2012年6月6日水曜日

東電会見 2012.6.6(水)18:00 ~ 冷却停止トラブルの4号機使用済燃料プール17時現在42℃、18時16分二次系冷却再開

東電会見 2012.6.6(水)18:00 ~

本日の会見は質疑中心。水曜日なので水処理週報あり。1号機水素ガス濃度がやや上昇。2号機格納容器温度計は上昇傾向示した114Aが64℃、114Dが47℃前後で推移。低下傾向を示した 114F#1と114H#1 はそれぞれ 35℃、48℃前後で推移。夏場対策の注水量変更の報告はなし。

二次系の循環冷却がトラブル停止している4号機使用済燃料プールは本日17時現在で42℃まで上昇。昨日のポンプモーターが復旧したので18時16分に冷却を再開したとのこと。温度は下がるであろうとのこと。

質疑は6月27日の株主総会と東電社内事故調最終報告会見のタイミングについて。明確な回答一切なし。社内事故調最終報告会見は、毎度のこと同日の数時間前にする公算大。6月27日に山崎退任なので株主総会前であろう事は確か。

5月15日からキュリオンの信頼性向上(ポンプスキッド外付け等)のための改造工事が完了した胸の報告。準備が整い次第、推移を見ながら運転再開するとのこと。明日より1号機の原子炉建屋内で汚染調査を予定。ほか。


○プラント

○モニタリング・サンプリング

○報告

○その他




■福島第一の状況

○松本:
[原子炉および格納容器の状況] 1~3号機まで給水系、CS系つかって注水冷却中。

[圧力容器下部温度、格納容器圧力と水素ガス濃度]記載の表の通り。★1号機格納容器水素ガス濃度 B系0.14%。★2号機格納容器の温度計はベージュ色のところが指示が変化している4点だ。

左側の114Aと114Dが上がっている方で 114Aが64℃、114Dが47℃前後で推移。右側ふたつが114F#1と114H#1 だがこちらは低下傾向になったもの。114F#1が35℃前後、114H#1が48℃前後で推移している状況。

[使用済み燃料プール]1~4号機とも循環冷却を続けているが、★4号機は二次系の運転が止まっている関係でプール温度は若干上昇気味で現在(本日17時)42℃という状況。昨日循環ポンプのBの状況確認のため、

二次系の運転を止め多彩が34だったので、約8℃上昇している段階だ。欄外にあるとおり、本日、端子部の修正作業を実施し、作業は完了している。まもなく準備ができ次第、二次系の冷却を再開するので、

# 冷却は継続してないじゃん。どういう報告の仕方だよ。

使用済燃料プールの温度は低下に転じるものと考えている。昨日報告した端子台のところが焦げた件だが、現場確認をしたところ、端子接続部の施工が不十分であったことが確認されている。こちらは三相交流で結線されているが、

端子の終端部をビニールテープ等で最終的に養生するが、その際に素線が一部はみ出しており、そこで若干ショートしたのではないかと考えている。

[タービン建屋地下溜り水の処理状況 ]2,3号機から雑固体廃棄物減容処理建屋への移送を継続中。欄外だが本日10時18分~17時5分にかけてサイトバンカー建屋からプロセス主建屋への移送を行なっている。

[水処理設備および貯蔵設備の状況]キュリオンは現在運用停止中。サリーは運転継続中。本実水曜日なので後ほど水処理設備の稼働状況について週報の形で報告させて頂く。

[その他]その他工事の状況は大きな変更はないが、★昨日知らせた2号機、3号機のトーラス室と階段室の推移測定の結果が速報で入っているので報告する。

2号機だが三角コーナーの階段室がOP3260mm、トーラス室が3270mmということで10mmの差があった。3号機は三角コーナー階段室 OP3150mm、トーラス室 3370mmということでトーラス室が220mm高い状況だ。

★滞留水のサンプリングは余地通り実施できており、こちらは分析がまとまりしだい報告する。今回の作業は計画線量9mSvに対して最大の者が6.49mSvだった。写真も用意できてるので明日公表できると思っている。

4号機の階段室の仮設水位計の推移確認を行なっているが、30mmほど低い結果が出ている。これについては引き続き継続的に計測、評価していく。

次に水処理週報について。「福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第50報) http://j.mp/Mez0G1」を見るんだ。添付資料1に今週の作業実績。


高濃度滞留水の貯蔵量1~4号機で合計7万9600m3。貯蔵量 プロセス主建屋、高温焼却炉建屋の滞留水は合計2万640m3。今週の処理量サリーのみで 6390m3。稼働率はサリー76.1%(キュリオンは停止中)

