等で編集されている。以上、12本のうち、特徴的な3本を紹介した。

手元には昨日、調査したルート図と、それぞれ代表的な所で測定された線量を示している。(http://j.mp/KIwYKo)青い字が2月27日までに測定した線量。今回、赤い字がルートとその時に観測された線量だ。

1ページ目が5階の調査結果。2ページ目が3階、3ページ目が4階という事で、こちらはファイル番号でいうと5番よりも前のファイル名の所に、こちらに映像が入っている。

なお、1番のファイル(http://j.mp/KIxxE7)には2ページ目で言うこちら、可燃性ガス濃度制御系という装置が四角い絵であるが、★その隣に不具合で止まっているクインス1号機がこちらの所で以前止まっているところが映っている。

# 放置されているクインスたんは1番の映像に。(´・ω・`)

また、3階、4階を点検したが大きな損傷等はみられていなかった。昨日の点検結果は以上だ。


それでは使用料の説明に戻るが、もう一つサンプリング結果が出ているが、こちらは南放水口での日々実施しているサンプリング結果だ。(http://j.mp/L6WE81)本日の測定結果ではセシウム134/137、全βに関しては検出限界未満という状況だ。

それから合わせて柏崎の状況だ。本日、柏崎の方では定例の所長会見があり、(http://j.mp/L6Wkq7)その際に配布した柏崎の津波対策の工事の進捗状況。それから柏崎の方で受験した WANO のピュアレビューの結果ということで参考配布している。

最後になるが、環境モニタリングのデータについては既にHPで公表しているが、本日の測定結果、海水の中でプルトニウムの分析結果。福島第一敷地沖合15km上層 5月18日さんプリング結果。(http://j.mp/KIzws1)

Pu-239とPu-240の合計値で 8.9±2.3E-6Bq/L で僅かだがプルトニウムが検出。これまで事故前から測定している過去の測定値の範囲内。事故の由来かどうかについては判断できない状況だ。本実私からは以上だ。



■質疑

○NHK後藤:
2号機の調査目的と昨日の会見でも大きな損傷等もみられなかったということだが、改めて映像見て細かい所でここがよく分かるという所、映像見ても良く特徴わからない所とか、その辺について聞きたい。

○松本:
全体の印象という意味ではこれまでも3階、5階のところは行っているが、大きな損傷等がみられていないことについては、改めて再確認できたと思っている。

また、4階のフロアについても今回はじめて行ったが、3階と同様、特に異常等はみられていない。また、線量測定結果も手元資料(http://j.mp/KIwYKo)をみると、多少の差はあるが、前回測定されている値と、特に異常が大きい所は見られていない。

今回は初めて行った原子炉建屋の真上に関しては、やはり、880とか、その他の箇所でも400を超えている状況なので、この辺りはかなり汚染程度が大きのではないかと推定している。

理由としては2号機、水素爆発が起こっていないが、いわゆる放射性物質が漏洩してくるルートの一つではないかと考えている。

○共同佐分利:
今の原子炉建屋の上の線量の値だが 1号機と3号機はわかっているのか?これまでの放射性物質の放出量測定で2号機からの放出量がかなり大きかったことがわかっていると思うが、それを踏まえてその数字的に何か他の号機と比べられる事があるのかどうか?

○松本:
1号機と3号機についてはこちらはいわゆるウェルの直上部という意味では、こういった形での測定間はまだ行われていない。1号機はほぼ、原子炉建屋の天井部分がそのまま5階の床面に落ちたような形になっているので、まだ4階フロアそのものにアクセスできていない状況だ。

また、3号機も爆発があったので、瓦礫等が多数あり、いわゆる5階フロアそのものにいけていない状況だ。ただ、以前クローラクレーンとか、

○松本:
建屋カバーを設置してウェル直上部でのダストサンプリング等形で流行っているが、そこは外気の影響とか、風等の影響を受けているので、あまりこの値と比較できるものではないと思っている。

それからこの値の評価だが、880μSv/h、あるいは400μSv/h以上の値が観測されているこの数字自体に何か今のところ評価結果があるわけではないが、やはり、放射性物質がかなりこのルートを通って建屋から放出されたのではないかとは考えている。

(お絵かきタイム18:20~)実際圧力容器があり、その上に格納容器の上蓋が付いている。このエリアは原子炉ウェルと呼んでいるが、その格納容器の上にはウェルカバーという形で、コンクリート製のブロックのような蓋が付いている。

