IWJ Independent Web Journal
5月2日JNESマルウェア感染の件の続報。5台感染、その後19台に感染疑い調査中。感染経路は特定できてないが状況からメール可能性高いと業者の見解。感染経路はUSBではないとの事。根拠は不明。私的には亜種ではなのでJNESを狙った可能性高いと思う。
機密情報のネットワークとは隔離されている説明は前回と同じ。3.17震災後から漏洩始まり、漏洩した可能性のある情報は公開されており気密性の高いものではないが、53人分の外部電力会社等を含む氏名、代表電話番号等の個人情報も含まれるとの事。
具体的に漏洩したA4 1000ページ分は、既にプレス公開されている福島第一プラントパラメータなど。電力会社とは一部た電力含むが殆どが東電とのこと。前回は本年4月11日~5月1日までのログで1回200バイトのデータが約1000回説明だったけど…
○報告
- JNES ★機構内パーソナルコンピュータのマルウェア(不正プログラム)感染の可能性及び外部サイトとの意図しない通信について(続報)(14KB)
- ★福島第一原子力発電所への林野火災についての影響評価に関する報告を受理しました
○その他
- 廃止措置中の日本原子力発電株式会社東海発電所における配管等に係る総点検実施計画の見直しについて報告を受けました
- 実用発電用原子炉に係る平成23年度第4四半期の使用前検査、燃料体検査、定期検査及び一部使用承認に係る機能確認等のための立入検査の実施状況を原子力安全委員会へ報告しました
- 実用発電用原子炉に係る平成23年度第4四半期の工事計画及び燃料体設計の認可実績を原子力安全委員会へ報告しました
- 保安院 電気事業法に基づく溶接安全管理審査(平成23年度第4四半期分)の結果を原子力安全委員会へ報告しました
○関連
■福島第一の状況
○森山対策監:
プラントパラメータから説明する。原子炉注水状況。現時点において特段変更はない。★夏場に向けて注水流量を変更することを度々申し上げ、度々延期をしてきたが、明日、2号機の注水量CS系を0.5m3/h減らし、
3号機給水系を0.5m3/h増やす操作に入る予定。これは2号機の原子炉、格納容器温度計が同じ時間帯に上昇、下降した事象が発生し、その状況を見極めていたが、この温度計は電気的な異状ではないか、必ずしも十分特定できていないが、
実事象、実際に温度が変化したのではなく、温度計そのものの異状であろうと推定。その温度計、全部で4つ温度が変化したものがあり、その中の3つはこれまで監視用に使っていたが、★★参考として監視用から外すということであり、
その上で2号機の流量を少し減らし、3号機の流量をそれぞれ0.5m3/hずつ増やす操作を明日行うということである。温度を変更するので、温度の水位に注意が必要と考えている。それから原子炉格納容器の水素濃度は1号機が少し上下していたが、
本日はA系0.02%、B系0.06%となっている。まだ下がってきている。2号機は0.14%、3号機A系0.17%、B系0.15%ということで、この辺りはあまり変化ない。使用済燃料プールの水温。
1~4号基準に 23℃,24.7℃,23.7℃,31℃となっている。先日、4号機はしばらくプールの冷却装置を止めていたので、前回、ここで説明した6月7日は40℃まで上がっていたが、本日は31℃で温度が下がっている。
4号機のプール関係では、前回、冷却を少し止めた原因が冷却系の二次系ポンプでモーターの端子箱が焦げたということであったが、★本日、モーターを入荷して交換をするということで短時間ではあるが止めて交換する予定だ。
その他の作業。滞留水は2号機、3号機ともタービン建屋地下の滞留水を高温焼却炉建屋に移送中。★2号機についてはこれまでトーラスの水位測定をしていたが、今後、サブレッションチェンバーそのもの、圧力抑制室そのものだが、
この水位測定にチャレンジしていくということで、赤外線カメラを使って外部から温度を見ながら内部の水位が判定できないかということで、これは明日以降、そういう取り組みを行うと聞いている。