# ちなみに先週は高濃度滞留水の貯蔵量1~4号機で合計7万9700m3トン、高温焼却炉建屋の滞留水は1万9930m3、先週の処理量は6370m3。稼働率はサリー74.9%。(キュリオン停止中)

使用済みベッセルは今週2本増えてトータル417本。ハイスラッジも+3m3で増加してるが、アレばの循環運転を行なっており、その際に処理装置内に付着した放射性物質をハイスラッジで回収している状況だ。

★タンクの受け入れ状況。濃縮塩水タンクが14万227m3、淡水けタンクが1万4551m3という状況。濃縮廃液貯槽は5502m3という状況になる。原子炉注水はその下。3780m3であり、全量を水処理設備で処理した水を使っている。

# ちなみに先週、先々週も使用済みベッセル発生なし。ハイスラッジは+6m3。先週は濃縮塩水受けタンクは13万7025m3、淡水受けタンクが 13555m3、濃縮廃液貯槽 5497m3 ですた。

3ページ目表面。来週の予定。引き続きサリーのみの運用を考えている。サリーの稼働率は75%の処理を予定している。採取ページの今後の見通し。2号機、3号機タービン建屋の滞留水予測は引き続きOP3mの所でコントロールしていく。

★一番下の濃縮淡水受けタンクと貯蔵量だが、現在のところ16万トン強の貯蔵量があるが、7月下旬と8月上旬にタンクのリプリス作業に伴いタンク容量が増加する。従って8月上旬以降は20万m3強のタンク容量がある状況だ。

最後になるが、南側放水口のサンプリング結果のPP資料1枚配布。「福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果 http://j.mp/Mez3BJ 」


こちらは毎日測定しているものだが、セシウム134/137、全βに関しては検出限界未満が続いている状況だ。本実、私からは以上だ。



■質疑

○回答佐藤:
広報にお願いする。ピークシフトプランの申込状況に関して。6月1日の高いで130件程度の報告があったが現在はどれぐらいになっているか?

○一杉:
数字は確認させてくれ。

○回答佐藤:
よろしく。その時に併せてその件数のうち、東電社員やグループ企業の社員の申し込みが含まれているのかどうかの確認が出来ればと思う。

○一杉:
申し込みの内訳について案内できるかどうか含めて確認させてくれ。

○回答佐藤:
6月1日の段階のものだが、130という数に東電社員やグループ社員からの申し込みは含まれていたのか?

○松本:
あのう。検針票というか、申し込みが社員がグループ会社の社員かどうかについては区別していないので、そういた集計はしていない。

○回答佐藤:
それで間違いないか?

○松本:
ハイ

○回答佐藤:
東電の社員であっても自由に申し込みことができると。

○松本:
ハイ。勿論です。

○回答佐藤:
★特に今の段階で一版のお客さんを優先するために申し込むのを控えるとか、そういったような指示が出ているということではなく?

○松本:
アリマセン。

○回答佐藤:
わかりました。先月下旬にあった現場取材に関して一部の記者がカメラ持ち込みできないことに関して、苦情件数がお客様窓口にどれぐらい着ていたか確認をお願いしていたが、これはわかったか?

○一杉:
まだ手元に来ていない。

○回答佐藤:
着ているけど今ここにないと?

○一杉:
その数字も含めて確認させてほしい。

○回答佐藤:
わかりました。そしたら一緒に合わせてお願いしたいが、6月になって社員の平均年収のことについての報道があったが、この平均年収に関しての意見というのが広報や相談窓口に何件来ているか、一緒に確認出来ればお願いする。

○一杉:
何処まで案内できるかどうかも含めて確認させてくれ。

○回答佐藤:
わかりました。取り敢えず以上で。

○NHK後藤:
4号機使用済み燃料プールの温度だが、42℃は何時現在の温度になるのか?

○松本:
直近なので17時で結構だ。

○NHK後藤:
そうですね。もう間もなく(冷却)再開ということだが、これで容量もA系と同じという事で、今後、順調に温度は低下していくと見ている?

○松本:
それで構わない。今までの状況から見ると半日から1日程度運転すると10℃程度は下がる予定なので、元の32,33℃程度には下がると思っている。

○NHK後藤:
A系の焦げ跡(http://j.mp/Ktdq2I)について原因の説明を。

○松本:
ケーブルは一本の導線をより集めた構成になっている。それを端子台、ボルト締めだが、そこに巻きつけてボルトで締め付けて接続するが、終端処理が素線毎にバラけると困るのでビニールテーブで養生する。

その養生が不十分だとビニールテープから素線がはみ出て、外壁というか、他の端子台や外壁に当たるとショート、短絡する形になる。それが加熱して焦げ跡になったんではないかと考えている。従って、その端子の接続部をきちんと修正作業を行い、再度繋ぎ直した状況だ。

○NHK後藤:
今後、A系はその辺の修理をした上で、何れA系からB系系に変えていく時期的な目処はこれからになっていくのか?