厚さが2mほどあるが。正確に描くとこういった階段のようになっており、3ブロックか、4ブロックに分けた形で、同じようにウェルを跨ぐような形でカバーをしている。

当然、今回問題になったこういう格納容器のフランジ部とか、そういった所から漏洩が発生すると、こういった隙間を通じて環境中に流出したルートとしては考えられるのではないかと思っている。

ただ、繰り返しになるが、そのルートの結果として400なのか880なのかの数字の評価まではまだできてない。

○ニコニコ七尾:
今と関連してだが、今話しのあった放出源ルートだが、今後、どうやって特定して行かれるのか。具体的な手立てがあるのか?

○松本:
まだ具体的な放出ルートに関しては、具体的な手立てはない。漏洩するルートとしては、こういった格納容器のフランジ部とか、貫通孔のシール部分というところが高温、高圧にさらされたことで劣化してルートとしてあると思っているが、

具体的にはそうった貫通孔を最終的には1つずつ調べていかないと、多分どこから多かったということはわからないと思う。ただし、現時点では建屋内部に入ること自身も非常に難しい状況なので、今のところはまだ特定する計画は今のところ無い。

○ニコニコ七尾:
それは割と今後の見通しとしては期間を要するものなのか?

○松本:
そうだな。期間的にはかなり時間を要すると思う。当然、そういった貫通孔を調べるにあたっても線量の問題もあるし、調べ方も考えないといけないので時間を要すると思う。

○ニコニコ七尾:
大体どれぐらいか?年単位というかんじか?

○松本:
そうだな。年単位のオーダーで時間としては必要だろうと思う。

○ニコニコ七尾:
使用済燃料プールの映像だが、あれはもう少し近づいてみようということを考えなかったのか?今回の調査のコンセプトとしてはそこまで行かないという事か?

○松本:
はい。クインスのカメラをもう少し乗り出すというか、水面に近づけて中を覗き込むようにしないと内部の確認は難しいと思う。逆に正確にプールの様子を確認することであれば、3,4号機で実施したような水中カメラを下ろす必要があるかと思う。

○ニコニコ七尾:
今回は全体の雰囲気というか、様子を見た?

○松本:
そうですな。

○ニコニコ七尾:
クインス2の音声が入っていない理由は?

○松本:
確か音声は撮れないのではなかったと思うが。ちょっと確認させてくれ。

○ニコニコ七尾:
仮にクインスそのものにそういった機能が無いとうことであれば、クインス自体はしょうがないが、例えばせっかくの調査で音の情報というのは重要だと思うので。例えばクインス自体に録音機器を搭載するとか、

○ニコニコ七尾:
そういったことも検討できるのかなと思ったので。確認してくれ。

○松本:
ハイ。

○ニコニコ七尾:
ありがとうございます。

○テレ朝松井:
この2号機の5階原子炉ウェルの厚さが2mわかったが、これは円として直径は10mぐらいか?

○松本:
11mだ。

○テレ朝松井:
今、評価はまだといったが、この11mの円盤状の中心部分が一応、見かけ上880μSv/hと高くて、★エッジの部分はそれぞれ400とか500という数字。

それで本来だと、この丸い円盤自体は基本的に損傷がない、中心部分に穴が開いている訳ではなくて本来なら淵の部分から出ると考えたら、エッジの部分が高くてセンターが低いと思うがその辺りはどうか?

○松本:
そうだな。いわゆるウェルカバーはなにか穴が開いているわけではなく、上から見るとこういう3つに分割されていて、それをこういった形で、まあ、階段上の所に、まあ、あるいみ引っ掛けている状況だから、まあ、漏れるルートをとしては、こういう隙間とか、円周上という形になる。

ただ今回測定したのはクインスに積んでいる線量計で測定しているので、床面そのものをある意味、舐めるように測定したわけではないから、少し周りの影響等を受けて真ん中のほうが若干高くなったのかな、という感じではある。

もう少し床面をスレスレで線上に走るとうことであれば、放射性物質が付着しているような所の影響はあろうかと思う。後は、全体の状況という意味では、そういった線量計をクインスに搭載しての状況なので、

床面に付着しているものの他、もやもやっと出た際に、天井とか、周りの手すり等にくっついているものの影響も受けていると思うので、少し真ん中が高いということが、何か、真ん中に穴があるとか、何かそういったことを意味しているわけではないと思う。

