IWJ Independent Web Journal
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○関連 ~ 利益相反学者司会による保安院主催の意見聴取会
- (前半)第17回 発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会 16:30~
- (後半)第17回 発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会 16:30~
■福島第一の状況
○森山対策監:
今日は後に意見聴取会があるので30分早めさせて頂いた。福島第一の状況。★本日14時52分頃、福島県沖で自信があった。福島県での最大震度4だったが、福島第一、福島第二とも異状はなかった。
昨日だが、福島第一2号機の使用済燃料プールの冷却システムが自動停止。保安院からもお知らせしているが、午後2時1分頃、使用済燃料プールのだいたい冷却システムが自動停止したと。現場確認したところ、漏えい等の異状はなかったということである。
原因調査をした所、当日、プールに水を送っている流量計の値を免震重要棟で見られるようにデジタルレコーダーの設置作業をしていた所、配線を誤ってしまって短絡、ショートさせてしまった事が原因だった。
すでに対応をとっており、★本日、4時46分に再起動している。プール温度、停止時は22.9℃、運転再開時の温度は 26.4℃だ。昨日27日、3号機格納容器への窒素封入量を変更している。格納容器への封入量を8m3/h→0に。
現在、圧力容器への封入のみだ。手元のパラメータ表を見ても特に水素濃度に問題があるようなものではない。3号機は現在、A系 0.23、B系 0.22%だと思うが、月曜日と比較すると月曜日はそれぞれ0.21、0.20で殆ど変わっていない。
若干上がっているが、それぐらいの全体としては低いレベルになっているかと思う。その他のプラントパラメータも注水状況、水素濃度、プール温度も安定している。一昨日、1号機のトーラス室の調査をしている。既に東電から説明があったかと思うが、
トーラス室の推移がOP4,000ミリということで、原子炉建屋もOP4000少しで概ね同じぐらいかな、とおもってる。★それから線量が水面付近で 10Sv/hぐらいということでかなり高い数字が検知されている。
一昨日の調査では滞留水そのものは取れていない。また、線量計そのものも途中で故障したという状況でもあるので、今後、また、再調査は検討するということである。まだ決まってはいない。福島第一は以上だ。
■大飯発電所の状況
○森山対策監:
★★大飯発電所の状況だが、昨日は3号機の一次冷却材の漏洩確認試験を行なっている。その際、圧力を16.7MPaまで上げてる。気圧にすると165気圧ぐらいで、通常、若干高めで漏洩無いことを確認している。温度は約100℃ぐらいまで上がっている。
その後、圧力温度を下げて、今、弁の点検をおこなっているという状況だ。また、更に、今晩ぐらいから温度を上昇させていくと。起動に伴う検査を行なっていくという状況である。明日ぐらいには順調に行けば温度は283℃ぐらいまで。
これはポンプの入熱で温度を上げていくが、それぐらいまで上げる予定だ。昨日、大飯発電所3号機で地絡警報があった。これもお知らせしているが、昨日の朝の4時17分に送電線の開閉所で直流電源に関して、設置、
すなわち漏電の発生を示す警報が発報し、その後、5時26分には、その警報は消灯すると。そういった事象が発生をした。特に送電系そのものには以上はなかったが、調査の結果、断路器というスイッチがあるが、それを制御する制御盤の中で
若干の水が見つかったということで、これは推定だが、断路器に電気を供給する電線に水がかかったのではないかと推定。今後の対応としては、雨水、雨水の侵入を防止するための対策、必要な措置を関電で今後行なっていくということである。
# 福島第一の復旧じゃあるまいし、既設の施設で雨水対策ってなんやのそれ… ( ゚д゚)ポカーン
それから今後の予定だが、順調に行けばだが、★★1日には起動になるのではないかと思っている。起動には副大臣も立ち会う予定なので、また、副大臣の大飯発電所訪問日程については、固まり次第、改めてお知らせしたいと思う。
■宿題回答(木野氏ほか、宛)
○森山対策監:
