2012年6月5日火曜日

東電会見 2012.6.5(火)18:00 ~ 福島第二の復旧計画の進捗状況、「中期的安全確保の考え方(改訂)」の補正、4号機使用済燃料プール二次系冷却停止トラブルほか

東電会見 2012.6.5(火)18:00 ~

トラブル報告2件。4号機使用済み燃料プール二次系冷却の循環ポンプが過負荷トリップにより停止。確認の結果、モーターの端子台付近に焦げ跡。消防判断は火災ではない。接触不良、絶縁不良によりショートした推測で原因不明、冷却に影響なし。

2件目は1号機の原子炉建屋カバー内の排気フィルター上流部のモニタリング機器に異状発生による停止。出口側のモニター装置は動いているので問題ない報告。原因等の説明なし。質問する記者もなし。作業報告として説明する松本氏。

昨日再び指示値異状示した2号機格納容器温度計は114Aは63.5~64℃、114Dは47.3℃。114F#1は35℃、114H#1は48℃前後で安定。本日の2号機、3号機の原子炉注水量の変更報告はなし。

作業報告は2件。明日から2号機、3号機のトーラス室の滞留水の水位測定とサンプリングを行う。ほか、4号機原子炉建屋の滞留水の水位計信頼性確認のためのメジャーによる実測、補正を明日行うとの事。

上昇傾向にあった1号機水素ガス濃度はB系で0.08%で落ち着き徐々に下がると見てる。福島第一の中期的安全確保の考え方補正、今後発生すると想定される高汚染瓦礫保管のため固体廃棄物貯蔵庫を仮置き施設へ。伐採木の敷地の確保等。

福島第二復旧計画の進捗状況。毎度の地震、津波の影響ない写真てんこもりもり健全性説明。1,2号機で窒素ガス封入圧力の測定点変更による公表データの変動。海底土覆土作業による5号機周辺の海水サンプリング追加、変動ない等。


○プラント

○画像

○モニタリング・サンプリング

○報告

○柏崎刈羽

○報道




■福島第一の状況

○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系つかって注水冷却中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。先日から説明している1号機水素ガス濃度はB系0.08%の指示値で落ち着いてきた状況。2号機格納容器温度計の状況。表形式の資料を配布している。

(資料ない)ベージュ色のぬ、ぬ、ぬ、塗ってあるところが当該の4個の検出器だが、温度が上がってきている114Aは大体63.5~64℃。114Dは47.3℃。114F#1は35℃。114H#1は48℃前後でほぼ安定してきているのかな。引き続き様子を観察。3号機圧力容器下部温度、本日の資料では55.6℃。先週、注水量を1m3/hほど増やしており、その効果でゆるやかに温度は低下傾向になっている。

[使用済み燃料プール]1~4号機とも循環冷却継続実施中。欄外、2号機に対して本日、ヒドラジンの注入を行なっている。4号機使用済み燃料プール冷却を行なっているが、プールの水を直接循環させている一時系と、

その水を熱交換器を通して空冷フィンで冷却している二次系に分かれている。★昨日の20時3分に二次系循環ポンプAが過負荷トリップしていることを確認。現場確認の結果、モーターの端子台付近に焦げ跡を確認。


写真はA4縦の資料「4号機 使用済燃料プール代替冷却系 二次系の循環ポンプ(A)モーター端子箱付近の焦げ痕の状況 http://j.mp/Ktdq2I」写真(http://j.mp/KtdbF4)

左上の写真、灰色の丸いものがモーターの本体。そこに黒いケーブルが電源ケーブル。この電源ケーブルとモーターの本体をつなぐ四角い端子箱があり、そのところが焦げて穴が開いている状況だ。

この左下の写真でいうモーターカバー、端子台の箱の大きさが15cm四方という状況。本件については富岡消防署に連絡し、消防署からは火災ではないという判断。

二次系の循環冷却はその後22時27分にB系を起動しており、プール水温については有意な変動はない状況。

その後、本日、過負荷トリップしたB系の状態確認のため、一旦二次系を全停している。プール水温の上昇率は0.3℃/hとみているが、本日17時の段階でもプール水温は34度という状況だ。一次系が運転しているので然程温度上昇無いものと考えている。