○松本:
そうだな。こちらに関しては、先ず冷却を再開させた後、作業を開始したいと考えている。

○フリー木野:
今の端子台の養生だが、同じような処理をされているところは他にもあるのか?

○松本:
基本的にはモーターというか、電機品の接続は同じように端子台に関しては処理を行う。

○フリー木野:
そういった所の確認は全部されたのか?

○松本:
取り敢えず今回問題になった4号機A系B系、1号機が動画滝なので、そこの点検は行なっている。

○フリー木野:
そこは問題なかった?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
今回のは養生の施工不漁になるのか?

○松本:
そうだな。端子台の養生が不十分だったことになる。端子台というか、ケーブルの終端処理だな。

○フリー木野:
終端処理はちゃんと絶縁テープで撒いたあったのか?それともただのビニールテープだったのか?

○松本:
勿論絶縁テープで。

○フリー木野:
巻き方がまずかったと言うこと?

○松本:
そうだな。巻き方が緩かったのか、素線がはみ出る形になっていた状況なので、きちんと巻き取れなかったということはあり得ると思う。

○フリー木野:
作業員の手順というか、技量不足なのか、その後の確認不足か、その辺は?

○松本:
その辺はまだわかっていない。基本的には手順としては終端処理をして締め付ける、締め付けた後に確認することになるが、全面マスク等の作業環境なので、十分な養生、確認が出来ていなかった可能性はあると思う。

○フリー木野:
今後、作業員の硬た新しく入ってこられたり、慣れてない方が増えてくると、そういった施工不良というのは増える可能性はあるか?

○松本:
増える可能性は完全には否定しないが、こういった事例があったということは、私どもから元請け企業を通じて周知させていただきたいと思っているので、作業手順の中に反映出来ればと思ってる。

○フリー木野:
わかりました。

○毎日阿部:
4号機の燃料プールの修正作業が完了した時刻を教えてほしいのと、B系のポンプを止めた理由は何だったのかもっかい教えてくれ。

○松本:
こちらに関しては確認する。先ほどということで聞いていたので、正式な時刻は確認させてくれ。B系に関してはAとBあるが、これら両方は動画滝なので、それぞれポンプ、モーターの点検をしたいということで一時的に止めている。

いわゆるプール水温の上昇率が1時間あたり0.3℃なので、作業時間から考えて温度上昇は予想の範囲内と考えていた。

○朝日杉本:
1号機の水素濃度だが、昨日は確か落ち着いたという話を聞いていたが、強になると少しA系で上がっている印象があるが。これは再度上がり始めたということでいいか?

○松本:
あのう、昨日の段階では何時間か、0.08%程度で推移していたので、★少し落ち着いていると申し上げたが、本実の午前5時、11時の段階では若干上昇しているということだ。0.14%と言う事だ。

これ以上 上がるかについては今のところハッキリしたことは言えない段階。5月の大型連休の際は0.14%が最大値だったので、この辺りが上限値かなとは思っているが、格納容器の中は均質ではないと思っているので、これ以上上がる可能性はある。

○朝日杉本:
わかりました。例えばどれぐらいの濃度まで上がるとさらなる対応を検討しなければいけないというものはあるのか?

○松本:
基本的には水素濃度の可燃限界が4%なので、そこまでは大丈夫ということは理屈上あり得るが、今回のように1%に達するような場合だと窒素ガス封入量の変更等、何らかの対策が必要かなと思っている。

○朝日杉本:
ありがとうございます。例えば1%になると高い所では4%に達している可能性はあるというような想定はあるか?例えば濃度はどれぐらい差があるのか予測は付いているのか?

○松本:
以前、施設運営計画を検討した際に、水素ガス濃度のばらつきというか分布が、

○松本:
格納容器のうえのほうが濃い、という解析をしたが、その際でも一番濃いところは4%に達しないということだったので、その辺はもう一回確認させてくれ。それから4号機の使用済燃料プールの冷却だが、★★18時16分に冷却を再開した。

○NHK横川:
推移の調査結果について。先程、2号機、3号機それぞれのOP推移を教えていただいたが、若干推移の違いがあったようだが、それの意味するところはどういうところか教えてほしい。

○松本:
先ず、2号機も3号機もトーラス室のほうが若干高いとみており、

○松本:
当然。漏れてきているのが格納容器からなので、トーラス室の近いほうが高く、その外側が低いのだろうと思っている。ただ、その差が、2号機が10mm、3号機が220mmであり、少し差がある状況なので、その辺は建屋の形状とか、計った場所の違いも考慮して考えたいと思っている。

○NHK横川:
2号機だと殆ど水位に変化がないということで、それが壊れ方の推測につながるか?