★3号機だが、建屋内の遠隔除線のための調査ということで、既に2号機はガンマカメラにおいて放射線レベル調査を行ったが、本日から3号機でもガンマカメラを用いた線源調査を行うということだ。
プラント状況は以上。
■林野火災における火災の影響評価
○森山対策監:
手元に林野火災に関する影響評価ということで資料を配っている。(http://j.mp/LCK9C4) これは本年の2月、3月辺りから林野火災対策ということで保安院からの指示、東電からの対応ということで、これまでも報告、公表してきたが、
その一環として火災対策充実のため火災の評価を行うということで、JNESにその評価を依頼していた。本日、その結果が報告されたので公開させて頂く。本日は火災室長が来ているので簡単に結果について説明申し上げある。
○保安院火災室長なかもと:
(http://j.mp/LCNvoB)1ページを見るんだ。別添という資料が手元になるので、そちらを用いて説明させて頂く。今ご紹介にありましたように福島第一発電所においては林野火災における火災の影響評価というものを、
この2月、3月からも始めて、この期間のない状況の中で幾つかやってきた。その中で福島第一の周辺地域の火災拡大傾向であるとか、これに応じた防火帯の幅とか、散水方法について検討を実施してきた。
大ききく分けて周囲の結果は二つにまとめられると思っている。一点目だが、福島第一原子力発電所立地地域の植生とか地形データを入力し、評価手法を使用して解析した。その結果、非常に限定されたケースではあるが、#
発電所への火災の到達時間の到達目安が得られたということがある。例えば過去10年間の4月の最大風速。この10年間の4月としているのは、林野火災が過去10年間を見ると4月が最も件数が多いという事であるので、
4月の最大風速を用いている。ここで最大風速というのは瞬間最大風速ではなく、★★1日の中の10分の平均の最大風速なので、そういうものが14.5m/秒という非常に強い西風があった場合、通常はこのような事はないが、
これがずっと吹き続けた場合、約2km地点から出荷すると1.3時間、6kmの地点からでは9.5時間で到達する結果が得られているという事である。2点目だが、炎症防止のための防火帯は非常に有効だが、これが林野火災の燃えている部分の火災強度、
★これを火線強度というが、火線強度と大幅に相関関係があるので、シミュレーション結果から火線強度が得られるので、そういう物を活用して防火帯の幅が評価出来ることがわかった。で、そのシミュレーションで得られた防火帯の幅は、
日本でも定説されている防火帯の幅とほぼ同様の値となっていたという事がある。例えば、★今申し上げた14.5mの風速の場合、訳30メートルの防火帯が必要であるという事になっている。この結果を踏まえ、保安院の対応としては3点ほどある。
1点目。今回のシミュレーション結果だが、第一、及び第二の原子炉建屋周囲には既に30m以上の防火帯が確保されているので、一定の防火安全性は確保されていると考えている。
ただ、更なる安全性確保とのためには必要な呼ぼう撒水であるとか、消防活動との有効な方策ついて検討を行う必要があると考えているので、これを行うこととしていきたいと考えている。
2点目だが、今回の検討については時間の関係もあり、福島第一しかシミュレーションが出来なかったので、これを福島第二についても同様に行いたいと考えている。
3点目だが、この結果等を踏まえ、東電に対して発電所周辺のもう堅い機能の充実について、計画的に検討させていきたいと考えている。以上だ。
■JNES パーソナルコンピュータのマルウェア感染(続報)
○森山対策監:
もう一点だが、これは福島の問題ではないが、★★本日14時にJNESから既に公表されているが( http://j.mp/LCL19L)JNES原子力安全機構内のパーソナルコンピュータが不正プログラムに感染し、、外部との意図しない通信を行ったという問題。これは5月2日に既に最初の報告をしているが、本日、続報という事でJNESから公表があった。