こちらに関しては、端子台の中を中心にA系、B系とも確認していきたいと思っている。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2号機、3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送は継続実施中。6号機タービン建屋溜り水の屋外仮設タンクへの移送は、10-16時の間で実施した。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは運用を停止ている。サリーは高濃度温泉水処理を連続実施中。

[その他]一番下、2号機の原子炉建屋開口部ブローアウトパネルでのダストサンプリングを行なっている。説明が抜けたが、同じく2号機格納容器ガス管理システムでのチャコールフィルタ、粒子状フィルタのサンプリングは併せて本日行なっており、

月末に向けて建屋からの追加的放射性物質の放出量について評価をしていく。作業関係について3件ほど連絡。★1点目。1号機の原子炉建屋カバーに関しては廃棄をしてフィルターを通して外へ輩出しているが、そのフィルターの手前、上流側にある

放射線モニタリングシステムのガスサンプリングをするサンプラーの機器異常が本日発生した。こちらは出口側にモニタリング装置が別途あるので、放射性物質のモニター上、問題があるわけではないが、

この警報の発生が本日、先月29日と30日で3回ほど続いているので、明日、一旦このシステムを停止し、モーターの調査をしていきたいと考えている。こちらのサンプリング装置は、ろ紙を巻き取る形で行われており、

ろ紙を巻き取る際のモーター不調と見ている。★2点目は2号機、3号機のトーラス室の滞留水の水位測定とサンプリングを明日行う予定だ。こちらは先日2号機に関してはサーベーランナーを用いてトーラス室のキャットウォークを一周したが、

その後、今度は人が入り、階段付近で巻尺を下ろし、トーラス室の推移を図ってきたいと思っている。こちらに関しては原子炉建屋は階段室の所から水位計を降ろして計っているが、

建屋側の三角コーナーの水位とトーラス室側で水位の差があるのかどうかを確認したいと思っている。また、2号機に関してはトーラス室の水を市房のプリングして分析に書けたいと思っている。3号機トーラス室の滞留水の分析は4月20日であり、

今回は2号機のみで実施する。★3点目だが、こちらは作業そのものは4号機で行なっている。4号機原子炉建屋の滞留水の測定をこれまで水位計で日々確認していたが、本日、水位計の信頼性を確認するため、改めて水位測定を巻尺を降ろして測ってきている。

結果については明日伝えられると思うが、常時計っている水位計の信頼性が確保されているかどうかについて確認したいと思っている。作業関係については以上だ。


中期的安全確保の考え方

★A4のPP資料1枚、プレス分「福島第一原子力発電所1~4号機に対する「中期的安全確保の考え方」に基づく施設運営計画に係る報告書(その2)(改訂2)および(その3)(改訂)の補正について http://j.mp/KtdPlK 」


それから補正の内容を示す報告書の本文を2冊配布している。この度、施設運営計画の(その2)と(その3)の意地部補正を行い、本日、保安院さまに提出したので、その内容をご紹介させて頂きます。

大きな変更点はパワーポイントにあるのでそちらを説明する。(http://j.mp/LkwXA5)一つは固体廃棄物貯蔵庫に保管しているドラム缶等を一部、固体廃棄物貯蔵庫外のドラム缶等、仮おき保管設備に仮置きするということである。

線量が高いものが今後発生する可能性があり、そちらに現在使用している固体廃棄物貯蔵庫をつかうという事で、現在保管しているドラム缶を一時的にこちら、写真があるが、蛇腹ハウスに借り移動させるということである。

ドラム缶等仮設保管設備のメージ図と書いてるが、大きさは幅13m、奥行き39m、高さ6mだ。仮置きするドラム缶の表面線量は0.1mSv/h以下のものを置くということで、比較的線量の低いものをこちらの屋外に持ち出すことを考えている。

その下。伐採木の一補完エリアを追加、拡大するということで、今後、伐採木の保管が必要になったので、右図で言う所のGのエリア、Mのエリアを伐採木の一時保管エリアとして追加する。これに伴う線量の評価結果は下の記載のとおりだ。


