2012年6月19日火曜日

東電会見 2012.6.19(火)18:00 ~ 協力企業作業員1名全治3ヶ月事故発生。3号機ガス管理システム蛇腹配管に8箇所の穴。原子炉注水バッファタンク水を冷やす冷凍機設置工事に着手。

東電会見 2012.6.19(火)18:00 ~

トラブル報告1件。3号機ガス管理システムにおいて水素濃度、臨海判定に使用しているPCVガス管理システムのダクトに小さな穴8箇所確認(写真あり)負圧で吸い込まれる状態だったので問題ない認識。テープで穴をふさぐ補修済み。

バッファタンクの水の冷却をするために冷凍機工事始めたとも。注水する水は20℃、7月中旬頃にインサービスとの報告。

4号機使用済燃料プールの建屋カバー設置に向けた地盤改良工事に携わっている協力企業の作業員(50代男性)が地盤掘削に使用する機械の歯の取り替え作業中に指を挟まれ全治3ヶ月の怪我。緊急搬送され診断書はまだ出てないとのこと。

環境モニタリングについては淡水化装置水漏れ関連の海水分析結果の資料のみ配布で特に説明なし。会見冒頭、司会から明日の社内事故調最終報告を15時からここで行うと説明(山崎副社長)福島では同時刻に山口常務が行うとのこと。

○プラント

○環境モニタリング・サンプリング




○東電司会:
本日は先ずはじめに1点、私の方から連絡。明日、6月20日だが、15時よりこちらの会場で当社の事故調査委員会、最終報告書、こちらについて説明させていただきたいと思っている。

15時からの会見では調査委員会の委員長でございます当社の副社長、山崎さまの方から会見をさせて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは引き続きプラント状況等に尽きまして福田のほうから説明させて頂きます。

■福島第一の状況

○東電福田:
[原子炉および格納容器の状況] 注水や温度、圧力、水素濃度の関係は大きな変化はない。1点。ガス管理システムの絵が付いているが、コレ(http://j.mp/MlePXp )を見て頂きながら話をしたい。その下に3号機について書いてある。

★本日、12時19分頃、定例パトロールをしていた当社社員が3号機のタービン建屋1階、熱交換室内に敷設されている3号機PCVガス管理システムのダクト、資料には配管と書いてあるが、配管と言いつつ、実際に損傷があったのはこの写真でお分かりのように、給水加熱器の部屋に入っていくが、丁度その折れ曲がりの部分で音がしていたと言うことを確認している。

蛇腹形状になっているダクトの部分である。写真を見ていただくと左上の写真で手前が原子炉建屋になる。そこから出てきてタービン建屋に入っていった所で丁度折れ曲がって、

# 配管、と、いいつつ、実は蛇腹。なんのフェイク?w 実はおもしろぉーい人かも。

実際のダクト折れ曲がり部分に傷が8箇所あった。この写真のように約10cmの幅に8箇所の傷があった。ここで音が発生していたと。

# どんな音?

このシステムだが右上の絵にあるように原子炉格納容器から配管で引っ張ってきて、実際は注気ファンというのがあり、これで引っ張っているので、当該ファンの入口の所は負圧になっている。負圧にしてガスを引っ張っている構造になっておりまして、

この負圧は維持されていることを確認しているので、外に漏れている状況ではなかったということである。それから、実際の格納容器圧力とか、水素濃度、ガス管理システムの流量は特に変化は見られていないということで、

# ようは吸い込みダクトだから空気が穴から吸い込まれている状況で、そんな音がしてたんでしょうな。吸い込んだ空気で分析結果に影響はなかったと。実は水素濃度はもっと高いのに、高くない分析結果が出る可能性を示唆しているわけでして。

ある意味でインリークだが、微妙なインリークがあったものだと考えております。で、ここに尽きましては、応急処置として粘着テープでここを補修して補修済みである。このような事象があった。

もう一点はここに書いていないが、工事の関係で一つお知らせをしておく。以前、5月28日にお知らせしているが、原子炉注水設備の夏季対策として、今後、注水温度がどんどん上がっていく可能性があるということで、

ここの温度を下げていくための冷凍機を設置しようという事でお知らせしている。そこについて、本日、資機材の準備が整ったということで、現地工事を開始している。で、7月下旬頃にインサービスする予定になっている。