先日、いくつか、質問を頂いている。木野さんは見えていないが。その質問に対する回答だ。★大飯発電所で待機不安定が原因でキャリアリレーの故障で電波が途切れるということで、数十回あったが、1階の事象に対して、このように多いケースはあるのか、
ということであった。確認した所、大部分は1回で終わっているようだが、やはり、関電圏内で電波が途切れるという事象は200件ぐらい発生しているが、そのうち、10件程度は1件につき2,30回、断続的に電波が途切れることがあるということだった。
# 別に保安院が関電の報告内容を精査、確認しているわけではないでそな
★★DOEの航空機モニタリングデータの関係で、これも幾つか質問を頂いていたが、住民説明会でこのデータを使ったのかということだったが、調べた範囲では、特に住民説明会で使用してはいなかった。
また、放射線班での取り扱いということで、これも放射線班にいた者にできるだけヒアリングというか、聴取をしたが、当時は放射線範囲外の班、例えば住民安全班とか、そういう所への共有は。どうもできてなかったと。いうことである。
それから、今回公表させて頂いた資料だが、これは放射線班に残っていたのかということだが、いわゆるこれは(保安院の)国際室と言うところにあったものを公表させて頂いている。放射線版には、今のところ試料は残っていなかったということである。
もう一件、核物質防護秘密監査委員会の委員の方で、利益相反問題について質問があった。この委員の中に電力会社の訴訟、民事訴訟の代理人の方がおられるが、利益相反に当たらないのかという質問だった。
★核物質防護秘密監査委員会というものは、国が行う核物質防護秘密の運用状況、これは監査をするということのために設けられたものであり、具体的には保安院が、定める秘密、核防護物質防護秘密の設定基準とか、
★あるいは、事業者が定めた核物質防護の妥当性に関する保安院の確認状況を監査するということで、保安院に対する監査である。で、この核物質防護の問題なので、基本的に訴訟とは関係性はないと考えている。
★これまで6回、この委員会を開催しているが、基本的には個別の事業者の妥当性を審議するところではないが、もし、個別の事業者に関する事項を審議する場合は、ただの安全審査でも同じだが、つまり、利益相反の問題があるような方がいるとすれば、退席頂くとか、言うような運用をしている。
これは他の安全審査でも同様の運用をしてきている。これは異状だ。それから1点、★大飯の件で。警報の公表範囲について、特に現地のプレスの方と常時監視、緊急対応チームの方で相談させて頂きながら、今、まだ整理をしている。
★★基本的には運転操作を行えば出るような警報や、あるいは検査をすれば、あるいは警報そのものを確認するようなものとか、何か作業をすれば出るような警報。それから自然現象によるようなもの、こういうことについては、基本的には公表の対象外とするということで調整させて頂いている。
多い時には1日にあたり2,000件ぐらいこういったものが、特に、こういう起動時というか、準備時には出るということであり、ええ、勿論、安全に問題があるとか、起動に関わりがあるものは、確実に、あの、公表していくということで、あるが、も、いま、そういった方向で調整させて頂いている。私からの説明は以上だ。質問があればお願いする。
■質疑
○回答佐藤:
古い話で恐縮だが、昨年12月中頃に福島第一に関して海への放出量を法的にゼロとして扱っているという報道があった。それは覚えているか?
○森山対策監:
法的にゼロとはど言う意味でしょうか?
○回答佐藤:
総量規制にかかってしまうので、流出させている量があまりにも多いので、終息するまでの間は海への汚染水流出を法律的にゼロにする、という中日新聞、東京新聞の12月半ばの報道だが。
○森山対策監:
そういう運用はしてない。もし、漏洩すれば、しただけの評価をすると。これまでも海に漏洩したことはある。今年に入っても。そこはきちっと評価し、どれぐらい漏洩したかということは評価すると。
当然、事故後、大気中もそうだが、ある程度まだあるし、例えば敷地境界での追加的な線量。これもまだ、従来の1mSv/y には至っていない状況だが、そこはきちっと下げていく努力もするし、海であってももし何か、そう言う放出があれば評価してゼロにはしないという考えである。
○回答佐藤:
昨年の報道の段階でゼロにしていたとあるが、これは報道が誤りだったと?