# 最初の報告は5月2日の報告。5台の隔離されたネットワークのクライアントPCがマルウェアに感染したという内容で何もわかってない状況。 → http://j.mp/IKsLVw
★★これまで合計で19台。最初の5台を含んで19台が意図しない通信を行っているという事がわかった。それから、この感染したパソコンを介して機構のファイルサーバに格納されていた電子ファイル、これは紙媒体をPDFだが、それが外部に送信され、流出した可能性が高い。
このファイルそのものは保安院のレクで情報共有した資料であるが、内容的にはプラントパラメータのようなものであり、その一部に個人情報が含まれていることが確認されたという事である。
その情報には核物質防護上等の機密情報は無かったと聞いている。JNESでは既に24時間監視体制の構築を実施しているが、まだ調査が終っていないこともあるので、JNESに対しては引き続き状況の確認を進めると共に、
現実において可能な再発防止対策を行って早急にセキュリティー対策の強化をするように口答で指示をしている。私からは以上だ。今、JNESの内容について本日、JNESから来ているので追加的な質問を受ける。先程の火災も含めて質問があればお願いする。
一つ忘れていた。先日、木野さんの方から質問があった東電の会見議事概要だが、保安院にも、今確認された一番早いもので、昨年3月18日から来ていた。どこまでが全部がきているか確認出来ていないが、早い段階から保安院にも情報共有されていたという事である。
私からは以上だ。
■質疑
○NHK後藤:
この前の会見でも出ていた大飯原発の運転再開に向けた場合の特別な監視体制だが、今の時点である程度具体化している部分があれば、その体制がどうなっているか、わかっている範囲でお聞きしたいが。
○森山対策監:
大枠では先日、細野大臣からも説明した内容そのとおりだが、細かい点、実際にどのように検査官を配備するとか、どういうふうに連絡するとか。そう言った実務的なことを今、色々検討しているが、特に今の段階で申し上げるような事はない。
# 保安検査官を配備して事故防げるなら訳ないよ。ガス抜きパフォーマンスも甚だしい。
○NHK後藤:
今のところ何人体制になるとか、まだわからない?
○森山対策監:
どういうタイミングで同検査院を増強していくかとか、そう言う細かいところを今やっているので、何れにしても先日いったが、どういう点を検査していくのかとか、全体、工程についてはもし、そう言った判断がなされれば、また説明させて頂く事になるだろうと思う。
# 取り敢えず増員すると言いながら、はて、何をしようか、今考えています。何やってんの。この人達は。
○東京新聞 加藤:
JNESの件だがPDFが外部に流出した可能性が高いということだが、どれぐらいの分量が流出した可能性が高いと考えているのか?残り14台から流出している可能性はあるのか?あと個人情報ということだが、個人情報とは何か?東京新聞 加藤名前だけなのか、肩書、住所、その他もろもろ入っているのか?
○森山対策監:
JNESからお答えします。
○JNES企画部長 野口:
個人情報については会社の名前、個人氏名、所属だ。一部、会社の代表電話番号が載っているのがある。
★★19台、当面5台の調査だったが、19台その他のものだが、これにつてはまだこれから調査を今行なっている状況なので、流出したかどうかについては今後の調査によるというところである。流出量がどれぐらいかということだが、
○JNES野口:
★およそA4でいうと1000ページぐらいである。以上だ。
○東京新聞 加藤:
その1000ページは情報の中身として概ね世間で公表されている資料なのか?されていないものか?
○JNES野口:
基本的に公表されているものだ。
○ダウジョーンズおおべ:
一般的なことを伺うが、ストレスとの件だが意見聴取会が今週金曜日にあると思うが、一方で新規制機関の審議が国会でどんどん進んでいて、関西だと今後の再稼動について新規制機関にやってほしいという声もあるなか、取り敢えず作業をそれまで置いておく選択肢はないのか?