仕組みとしてはバッファタンクという所に処理した水、固まってそれを原子炉に注水をしているわけだが、そのバッファタンクの水を引いて冷凍機で冷やして、またバッファタンクに戻すというような仕組みで温度を冷やしてあげるということで、大体20℃如何に水温を下げて注水をすることを目指しているというものである。その工事が始まったというお知らせである。

[使用済み燃料プール]循環冷却システムそれぞれ運転中。プール温度も大きな変化はない。

ここについては下の注のところ。先日、話したように3号機の塩分除去装置の電気透析装置で膜の劣化があり、そこから溶出した析出物が実際の陽極液流量を閉塞したということでストップしているが、その原因がわかったということで、

析出物を除去して6月15日より試運転をしていた。で、その後確認した所、運転状況に今のところ問題がないということで、本日12時に本格運転に移ったことを宣言している。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]特に変化ないが、6号機において本日タービン建屋から仮設タンクへの移送を実施いているところだ。[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは運転中。サリーも運転中。特に変化はない。

[その他]その他の最後に一点追加になっているが、★★本日10時30分頃 4号機原子炉建屋のカバーリング工事に従事していた協力企業の作業員1名が作業中に指を挟まれるという負傷の災害がおこっている。

# 負傷の災害。どういう日本語だよ… 当然は口が裂けても「事故」とは言わないんだよね。ペヤング、お前もか、って感じ。

これだが、4号機の南側のヤードにおいて地盤改良機、いわゆるボーリングマシーンだが、このボーリングマシーンのケーシングの先端にビットというのがありまして、いわゆる地盤を削孔する先端になるんだが、そのビットを交換するということで、

その取付作業をしている最中に、固定していたケーシングのほうが落っこちてきた、ということで、ビットを持った状態で下の架台との間に両手を挟んでしまったということで、両手を負傷したというような事象である。

# これ、ちょっと、図でちゃんと事故の状況説明してもらわないと。明日の最終報告で有耶無耶に放置されたらやだな。

で、ここにあるように5,6号機の救急医療室で診察した所、怪我の状態は左手指の座礁、中指と薬指、それから右手指の裂傷、ということで人差し指、中指、薬指、小指という状況だったので、救急搬送する必要があるということで、

11時30分に救急車を要請。で、5,6号機の救急医療室で洗浄、消毒の応急処置をしたのち、12時10分にJビレッジに搬送。その後、Jビレッジから総合磐城共立病院へ搬送ということである。

で、身体に放射性物質の汚染はなかった。で、いわき擁立病院での診断結果によると、左手中指中節骨開放骨折。右手擦り傷、ということで全治3ヶ月となっている。まだ診断書は出ていない状況と聞いている。

引き続き、作業環境の改善に努めると共に、協力企業も含めて災害防止に努めてまいりたいと考えている。私の方からは以上だ。



■質疑

○共同たけもと:
一番最後の怪我の事案だが、何が落ちてきてどういう状況で指が挟まれたのかわからなかったので、もう一度説明お願いできるか?

○東電福田:
今、4号機のヤードでいわゆるボーリングをやっている。地盤の掘削、削孔をしている。そこのボーリングマシーンに軽ー慎吾地うものがあって、その先端に歯に当たるビットというのがある。そのビットが消耗したので取り替える作業をしていたと。

で、ケーシングは固定してビットだけ取り替える作業をしていたが、取り替えるビットをもっているところでケーシングが落っこちてきちゃったと。いうことで、ビットを持ったまま、下の架台に挟まれてしまったというような事象でございます。

○共同たけもと:
ケーシングというのは大きさとか重さとか、どれぐらいあるものか?

# おっこちてきちゃった… 事故ではなく、あくまで事象。

○東電福田:
ケーシングについては直径14.5cm、長さ4m。重さが89kgということである。

○共同たけもと:
鉄製か何か?

○東電福田:
そうだな。はい。

○共同たけもと:
それと地面との間に手が挟まった?

○東電福田:
下の架台ときいている。交換するときに架台の上で交換をしていたんだと思うが、下部の架台との間に挟んだと聞いている。

○共同たけもと:
このかたは男性か?