○森山対策監:
それはどういう趣旨の?もしかしたら放出量が暦年で1年間の放出量ということでくくっていると、そう言う趣旨のことかもわからない。過去のものをどう扱うかという、、
# 前年度沢山放出したから、もう一切、海へ放出するなよということにはならないムラのための欠陥法律。
○回答佐藤:
年度が変わると一度ゼロに計算され直すという部分に関して。
○森山対策監:
少なくとも今までの法の運用としては年度ごとにどれぐらいかということで規制している。福島第一については、まだ、そういうところまでは至っていないが、少なくとも放出、漏洩等があれば、それはきちっと評価していくという事である。
○回答佐藤:
0として扱っていたということはないということでいいか?
○森山対策監:
ゼロというか、放出量の制限が保安規定も含めて1年間の放出量ということで見ているので、前の年のものが翌年に課されるということは、運用としてはないが、今、まあ、何れにしても法令上、十分守れていない所は全体としてある。
そういうところはあるので、ございますが、すくなくともその、放出、もし万一だな、何らかの理由で漏洩したことがあれば、それはしっかりと評価していく。
○回答佐藤:
わかりました。またこの件別途質問させていただく。取り敢えず以上。ありがとうございます。
○朝日 西川:
先ほど放射線班に(DOE航空機モニタリング)資料が残っていなかったということだが、なぜ残ってないのか?
○森山対策監:
★そこは、わかりません。少なくとも放射線版の人間は、このデータを見たということまでは聞き取りでわかっているが、また、国際室も放射線班に届けたということを言っているが、まあ、なぜかは、そこまではわからない。
今、現時点において放射線班が保有している資料の中にはないと。少なくとも今の段階では見つかっていないということだ。
○読売高田:(名乗らず)
確認だが、以前の会見で出ていたと思うが、これは国際室から放射線班にはメールで行ったのか?手渡しか?
○森山対策監:
メールではないと。メールではない。メールで送った記録は残っていない。聞き取りでは紙媒体であたしたと聞いている。
○読売高田:★★
残っていないというのは、廃棄した可能性もあると?
○森山対策監:
そこは分からないが、少なくとも、もちろんあの、国際室にはきちんと残っているが、あの、放射線版では、今、現在の、その、ファイルの中には見当たらないということである。
○読売高田:★★
受け取った方とか、放射線版の方は、どういうふうに言っているのか?
○森山対策監:
そこは見た記憶があるということまではわかっているし、渡した方も持っていったんだということを言ってますから。
放射線版には確実に情報共有されただろうと。これは今話したように、ファイルの中に資料がないから。あくまでも記憶に頼っているところがあるが、放射線版の中では、放射線には、情報は共有されたと考えている。
○産経大谷:(名乗らず)★★
今のDOEのデータの関係だが、放射線班に渡った後に官邸に渡るとか、保安院の上の方に渡るとか、そこの動きはもう少し詳細にわかったのか?
○森山対策監:
そこはなかったと考えられる。これも記録がないので、非常に難しいが、
# 上の連絡の流れは一切明かそうとしない経産省・保安院の姿勢、政府の昨年の統合会見から姿勢は一貫してる。いずれ事故調で明らかになる、発言すれば事故調査に影響を与えていまうので、とか意味不明な答弁さんざん繰り返した挙句、議事録すらとってない。
○森山対策監:★★★
あの、保安院の中でも幹部には上がっていないと。これも聞き取りだが、且つ、保安院の中のERCの中で放射線範囲外に情報が共有された記録も、証拠も、記憶もない。
従って最も可能性として高いのが放射線版の中、国際室と放射線版の中だけで止まっていたと考えられる。
○産経大谷:
★その放射線版のトップというか、他にも情報を渡す判断を下す人は誰にあるのか?