○森山対策監:
昨年7月の枠組みがあるので、保安院としては引き続き確認作業を行なっていくということである。それで後に安全委員会の方で一次評価について審議頂いていない状況にあるが、
まあ、ストレステストそのものの確認は安全の確認だから、そう行った作業を行うことは安全の向上にもつながると考えているので、保安院が存続する限り作業は継続する考えである。
# 安全でないものに安全と太鼓判を押す既成事実作りの作業が安全につながると保安院。次の寄生先、新規制機関のルールづくりに勤しむ原子力村中心メンバー保安院。彼らのいつものやり口は、自分たちでルールを決めて後の主張の根拠にする事。3大臣合意ルールもそのひとつ。
○ダウジョーンズおおべ:
新しい規制機関が出来た時に終わっていない分についてはいずれにしても引き継いでもらわないといけないということですよね。
○森山対策監:
何れにしても保安院の作業は新しい規制機関にきちっと引き継ぐが、その際のどういう体制かは、新しい組織のもとで検討されると理解している。
○ダウジョーンズおおべ:
世論調査などを見ると新しい規制機関に対する期待が大きい感じがするが、ストレステストと関連して何処が一番現体制と新しい体制と、勿論まだ審議中の訳だが、何が一番違うのか?
○森山対策監:
あくまで今のストレステストは昨年7月の決定の紙にあるようにこの発電所は基本的に法令に基づいて適法に安全の確認がされているものの、保安院に対する信頼の問題もあり、安全性、信頼性の向上を図る観点から安全委員会も確認すると。
# 政府、保安院の主張は事故直後の緊急安全対策で全ての安全は確保されている。ストレステストはあくまでその安全性を証明するためのものであって、既に安全である事に変わりないという主張。事故直後から一貫してこれ。事故直後から原発再開前提に動いてきた政府、経産省保安院。
○森山対策監:
そういうような枠組みとして成立しているので、そこは、あの、まさに、新しい寄生庁ができてより信頼の高い耐性が出来れば、またその中で改めて検討されるものだと思っている。
何れにしても今保安院があるわけだから、その中で、少なくともストレステスト、あくまでも安全確認、安全評価ということなので、専門家による議論も含めてしっかりと確認作業は必要だろうと考えている。
# その経産省の意向で作成したペーパー、自分たちで決めたルールすらうまくいかないとなるとゲーム途中でも平気でルールを変える政府。安全委員会無視して経産省主導の再稼動。安全神話を作ってきたのは他でもない国。政府。やるなら東電だけに押し付けず自分たちの責任をとってからにしろよ。
○フリー木野:
2号機の温度計だが、先程3つが参考になってしまうとうことは、今、監視用に使うのは今後は15個に?
○森山対策監:
格納容器だけだと残り8個だと思う。
○フリー木野:
格納容器だと8こ?
○森山対策監:
はい。
○フリー木野:
これは何処まで減っていく分には大丈夫と考えているか?
○森山対策監:
全体として残っているものに変化があるということがないので、それなりの信頼性はあると思っている。今、圧力容器底部に関しては代替温度計を7月中旬目途に設置する計画があるが、格納容器についてはもう少し時間が掛かるが、代替温度計を整備していく考えであり、できるだけそういった常設の代替温度計を増やせればと考えている。
○フリー木野:
その前に代替の物を設置する前にどんどん落ちていくようになった場合、幾つまであだったら温度が確認できると考えている数字の目安みたいなものはあるか?
○森山対策監:
そこはいくつということはないが全体としての温度、圧力容器、格納容器の温度などを総合的に判断する必要があるが、もし、何らかの要因で、例えば温度が変化したとあった場合に、もし、必要であればだが、これまでも仮設で一度格納容器の中を覗いたことがあり、
そういった所も場合によっては使うことも可能であろうと考えている。格納容器の中は内視鏡調査をした際に温度計で計っているから、そういったことも出来るようには準備している。
○フリー木野:
その場合、従来基準にしていた冷温停止状態の判断基準とは異なる作業とか、判断基準になると思うが、その辺はなにかきちんとした形で整合性を取るような文章なり、何なりできているのか?