○テレ朝松井:
わかりました。この除線装置からの水の漏洩状況と見取り図があるが、この場所自体が閾値のどの場所か、よくわからないが。

○松本:
失礼した。(お絵かきタイム 18時29分)これは上が海側、東側で、下が西側、山側になる。ここが4号機でその南に集中廃棄物処理建屋一連がある。

で、プロセス主建屋と雑固体廃棄物減容処理建屋が主に水処理しているが、キュリオンとサリーはこちらとこちら。アレバの除線装置はプロセス主建屋の南側の所に設置している。

○テレ朝松井:
この上の紙の位置がよくわからなかったが。

○松本:
こういう状況だ。ですから、近衛でいうと、上側が東。こうみると上側が北で右手が東なので、こういうふうな形。

○テレ朝松井:
わかりました。これはフロアとしては?

○松本:
1階だ。

○テレ朝松井:
わかりました。

# 文字では意味がわからないので映像見てください。

○読売船越:
アレバの水漏れについて。警報の流量バランス異常とはどういう警報か?

○松本:
一番最後のページにアレバの模擬系統図があるが、アレバの除線装置はいくつかのタンク分が並んだような形になっている。従ってタンクごとに入ってくる水の量と、(http://j.mp/KIv6Bj )

出ていく水の量がバランスしないとタンク水位が一定に保てないので、廃液受けタンク、一番左側にある廃液タンクに入ってくる水の量と廃液貯留タンクから出ていく水の量、それから処理水受けタンクから出ていく水の量のバランスを判断している警報名だ。

従ってこのバランスが崩れるとなにか水位に異常があるとか、どこからか水が漏れいて、バランスが漏れてますよ、という事前の警報になる。ただ、今回の漏洩とこの刑法の因果関係は、あだ明確に解明できているわけではない。

○読売船越:
入る量と出る量が違ったので警報がなったと?

○松本:
まあ、簡単にいうとそういうことだ。

○読売船越:
漏洩が止まっているということだが、ポンプが停止したからといったが、確認したのか?何時間後に見たけど変わってなかったとか。

○松本:
はい。8時14分にあればの除線装置そのものは停止しており、その後、現場確認に行っている。最終的に現場確認が終わったのが、午後0時20分に現場確認が終わり、その際には漏洩が止まっている報告を受けている。

○読売船越:
増えてなかったということか?

○松本:
はい。

○読売船越:
最後の濃度の話だが、もうちょっと詳しく教えてほしい。凝集沈殿装置の系統水と推定というのは具体的に何処にあると?

○松本:
いわゆるこのルートの中を流れている水であり、こちらセシウム吸着装置の方から流れてきて、水としては循環しているので、入ってくる水の量としてはセシウム吸着装置でとったあとの10E+3とか10E+4Bq/cm3程度の水がある。

それを循環しながら配管内の汚れ等を取る運転をしていたので、この程度の水の漏洩であれば、中に入っていた水だろうと推定した次第だ。

○読売船越:
入口と出口があってどちらに近い濃度なのか?

○松本:
循環運転中なので、濃度としてはほぼ中身は一定だ。高濃度汚染水を処理していた状況だと、当然、廃液受けタンクの方が濃くて、出口で沈殿、沈殿をやったあと、出口に出てくる水は10E+0Bq/cm3 レベルの水まで下がってくるのが通常の運転中だが、今回はぐるぐる回しをしていたので、能動の変化としては一定だ。

○読売船越:
どこからというのは、入口に近いか、出口に近いかは全く今のところわからないと?

# (゚∀゚)!! グルグルマワシ

○松本:
そうだな。そのかわりだが、左側のほうが水深が深い状況なので、左がわの方の可能性が高いだろうと思っている。

○読売船越:
確認で、あわせて4.8E+2Bq/cm3は入口の段階からこの程度の濃度だったと?

# よくわからない。水深が深いとそこから?表面張力?エリア全体に全体に水が溜まってるなら単に地形の問題じゃないの??その代わりって、、

○松本:
そうだな。すいません。この資料(http://j.mp/KIv6Bj)は一回訂正させてほしい。この赤い色の所の漏水範囲は深さ2cmと書いてあるが、深さ1cmの間違いだ失礼した。これで計算すると3トンになる。失礼した。

○フリー木野:
漏洩が止まった確認だが、水が入ったかどうか、増えているかどうか確認したというのは、入った所の入口のところか?漏洩0.5cmと書いてある。

○松本:
ん??