# 「情報が共有された記録も、証拠も、記憶もない。」日隅さん聞いたら怒るよ。これ。
○森山対策監:
そこは放射線班長とういのがいるが、判断を下すというか、そこはどういうことだったかは、いま、ちょっと良くわからない。明確な判断はどうもしていないようだが。
あまり、この、共有するとか、そう言う意識はなかったようだが。そこは、必ずしもハッキリしないということである。
○産経大谷:
具体的にそれをどうしよう、どうして他に渡そうと思わなかったか、そういうところに対して具体的になんと説明しているのか?その人達は。
○森山対策監:
そこは、あの、あまりハッキリした記憶は残ってない。ようです… ただし、その頃は既にモニタリングデータも出ていてですね。そういう、データ、と比べても決して高いものではないとうこともあったんじゃないか。ということは、関係者、
からは、話からは、推定できるが。当時のことがですね。ハッキリした記憶として、あの、こうだと、言うところまではなかなか行かないというところが現状だ。
○産経大谷:
わかりました。昨日、一昨日のトーラス室の調査関係だが、1号機が10Sv/hで2,3号機が140~160μSv/hと1号機だけ前線高いが、その辺について保安院がどう見ているか。
○森山対策監:
先ず、2,3号機は水面の非常に近いところまでは取っていない。(計っていない)放射線を測定する途中で計器が故障していますから、正しいかどうかわからないが、
仮にだが、仮に、水の中の放射性物質の濃度が、例えばセシウムあたりが10E+6Bq/cm3ぐらいのオーダーなら、10Sv/hまで行かないまでも それに近い値になるだろうと、そう言う計算は、非常にラフな経産だがある。
# 数値よりも計測器の故障判断の妥当性を検証しないのか。保安院は。
従って、ただ、あの、一般的にはタービン建屋の水なんかも、大分、○×△※ 下がってきてますから。今、何処らへんの数字にあるかわからないが、もし、当初の10E+6 Bq/cm3だが、それぐらいの滞留水濃度があれば、
あの、10Sv/hちかい数字が出てもおかしくはない。ただ、あの、線量計、その物が何処まで正しいのかという問題があるので。
そこはもう一度、よく確認をして、で、最終的に水の濃度、汲めていないので、もう一度、そこは検討する必要がある。まだ具体的な最長様では、まだいつ頃とう事までは申し上げられないが以上だ。
○産経大谷:★★
機能の調査で水面の最高温度が水面で37℃ぐらいで、原子炉下部の35℃よりちょっとだけ高い気がするが、理由はあるのか?
○森山対策監:
わかりません。
○産経大谷:
ソッチのほうが暖かいかもしれない、そういうことはないのか?燃料が外の漏れているからそちらが高くなるとか。
○森山対策監:
1号機は燃料のかなりの部分が圧力容器から下に落ちていると考えらえっるので、当然、燃料の、どちらかと言うと下の方に溜まっているものが多いというものが影響しているかどうかわからないが、まだ、原因まではわからない。
○産経大谷:
別件だが、官公庁のHPが Anonymous と言われる方々に、わりと攻撃食らってんですけど。保安院さんは大丈夫すか?
○森山対策監:
えっと、いまのところ、まだそいういうものはないが。そこは、今は、ありません。
# Anonymousと言われる方々。産経さんは大丈夫なん?
○回答佐藤:
作業員の一部撤退に関して。法令的な部分と保安院としての対応、政府としての対応がどうなっているのか確認できればと思っており、原発事故時の作業員が一分撤退せざるを得ない状況が生じた時に、
○回答佐藤:
自己の規模毎に最低何人残さないといけないという、そういった想定は事業者に提出を求めたりすることはあるのか?