○松本:
この調査は当面の目標としてはトーラス室付近の漏洩箇所が何処かというところを見極めるために調査しているので、この差が、漏洩箇所の調査というか、場所にどれぐらい影響があるものなのかは、評価してみないとわからない状況だ。

また、毎日公表している階段室の水位とも若干差があるので、そういった所も含めて評価したいと思っている。

○NHK横川:
汚染水の貯蔵タンクの件だが、8月で20万m3になるという事だが、8月以降はどういうプランだったか?

○松本:
今のところ、タンクの増設としてはまだ、これ以降の増設計画は持っていない。いわゆる地下貯蔵タンクというか、★貯蔵地についてはこの頃になる試験的に水を張って見ることを行う予定なので、そういったことで可能であれば4000トン程度のプラスが出るが、まだ、そこは見込んでいない。

○NHK横川:
正に指摘頂いた地下の検討状況はどうなっている?

○松本:
今は穴を掘ってというか、敷地というか、貯蔵地の造成工事をしている段階だ。

○NHK横川:
~ キキトレズ ~ という状況だな。

○松本:
ハイ。

○フリー木野:
以前伺っていた内部被曝の過去の原因が松本さんの説明だと、全て全面マスクの使用方法を誤ってのものかどうかわからなかったが確認できたか?

○松本:
ハイ。内部被曝の、まあ、3月の段階で被ばく線量が多かった者については、全面マスクの着用が完全でなかったという所とか、あるいは一時的に全面マスクを外してしまったところが原因だと思っている。

○フリー木野:
その後の顔面汚染等の原因というのも、これも全面マスクの使用方法を誤ってのものという事になるのか?

○松本:
顔面汚染の原因については、特に使用方法を誤ったというか、それを取り外す際に、手で口の回り、喉、顎、首の周りを触れたということではないかと思っている。

○フリー木野:
それ以外の原因は東電としてはなかったと?

○松本:
ハイ。今のところそのように考えている。

○フリー木野:
サンプルでとった資料の廃棄基準はなにかわかった?

○松本:
廃棄の基準は2,3ヶ月経過すると廃棄する事で運用している。

○フリー木野:
昨日の件だが、毎日新聞報道であった社内事故調の1号機ICの件だが、

○松本:
新聞報道だ(http://j.mp/LkLxrv)と1号機のICので試験や勉強会をしてきたことが書かれていたが、この事実関係をお願いできるか?毎日新聞がどういうソースを持っているかわからないのでお答えし兼ねるが、ICと研修等については社内の中でやっている。

○フリー木野:
具体的にどれぐらいの頻度で、例えば最後にやったのがいつ頃かというのは分かるか?

○松本:
確認してみない分からないが、当直の班ごとに研修カリキュラムを積んでいるので、そういった中で実施している。また、ICとそのものは毎月1回程試験ということで作動試験を行なっているので、何か操作した経験がないということについては当たらないと考える。

○フリー木野:
毎月一回作動試験しているのか?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
保安院の運転員の方への聞取り調査だと、ICが実際に作動しているのを見たことがないという方がいたと思うが。

○松本:
ハイ。それは実作動の麺だと思うが。いわゆる原子炉が隔離した状況でICが動いた事例は、少なくとも過去20年はないので、そう言う実作動はないということで話したと思う。ただ、毎月1回、弁の作動試験ということで運転中に弁を動かしているので、触ったことがないとか、そういったことはない。

○フリー木野:
試験の際の状況と実作動の状況はどのように違うのか?

# ICの実作動って… ( ゚д゚)ポカーン 

○松本:
試験のIC作動は、入口側に格納容器の内側弁、外側弁、原子炉に戻る方に格納容器の内側弁、外側弁ということで、ライン上は全部で4つの弁がある。その弁を毎月1回、1つずつ実際に全開、全閉してみて操作をする。従って蒸気は流れない状況で弁の作動試験だけを行なっている。

○フリー木野:
便が動くかどうかという確認だけ?

○松本:
ハイソウデス。

○フリー木野:
わかりました。アレバの所から発生していたスラッジだが、現状の所から動かす計画があるようだが、検討状況は今どうなっているか?

○松本:
まだ動かす先の高濃度汚染水用の貯蔵タンクを建設中なので、そちらが完成したら折を見て動かしたいと思っている。

○フリー木野:
いつ頃になりそう?

○松本:
今のところ未定だ。こちらの表にあるとおり、保管容量700m3に対して、現在 592m3だ。まだ、100m3以上余裕があるのと、もう一つは今、ハイスラッジが溜まっているが、上澄みとしたに沈むものを分離すると、もう少減量できるので、現在のところ保管容量はあるともっている。

○フリー木野:
時期が未定なのは動かす時期が未定なのか、動かす先の貯蔵施設を作る完成施設が未定ないのか、どういう意味か?