○フリー木野:
この付近で確認したということか?

○松本:
ひと通り見て、推進等の調査を行った次第だ。

○フリー木野:
★ひと通り見てというのは建屋の中をひと通り歩いて全部見ているということか?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
水深が変わっていないのは何時から何時まで確認したということなのか?

# プロセス主建屋に抜けて行かないの?そのまま?修理するために特定するには、また起動してどこから漏れてるか確認するの?

○松本:
確認させてくれ。

○フリー木野:
★漏洩箇所が特定できてなくて、漏れていたのが止まったという説明がよくわからない。実際に赤い所も1cmだとすると、全体の深さが1cm程度しかない所で増えているか増えてないかというのが、目視でわかるものなのかわからないが。

○松本:
そうですな。漏洩箇所はまだ特定されていないが、そもそも8時14分に循環するポンプを停止して循環するものがなくなっている事と、もうひとつは水面上を見た限り、水面に波打ち、あるいは波のようなものが見えなかったので漏洩が止まっていると考えている次第だ。

○フリー木野:
取り敢えずは目視であまり水面に波が見えていない、さざなみが立っていない、そう言う範囲か?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
わかりました。それで確実に止まって判断していいものなのか?

○松本:
引き続きITV(遠隔監視カメラ)で監視を続けたい。

○フリー木野:
濃度だが、教えて頂いた数字がガンマ各種だけか?

○松本:
γ核種の総濃度とセシウム134/137の濃度だ。

○フリー木野:
全βは?

○松本:
全βは測定していない。いわゆる処理水の状況なので、入口の濃度とほぼ同程度のベータがあると思っている。

○フリー木野:
入口の濃度というのは、一ヶ月おきぐらいに発表されているあの?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
わかりました。水の表面線量は計っているか?

○松本:
★表面線量は装置入口の低い所で水面で0.75mSv/hだそうだ。バックグラウンドで0.65mSv/hなので少し高い状況だ。

○フリー木野:
装置入口というのは?

○松本:
この出入口の所のこのエリアで水面があたった。

○フリー木野:
青い?

○松本:
そうだな。

○フリー木野:
その奥では計ってないのか?

○松本:
いわゆる線量そのものが非常に高く、このエリアは50mSv/hあるので、入口の所で水面の測定を行なっている。

○フリー木野:
50mSv/hというのは、この建屋全体が50mSv/h位あるということか?

○松本:
そうだな。? ~ キキトレズ ~ ?内の平均的な空間線量という意味では50mSv/h程度だと聞いている。

○フリー木野:
確認に入った方の被曝量はどれぐらいだったのか?

○松本:
★γ線の被ばく線量は2.5mSv。βが0.1mSv だそうだ。

○フリー木野:
そうすると中にいた時間は数分ぐらい?

○松本:
そうだな。50mSv/hで 2.5mSv になると、3分とか、数分だと思う。

○フリー木野:
そうすると水の量が増えてないという意味では、数分で増えているかどうか確認できないと思うので。なぜそれを止まったという理由にされるのかが、やっぱりよくわからないが。

○松本:
あのう、ポンプが止まっているし、水面に波打っているところもないし、後は引き続き遠隔監視のカメラで見ている。今のところ、漏洩が継続しているとは見ていないが。

# いや、ポンプは装置内でループさせるためのポンプでしょ。外部から水を引き込んでるわけじゃないでしょ。ポンプを停止しても装置内にある水が外に漏れ出すことがあるでしょ。アレバ装置内にどれだけの水があると考えてるのか。説明聞いてもさっぱりわからない。

○松本:
そうい意味では念入りに監視を続けたいと思っている。

○寺澤:
宜しいか?

# 仮にアレバ装置内のループしている水が全量、外に抜け出たとして、堰内で十分受け止められる量なのかな。

○フリーきよの:
お久しぶりだ。除線装置の漏洩だが、漏洩箇所が特定できないということは、修理されるまでこのシステム自体は稼働しないということですよね。そうなると今後、どんどん発生してくる汚染水はその間どう処理するのか?

○松本:
ハイ。アレバの除線装置は昨年から運用は停止しており、キュリオンとサリーというセシウム吸着等の方で高濃度汚染水の処理を継続実施中だ。

○フリーきよの:
じゃあ、これは問題ない?