○森山対策監:
今はない。
○回答佐藤:
これからそういったことは検討されているか?
○森山対策監:
今は検討していない。新しい法体系の中でどうされるかは、それは新しい着せ委員会の考え次第かも知れないが、今はそういうような仕組みにはなっていない。
○回答佐藤:
現状はこの部分に関しては何も予定もないし、何もしてないということで?
○森山対策監:
今のところはそうだ。
○回答佐藤:
わかりました。その関係で事業者の残留義務というか、事故時に残って作業しなければいけないと。その辺、そういった義務は社会的にあるかと思うが、これは法令上、
特にそういったことがあるわけではないという話を昨年聞いたが、これも現状は特に中変わっているわけではない?
○森山対策監:
残らなければいけないということはないが、当然、危険時の措置とか、そういった事はあるし、安全確保、管理の義務ということは、そもそも入っているから。
そこはしっかりした対応を取られるような、一応、そういうような法体系だと思うが、何人残れとか、そういうことはない。
○回答佐藤:
残らなければいけないという方の定めはあるのか?
○森山対策監:
そのような書き方にはなっていない。
○回答佐藤:
そうすると大飯原発再稼働にも関係するが、安全であるということだが、この辺りの部分は福島第一の事故以前から変わっていないということでいいわけですよね?
事故を起こした時に作業員をどれだけ残すとか、どういった対応を事業者側に求めるとか。安全対策の一環としてそういった部分に何かあるかというと、
○回答佐藤:
特に何かあるわけではない?
○森山対策監:
そういう点では法令上の変更はないが、今回も万が一の場合の、例えば大飯の場合は免震棟はないが、十分対応できるようなスペースとか、そういったことは確認してきている。
○回答佐藤:
具体的に最低限、何人残さないといけないといったようなことは、大飯に関しては確認はあるのか?
○森山対策監:
それは当然必要な人間でですね。
○回答佐藤:
その必要な人間の数等言うのが、事故の状況とか、自然災害との関係であれば、そちらの状況によっても変わるだろうが、そういうったことをイベントツリーをたどっていった時に起きた場合に、こういう状況であれば何が必要だということを電力会社とすりあわせたり?
# シビアクシデントは、というより津波電源以外は全て問題先送り。経産省・保安院のお仕事は現行法令で出来るうちに規制機関が出来るまでの原発再稼働の道筋をつけること。なりふり構わずやりたい放題。大事な時期だし、DOE隠蔽を擁護するメディア。
○森山対策監:
少なくとも今までの所は、ストレステストの中で、大きな地震、津波、ときた場合に十分対応可能かどうかは、人間の数も含めて確認してきている。
今、数字を持っていないが、ちゃんと集まれるかとか、必要なだけの要員が確保できるか、ということは確認してきている。
○回答佐藤:
それは最低限必要な人数という考え方もできることに、
○森山対策監:
ですからそれは、まあ、もし大きな地震、津波が来た場合に炉心損傷にいたらないという事が必要ですから。
それに必要な電源車を繋ぎ込むとか、ポンプを起動するとか、まあ、そういったことにどれぐらい必要か、ということを含めて十分な体制が取られるかどうか、ということは確認している。
○回答佐藤:
その後、炉心損傷が起きたような事故の時の最低限残さないといけない人数はどうなのか?
○森山対策監:
そこは数字として、今は持っていないが、それは当然、必要な人数が確保できるように、それはその時その時で最大限努力をしていくということだ。
○回答佐藤:
そこら辺を具体的に想定した上で何人必要か、細かな数字までは出ていない。求めていないと言うことか?