○松本:
動かす時期が未定という意味だ。

○フリー木野:
作っておいて動かす時期が未定というのはなにか問題があるのか?

○松本:
特に問題はない。今のところハイスラッジの容量上、何か逼迫している状況ではないので、動かす時期が何時まで動かさないといけないという時期的な制限がない状況だ。

○フリー木野:
そうすると次の移送先を建設した理由は何か?

○松本:
今回、ハイスラッジをより安全に確保するために、新しいタンクとして建設したが、繰り返し言うが、今、何か急いで動かす必要がないので時期は未定と申し上げた次第だ。

○フリー木野:
完成時期はいつ頃か?

○松本:
今年の夏だったと思うが、以前、どういう形で知らせたかは確認させてくれ。

○フリー木野:
わかりました。

○回答佐藤:
マスコミが上空から撮影してる写真が時々テレビで報道されたり、新聞に出たりするが、上空からの撮影に関して東電側と事前に何らかの打ち合わせとか、申請しなければいけないとか、そういった手続きは何かあるのか?

○松本:
アリマセン。

○回答佐藤:
マスコミ側が自由に撮っているということか?

○松本:
発電所から3kmという制限があるが、それ以外はない。

○回答佐藤:
そうすると放映、新聞等で報道された現場の上空写真に関して、東電として各防護を利用としてクレームを入れたことはあるか?確認出来ればと思っている。

○松本:
緯度確認させてくれ。

○回答佐藤:
よろしくお願いする。5月下旬の現場公開の時に、4号機プール底部の所で500μSv/hでているので、「早く通り過ぎて」ということがあったことに関してだが、プール底部というか、2階のところのようだが、通常時でもそれだけ線量が高いのかどうか。

○松本:
プール底部の空間線量率は確認させてくれ。ただ、屋外の方が高いケースもあるので確認する。

○回答佐藤:
屋外が高いというと?

○松本:
放射性物質が降り積もった関係があるので、当然、屋外の方が高くて建屋内部が低いケースがある。特に4号機の場合だと炉心損傷をおこしたわけではないので建屋内部は比較的線量が低い。遮蔽も聞いているので、そういった関係はある。

○回答佐藤:
4号機の2階にあたるプール底部のところが500μSv/hという報道だったが、通常時でも同じ場所がそれだけ線量が高いのかどうか。

○松本:
確認させてくれ。

○回答佐藤:
よろしくお願いする。通常時との線量にかなり差があるのであれば、なぜ、そこがそんなに高くなっているのか見解がわかればと思う。

○松本:
通常時という比較デスカ?

○回答佐藤:
同じ場所で通常時がどれぐらいなのか。

○松本:
あ、通常時という意味であれば、事故前?であれば相当低いのは事実だ。

○回答佐藤:
相当というのはどれぐらいか?

○松本:
通常時の当該エリアの線量か?それは確認する。

○回答佐藤:
なぜ、今プールのそこが500μSv/hモデル用ん高さがあるのか、東電として原因はどう考えているのかわかればと思う。

○松本:
ハイ。当然建物が爆発した関係上、外部の放射性物質を中に引き込んでいるせいではないかと思っている。

○回答佐藤:
そうすると外部から引き込んでいるという事だと、他の所も同じぐらい高くなるのではないか?プールの底部で500μSv/hというのは、何処か別に、プールのそこにある燃料というか、そこからのものが遮蔽せずに来ているといったような原因も考えられるのか?

○松本:
そこは1.4~1.8mの鉄筋コンクリートがあるので、使用済燃料があるせいで、そこの燃料が高いということは基本的に通常時もない。したがって建物全体が放射性物質で汚染されている状況なので、全体として高くなっていると思っている。4号機の建物の中がどういう線量マップになっているかは確認する。

○一杉:
先ほど、回答佐藤さんから質問いただいたピークシフトプランの件だが、確認できた数字で6月4日時点でピークシフトプランに加入するとメーターの交換をさせて頂くが、6月4日時点で取り付けが終了しているのは106件という数字が確認できたので伝える。申し込みの仕分けについては、松本が言ったように、社員かどうかという仕分けはしていない。

○回答佐藤:
6月4日で106件というのは、6月4日終了時点問うことでいいのか?

○一杉:
そうだ。

○回答佐藤:
6月4日終了時点の申込件数はどれぐらいか?

○一杉:
★6月3日時点では約230件ということだ。数字としては今それが確認できる数字だ。

○回答佐藤:
東電の社員とかグループ企業の社員を入れると人数としてはかなりいると思うが、特に区別つけなくてこの件数というのは、社員に対してもっと申し込むようにということは何もなしか?

○松本:
ハイ。一人ひとりが判断すればいいことだと思っている。

○回答佐藤:
社としては特に何もしていない状況か?