○森山対策監:
信頼性向上ということで申し上げると、正に圧力容器のこれまで冷温停止で使ってきた考え方、100℃以下、実際には80℃以下を目処に管理していくわけだが、そのために代替温度計というものを今設置しようとしている。
7月中旬ぐらいには、なんとかなるかなあ、という所まで来ているので、そういったことを追加しながらだが、輝火天気に全体として冷却が問題なく行われてるかどうか、ということ。総合的な判断になるだろうと思っている。
○フリー木野:
そうすると冷温停止状態の時に行っていた底部の部分の温度と言うよりは、別にそれはある意味底部温度がわからなくなっても全体的に下がっていれば、それはそれでよし。そういうことか?
# 都合が悪くなれば自ら定めたルール変更は当たり前。村の専門家が科学的根拠と説明した冷温停止状態の定義すら事故収束宣言直後に破綻。スケジュール、結論ありきのシナリオどおりに。二次ストレステスト結果とIAEAレビューと安全委員会が誤算。
○森山対策監:
底部の温度は大事なので、従って代替温度計を設置するということで、今作業を進めている。
○フリー木野:
もう一度確認だが、大体温度計が間に合わなかった場合の状況は、今は具体的な別の手段は取られていない感じ?
○森山対策監:
今はとにかく毎月必ず温度計の評価をすることなので、もう6月なので後一ヶ月ぐらいで早ければ代替温度計が実現出来ればと思っているので、今の状況からして全てが短時間で信頼性が亡くなることはないと思っているが、何れにしても着実に代替温度計の設置を進めていくということではないかと思っている。
○フリー木野:
勿論、全部が全部落ちるということはないと思うが、これから代替温度計の設置が間に合わなかった場合、例えば、底部の温度がわからなくなる場合は、全部が落ちなくても底部の部分がだめになるということは可能性としてなくはないわけで、その場合の代わりの判断基準はあまり具体的にはないということか?
○森山対策監:
そこは総合的にプラント状態を評価するということなので、勿論格納容器温度計も入るし、先ほど行った内視鏡で見たこともあるから。
そういった所をもう一度使うこともあるし、それから、ガス管理システムも導入しているから。何らかの異常があればいろんなところで検知は出来ると思うが。しかしながら、やはりあの、★代替温度計が一番大事なので、そういった物をしっかり進めていくことかな、と思っている。
○毎日岡田:
JNESの不正プログラム感染だが5月の最初第一報に発表されたときは、個人情報を含み機密情報は流出していないだろうとおっしゃっているが、今回、個人情報が流出されているのを確認されたのは何時なのか?
○JNES野口:
5月2日の日にプレス発表(http://j.mp/LXyMBr)した。その時には私どもも個人情報がどういうものかというのを十分に把握していなかったということもある。ただ、その時にはどういった情報が外に出ていったのか、
具体的には把握していなかった。機密の高い情報、ここに書いてあるが核物質防護の情報など、機微な情報などはネットワーク上、物理的に隔離されている。別のネットワークになっておりますので、そういった意味で核物質防護上の機密情報など
気密の高い情報はないと申し上げたし、そういった中で個人的な情報もないだろうと考えていた。その後、外部の調査機関に詳細な調査を行なって頂いた。そういう中で外部に流出した可能性のある資料というのが特定されてきている状況にあり、
その中で調べてみると、先ほど申し上げた会社の名前であるとか、あるいは氏名であるとか、こういったものが含まれていたということである。
○毎日岡田:
いつ判明したのか?