福島第二の復旧計画の進捗状況

本日、こちらを提出させて頂き、この運営計画に従って仕事を進めていきたいと思っている。もう一点、★本日、福島第二の復旧計画の進捗状況ということで資料をまとめているので紹介する。(http://j.mp/Kte1Sf )


福島第二原子力発電所は今年の1月31日に復旧計画をまとめ、この計画に基づき設備の復旧に努めているところだが、4月から毎年月初めに復旧計画の進捗状況について説明しているところだ。本日は5月末現在までの状況について取り纏まったので説明する。

全体の進捗状況は1枚目の青い棒グラフを見るんだ。1号機は5月末現在で進捗率36%、2号機 35%、3号機 69%、4号機100%という状況だ。進捗率の評価の仕方は4ページから表形式になっているが、

全体の升の中にどれだけ青い部分の完了が増えたかという升の数で進捗率を示している。従って2号機と3号機は先月から進捗率が変わっていない状況だが、現在はそれぞれの升を埋めるための仕事を順調に続けている状況だ。

主な作業状況は写真で説明したいので10ページを見るんだ。(http://j.mp/Kte1Sf )こちらは1号機の残留熱除去機器冷却系C系の電動機据付作業だが、3号機は福島第二で見ると北から2つ目のプラントになる。

# 写真で説明したいんだい!

タービン建屋のほうからトラックでモーターを運んできて右の写真になるが、作業員により据え付けが行われている状況だ。最終的には下の写真にあるとおり、本設の機器に据え付けが終わり、試運転等を行うということである。

こういった形で順次仕事を進めていきたいと思っている。同じく11ページ。残留熱除去機器りえ客海水系のC系、こちらは縦型のモーターになるが、こちらを分解、新設したものの据え付けが終わっている。

なお、この写真(http://j.mp/LkBNgW)を拡大するとわかるが、右側の写真にカバーシートが付いているのがモーターになるが、その左側に機器の名前を書いたプレートがぶら下がっている。その中に黒い線が引いてあり、

この線が実際に今回の津波により、水がこのレベルまで来たということを示している線だ。写真を拡大しないとはっきりわからないが、こういった実際に津波が来た所から今回、聞きの復旧に務めている段階だ。

11ページ下の写真は、(仮設)http://j.mp/LkCg2A →(本設)http://j.mp/LkCkPQ 原子炉冷却材浄化系のパージラインの本設かの完了を行った状況だ。復旧計画に基づく復旧状況については以上だが、

12ページからは福島第二の状況ということで、その他の主な作業状況についても併せ低説明させていただく。12ページからが2号機の原子炉格納容器の目視点検の状況だが、こちらは以前紹介させていただいたが、2号機の格納容器の中の点検が終わったのでその状況だ。

# 事故、トラブル報告もこれぐらい丁寧にやれよ。

以前、提供していない写真ということで、13ページ(http://j.mp/Kte1Sf)の上2つ、③と④を見るんだ。比較的格納容器内は狭い状況だが、なるべく広い範囲の状況ということで写真を取っているが、

左側の写真(http://j.mp/LkDYAS)が制御棒駆動水圧計の配管周辺ということで、銀色の配管が何本も立ち上がっていると思うが、こちらがスクラムをする際に水圧で制御棒の下に水圧を送り込む配管だ。

右側の写真(http://j.mp/LkEcIe)がその周辺にある原子炉格納容器の壁のところであり、そこに主蒸気逃し安全源があるが、この辺りの写真を広くとっても今回の事故の際に格納容器の中が大きく変形した、あるいは、

損傷を受けたということはないと確認できるとおもう。その他、格納容器の中は一時的に湿度が高い状況になったので、サビとかアクリルカバーの変色、塗装の剥離といったことがみられている。

続いて15ページ(http://j.mp/Kte1Sf)の状況だ。こちらは主にタービン建屋の状況を示させて頂いた。15ページは南側から北側に向かってタービン建屋を見た写真(http://j.mp/LkFy5Q)だが、