○松本:
ハイ。

○回答佐藤:
ちなみに松本さんの自宅はどうなのか?

○松本:
個人的なことはお応えしかねる。

○回答佐藤:
ありがとうございます。

○ファクタ宮嶋:
先週も伺ったが27日が株主総会で、後20日だが、この新旧交代の変更で、この20日間の状況がどれぐらい進んでいるのかが1点。そこまでの大きなイベントとして社内事故調の最終報告が纏まると思うが、今のところ20日までにでるのか、

20日以降であれば株主総会と接近してしまうので、20日前には出ると思うが、その辺の見通しを伺いたい。中間報告と違って最終報告はここでも記者会見をすると思うが、基本的には福島、双葉、八市町村に対してなにがしかの説明とういうか、

そういうこともちゃんと考え散ると思うが。それもけじめだと思うが、それも考えているのかどうか教えて頂きたい。

○松本:
先ず引き継ぎだが、新しく会長になる下河辺と私どもの廣瀬さまのほうで定期的に打ち合わせをもって引き継ぎというか、新しい体制について議論していると聞いている。

最終報告書の公表時期だが、こちらは6月中ということで現時点では具体的な日程については未定だ。★★前回の中間報告も同様だが、東京での記者会見の他、フクシマでの記者会見については、現在開催する方向で検討している。

○ファクタ宮嶋:
前回の報告書では、確か別紙という形で発災直後の現地の方の声とか出ていたりしたが、今回の説明も山崎さんだけで、上の勝俣会長や6月27日の前であれば可能だと思うが。

そういう実際に1年数ヶ月経ったんだから、吉田所長は別にしても71人残られた現場で頑張った方の話というのは、一度記者会見していただきたいと私は何度もお願いしているが。是非、現体制で、やはり報告書と併せて一番現地で頑張った人の会見というのは開いていただけないのか?

○松本:
事故調というか、最終報告書の公表の体制についてはどういうかたちで行うかは未定でございますが、当然、社内事故調の委員であります副社長の山崎が中心になって報告させていただきたいと思っています。

○ニコニコ七尾:
今と関連してだが、これは株主総会前に社内事故調の最終報告はされるということで宜しいよな。

○松本:
アノウ、6月中に報告書を公表するということであり、現時点では未定だ。

○ニコニコ七尾:

○NHK山崎:
副社長をトップに幹部8名で構成されていると思うが、新体制で社内事故調のメンバーはどれぐらい残るのか?

○松本:
ちょっと確認する。

○ニコニコ七尾:
山崎さんは退任する?

○松本:
山崎さまは… ちょっと確認してみる。

○ニコニコ七尾:
★なぜ質問したかというと、当然、発表して終わりであればいいが、後々、疑問点なり問題点等があった場合、事故調の引き継ぎがないと答えられないと思うので、そこを確認したかったが。

○松本:
★いわゆる社内事故調が車内事故報告書を最終的に取りまとめた後、報告書の内容をどのようにフォローアップするかについては、まだ未定だ。

○一杉:
山崎は6月27日付で退任を予定している。

○ニコニコ七尾:
もう東電の人間ではなくなると言うことか?

○一杉:
退任を予定している。

○ニコニコ七尾:
そうすると6月中か?

○松本:
株主総会の日だと思う。

○ニコニコ七尾:
★そうすると常識的に考えるとトップの山崎さんがいない報告はありえないので。わかりました。以前も記者の方からあったが、正式名称は分からないが、外部の委員の方、評価委員?

○松本:
検証委員会だ。

○ニコニコ七尾:
その方々の記者会見も要望が多々あったと思うが、この点については?

○松本:
繰り返しになるが、最終報告書の発表をどういう形で公表するかの体制については、現時点でまだ未定だ。

○ニコニコ七尾:
以前の報道時からの検証委員の会見をすべきじゃないのかということは検討はしている?

○松本:
意見としては承っている。社内の事故調の中で検討している。

○ニコニコ七尾:
この会見は日程が決まり次第、この会見で日程を発表してくれるか?

○松本:
この会見かどうかは別にして事前には当然連絡させていただく。

# 会見は開く2時間前に発表します。村の記者クラブの皆さまには事前にお伝えします。特に日経さまには特段の配慮を致します。

○フリー木野:
今の事故調発表の関係だが、以前、12月の時は発表側の当日だったような覚えがあるが。事前に日程というのはわかるのか?

○松本:
どの段階で発表できるか決まり次第、お伝えさせて頂きたい。

○フリー木野:
当日に発表することもありうるということか?