○JNES野口:
5月末ぐらいだったと思う。具体的な日にちまでは聴取してないが。調査機関からの報告があったと思う。
○毎日岡田:
あとで確認して教えてほしい。
○JNES野口:
わかりました。
○毎日岡田:
今の説明は私が記憶している範囲では違うと思うが、気密性が高い情報としてレベルを設定されていて、個人情報はレベルが高いので、今回流出したと思われる情報の中には入らないという説明をされていたと思うが。
# 前回説明→ http://j.mp/IKsLVw
○JNES野口:
その時は個人情報が何処まで入るのか、多分私も認識していなかったのかもしれない。当時も個人の電話番号や住所であるとか、そういったことまでは情報として含まれていないだろうと考えてはいた。
実際、今回申し上げたように氏名、あるいは会社の名前とうことだが、これも広く個人情報ということなので、これが含まれていることを今回確認をして発表させて頂いたということである。
○毎日岡田:
確認だがそうするとレベル分けをしている説明の中に個人名というのは低いレベルで入っていて、前回好評した時に説明されていた流出しているかもしれない情報の中にはそう言う低いレベルのものは含まれないという説明であっているということか?つまり前回の説明と矛盾していないと?
○JNES野口:
矛盾はしていない。
# 前回の説明って保安院ブリーフィングの話ではないのね。
○読売高田:
★JNESのマルウェアの関係で既にレクがあったのに申し訳ないが、2,3事実関係を確認したい。5台のPCに感染していたマルウェアはどういうものか特定されたか?
○JNES野口:
5台については個人の所有していたパーソナルコンピュータであり、
○読売高田:
マルウェアは何かという質問だ。
○JNES野口:
マルウェアが何かといことについては、新種のものであるとういことは特定している。
○読売高田:
★感染したのが23年3月~7月で去年の話だよな。新種といっても去年の段階で新種であるからして、
# 何かの亜種とかということではない?ますます入手経路が気になる。ある程度の感染力を持ったものなら亜種や一定の分類がある筈だけど。昨年感染、この1ヶ月の調査で該当するものがないのであればJNESに何らかの意図をもって感染させたということに。やはり感染経路が気になる。
○読売高田:
ある程度名前とか付いているはずですよね。今回、専門の事業者に調べていただいたが、専門の事業者の方からの報告によると、これまで発見されていなかったもので、現時点で。と言うことのようである。
○読売高田:
http://j.mp/LCL19L(3)のPCについてだが、これも同じものであり、かつ新しいマルウェア?
○JNES野口:
そういうことだ。
○読売高田:
何れも同じ物に感染していたと?
○JNES野口:
そういうことだ。
○読売高田:
わかりました。感染時期も同じか?
○JNES野口:
感染時期は実際に最初に感染をしたのが5台のうち1台は1月だ。その後感染が広がっていったということなので、時期はそれ以降の時期になる。
○読売高田:
最初が1月、そのあと19台に広がったイメージ?
○JNES野口:
はい。最初は1台が感染してそれが1月。
○読売高田:
中のネットワークで感染していったと?
○JNES野口:
恐らくそうではないかなと思う。
○読売高田:
USBとかではなくて?
○JNES野口:
はい。
○読売高田:
わかりました。ありがとうございます。
# 木馬型ではなくワーム型のウイルス。あるいはハイブリッド。USBでないとするとインタネット経由に。USBでないとする根拠何か。USBメモリは使えないようシステム上で制限しているのか。メール経由なのか、セキュリティーパッチ等は適切だったかとか、ちゃんと報告してくれるのかな。
○時事中村:
JNESの関係で。そもそも最初の一台が感染したのはメールか何かを送りつけられて感染したのか。
○JNES野口:
★これも専門業者からの報告によると、恐らくメールではないかということだ。ただ、メールの特定が今のところされていない。どれかというのがわからない状況だ。ただ、様々な状況から判断するとメールによる可能性が高いということである。
○時事中村:
それは添付ファイルか何かを開いてしまって感染したと。そういうことか?
○JNES野口:
メールそのものか添付ファイルを開いた時か、その辺。どちらかだと思うが、それはまだ判明していない。
○時事中村:
★★個人情報は何人分流出したのか?
○JNES野口:
全部で53人確認されている。
○時事中村:
その53人はJNES職員の個人情報?外部の電力会社とか?
○JNES野口:
そういうことです。y
○フリー木野:
この観戦した19台は全部個人所有のものか?