○森山対策監:
いまは出てない。
○回答佐藤:
今後は出るのか?そのあたり。
○森山対策監:
今回、シビアアクシデントは別途検討しているので、シビアアクシデント対策の中で、今より一層の安全向上というか、観点から法律上も義務付けられるが、
当然、アクシデントマネジメント、もちろん今もあるが、その自称をどう想定するかにより、それを収束させるだけの要因ということはないと、
○森山対策監:
アクシデントマネジメントになりませんから。ま、そういうところは、より精度を高めていくことにはなるだろうと思っているが、まだ、今、シビアアクシデントそのものを検討中だし、そこは新しい法令のものとで、ええ、検討されるということになろうかと思う。
○回答佐藤:
わかりました。ありがとうございます。
○フリー木野:
核防護物質の秘密監査委員会、確認だが、保安院は利益相反にならないという認識か?
○森山対策監:
基本的にはそう考えている。ただし先程も申し上げたが、もし、個別の発電所の、仮に審査をすると、今までそういうことをやってきていないが、そういうことがもしあれば、退席をして頂くことになると考えている。
○フリー木野:
そうすると今までは個別のそういうことで退席したことはないとうこと?
○森山対策監:
ない。ちなみに保安院が内規を作ったのが21年。それまでもほぼ同じような運用はしていたが、21年4月に内規を作っているが、それ以降、2回開催している。2回とも本人は欠席している。
○フリー木野:
ん?ごめんなさい。本人は欠席されているのか?
○森山対策監:
はい。出席されていない。
○フリー木野:
今年は出席されていると思うが。
○森山対策監:
されていないと聞いてるが。
○フリー木野:
24年3月16日の開催は?その辺の出席とか、欠席の状況も不透明だし、元々、秘密委員会自体が核防護物質の内容を透明性を持たせる、あるいは明示的に示すと。それをきちんと監査する場所だったと思うが。なぜそういったことが行われていないのか?
○森山対策監:
議事概要はいずれ、、まだ出ていないかもしれないが、その中にはどういう委員が出席したかはちゃんと載せていく。
それから、この、あの、あくまでも秘密情報というか、核物質防護上の秘密情報のあり方の問題だから。会議そのものを公開するとか、出来ないが、こういう第三者の方に入って頂き、しっかり見ていただくということは大事だろうと思っている。まあ、保安院に対する監査ではあるが。
○フリー木野:
そういう中で年に一会しか開催されない会議に、今回は何人が欠席されたのか?
○森山対策監:
そこは今、情報は持っていない。
○フリー木野:
特に保安院としては21年以降、山内弁護士が出席されていないようだが21日、23日と6階開催の内、半分出ていないが、これは問題ないという認識か?
○森山対策監:
22年度がないんだが、4回中、4回は出ている。第5回、第6回、23年3月と、24年3月は欠席である。
○フリー木野:
23年と24年が欠席?22年はやってなくて、そうすると内規が出来る以前だけ出ていたと。ということか?
○森山対策監:
事実としてはそうになる。
○フリー木野:
元々、その当時に
○保安院山本:
弁護士はそれ以前から代理人をやっていたと思うが、訴訟当事者、事業者の訴訟の代理人を利益相反の内規がある、なしに関わらず、そう言う透明性を本来持たせるための委員会の委員にしたことに関しては、
○フリー木野:
これはど言う経緯で、あるいは問題意識はなかったのか?
○森山対策監:
元々あの、利益相反といいますか、従来から審査の時も取ってきているが、個別の審査案件に対して直接関わっておられるような場合ということで、整理をしてきた経緯がある。
従って一般的に、ま、直接関係性のないようなもの、それから、例えばだが、専門家の中には研究機関の方もいるが、そういった研究機関でも、非経営者なわけですね!多くの場合が。しかしながらそう言う方、
# 経営者じゃないから、その組織に属してる人間でも利益相反には当たらないという経産省・保安院のトンデモ理論。
しかしながら、そう言う方の知見がないと、中々審査が進まないことがあり、従って、あの、直接関わらなければ、そこは、あの、問題ないという、保安院はこれまではそう言う整理をしてきている。
○フリー木野:
あの、細かいことで恐縮だが、大勢いる弁護士の中から、なぜ、山内氏を選定したのが、そう言う理由は明らかにされないのか?