○松本:
当面止まっていても、修理が完了するまで使えない状況だが、今すぐ、これが使えないことで汚染水の処理が止まるわけではない。

○フリーきよの:
わかりました。3号機の建屋付近に10Svを超える瓦礫があったと記憶しているが、その後、がれきはどのような処理になっているか?

○松本:
3号機の?

○フリーきよの:
2号機と3号機の間ぐらいだったかもしれないが。

○松本:
ん?アレ イチゴウジャナイ あの、10Svを超えた線量を屋外で確認しているのは、1,2号機の主排気筒の根本ではなかったかと思うが。そこは現在も隔離というか、立ち居入禁止措置を講じている。

○フリーきよの:
それはどうにも処置できないものか?

○松本:
今のところは作業上支障があるエリアでは兄ので、現在のところは処置をしないことで考えている。

○フリーきよの:
わかりました。

○フリーきよの:
次の質問だ。この会見で何度か松本さんもお応えいただいたが、東日本大震災と同じレベルの地震が来たプラント、及び原子炉は耐えうるということは、震度6強でも大丈夫という話だったが、それでは、震度6強を超えた震度7がきた場合に、

○フリーきよの:
プラント、原子炉、仮設の設備、ホース、そういった物はどうなるのか?

○松本:
何処まで限界があるかについては、私どももきちんと評価できてるわけではないが、いわゆる、今回の東北地方、太平洋沖地震同等の地震ということで、基準値振動で改めて解析しなおしているが、それでも十分の1以上の許容値に対する余裕があるので、ある程度、これより大きい地震が来ても耐えられるのではないかと思っている。

○フリーきよの:
震度7以上が来ても大丈夫だということか?

○松本:
あの、震度7というのは、最高震度であり、震度7以上が何処まで大きくても震度7だ。従っていわゆる限界を私どもは見ているわけではないので、7が来ても大丈夫ということに対してはお答えしかねるが、

いわゆる今回、おこった地震に対して、どれぐらいの余裕が有るか、当事であれば、10倍以上の余裕が有るというのが現在の建屋の強度だ。

○フリーきよの:
それでは具体的に聞きたいが、今後、完全廃炉まで30年、40年掛かると思うが、その間に巨大地震が来ないとは誰にも言えないと思う。

むしろ地震の活動期なので、来る可能性が高いのではないかと思っているが、その時、実際に地震が起こった時、原子炉がどういう状態になるのか、物理的にどうなるのか教えて頂きたいが。

○松本:
物理的にどうなるかという意味で申し上げると、今のところ原子炉の注水を継続して冷却を続けていく必要があろうかと思っているが、そちらに関してもバックアップシステムとも2重、3重に組んでいるのので、注水が万一途切れたとしても2時間程度で注水が復旧できると思っている。

○フリーきよの:
地震の影響で仮設ホースとかも沢山、何十kmも繋いだものもあると思うし、そういうものが途切れて注水が止まった場合にも本当にすぐに復旧できるのか?

○松本:
ハイ。そういったホースが切れた場合に備えて、ホースの予備も発電所に保管しているし、ポンプ類に関しても設置ができている状況だ。

また、いわゆる今回の常用高台ポンプ等に関しては、車載型ということでトラックの荷台に載っている状況なので。いわゆる地面が多少揺れてもポンプ自身が壊れる可能性は小さいと思っている。

○フリーきよの:
建屋も大丈夫なのか?

○松本:
建屋という意味では先程の答えの繰り返しになるが、現在のところ、同じ東北地方太平洋沖地震程度の地震が起こったとしても、建屋な何か崩壊することはないと思っている。

○寺澤:
宜しいでしょうか?

○フリーきよの:
★事故発災当時のテレビ会議映像の件だが、社内資料なのでこれは公表しないとNANDも仰っている。実施、電気料金値上げになるし、国費も投入されている。

これは国有の資料なのではないかと思う。それでこれだけ沢山の記者、及び視聴者からビデオを見せて欲しいという要望がある中、なぜ、見せて頂けないのかという点が、どうも納得行かないので。皆さんが納得できるような答えを聞かせてほしい。

○松本:
ハイ。私どもとしてはテレビ会議の映像に関してはあくまで社内資料の一つであり、私どもこういったテレビ会議の資料とか、社内メモ、関係者へのインタビュー等を通じて、事故の経緯等については、最終的な報告書的な形でまとめて皆さまに報告する予定だ。