○JNES野口:
機構の中で個人に割り当てあられたパーソナルコンピュータである。
○フリー木野:
個人所有ではなくて?
○JNES野口:
機構が所有しており業務の中で個人が使用しているものだ。
○フリー木野:
19台全部?
○JNES野口:
そうだ。
○フリー木野:
最初の5台も?
○JNES野口:
はい。
○フリー木野:
最初の1台が1月に感染した以降、3月までの間は何も動きがなかったと?
○JNES野口:
はい。
○フリー木野:
それは確認されている?
○JNES野口:
はい。している。
○フリー木野:
わかりました。マルウェアだが、発見されていなかったもので新しいもので名前がついていないということだが、よく同じような種類のものだと似たような名前の別の名前があり、その後、新しいものがくっついていくようなものがあるが、
○フリー木野:
★★全く名前も何もないというものか?
○JNES野口:
はい。新種のものと聞いてる。
○フリー木野:
類似のものもなかったと?
○JNES野口:
類似のものがあるかどうか、そこまでは聞いていない。
○フリー木野:
わかりました。それは何らかの形で調査した所から発表されているのか?マルウェアの種類等は。
○JNES野口:
発表はされていないと思う。
○フリー木野:
JNES以外にも報告はまだされていない?
○JNES野口:
関係機関には報告をしている。
○東京新聞 加藤:
違う話ですまない。40年廃炉の基準の関係だが、保安院では今現在何をやっているのか?
○森山対策監:
保安院は特にやっていない。保安院は高経年化の意見聴取会等をやっているので、当然、そういった情報、あるいはこれまでの運用等については、情報提供といいますか一般的にやってきているが、特に保安院で基準を作っているわけではない。
○東京新聞 加藤:
これは従来通り新しい規制機関でと?
○森山対策監:
そうです。
○東京新聞 加藤:
知見の収集とか、高経年化の聴取会でと言うことなのか?
○森山対策監:
こう経年化の意見聴取会は個別のプラント評価とあとは中性子脆化の問題をやっているので、当然そういった物は適宜情報提供はあるが、あるいはこれまでのいろんな制度、運用はあるが、特に保安院で今基準を作っていることはない。
○東京新聞 加藤:
★これを突っ込んでやらない理由は何かあるのか?
○森山対策監:
それは基本的に新しい制度は新しい規制庁のもとで作られると認識している。
○読売高田:
★★JNESの関係で。昨年3月の最初に外部送出したのは何時なのか?3月から7月において外部に流出された可能性が高いというのは、最初の3月のいつか?
○JNES野口:
3月17日だ。
○読売高田:
3.11以降だな。
○JNES野口:
はい。
○読売高田:
外部の専門業者というのは先日のJPCERTとは違うようね?業者という言い方してるので。
○JNES野口:
はい。外部のそういったことを専門にしている会社である。
○読売高田:
これは教えていただけないか?どこかというのは。
# 発端はJPCERT(シーサート)からの指摘ですた。
○読売高田:
ウイルス対策ソフトを作っている会社とかですか?
○JNES野口:
★名前はラックだ。
○読売高田:
あ、ラック、わかりました。ありがとうございます。
○共同通信 竹岡:
JNESの関連で。A4で1000ページということだが、中身はどんな中身か?
○JNES野口:
既に公表されているもの。
○共同通信 竹岡:
例えばどんなもの?
○JNES野口:
プラントパラメータなど。プレス発表されたものであるとか、そういうものだ。
○共同通信 竹岡:
プラントパラメータ以外に例をもう一つ。
○JNES野口:
プレス発表資料だ。
○共同通信 竹岡:
昨年7月で流出が止まっているようだが、結果的に何だったのか?
○JNES野口:
どうしてこの間なのかはわからない。
○共同通信 竹岡:
洩れた情報のなかに社名とか個人の所属とかあったが、社名というのはどういう関係の会社か?