○森山対策監:
それはだな。この分野の制度設計段階から、まあ、それ自体がどうかという意見があるかもしれないが、原子力(むら)について、元々は関わって、非常に知見が豊富だということと、
それから、あの、核物質防護上の制度についても、制度設計当時から関わっておられたということがあるので。あの、まあ、これにかぎらず、多くの原子力の分野で、ええ、この、あの、弁護士の方は、いろんな委員会ンは従来から入っておられたと思う。
○フリー木野:
そうするとその中では事業者の代理人というのは、保安院としては問題視してなかったということですね?
○森山対策監:
少なくともこれまでしてきてない。これまでしてきておりません。
○フリー木野:
してないですか。
○森山対策監:
しておりません。
○フリー木野:
わかりました。
共同通信 竹岡:
多い原発だが、日曜日の原子炉起動時は、保安院としてブリーフィングや対応の予定はあるか?
○森山対策監:
こちらでは特に予定してないが、副大臣が現地に行くので、当然、あの、副大臣のぶらさがりだと思うが、それはある。
それから現地の状況はできるだけ、公開性をもたせるということで、これはなかなか難しい面があるが、大飯発電所の場合は、先ずシースルーといい、中央制御室の外から見れるようになっている。
そこは代表取材という形になるが、4つおもなフェーズがある。起動とか臨界とか。そこは取材をして頂けるよう、今、現地で対応を考えている。
中央制御室の中にも、発電機の併用の時は非常に、あの、作業員の、あの、運転員の動きがあるので、そこは難しいと思うが、それ以外の時は、これも代表取材になると思うが、取材をして頂けるような形になる。
その上で副大臣からのブリーフィング、会見が行われると。先ず、現地では定例であの、朝、夕やっている。
共同通信 竹岡:
すると東京では、特段何かブリーフィングがあるわけじゃないが、現地の方で副大臣のぶらさがりなり、オフサイトセンターの記者会見とか、中央制御室の代表取材があるということか?
○森山対策監:
はい。
共同通信 竹岡:
わかりました。
共同通信 竹岡:
警報公表の件だが、4つほど上がっていたと思うが、もう少し詳しく説明してもらえるか?
○森山対策監:
例えば運転操作に関する警報というのは、運転すれば、ずっと例えば温度、圧力が上がっていくということで、何処かで警報が出たり、す、る、ん、で、す。そういったものですね。
運転操作をすれば自然と出るような警報。それから検査、を、すればですね。ええ、例えばそもそも、その、設定値を確認する検査がある。
# そもそも、それ警報なの?何のために音がなるの? 扱い難しいよね、稼働時はトラブルつきもの、切ったりつけたり出来ないよ、ってことを強調したいし、やり過ぎると、警報鳴りっぱなし当たり前かよ、すぐ止めろ、ということに成りかねないし。
例えば油圧が低くなったら、軸受の油、油圧が低くなれば警報を発信するとか。そういう設定をしているので。あえて検査だから。そう言う扱いを低めにする。
こういうことはある。それから、作業にともなって発信するものという、ことだが、例えば蒸気発生器なんかで、マンホールと言っているが、中は蓋を開けて中にはいったりするので、そういう場合に発信するような警報がある。
自然現象ということで、例えば大飯発電所だとクラゲが結構来る。そういったときに魚塵というか、そう言うゴミを取る、こういう時も当然、警報が出るので。
ええ、そういった倍は、あの、対象外にしたいと考えている。設備としても、例えば淡水化装置とか、これは飲料水を作るようなもの、純水を作るようなものだが、★★このようなものについては対象外としたいと考えており、ま、す。
共同通信 竹岡:
そうすると、これまで確か2回、警報機作動でリリースがあったと思うが、その2件はこの基準で行くと公表されることになるのか?