○フリーきよの:
★社内資料という言い訳がもう通じないのではないかと申し上げている。社内でまとめて後で報告するといっても、その証拠を私たちは見ていない。社内事故調でまとめられたもの、私達は一切証拠を見せられないまま、納得しなければいけないという状況は、

★これだけの大事故が起こって私たちは知る権利がある。私も被害者です。その要求として、当然の要求をしていると思うが。東京電力には開示する義務があると思っている。

○松本:
私どもとしては繰り返しになるが社内資料の一部なので、現在のところ公表する予定はないが、国会事故調や、政府事故調が調査の過程で見る意味では協力させて頂いているところだ。

○フリーきよの:
松本さんもそろそろ違う言い訳を考えたほうがいいと思いますよ。

○寺澤:
宜しいでしょうか?

# 世間に東電の姿勢を晒すには十分です。

○フリー木野:
アレバは循環で回すのに二次反応槽とディスクフィルターをバイパスしているが、何か理由はあるのか? 二次反応槽とアクチフロー層、超高速凝縮沈殿装置とそれから、

○松本:
はいはい。左側の二次反応槽とアクチフローと書いてあるところだが、http://j.mp/KIv6Bj こちらはアレバの運用に関しては一次、二次という形で以前使っていたが、いわゆる廃スラッジの発生量を抑制する観点から、一次だけの処理だけでも十分ではないかと検討を進めている。

従って現在、排気物というか、この準環状化運転の際には、この一次反応槽を中心とした循環運転をやっている。

○フリー木野:
そうするとこの二次反応槽とアクチフローの所は特に線量が高くないということになるのか?

○松本:
いえ、線量はそのまま入っているものは以前のものが入っているので。線量が以前のまま高い状態が続いている。

○フリー木野:
ここは循環させて線量を落とす必要というのは、汚染を落とす必要はあまりないのか?

○松本:
今のところ将来使う予定として最初の前段のところを将来使う予定として考えているので、今のところは一次反応槽を中心とした順環浄化運転だ。

○フリー木野:
今の循環浄化の目的だが、建屋全体の線量が高くてメンテナンスに支障をきたしている話を 耳にしたことがあるが、この図でいうと特にバイパスさせないで、全体をきちんと落としていったほうが、建屋の中の線量が落ちてメンテナンスがしやすいのではないかと思うが。その中でなぜここだけバイパスさせることになっているのか?

○松本:
繰り返しになるが、まだ2次系に関しては将来使う予定がないということで、一次系の中心に循環浄化運転を続けている。

○フリー木野:
使うとか使わないではなく、目的の一つとして建屋内の線量が高いのを落とす目的があると思うが。要するにアレバの装置全体の線量が高くなってしまっているので、樹冠運転させて線量を落としていると思うが。

それであれば二次とアクチフローをバイパスさせる必要はないと思うが。将来使うか使わないかという理由だけでは無いと思うが。この循環運転の目的は。

○松本:
まあ、配管内の洗浄を目的として中に付着しているスラッジ等を綺麗に除けば空間線量、配管内の線量が下がるということで、使用する予定のある一次系を中心に循環運転を続けているという状況だ。

○フリー木野:
ここに二次反応層とアクチフローの所で線量が高いと、周辺部分含めて線量が非常に高いままになるので落とせばいいと思うが、バイパス理由は使わないからなのか?

○松本:
ソウデス。

○フリー木野:
この線量は高いままで問題無いということか?

○松本:
そうですな。高いままで問題無いと言うよりも、今後、ずっと待機状態が続いているので、こういった洗浄運転とか、以前実施していた間欠運転等を通じて、いつでも使えるような準備をしておくという状況だ。

○フリー木野:
線量が高いと作業員がメンテナンスの際に非常に被曝量が多くなると思うが、それは問題ないということか?この部分に関しては。

○松本:
イエ、作業員の被ばく低減に関しては必要な課題だと思っているので、作業を実際にする際には線量計画をきちんと立てて、作業手順を踏んだ上で作業を実際に行うことになる。それの事前準備ということで出来る範囲で循環浄化運転等を実施しているところだ。

○フリー木野:
この部分の配管に何か問題でもあるのか?

○松本:
あっ、ww そういう意味では、問題があるというのは、この一枚目の所に書いているとおり、アクチフローのポンプは今のところまだ故障しているので、そういう意味ではまだ回せないといういう状況ではある。

○寺澤:
宜しいでしょうか?