○JNES野口:
例えば電力会社であるとか。
○共同通信 竹岡:
わかりました。
○フリー木野:
JNESの関係で。洩れた情報の中に福島第一に関係するパラメータとか、協力企業の名前等は含まれているか?
○JNES野口:
情報の中には福島第一の事故に関する情報は含まれている。先程、プラントパラメータであるとか。
○フリー木野:
★★プラントパラメータは当日のものぐらいのものが全部含まれているということか?
○JNES野口:
全てではない。その何日分かが流出している。先ほど申し上げた福島第一の事故に関する情報で、それは元々先ほど説明があったが、
○JNES野口:
保安院のERCのプラント班において共有されていた情報だ。
○フリー木野:
あの当時はそれでも東電から回ってきた情報全てが会見で公表されて東電も出していないし、全てが公表されていたわけではないと思うが。
○フリー木野:
★★今、おっしゃった全部既に公表されているというのは、その当時に公表されていたものと言うよりは、その後も含めてあとから公表されたものも含めてということか?
○JNES野口:
そういうことになると思う。
○フリー木野:
当時公表されていなかったものも3月17日以降、外に出ていたものがあるということですかね。
○JNES野口:
そこは少し確認する必要があると思う。日にちと実際に公表されたところは。ただ、基本的には公表されていた資料だと思う。
○フリー木野:
★★ちょっと確認だが、基本的にはというのはどういう意味合いなのか?全てが公表されていたものなのか、一部非公表のものが含まれていたのかどうか。
○JNES野口:
例えば先程、プレス資料と申し上げたが、それのドラフト。原案のようなものですな。それが何か語句を修正されて、最終的なプレス発表分になると思うが、そのドラフトも含まれていたということである。
○フリー木野:
プレス資料というのは、プレスに説明するための資料か?それとも我々に配布された配布用の資料か?
○JNES野口:
配布用の資料だ。
○フリー木野:
わかりました。
○読売高田:
すいません何度も。福島第一の事故の資料以外だとどういったものが出ているのか?
○JNES野口:
その他は今のところ確認されていない。
○読売高田:
出ていったのは1Fの事故関連のもの?
○JNES野口:
はい。
○読売高田:
★そうすると電力会社の情報というのは東電の情報ということか?
○JNES野口:
基本的に東電の情報だ。
○読売高田:
他電力のものはあるのか?
○JNES野口:
えっと、他電力も一部ある。
○読売高田:
1F事故関連で他電力情報とはどういう情報なのか?
○JNES野口:
ええ、その他被害があった所が一部含まれていると。
○読売高田:
東日本大震災で被害を受けたプラント関連の情報が出たという?
○JNES野口:
そういうことです。
○読売高田:
女川とか、東海第二とか、ですか?
○JNES野口:
そういうところが一部含まれているということだ。
○読売高田:
わかりました。
○フリー木野:
福島第一関係で確認だが、事故の発災後から現在までに福島第一で日本国籍ではない人、外国の方が何人ぐらい働いていたか、保安院では人数は把握しているか?
○森山対策監:
把握していない。いろんな外国からの設備、アレバもそうだが、来られているので、
○森山対策監:
そこは外国の方も実際に入って作業していることは承知しているが、具体的に何人とか、いうところは承知していない。
○フリー木野:
いわゆる外国からの設備や技術供与で入ってくる人達もいると思うが、普通の作業員に混じって、要するに通常作業員として働いている方がかなりの人数いるようだが、人数は保安院で把握されていないということですね。
○森山対策監:
具体的なところまでは把握していない。当然、なんというか、本人確認は途中からだが、かなり現場では厳密にやるようになったが、保安院で国籍までは確認していない。
○フリー木野:
国籍ではなくても日本人かそれとも海外から来たかというのは、本人確認すれば人数がわかると思うが、報告は上がってきていないと。
○森山対策監:
そう言う報告は上がってきていない。
○フリー木野:
わかりました。
○森山対策監:
他に宜しいか?もしなければこれで終わる。
~ 終了 16時48分