○東電福田:
男性だ。

○共同たけもと:
年代とか分かる範囲で伺いたいが。

○東電福田:
★50代の男性だ。

○共同たけもと:
ありがとうございます。

○ファクタ宮嶋:
案内ははじめて今日聞いたが、15時明日、山崎さんが事故調査委員会の報告頂けるということだが、これは福島ではどういう形でやることになる?東京が明日の3時で、、

○東電福田:
★福島の方についても同時刻で、弊社の山口常務がそちらで会見する予定になっている。

○ファクタ宮嶋:
こちらでされるのは山崎さんと後、どなたが出てこられることになるのか?山崎さんと例の外部の評価の先生方がおられましたよね。懸賞というか、評価を出させる。その方の会見はあるんですか?

○東電福田:
検証委員会の先生方の会見は予定しておりません。

○ファクタ宮嶋:
それはなぜですかあ?

○東電福田:
あの、検証委員会自体は、いわゆる第三者委員会という形ではなく、弊社の事故調査委員に対する意見をいただくという事で、その意見は報告書に全て反映したということで会見は特に必要ない、という意見だ。

○ファクタ宮嶋:
まあ、私はずっと楽しみにしているものですから。やはりけじめだし。東電がしっかりしたものが出てくると期待しておりまして。1週間ほど前に私はお願いしたんですが。やはり現場で71人の方が最期まで頑張っていただいたというのは、

やはり、これは事実だし、その人達の使命感があったことについては、他の調査委員会もそういうことを行っているわけだが、この間の中間報告では別添でトーラスに降りたら長靴溶けちゃったとかですね。いくつか傍証みたいなものがあったが、その部分の説明は、私は薄かったと思うんですよね。

前、お願いしたのは71人の属性ですね。どう言う方が。年齢とか持ち場とか。東電を守った人たちがいたわけですから。そういう話をやっぱりしっかり明日説明して頂けないですかねぇ。それは前回、私は記者会見でも報告書と併せてですね。

要するに71人というのは広報から聞いただけなんですよ。実は71人がどなたか、いるのかどうかも私は知らないんですよね。それはね。やっぱり現体制で東京の本店で色々頑張った方もおられるだろうけど、現地で頑張った方についてはですね。

# 本店と政府は現場の足を引っ張ることしかしてなかった事に… 国は隠すことに精出してたし。ww すごい国。

やっぱもうすこし、その、リスペクトしたほうがいいんじゃないんすかね?本店はね。それはぜひですね。年齢と持ち場と、何処の出身かぐらいはですね。是非、明日の事故調で私は出して欲しいんですけどね。これはお願いですけど、

多分、現体制の幹部の方がそう言う立場でですね。弁明される機会は明日で最後ですから。その分は是非やって頂きたいが。これはお願いですけど。そういうことは考えていただいているのでしょうか?

○東電司会:
調査の結果については明日の会見で山崎さまの方から説明させていただく予定なので、内容については本日は答えは差し控えさせて頂く。

○ファクタ宮嶋:
明日の会見はエンドレスでやるようなものでいいか?どういう考えで?別にエンドレスというのはわからないが、一応、何時間やって頂けるのか。要するに現体制の最後のチャンスですからねぇ。東電さんのいいところも、そらあ、プレアップしたらいいと思うんですけどお。何時間ぐらいやられるおつもりがあるんですかねえ。

○東電司会:
時間で今決めていることはない。15時から始めて皆さんか欄質疑も受けさせていただくという予定で会見を開かせていただくのでご理解いただきたいと思う。それでは質問は?それでは明日の作業予定について案内させていただく。

# 18時からの定例会見を基準にしてございます。(・∀・)

○東電司会:
明日だが、格納容器、及び圧力容器への窒素封入だが、3号機について封入量と排気量のバランス調整のため、ガス管理システムの排気流量の方を18m3/hから8m3/hに流量変更を予定している。

ガス管理システムのサンプリングだが、2号機においてガスサンプリングを実施する予定。本日だが、5号機原子炉建屋において建屋オペブロにおける仮設の除湿機の確認運転を実施。運転状況に問題ないことから本日14時より本格運転を実施している。

以上をもって本日の会見を終了する。



~ 終了 18時20分

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