○フリー木野:
バイパスさせているのは動かせないのでバイパスさせているという事で良いか?

○松本:
そうだな。動かせてないのもあるし、今のところ1段で重要な除線効果があるものと今検討進めている段階だ。

○フリー木野:
わかりました。今回の漏洩場所の特定だが、スケジュールとしてはどれぐらいかかりそうか出ているか?

○松本:
出ていない。ITV等で監視しながら漏洩の継続があるかどうかは確認しているが、線量の高いエリアなので、調査をするにしても計画的に実施したいと思っている。

○フリー木野:
わかりました。そうするとそれまではこの循環運転は当然できないということになるのか?

○松本:
ソウデス。

○フリー木野:
これから先、元々循環運転の一つとして、いつでもアレバを使えるようにというのは、梅雨時の雨等含めて処理量が多くなった時にサブの部分だったと思うが。そうすると予備の部分がなくなってしまうこと、当面使えないことになると思うが。影響はどのように考えているか。

○松本:
サブの部分ではあるが、現在、サリー単独でも日量1200トン/日の処理量をもっている。キュリオンもポンプスキッドの修理が終わったので、使える状況だから、まあ、サブといってもサリー、キュリオン、アレバといったバックアップのバックアップという状況だ。

また、建屋水位もOP3mの所でコントロールしているし、後、プロセス主建屋、雑固体廃棄物減容処理建屋の方も受け入れ可能な状況が続いているので、万一一時的な雑炊があったとしても貯蔵、それから処理可能と思っている。

○フリー木野:
★2号機の建屋内の線量測定だが、先程も質問あったと思うが、ウェルの直上部のところが高くて、ここでポイントとして3点を783と880と829の数字が出ているが、この3つの数字というのは何を基準にして数字を出されているのか?

○松本:
(http://j.mp/KIwYKo)ポイントと位置が判明した所の画像から読み取ったものであり、連続的な値が知りたい場合は画像(映像)を見ると線量率は出ている。

○フリー木野:
連続して計っている中で、なぜ、この3箇所の部分だったのかと言う理由は?

○松本:
506mSv/h から折り返した所で530が一番東側に行っている。その中央ということで829を書いている。それから880に関しては最高を観測したということで記載した。それから783も曲がり角だったので、図上書いた次第だ。

○フリー木野:
わかりました。

○寺澤:
宜しいか?はい。

○電気新聞もり:
今週の16日の土曜日で冷温停止状態線源から半年の節目を迎えると思うが、6ヶ月間振り返って廃炉に向けて進展した部分とか今後の当面の課題と感じている部分を改めて簡単で構わないので総括して頂けないか?

# ないよ。そんなの。政府が決めたスケジュールありきのイベントなのに。あの1週間前、保安院と東電の1日交互に指示書、評価OKのあからさまな安全評価のくり返し。

○松本:
はい。先ず大きく分けて2点申し上げたい。1点目は冷温停止状態の確実な維持ということで、引き続き原子炉への注水、循環注水冷却ということで高濃度汚染水処理等を着実に実施してきた。或いはこれからもしていきたいと思っている。

ただ、2月には凍結防止対策が十分でなく、一部水が漏洩したこととか、後、淡水化装置から出た水が、海に流出してしまったこともあったので、もう少しそういった所の対策はきちんと取って行きたいと思っている。

2点目の廃止措置に向けてという活動だが、こちらもいわゆる建屋内の特に2号機を中心とした地下一階の調査等も進んでいるので、引き続き、こういった原盤状態がどうなっているかを着実に確認していきたいと思っている。

また、8月下旬には1号機の格納容器の中の内視鏡調査等も始まるので、そういった所を実施していきたいと思っている。

○フリー南:
★先週伺ったことの中で、原子力情報コーナーの中の工事計画認可申請書の開示状況についてだが、これについてわかったことはあるか?

○松本:
モクロクガ ちょっと確認させてくれ。

○フリー南:
わかりました。以上です。

○フリー伊藤:
中間安全確保の考え方、地下水の流入についてだが、中間安全確保の考え方によると1日平均1000m3が入ってきているということだが、それは敷地全体に対してということなのか?何処に対しての地下水流入がということなのか?

○松本:
1000?

○フリー伊藤:
1日平均1000m3 …

○松本:
えっと、中期的安全確保の考え方の施設運営計画でござるか?