建屋の壁そのものに関しては大きな損傷は受けていない。また、16ページからそれぞれ建屋内のオペレーティングフロア、いわゆるタービン本体があるところだが、こちらも1号機から4号機まで特に大きな損傷等はみられていない。

タービン建屋に関しては地下1階が津波による水の侵入を受けたが、現在、1号機、3号機で見られるように。水抜き、復旧が終わってきている状況だ。また、最終ページになるが、5号機はタービンのケーシングを開放して

中の羽の地震による影響度合いを確認しているところだ。(http://j.mp/LkGc3d / http://j.mp/LkGgjE)こちらは中越沖地震の時にも見られたが、自身が発生した際は定格出力で運転中だったので、

停止するまでの間に、回る羽と止まっている方がこすれて磨耗したところが予想通り見つかっている状況だ。擦れの程度に関しては軽微なものであり、何か羽が損傷して折れるようなものではなかった。資料の説明は以上である。


プラントパラメータ関係、環境モニタリングの状況については既にHPで公表しているが、2点ほど連絡。1点目は★窒素ガスの格納容器封入圧力に関しては本日から1号機、2号機の測定点を変えている。

これまで流量調節弁の下流側から1号機、2号機の圧力を測定していたが、3号機に併せて流量調節弁の上流側から測定するという事で記録が変わっている。従って本日の公表データから値が変動しているので確認するんだ。

もう一点。★海水のサンプリングだが北側の取水口周りでの覆土作業を行なっているのでその関係で海水サンプリングに関しては5号機周辺のサンプリングが追加になっている。(http://j.mp/LkIAHp)

こちらもデータそのものは今まで測定しているものと大きな変動はない状況だ。本日、私からは以上だ。



■質疑

○NHK岡本:
2号機格納容器温度について。一連の大きな変動の評価はそのような評価をしているのか?

○松本:
この評価に関しては基本的に外乱というか、注水量の変更とか、格納容器の窒素ガス封入、あるいは排気量の変更等を行なっていないので、外乱の影響というより、計測器自身がもっている電気的なエラー、混色ではないかと考えている。

こちらは先週も発生し、同じように4つの温度計が2個が上昇、2個が低下という事を見た後、しばらく同じ温度を示して元に戻る経緯がある。

今回、一時的な上昇をした後、しばらく落ち着いている状況だと思っている。今後、温度が下がってくるのか、このままの状況が続くのかは予想が付いているわけではないが、傾向を見ていきたいと思っている。

○NHK岡本:
これは熱電対系の温度計か?

○松本:
ハイソウデス。

○NHK岡本:
このように傾向を示して上がったり下がったりするものなのか?故障の可能性はあるのか?

○松本:
熱電対本体の故障というより、それを中央制御室まで引っ張ってくる中の端子台等で、何か電気的な混触、ようは線が交じり合う事があるとこのような挙動を示す場合があると聞いている。

○NHK岡本:
そうすると横のばらつきもそういった評価になってしまうと?各温度計もこれぐらいの大きな差が出ているが。

○松本:
そうだな。基本的には格納容器の中の温度は45度から50度程度と見ており、以前、2号機に関しては工業用内視鏡を挿入した際に直接温度を計っているので、それとだいたい同じ程度と見ている。

○NHK岡本:
固体廃棄物貯蔵庫内のドラム缶と外への仮置きについてだが、先ほどの松本さんの説明の中で線量の高いものが今後発生するおそれがあるといったが、具体的にどのような作業によってそういった物が出てくるおそれがある、ということを言ってるのか?

○松本:
今予想しているのは、3号機の原子炉建屋上部の梁や崩れた壁等を今撤去工事を行なっているが、そちらの瓦礫が線量が高い見込みであり、それを格納する場所ということで考えている。

○NHK岡本:
わかりました。最後に。報道にも出ているが、東電の社内事故調の調査の中間報告案が概ねまとまっているということで、その中身を見るとこれまで政府事故調が追求してきた1号機や3号機の対応の不手際について終始東電側としては、(http://j.mp/LkLxrv)弁明するような内容が多いが、これに対するコメントは如何か?