# 発表が決まったら日にち開けて会見開くことは絶対にしない。発表したら即会見。未だ反省の欠片もない。

○松本:
ハイ。アリウルトオモイマス。

○フリー木野:
常識的に考えて副社長が出る会見に当日に日程が決まるというのは、ちょっと考えられないので、事前にきちんと日程を決まった段階で発表していただけないか?

○松本:
ハイ。発表する日時が決まれば知らせる事でこれまでも対応している。

○フリー木野:
事前に発表するという日程がわかる確約はいただけないのか?

○松本:
私どもが最終報告書の最終的な取りまとめが終わり、発表できるということが決定すれば、何時から場所は何処で、発表者は誰で、という事で伝えさせて頂く予定だ。

○フリー木野:
ううぅわかりました。ありがとうございます。

# 会見ではなく、それを発表する日時タイミングをどう決めるかの問題だと松本氏。事故調査の最終報告書会見を何時間前に開くと発表するかが焦点に。毎度の東電重要会見。国民を舐めている。耳揃えて今すぐ税金を返して頂きたい。発表した翌日にやれば済む話。( ゚д゚)

○回答佐藤:
先ほどの上空からの撮影に関してだが、東電社員が事故後、マスコミが上空から撮影するヘリに同情したことはあるか?

○松本:
マスコミさまのヘリに私どもが同情することはないと思う。

○回答佐藤:
現場撮影の時だと核防護上の理由で管理担当の方がついたということだが、上空から撮影した場合はそう言うことはないと言うことでいいわけか?

○松本:
無いと思う。

○回答佐藤:
思うではなくて、

○松本:
★じゃあかくにんするが、無いと思うが確認させてくれ。

# じゃあ確認するが ( ゚д゚)

○回答佐藤:
よろしくお願いする。発電所内のモニタリングポストのトラブルについてだが、5月下旬に西門にある可搬式のものがトラブルが飽きている。トラブルが続いてるのは西門のモニタリングポストだけなのかどうか。

記者発表するかどうかの報告基準というか、そういうものがあると思うが、そういった基準未満のトラブルは、他の場所に設置されているモニタリングポストで起きているのかどうかわかればと思う。

○松本:
可搬式モニタリングポストはここしか無いので、ここで不具合がありお知らせしたものだ。他の常設のモニタリングポストは敷地境界に8箇所あるが、そちらに関しても指示が出なくなったとか、そういうことがあればお知らせさせて頂いている。

○松本:
作業等で指示変動がある場合も同様に知らせて頂いているところだ。

○回答佐藤:
西門の故障原因は水に濡れたことではないかとい事が2週間ほど前の回答だったが、実際の原因はなにか特定できているのか?

○松本:
何回か発生しており、複数の要因があった。一つはコネクタ分に水が侵入して接続不良になった件がひとつ。もう一つは元々テンションというか引っ張り気味にケーブルが敷設されていたので同じくコネクタのところが接続不良になったケースがある。

もう一つはその関係でケーブルを敷きなおしていたということでもう一回不具合が発生したことがある。

○回答佐藤:
基本的には同じコネクタで、

○松本:
同じコネクタかどうかは確認するが、可搬式モニタリングポストの故障になる。

# 結局写真もとってない。いくらでも撮るチャンスはあったのに。写真取るにも被曝するんだよと。頼みもしない復旧、健全関連の写真はしこたま見せるくせに。

○回答佐藤:
コネクタ部分はいくつかあるのか?

○松本:
幾つかある。

○回答佐藤:
写真があるとわかりやすいので、今後も同じ所が起きる可能性があるので、一度出していただけないか?次起きた時のタイミングで結構なので。

○松本:
わざわざ写真が撮る必要があるかについて、作業上必要があればとるが、写真だけを撮る訳にはいかないので、そういう意味では作業の都合に応じて写真が取れれば提供させて頂く。

# 健全性アピール写真は作業上、撮影する必要あるんだな。いったい何のために会見開いとるん?提供する資料は加害者が決めることだと連日開き直る東電会見。

○回答佐藤:
わざわざそのために行くというのではなく、次起きた時に一緒にとって頂ければと思う。

○松本:
従って作業もなるべく現場作業は手短に終わらせるのが作業被ばく上有利なので、写真を撮ることで作業がひとつ増えることであれば避けたいと思っている。

○回答佐藤:
トラブル続きのモニタリングポストのメーカーと型番がわかるか?そうすればこちらでカタログを見るなりしてどういう形のものか確認できるので。

○松本:
以前伝えたと思うが、型式は確認させてくれ。

○回答佐藤:
よろしくお願いする。記者会見を担当している皆さん型の健康状態はどうなのか。コメント頂ければと思う。というのも様子がおかしいのではないかといったような、疲れたいるのではないかという声がこちらに届いており、確認のために聞いて欲しいということなので。

○松本:
ご覧のとおり、至って普通だ。

○回答佐藤:
それでダイジョウブ?