○フリー伊藤:
中期的安全確保の考え方です。それかその資料でなくても地下水の流入が何処に対していくらかという事を知りたい。

○松本:
★ハイ。地下水の流入量に関しては、現在、タービン建屋に入ってきている建屋の水位の観測記録から元に観測しているが、日平均で大体200~400トンというところが私どもが今、考えている地下水の流入量だ。

○フリー伊藤:
そうすると1号機から6号機までのタービン建屋、

○松本:
1~4号機だ。

○フリー伊藤:
4号機まで足してということで?

○松本:
はいそうです。

○フリー伊藤:
ありがとうございます。

○ニコニコ七尾:
★別件で。全交流電源喪失事象検討ワーキンググループ関係資料のHP掲載について、東電の方を含めた個人情報が流れたということで、原子力安全委員会が陳謝した件の事だが良いか?

○松本:
ハイ。

○ニコニコ七尾:
★原子力安全委員会が陳謝した以前のことを伺いたいが、本日の東京新聞の記事で当初、公開にあたって東電は黒塗りを要求していないとの見解を明らかにしたという部分の記事があるが(http://j.mp/LHU7Ch)

★この要求していないという発言されたその理由について伺いたい。記事によると広報担当の方が安全委員会側に送ったメールには、私どもからお願いすべきものではないが、と前置きがあるので、要求に当たらないという説明をされたということだが、これがその理由ということで良いか?

○松本:
ちょっと東京新聞とのやり取りに関してはまだ、私は分かりかねるので、ちょっと確認させてくれ。

○ニコニコ七尾:
寺澤さんもわからない?

○寺澤:
すいません。わたしもそういう意味で私も細かい事は…

○ニコニコ七尾:
そうするとこの広報はまた別の関係の方になるのか?

○寺澤:
何れにしてもちょっと確認させて頂きたい。

○ニコニコ七尾:
わかりました。そうしたら、原子力安全委員会のHPに掲載されている公開資料(http://j.mp/MREojt )についてはご覧になっているか?

○松本:
見ていない。

○ニコニコ七尾:
ああ、じゃあ、別件ですね。わかりました。じゃあまた。

○フリー木野:
御社で公表している公表資料だが、その中のPDFファイルだが、これが全部コピーも出来ない状態で保護がかかっているが、非常に使い勝手が悪いので、これはなんとか保護をある程度外して頂けないものかと。

以前の事故前の資料を見ると、コピーぐらいは出来るような状態になっていて、保護がかかっていない法が多いので、事故後に公開されるパラメータ等の資料含めて、現状コピーペーストも出来ない状態なので対応考えて頂けないか?

○松本:
ちょっと確認させて戴く。

○フリー木野:
お願いする。昨日、2号機の大物搬入口の除染作業の結果認識だが、先日、数字はお知らせ頂いて大体3分の1程度、2割から3割程度が落ちていたと思うが、この数字というのは、当初の予定通りという事なのか。成果が出たという話があったが。

○松本:
予定というか、今回、そういった除線方法を試してみて、そういった結果になったということがわかった次第だ。

○フリー木野:
機能の説明だと、成果があったので、今後、3号機でも同じ方法を試していくという話しがあったと思うが、成果があったと言うよりは、そういった単なる結果の一つと、そういう…

○松本:
いわゆる線量が下がったということでは成果があったと思っているので、当然3号機でも応用できると思っている。

○フリー木野:
下がり方は如何か?

○松本:
従って初めてストリッパブルペイントとか、そういったことを試したので、実際には今回こういう結果が得られたということだ。

○フリー木野:
すると実際にストッパブルペイントを使ってどのぐらい下がるというのは、あまり予測値としてはなかった?

○松本:
ハイソウデス。各所でやられているデータはあったが、今回のような原子炉建屋の所で使ったのは過去に一度やったが、上手く行かなかったので改めて今回やった次第だ。

○フリー木野:
わかりました。

○寺澤:
以上で夕刻の会見を終了させていただく。

○松本:
七尾さんの質問にあったクインス2には録音機能はなかったので、音声としては取れてない。

○ニコニコ七尾:
音声機能を搭載して録音する計画は?

○松本:
必要に応じてICレコーダーを積んでみるとか、そういった可能性はあると思う。

○寺澤:
宜しいか?それでは以上で終了する。



~ 終了 19時5分

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