○松本:
現在、最終報告書については社内事故調査委員会、及び検証委員会での最終的な取りまとめをしている段階であり、6月中に公表したいと考えている。1号機、3号機の状況については、何か反論するというより、これまで私どもが調査の結果、わかっていることをこれまでどおり述べさせていただいたものと考えている。

○NHK岡本:
その中で1号機だとアイソレーションコンデンサ(非常用復水器)に関する操作の習熟不足や認識不足があったという指摘に対して、東電の報告書案では、すべての電源が喪失した場合の安全装置について検討分析し、

必要に応じて手順書や教育訓練に反映させることが必要だということで、事実上認めているようなことも書かれているが、これについては如何か?

○松本:
報告書に関してどういう記載があるかについては現在取りまとめ中なので、今の段階で何か報告書がどう書いてあるかについては申し上げることは出来ない。

○NHK岡本:
わかりました。ありがとうございます。

○朝日杉本:
4号機のプールのモーターだが、原因はどのようなものかわかっているのか。このような焦げ付きは他のプールでも起こりうるものなのか?

○松本:
原因の推定だが、端子台のところで、

○松本:
こういった焦げ跡、加熱なので、決戦に伴う接触不良が大きな原因ではないかと思う。★接触不良により、ショート、あるいは絶縁不良が発生した結果、こういった加熱をしたのではないかと見ている。

従ってモーター端子カバーを開けた写真(http://j.mp/LkNlRh)が右下にあるが、端子、あるいは決戦の様子を再度確認した上で原因等は究明したいと思っている。他の状況だが、当然A系とB系、動画たポンプがあるので、

同じくA系、B系、それぞれ止めて点検をしている段階だ。また、4号機と同型のものが1号機にもあるので、併せて1,4号機側も調べたいと思っている。

○朝日杉本:
絶縁不良が起こった原因は推定できるのか?

○松本:
これはなかなか、もともとケーブル自身に傷のようなものがあったのか、あるいはケーブルを端子台に取り付ける際に何か傷をつけたり、締め付けが十分でなかったものは考えられるが、その辺は実際に工事をしたものの聴き取りや現場の状況をよく確認したいと思っている。

○朝日杉本:
基本的にに字型の循環ポンプは常に動き続けているということだよな。

○松本:
ハイ。

○朝日杉本:
これで何か動き続けることで過負荷が起こったことは考えうるのか?

○松本:
基本的には低上の状況で動いているので、過負荷になるとすれば、何可燃性の高い流体がきたとか、あるいは他のウエスといったものが混じりこんだということも考えられるが、

今回のように過負荷で一時的にとリップルってんであれば、電気的にトリップするはずなので、端子台が漕げるということになると管理時間的には長い時間がかかったのではないかと思っている。

○朝日杉本:
今回は焦げ付きで火災にならなかったということだが、他の号機で起こった時に周りに可燃性のものがあると火災に繋がる可能性はあると思うが、何か防止対策は考えているのか?

○松本:
当然、こういったモーター類、端子台に近い所に可燃物を置かないのが基本的な対策だし、現場の方もそういった実際のものの配置等は行なっている。

○朝日杉本:
わかりました。ありがとうございます。

○読売三井:
社内事故調の件で確認だが、先ほど行った1,3号機の状況については反論と言うよりも調査の結果わかっていることをこれまでどおり述べさせてもらっているというのは、1,3号機の記述についてはこれまでどおりの記述と変わりないということなのか?

○松本:
何か今までの調査で新事実があるということよりも、1号機で言うとアイソレーションコンデンサの操作実績や、あるいはどのように認識していたかというところだし、3号機に関しては高圧注水系HPCIを止めたところがあるが、

こちらに関しては以前説明したようにディーゼル駆動の消火ポンプの起動を確認した上で代替注水が可能だという判断を元に停止したところに関しては、まあ、説明が変更されることではない。

○読売三井:
見解としても特段変わりないということか?

○松本:
はい。いまのところ。詳しい話は報告書の公表の際にさせていただきたいとおもうが、いまのところない。

○寺澤:
他に質問は? 質問はよろしいか? それでは、質問がないようなので本日の夕刻会見を終了する。



~ 終了 18時32分 (ぶら下がりメイン)

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