# 都合が悪くなればルール変更当たり前。トラブル発生したらつぶさに報告、情報の公開性を強調してダメなら公開する情報限定。何が危険で危険でないか判断出来る情報を提供する気ない。包み隠さず出してその都度説明すべき。国際的な基本原則すら無視。アリエナイ
○森山対策監:
えっとですね。2回目はされる。1回目はですね。まあ、これは結果的にだが、あの、待機状態で発信している、ということで、まあ、整理としてはですね。あの、ええ、まあ、別扱いという、あの、対象外というふうに掲げはしているが、
# なんでそんな、発生する警報をそんなに一生懸命整理しようとするの。なんでそういときだけ、そんなに一生懸命なの。わからないよ。
これはあの、一応あの、これもあの、現地のあの、記者の方から色々と意見を頂いておりまして。まあ、あの、まあ、何といいますか、再発というようなことであれば、それは、あの、定例の会見でいいので、あの、情報は提供してくれということは、
# だからなんで記者クラブメディアの意見で公開する情報を決めるん??
○森山対策監:
現地では、要望は、あったと!、聞いている。
共同通信 竹岡:
その基準で公表されることになるのはいつからになる?
○森山対策監:
えっと、あの、すぐ、いま、あの、そういう、我々はそう言う考え方で、いま、既に、あの、運用しているつもりなんです!
というのは、あの、もし、あの、全部の警報ですと、大飯時では2000件、様々な警報が中央制御室についているということだから、そこは基本的にはええ、まあ、この、起動に関する、まあ、トラブル、にちかいようなもの、という整理だ。
元々保安院では、ええ、法令報告とか、あの、運転上の制限の逸脱とか、そういうことに限っておりましたし、あの、事業者は、また、あの、地元、自治体とのですね。あの、約束の中でもある程度、もう少し広めに、あの、情報公開をしてきているが、
# きびしくするからええやろ、な、ええやろ、で渋々みとめても、後からこうやって、説得に使ったルールを撤廃する。ずっとその繰り返しの経産省・保安院。経済直結、地域住民。交付金。もはや地元だけの問題じゃないのに。
まあ、それに加えて、ええ、まあ、細かいところもしっかり公表してくという考え方はもっている。ただし、作業は、当然ですね!作業をすれば、出てくるようなものは、これは、あの、まあ、除外、をして、ま、すでにあの、しておりますけども、
# ホント分かりやすい森山対策監。意味もなく説明が長い。
中身そのものは、今、ちょっと整理しておりますので、ええ、現地では、早ければ今日ぐらいに少し整理ができるんではないかと思うが。あの、やはり、現地の方でですね。よく意見を頂きながら、あの、日々の、あの、対応もあるので。整理させて頂いているという状況にある。
共同通信 竹岡:
地元のプレスとか、そういうことで了解が取れているということか?
○森山対策監:
そう言う調整を今している。まだ最終的なところまでは至っていないようだが。
共同通信 竹岡:
有難うございました。
○フリー木野:
先ほどの件で確認だが、そうすると今の内規に照らしても山内弁護士は利益相反に当たらないということで宜しいか?
○森山対策監:
そう考えている。
○フリー木野:
わかりました。先ほど個別の審査の場合がもしあったとしたら、そう言うかたは堆積するという話があるが、現状は個別の審査は基本的には先程の話でもそうだが、無いわけで、そうするとこういったヤマ宇一弁護士のような方は、もし委員会があった場合は全部退席ということになるのか?
○森山対策監:
いえ。個別のそういう具体的な個別の発電所の、電力会社の案件を何か確認するということがあれば、そこは退席頂く事になる。
私も安全審査課長として、以前、審査していたが、そういう場合も先ほど言ったように専門家だが、自分の所属する研究機関の施設、こういうことがたまにありますから。例えば1日会議をやっていて、その部分は外していただくことはあった。
○フリー木野:
わかりました。
○森山対策監:
はい。他にないか?なければこれで終わる。また、副大臣の現地訪問については、確定次第、お知らせする。
~ 終了 16時15分(45分)