○松本:
ハイケッコウ。

○回答佐藤:
皆さん方は?

○松本:
ハイケッコウ。

○回答佐藤:
わかりました。ありがとうございます。

# いたってふつう。違う意味で普通じゃないけど。

○フリー木野:
★もしかしたら社内事故調の最終報告に出てくるとはお思うが、事故直後に当電車内で炉心の状況に関してシミュレーションをして解析した資料がかなり詳細に、我々に公表された以外の詳細なものがあるということだが、これは社内事故調の報告書に記載して公表されるのか、それともそれ以前に公表されるような考えはあるか?

○松本:
質問の趣旨のものがあるというところがよくわからないが。

○フリー木野:
要するに統合本部内で例えば5月12日に公表された際に、馬淵議員に見せたものであるとか、要するに我々が見ているもの以外に事故直後から東電社内で状況解析してシミュレーションをしたデータというのが、あるようだが。要するにその存在を、

○松本:
どういうものを指摘しているのか分かりかねるが、当然事故の対応の際に熱量等、注水、除熱のバランスから見て水位がどういうふうに変化しているという予測は当然立てているが、その話なのか、マープみたいな物を回しているのかについては当時としてはやっていない。

○フリー木野:
マープは当時はやっていない?

○松本:
ハイ。

○フリー木野:
やってないということか?

○松本:
ハイ??

○フリー木野:
はぁ、

○松本:
従って木野さん野質問にある解析というのが、どういうものを指しているのかがハッキリしないのでお答えしかねるが。

○フリー木野:
カムスの数値から推測を出しただけで、それ以外のマープを回したりとか、それ以外の方法でのシミュレーションは一切やってないということか?

○松本:
シミュレーションも解析もいろんな言葉の定義が広いが、先ほど申したとおり、注水量と崩壊熱のバランスから見て水位がどう下がっていくかとか、そういうふうな、これも解析シミュレーションと言えばシミュレーションだが、

そういうことはやっている。また、カムスのデータから炉心損傷度を見つけるというのは、これは事前にグラフ化してあるので、それを読み取るということをやっている。

○フリー木野:
当時、公表されていたのはカムスのデータから出てきた炉心損傷度合いの数字だけだったが、それ以外の状況というのは?

○松本:
炉心損傷に関しては具体的に損傷程度がどうかと判明したのは5月12日というか、4月下旬から具体的なプラントパラメータを入手してマープによる解析を実施した5月12日の1号機分が最初だ。

○フリー木野:
3月時点ではそういった推測はされていないということか?

○松本:
従って手計算による推測みたいのを指摘されているのか、どれぐらいの話をされているのか、

○フリー木野:
要するに我々に出されていたのが当時のカムスデータからの推測値だけだったので、それ以外のものというのを何らかの形で3月、4月の早い段階で炉心損傷の状況を把握するためにやっていたのではないかと思うが。そういった数値は?

○松本:
様々な方法で炉心状況掴みたいというトライはやっていると思うが、そういった所が最終的にマープの解析結果につながったということだ。

○フリー木野:
マープ以前にやっていたそういった計算、手計算含めての結果は何らかの形で公表されたりはしないのか?

○松本:
アノウ、いわゆる社内の様々なケーススタディーをやっていると思うので、全てを公表していないと思うし、それがどれぐらい信ぴょう性があるのかは検証してみないとわからないが、メモのようなものはあるかもしれない。

○フリー木野:
その辺は事故調の記載にどのようになるかはわからない?ない可能性が高いか?

○松本:
それはなんとも今の段階では言えない。

○フリー木野:
わかりました。

○松本:
回答佐藤さんからあった可搬型モニタリングポストのメーカーだが、日立アロカ メディカル(株)だ。型番がDAM-102だ。

○回答佐藤:
ありがとうございます。

○一杉:
他に質問ないか?最後の作業状況を伝えて終了とする。原子炉格納容器ガス管理システムのサンプリング関係だが、2号機のPCVガス管理システムのサンプリングを実施している。明日、3号機の原子炉建屋上部のPCVガス管理システム出口のダストサンプリングを実施予定。

明日、3号機タービン建屋から雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送停止予定。集中廃棄物処理建屋だが、本実、17時27分より共用ダクトから雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送を開始している。

★セシウム吸着装置は本日、5月15日から実施していた信頼性工事が完了したため試運転を実施している。今後、準備が整い次第、水バランスの状況に応じて起動を検討していく状況だ。建屋内の除線技術開発に向けた現場調査だが、

先日、ロボットによる線量率、線源調査を実施した1号機の原子炉建屋内において、有離性の表面の汚染調査、固着性の表面の汚染調査を開始する予定。以上が今後の作業予定。本日は終了する。


~ 終了 18時56分

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